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    元スレ久「私の姉が美穂子なわけない!」美穂子「お姉ちゃんですよ!」

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    1 :

    インターミドル


    「えっ、親父が交通事故!?」

    久の母親「えぇ…、今、大会中?戻って来られるかしら?」

    「…棄権するわ。今すぐ戻る」





    美穂子「あら…、私を苦しめたあの人…、どこに行ったのかしら」キョロキョロ

    2 :

    はやくつづけてください

    3 :

    ふぅ~む

    4 = 1 :

    しばらく月日が経って

    美穂子「結局、戻らなかったわね。あの人、強かったから…。風越に来るかしら?」

    福路父「美穂子、大切な話があるんだ」

    美穂子「はい、何でしょうか?」

    福路父「父さんな…。再婚する事にしたんだ」

    美穂子「さ、再婚ですか!?急ではあるけど…、私はいいと思いますよ」

    福路父「お前は昔から聞き分けのいい子だったな…。再婚相手に子供が居るんだ」

    美穂子「あらあら…」

    5 :

    おっぱい的に考えれば確かに姉であるべき

    6 = 1 :

    福路父「経済的な理由だったり色々あって、一緒に暮らそうと思うのだが…」

    美穂子「えっと…、急な話ですね。私も少し困惑してます。男性の方だと…、ちょっと緊張しますし」

    福路父「いや…、女の子だよ。お前と同い年の」

    美穂子「ほっ…、それなら良かった」

    福路父「今日来て貰ってるから、紹介しよう。おーい」


    ガチャ

    「…初めまして。上埜久と申します」ペコリ

    美穂子「あ、貴方は!?」

    7 = 1 :

    「あれ…、あんた確か…」ウーン

    美穂子「はい!インターミドルで対戦した福路美穂子です」カイガン

    「もちろん覚えてるわよ。貴方、強かったし…。キレイな人だし」

    美穂子「あ、ありがとうございます///」テレテレ

    福路父「なんだ、上埜さんと知り合いか?」

    美穂子「はい、同じ卓を共にしたライバルです!」

    「福路さんと決着つけたかったわね…。ちょっと急な用事でね。棄権するしか無かったの」

    9 = 1 :

    福路父「じゃあ、美穂子。一緒に暮らす件はいいのかね?」

    美穂子「はい、家族が増えるんですね!歓迎しますよ」

    「じゃあ…、その…よろしく。私も来月から福路久になるから…」スッ

    美穂子「はい、宜しくお願いします」ガシッ

    握手をする二人


    美穂子「ところで誕生日っていつですか?」

    「11月13日よ。あんたは?」

    美穂子「私は9月24日です。私の方がお姉ちゃんですね」ウフフ

    「二ヶ月しか変わらないじゃん」ポリポリ

    10 = 1 :

    美穂子「妹欲しかったんですよ!お姉ちゃんって呼んでくれませんか?」ニコニコ

    「いきなり赤の他人をお姉ちゃんって呼ぶのはね…。その内ね。まぁ、私、家事とか苦手だし誰かの姉なんて相応しくないけど」

    美穂子「家事ですか?それなら私に任せて下さい」

    「いや…、私もしないと。居候の身だし…」ウーン

    福路父「自分の家だと思ってくれて構わんよ」

    「あ、ありがとうございます。福路さん」

    福路父「もうお父さんだけどな」ガハハ

    11 :

    しえんです

    12 = 1 :

    それから福路久になり一ヶ月が経った


    「高校、どこに行こうかしらー」パタパタ

    コンコン

    「はーい、どうぞー」

    美穂子「う、上埜さん!?大変です!テレビが真っ暗になりました!」アワアワ

    「はいはい、今行くからね。後、テンパると上埜さん呼びになってるわよ」

    美穂子「す、すいません///」

    13 = 1 :

