元スレ両津「オトナ帝国の逆襲だぁ?」中川「ええ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
301 = 282 :
両津はマッハムカついた状態があらゆる意味で最強
302 = 206 :
しえん
303 = 1 :
ドサドサッ
大原「な、中川!麗子くん!」
抹種「・・・こいつらの洗脳も解けている。水の中には電波が届かなかったらしくてな・・・頭から突っ込んで洗脳が解けたようだ」
中川「う、ううん・・・あれ・・・僕は・・・」ムクッ
麗子「い、いたた・・・なんだか記憶が曖昧だわ・・・」ムクッ
両津「・・・二人とも着替えた方がいいと思うぞ。特に中川」
中川「え、先輩・・・ってうわぁ!?なんで僕は裸にマントなんて格好をしてるんだ!?」
麗子「きゃ、きゃー!!」
大原「いいから早く着替えなさい!!」
304 = 258 :
中川がたまにぶっ壊れる回好き
305 = 1 :
中川「こ、こんな服しかないんですか?」
麗子「ほ、他の服とかは・・・」
抹種「ない」
両津「いいじゃないか、似合ってるぞ・・・つんつるてんのアイラブ万博Tシャツとジーパン・・・ププッ」
大原「こ、こら両津!笑ってはいかんぞ!・・・ププッ!」
両津「だ、だって部長・・・!あのいつもセレブリティな二人がこんなつんつるてんでダサい服装を・・・ププッ!」
纏「ふ、ふたりとも!似合ってるぞ・・・ウププ・・・」
中川「もう死にたい・・・」
麗子「いっそ殺して・・・」
307 = 140 :
一番風呂最高!
308 = 1 :
ーーーー
抹種「・・・」ウィィーン・・・
中川「このエレベーター・・・随分と深くまで下るんですね」
抹種「東京の地下はほとんどが地下鉄だらけだからな・・・広く場所を取るためにかなり深くまで掘り進めた」
麗子「それにしても一体どれだけ下ったのかしら・・・」
両津「おい、まだなのか?まさかそうやって騙してるんじゃないよな?」
纏「だよなぁ、怪しいぜ」
夏春都「・・・静かにつくのを待ちな」
檸檬「二人ともせっかちじゃからのう」
蜜柑「あぶぶ!」
チーンッ・・・
抹種「・・・ついたぞ」
309 = 1 :
ウィン・・・
大原「なっ・・・!」
麗子「ここは・・・!」
両津「何だこりゃ・・・下町・・・?」
夏春都「・・・地下なのにまるで太陽があるみたいに明るいね・・・」
中川「おそらくこれは・・・有機LEDを天井一面に貼っているんですよ・・・それで太陽を再現してるんだ」
両津「そういや前に中川が似たようなところを作っていたよな?」
中川「ええ、ですけど・・・ここは広さが違いますよ・・・」
抹種「・・・東京23区分の広さがある」
中川「なんですって!?」
310 = 206 :
しえん
311 = 1 :
中川「そんなものを作ろうとすればそれこそウチの比じゃない程のお金が・・・!!」
麗子「まって圭ちゃん・・・抹種って名前・・・どこかできいたことが・・・あるような・・・」
中川「!」
中川「抹種・・・!抹種コンツェルン!」
抹種「・・・」
両津「抹種コンツェルン・・・?そんな会社があるのか?」
中川「はい・・・いや、厳密には『あった』と言った方が正しいですね」
大原「どういうことだね?」
312 :
紫煙
313 = 292 :
しえん
314 = 69 :
オトナ帝国見て泣きたくなってきた
315 = 1 :
中川「かつて・・・それこそ十数年以上までほかに比べられるところがないくらい発展した会社があったんです」
纏「それが抹種コンツェルン・・・」
中川「ウチの父ですら足元に及ばない程の規模でいつもその会社の話を父から聞かされてました・・・今思い出しましたよ」
夏春都「ということは、アンタがその大企業のトップだった・・・ってわけかい?」
抹種「・・・」
抹種「昔の話だ」
316 = 33 :
抹種ってこち亀のキャラ?大人帝国のケンとチャコとは大分違うみたいだけど
317 :
>>315
中川コンツェルン以上のコンツェルンなんてないだろ
318 = 1 :
抹種「君たちは、モーレツオトナ帝国の逆襲・・・という映画を知っているかね?」
麗子「そ、それって・・・!」
