私的良スレ書庫
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元スレ京太郎「遠くのヒトより近くのカノジョ」
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咲(あの時…京ちゃんに告白された時……嬉しかった…私も京ちゃんの事が好きだったから……)
咲(でも……それ以上に戸惑いがあった。京ちゃんがまさか私に告白してくれるなんて、思いも寄らなかった……)
咲(でも私は……その時既にプロ入りが決まっていたから)
咲(もし…先に京ちゃんが告白してくれていたら、私はプロにはならなかったのかもしれない)
咲(でも…プロになるって決めて、チームと契約した以上、今更辞めるわけにはいかなかった……)
咲(それに。この時の私自身、プロの世界で自分の力を試したい。と言う想いも芽生え始めていたから――――)
咲(だから…素直に告白を受け入れる事は、あの時の私には…どうしても出来なかった……)
咲(でも…プロ入りして京ちゃんと離れ離れになって、気持ちがぐらぐらして…どうしていいか分からなくなって……)
咲(そこを先輩に見透かされて、先輩にこう言われて、私はそれを受け入れた)
――――中途半端な気持ちじゃプロは務まらない。少なくても一年は麻雀だけに集中した方が良いって……。
咲(本当に…本当に勝手だと思う…でも私は一方的に京ちゃんと、距離を置く事を選択した……)
咲(でも……それ以上に戸惑いがあった。京ちゃんがまさか私に告白してくれるなんて、思いも寄らなかった……)
咲(でも私は……その時既にプロ入りが決まっていたから)
咲(もし…先に京ちゃんが告白してくれていたら、私はプロにはならなかったのかもしれない)
咲(でも…プロになるって決めて、チームと契約した以上、今更辞めるわけにはいかなかった……)
咲(それに。この時の私自身、プロの世界で自分の力を試したい。と言う想いも芽生え始めていたから――――)
咲(だから…素直に告白を受け入れる事は、あの時の私には…どうしても出来なかった……)
咲(でも…プロ入りして京ちゃんと離れ離れになって、気持ちがぐらぐらして…どうしていいか分からなくなって……)
咲(そこを先輩に見透かされて、先輩にこう言われて、私はそれを受け入れた)
――――中途半端な気持ちじゃプロは務まらない。少なくても一年は麻雀だけに集中した方が良いって……。
咲(本当に…本当に勝手だと思う…でも私は一方的に京ちゃんと、距離を置く事を選択した……)
咲(それから私は麻雀だけに集中する事になって、少しずつだけど勝てる様になった……)
咲(チームの一員としてとしてチームに必要とされるようになった。でもやっぱり――――)
咲「…………寂しいよ…京ちゃん……」じわ…
咲(……いくら勝っても活躍しても…忘れた頃にこみ上げて来る…寂しさと恋しさ……)
咲(私はやっぱり……京ちゃんの事が好きなんだ……)
咲「早く逢いたいよ…京ちゃん……」ぐすぐす…
咲(京ちゃん…もう彼女さんとか出来ちゃてるのかな……もう私の事なんて忘れちゃっているのかな……)
咲(…………だとしても…私に文句を言う資格は無い……)
咲(ホントは今すぐにでも、京ちゃんの元へ飛んで行きたい……)
咲(でも私が決意し、其れを勝手に京ちゃんに押し付けたんだから、それを自分から破る事なんて絶対に出来ない)
咲(プロの雀士として…一人の女としてそれだけは絶対に許されない。それに京ちゃんにだって当然…選ぶ権利はある)
咲(いくら優しい京ちゃんだって…こんな自分勝手な子の事なんて、とっくに愛想尽かしているに決まってるよね……)
――――でもそれでも私は……一縷の望みを信じて…………
その時が来たら…きっと―――――。
咲(チームの一員としてとしてチームに必要とされるようになった。でもやっぱり――――)
咲「…………寂しいよ…京ちゃん……」じわ…
咲(……いくら勝っても活躍しても…忘れた頃にこみ上げて来る…寂しさと恋しさ……)
咲(私はやっぱり……京ちゃんの事が好きなんだ……)
咲「早く逢いたいよ…京ちゃん……」ぐすぐす…
咲(京ちゃん…もう彼女さんとか出来ちゃてるのかな……もう私の事なんて忘れちゃっているのかな……)
咲(…………だとしても…私に文句を言う資格は無い……)
咲(ホントは今すぐにでも、京ちゃんの元へ飛んで行きたい……)
咲(でも私が決意し、其れを勝手に京ちゃんに押し付けたんだから、それを自分から破る事なんて絶対に出来ない)
咲(プロの雀士として…一人の女としてそれだけは絶対に許されない。それに京ちゃんにだって当然…選ぶ権利はある)
咲(いくら優しい京ちゃんだって…こんな自分勝手な子の事なんて、とっくに愛想尽かしているに決まってるよね……)
――――でもそれでも私は……一縷の望みを信じて…………
その時が来たら…きっと―――――。
京太郎(あれから俺は…憧と二人で遊びに行ったりする事が多くなった)
京太郎(どこに行くかとかは専ら憧が決めていたのだが、彼女はああ見えて、凄く気使いの出来る子なんだと思う)
京太郎(何だかんだで、どこに行くにも俺が愉しめて、尚且つ自分も愉しめる処を上手に選んでいた様に思うしな……)
京太郎(しっかりというか、ちゃっかりしているとでも言うのだろうか……?)
