元スレ咲「さよなら……お姉ちゃん……」

みんなの評価 : ★
1 :
清澄高校 麻雀部部室
和「えーそれでは、第5回『咲さんのおしっこを飲むことについて本気出して考えてみた』の会を始めます」
照「ひゃっほーい!待ってました!!」
衣「有象無象の下等な飲み物が、咲のおしっこに勝てるわけないんだからっ!!」
穏乃「咲…宮永咲……!!私がおしっこを飲むべき相手だ!!」
2 :
ホモスレ
3 = 1 :
和「さて…前回の会での話し合いで決まった、部室におまるを置いて咲さんが偶然そこにおしっこをしちゃう作戦ですが…」
照・衣・穏乃「ゴクリ…」
和「…残念ながら失敗でした」
照「ダメだったか~」ハア
衣「良い作戦だと思ったんだけどな」
穏乃「また咲さんのおしっこ回収出来ず、か…」
和「すみません、私がもっと自然におまるを置くことが出来ていれば…」
照「いや、原村は悪くないよ。この会の会長として頑張ってくれてる」
衣「そうだ!ノノカは最高の会長だ!」
穏乃「また皆で案を出しあってさ、次こそはおしっこ回収しようよ」
和「み、みなさん…」ウルッ
誠子「……ちょっと待ってくれるかな」
照「うん?どうしたの誠子?」
4 :
ごめん咲子おねえちゃんかと
5 :
なるほど、そういう意味でのさよならお姉ちゃんってことね
6 :
素直に気持ち悪いと思いました
7 = 1 :
誠子「宮永先輩が清澄高校で大切な集まりがあるから一緒に来てくれっていうのでついて来ましたが…」
照「うん」
誠子「何ですかこれ?」
照「何って『咲のおしっこを飲むことについて本気出して考えてみた』の会だよ」
誠子「えーっと……は?」
和「その名の通り、咲さんのおしっこを飲みたい人の集まりですね」
穏乃「会は今回で5回目です。毎回咲さんのおしっこをいかにして入手するか話し合っているんですが…」
衣「上手くいかず、まだ咲のおしっこを飲めてはいないのだ」シュン
照「そう落ち込むな……あっ、『落ち込むな』って『おちっこ飲むな』に聞こえるな」ハハハッ
和「おちっこって言い方かわいいですね。でも飲むなと言われると余計飲みたくなります」
穏乃「それこそが咲さんのおしっこの魅力…かな」キリッ
衣「あーっ!穏乃がカッコつけてる!」
和・照・衣・穏乃「ははははっ」
照「ははは、おや?どうしたの誠子、もっとこっち来なよ」
誠子「近づかないでください」ドンビキ
8 = 1 :
照「いつもは私一人で来てるんだけど、今日誠子に参加してもらったのには理由があるんだよ」
誠子「私付き添いだけじゃなく参加しないといけないんですか!?」
照「咲のおしっこを回収するにはどうすればいいか、私達四人以外の人間の意見を聞こうと思ってね」
誠子「今すぐ退会しましょう先輩!まだ間に合います!」
照「活発な意見交換を期待しているよ」
誠子「ちくしょう!私の話聞いちゃいねえ!」
和「ようこそ『咲さんのおしっこを飲むことについて本気出して考えてみた』の会へ」ニコッ
衣「歓迎するぞ!」
穏乃「あっ、亦野さんの分のお茶いれますね」
誠子「皆あったかく私を迎えてくれてる…会の目的が咲ちゃんのおしっこを飲むじゃなければ良い友人になれただろうなぁ…」
照「お菓子もあるよ」
誠子「…というか先輩、咲ちゃんと仲直りしたんですよね?」
照「うん!」
誠子「インハイが終わって一ヶ月、隠れてこんなことしてたんですか…しかも毎回東京から来るの大変でしょうに…」
照「しょうがないじゃん!それくらい好きなんだもん!」
9 = 1 :
誠子「何もしょうがなくないと思いますけど…」
照「それに咲のおしっこを飲めば…今よりもっと、咲のことを知れるような気がして…」
誠子「…」
和「ただでさえ天使の咲さんが、照さんと仲直りしてから笑顔が増えてさらに柔らかい感じになりましたからね」
