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元スレ大男「オイオイ、一回戦の相手はこんなチビかよ!」少年剣士「絶対負けられない!」
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ワァァァァ……!
大男(賞金に釣られて、闘技大会に出場したはいいが……)
大男「オイオイ、一回戦の相手はこんなチビかよ!」
少年剣士「絶対……絶対負けられない!」
大男「無理すんなよ。足震えてるじゃねえか」
少年剣士「そんなことない! 絶対勝つ!」
大男「ったく、しょうがねえな……」
審判「始めっ!!!」
大男(賞金に釣られて、闘技大会に出場したはいいが……)
大男「オイオイ、一回戦の相手はこんなチビかよ!」
少年剣士「絶対……絶対負けられない!」
大男「無理すんなよ。足震えてるじゃねえか」
少年剣士「そんなことない! 絶対勝つ!」
大男「ったく、しょうがねえな……」
審判「始めっ!!!」
ワァァァァ……!
大男「二回戦の相手は爺さんかよ。どうなってんだ?」
老人「ほっほっほ、ゆくぞ若いの」
大男「若いのって、本当に大丈夫かよ?」
老人「大丈夫じゃ! 心配されるほど耄碌しとらん! ワシは勝たねばならんのじゃ!」
審判「始めっ!!!」
大男「二回戦の相手は爺さんかよ。どうなってんだ?」
老人「ほっほっほ、ゆくぞ若いの」
大男「若いのって、本当に大丈夫かよ?」
老人「大丈夫じゃ! 心配されるほど耄碌しとらん! ワシは勝たねばならんのじゃ!」
審判「始めっ!!!」
ワァァァァ……!
大男「決勝は……ずいぶん細い奴だな」
イケメン「フッ……」
大男「正々堂々勝負といこうぜ!」
イケメン「悪いけど、勝たせてもらうよ。一瞬で決めさせてもらう」
審判「始めっ!!!」
大男「決勝は……ずいぶん細い奴だな」
イケメン「フッ……」
大男「正々堂々勝負といこうぜ!」
イケメン「悪いけど、勝たせてもらうよ。一瞬で決めさせてもらう」
審判「始めっ!!!」
>>1
コピペでスレ立て
コピペでスレ立て
審判「優勝は大男!」
ワァァァァ……!
審判「主催者より表彰式を行います」
主催者「賞金だ、おめでとう」
大男「うっす」
大男「しかし、こんな小さな大会にしちゃ、やけに賞金が多いような……」
主催者「我々を楽しませてくれた礼だよ」
大男「はぁ、じゃあありがたく」
ワァァァァ……!
審判「主催者より表彰式を行います」
主催者「賞金だ、おめでとう」
大男「うっす」
大男「しかし、こんな小さな大会にしちゃ、やけに賞金が多いような……」
主催者「我々を楽しませてくれた礼だよ」
大男「はぁ、じゃあありがたく」
……
大男「……」
女「どうしたの?」
大男「先日闘技大会出て、優勝して、賞金ゲットしたんだけどよ」
女「さすがね。戦いに関しちゃあんたに敵う奴はいないわ」
大男「っていうか出てる選手が、みんな素人ばかりでよ……子供とか爺さんとか」
大男「なのに、執念が尋常じゃなくて……なるべくケガさせねえように倒すのに苦労したよ」
大男「客層もかなり下品だったしよ」
女「体は大きいのに、お優しいことで」
大男「体の大きさと優しさは別に反比例したりしねえだろ」
大男「……」
女「どうしたの?」
大男「先日闘技大会出て、優勝して、賞金ゲットしたんだけどよ」
女「さすがね。戦いに関しちゃあんたに敵う奴はいないわ」
大男「っていうか出てる選手が、みんな素人ばかりでよ……子供とか爺さんとか」
大男「なのに、執念が尋常じゃなくて……なるべくケガさせねえように倒すのに苦労したよ」
大男「客層もかなり下品だったしよ」
女「体は大きいのに、お優しいことで」
大男「体の大きさと優しさは別に反比例したりしねえだろ」
こんなつまらんやつだったっけ?
