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元スレ戦士「ハーレムパーティーから追い出されたので>>3する」
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紳士「……よし、俺はこれから農耕する」
農夫A「なあ、知っとるか?」
農夫B「何だ?」
農夫A「新しい領主様の話だ。なんでも大勢の人を助けた偉ぇ人だとかって話だ」
農夫B「ああ、聞いとる。遠目に見たが、人の良さそうな方だった。だが、どうだかね」
農夫A「そうだなぁ。結局は貴族様だ。貴族様におら達百姓の気持ちは分からん」
農夫B「そうだそうだ、泥に塗れて仕事もせん輩に何が分かるもんか」
ザクッ ザクッ
農夫A「ん? 誰だありゃ?」
農夫B「ありゃあ……りょ、領主様!?」
紳士「ん? ああ、すまない。勝手に仕事を奪ってしまったな」
農夫A「なあ、知っとるか?」
農夫B「何だ?」
農夫A「新しい領主様の話だ。なんでも大勢の人を助けた偉ぇ人だとかって話だ」
農夫B「ああ、聞いとる。遠目に見たが、人の良さそうな方だった。だが、どうだかね」
農夫A「そうだなぁ。結局は貴族様だ。貴族様におら達百姓の気持ちは分からん」
農夫B「そうだそうだ、泥に塗れて仕事もせん輩に何が分かるもんか」
ザクッ ザクッ
農夫A「ん? 誰だありゃ?」
農夫B「ありゃあ……りょ、領主様!?」
紳士「ん? ああ、すまない。勝手に仕事を奪ってしまったな」
農夫A「りょ、領主様! おやめくだせぇ!」
紳士「ああ、すまない。迷惑を掛けた」
農夫A「め、迷惑だなんてとんでもねえ! りょ、領主様にこんな仕事をさせちゃあ申し訳が立たねえ!」
紳士「何、領主といっても私は所詮なりあがりだ。君と何の変わりもない」
紳士「今日は陽射しが強い。あまり無理をせず身体を大切にしてくれ」
紳士「この国を支えているのは、君達のような農夫達なのだからな」 スタスタッ
農夫A「は、はい!」
紳士「ああそれと、迷惑でなければまた手伝いに来てもいいだろうか?」
農夫A「は、はい! ありがてぇです!」
紳士「うむ」 スタスタッ
農夫B「……なあ」
農夫A「ああ」
農夫B「あの人は、違ぇな」
農夫A「ああ、そうだな」
紳士「ああ、すまない。迷惑を掛けた」
農夫A「め、迷惑だなんてとんでもねえ! りょ、領主様にこんな仕事をさせちゃあ申し訳が立たねえ!」
紳士「何、領主といっても私は所詮なりあがりだ。君と何の変わりもない」
紳士「今日は陽射しが強い。あまり無理をせず身体を大切にしてくれ」
紳士「この国を支えているのは、君達のような農夫達なのだからな」 スタスタッ
農夫A「は、はい!」
紳士「ああそれと、迷惑でなければまた手伝いに来てもいいだろうか?」
農夫A「は、はい! ありがてぇです!」
紳士「うむ」 スタスタッ
農夫B「……なあ」
農夫A「ああ」
農夫B「あの人は、違ぇな」
農夫A「ああ、そうだな」
>>1の戦士はどこに…
紳士「ふむ」
紳士(領地の様子を見たが)
紳士(まだそれほど歴史のない開拓地だが、それほど大きな問題はないな)
紳士(土地が良いのか収量はそこそこにあるし、盗賊や魔物による被害も他の地域に比べれば少ない)
紳士(大規模な事業を起こせるほどの税収は期待できないし、ゆっくりと育てていくしかないか)
紳士(つまりは、俺が手出しするべき案件などないに等しく、平和な暮らしが続くというわけだ)
紳士「ここが、俺の安住の地なのかね……」
コンコンッ
執事「し、紳士様、お客様がお見えになっております」
紳士「誰だね?」
執事「そ、それが、その……!」
「失礼するよ」 ガチャッ