檸檬「知っておるぞ。くれよんしんちゃんというあにめの映画じゃ。実際には見たことないがてれびのばらえてぃで紹介されていたのを見たことがあるぞ」
中川「20世紀博のオープンの前日に僕らが派出所で見ていた作品だ・・・・・・あっ!」
麗子「まぁ!」
大原「なんと!?」
両津「え?どうしたんだみんな?」
抹種「・・・」
319 = 79 :
この>>1すごいな
320 = 1 :
中川「今回の事件・・・まったくその作品と同じ経緯で起こってるんですよ!」
抹種「・・・その通りだ」
中川「ある日20世紀博というのが開かれるんです、大人たちは子供を連れてそこで遊ぶんですが・・・。だんだん大人たちだけその20世紀博にハマり身の回りのことをきちんとしなくなっていくんです」
纏「!・・・ばあちゃんや父さん母さんもそうだったぞ・・・!」
麗子「そしてある日大人たちはトラックの荷台に乗せられて20世紀博へと連れていかれるの、子供達を残して・・・」
両津「・・・今回起こったことまんまじゃねえか!」
321 = 206 :
くれしんの映画は知らんけどこのSSは面白い
322 = 1 :
抹種「・・・働き詰めの私は、あの映画に感銘を受けた」
抹種「毎日毎日ビジネスビジネスと精魂尽き果てた私はどっぷりとあの世界にのめり込んだ」
抹種「だが、あの映画では結局計画は失敗し人々は21世紀を生きていった」
抹種「・・・それが私には気に食わなかった」
麗子「どうしてよ!素晴らしい終わりじゃないの!」
中川「そうです!ハッピーエンドですよ!」
抹種「ハッピーエンドなんかじゃない!!」バンッ!!
中川麗子「「!!」」
323 = 219 :
中川翔子にみえた
324 :
長編杉ワロタ
325 = 312 :
しえん
326 = 65 :
なんで誰も気づかなかったんだ!?
327 = 1 :
抹種「・・・ゴホン・・・」
抹種「・・・あの映画はとんでもないバットエンドだ」
抹種「結局愚かな民は情に絆され新たな時代へと向かった。つらく、苦しい21世紀へな」
抹種「・・・だから私は決めたんだ」
抹種「この映画を私がハッピーエンドにしようと」
大原「なんだと・・・?」
328 = 209 :
しえん
329 = 1 :
抹種「手始めに私は会社をたたんだ。そしてこの地下を掘り・・・そこから10年ほどをここの地下の発展に捧げた」
抹種「金ならいくらでもあったからな」
中川「・・・そしてあなたが会社をたたんだことで中川グループは発展することができた・・・」
抹種「・・・中川圭一・・・君の父は私が消えた穴を自分のグループで即座に補った・・・それでも全体の4割程度のものだったがな」
中川「・・・」
抹種「莫大な資産と時間をかけ、そして私の『20世紀』は完成した」
抹種「それが、この場所だ」
330 = 37 :
目から汗が出てきそうなんだが
331 = 1 :
抹種「そして私は20世紀博の建設にかかった」
抹種「もちろん情報は隠し続けた。金をつかってね」
麗子「だから私や圭ちゃんにも情報が入らなかったのね・・・」
抹種「情報が広まり、誰かに邪魔されてはそこでオジャンだからな」
大原「ど、どれだけの財産があればそんなことが可能なんだ・・・?」
両津「ふん、ワシならそんなに金があるならあそび回るがな」
檸檬「カンキチは金がなくてもあそび回るからの、今と変わらんな」
纏「まったくだな」
両津「う、うるせえ!」
332 = 209 :
ぼちぼちクライマックスか
334 :
ケンみたいにチャンス与えてくれなさそう
335 = 1 :
夏春都「つまり・・・アンタは逃げたんだね」
抹種「何・・・?」
夏春都「・・・さっきまでそうだった私が言うのもなんだけどね。アンタはただ、辛いことから逃げたかったんだね」
抹種「・・・何が悪い!・・・あんな生きにくくつらい世の中・・・!逃げて何がーーーー」
夏春都「その『時間』を、生きにくくて辛いものにしたのはアンタ自身さ」
抹種「!」
夏春都「嫌だったらやめればよかったんだ、つらいなら楽しくなるようにすればよかった」
夏春都「・・・嫁さんくらい貰って家族でもつくるんだったね、アンタは」
336 :
やっと追い付いた
337 :
あげ
338 = 1 :
抹種「この・・・老害め!!」ドカッ!!