懐古補正入ってるだけ?
懐古補正入ってるだけ?
女「たしかに妙な話ね」
大男「だろ?」
女「だけど、大会は終わっちゃったんだし、あんたは賞金手に入れたんだし、もう気にしてもしょうがなくない?」
大男「まぁ、そうなんだけどさ」
女「それはそうと……」
大男「?」
女「今新しい薬の研究してて、収入あったんならちょっとお金貸してもらえたらなーと」
大男「へいへい」
大男「だろ?」
女「だけど、大会は終わっちゃったんだし、あんたは賞金手に入れたんだし、もう気にしてもしょうがなくない?」
大男「まぁ、そうなんだけどさ」
女「それはそうと……」
大男「?」
女「今新しい薬の研究してて、収入あったんならちょっとお金貸してもらえたらなーと」
大男「へいへい」
スレタイで釣って>>1で2回戦進出してるっていうスピード感ある出オチがウリだったのにゴミ改変つまんね
<町中>
大男(今日は豪勢なメシにするか。でかい肉を……)
大男「ん?」
少年「……」トボトボ
大男(あん時の子供じゃねえか)
大男「おーい!」
少年「あ……」
大男「あの時は強めに張り手入れちまったな。大丈夫か?」
少年「うん、平気……」
大男(なんか元気ねえな。ダメージは残ってないはずなんだが)
大男(今日は豪勢なメシにするか。でかい肉を……)
大男「ん?」
少年「……」トボトボ
大男(あん時の子供じゃねえか)
大男「おーい!」
少年「あ……」
大男「あの時は強めに張り手入れちまったな。大丈夫か?」
少年「うん、平気……」
大男(なんか元気ねえな。ダメージは残ってないはずなんだが)
大男「お前の気迫、なかなかだったぜ」
少年「ありがとう……」
大男「だが、どうしてあんな大会に出たんだ? 客層も悪かったし、子供が出るような大会じゃねえだろ」
少年「どうしてもお金が必要だったから……」
大男「金? 欲しいもんでもあったのか?」
少年「ううん、お母さんが病気なんだ……」
大男「え……」
少年「ありがとう……」
大男「だが、どうしてあんな大会に出たんだ? 客層も悪かったし、子供が出るような大会じゃねえだろ」
少年「どうしてもお金が必要だったから……」
大男「金? 欲しいもんでもあったのか?」
少年「ううん、お母さんが病気なんだ……」
大男「え……」
<少年の家>
少年「お母さん、お客を連れてきたよ」
大男「ども……」
母「あら、こんにちは……」
大男「これ、フルーツです。少しでも召し上がって下さい」
母「これはまあ、ありがとうございます……」ケホッ
大男(ホントに具合悪そうだな……)
少年「お母さん、お客を連れてきたよ」
大男「ども……」
母「あら、こんにちは……」
大男「これ、フルーツです。少しでも召し上がって下さい」
母「これはまあ、ありがとうございます……」ケホッ
大男(ホントに具合悪そうだな……)
大男「いつぐらいからああなんだ?」
少年「あの大会の二週間ぐらい前からかな。急に具合が悪くなって」
少年「だけど、お医者さんは高いし、診てもらうことも難しくて……」
少年「そしたら、大会に出てみないかって誘いがあって……。ぼく、剣術をちょっとやってるから……」
大男「ふうん……」
大男(なるほど、事情は分かった。そりゃ必死にもなるわけだ)
大男(何とかしてやりたいが……そうだ!)
少年「あの大会の二週間ぐらい前からかな。急に具合が悪くなって」
少年「だけど、お医者さんは高いし、診てもらうことも難しくて……」
少年「そしたら、大会に出てみないかって誘いがあって……。ぼく、剣術をちょっとやってるから……」
大男「ふうん……」
大男(なるほど、事情は分かった。そりゃ必死にもなるわけだ)
大男(何とかしてやりたいが……そうだ!)
