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元スレ妹友「お、お兄さんをわたしにくださいっ!」妹「あ゛?」
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隣「ただいまー」
隣弟「お、おお、お帰り……」
隣「ん? どうしたのよ、どもっちゃって?」
隣弟「いや、だって、姉ちゃんが朝帰りなんて……。
お、男?」
隣「ち、違うってば!」
隣妹「じゃ、じゃあ、まさか、お姉ちゃんまで……」
隣「そういう意味の違うじゃない!」
隣妹「う、うわーん!」
隣「ちょ、ま、待ちなさいって!」
隣(あぁ、今日は大変なことになりそうだ)
隣弟「お、おお、お帰り……」
隣「ん? どうしたのよ、どもっちゃって?」
隣弟「いや、だって、姉ちゃんが朝帰りなんて……。
お、男?」
隣「ち、違うってば!」
隣妹「じゃ、じゃあ、まさか、お姉ちゃんまで……」
隣「そういう意味の違うじゃない!」
隣妹「う、うわーん!」
隣「ちょ、ま、待ちなさいって!」
隣(あぁ、今日は大変なことになりそうだ)
兄「ただいまー」
妹「お帰りなさいませ、お兄様。
私が心配にして夜遅くまで探していたというのに、連絡の一つもよこさずに朝帰りですか……うふ、うふふふふ」
兄(い、妹の背後に、修羅が見える……)
妹「うふっ、うふふふふっ! 堪忍袋の緒が切れるとはこのことですか……いくらお兄様でも、こればかりは許し難いですねぇ。うふ、うふふっ!」
兄(ヒっ!)
妹「うふ、うふふふふ、うふふふふふふっ、うふっ!」
兄「ちょ、ま、待って、ね?」
兄(あ、あぁ、今日はた、たたた大変なことになりそうだ……)
妹「お帰りなさいませ、お兄様。
私が心配にして夜遅くまで探していたというのに、連絡の一つもよこさずに朝帰りですか……うふ、うふふふふ」
兄(い、妹の背後に、修羅が見える……)
妹「うふっ、うふふふふっ! 堪忍袋の緒が切れるとはこのことですか……いくらお兄様でも、こればかりは許し難いですねぇ。うふ、うふふっ!」
兄(ヒっ!)
妹「うふ、うふふふふ、うふふふふふふっ、うふっ!」
兄「ちょ、ま、待って、ね?」
兄(あ、あぁ、今日はた、たたた大変なことになりそうだ……)
妹「まったく、お兄様は一体誰とナニを……いや、何を……あ、メールですね」
『昨日、映画館の前で兄先輩に妹友が抱きついてたよー。
いや、妹友も見かけによらず、やるよねー。
このままだと、愛しのお兄様が取られちゃうかもよ?
なんちゃって、あはは』
妹「…………へぇ、妹友ですか、成程……」
『昨日、映画館の前で兄先輩に妹友が抱きついてたよー。
いや、妹友も見かけによらず、やるよねー。
このままだと、愛しのお兄様が取られちゃうかもよ?
なんちゃって、あはは』
妹「…………へぇ、妹友ですか、成程……」
今日はここまで。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
―翌日―
隣「おはよー」
妹友「うん、おはよう」
隣「あ、一昨日はごめんね? 急にいなくなったりして」
妹友「うん、気にしてないよ」
隣「……何読んでんの?」
隣「おはよー」
妹友「うん、おはよう」
隣「あ、一昨日はごめんね? 急にいなくなったりして」
妹友「うん、気にしてないよ」
隣「……何読んでんの?」
妹友「これっ!」
隣「……犬の雑誌?
あれ? アンタ、犬そんなに好きだったっけ?」
妹友「あー、この子可愛いなぁ。あっ! この子イケメンさんだぁ」
隣(な、何か、背筋がぞわぞわする……)
隣「……犬の雑誌?
