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    元スレいろは「えっ、先輩東京の大学行くんですか?」八幡「ああ」

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    201 = 1 :

    八幡「いや、なに……なんつーの……お前女子大だろ」

    一色「はい」

    八幡「いやムリ、絶対ムリ、入っていいく自信ねえ」

    一色「私が案内しますからー、良いじゃないですかー」

    八幡(それが余計に嫌な予感を加速させるんだけどな)

    一色「うちの大学はそんなに大々的じゃないですから、人も少ないです!」

    八幡「それ余計に悪目立ちしそうなんだが」

    一色「も~、大丈夫ですから! 絶対行きましょうね!」

    八幡(結局学祭は行った……行ったというか連れて行かれた)

    八幡(そして思った通り、散々な目にあった)

    八幡(一色の友人やら先輩やらに声を掛けられまくる1日だった)

    八幡(アイツなんだよどんだけ知り合い多いんだっつの……)

    八幡(まぁ、他の大学、それも女子大なんて滅多に行くもんじゃないから貴重な経験だったという事にしよう)

    203 :

    外堀を埋めていくスタイル

    205 = 116 :

    おい…じゃあ酒のんで伸びてた先輩は誰なんだよ

    206 = 1 :

    10月

    八幡(一色がうちに入り浸るようになって結構経つ)

    八幡(最初はなんというかどうしたら良いか分からなかったし、なんだかんだ気も遣っていたように思う)

    八幡(基本、夜には帰るとは言え、自分のプライベートゾーンであるこの部屋に他人が居座ることに抵抗があった事は否めない)

    八幡(しかし一色は思いのほか早く馴染んだ、馴染んでしまったというべきか)

    八幡(一色が馴染んだのか、俺の心が許したのか、あるいはその両方か)

    八幡(定かではないし、そこを重視する必要もないだろう)

    八幡(一色は来れば料理をふるまってくれるし、文句を言いながらも部屋の片づけまでしてくれる)

    八幡(俺もそれに甘えてしまっている)

    八幡(……なんというか、居心地が良いんだよな……まるで……いや、やめとこう)

    八幡(……うーむ……)

    207 = 73 :

    サークル(学校関係とはいってない)

    208 :

    ssスレなんて珍しいな

    209 = 1 :

    一色「ただいまでーす」

    八幡「おう」

    一色「先輩、これ食べましょう」

    八幡「んっ、おお、焼き芋か」

    一色「はい、すっごく美味しそうだったんでつい買っちゃいました」

    八幡「もうそんな季節なんだな……おっと、あっちぃ」

    一色「ほわー……おいしーですねえ」

    八幡「んむ、うまいな」

    一色「先輩、そっちの一口くださいよ」

    八幡「え、おま」

    一色「はむ」

    210 = 185 :

    このスレでF5押しながら3時間くらいたってた

    211 :

    八幡→早稲田
    いろは→本女

    ですかね

    212 = 1 :

    八幡「あっ、こ、こら!」

    一色「おー、こっちはほくほくですね」

    八幡「ん? そっちは違うのか?」

    一色「こっちはとろける感じです」

    八幡「む……」

    一色「食べてみますか?」

    八幡「………………いや、良い」

    一色「ま、そうでしょうねー……んー、おいしー」

    八幡「ちくしょう……」

    一色「なんか結構お腹にたまりますね」

    八幡「だな」

    一色「今日のお夕飯は少し軽めにしましょうかね」

    八幡「ああ、そうだな」

    213 = 176 :

    裸属でもさすがにまだ暑い季節だな

    214 = 36 :

    イライラ

    215 :

    追いついた

    やっぱはまちssはいいねえ

    216 = 1 :

    一色「あ、そういえば、先輩の大学は来月学祭ですよね?」

    八幡「ん? あーなんかそんな事を言ってたような気がするわ」

    一色「なんでそんな無関心なんですか」

    八幡「部活とかサークルとかゼミとかそういう団体に一切属していないとあんまりな、そもそもありとあらゆる団体に属していないけどな」

    一色「むー……まぁ良いです、私、今度は先輩の大学の学祭遊びに行きたいです」

    八幡「おお、良いぞ、友達誘って行ってこい」

    一色「いや行ってこいじゃなくて、案内してくださいよ」

    八幡「は?」

    一色「うわすごい嫌そうな声ですね」

    八幡「いやそんな案内するほどのもんはないぞ、初代総長の銅像とか見たいか?」

    一色「なんでそんな物を案内するんですか……もっといろいろこう、あるじゃないですかー?」

    八幡「いや別に……」

    217 = 73 :