和「正直今の咲さんはすごくモテます。学校の他の人達も咲さんの魅力に気付き始めました」
照「変な奴が寄りつかないよう頼むぞ原村」
和「はい、命にかえても」
誠子「……聞くの嫌なんだけど、他の三人は何で咲ちゃんのおしっこを飲みたいの?」
和「す、好きな人のおしっこを飲みたいと思うのは当然です///」
穏乃「私は好きとかではなく憧れですね!咲さんのおしっこを飲めば、きっと麻雀でもっと強くなれると思うので!」
衣「衣も穏乃と一緒だ!」
誠子(ダメだ、この人達は私の理解の遥か外にいる)
照「いくら咲のことが好きでも抜け駆けは禁止だぞ原村」ニコッ
和「わかってますよ、未来のお義姉さん」フフッ
誠子(…特にこの二人はやばい)
11 = 1 :
誠子「いくら好きでもおしっこを飲みたいっていうのはやっぱりおかしいですよ」
和「なぜですか?」
誠子「だっておしっこなんて汚いし、それを飲むなんて気持ち悪いよ…」
照「え?汚い?」
和「…私達にとって咲さんのおしっこは非常に価値のあるものなんです。亦野さん、あなたはおしっこをどうしていますか?」
誠子「どうってそりゃ普通にトイレでして流してるけど…」
和「つまりトイレに捨てている、ということですね?」
誠子「いや、捨てるっていう言い方はちょっとおかしいと思うな」
和「咲さんのおしっこの価値に気付かずトイレに捨てているこの世界と、どうせ捨てるなら飲ませてほしいと言っている私達…」
和「本当に気持ち悪いのはどちらなんでしょうね」
誠子「あんた達だよ」
穏乃「和、亦野さんはまだ気付いていない側の人間なんだからしょうがないよ」
衣「亦野とやら、ゆっくりでいいからな」
誠子「ダッシュで逃げていいですか?」
12 :
新免さんの刀…
13 = 1 :
和「それでは次の作戦について話し合いを始めましょうか」キリッ
照「おまる作戦も検尿作戦も紙オムツ作戦も失敗…か…」フム
誠子(真剣っ!!話し合いが始まったとたん皆真剣な顔つきになったよ!!)
穏乃「東横さんに頼むっていうのはどうですかね?」
衣「いや、人に頼むのはリスクが高い。最悪咲に告げ口させれしまうかもしれない」
誠子「いや、というか私が告げ口する可能性も…」
照「んー誠子のこと信用してっから」
和「もし咲さんにこの会のことが知られて、私達が避けられるようなことがあればもう生きていけません」
誠子(じゃあこの会やめろよぉ…)
衣「咲のおしっこ回収のためだけのトイレを新しく設置しようか?」
和「なるほど、しかしそれをすると龍門渕さんに感付かれる可能性がありますね」
穏乃「お茶をたくさん飲んでもらって、それからどこかの部屋に閉じ込めて…」
照「咲に嫌な思いをさせたり、傷つけたりはNG」
誠子(どの口が言ってるんだろう)
和「これではまた同じ結果になってしまいそうですね……亦野さんは何かありませんか?」
14 :
困ったときは永水にお任せ
15 = 1 :
誠子「本当は話し合いに参加したくはないんだけど、意見を言うとすれば…」
誠子「隠れてこんなことをせず、わずかな可能性にかけて咲ちゃん本人に直接お願いしたらどうかな?」
和・照・衣・穏乃「…」
誠子「それでダメならもう諦めましょう」
和・照・衣・穏乃「アーハッハッハッハ!!」
誠子「!?」ビクッ
穏乃「なんて?なんてお願いするんですか?おしっこくださいとでも?ヒィーお腹痛いwww」ゲラゲラ
衣「大激痛wwこれにはさすがの衣も片腹大激痛www」ヒィーヒィー
和「それが出来れば苦労しませんよ。まったく亦野さんは」プクク
照「念のため病院行く?」
誠子「ちくしょう…なんで私がおかしいみたいな感じに…」
穏乃「ねえ教えてくださいよwwなんてお願いするんですか?www」グイグイ
誠子「しつこいなこいつ」
16 :
末原ちゃんがいないけど何故?