京太郎(でも。そんな所も可愛くて、健気で…そして俺の事を引っ張り上げてくれる様な感じで……)
京太郎(俺自身、そんな彼女に次第に惹かれて行くのを、否定する事が出来なくなっていた)
京太郎(そして…彼女によって俺の心の中の何かが、次第に解きほぐされていく心地よさと……)
京太郎(それと同時に何かを…少しづつ、忘れてしまっていく様な気持ちも感じていた……)
京太郎(そして。そんな日々を過ごしながら、桜の花咲く頃……俺は次第に現実問題になって突き詰められる事があった)
京太郎(言わずもがな…咲の事だ―――――)
京太郎(どこに行くかとかは専ら憧が決めていたのだが、彼女はああ見えて、凄く気使いの出来る子なんだと思う)
京太郎(何だかんだで、どこに行くにも俺が愉しめて、尚且つ自分も愉しめる処を上手に選んでいた様に思うしな……)
京太郎(しっかりというか、ちゃっかりしているとでも言うのだろうか……?)
京太郎(でも。そんな所も可愛くて、健気で…そして俺の事を引っ張り上げてくれる様な感じで……)
京太郎(俺自身、そんな彼女に次第に惹かれて行くのを、否定する事が出来なくなっていた)
京太郎(そして…彼女によって俺の心の中の何かが、次第に解きほぐされていく心地よさと……)
京太郎(それと同時に何かを…少しづつ、忘れてしまっていく様な気持ちも感じていた……)
京太郎(そして。そんな日々を過ごしながら、桜の花咲く頃……俺は次第に現実問題になって突き詰められる事があった)
京太郎(言わずもがな…咲の事だ―――――)
三年も前にちらっと見ただけでこんなに惚れられるってどんだけイケメンなんだよ
京太郎(もうすぐ四月…咲との約束の月……)
京太郎(俺は……どうすりゃいいんだろうな……)
京太郎(憧は俺にちょっと不器用だけど…はっきりと分かる好意を俺に寄せてくれる……)
京太郎(容姿も言っては何だが、咲よりも良いと思うし、オシャレにも気を使っている)
京太郎(何よりも勝気なんだけど、時折見せる純情で照れ屋な処が堪らなく可愛い)
京太郎(頭も良くて、さり気なく俺に話も、行動も合わせてくれる……そんな女の子……)
京太郎(でも俺は……それでも…………)
京太郎(俺は悩みに悩んだ…こんなに悩み、二人を天秤に掛けている自分にこんなにも自己嫌悪もしたのも初めてだった)
京太郎(咲の返事が来るまでに、それまでに絶対に決めなければならない)
京太郎(返事待って決めるなんてのは、男として格好悪いし、何より二人に対して失礼極まりない話だろう)
――――そして俺は…考え悩み抜いた末。結論に達し覚悟を決める。
もう迷わない。どうなったとしても後悔しない。俺は――――――。
京太郎(俺は……どうすりゃいいんだろうな……)
京太郎(憧は俺にちょっと不器用だけど…はっきりと分かる好意を俺に寄せてくれる……)
京太郎(容姿も言っては何だが、咲よりも良いと思うし、オシャレにも気を使っている)
京太郎(何よりも勝気なんだけど、時折見せる純情で照れ屋な処が堪らなく可愛い)
京太郎(頭も良くて、さり気なく俺に話も、行動も合わせてくれる……そんな女の子……)
京太郎(でも俺は……それでも…………)
京太郎(俺は悩みに悩んだ…こんなに悩み、二人を天秤に掛けている自分にこんなにも自己嫌悪もしたのも初めてだった)
京太郎(咲の返事が来るまでに、それまでに絶対に決めなければならない)
京太郎(返事待って決めるなんてのは、男として格好悪いし、何より二人に対して失礼極まりない話だろう)
――――そして俺は…考え悩み抜いた末。結論に達し覚悟を決める。
もう迷わない。どうなったとしても後悔しない。俺は――――――。
四月の初め頃。
学内のとある喫茶店。
京太郎「雨…か……」
京太郎(そう言えば咲からあのメールが送られてきたのも、こんな雨の日だったな……)
京太郎(しっかし…もう四月で桜も咲いてるってのに、未だ全然肌寒いな……)ぶる
京太郎「コーヒーを買ってと……ええっと…どこに……あそこか」たたっ
京太郎「お待たせ。自分から呼び出しておいて、俺の方が遅くなってしまってゴメンな」
憧「ううん…いいよそんな事」にこ
京太郎「はい。コーヒー…ってもう注文してたのか……しかも全然飲んでないみたいだし、要らなかったかな?」
憧「ううん。ありがとう。せっかく京太郎が、私の為に持って来てくれたんだもん。有り難く頂きます」こくこく…
京太郎「そんな大層なモノじゃないんだけどな」
憧「京太郎のくれたコーヒー……おいしい」にこ
京太郎「そっか…それならいいんだけどさ……」