    名前欄で反応していくスタイル

    218 = 1 :

    一色「えーっ、なんなんですかー、私に来られたら迷惑なんですかぁ?」

    八幡「そういう事じゃねえけどよ」

    一色「じゃあなんなんですかぁ?」

    八幡「……わかったよ、負けた」

    一色「わーい、楽しみにしてますね、先輩」

    八幡「言っとくけど、俺そんなに詳しくはないからな? 基本授業受けるだけだから」

    一色「それでも良いんですよ、先輩の勉強してる場所とか見たいんですから」

    八幡「そういうもんか……?」

    一色「そういうもんです!」

    八幡(2人で歩くといろいろな発見があった)

    八幡(普段どれだけ俺が周りに意識を向けていないかがよく分かるな)

    八幡(まぁ一応は有名大学ってことで、なんか雑誌のモデルが来てファッションについて語ったり)

    八幡(お笑い芸人のライブとかやってるのを見たりしてなんだかんだ楽しんだようだった)

    219 = 211 :

    えへへ
    高田馬場近くに住んでる女子大生なんて本女しかないでしょ

    220 = 1 :

    11月

    一色「せんぱ~い、そろそろお鍋できますよ~」

    八幡「ん、おお、じゃあ鍋持つわ」

    一色「あ、もう少し待ってください、あとこのお魚だけ最後に入れますので」

    八幡「へー、それは煮込まなくて良いのか」

    一色「はい、白身魚は煮込みすぎると身がほろほろ崩れちゃうので、ひと煮立ちくらいで」

    八幡「なるほどな」

    一色「じゃあこれを入れて……あつっ!」

    八幡「なっ、バカ早く冷やせって」

    一色「わ、あ、ありがとう、ございます……」

    八幡「いや、別に……」

    222 = 1 :

    一色「ていうか先輩、その……手……あの……」

    八幡「あ、あぁ、す、すまん」

    一色「い、いえ……」

    八幡「……」

    一色「……」

    八幡(き、気まずい……蛇口から出る水の音がやけに大きく聞こえる)

    一色「そ、そろそろ大丈夫そうですね、赤くなってないですし、腫れもなさそうです」

    八幡「そ、そうか、じゃあ鍋OKになったら呼べよ」

    一色「はい、先輩」

    223 = 1 :

    八幡「なんかすっかり鍋が美味い季節になってきたな」

    一色「ですね~、はふはふ」

    八幡「はふはふって口で言うもんじゃねえだろ……相変わらずあざといな」

    一色「ははほふはいへふお」

    八幡「いや、やっぱあざといわ、お前」

    一色「む~」

    八幡「もう11月か……早いもんだな」

    一色「そうですね、あっという間です」

    八幡「……学校の方はどうなんだ?」

    一色「特に問題はないですね、勉強も問題ないですし」

    八幡「ほう、そうか、まぁ少なくとも対人関係が問題なさそうなのはこないだ分かった」

    一色「あー……あれは流石にちょっと先輩大変そうでしたねー」

    八幡「……まぁ、過ぎた事だ」

    224 = 1 :

    一色「先輩こそどうなんですか?勉強大変なんじゃないですか?」

    八幡「まぁそれなりだな、Aはもらえるだろ、最低でもBは堅い」

    一色「Aって、それ良いとは言わないんですかね」

    八幡「まぁ課題はそれなりに良い評価取ってるし授業も出てるから問題はないと思うが」

    一色「が?」

    八幡「教授連中に対して特別愛想よくしてる訳じゃないからな」

    一色「まぁ先輩ですもんね」

    八幡「逆にお前は愛想よく立ち回ってそうだな」

    一色「それはそうですよぉ、AかBかギリギリのところを心証1つでAにしてもらえるかもじゃないですかぁ」

    八幡「……お前はほんと、どこに行ってもうまくやれそうだわ」

    一色「えへっ、先輩に褒められました」

    225 = 1 :