    「んーと」マジマジ

    美穂子「な、直りますかね?」

    「ビデオ入力になってるだけね。ゲームとかする時はこの画面」

    美穂子「ふむふむ」

    「壊れてないわよ」ポチッ

    テレビ『\ハッヤリーン/ 』

    「これでいいかしら?お姉ちゃん」

    美穂子「良かった…。またテレビ買い直す所だったわ…。ん!?」

    美穂子「い、今なんて…」カタカタ

    「知らなーい。私、友達の雀荘行って来るわねー」フリフリ

    14 :

    この部長、微妙にヤンがかってるな。

    15 = 3 :

    かわいい

    16 = 1 :

    まこの雀荘

    まこ「なにぃ、進路に迷ってるじゃと?」

    「うん、清澄か風越。お金的には清澄一択なのよ」モグモグ

    まこ「しかし、新しい親御さん、風越の学費出してくれる言うてるんじゃろ?」

    「うん。流石に悪いかなーって。私、赤の他人だし。もちろん、実の娘みたいに可愛がって貰ってるけど」ゴクゴク

    まこ「清澄は…、麻雀部ないぞ」

    「作ればいいじゃん。まぁ、全国大会の常連の風越と違って、県大会に出場すら危ういわね」モグモグ

    17 = 1 :

    まこ「わしは風越に進む事をオススメするの」

    「なぜ?あそこ部員が100人とか居て、公式戦すら出られない人も多いわよ」

    まこ「お前さんに麻雀の才能があるからじゃ」

    「才能ねぇ…」

    まこ「インターミドルで大活躍だった福路さんにも、負けてはおらんと思う」

    「それは言い過ぎよ。江口セーラ、愛宕洋榎、弘世菫と並んで比較される選手よ?」

    「まさに自慢の姉だわ。機械音痴を除けば欠点らしい欠点すらない」

    「完敗よ完敗。あの子の姉じゃなくて良かった。威厳、丸つぶれだし」シーシー

    19 = 1 :

    まこ「あんさん自身は、どうなんじゃ?麻雀強くなりたいんか?」

    「…えぇ。私自身、麻雀が好きだからね。もし私が全国に出れたら…とか夢みるし」

    まこ「じゃあ、風越でいいと思う。親御さんには、卒業後恩返しすればいいし」

    「…そうかしらね」

    まこ「いっそ、福路さんに決めて貰え。答えはわかってるが」

    「だから、今は私も福路だつーの」

    「ごっそうさん」

    まこ「ほい、またの~」

    20 = 1 :

    美穂子の部屋

    「ってわけで、悩んでるの。清澄か風越」

    美穂子「風越です」

    「清澄もいい所なのよ。学費は安いし、レディースランチなんか豪華で…」

    美穂子「風越で」

    「それにここに入れば、何か運命の出会いが待ってるようなロマンチックに溢れ…」

    美穂子「風越ですね」

    「…」ウーン

    美穂子「風越しかないですね。受験、頑張りましょう」

    21 = 1 :

    「まぁ、頭はそこそこ良い方だけど…」

    美穂子「私は推薦貰いましたから、全力でサポートします」

    「でも、アルバイトする時間あるかしら?」

    美穂子「風越は麻雀の強豪校です。部活の時間が大半を占めます」

    「学費が…」

    美穂子「私が特待生の枠を取ります!」ガシッ

    久の手を掴む美穂子


    「特待生…。学費がタダになるらしいわね」

    美穂子「私が必ず取ります。それで一人分の学費が浮きます」

    22 :

    キャップ必死すぎぃ!