17 :
亦野さんかわいそう
18 = 1 :
和「この会を咲さんに知られるのも当然NGです。もし知られて、嫌われたらと思うと……」
照「だ、ダメだ…生きていけない…」ガクガク
誠子「咲ちゃんに知られるのもNG、嫌な思いさせたり傷付けたりもNGなんですね!もう勝手にやってください!」フン
和「話し合いを再開しましょうか、亦野さんも何かあれば遠慮なく言ってくださいね」
誠子「はいはい」
和・照・衣・穏乃「~~~」←話し合い中
誠子(でも嫌な思いさせたり傷付けたりはNGって、皆咲ちゃんのこと大事には思ってるんだよな…)
~1時間後~
和「えーでは、次の作戦は咲さんを柱にくくりつけておしっこ漏らすのを待つということで…」
誠子「えぇーー!!思いっきり嫌がることしようとしてるーー!!」ガーン
照「おしっこがふとももにたれてきたらそれを舐めとって…」
誠子「そんなことしたら捕まっちゃいますよ先輩!!いやむしろこの人捕まえてー!!」ダレカー
20 = 1 :
照「冗談だよ、本当にそんなことするわけない」
誠子「そ、そうですよね」ホッ
照「ええしませんよ……しませんとも……」
和「フフフ……するわけないですよ……するわけないです……」
誠子「えっ?ほ、本当にしませんよね?」
和「しませんてば……どうかご安心を……」クックック
誠子「どっち!?何かめっちゃしそうなんですけど!」
照「心配いりませんよ亦野さん……そう何も心配なんて……いりませんよ」フフフッ
誠子「亦野さん!?あんた絶対やる気だろ!」
照「大丈夫だって……まだね」
誠子「いずれやる気なの!?」
和「今回は良い案が出なかったので次回までに各自考えておいてください。ではお開きにしましょうか……咲さん?」
照・衣・穏乃「かわいい!!」
和「はい解散」ニコッ
誠子「何それ!?ニコッじゃなくて何それ!!」
21 = 1 :
穏乃「帰りにファミレス寄っていきませんか?」
衣「いいな!衣はハンバーグエビフライ食べる!」ピョン
照「パフェ食べたい!あっ、でもチーズケーキも捨てがたい…」ウーン
和「私がケーキを頼みますから半分こしにましょう、照さん」フフッ
誠子「す、すげぇ…会が終わったら普通の女子高生の放課後みたいだ…」
照「ほら誠子行くよ。次は来週末にやるから、その時までに何か作戦考えといてね」
誠子(このままじゃ咲ちゃんの身が危ない……私が何とかしないと……)
~そして次の週末 清澄高校 麻雀部部室~
咲「あっ、亦野さんお久しぶりです」ニコッ
誠子「うん、久しぶり。ごめんね部活もないのにわざわざ呼び出しちゃって」
咲「いえ、それはいいんですけど…なんで亦野さんがうちの部室に?」
誠子「まあ、それは話すと長くなるのでおいといて…今日ここである会が開かれるんだ」
咲「えっ?ある会?」
誠子「そう、『咲ちゃんのおしっこを飲むことについて本気出して考えてみた』の会がね」
22 = 1 :
咲「……あのー」
誠子「うん」
咲「何言ってるんですか?頭大丈夫ですか?」
誠子「ははっ!その返しは想定済みさ!気にせずじゃんじゃん言ってね!」
咲「何ですかその会?」
誠子「咲ちゃんのおしっこを飲みたいと思っている人の集まりで、メンバーは原村さん、天江さん、高鴨さん…」
誠子「…そして君のお姉さんの四人」
咲「えっ」
誠子「私は会員じゃないんだけど、あるきっかけでこの会のことを知ったんだ」
咲「じょ、冗談ですよね?」
誠子「…本当なんだ」
咲「何で…何でおしっこなんて…」
誠子「私も詳しい事まではわからないんだけど、世の中にはいろんな人がいるってことじゃないかな」
咲「……信じられません」
誠子「うん、私も咲ちゃんの立場だったら信じられないと思う…でも本当なんだ…」
24 = 1 :
咲「……」