    一色「でも急に学校の成績のことを言い出すとか、どうかしたんですか?」

    八幡「いや、別にどうってほどのこともないんだが……いや、その、正月とかどうすんのかと思ってな」

    一色「あー……まぁ、やっぱ帰るでしょうねえ……先輩は帰らないんですか?」

    八幡「さすがにちょっとくらい顔出さないといかんだろうけど泊まる部屋ねえしな」

    一色「そういえばそうでしたか」

    八幡「幸い日帰りできない距離じゃねえし、元旦の朝に行って夕方くらいには戻ってくっかな」

    一色「お正月だって言うのに慌ただしいですね」

    八幡「仕方ねえだろ……」

    一色「んー……あ、そうだ先輩、初詣行きましょうよ」

    八幡「初詣?」

    一色「はい、大晦日にこっち来るので、年越しそば食べて、初詣いくんです」

    八幡「お、おお」

    226 = 119 :

    パンツ燃やした

    227 = 1 :

    一色「せっかくだからオールで遊んで、そのまま朝になったらご実家に行けばよくないですか?」

    八幡「オールってなんだっけ、船漕ぐやつだっけ」

    一色「え、先輩何言ってるんですか……オールっていうのは徹夜ってことですよ」

    八幡「あ、ああ、徹夜ね、分かってる分かってる、問題ない」

    一色「私も多分一日の朝に実家に着けば問題ないと思いますし」

    八幡「そうか」

    一色「ふふっ、楽しみですね」

    八幡「……そうだな」

    一色「……」

    八幡「なんだよ変な顔してこっち見て」

    一色「へ、変じゃないです!こんな可愛い女の子を捕まえて変な顔とかひどいですよ!」

    八幡「わ、悪かったよ、今のはさすがに俺が悪かった、すまん」

    一色「むう……ただちょっとびっくりしただけですよ」

    八幡「あん?」

    228 = 1 :

    一色「先輩が素直にその、楽しみって言ってくれたのがなんか意外だったので……」

    八幡「……ああ、そうかもな」

    一色「自分のことなんですけど……」

    八幡「いや、まぁ良いんだ、気にするな」

    一色「はぁ、まぁ先輩がそう言うなら気にしませんけど」

    八幡「ああ、そうしてくれ」

    八幡(さっきのが俺の本音なのだろう)

    八幡(つまり)

    八幡(俺は一色と一緒にいることが、楽しいのだ)

    八幡「つーかまだ11月だぜ、もう正月の予定とか気が早すぎだろ」

    一色「そんな事ないですよー、こういう事は早いもの順で予定が埋まっちゃうんですから」

    八幡「ん、あぁ、そういうもんか、今まで正月に予定らしい予定が入ることなんてあんまなかったから分からなかったわ」

    一色「あんまり切なくなること言わないでもらえませんかねー……」

    八幡「じゃあそろそろ締めのご飯入れるか」

    一色「あ、卵とってきまーす」

    229 = 1 :

    12月

    八幡「ん、もしもし」

    一色『あ、先輩、おはようございます、まだ寝てました?』

    八幡「いや、起きてはいたが横になってた」

    一色『だらけてますねえ』

    八幡「今日から休みだし良いだろ別に、ずっと頑張ってきた自分へのご褒美だ」

    一色『はぁ、そうですか、実はお願いがあったんですけど』

    八幡「なんだ?」

    一色『えっと、ちょっと買い物をしておいて頂けないかと』

    八幡「珍しいな、別に構わないが」

    一色『ありがとうございます、それじゃリストはLINEで送りますね』

    八幡「おう、頼むわ」

    一色『ふふ、頼んでるのはこっちですよ?』

    八幡「……まぁ、そうともいう」

    一色『それじゃ、宜しくお願いしますねー』

    230 = 211 :

    八幡=童貞仮性とかいうどうでもいい設定

    231 = 1 :

    八幡「……10時……もう店やってるよな……さっさと行くか」

    八幡「やらなきゃいけないことは手短にだっけな」

    八幡「……はぁ、さむ……いってきまーすっと」

    一色「……」

    232 = 176 :

    >>230
    小町は家族カウントか

    233 = 1 :

    八幡「ただいまーっと……」

    一色「メリークリスマース!!」

    八幡「のわっ!!」

    一色「せ、先輩!驚き過ぎですよ!!大丈夫ですか!?」

    八幡「いて……な、なんで一色が」

    一色「あ、ちゃんとティッシュも買ってきてくれたんですね、ありがとうございます」

    八幡「いやあの、質問には答えようね、無視されると昔のことを思い出しちゃうからね」

    一色「え、そんなの驚かせたかったからに決まってるじゃないですかぁ?」

    八幡「は……」

    一色「まぁまぁ、入ってくださいよ」

    八幡「いやあの、俺のうちなんですけどね……」

    234 = 1 :

