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    元スレ嫁「あなたァ……生命保険入らない?」ゴリゴリ 男「毒の調合しながら言わないでくれる?」

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    51 = 1 :

    「どんな毒?」

    「かゆいところに手が届く毒よぉ~」

    「名づけて“かゆいところに手がと毒”! なーんちゃって!」

    「キヒヒーッ! キヒヒヒヒヒヒーッ!!!」

    「…………」

    「どしたの? バカ笑いしてみっともないなとでも思ったァ?」

    「あ、いや、そうじゃなくて……笑顔が可愛いな、と思って」

    「ちょ、ちょっとやめてよぉ……!」

    (照れてるところもなかなか)

    「飲んでみてよ」

    「うん」ゴクッ

    52 :

    可愛いじゃねえか

    53 = 1 :

    「…………」

    (いったいどんな効果が……)

    (ん、いつもみたいに背中にかゆみが――)

    「あれ?」スー…

    「かゆみが消えた!」

    「すごいでしょ?」

    「すごいよ、これ! うちの会社で製品化したいぐらいだ!」

    「そりゃー無理ねえ。あたしじゃなきゃ扱えないヤバイ成分いっぱい入ってるから」

    「なるほど」

    「……って怒らないの? よくもそんなもん飲ませたなって」

    「別に。こと毒に関しては、君のことは100パーセント信頼してるから」

    「……んもう、そんなこといわれるとこっちがかゆくなっちゃうわ」

    54 :

    まだ読んでないけどもしかしてフードコート書いてた人?

    55 = 1 :

    ……

    「いやー、あの薬……もとい毒のおかげですっかり快調だよ!」

    「そう……」

    「あっ、かゆい……」

    「!」ピクッ

    「おおっ……かゆみが取れた」スー…

    「…………」

    56 = 1 :

    「ねえ」

    「ん?」

    「たまには背中かいてあげよっか?」

    「いや、いいよ。まだあの“かゆいところに手がと毒”が効いてるからね」

    「あ、そう……」

    「…………」ムラムラ…

    57 = 1 :

    「あのさ、あの毒切れちゃったんだけど、新しいのくれない?」

    「もうないわ」

    「じゃあ調合してくれよ」

    「もう作れないわ」

    「え、なんで? 材料はあるはずだろ?」

    「作れないの! 今まで通り、あたしにかかせてくれればいいじゃない! ね、そうしましょ!」

    「……まぁいいけど。変な奴だなぁ」







    おわり

    58 :

    おつ

    59 = 1 :

    第四話『毒を食らわば皿まで』



    ― 会社 ―

    上司「よいか、我が社は製薬会社とはいえ、医薬品だけを売っているのではない」

    上司「君たちも、たまには医薬品以外のことも考えてみろ! アイディアを出すのだ!」

    「…………」

    「どうしたんだ、突然?」ボソッ

    同僚「きっとテレビの影響だろ。昨日“新事業に取り組む企業”なんて特集やってたし」ヒソヒソ…

    上司「コ、コラーッ! 図星を突くな!」

    上司「とにかく、たまには薬以外のことを考えることも必要だ!」

    上司「今週中に何かしら、企画を提出するように!」

    同僚「ちっ、面倒なことになったなぁ。こっちもヒマじゃないってのに」

    (企画か……)

    60 = 1 :

    ― 自宅 ―

    「うーん……」

    「企画ねえ……」

    「ようするに、売れる商品を提案すればいいんでしょ? 楽勝よ!」

    「たとえば?」

    「あたしが毒作ってバラまいて、あなたが解毒薬作ればいいのよぉ~! バカ売れ間違いなし!」

    「そりゃ犯罪だよ」

    61 = 1 :

    ― 会社 ―

    同僚「なにか思いついたか?」

    「いや……全然」

    同僚「だよなぁ。ったく、あの人も気まぐれでモノいわないで欲しいよ」

    「だけど……」

    同僚「ん?」

    「日常業務をやりつつ、こうやってあれこれと新しい企画を考えるのも楽しいよ」

    「新薬開発はとにかく時間がかかるし、いい気分転換になる」

    同僚「前向きだなぁ、お前は」

    62 = 1 :

