元スレココア「シャロちゃん。10万円あげるから指の骨へし折らせて?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
51 = 12 :
52 :
チノ死ねチノ死ねチノ死ねチノ死ねチノ死ねチノ死ね
53 = 10 :
クソガキチノちゃん腹パンしてくるわ
54 = 1 :
シャロ「違う……。違うのよ……」
シャロは俯き、ブツブツとなにやら呟いて、
力なく椅子に腰を降ろした。
チノ「シャロさんは、ココアさんの指を折った。
これで、間違いないですね?」
シャロ「……」
自分が何を言っても、チノは聞く耳を持たないだろう。
シャロは半ば諦めたように、俯いたまま黙っている。
55 = 12 :
56 = 42 :
チノ死ね
57 = 1 :
チノ「どうやって脅したのか知りませんが、
ココアさんはうまく口止めできたみたいですね。
でも、私はベラベラしゃべりますよ。
リゼさんにも、千夜さんにも」
シャロは大きく目を見開き、弾かれたように顔を上げた。
実際に自分がやったわけではないが、
そんな噂を広められたくはない。
チノ「そこで、取引をしましょう。
このことを黙っている代わりに、
シャロさんには、私のお願いを聞いてもらいます」
58 = 11 :
これは酷いにゃあもっとやるにゃあ
59 = 1 :
シャロ「……お願いって、何よ」
真っ白な顔で、シャロは口を開いた。
シャロ「私も同じ目に合うとか、痛いのは無理よ。
あと。お金関係、とか」
それだけ言うと、観念したように黙って俯いていたが、
チノからの反応が無かったので、
不思議に思ったシャロは顔を上げる。
頬を紅潮させたチノが、そこにいた。
チノ「……シャロさん。私の指も、折ってくれませんか」
60 :
部屋の隣で争う音が聞こえたのに駆けつけないってチノクズやん
61 = 12 :
62 = 19 :
バリスタの夢ごとへし折れ
63 = 1 :
シャロ「こ、これでいいの……? チノちゃん……」
チノ「は、はい……。大丈夫です……」
床に膝立ちになったチノの右手はテーブルの上に乗せられていて、
その後ろから、シャロがチノを抱きしめるようにしている。
シャロの右手が、チノの右腕の上を滑るように移動していき、
それはやがてチノの右手と重なった。
64 = 52 :
いいぞもっとやれ
65 = 12 :
66 = 26 :
ラビットハウス
そこは変人の集う場所
67 :
ひとつも理解できなくてワロタ
68 = 1 :
シャロ「本当に折るよ……。チノちゃんの指、折るからね……?」
シャロの呼吸は、相当に荒いものとなっていた。
取り返しのつかない怪我をさせるという恐怖と、罪悪感。
シャロの心は、この二つの感情によって支配されている。
チノ「ん……っ! お、お願いします……っ」
その湿り気を帯びた吐息と、ややかすれた声を耳元に感じるチノの呼吸も、
全く別の理由で、少しずつにではあるが荒くなっていく。
チノ「あ……っ! あああ……っ!」
自身の小指にかけられている、
シャロの右手に込められた力が徐々に強まっていくと、
チノはやや苦痛に歪めた顔で、恍惚の声を漏らした。
69 :
心ぴょんぴょんしない
70 = 1 :
シャロ「い、痛いわよね? ごめんね、チノちゃん……」
未だ幼さの残る体の小刻みな震えを全身で感じ、
シャロは囁くように謝罪の言葉を述べる。
それでも、右手にかける力は一向に弱めなかった。
この時には既に、心の隅にあるシャロの微かな嗜虐心に、
弱々しい炎が灯り始めていたのかもしれない。
チノ「だ、大丈夫……っ、です……っ! んんいうう……っ!
はぁ……っ! ああああ……っ! あううううううっ!!!!」
痛みに耐えるチノがテーブルを揺らすと、
端に置いてあったマグカップが落ち、床で音を立てる。
底に少し残っていた濃い目に淹れたコーヒーが、
マグカップの転がった先で、小さな染みを作っていた。
71 = 4 :
えぇ・・・
72 = 10 :
素晴らしい?