夏春都「!」ゲシッ!!
纏「ば、ばあちゃん!!」
檸檬「な、なにするんじゃ!」
蜜柑「ば!ば!」
両津「テメェ!!」ガバッ!!
抹種「・・・やれっ!!」バッ
男達「「「はっ!!」」」バッ!!
中川「な!?なんだ!?」
大原「うわぁぁぁ!やめろ!」
麗子「きゃあっ!!やめて!触らないで!」
両津「部長!中川!麗子!!」
339 :
檸檬ってNHK以外は見ないんじゃなかったか
340 = 312 :
こち亀191巻早く届かないかな
341 = 1 :
抹種「・・・動くなよ両津勘吉。動いたら連れの首が飛ぶぞ」
両津「随分と汚い真似するな・・・やっぱりその髪型の奴はホンダラ親父よろしく汚いのか?」
抹種「お前のようなバケモノをまともに相手するような筋力は私にはない。だからこういう手段を取らせてもらった」
両津「・・・」
抹種「・・・最後の仕上げだ・・・ひとつゲームをしようか」
両津「・・・なんだと?」
342 = 312 :
ホンダラ親父可哀想すぎワロタ
343 = 47 :
>>339
NHKでもクレしんの紹介くらいはしそうなもんだろ
344 = 1 :
抹種「簡単なレースゲームさ・・・正し・・・ハンディキャップありのな!」ドォンッ!!
両津「なっ!!」ブシャッ!!
纏「じゅ、銃・・・!?か、カンキチ!大丈夫か!?」
両津「く、脚をかすっただけだ・・・なんともねえ」ポタポタ・・・
抹種「・・・アソコにタワーがあるのが見えるか」
両津「・・・ああ」
抹種「あのタワーの屋上に、ある装置のスイッチが設置してある」
両津「・・・装置?」
抹種「『表』の世界を完全に20世紀へと変える電波を放つためのスイッチさ」
346 = 337 :
あげ
347 = 1 :
中川「な、なぜそこまで・・・」
抹種「・・・なに?」
中川「なぜそこまで貴方はあの映画の再現にこだわるんですか!」
抹種「・・・言っただろう。私があの映画をハッピーエンドにすると」
抹種「あの映画をハッピーエンドにすることで、私の野望は真に叶うんだ」
中川「・・・あなたは・・・異常だ!」
抹種「・・・知ってるさ。10年以上前からね」スタスタ・・・
両津「ち、ちくしょう!まちやがれ!!」
抹種「動くな!!」
両津「!」
抹種「・・・しばらくしたらその男たちは拘束を解く・・・そこがレースのスタートだ」スタスタ・・・
348 :
間違いなく両津は直で登る
349 = 47 :
ここで颯爽と星逃田登場
350 :
貴様のやったこと、どんな理由があろうと
犬畜生以下だ!鬼だ!外道の極みだ!
ぐわあああぁぁぁぁ!!!
みんなの評価 : ○
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