誠子「だからそこのロッカーの中に隠れて、今からあるその会を見てほしいんだ…」
誠子「そしてこっからはお願いなんだけど、会のことを知ってもその四人を嫌わないであげてほしい…」
誠子「四人とも咲ちゃんのことが大好きで大事に思っているんだ…本当に…」
咲「…どうしてその会のことを私に?」
誠子「その四人が咲ちゃんのことを大事に思っているのは本当だけど、もしかしたら間違ったことをしちゃうかもしれない…」
誠子「だからなるべくその会のメンバーと二人きりになったりするのは避けてほしいんだ…咲ちゃんの身の安全のために…」
咲「…」
誠子(やっぱり…ショックだよな…)
咲「…わかりました、ロッカーの中に隠れて本当かどうか確かめます」
誠子「…うん」
咲「お姉ちゃんや和ちゃん達が影でそんなことしてるとは思いません…でも、亦野さんがウソをついているようにもみえません…」
咲「もし本当だった場合は亦野さんの忠告通りにしようと思います」
誠子「…うん、ありがとう。ごめんね」
咲「いえ…」
25 = 1 :
誠子「…じゃあもう皆来ると思うから、ロッカーに隠れて。途中で出て来たりしたらダメだからね」
咲「わ、わかりました」キィ ガチャン
誠子(四人には悪いけど咲ちゃんの身の安全ためにはこうするしかない…よな…。まあ、本当は会を潰せれば一番良いんだけど…)
誠子(咲ちゃんを連れ去ったりはさすがにしないと思うけど、用心してもらうに越したことはない…)
誠子(それに会のことを知っても、咲ちゃんがあの四人を避けることはないと思う…たぶん……)
ガチャ
穏乃「失礼しまーす!」バーン
衣「来たぞー」ピョン
誠子(来た!!)
穏乃「あれ?まだ亦野さんだけですか?」
誠子「う、うん私だけ。原村さんと宮永先輩ももうすぐだと思うよ」
衣「…」
穏乃「…そうですか」
咲(あんまりよく見えないけど…衣さんと高鴨さんだよね…本当に来た…)
26 = 1 :
衣「…しずの、ちょっとこっちに来てくれ」
穏乃「…はい」
誠子(ど、どうしたんだ?二人ともこの前と雰囲気が違うような…)
衣「この部屋の気の流れが何か変だ」ヒソヒソ
穏乃「私も直感的に何かおかしいと感じました」ヒソヒソ
衣「ノノカ達が来るまでは大人しくしていたほうがいいな」ヒソヒソ
穏乃「そうですね」ヒソヒソ
誠子「ふ、二人ともどうしたの?」
衣「…何でもない、気にするな」
誠子「前の時はもっと元気だったような気が…」
穏乃「いつもこんな感じですよ」
誠子(も、もしかして気付いたのかな……いやロッカーから咲ちゃんの服がはみ出てるとかでもないし気付くはずは……)
ガチャ
和「すみません、少し遅れまし…」ピタッ
27 = 16 :
もうすでに気配と匂いでバレバレ
28 :
レズは予想を超えてくる
29 :
誠子はまた咲会に参加させられてるのか
30 :
これはいかん
31 = 1 :
和「…」ジー
誠子(ロッカーの方をじっと見てる!まさか本当に気付いてるのか!?)
和(なぜロッカーの中に咲さんが?……ああ、そういうことですか……亦野さん…)
誠子「ど、どうしたの原村さん?」
和「いえ、何でもないです。皆さんこんにちは……あれ?照さんは?」キョロキョロ
誠子「今日は私だけ先に来たから、でももうすぐ来ると思うよ」
和「そうですか、では私達だけで先に会を始めましょう」
誠子(よ、良かった。気付いてないみたいだ)ホッ
和「えーそれでは、第6回『集まれっ!エトペン大好きっ子!』の会を始めます」
衣・穏乃「!」
誠子「えっ」
衣(これは……会のメンバー四人の間だけで決めた、何かあった時のための偽りの会……)
穏乃(やっぱり私達に良くないことが起こってるんだ……ここは和に合わせよう……)
衣「エトペン大好き!」穏乃「エトペン最高!」
誠子(こいつら……気付いてやがる!!)