あれ? アンタ、犬そんなに好きだったっけ?」
妹友「あー、この子可愛いなぁ。あっ! この子イケメンさんだぁ」
隣(な、何か、背筋がぞわぞわする……)
妹「お兄様。まことに名残惜しいのですが、妹めは教室に戻らなければなりません」
兄「うん、遅れないようにね」
妹「お兄様がそうおっしゃるのなら、妹は時さえ遡ってみせましょう!」シュタッ
兄「大げさだなぁ」
女(…………)
兄「うん、遅れないようにね」
妹「お兄様がそうおっしゃるのなら、妹は時さえ遡ってみせましょう!」シュタッ
兄「大げさだなぁ」
女(…………)
女「あ、あに」
兄「ん? どうしたの、女ちゃん?」
女「し、しすこんもたいがいにしなさいよっ!」
兄 ジー
女「な、なによ?」
兄 ナデナデ
女「!! な、なでるな!」
兄「ん? どうしたの、女ちゃん?」
女「し、しすこんもたいがいにしなさいよっ!」
兄 ジー
女「な、なによ?」
兄 ナデナデ
女「!! な、なでるな!」
兄「あ、ごめんごめん」ナデナデ
女「て、てをとめてからいいなさいよっ!」
兄「わかった」ナデナデ
女「てをとーめろー!」
女「て、てをとめてからいいなさいよっ!」
兄「わかった」ナデナデ
女「てをとーめろー!」
―次の休み時間―
女「あに! こんどこそ――やっ!」
兄 ナデナデ
女「な、なでるな!」
兄「ごめんごめん」ナデナデ
女「このっ……やっ!」ダッ
兄「あ……」
女「あに! こんどこそ――やっ!」
兄 ナデナデ
女「な、なでるな!」
兄「ごめんごめん」ナデナデ
女「このっ……やっ!」ダッ
兄「あ……」
女「い、いちいちなでないでよっ!」
兄「あはは。いやぁ、丁度いい位置に頭があってさ」
女「ひ、ひとがきにしていることを……もうしらない!」テクテク ズドッ
兄「だ、大丈夫!?」
女「い、いたい……」
兄「あはは。いやぁ、丁度いい位置に頭があってさ」
女「ひ、ひとがきにしていることを……もうしらない!」テクテク ズドッ
兄「だ、大丈夫!?」
女「い、いたい……」
兄「……あ、擦りむいちゃってるよ……はい、絆創膏」
女「あ、ありがと……べ、べつにたのんでないしっ!」
兄「僕が勝手にやってるだけだから、気にしないで」
女「……まぁ、そういうことなら……」
兄「あはは。よしよし」ナデナデ
女「はにゃぁ……な、なでるな!」
女「あ、ありがと……べ、べつにたのんでないしっ!」
兄「僕が勝手にやってるだけだから、気にしないで」
女「……まぁ、そういうことなら……」
兄「あはは。よしよし」ナデナデ
女「はにゃぁ……な、なでるな!」
兄「何か、こういうのって新鮮だな」
女「な、なによ」
兄「うちの妹はしっかりしてるからさ、あんまり手がやけないんだよね。
女ちゃんみたいな、ドジで可愛い妹を世話するのってちょっと憧れてたんだ」
女「かわいい……ば、ばかっ!」
妹(…………)
女「な、なによ」
兄「うちの妹はしっかりしてるからさ、あんまり手がやけないんだよね。
女ちゃんみたいな、ドジで可愛い妹を世話するのってちょっと憧れてたんだ」
女「かわいい……ば、ばかっ!」
妹(…………)
妹(ど、どういうことですか!?
お兄様は、清楚で素直な女性が好みなはずです。だから私は言葉使いや仕草を徹底的に……。
いや、そんな2年と2ヶ月と11日と1時間と39分と13秒も古い情報などを当てにしていてはいけません! 妹失格です!
妹ならば、お兄様のご希望に答えなければっ!)
お兄様は、清楚で素直な女性が好みなはずです。だから私は言葉使いや仕草を徹底的に……。
いや、そんな2年と2ヶ月と11日と1時間と39分と13秒も古い情報などを当てにしていてはいけません! 妹失格です!
妹ならば、お兄様のご希望に答えなければっ!)