大男「今度、俺の知り合いを連れてくる!」
少年「え、どんな人?」
大男「薬の研究やってて……もしかしたら力になれるかもしれねえ」
少年「だけどお金が……」
大男「なあに、そこは俺に任せとけ!」
少年「ありがとう!」
少年「え、どんな人?」
大男「薬の研究やってて……もしかしたら力になれるかもしれねえ」
少年「だけどお金が……」
大男「なあに、そこは俺に任せとけ!」
少年「ありがとう!」
次の日――
女「こんにちは~!」
少年「こんにちは」
大男「こいつが薬の研究者だ」
少年「よろしくお願いします」
女「こちらこそ! お母さん、病気なんだって?」
少年「はい……」
女「なんだかワクワクしてきちゃった! 楽しみ~!」
少年「うう……」
大男「こういう奴なんだ。気にしねえでくれ」
女「こんにちは~!」
少年「こんにちは」
大男「こいつが薬の研究者だ」
少年「よろしくお願いします」
女「こちらこそ! お母さん、病気なんだって?」
少年「はい……」
女「なんだかワクワクしてきちゃった! 楽しみ~!」
少年「うう……」
大男「こういう奴なんだ。気にしねえでくれ」
<少年の家>
母「ゴホゴホ、いらっしゃいませ」
女「こんにちは~!」
母「この人は?」
少年「薬の研究者で、お母さんを診てくれるっていうんだ」
母「それはどうも……」
女「じゃ、さっそくお体を拝見……」
母「ゴホゴホ、いらっしゃいませ」
女「こんにちは~!」
母「この人は?」
少年「薬の研究者で、お母さんを診てくれるっていうんだ」
母「それはどうも……」
女「じゃ、さっそくお体を拝見……」
女「……」
少年「どうでした?」
女「うん、ちょっとまだ判断がつかないかな」
少年「そうですか……」
大男(並みの医者より知識のあるこいつでも判断がつかないとは……かなりの難病だな)
女「ちょっと来て」グイッ
大男「おう、どした」
少年「どうでした?」
女「うん、ちょっとまだ判断がつかないかな」
少年「そうですか……」
大男(並みの医者より知識のあるこいつでも判断がつかないとは……かなりの難病だな)
女「ちょっと来て」グイッ
大男「おう、どした」
女「あのお母さん……病気じゃないわ」
大男「は? 仮病ってことか?」
女「違うわよ。あれは……毒よ」
大男「毒!?」
女「声が大きい! 毒なんて知ったら、心が弱っちゃうかもしれないでしょ。“病は気から”なのよ」
大男「す、すまねえ」
女「診てすぐ分かった。彼女は何者かに毒を盛られて、あんなに弱ってるのよ」
女「命に危険のある毒ではないけど、体の弱い人や女性だと、あんな風になっちゃう」
大男「だけど、どうやって毒なんて盛るんだ?」
女「あら? 方法なんていくらでもあるわよ」
大男「は? 仮病ってことか?」
女「違うわよ。あれは……毒よ」
大男「毒!?」
女「声が大きい! 毒なんて知ったら、心が弱っちゃうかもしれないでしょ。“病は気から”なのよ」
大男「す、すまねえ」
女「診てすぐ分かった。彼女は何者かに毒を盛られて、あんなに弱ってるのよ」
女「命に危険のある毒ではないけど、体の弱い人や女性だと、あんな風になっちゃう」
大男「だけど、どうやって毒なんて盛るんだ?」
女「あら? 方法なんていくらでもあるわよ」
女「商人を装って試食でもさせたり、毒の粉末を風上から流したり、井戸に毒を混ぜたり……」
女「相手が王侯貴族ならまだしも、庶民に毒を盛るなんてあまりにも簡単よ」
大男「やけに詳しいな。まさかやったことあるんじゃないだろうな」
女「どうかな」クスッ
大男「……聞かないでおくわ」
女「それはさておき」
女「母親が弱った息子のところに、賞金を稼げる大会の知らせが届く……これって偶然かな?」
大男「あ……!」
女「とりあえず、私はあのお母さんのために薬を作るから……」
大男「分かった。他の出場者も何とか見つけ出して、なんで大会に出たか聞いてくるぜ!」
