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    元スレ長門「……漏らしてしまった」キョン「……えっ?」

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    101 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 22:39:28.320 ID:GIANzZKqd.net (+24,+29,-3)
    ジュルルル!グッポ!グッポ!!
    102 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 22:40:57.854 ID:thfhmhsz0.net (+95,+30,-211)
    長門「……あむっ」

    キョン「ッ!?」

    ぐいっと俺の方に身を寄せた長門は、あろうことか耳に噛みついてきた。
    もちろん、噛みつくと言っても甘噛み程度のものだったが、この緊迫した状況下でのそれは、俺の抵抗力を奪うには充分過ぎる効果があった。

    キョン「あっ」

    脳に一番近い性感帯に対してダイレクトな刺激を受けた俺は、一瞬頭の中が真っ白になり、気が付いた時にはもはや手遅れだった。

    膀胱から尿道を通過し、ジョボジョボと音を立てて尿が流れ出ていく。

    長門「……すごい」

    長門は俺の耳を噛むのをやめ、身を乗り出すようにして、垂れ流しのエキセントリック・シャフトを見つめていた。

    自分の排尿を他ならぬ長門に見られたことに、脳みそが沸騰するのがわかった。

    長門「……ドキドキ、する」

    ……どうやら、沸騰しているのは俺だけではないらしい。
    103 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 22:42:03.433 ID:cRmjBiKV0.net (+18,+28,-15)
    尿も沸騰している、と。
    104 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 22:42:58.026 ID:kMQLSbmc0.net (+16,+26,+0)
    やれやれ
    105 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 22:43:55.152 ID:GIANzZKqd.net (+30,+30,-34)
    この件で長門が妊娠したことは瑣末な問題に過ぎない
    106 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 22:45:01.620 ID:thfhmhsz0.net (+95,+30,-198)
    床一面に尿を撒き散らし、アンモニア臭が漂う浴室の中で、身を寄せ合って息を荒げる年頃の男女。

    はたから見れば、何をしているんだと、突っ込まれること必至なこの状況の中で、それを口にする者はおらず、奇妙な沈黙がこの空間を支配していた。

    しかし、それは決して嫌な沈黙ではなく、何かを成し遂げた充実感が、そこにはあった。

    長門「……とても、いい放尿だった」

    沈黙を破り、長門が発した第一声は、労いの言葉だった。
    しかも、言葉だけでなく、俺の頭をよしよしと撫でるという出血大サービス付きだ。

    いや、現在の状況を踏まえると、失禁大サービスと言った方が適切かも知れないが、そうなるとサービスをしたのが俺のように聞こえてしまうので、ここはあくまで、長門を立てておこう。
    107 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 22:48:17.838 ID:X8JU+R4pa.net (+29,+29,-16)
    失禁大サービスwww やかましいわwwww
    108 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 22:48:35.270 ID:kMQLSbmc0.net (-14,-4,-2)
    クソワロタ
    109 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 22:50:02.494 ID:thfhmhsz0.net (+95,+30,-209)
    しばらくの間、されるがままに頭を撫でられていた俺だったのだが、そうされていると愛しさと切なさが止まらなくなり、堪らず長門の肩に手を回し、ぎゅっと抱き寄せた。

    そうすると長門も頭を撫でるのをやめ、こちらの腰に手を回し、抱き返してくれる。

    この時芽生えた感情に、名前を付けようなどと野暮なことはせずに、俺達はただ静かに抱き合い、互いの気持ちを交わすに留めた。

    キョン「……そろそろ、後始末をするか」

    長門「……ん」

    このままでは、間違いが起きそうだと判断した俺は、やむなく後始末を始めることとする。

    ここまでくると、もう何が間違いで何が正しいかなんてわかったものではないが、ここら辺が俺達のボーダーラインとしておこう。

    そして、長門もそれに異を唱えることなく、浴室の洗浄を手伝ったのだった。
    110 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 22:50:56.020 ID:UPBmwW1N0.net (-28,-21,-11)
    わっふるわっふる
    111 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 22:52:03.601 ID:thfhmhsz0.net (+93,+30,-243)
    すっかり綺麗になった浴室の中で、俺達はついでに互いの身体と髪を洗い合った。
    この辺は物語の本筋と何ら関連性が見当たらないので、割愛させていただく。

    そして、いよいよ世話になったこの浴室に、別れを告げる時が来た。
    あれ程の惨状が繰り広げられていたというのに、今はその痕跡すらないことに寂寥感を覚えるが、過ぎたことだ。

    互いがその記憶を、思い出として胸に留めておけばそれでいい。

    そう思い、退室しようとした俺の目に、糞尿塗れとなった座布団が飛び込んできた。

    ああ、そういやすっかり忘れていたな。

    俺はそれをシャワーで綺麗にしてやろうと持ち上げると、一枚の白い布切れが床に落ちた。

    キョン「……これは」

    ゴクリと喉を鳴らし、拾い上げると、それは長門の便付きパンツだった。

    長門は先に脱衣所で身体を拭いている。
    つまり、この存在を認識しているのは俺だけだ。

    キョン「……頂きます」

    これ幸いにと、俺はそのパンツを頂戴して、座布団を洗ったのち、今度こそ浴室を後にしたのだった。
    112 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 22:55:01.752 ID:thfhmhsz0.net (+95,+30,-209)
    その後、何食わぬ顔で脱衣所で身体を拭き、着替え終えた俺は、手の中に忍ばせていた長門のウンパンを丁寧にタオルで包み、制服のポケットに押し込んだ。