―昼休み―
隣「……で、何であたしに相談するって結論にいたったわけ?」
妹「隣は妹がいるではありませんか」
隣「まぁ、いるけどさ」
隣(兄先輩とお昼……)
隣「……で、何であたしに相談するって結論にいたったわけ?」
妹「隣は妹がいるではありませんか」
隣「まぁ、いるけどさ」
隣(兄先輩とお昼……)
隣「つか、兄先輩のお弁当は妹が持ってるんじゃないの?」
妹「先程お兄様に渡してきたので、問題ありません」
隣「!!」
隣(い、妹が、兄先輩と一緒にお昼を食べないなんて……ほ、本気なんだ。
こ、これは、いつも命とか大切なものとかが聞きに晒されているとはいえ、一応友人としては協力してあげないと……)
妹「先程お兄様に渡してきたので、問題ありません」
隣「!!」
隣(い、妹が、兄先輩と一緒にお昼を食べないなんて……ほ、本気なんだ。
こ、これは、いつも命とか大切なものとかが聞きに晒されているとはいえ、一応友人としては協力してあげないと……)
妹「これまで私はお兄様が清楚で素直な女性が好みだと思い込み、そのようになったわけですけど――」
隣「いや、アンタは清楚でも素直でもないって……いや、そんなバカな! みたいな顔されても」
隣「いや、アンタは清楚でも素直でもないって……いや、そんなバカな! みたいな顔されても」
隣(でも、そっか……兄先輩、清楚で素直な人がタイプなんだ。
……一体、何であたしなんかを……。
ううん! そういうこと考えちゃだめ! 兄先輩を信じるって決めたんだから)
妹「わ、私はどうすればよろしいのでしょうか?」
隣「うーん、妹友とかそれっぽいキャラじゃない?」
妹友「♪♪~」
……一体、何であたしなんかを……。
ううん! そういうこと考えちゃだめ! 兄先輩を信じるって決めたんだから)
妹「わ、私はどうすればよろしいのでしょうか?」
隣「うーん、妹友とかそれっぽいキャラじゃない?」
妹友「♪♪~」
妹「あ、アレはもうだめです。他に方法は――」
隣「え、な、何で!? 妹友? どうしたの?」
妹友「お馬さん~♪」
隣「!!」
妹「そんなことはどうでもいいので、何か――」
隣(ヒ、ヒイッ!)
隣「え、な、何で!? 妹友? どうしたの?」
妹友「お馬さん~♪」
隣「!!」
妹「そんなことはどうでもいいので、何か――」
隣(ヒ、ヒイッ!)
隣「じゃ、じゃあ、その女先輩? だかの真似をすればいいんじゃない?」
妹「……まぁ、それが無難な所ですかね。
相談に乗って頂き、ありがとうございました」
隣「あはは、何言ってんの。あたし達は友達なんだから、遠慮なく頼っていいって」
妹「はい。では、また放課後もお願いします」
隣(しまった!)
妹「……まぁ、それが無難な所ですかね。
相談に乗って頂き、ありがとうございました」
隣「あはは、何言ってんの。あたし達は友達なんだから、遠慮なく頼っていいって」
妹「はい。では、また放課後もお願いします」
隣(しまった!)
―放課後―
兄「隣ちゃん、一緒に帰らない?」
隣「あ、ああ、兄先輩。
すいません、あたし、今日は部活が……」
兄「そう? 頑張ってね。
じゃあ、妹ー」
妹「あ、すみません、お兄様。
私も今日はちょっと用事が……」
兄「あ、そうなの?
わかった、先に帰ってるね」
妹(あ、あああ。お兄様のお誘いを断ってしまいました。
……いや、しっかりするのです、妹!
これも、全てはお兄様のため! 心を鬼にするのです!)
隣(妹、何か大変そうだな)
女「あ、あに!」
隣・妹(!!)
兄「隣ちゃん、一緒に帰らない?」
隣「あ、ああ、兄先輩。
すいません、あたし、今日は部活が……」
兄「そう? 頑張ってね。
じゃあ、妹ー」
妹「あ、すみません、お兄様。
私も今日はちょっと用事が……」
兄「あ、そうなの?
わかった、先に帰ってるね」
妹(あ、あああ。お兄様のお誘いを断ってしまいました。
……いや、しっかりするのです、妹!
これも、全てはお兄様のため! 心を鬼にするのです!)
隣(妹、何か大変そうだな)
女「あ、あに!」
隣・妹(!!)
兄「あ、女ちゃん。どうしたの?」
女「あ、そ、その、じつは、ワタシとあにのいえってちかくにあって……」
兄「あ、んじゃ、一緒に帰ろっか?」
女「やたっ! ――あ、あにがどうしてもっていうなら、し、しかたない!
いっしょにかえってあげる!」
兄「はいはい」ナデナデ
女「な、なでるな!」
妹 ゴゴゴ
隣(ヒッ!)