    ― 自宅 ―

    「ねーねー、見て見て。ちょっと面白いこと思いついたの」

    「なんだい?」

    「まず皿に毒を盛るでしょ」ドサッ

    「うん」

    「これを皿ごと食べる!」バリボリバリボリ

    「うおっ!?」

    「これぞ、毒を食らわば皿まで! ……どぉう?」ペロリ

    63 = 1 :

    「だ、大丈夫なのか!? そんなもん食べて……」

    「なーんてね」

    「この皿はあたしがチョコレートで作ったの。だからなんともないわァ~」

    「毒は?」

    「あーっ!!!」

    64 = 1 :

    「ハァ、ハァ……」

    「いやー、あたしの作った毒はやっぱりすごいわぁ。まだ気分悪いもの」オエッ…

    「なにやってんだか……」

    「にしても、チョコレートで皿をねえ……凝ったことするもんだ」

    「テレビで食べられる食器を紹介してて、ちょっとやってみたくなったのよぉ~」

    「……食べられる食器か」

    「これだ!」

    「へ?」

    65 = 1 :

    テレビ『新発売! 薬効成分がたっぷり入った皿を食べて、あなたも健康になろう!』

    テレビ『“薬を食らわば皿まで”!』

    「キヒヒ……これものすごく売れてるみたいね。よかったじゃない」

    「君のあの皿がヒントになったよ」

    「あたしも一日一枚かじってるわぁ~」ボリッ

    「しかし世の中、なにが売れるか分からないもんだなぁ」







    おわり

    66 = 1 :

    第五話『安楽死のススメ』



    ― 訓練所 ―

    訓練士「あの犬です」


    「ガウウウウッ! ギャオンッ! ギャオンッ! ガウアァッ!」


    「あらら~、すっごい凶暴! 狂犬病?」

    訓練士「というわけではないのですが……」

    67 = 1 :

    訓練士「警察犬として訓練してたのですが、全く懐かず、まともに飼育することさえ難しいのです」

    「とんだ毒ドッグねえ」

    訓練士(毒ドッグて……)

    訓練士「もはや矯正させるのも困難で、残酷な決断をせざるをえなくなってしまいました……」

    「安楽死ってわけね」

    訓練士「……はい」

    「分かったわ。あたしが安楽死させてあげる!」


    「ガウッ! ガウッ! ギャウウウッ!」


    「じゃ、始めましょうか」

    68 = 1 :

    「今日は忙しくて他にいくつか仕事あったから、いっぱい毒を持ってきちゃったのよねぇ~」

    「えぇっと……安楽死させるのはどれだっけ?」

    「これかな?」ペロッ

    訓練士「えっ!? なめちゃうんですか!?」

    「ん~……」

    「ぐぼえぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!! ぐおあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

    訓練士「!?」

    「!?」

    69 :

    毒ドッグwww

    70 = 1 :

    「これ違うわ……」

    「これは胃袋に焼けつくような痛みを与える毒だったわ。失敗、失敗」キヒッ

    訓練士「え……!」

    「んじゃ、こっち?」ペロッ

    「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! いぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

    「違うわ、これは脳みそを溶解させる毒だったわぁ~。キヒヒ、いっけなぁ~い」

    訓練士「だ、大丈夫ですか?」

    「平気よぉ。あたし毒師だから、毒に対する訓練受けてるの。摂取しすぎなきゃ平気!」

    訓練士「そ、そうですか」

    71 = 1 :