    長門がそのことに気付いた様子はなく、罪悪感の解消と、せめてもの罪滅ぼしを兼ねて、彼女の短めのショートヘヤーをドライヤーで乾かしてやることにした。

    いや、短めのヘヤーと言っても、それはアンダーヘヤーのことではないぞ。
    誤解がないように、念を押しておく。

    キョン「よし。乾いたぞ」

    長門「……次は、あなた」

    気持ち良さげに俺に髪を乾かされた長門が、今度は俺の髪を乾かしてくれた。

    参ったな。
    これでは罪滅ぼしにならないじゃないか。

    頭に温風を浴びながら、長門には後で何か埋め合わせをしようと、俺は心に誓うのだった。
    113 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 22:57:44.761 ID:thfhmhsz0.net (+95,+30,-130)
    キョン「すっかり遅くなっちまった。それじゃあ、そろそろ帰るよ。長居して、すまなかったな」

    長門「……いい。……気に、しないで」

    全てを終えた俺がいとまを告げると、長門はそう言って玄関みで見送ってくれた。

    長門「……これ」

    キョン「ああ、ありがとうな」

    靴べらを差し出され、それを受け取って靴を履いていると、なんだか新婚の夫婦のようで胸が温かくなる。

    靴を履き終え、靴べらを返そうと振り返ると、長門は俯いていて、その様子がおかしいことに気付いた。

    キョン「……どうしたんだ?」

    長門「……私の、処分が検討されている」
    114 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 23:00:03.700 ID:thfhmhsz0.net (+91,+30,-136)
    処分。
    というと、また情報統合思念体のお偉いさんとやらに、何か言われたのだろう。

    前にも一度同じようなことがあった。

    それに対する俺の姿勢は、変わらない。

    キョン「糞食らえ、と伝えろ」

    文字通りの意味だ。
    一度目はただの脅しだったが、二度三度同じような真似をするのなら、俺はジョン・スミスという切り札を使うよりも先に、本当に奴らに糞を食わせてやる。

    キョン「今日のことは、俺とお前のプライベートでの出来事だ。だから、口出しされる筋合いはない」

    長門「……わかった」

    俺の本気さが伝わったのか、長門は俯いていた顔を上げ、しっかりと頷いた。
    115 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 23:02:03.374 ID:thfhmhsz0.net (+95,+30,-109)
    キョン「このことは俺達だけの秘密だ。いいな?」

    長門「……了解、した。……その代わり、私もあなたの秘密を……守る」

    ん?
    なんだか妙に引っかかる言い回しだな。

    キョン「それは、どういう意味だ?」

    長門「……あなたのポケットの中の、秘密」

    長門は、俺の秘密に気付いていた。

    キョン「な、なんのことだ?」

    長門「……とぼけなくて、いい。……秘密は、守る」
    116 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 23:05:03.785 ID:thfhmhsz0.net (+95,+30,-179)
    キョン「さ、さぁて!それじゃあ、そろそろ帰るよ。邪魔したな」

    強引に話を切り上げ、立ち去ろうとする俺に、長門はそれ以上追求することはなかった。

    長門「……また、来て」

    キョン「また来るよ。それじゃあ、おやすみ」

    長門「……おやすみ、なさい」

    ドアが閉まる間際、こちらに向けて手を振る長門が微笑んだ。

    その可憐な微笑みは、どんな魔法以上に愉快な気持ちにさせるものであり、俺は今日起こった一部始終を、鼻の奥に残る便の香りと共に思い返しながら、足取り軽く、帰路に着いたのだった。


    FIN
    117 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 23:06:29.451 ID:kMQLSbmc0.net (+27,+29,-25)
    面白くていい話だった
    糞食らえとかところどころギャグ線が高いのはいいねwww
    118 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 23:11:39.848 ID:/IZtdREG0.net (+17,+27,+0)
    またやってくれ
    119 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 23:11:55.057 ID:/IZtdREG0.net (+0,+2,-1)
    >>54
    か?、、、、、、、、、
    120 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 23:13:28.296 ID:/IZtdREG0.net (+33,+29,-24)
    >>23
    ひゅうスイスのようにち🇨🇭して
    121 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 23:14:09.233 ID:/IZtdREG0.net (+29,+29,-13)
    >>13
    血の気の合う。区の人がいてもいいのか?の人にもいいんじゃないんですがね、。。。。。。。。!!。、。?
    122 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 23:14:30.598 ID:/IZtdREG0.net (+43,+29,-9)
    >>57
    陽はまた別の人からの人からはよ。、??。、。!を
    123 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 23:15:40.989 ID:KJByw2oCa.net (-4,+5,-1)
    124 : 以下、\(^o^ - 2016/10/20(木) 23:22:01.729 ID:KOWOlOdI0.net (-9,+5,-1)
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