女「相手が王侯貴族ならまだしも、庶民に毒を盛るなんてあまりにも簡単よ」
大男「やけに詳しいな。まさかやったことあるんじゃないだろうな」
女「どうかな」クスッ
大男「……聞かないでおくわ」
女「それはさておき」
女「母親が弱った息子のところに、賞金を稼げる大会の知らせが届く……これって偶然かな?」
大男「あ……!」
女「とりあえず、私はあのお母さんのために薬を作るから……」
大男「分かった。他の出場者も何とか見つけ出して、なんで大会に出たか聞いてくるぜ!」
……
……
大男「あいつのお母さんは?」
女「大丈夫。私が調合した薬がよく効いてるわ。そっちは?」
大男「俺にやられた後、病院行った奴がいて、そこから何人か出場者を見つけられた」
大男「そしたら……案の定だ」
大男「俺とやった爺さんは、奥さんが病気になっちまって……」
大男「決勝でやったイケメンは彼女が詐欺師に引っかかって借金こさえちまったらしい」
大男「どれもつい最近の出来事だ」
女「決まりね」
……
大男「あいつのお母さんは?」
女「大丈夫。私が調合した薬がよく効いてるわ。そっちは?」
大男「俺にやられた後、病院行った奴がいて、そこから何人か出場者を見つけられた」
大男「そしたら……案の定だ」
大男「俺とやった爺さんは、奥さんが病気になっちまって……」
大男「決勝でやったイケメンは彼女が詐欺師に引っかかって借金こさえちまったらしい」
大男「どれもつい最近の出来事だ」
女「決まりね」
女「多分、その闘技大会は強さを競わせるような大会じゃなく、ただの娯楽」
女「まず、そこらの素人をあの手この手で金に困るような状態にして、大会出場に追い込む」
女「ついでにあんたみたいなちゃんと強い奴にも出場させる」
女「観客は『金に困って必死になってる素人たちが絶対勝てない大会に挑む図』を観戦できるって寸法よ」
大男「なんつう悪趣味な……」
大男「そうか、『楽しませてくれた礼』ってのもそういう意味だったのか!」
大男「くそっ、俺は知らずにそんな試合をやっちまった……」
女「あんただったからまだよかったわよ。もし血の気の多い奴が出てたら……あの子だってどうなってたか」
女「まず、そこらの素人をあの手この手で金に困るような状態にして、大会出場に追い込む」
女「ついでにあんたみたいなちゃんと強い奴にも出場させる」
女「観客は『金に困って必死になってる素人たちが絶対勝てない大会に挑む図』を観戦できるって寸法よ」
大男「なんつう悪趣味な……」
大男「そうか、『楽しませてくれた礼』ってのもそういう意味だったのか!」
大男「くそっ、俺は知らずにそんな試合をやっちまった……」
女「あんただったからまだよかったわよ。もし血の気の多い奴が出てたら……あの子だってどうなってたか」
大男「あの大会の主催者……許せねえ!」
女「同感。せめて出場者たちの分のお返しはしたいわね」
大男「こうなったら、もう一度俺を誘いに来るのを待つか……」
女「そんなことしてたら、またいつ会えるか分からないわよ」
大男「う……確かに」
女「それより……こういう時はこっちから釣るのよ。フィッシング」
大男「餌は?」
女「あんた!」
大男「俺!?」
女「同感。せめて出場者たちの分のお返しはしたいわね」
大男「こうなったら、もう一度俺を誘いに来るのを待つか……」
女「そんなことしてたら、またいつ会えるか分からないわよ」
大男「う……確かに」
女「それより……こういう時はこっちから釣るのよ。フィッシング」
大男「餌は?」
女「あんた!」
大男「俺!?」
……
大男「お、いいリンゴがあるじゃねえか!」
商人「いらっしゃいませ」
大男「よこしな!」サッ
商人「あっ!」
大男「……」シャクッ
大男「うん、うめえ! 果汁たっぷりだぜぇ!」
商人「あの……代金は……」
大男「んなもん払うわけねえだろ!」
商人「ひっ!」
大男「お、いいリンゴがあるじゃねえか!」
商人「いらっしゃいませ」