    「これ?」ペロッ

    「ぐえええええええええええええっ!!!」

    「これは脊髄を腐らせるやつか……」

    「こっち?」ペロッ

    「んぎゃああああああああああああっ!!!」

    「これは全身の細胞をズタボロにするやつ……」

    訓練士「あわわ……」

    「どれだったかしら……あたしったらうっかりして」

    「あたし以外の人がなめてたら、とんでもないことになるとこだったわぁ~。キヒヒッ」

    訓練士「ひええええ……」

    72 = 12 :

    人の体って怖いね

    73 = 1 :

    ……

    「あ~、これだこれ! これが安らかに死なせる毒だわ! それこそ安眠するように永眠よ!」

    「じゃあさっそく毒ドッグに……」

    「クゥ~ン……」フリフリフリ…

    「へ?」

    訓練士「し、信じられん……!」

    訓練士「我々訓練士でも懐かせられなかった犬が……! 尻尾を振って……!」

    74 = 1 :

    「…………」ジーッ

    「ワン、ワン!」フリフリフリ…

    「ねえ、訓練士さん」

    訓練士「なんでしょう?」

    「この毒ドッグもらってもいい? 飼いたくなっちゃった」

    訓練士「え!?」

    75 = 1 :

    ― 自宅 ―

    「……ってことで、今日から飼うことにしたわ。いいかしら?」

    「まあ、かまわないけど……」

    「キヒヒヒ、やったぁ! よろしくね、毒ドッグ!」

    「ワン!」

    (毒ドッグて……)







    おわり

    77 = 1 :

    第六話『毒と薬の出会い』



    ― 会社 ―

    同僚「昔ちょっと話してくれたけど、お前の奥さんって“毒師”なんだって?」

    「ああ、先祖代々毒師の家系らしい」

    「彼女の一族は毒師を名乗ることを、国から特別に認められてるんだって」

    同僚「マジなんだ……」

    「俺も薬剤師のはしくれとして毒物に関して知識はあるけど、とても彼女には敵わないよ」

    「どこぞの秘境の毒草やら毒虫なんかも熟知してるぐらいだから」

    同僚「へぇ~」

    同僚「なぁ、一度会わせてくれないか? どんな人か見てみたいんだ」

    「まぁ、いいけど」

    同僚「よっしゃ!」

    78 = 1 :

    ― 自宅 ―

    「ワン!」フリフリ…

    同僚「犬飼ってるのか」

    「……毒ドッグっていうんだ」

    同僚(毒ドッグて……)

    「妻が引き取ってきたんだけど、これでなかなか可愛いんだよ。おお、よしよし」

    「ハッ、ハッ、ハッ」ペロペロ

    同僚「へぇ~、よく懐いてるじゃん」

    「元々はすごく凶暴だったらしいんだけど、安楽死させようとしたら懐いたらしい」

    同僚「まるで意味が分からんぞ……」

    79 = 1 :

    「いらっしゃいませぇ~」

    同僚「あ、どうも」

    「キヒヒヒ……」

    同僚(ぱっと見怖いけど、愛嬌あるっちゃあるな)

    「料理はたっぷり用意してありますからねえ。さ、どうぞぉ」


    ドヨーン…


    同僚(うおっ……なんて毒々しい! 本当に食えるのか!? 食っていいのかこれ!?)

    同僚「あ、でもうまい!」モグッ

    「家内の料理は見た目はまずいけど、中身はうまいんだよ」

    「見た目はまずい、は余計よぉ」

    80 = 1 :

    「そろそろマムシ酒でもどぉう?」

    同僚「え……!」

    「いや、普通でいいよ、普通で。ビールにしてくれ」

    「じゃ、マムシビールにするわぁ」

    同僚(なんなんだ、マムシビールって……)

    「分かったわ」スタスタ…

    同僚「そういや、奥さんとはどうやって知り合ったんだ?」

    「実は……合コンなんだ」

    同僚「合コン!? へえ、ちょっと意外……」

    「当時俺はまだ薬学部の学生で、あいつは毒師見習いだった……」


    …………

    ……

    81 = 1 :

    ~回想~

    ウェーイッ!

