元スレ悟空「国会図書館に行くぞ!」悟飯「はいっ!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 :
1 :
悟空の家――
チチ「じゃあ気をつけて行ってくるだぞ~!」
悟飯「はい、お母さん」
悟空「ん? 悟飯、おめえどこ行くんだ?」
悟飯「中の都にある、王立の国会図書館に行くんです」
悟空「国会図書館?」
2 :
ドラゴンボールとは珍しい
3 :
中の都に違和感
5 :
中の都?キングキャッスル周辺の話?
6 = 1 :
悟空「図書館なんて、山を下りたところにもあるじゃねえか。ちっこいのが」
悟飯「いえ、あそこじゃボクが使いたい資料がなくて……」
悟空「その国会図書館っちゅうところにはあるんか?」
悟飯「はい」
悟飯「国会図書館には今までに出版されたもの全てが所蔵されてるんです」
悟空「ひゃ~!」
悟飯「ってのは建前で、実際にはさすがにそうでもないみたいですけどね」
悟飯「でも、一般の図書館より数が多いのは確かです」
7 :
ひゃ~!
8 :
さんまさんが紛れ込んでるぞ
9 = 1 :
悟飯「あ、そうだ!」
悟飯「よかったらお父さんも一緒に行きませんか?」
悟空「オラが?」
悟空「図書館って本がいっぱいあるとこだろ? オラはちょっと……」
チチ「いいじゃねえか! たまには悟空さも図書館ぐらい行った方がいいべ!」
悟飯「そうですよ!」
悟空「うーん……ま、たまには図書館ってのも悪くねえな!」
10 :
悟空さって一応読み書きはできるんだっけ?
亀仙人のおかげで
11 = 1 :
チチ「悟空さ、図書館では静かにするだぞ」
悟空「分かってるって、チチ!」
悟飯「大丈夫ですよ」
悟空「じゃ、国会図書館ってところに行くぞ、悟飯!」ボウッ
悟飯「はいっ!」ボウッ
バシュシュッ!
チチ「……心配だべ」
12 :
一回行ったけど静かすぎて落ち着かなかった
13 :
行かせておいて心配ってなんだよ
14 = 1 :
国会図書館――
悟空「ここが国会図書館か~」
悟空「キングキャッスルの近くにあるだけあって」
悟空「オラたちの家の近くにある図書館に比べて、ずいぶんでけえな」
悟空「じゃあさっそく入るとすっか」
悟飯「――あ」
悟空「どうした?」
悟飯「国会図書館では、利用者カードを作らないと入館できないんです」
悟飯「ボクは持ってますけど、お父さんは持ってませんから、まずはカードを作りましょう」
15 = 1 :
悟空「カードってどうやって作るんだ?」
悟飯「図書館には本館と、雑誌類を扱う新館があって、新館に行けば作ってもらうことができます」
悟飯「ただ作ってもらう際に、身分証明書が必要です」
悟空「エアカーの免許なら持ってるぞ」
悟飯「それがあれば大丈夫です! さっそく作ってもらいましょう!」
16 = 1 :
新館――
悟空「結構人が多いな」
悟飯「ええ、東西南北の都から利用者が来てるんでしょうね」
悟飯「あ、お父さんの番ですよ」
悟空「え~と、この免許でカードを作ってもらいてえんだけど」
職員「かしこまりました」
17 = 1 :
悟空「カードができたぞ!」
悟空「ひゃ~! 水色でかっこいいな!」サワサワ
悟飯「折らないで下さいよ、お父さん」
悟飯「このカードを向こうのゲートにかざせば、中に入れます」
悟飯「あと、このカードは本を借りる時、返す時、資料を複写したい時、と」
悟飯「色んな場面で必要になるので、失くさないようにして下さい」
悟飯「どこかに置いてっちゃう人も結構多いみたいなんで」
悟空「分かった!」
18 = 1 :
悟飯「それと、館内には色のついた袋は持ち込めません」
悟飯「リュックなどはロッカーにしまって、荷物は透明なビニール袋で持ち歩くことになります」
悟飯「だからボクも筆記具はビニール袋に入れます」
悟空「なんでそんな決まりがあるんだ?」
悟飯「多分、本を盗もうとする人がいるからでしょうね」
悟飯「ここにしかない貴重な本もいっぱいありますから」
悟空「悪い奴がいるもんだなぁ」
19 = 7 :
面白い
20 = 1 :
図書館内――
悟空「いやー、広いな!」
悟飯「でしょう?」
悟空「――あれ?」
悟空「図書館なのに本が全然ねえぞ。パソコンばかり並んでるぞ」
悟飯「ああ、国会図書館には、いわゆる本棚はないんです」
悟空「へ? じゃあどうやって本を借りればいいんだ?」
悟飯「本を借りる時はあそこのパソコンで借りたい本を探して、なにを借りるか決めて」
悟飯「カウンターで職員さんから本を受け取るんです」
悟空「へえ~」
21 = 1 :
悟飯「ボクはもう借りたい本は決まってるんで……」カタカタ
悟飯「これでよし、と」ターンッ
悟空「ずいぶん難しそうな本を借りるんだな……」
悟飯「ハハハ、お父さんはどうします?」
悟空「どうするっていわれても……オラ、ほとんど本なんか読まねえしな……」
悟飯「あっ、そうだ!」
22 :
悟空って教習所には行ったけど結局免許は取れなかったんじゃなかったっけ?