大男「よこしな!」サッ
商人「あっ!」
大男「……」シャクッ
大男「うん、うめえ! 果汁たっぷりだぜぇ!」
商人「あの……代金は……」
大男「んなもん払うわけねえだろ!」
商人「ひっ!」
ドンッ
大男「……ってえな」
通行人「す、すみません!」
大男「あ~、今ので肩折れちまったぁ……」
通行人「肩って……こっちの肩がそっちのわき腹に当たった感じだったような……」
大男「うっせえな! お前が思ってるより重傷なんだよ! 治療費よこしな!」
通行人「は、はい!」
大男「……ってえな」
通行人「す、すみません!」
大男「あ~、今ので肩折れちまったぁ……」
通行人「肩って……こっちの肩がそっちのわき腹に当たった感じだったような……」
大男「うっせえな! お前が思ってるより重傷なんだよ! 治療費よこしな!」
通行人「は、はい!」
大男「……ふう」シャクッ
大男(このリンゴは前もって金払ってたやつだし、あの通行人にも一芝居打ってもらった)
大男(何日もこういうことをやってるが、これでホントに獲物が引っかかるんだろうか……)
大男「!」
黒服「失礼します」
大男「お前は……」
黒服「このところ町を見回っていたのですが、なにやら金欠のようですね」
大男「おうよ、あの大会の賞金もすっからかんよ」
黒服「そこでまたお金を稼げる話を持ってまいりまして……」
大男(……かかった!)
大男(このリンゴは前もって金払ってたやつだし、あの通行人にも一芝居打ってもらった)
大男(何日もこういうことをやってるが、これでホントに獲物が引っかかるんだろうか……)
大男「!」
黒服「失礼します」
大男「お前は……」
黒服「このところ町を見回っていたのですが、なにやら金欠のようですね」
大男「おうよ、あの大会の賞金もすっからかんよ」
黒服「そこでまたお金を稼げる話を持ってまいりまして……」
大男(……かかった!)
<会場>
大男「よう」
主催者「この間はどうも」
大男「今日は何をすりゃいいんだ?」
主催者「試合をして頂きます」
大男「またトーナメントか?」
主催者「いえ……今日は一試合だけして頂きます」
大男「オッケー。せいぜい稼がせてもらうぜ!」
主催者「楽しい試合を見られることを期待してます……」
大男「よう」
主催者「この間はどうも」
大男「今日は何をすりゃいいんだ?」
主催者「試合をして頂きます」
大男「またトーナメントか?」
主催者「いえ……今日は一試合だけして頂きます」
大男「オッケー。せいぜい稼がせてもらうぜ!」
主催者「楽しい試合を見られることを期待してます……」
ワアァァァァ……!
司会「お待たせ致しました! ただいまよりスペシャルマッチを行います!」
ワアァァァァァ……!
大男(相変わらず下品な客どもだぜ……。ブン殴ってやりてえ)
司会「大男選手に対するは……」
ズシン…
大男「!」
大男「なんだこりゃあ……!」
司会「お待たせ致しました! ただいまよりスペシャルマッチを行います!」
ワアァァァァァ……!
大男(相変わらず下品な客どもだぜ……。ブン殴ってやりてえ)
司会「大男選手に対するは……」
ズシン…
大男「!」
大男「なんだこりゃあ……!」
司会者「ドラゴンだァーッ!」
ワァッ!!!
ドラゴン「……」
大男「……!」
大男(マジかよ……)
大男(このサイズ、子供だと思うが……子供といえど俺よりでかいし、子供といえどドラゴン!)
ドラゴン「グルルル……」
大男(しかもメチャクチャやる気じゃねえか! 目がイッちまってる!)
ワアァァァァァ……!
大男(これが今日のショーってわけか……悪趣味すぎるぜ!)
ワァッ!!!
ドラゴン「……」
大男「……!」
大男(マジかよ……)
大男(このサイズ、子供だと思うが……子供といえど俺よりでかいし、子供といえどドラゴン!)
ドラゴン「グルルル……」
大男(しかもメチャクチャやる気じゃねえか! 目がイッちまってる!)
ワアァァァァァ……!