    23 = 1 :

    そして風越の入学式

    「いやー、受かって良かった良かった」

    美穂子「信じてましたよ。ここの麻雀部は厳しい事で有名ですが…、二人で頑張りましょう」

    「そうね。ここまで来たら、何としてもレギュラーを取って…、全国大会ね!」

    美穂子「はい、私達ならやれるはずです!」


    コーチ「なーに、一年が生意気言ってんだゴラァ!」

    「うわっ」ビクッ

    美穂子「久、私の後ろに隠れて」サッサ

    24 = 1 :

    コーチ「ここの麻雀部のコーチの久保貴子だよ」

    美穂子「…」キッ

    「えっと…、その…よろしくお願いします」ペコリ

    美穂子「宜しくお願いします」ペコリ

    コーチ「お前らが、福路姉妹だな。姉は、県大会で優勝したな」

    美穂子「はい」

    コーチ「ふーん、お前が特待生か。まぁ、お前には特に期待してる」

    美穂子「どうも」

    コーチ「妹は…。まぁ、データないし知らん。私のシゴキに耐えられないなら辞めちまえ」

    「…頑張ります」

    25 = 14 :

    まこが中学時代に部長と知り合い・・・・だと・・・・。

    26 = 1 :

    >>25幼馴染じゃ無かったっけ?あれはカツ丼か。

    まぁカツ丼経由って事で…


    コーチ「まずお前らの実力が知りたい」

    一年「はい」

    コーチ「適当に卓を囲んで打ってみろ。二年、三年は一名ずつ。一年は二名だ」

    「はい!」

    美穂子「はい!」



    木村「校内ランキング5位の木村だ」

    佐藤「校内ランキング4位の佐藤です。あんた達、運が無かったわね」

    「福路久です。宜しくお願いします」ペコリ

    美穂子「福路美穂子です。お手柔らかにお願いします」ペコリ

    27 :

    しえー

    28 = 1 :

    (張った…。いい感じの多面待ち。裏乗れば…跳満)

    木村「…」トン

    佐藤「…」トン

    美穂子「…」トン

    (けど…、普通に上がれるとは思えない。ここは点数を減らしてでも)


    「リーチ」スチャ

    美穂子(さて…、ブラフか悪待ちか…。上埜さんのリーチは読めないから楽しいわね)

    29 :

    風越だから県大会は一年でも出られるな

    30 = 1 :

    「よし!」ピン

    「ツモった」クルクル


    バシーン!

    久の指で弾いて高く飛ばし、キャッチして台に叩きつけながら和了宣言


    木村「あぁん」ギロッ

    佐藤「なんだこの一年坊主」ジーー

    美穂子「悪待ちの方でしたか。お見事」パチパチ

    31 = 1 :

    木村「あんたさ…、ここどこだと思ってんの?雀荘じゃねーんだからさ」ギロッ

    「えっ…あっ…、す、すいません。つい、癖で」ペコペコ

    佐藤「マナー悪いよ。もう二度としないで」

    「申し訳ありません」ペコペコ

    木村「にしても…素人もいい所だな。これ、多面待ち捨てて、単騎?」

    佐藤「麻雀打った事あんまりないんじゃない?」

    美穂子「…」イライラ

    32 = 3 :

    キャプテンがキレる

    33 = 1 :

    木村「とりあえず、コーチに報告だな」

    コーチ「なんだァ!?」

    佐藤「この一年、生意気です。牌を叩きつけるパフォーマンスしたり」

    美穂子「ワザとじゃありません!」

    「いいのよ。私が悪いから…」シュン

    コーチ「妹の方か…。ん?なんだ!?この待ち!」

    佐藤「素人さんですね。なぜ風越の麻雀部に入ろうと思ったのか…」

    木村「ここは、弱小校の麻雀部じゃねぇんだコラァ!」

    34 = 1 :

    コーチ「麻雀歴何年だ」

    「10年以上です」

    コーチ「待ちは…まぁ今回は目を瞑ろう。が、牌を叩きつけるのはダメだ」

    「…はい」カタカタ


    コーチ「一年生、お前らも見とけ!福路ィ!一歩前に出ろ!」

    美穂子「はい」スタスタ

    「美穂…お姉ちゃん!?」

    35 = 18 :