32 = 1 :
一方その頃…
照(どうして誠子は私のことほったらかして先に行ったのかな?おかげでちょっと迷子になっちゃった…)スタスタ
照(少し遅れちゃったし、皆に謝らないとな……)スタスタ
照「っ!!」ピタッ
清澄麻雀部の部室がある旧校舎に一歩足を踏み入れた瞬間……宮永照に電流走る!
照(私の咲レーダーが反応している……)
照(何で……何で部室のロッカーの中に咲が……?)
照(皆ももう集まってるようだし……あっ…そうか誠子が咲に…)
照(まあ原村がいるから何とかなるだろ……となると私が向かうべきは部室ではなく…)クルッ
照(咲の家だ!!)ダッ
照(まだ洗濯前の服や下着が残っていればいいが…)タッタッタ
33 = 1 :
和「今日もエトペンはかわいいですね」ポムポム
衣「エトペンは衣とノノカを引き合わせてくれた大好きなペンギンだ!」
穏乃「エトペンでドッジボールしたいな~」
誠子(こいつらっ…こういう時のためのウソの会をあらかじめ決めてたんだ…!)
和「ではエトペンを真ん中に置いて…」ポフッ
和「ちゃちゃのんはね♪佐々野っていうんだほんとはね♪」
誠子(何か歌い始めた!?)
衣「だけど考慮しとらんから♪清老頭に振り込んでしまうんだよ♪」
穏乃「かわいいね♪エトペン♪」
誠子(結局最後エトペン!?何の歌だよこれ!!佐々野さんに謝れよ!!)
和・衣・穏乃「アーハッハッハッハ!!」
誠子(……これはこれで気持ち悪いな)
咲(お姉ちゃんもいないし、聞いてた話と違う…亦野さんの勘違いだったのかな…?)
35 :
咲ちゃんパンツもぐもぐ
36 = 1 :
~1時間後~
和「ではそろそろお開きにしましょうか……エトペン?」
衣・穏乃「かわいい!!」
和「はい解散」ニコッ
誠子(くそぅ…最初から最後まで完璧に演じきりやがった…)
誠子(私からおしっこの会のこと言い出しても、とぼけられたらそこまでだし…)
和「どうしたんですか亦野さん?早く帰りましょう」
誠子「…うん」
誠子(ごめんよ咲ちゃん…)
ガチャ バタン
咲「…」キィィ
咲(一体何だったんだろう……結局ずっとエトペンのこと話してたし……)
咲「……私も帰ろっと」
37 :
たまげた結束だなあ…
38 = 1 :
穏乃「…和、もう話しても大丈夫?」スタスタ
和「はい」スタスタ
穏乃「何だったの?」スタスタ
和「部室のロッカーの中に咲さんが隠れてました」スタスタ
誠子(やっぱりバレてたのか…てか、どうしてわかったんだよマジで…)
衣「すごいなノノカ!衣でもそこまではわからなかったのに!」
穏乃「でも何で咲さんがロッカーに…」
和「亦野さんのしわざ…ですね?」
誠子「…うん、そうだよ」
和「ふふっ、ありがとうございます」ニコッ
誠子「えっ……怒ってないの?」
和「形はどうあれ咲さんのことを心配してくれての行動でしょう?感謝はしても怒ることはありませんよ」
誠子「…」
衣「亦野とやら、うちの会長を見くびるなよ。そこを汲み取れぬノノカではない」
39 :
末恐ろしい
40 = 1 :
和「損得抜きで人のために行動できるというのは素晴らしい事です」
和「これからもあなたはあなたの正義を貫いてください。私達は私達の正義を貫きますので」ニコッ
誠子「…会長」
誠子「って違う違う!!あっぶねぇー、もうちょっとで洗脳されるとこだった!!」
穏乃「真顔で『…会長』だってwww亦野さんおもしろいですねwww」ゲラゲラ
衣「そしてその後の『って違う違う!!』www」ヒィーヒィー
誠子「うおおぉぉぉ!!こいつら殴りてぇぇぇ!!」
和「…亦野さん、私達は咲さんを傷付けたりは絶対にしません。それだけは信じてください」
誠子「うん…何となくわかったよ…」
和「ふふっ、ではファミレスに行きましょう」
衣・穏乃「おー!」
誠子「お、おー…」
誠子(あれ?……何か忘れてるような……)
41 :
無駄な大物感
42 = 37 :
できる女原村
43 = 1 :
咲「…はあ」トボトボ
咲(会のことは亦野さんの勘違いだったのかな…)
咲(お姉ちゃんや和ちゃん達のこと疑っちゃったよ……少し罪悪感が…)
ブロロロロ キキィィィーー!!