紳士「あ、貴女は……!」
勇者「……久しぶりだね、戦士」
紳士(領地の様子を見たが)
紳士(まだそれほど歴史のない開拓地だが、それほど大きな問題はないな)
紳士(土地が良いのか収量はそこそこにあるし、盗賊や魔物による被害も他の地域に比べれば少ない)
紳士(大規模な事業を起こせるほどの税収は期待できないし、ゆっくりと育てていくしかないか)
紳士(つまりは、俺が手出しするべき案件などないに等しく、平和な暮らしが続くというわけだ)
紳士「ここが、俺の安住の地なのかね……」
コンコンッ
執事「し、紳士様、お客様がお見えになっております」
紳士「誰だね?」
執事「そ、それが、その……!」
「失礼するよ」 ガチャッ
紳士「あ、貴女は……!」
勇者「……久しぶりだね、戦士」
(今更紳士が戦士のタイプミスだったなんて言えない)
>>119
それはそれで面白いから問題ない
それはそれで面白いから問題ない
執事「どうぞ」 カタリッ
勇者「ありがとう」 ゴクリッ
紳士「さがってくれ」
執事「では、失礼します」 ガチャッ
勇者「……」
紳士「……」
勇者「ずいぶん立派にやってるみたいだね」
紳士「え? ええ、そうでしょうか?」
勇者「うん。君の噂は色々聞いたよ。凄いね」
紳士「私はただ目の前の人を救ってきたにすぎませんよ」
勇者「十分立派じゃないか」
紳士「ところで、他のお二方は?」
勇者「外で待っててもらってる」
紳士「そう、ですか」
勇者「ありがとう」 ゴクリッ
紳士「さがってくれ」
執事「では、失礼します」 ガチャッ
勇者「……」
紳士「……」
勇者「ずいぶん立派にやってるみたいだね」
紳士「え? ええ、そうでしょうか?」
勇者「うん。君の噂は色々聞いたよ。凄いね」
紳士「私はただ目の前の人を救ってきたにすぎませんよ」
勇者「十分立派じゃないか」
紳士「ところで、他のお二方は?」
勇者「外で待っててもらってる」
紳士「そう、ですか」
勇者「……こういうのは、僕には向いてないな」
勇者「僕はどうしても君に聞きたい事があるんだ」
紳士「何でしょう?」
勇者「君は、なぜ人助けをするの?」
紳士「なぜ、ですか?」
勇者「昔の君は……実力はあるけどいつも自分勝手で、周りの人の気持ちも考えない」
勇者「それでいてプライドの高い……嫌な人だった」
勇者「僕は、君が嫌だった。だって、力のある人は、周りを思い遣ってあげるべきだと思うから」
勇者「力が無くて困っている人を助けてあげるべきだと、僕は思うから」
勇者「でも、今の君は違う。君はたくさんの人の助けになってる」
勇者「……僕が君を追い出したのは、間違い、だったのかもしれないって、今は思ってる」
勇者「酷い事をしたのかもって、謝らなきゃいけないのかもって……」
勇者「僕が、何か誤解してたのかもしれない。だから聞かせて欲しいんだ」
勇者「君は、なぜ誰かを助けようと思うの?」
紳士「>>132」
勇者「僕はどうしても君に聞きたい事があるんだ」
紳士「何でしょう?」
勇者「君は、なぜ人助けをするの?」
紳士「なぜ、ですか?」
勇者「昔の君は……実力はあるけどいつも自分勝手で、周りの人の気持ちも考えない」
勇者「それでいてプライドの高い……嫌な人だった」
勇者「僕は、君が嫌だった。だって、力のある人は、周りを思い遣ってあげるべきだと思うから」
勇者「力が無くて困っている人を助けてあげるべきだと、僕は思うから」
勇者「でも、今の君は違う。君はたくさんの人の助けになってる」
勇者「……僕が君を追い出したのは、間違い、だったのかもしれないって、今は思ってる」
勇者「酷い事をしたのかもって、謝らなきゃいけないのかもって……」
勇者「僕が、何か誤解してたのかもしれない。だから聞かせて欲しいんだ」