    学生「今日は飲んで騒ごうぜ!」

    子大生「お互い自己紹介してこうよ!」

    ワイワイ…

    ……

    「えーと、薬学部に通ってます。将来は薬剤師になるつもりです」

    「あたしは毒師見習いやってます……キヒッ」

    (薄気味悪い女だ……。毒を擬人化したらこんな感じじゃないのかな)

    (自分の薬で世界中の人を救ってやるってツラしてるわねえ……気に食わないわ、こういう奴)

    82 = 1 :

    ワイワイ… ガヤガヤ…

    (結局みんなからあぶれて、話し相手がこの毒女だけになってしまった……)

    (忙しい中やってきたってのに、なんてザマだ……)

    「……あのさ」

    「んん?」

    「聞きたかったんだけど、毒師ってなに?」

    「よくぞ聞いてくれました。読んで字の如く、毒のエキスパートよ」

    「あたしの一族は、先祖代々毒師の家系でね」

    「昔は、政府筋からのヤバイ仕事も結構引き受けてたみたいなの」

    「だから国からも存在を認められてるのよぉ~、すごいでしょ?」キヒヒ…

    「ふうん……」

    (本当にそんな職業あるのかよ、うさんくせー……)


    キャァァァ…


    「ん?」

    83 :

    マムシビールって精力シュワシュワになりそう

    84 = 1 :

    酔客「なんだと、てめえ! やんのかコラァ!?」

    学生「ひっ……!」


    「どうしたんだ!?」

    子大生「学生君が、あの酔っ払いの顔見て笑っちゃって……そしたら……」

    ドヨドヨ…

    「…………」

    「よぉし、それなら……」ゴリゴリ…

    「あたしの出番ねぇ」ゴリゴリ…

    子大生「二人して、なにかの調合を始めたわ!」

    85 :

    むわわ~

    子大生「う……これはサリン……ぐふっ」ばた

    「ぐふ」ばた

    「ぐふ」ばた


    終わり

    86 = 1 :

    「ほら、少し大人しくしなさいな」パサッ

    酔客「なんだこの粉!?」ゲホゲホッ

    酔客「うっ! 体がシビれて……」ビクビクッ

    学生「た、助かった……」

    「ほら、特製の酔いざましだ! これを飲め!」ポイッ

    酔客「!?」ゴクッ

    酔客「あ……」スーッ

    酔客「あー、気分が落ち着いてきた……。す、すみませんでした」

    「…………」ホッ

    「キヒヒ、やったわねぇ」

    「うん!」

    「イェーイ!」パシッ

    87 = 1 :

    ……

    …………


    「というわけさ」

    「それから、何度も二人で色々調合したりして……」

    同僚「へぇ~」

    「デートで、山に薬草や毒草を採取しに行ったり……」

    同僚(どんなデートだよ)

    「やがて、俺が『毒と薬で一緒になりましょう』ってプロポーズして……」

    同僚「ヒュー、やるじゃん!」

    「彼女のお義父さんはおっかなかったなぁ……」

    88 = 1 :

    同僚「二人はまさに毒にも薬にもなる夫婦、だな」

    「お、うまいこというな」

    「キヒヒヒ……盛り上がってるわねえ」

    「二人とも~、マムシビール持ってきたわよぉ~」ドンッ

    &同僚「うおっ!」







    おわり

    89 :

    線画が太いポップな絵柄で漫画化してほしい
    嫁はあんまりかわいくないやつ

    90 :

    第七話『嫁、フードファイターになる』



    ― 自宅 ―

    「ねえあなた、高級レストラン行かない?」

    「なんでまた、いきなり」

    「あたし、今度ある国の王様と食事するのよ。それで下見しておこうと思って」

    「ええっ!?」

    「ただし毒味役でね。その国は毒味の文化があるらしいから」

    「毒師として依頼を受けたってわけか」

    「そうそう。あ、お食事券もらってるからもちろんタダよぉ~」ピラッ

    「おおっ、じゃあ久しぶりに二人で外食しようか」

    91 = 90 :

    ― レストラン ―

    (こういうところ来るのはじめてだから緊張するな……)

    (俺の嫁はどうかな?)チラッ

    「キヒッ、キヒヒッ……キヒッ……」

    (メチャクチャ緊張してらっしゃる!)