通行人「お、おい…あの車何か危なくないか…」
咲(いろいろ考えて疲れちゃった…もうちょっとで家に着くし、今日はゆっくり休もう…)スタスタ
通行人「やばい!?おいそこの君危ない逃げろっ!!」
咲「えっ」クルッ
ブロロロロロ!!
咲(あっ……こっちに車が向かってくる……に、逃げなきゃ…)ガクガク
咲(あ、足が動かない……ダメ……もう間に合わない…)ガクガク
咲(ごめんね和ちゃん…来年も一緒に全国に行くって約束したのに……ごめんねお姉ちゃん…妹らしいこと全然出来なくて……)
咲(せっかく仲直り出来たのに……もっといっぱい甘えれば良かった……)
咲「さよなら……お姉ちゃん……」
44 = 41 :
唐突なタイトル回収いいゾ~
45 = 1 :
照「さきぃぃぃーーー!!」バッ
咲「!?おねえちゃ」
キキィィィィィ ガシャン!!
照「咲っ!!大丈夫!?」
咲「う、うん……お姉ちゃんのおかげで大丈夫……」
照「咲っ」ギュウ
咲「お、お姉ちゃん…」
照「バカっ!!何で逃げなかったの!!もうちょっとでぶつかってたんだよ!!」
咲「ご、ごめんなさい……足が動かなくって……」フルフル
照「良かった……本当に良かった……咲ぃ…」ギュウ
咲「こ、怖かったよ……お姉ちゃん…」ポロポロ
照「咲ぃ…咲ぃ…」スンスン
46 = 30 :
ワハハの仕業だ!
47 = 1 :
通行人「き、君達!大丈夫か!?」
照「…はい…大丈夫です」
運転手「ううっ……」ガチャ
運転手「すいません…居眠りしてしまってて…怪我された方はいませんか…?」
通行人「馬鹿野郎っ!!幸い怪我人はいないがもう少しでこの子を轢いていたんだぞ!!」
運転手「ううっ…本当にすいませんでした…」フラフラ
通行人「お、おい…壁にぶつかった衝撃で君のほうが怪我してるんじゃないのか?えっと、救急車は何番だっけ…」
運転手「わ、私は…大丈夫です」通行人「万が一があるから!」
咲「お姉ちゃん…お姉ちゃん…」ギュウ
照「怖かったね咲…もう大丈夫だから…」ナデナデ
咲「うん……でもお姉ちゃんどうしてここに……?」
照「あっ……い、妹がピンチの時に駆けつけるのは姉の役目…」
咲「お、お姉ちゃん!ありがとう!」パァァ
咲「今日は家に泊まっていってね、お姉ちゃん」ギュウ
照「ふふっ、そうだな。今日はずっと咲と一緒にいよう」ナデナデ
48 :
なぜか運転手と通行人から濃厚なホモフラグを感じる
49 = 1 :
数日後 清澄高校 麻雀部部室
咲「それでは、第5回『姉より優れた妹なんていないよ!お姉ちゃん大好き!』の会を始めます」
玄「わーい」パチパチ
絹恵「待ってました!お姉ちゃん大好き!」パチパチ
ブルーメンタール妹「フゥー」パチパチ
咲「ふふっ、全員そろってますね。皆さんいつもありがとうございます。特にブルーメンタールさんは遠いのに…」
ブルーメンタール妹「咲会長、お気になさらずに。私も姉を愛する者としてこの会に参加できて嬉しいんです」
絹恵「姉を愛する気持ちに国境はない。っていうことですね」
咲「そうですね」ニコニコ
玄「咲会長何か良いことあったんですか?」
咲「あっ、わかりますか?」ニコニコ
咲「実は……お姉ちゃんと一緒に寝ることが出来たんです!」
玄・絹恵・ブルーメンタール妹「オォー」
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