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    元スレ凛「入水自殺…?」

    SS覧 / PC版 /
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    151 = 1 :

    ーー雪山

    花陽「凛ちゃん、ここならいいんじゃないかな?」

    「そうだね、ここにしよ」

    私と凛ちゃんは適当な場所を見つけて腰を下ろした
    私たちはこれからこの場所で心中する


    花陽「凛ちゃん、はいこれ」

    「にゃ?なにこれ?」

    花陽「鎮痛剤だよ、気分が落ち着くから」

    鎮痛剤を飲む理由は気分を落ち着かせるのはもちろん、眠りやすくするためでもある

    152 = 1 :

    「かよちん…」

    花陽「なに?凛ちゃん」

    「…ほんとにかよちんも来てよかったの?」

    花陽「うん」

    花陽「だって私たち、ずっといっしょでしょ?」

    「そうだね…かよちんありがと」

    153 = 1 :

    凛ちゃんとここに来て、どれくらい経った頃だろうか
    私と凛ちゃんの体にも寒さの影響が出始めた


    「…」ガタガタ

    花陽「…」ガタガタ

    「…かよちん」

    花陽「どうしたの?」

    「寒いよぉ…」


    そう呟いた凛ちゃんの目には、少しの涙が浮かんでいた
    凛ちゃんの泣き顔を見ているとこっちも悲しくなってくる

    だが、だからと言って凛ちゃんの体を暖めるわけにもいかない
    私たちは死にに来ているのだから…


    花陽「でも、そんなこと言ったって…」

    「…」ガタガタ

    花陽「…あっ、凛ちゃん」

    「…なに?」

    花陽「片手だけ、繋いでよっか」

    「うん、繋ごうっ」

    ギュ


    凛ちゃんと繋いだ手は冷たかったけど、ほのかな安心感は得られた

    154 = 1 :

    さらに時間が経った
    不思議なことに私と凛ちゃんの震えはなくなった

    …それはまた一歩、死に近づいたということなんだろうけど


    「…」

    花陽「…」

    「かよ…ちん…」

    花陽「…うん?」

    「凛はなんだか、疲れて眠くなってきた…」

    花陽「私も…」

    「かよちん…凛が寝るまで起きててね…」

    花陽「うん…」

    「凛が寝ちゃっても…そばから離れないでね…」

    花陽「うん…」


    ギュッ…


    そう言った凛ちゃんは、また弱く手を握ってきた

    155 = 1 :

    凛ちゃんが眠気を訴えてから、さらに時間が経って


    「かよちん…」

    「なんだか凛は…ポーッてしてきたよ…」

    花陽「ポーッと…?」

    「うん……少し気持ちいいような…そんな感じ…」

    花陽「…そっか」


    私たちに残された時間もあと少し…

    156 = 1 :

    「…」

    花陽「…」

    「…」

    花陽「…?」

    花陽「凛…ちゃん…?」

    「…」

    寝ちゃったみたい…


    花陽「凛ちゃん…私ももう、限界…かな?」


    花陽「…」


    花陽「ふふっ…凛ちゃん、大好き…」

    ギュッ…

    花陽「…」

    157 = 1 :

    ーー学校の屋上

    私たち9人は今、学校の屋上に来ている

    夏の日差しが肌に照りつけて
    同時に爽やかな風が吹いていた


    穂乃果「みんな、いい?」

    海未「ええ、やるしかありませんよ」

    ことり「私も帰るつもりはないかな」

    絵里「さっさと始めましょ」

    「人が来る前に終わらせんとね」


    私たちは柵を一箇所外し、いつでも飛び降りられるようにする


    花陽「凛ちゃん…」

    「大丈夫だよ、凛もいるから」

    にこ「こころ、ここあ…ごめんね」

    「にこちゃん…」

    158 = 1 :

    みんな心の準備はできたようだ


    穂乃果「よし…行こう!」

    そして

    私たちは前へと飛んだ

    159 = 45 :

    離席しててやっとおいついた

    160 = 1 :

    私たちは音ノ木坂を救えなかった


    ならば私たちも音ノ木坂とともに朽ち、果てよう


    さようなら私の愛した学校


    さようなら私の愛した街


    さようなら私の愛したみんな

    次の世界で今度は幸せになろう

    次の世界は平和な世界 時代の嵐には逆らえぬ運命

    グシャ


    161 = 45 :

    ら終わってた

    162 :

    なんだよこの鬱々したスレは

    163 = 1 :

    はじめに
    1 クスリ
    2 首吊り
    3 飛び降り
    4 手首・頸動脈切り
    5 飛び込み
    6 ガス中毒
    7 感電
    8 入水
    9 焼身
    10 凍死
    11 その他の手段
    おわりに

    ???「おわりに…あとがきかな?」

    165 = 1 :

    ???「おわりに、にはどんなことが書いてあるのかな…」

    最後のページを開く

    そこにはこう書かれていた

    生きたけりゃ勝手に生きればいいし、死にたければ勝手に死ねばいい。
    生きるなんて、たぶんその程度のものだ。
    『生きるなんてどうせくだらない』

    ……

    くだらない…か


    私たちは今、目的があってスクールアイドルをやっている
    これだって生きるの内だろう

    だが、それも「くだらない」ことなのだろうか?

    …いや、くだらなくなんてない

    私たちの今はくだらなくない

    ・・
    まだくだらなくはない

    166 = 1 :

    ???「…だったらまだ、この本は使わなくていいね」

    私は本に栞を挟むことはせず、引き出しの一番奥へとしまった


    167 = 1 :

    おまけ


    餓死

    苦痛:★★★★
    手間:★
    見苦しさ:★★★
    迷惑:★
    インパクト:★★
    致死度:★


    流砂(鳥取)

    苦痛:★★★★
    手間:★★★★★
    見苦しさ:★★
    迷惑:★
    インパクト:★★★
    致死度:★★★




    苦痛:★★★★
    手間:★★
    見苦しさ:★★★★
    迷惑:★★
    インパクト:★★★★
    致死度:★★★★


    自殺装置(アメリカ)

    苦痛:★
    手間:★★★★★
    見苦しさ:★
    迷惑:★
    インパクト:★★★
    致死度:★★★★★

    168 :

    勉強になるな~

    170 :

    面白い

    171 = 41 :

    【閲覧注意】穂乃果「完全自殺マニュアル?」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407593622/

    172 :

    餓死は馴れると気持ちよくなってくるって説もあるらしいな

    173 :

    てす

    174 :

    全部試したけど首吊りがやっぱり楽
    死体は無残だけど

    175 = 1 :

    ID:IbRkPWyD


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