23 = 1 :
悟飯「ここでは雑誌のバックナンバーも借りられますから」
悟空「バックナンバー?」
悟飯「雑誌の昔の号のことです」
悟飯「天下一武道会を特集してる雑誌でも借りたらどうです?」
悟空「そりゃいいな!」
悟飯「じゃあ、この天下一武道会が開催されると発行される『天下一マガジン』を借りましょう」
悟飯「雑誌は10点まで借りられるんで、いっぱい借りることができますよ」カタカタッ ターンッ
悟空「サンキュー!」
24 = 1 :
悟飯「あとはカウンターに本が届くのを待ちましょう」
悟空「どのぐらいで届くんだ?」
悟飯「30分ぐらいっていわれてます」
悟空「30分!? 結構かかっちまうんだな」
悟飯「でも実際には15分から20分ぐらいで済みますよ」
悟飯「それに館内には食堂や売店、喫茶店なんかもありますから、いくらでも時間を潰せます」
悟空「へぇ~、そうなんか」
悟飯「とりあえず、喫茶店に入りましょうか」
25 :
悟飯は良い子だなあ
26 = 8 :
勉強になります
27 = 1 :
喫茶店――
悟空「いや~、国会図書館っちゅうのはなかなか快適だな」
悟飯「でしょう?」
悟飯「おっと、もう30分経ちましたね。そろそろカウンターに本がついてる頃です」
悟空「え、もう!? 30分なんてくつろいでたらすぐだな!」
悟飯「じゃあ、カウンターに本を受け取りに行きましょう」
28 :
この悟飯何歳くらい
29 = 1 :
職員「こちらになります」
悟空「サンキュー!」
悟飯「お父さん、ボクは調べ物をするんで、また後で合流しましょう」
悟空「頑張れよ!」
悟空(じゃあオラは、この天下一武道会の雑誌でも読むとすっか)
30 = 1 :
悟空(さて、どこで読もうかな……)
悟空(こうして見渡すと、本当に色んな奴がいるな~)
悟空(悟飯みたいに勉強してる奴もいれば――)
悟空(マンガ本読んでる奴もいる。多分昔のマンガを読んでるんだろうな)
悟空(ハハ……あそこにいるおっちゃんなんか、ソファで寝ちまってるぞ)
31 = 1 :
悟空「ここでいいか」ストンッ
悟空「どれどれ……」ペラ…
悟空(お、これはオラが初めて出た時の天下一武道会の特集だな)
悟空(ジャッキー・チュンのじいちゃんに負けちまったんだよな~)
悟空(じいちゃん強かったからなぁ、クリリンもオラも負けちまった)
悟空(そういやヤムチャはじいちゃんにさわやかな風をプレゼントされてたっけ……)
悟空(じいちゃん、今なにしてんだろうな……生きてるといいけど)
32 = 1 :
悟空(次の号は、天津飯たちと出会った武道会の特集か)
悟空(クリリンと勝負して、武道会の直後、クリリンが殺されちまったのもよく覚えてる)
悟空(そういやヤムチャは天津飯に足を折られてたっけ……)
悟空(お、これはピッコロと戦った武道会の特集だ)
悟空(この大会で、やっとオラ優勝できたんだよな。あの時は嬉しかったぜ……)
悟空(それと、チチと結婚したのもこの武道会だ。チチの写真もある)
悟空(そういやヤムチャは神様に場外負けにされてたっけ……)
悟空(だけど、この大会の時はピッコロが会場ふっ飛ばしちまったから、ほとんど情報がねえな)
悟空(――お、ミスター・サタンが優勝した回から、急に雑誌が豪華になってるな)
悟空(サタンってやっぱ人気あるんだな~)
33 = 1 :
悟空(ふう、こんなとこかな。懐かしい気分になれた)
悟空(オラみたいに懐かしい気分に浸りたくて、ここにやってくる奴も結構多いのかもしれねえな)
悟空(じゃあ、本を返しに――)
「ウヒヒ……」
悟空「ん?」
34 = 1 :
ウーロン「ウヒヒ……」
悟空「ウーロン!?」