    久から悪待ち取ったら何が…

    36 = 1 :

    コーチ「何だ、お前!?」

    美穂子「コーチが福路と仰られたので」

    コーチ「どこの話の流れから、お前になるんだよ!妹の方に決まってるだろ!」

    「その通りです。美穂子、私にもプライドがあるから。私のミスは、私が責任を取るわよ」

    美穂子「貴方は黙ってなさい。ここは姉の私が怒られる所です。貴方のマナーを注意しなかった私に責があります」

    コーチ「福路美穂子!てめぇは関係ねえぇぇぇぇぇ!」

    美穂子「コーチ、久を殴るなら私が引き受けます」

    37 = 3 :

    かっけぇ

    38 = 1 :

    コーチ「木村、佐藤、福路の姉の方を抑えとけ」

    木村「はい」ガシッ

    佐藤「はーい」ガシッ

    美穂子「辞めて下さい!」グググ



    「…」

    (きっと、痛いんだろうなぁ…)

    コーチ「覚悟はいいか?ここは麻雀の名門だからな。ミスしたら容赦なく私が叩く」

    「…はい。わかりました」


    バチーーーーーーーン!

    コーチ「一年!見たか?もし、叩かれるのが嫌なら、辞めちまえ!」

    一年「ひえぇぇぇぇぇぇ」ブルブル

    39 :

    キチレズじゃない福路美穂子さんは人間の鑑

    40 :

    既視感あると思ったら…最終的に自殺すんじゃないだろうな美穂子

    41 :

    部長の親って本編に出てきたの?

    42 = 1 :

    >>41本編にまだ出て来てないから、設定をイジれる


    「いたあぁぁぁ」ウルウル

    「口切った…」ツーー

    美穂子「久、大丈夫!?大丈夫!」

    「お、大げさね…。少し血が出た程度じゃない…」

    コーチ「…姉。妹を保健室に連れてっていいぞ」

    木村「コーチ、待って下さい。多面待ちを捨てた闘牌の分も一発行っときましょう」

    佐藤「そうですよ。他の部員に示しがつきません」

    コーチ「お前らに任せる」スタスタ

    44 = 1 :

    保健室

    「別にこんな所来なくたって…」

    美穂子「心配だから…」ポロポロ

    「なんで叩かれた私じゃなくて美穂子が泣くのよ…」

    美穂子「私が代わって上げたかった…」ポロポロ


    ガラガラ

    木村「WAWAWA、忘れ物~」

    佐藤「よっ、バカ姉妹」

    美穂子「…何か用ですか?」キッ

    45 :

    すごい小物臭

    46 = 41 :

    ふぅ~むふぅ~むなるほどなるほど~

    47 = 1 :

    木村「多面待ち崩して、単騎にした分のパンチ」

    佐藤「もう二度としないって誓うなら許してやってもいい」

    「…それは」

    美穂子「あの時は、ああしなければ私が3巡以内に上がってました。先輩が振り込むと予想してましたから」

    木村「一年相手に振り込むわけねーだろ!」

    佐藤「特待生だからって調子にのるんじゃねぇぞ!このタコ!」

    美穂子「ふん、上埜さんの方がよっぽど強い雀士だと思いましたけど。私をワクワクさせてくれますし」

    「美穂子、上級生相手にケンカ売るのは辞めなさい」

    49 = 1 :

    木村「なかなか生意気だな、この女」

    佐藤「そうだね。適当にボコるか」

    美穂子「えぇ、どうぞどうぞ…。お好きに。抵抗はしませんから」

    木村「ちょっと、こっち来いよ」クイッ

    美穂子「はい」

    「美穂子!?」ガタッ

    美穂子「心配しないで。久は自分のスタイルを貫いて欲しいから。貴方は貴方の麻雀をしてればいいのよ」ニコッ





    そして風越の一年生は四月で半分以上が辞めた

    50 = 27 :

    ひどい部だな


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