    八幡「な、なんだこりゃ」

    一色「先輩が帰ってくる前に大急ぎで準備したんですよ?」

    八幡「……まさか後から追加されたティッシュって」

    一色「はい、少しでも準備の時間を稼ごうと思いまして」

    八幡「そういう事にはよく頭が回るよな」

    一色「機転がきくと言ってください」

    八幡「そういうことにしとこう」

    一色「も~、なんですかぁ!」

    八幡「それにしても……」

    八幡「……よくこんなに準備できたもんだな」

    一色「ちょくちょく準備してましたから」

    235 = 211 :

    クリスマスにわざわざティッシュを買わせにいく必要とは…ゴクリ

    236 = 1 :

    八幡「そっか……その、なに、ありがとな」

    一色「えっ……は、はい」

    八幡「あー腹減った、さっさと食べようぜ」

    一色「は、はい!」

    八幡「それじゃ、なんだ、その」

    一色「はい、メリークリスマスです、先輩♪」

    八幡「メリー、クリスマス」

    一色「じゃーん、先輩!このケーキ食べましょう!」

    八幡「えっ、なにこれ高かったんじゃねえの、半分払うぞ」

    一色「ブッブー、残念でした!」

    八幡「は?」

    一色「これ私の手作りですよ!」

    八幡「うっそマジかお前腕あげたな」

    一色「もともとお菓子作りは得意ですし、結構好きでしたからね」

    237 :

    追い付いた

    240 = 1 :

    八幡「うーむ、このデコレーション……すげえな売り物に引けを取らないぞ」

    一色「はい、我ながらうまく行きましたよ」

    八幡「いやもうなんかこれ食べちゃうの申し訳ないんだが」

    一色「そこまで先輩に言われるとは思いませんでしたよ、でもせっかくだから食べてください、美味しくできてるはずですし」

    八幡「そうだな、じゃあありがたく頂くとするか」

    一色「はい、あ、今切り分けますねー」

    八幡「おう、頼む」

    八幡(結論から言うと滅茶苦茶うまかった)

    八幡(なんなのこの子パティシエになっちゃうの?でも夢色じゃなくて一色だけどな)

    八幡(……ちょっと俺も浮かれているのかもしれん、我ながらアホな事言ってるわ)

    241 = 1 :

    1月

    一色「先輩、おそばできました!」

    八幡「お、時間ちょうどだな」

    一色「まぁ今年くらいは小林幸子見れなくても良いかなって思いました」

    八幡「毎年よくやるよなぁ……風物詩みたいなもんだけど……あ、運ぶぞ」

    一色「はい、ありがとうございます」

    八幡「おお、うまそうだ」

    一色「おそばのつゆの香りって食欲をそそりますよね」

    八幡「だな」

    一色「あ……」

    八幡「ん? あぁ、鐘が鳴り始めたか、そろそろだな」

    一色「ですね……なんか、なんでしょう、ちょっと緊張しちゃいます」

    八幡「なんでだよ」

    一色「自分でもちょっとよくわかりません」

    242 = 1 :

    八幡「そうか? まぁいいか……よし、頂きます」

    一色「はい、私もいただきまーす」

    八幡「うん、うまい、このかつおと昆布の出汁と鴨肉の油がたまんねえ」

    一色「私、鴨そばって初めて作って初めて食べるんですけど美味しいですね」

    八幡「だろ、普通の鶏肉も良いんだけど1年に1回だからな、このコクは鴨じゃなきゃ出ないんだよ」

    一色「はい、たまには良いですね、こういうのも」

    八幡「それにしても初めて作ったのに大したもんだな、鴨肉の火加減絶妙じゃねえか」

    一色「そうは言ってもお肉の火加減って特別変わるものでもないですからねえ」

    八幡「そういうもんか……さすがに料理のエキスパートは違うな」

    一色「もっと褒めても良いんですよ、先輩」

    八幡「いやー、いい鴨肉だわー鴨さんと業者さんに感謝感謝」

    一色「あーんもう、先輩ぃ!」

    243 = 1 :