    料理人「いらっしゃいませ。本日はコース料理となっておりますので、どうぞごゆっくり」

    「は、はい!」

    モグモグ… パクパク…

    「うん、うまい!」

    「キヒッ、おいし~い!」

    料理人「ありがとうございます」

    92 = 90 :

    「今度、海外の王様が来られるだけあって、素晴らしいレストランですね」

    料理人「当店が選ばれたことは光栄に思っています」

    料理人「あなたがたこそ、とてもいい夫婦でいらっしゃる」

    料理人「一緒にお食事をされている姿がとても絵になっていましたよ」

    「どうも……」

    「キヒヒ、照れちゃうわぁ~」



    「いいレストランだったな」

    「ええ、とってもおいしかった!」

    「毒を盛られることなんかないだろうけど、毒味役頑張れよ」

    「うん!」

    93 = 90 :

    当日――

    ― 自宅 ―

    「じゃ、行ってきま~す」

    「ワン、ワン!」

    「どうした、毒ドッグ?」

    「珍しいわねえ、こんなに吠えるなんて」

    「…………」

    「俺も行くよ。毒ドッグと一緒に、近くの公園で待ってる」

    「キヒヒ、あなたも心配性ねえ。まあいいけど。毒味が終わったら一緒に帰りましょ」

    「ワォン!」

    (なんだか嫌な予感がする……)

    94 :

    お…?

    95 = 90 :

    ― レストラン ―

    プルルルル…

    料理人「はい、もしもし。レストラン○×ですが」

    『毒を盛れ』

    料理人「は?」

    『今日国王が来たら、国王の食事に毒を盛れ。毒はレストランに届ける』

    料理人「なにいってるんだ、あんた? イタズラなら切るよ! こっちは忙しいんだ!」

    『イタズラなんかじゃないさ……』

    料理人「!」ゾクッ…

    『もし、やらなければ……』

    96 = 90 :

    アハハハハ… キヒヒヒヒ…

    国王「おぬしが今日の毒味役、ジャパンのポイズンレディか」

    「キヒヒヒ……今日はよろしくお願いします」

    国王「あまり緊張せず、余と食事を楽しんでくれたまえ」

    「は~い」


    料理人「…………」スタスタ

    料理人「お、お料理を……お持ち、しました……」


    国王「おお、ありがとう」

    (……ん?)

    97 = 90 :

    料理人「…………」ガタガタガタ…

    料理人「ど、どうぞ」コトッ

    国王「オォ~、これはおいしそうだ!」

    「…………」

    「じゃあ毒味させてもらうわねえ」

    国王「よろしく頼む。このレストランを疑うわけではないが、我が国の作法なのでね」

    料理人「…………!」

    料理人「あ、あのっ!」

    国王「なにかね?」

    98 :

    この料理人詰んでるよね
    毒盛っても盛らなくても命の保証はないよね

    99 = 90 :

    「シーッ」

    料理人「え……!?」

    「いただきます」モグッ

    料理人(ああっ! あんなに食べたら!)

    「うん、おいしぃ~! おいしすぎるわぁ~!」

    「こうなったら全部食べちゃおっと!」パクパクムシャムシャ…

    料理人「えっ!?」

    国王「全部!?」

    国王「あの……余の分は?」

    「ない!」

    国王「ないの!?」

    「キヒヒ、どれもおいしいわぁ~」ムシャムシャ…

    国王「オ~、ジャパニーズ・ポイズンレディは恐ろしい!」

    料理人(どうして!? どうして平気なんだ!? 間違いなく毒は盛ったのに!)

    100 = 98 :

    ジャパニーズ・ポイズンレディでワロタ


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