74 = 1 :
シャロ「ごめん! ホントにごめんね!
一気に! 一気にやるから!」
チノ「うああああ……っ!!!!!」
シャロの目は狂気に染まり、爛々と輝いていた。
右手はチノの中指を握りしめていて、
その隣には、異様な方向に曲がり、赤紫色に変色した薬指と小指が並んでいる。
シャロ「いくよ! チノちゃん! いくからねぇっ!」
チノ「ああああああああああああっ!!!!!!!」
シャロの右手に骨の軋む感触がつたわるのとほぼ同時に、
チノのつんざく様な悲鳴が室内に響き渡った。
76 :
シャロ死ぬな
77 :
全部折るのか
78 = 1 :
シャロがチノの右手に最初に触れてから、およそ2時間後。
二人は寄り添うようにして、地べたに座りこんでいた。
チノ「ああ……っ。あああ……っ」
シャロの胸に顔をうずめ、チノが涙を流している。
チノの右手の指は全ておかしな方向へと曲がり、
全体が、濃紫を超えて、やや黒ずんでしまっていた。
シャロはそんなチノの頭を、
愛おしそうに、優しく、撫でつける。
シャロ「ごめん。ごめんね、チノちゃん」
79 :
マジキチ
80 :
チノちゃんかわいそう...よね
81 = 1 :
昨日とは違う、チノを連れた、病院からの帰り道。
ココアよりも大きなギプスを右手に嵌めたチノは、
シャロと手をつなぎ歩きながら、どことなく嬉しそうにしている。
チノ「私の怪我、全治3か月みたいです」
シャロには、その声がやや弾んでいるように聞こえた。
チノ「良かったです」
シャロの足が止まる。
そして、昨日のココアと同じことを言ったチノを、
怪訝な顔で見つめていた。
82 = 11 :
全部折るとか
83 :
>>63からおかしくなってきた
84 = 73 :
なにこのスレ怖い
85 :
可哀想
86 = 76 :
ねじれてる
87 = 79 :
サイコパスかよ
88 = 42 :
チノ死ね
89 = 10 :
今まで見たごちうさSSのなかで一番ぴょんぴょんする
90 = 16 :
一本でいいじゃないか…
91 = 1 :
チノ「……?」
そこから一歩踏み出して、チノも足を止めた。
そして振り返り、尋ねる。
チノ「どうかしましたか? シャロさん」
シャロ「あ。……えー、と」
しばし考え込んでしまった。
シャロは迷ったが、思い切って聞いてみることにする。
シャロ「『良かった』って。何が?」
チノが首を傾げた。
チノ「何が、と言うのは分かりませんが、良かったですよ。
嬉しくてたまりません。
だって。これで3か月の間は、
シャロさんが優しくお世話してくれますから」
小さな悪魔は目を輝かせて、優しい少女の心に付け込んでいた。
92 :
見てるこっちも痛くなってくるんじゃ
93 = 8 :
あぁ~↓
94 :
千夜もリゼも近づけなくなりますね…
95 = 1 :
チノ「あーん……。んんーーー!」
シャロがスプーンに掬ったスープを一口飲むと、
チノは満足げな声を上げた。
頬に左手を当て、満面の笑みを浮かべている。
チノ「シャロさん。次もお願いします」
シャロ「あ……、うん」
数秒後。再びチノの心底満たされたような声が響く。
チノの食事の世話をしながらも、シャロは横目でチラチラと、
こちらを悔しげに睨み付けるココアの様子を窺っていた。
96 = 8 :
お前さっきチラチラ
97 = 11 :
かわいいなあ
98 = 76 :
ゆび
99 = 1 :
ココア「ちょっと! チノちゃんだけ、ずるくない!?」
その声に、チノ、シャロの二人は顔を正面に向けた。
やや潤んだ瞳で、ココアがこちらを睨み付けている。
チノ「だって、私は右手の指が全部折れてるんですよ?
ココアさんは左手の小指だけでしょう。
洗い物と、お風呂の世話。それだけしてもらえれば十分じゃないですか」
100 = 73 :
俺も指折ったら誰かあーんしてくれるのか?
みんなの評価 : ☆
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