    八幡「……一色」

    一色「は、はいっ?なんですか急に真面目な顔して……」

    八幡「明けましておめでとう」

    一色「へ?あっ、もう12時回ってる!明けましておめでとうございます!」

    八幡「……今年もよろしくな」

    一色「……先輩…………はい、私こそ、今年もよろしくお願いします」

    八幡「これ食べたら初詣行くか」

    244 = 1 :

    一色「ですね、混んでるでしょうけど」

    八幡「う、それは……まぁ、仕方ないな」

    一色「おお、先輩が混雑している場所に行く気を起こしている」

    八幡「……やっぱやめるか」

    一色「わー冗談ですよぅ! いきたいです行きたいですぅ! 先輩と初詣行きたいですぅ!」

    八幡「冗談だよ」

    一色「先輩ってば元旦から性格悪いですよぅ」

    八幡「一色も元旦からあざとくて何よりだよ」

    一色「またあざといって言う~」

    245 = 1 :

    八幡「んじゃそろそろ行くか……外は寒いしトイレいっとけよ」

    一色「……先輩セクハラです」

    八幡「親切で言ってるのに……まぁ良いや、財布は最低限の現金だけにしとけよ、スられても困らない程度にな」

    一色「スリとかあるんですか?」

    八幡「ないとは言えないし、落とす可能性もあるからな」

    一色「はぁ、まぁそうですね、じゃあ電車賃とお賽銭と……あと遊ぶお金ですかね」

    八幡「おし、行くか」

    一色「はい」

    八幡「うわ、さむっ」

    一色「は~、息が白いですねえ」

    八幡「まぁ冬だし夜中だし」

    一色「あ、ほら先輩、星が綺麗ですよ」

    八幡「……おお」

    一色「東京でも星はちゃんと見えるんですねえ」

    八幡「そうだな……」

    246 = 1 :

    一色「わぁ、なんだかお祭りみたいですね」

    八幡「だな……っていうかお前、初詣くらい行ったことあるだろ?」

    一色「そりゃまぁ友達と一緒に行ったことはありますけど、でもこんな時間は初めてですね、いつもは朝になってからですよ」

    八幡「あぁ、まぁ、そうか」

    一色「明るくなってからの初詣とは雰囲気が違います」

    八幡「確かにそうかもな、縁日みたいな空気だもんな」

    一色「はい、なんか楽しいです」

    八幡「そりゃよかったな」

    一色「はい」

    247 :

    はよ!!つづきはよ!!!

    248 = 1 :

    八幡「何をお願いしたんだ?」

    一色「えっ、んー、世界平和ですかねー」

    八幡「絶対嘘じゃん」

    一色「そういう先輩は何をお願いしたんですか?」

    八幡「家内安全無病息災かな」

    一色「絶対嘘じゃないですかー……」

    八幡「せっかくだしおみくじ引いてくか?」

    一色「あっ、良いですね、引きましょう!」

    八幡「どれどれ……末吉……微妙だ……なになに、身体健やかに病から遠し……ホントに無病息災っぽいじゃねえかこの神社すごいの?ご利益あるの?」

    一色「私はー、あ、大吉です!」

    八幡「ほう」

    一色「えーと……恋愛は……」

    八幡「なんだ?」

    一色「……ふう、さあ、ちょっとぐるっと回って帰りますか」

    249 = 215 :

    お?

    250 = 1 :

    八幡「おい、なんだよ、なんか書いてあったんじゃねえのか? まさか読めないとか」

    一色「そ、そんな訳ないじゃないですか! 良いんですよ、私のことは」

    八幡「ふうん……ま、良いけどよ」

    一色「ほ、ほら先輩、屋台で何か買いましょうよ!」

    八幡「割とついさっき美味いそば食ったばっかなんだけどな……」

    一色「大丈夫ですよ、この後はラウンドワンで朝まで遊ぶんですから」

    八幡「ラウンドワン……だと……」

    一色「どうかしたんですか?」

    八幡「いや、噂には聞いたことがある……でかいゲームセンターみたいなとこだろ?」

    一色「んーまぁ、イメージ的にはそうかもしれないですねー」

    八幡「しかしリア充にしか進入することを許さない隔絶した空気に満ちていると聞くんだが」

    一色「なに言ってるんですか、大丈夫ですよ先輩なら、あ、ほら、たこ焼き食べましょう!」

    八幡「お、おい……ったく……」


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