勇者「君は、なぜ誰かを助けようと思うの?」
紳士「>>132」
それが俺が俺である為に唯一出来る事だからですよ
パーティーを抜けて自分の過ちに気づきました
初めて剣を握ったころの気持ちを思い出しただけですよ
初めて剣を握ったころの気持ちを思い出しただけですよ
紳士「パーティーを抜けて自分の過ちに気づきました。初めて剣を握ったころの気持ちを思い出しただけですよ」
勇者「初めて剣を握ったころの気持ち……」
紳士「誰だって、最初は何かの想いを抱いて剣を取るものです」
紳士「ですが戦いに明け暮れる内に、やがてその想いを忘れてしまう」
紳士「剣はただ目の前の敵を倒すだけの道具になり、力に驕り、自分だけしか見えなくなってゆく」
紳士「私は一人になった時、自分のそうした姿にようやく気付きました」
紳士「そして忘れかけていた自分の想いと向き合い、胸に思い描いた為すべき事を為した。ただそれだけですよ」
勇者「……」
紳士「悩んでいるのですね?」
勇者「君には、隠せないね」
勇者「少しね、分からなくなったんだ。僕が何のために戦ってるのか、どうしたいのか」
勇者「そんな時に君の噂を聞いて、会って話がしたくなったんだ」
紳士「迷いは晴れましたか?」
勇者「……うん。ありがとう」
勇者「初めて剣を握ったころの気持ち……」
紳士「誰だって、最初は何かの想いを抱いて剣を取るものです」
紳士「ですが戦いに明け暮れる内に、やがてその想いを忘れてしまう」
紳士「剣はただ目の前の敵を倒すだけの道具になり、力に驕り、自分だけしか見えなくなってゆく」
紳士「私は一人になった時、自分のそうした姿にようやく気付きました」
紳士「そして忘れかけていた自分の想いと向き合い、胸に思い描いた為すべき事を為した。ただそれだけですよ」
勇者「……」
紳士「悩んでいるのですね?」
勇者「君には、隠せないね」
勇者「少しね、分からなくなったんだ。僕が何のために戦ってるのか、どうしたいのか」
勇者「そんな時に君の噂を聞いて、会って話がしたくなったんだ」
紳士「迷いは晴れましたか?」
勇者「……うん。ありがとう」
そろそろみんな下半身に正直になっていい時間だと思う
>>140
ワロスwww
ワロスwww
紳士「お役に立てたようで幸いです」
勇者「あはは、うん。なんだか、こうして見ると、君って意外に」
紳士「意外に?」
勇者「ううん、なんでもない! それじゃ紅茶、御馳走様でした」
紳士「宿は決まっているのですか?」
勇者「え?」
紳士「よければ今晩泊まってゆきませんか? 部屋だけは余っていますから」
勇者「いいの?」
紳士「これでお別れというのはあまりに寂しいでしょう。旅を急ぐ気持ちは分かりますが、どうか」
勇者「うん、わかった。二人にも伝えてくるね!」 スタスタッ
紳士(勇者、か)
紳士(ずいぶん久しぶりに話したが、>>148)
紳士の勇者に対する印象・気持ちをどうぞ
勇者「あはは、うん。なんだか、こうして見ると、君って意外に」
紳士「意外に?」
勇者「ううん、なんでもない! それじゃ紅茶、御馳走様でした」
紳士「宿は決まっているのですか?」
勇者「え?」
紳士「よければ今晩泊まってゆきませんか? 部屋だけは余っていますから」
勇者「いいの?」
紳士「これでお別れというのはあまりに寂しいでしょう。旅を急ぐ気持ちは分かりますが、どうか」
勇者「うん、わかった。二人にも伝えてくるね!」 スタスタッ
紳士(勇者、か)
紳士(ずいぶん久しぶりに話したが、>>148)
紳士の勇者に対する印象・気持ちをどうぞ
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