大男(これが今日のショーってわけか……悪趣味すぎるぜ!)
ドラゴン「ガァァッ!!!」グワッ
ドゴンッ!
大男「ぐうっ!」
大男「なんてパンチ……」ビリビリ…
ドラゴン「グオオオッ!!!」
ザシッ!
大男(爪も鋭い! ナイフでも切れねえ自信あるのによ!)
ドゴンッ!
大男「ぐうっ!」
大男「なんてパンチ……」ビリビリ…
ドラゴン「グオオオッ!!!」
ザシッ!
大男(爪も鋭い! ナイフでも切れねえ自信あるのによ!)
ドラゴン「ガオオッ!」
バチィンッ!
大男「ぐううっ!」
大男(尻尾の攻撃も強烈だ……!)
ドラゴン「ガ、ウウウ……」
大男「……?」
ドラゴン「ガウウ……ガウ……グゥ……」
大男(なんだ……? 必死に自分を抑えようとしてるようにも見える……)
バチィンッ!
大男「ぐううっ!」
大男(尻尾の攻撃も強烈だ……!)
ドラゴン「ガ、ウウウ……」
大男「……?」
ドラゴン「ガウウ……ガウ……グゥ……」
大男(なんだ……? 必死に自分を抑えようとしてるようにも見える……)
大男(もしかして!)
大男「お前……なんかおかしなことされてんのか!?」
ドラゴン「グ……ググ……」
大男(未熟なドラゴンを捕らえて、薬品かなにかで従順かつ凶暴にして、戦わせてるのか!)
大男(許せねえ……! 主催者も……観客どもも!)
大男(こういう時は――)
大男「来い、ドラゴン! 思い切り暴れてみな! そうすりゃきっとスッキリする!」
ドラゴン「!」
大男「安心しな。お前みたいな未熟ドラゴンにやられるほどヤワじゃねえ……」
ドラゴン「ダケド……」
大男「オイオイ、相手はこんなチビかよ!」
ドラゴン(コノヒトナラ……キットダイジョブ……)
ドラゴン「グ……グオオオオオオッ!!!」
大男「お前……なんかおかしなことされてんのか!?」
ドラゴン「グ……ググ……」
大男(未熟なドラゴンを捕らえて、薬品かなにかで従順かつ凶暴にして、戦わせてるのか!)
大男(許せねえ……! 主催者も……観客どもも!)
大男(こういう時は――)
大男「来い、ドラゴン! 思い切り暴れてみな! そうすりゃきっとスッキリする!」
ドラゴン「!」
大男「安心しな。お前みたいな未熟ドラゴンにやられるほどヤワじゃねえ……」
ドラゴン「ダケド……」
大男「オイオイ、相手はこんなチビかよ!」
ドラゴン(コノヒトナラ……キットダイジョブ……)
ドラゴン「グ……グオオオオオオッ!!!」
ドラゴン「ガアアアアアアアアアアッ!!!」
ドゴンッ! ドガンッ!
大男「……!」
ドボォッ!
大男「ぐぅ……!」
ウオォォォォォ……!
観客A「す、すげえ! ノーガードで受けてやがる!」
観客B「どうなってんだ!? まぁいいや、楽しいぜぇ! 殺し合え!」
ドゴンッ! ドガンッ!
大男「……!」
ドボォッ!
大男「ぐぅ……!」
ウオォォォォォ……!
観客A「す、すげえ! ノーガードで受けてやがる!」
観客B「どうなってんだ!? まぁいいや、楽しいぜぇ! 殺し合え!」
ドラゴン「ガアッ!!!」
バチンッ!
大男「……」ニヤッ
ドラゴン「フゥ……フゥ……」
大男「スッキリしたか?」
ドラゴン「ウ、ン……」
大男「じゃあ今度はこっちの番だなァ!!!」ガシッ
ドラゴン「!」
バチンッ!
大男「……」ニヤッ
ドラゴン「フゥ……フゥ……」
大男「スッキリしたか?」
ドラゴン「ウ、ン……」
大男「じゃあ今度はこっちの番だなァ!!!」ガシッ
ドラゴン「!」
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