女「あ、そ、その、じつは、ワタシとあにのいえってちかくにあって……」
兄「あ、んじゃ、一緒に帰ろっか?」
女「やたっ! ――あ、あにがどうしてもっていうなら、し、しかたない!
いっしょにかえってあげる!」
兄「はいはい」ナデナデ
女「な、なでるな!」
妹 ゴゴゴ
隣(ヒッ!)
>136
了解
了解
女「あ、あに!」
兄「ん? どうしたの?」
女「そ、その……て」
兄「んー? あぁ、はい」ギュッ
女「――! しょ、しょうがないな、もう!」
妹(あのアバズレお兄様と手など握ってお兄様の綺麗なお手に汚れでもついたらどうする……)ブツブツ
隣「お、おおお、落ち着いて妹」
兄「ん? どうしたの?」
女「そ、その……て」
兄「んー? あぁ、はい」ギュッ
女「――! しょ、しょうがないな、もう!」
妹(あのアバズレお兄様と手など握ってお兄様の綺麗なお手に汚れでもついたらどうする……)ブツブツ
隣「お、おおお、落ち着いて妹」
犬「ウー、バウバウッ!」
女「ひゃっ!」ガシッ
兄「だ、大丈夫だよ、女ちゃん。
ほら、吠えない吠えない」
犬「バウッ!」
女「うっ!」ギュッ
妹(お兄様に抱きついてあのクソビッチシュレッターにでもかけて差し上げましょうかねうふふ……)ブツブツ
隣(か、帰りたい……)
女「ひゃっ!」ガシッ
兄「だ、大丈夫だよ、女ちゃん。
ほら、吠えない吠えない」
犬「バウッ!」
女「うっ!」ギュッ
妹(お兄様に抱きついてあのクソビッチシュレッターにでもかけて差し上げましょうかねうふふ……)ブツブツ
隣(か、帰りたい……)
妹(よし! よく観察しましたし、もう問題ないはずです)ガチャ
兄「あ、おかえりー」
妹「た、ただいまっ、お兄ちゃん!」
兄「!!」
兄「あ、おかえりー」
妹「た、ただいまっ、お兄ちゃん!」
兄「!!」
兄が天然たらし過ぎて隣ちゃんが可哀相過ぎる・・・いや兄を信じよう
兄「い、妹?」
妹「なーに? お兄ちゃん」
兄「ど、どうしたの?」
妹「なにがー?」
兄「いや、いつもと言葉使いが違うし。というか、その下っ足らずな喋り方はどうしたの?」
妹「んー、いめちぇん」
兄「そ、そうなんだ……」
兄(しかし……まるで女ちゃんみたいだな)
妹「なーに? お兄ちゃん」
兄「ど、どうしたの?」
妹「なにがー?」
兄「いや、いつもと言葉使いが違うし。というか、その下っ足らずな喋り方はどうしたの?」
妹「んー、いめちぇん」
兄「そ、そうなんだ……」
兄(しかし……まるで女ちゃんみたいだな)
―翌日―
隣「あ、妹。おっはー」
妹「おはよー、隣ちゃん」
隣「!!」
妹「んー? どうしたのー?」
隣「あ、あ、あ、アンタ! どうしたのその下っ足らずな幼い喋り方は! い、いや。それよりも、その純粋な笑みをやめて! 寒気がする!」
妹「どーいういみー?」
隣「あ、妹。おっはー」
妹「おはよー、隣ちゃん」
隣「!!」
妹「んー? どうしたのー?」
隣「あ、あ、あ、アンタ! どうしたのその下っ足らずな幼い喋り方は! い、いや。それよりも、その純粋な笑みをやめて! 寒気がする!」
妹「どーいういみー?」
隣「あ、ああ。そう言えば、昨日そんなことしてたわね……」
妹「んー」
隣(しかし…………これはもはや別人でしょ……)
隣「あ、妹友。おっはー」
妹友「おはよっ」
妹「おはー」
妹「!!!!」
妹「なんでー、きょうしつのすみっこでちぢこまってるのー?」
隣(わかる……その気持ちは、痛いほどわかる)
妹「んー」
隣(しかし…………これはもはや別人でしょ……)
隣「あ、妹友。おっはー」
妹友「おはよっ」
妹「おはー」
妹「!!!!」
妹「なんでー、きょうしつのすみっこでちぢこまってるのー?」
隣(わかる……その気持ちは、痛いほどわかる)
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