悟空「ウーロンじゃねえか!」
ウーロン「ご、悟空!?」
悟空「いやー、まさかおめえが図書館にいるなんて思わなかったぞ!」
ウーロン「そりゃあこっちのセリフだぜ! お前ほど図書館が似合わない奴もいねえよ!」
悟空「ところで、おめえなに読んでるんだ?」
ウーロン「んなもん決まってんだろ?」
35 = 1 :
ウーロン「エッチな本だよ」サッ
悟空「ひゃ~!」
ウーロン「ここでしか読めないエッチな本って結構あるから、ちょくちょく通ってんだ」
悟空「相変わらずだな、おめえも」
ウーロン「お、この写真、複写してもらおうかな……ウヒヒ」
悟空「ハハ……」
悟空「――ん、あっちにいるのは……」
36 = 1 :
悟空「天津飯じゃねえか!」
天津飯「孫! まさかまた会えるとはな……!」
悟空「オラもだ! へへ、嬉しいぜ!」
悟空「おめえはなに読んでるんだ?」
天津飯「武術の本だ。国会図書館では絶版になった本も読めるから重宝している」
悟空「さすがだな~」
悟空「また今度、組み手でもやろうぜ」
天津飯「満足に相手できるかは分からんが、ぜひよろしく頼む」
37 = 1 :
悟空(いやぁ~、まさか知り合いに会えるとは思わなかったぞ)
悟空(――お。あそこにいるのは……)
悟空「ベジータ!」
ベジータ「カ、カカロット!?」
38 :
ドラゴボを日常系にアレンジしてみた感じか
39 = 7 :
なんでいんだよwwwwww
40 :
何読んでんだろ
41 :
面白い
42 = 1 :
悟空「まさか、おめえまでいるなんてな~」
ベジータ「なぜ貴様がここに!?」
悟空「オラは悟飯に付き合って来たんだ」
ベジータ「悟飯の……? そうか、そういえばあいつは学者を目指していたな」
悟空「ああ、で、あいつ今は一人で調べ物してるから、オラは天下一武道会の雑誌を読んでたんだ」
悟空「おめえはなに読んでんだ?」
ベジータ「あっ、その、これはっ!」
悟空「……?」
悟空「科学の雑誌じゃねえか。なんでこんなもん――」
43 = 25 :
悟飯がまだ学者目指してる頃なのか
44 :
面白い
45 = 1 :
悟空「ん……?」
悟空「『カプセルコーポレーションの若き天才少女・ブルマ特集』……!?」
悟空「そういうことかぁ~、おめえ若い頃のブルマを特集してる雑誌を読みにきたんか」
ベジータ「く、くそったれぇ~!」
悟空「別にいいじゃねえか、悪いことじゃねえと思うぞ」
ベジータ「そういう問題じゃない……!」
46 = 41 :
ベジータ可愛いwww
47 = 40 :
水をさすようで悪いけど、図書館でこんなワイワイしゃべってていいの?
48 = 1 :
悟空「どれ、オラにも見せてくれよ」
悟空「へぇ~、そういやブルマもこんな可愛かったんだなぁ」
悟空「今よりもずっとプリプリじゃねえか」
ベジータ「だろう?」
ベジータ「――ってなにを言わせやがる!」
悟空「おめえが勝手に言ったんじゃねえか……」
49 = 1 :
悟空「じゃあオラも見せてやるよ」
悟空「これ、天下一武道会に出てた時のチチの写真だ」サッ
ベジータ「どれどれ……」
ベジータ「ほう! これはなかなか……」
悟空「へへへ……チチもなかなかイケてるだろ?」
ベジータ「ふん、ブルマほどではないがな」
50 = 1 :
悟空「でもよ、今やチチもブルマも……」
ベジータ「ああ……」
悟空「……」
ベジータ「……」
悟空「だけどよ、今のチチはチチで魅力的だぞ!」
ベジータ「そのとおりだ! 今のブルマもいい!」
悟空「でもよ、若い頃と比べるとやっぱり……」
ベジータ「うむ……」
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