学内のとある喫茶店。
京太郎「雨…か……」
京太郎(そう言えば咲からあのメールが送られてきたのも、こんな雨の日だったな……)
京太郎(しっかし…もう四月で桜も咲いてるってのに、未だ全然肌寒いな……)ぶる
京太郎「コーヒーを買ってと……ええっと…どこに……あそこか」たたっ
京太郎「お待たせ。自分から呼び出しておいて、俺の方が遅くなってしまってゴメンな」
憧「ううん…いいよそんな事」にこ
京太郎「はい。コーヒー…ってもう注文してたのか……しかも全然飲んでないみたいだし、要らなかったかな?」
憧「ううん。ありがとう。せっかく京太郎が、私の為に持って来てくれたんだもん。有り難く頂きます」こくこく…
京太郎「そんな大層なモノじゃないんだけどな」
憧「京太郎のくれたコーヒー……おいしい」にこ
京太郎「そっか…それならいいんだけどさ……」
もし二兎追って二人とも掴み損ねたら
俺が傷心の京ちゃんを貰ってやるから頑張れ京太郎
俺が傷心の京ちゃんを貰ってやるから頑張れ京太郎
憧「えへへ…でも京太郎から誘ってくれるなんて…珍しいね。でも…嬉しい」にこ…
京太郎(…………心なしか憧の表情が、何処か曇っている様な感じがする……)
京太郎「憧…いきなり呼び出して悪かったな。でも…どうしても今日言わなければならない事があるんだ……」
京太郎(そう…今日じゃないとダメなんだ『結果』が出てからじゃ遅いんだ)ぐっ
憧「……大事な…話なの?」
京太郎「ああ」こく
憧「…………そう。それだったら外に出ない?そこで話して……」
京太郎「外って…まだ雨が降ってるぞ。それにまだ肌寒いし……」
憧「どうしても…外で話したい気分なんだ。だめ…かな……?」
京太郎「……わかった…外に出よう」
憧「うん…ありがと」
京太郎「あっカップは俺が持ってくから……ん?」
――――片付ける為に手に持った三つのカップ。その中で一つのカップだけが空になっていた……。
京太郎(…………心なしか憧の表情が、何処か曇っている様な感じがする……)
京太郎「憧…いきなり呼び出して悪かったな。でも…どうしても今日言わなければならない事があるんだ……」
京太郎(そう…今日じゃないとダメなんだ『結果』が出てからじゃ遅いんだ)ぐっ
憧「……大事な…話なの?」
京太郎「ああ」こく
憧「…………そう。それだったら外に出ない?そこで話して……」
京太郎「外って…まだ雨が降ってるぞ。それにまだ肌寒いし……」
憧「どうしても…外で話したい気分なんだ。だめ…かな……?」
京太郎「……わかった…外に出よう」
憧「うん…ありがと」
京太郎「あっカップは俺が持ってくから……ん?」
――――片付ける為に手に持った三つのカップ。その中で一つのカップだけが空になっていた……。
学内の広場。
京太郎(雨が降ってるのと講義棟から離れている所為か、殆んど人が居ないな……)
憧「…………」ふるふる
京太郎(……俺はここで今から目の前の、微かに震えながら傘を差している女の子に言わないといけないのか……)すぅ…はー
憧「それで……話って何なの……?」
京太郎(……くっ…やっぱりいざとなると言い辛いな…駄目だ!逃げるな!男ならはっきり言え!!)ぐぐっ
京太郎「…………憧……ゴメン。俺はやっぱり咲からの返事を待つ事にする。だからお前とは付き合えない」
京太郎(雨が降ってるのと講義棟から離れている所為か、殆んど人が居ないな……)
憧「…………」ふるふる
京太郎(……俺はここで今から目の前の、微かに震えながら傘を差している女の子に言わないといけないのか……)すぅ…はー
憧「それで……話って何なの……?」
京太郎(……くっ…やっぱりいざとなると言い辛いな…駄目だ!逃げるな!男ならはっきり言え!!)ぐぐっ
京太郎「…………憧……ゴメン。俺はやっぱり咲からの返事を待つ事にする。だからお前とは付き合えない」
憧「………………」
京太郎「お前が俺なんかに好意を寄せてくれるのは、ホントに嬉しいし、振るなんて罰当たりな事だって百も承知してる……」
京太郎「でも俺は…やっぱり咲の事が好きなんだ。例え振られる事になったとしても、それでも俺は―――――」
憧「…………わかってた……京太郎が宮永さんを択ぶ事くらい……わかってたんだ……」
憧「ほんのたまにだけど…宮永さんの事を話す時の京太郎の顔……とってもいい顔をしていたから……」
憧「…………私に向けては…一度も見せてくれなかった顔……」
京太郎「……憧…俺は――――」
憧「でも――――私は……それでも私は…京太郎の事が好きなの……」ぐっ
京太郎「お前が俺なんかに好意を寄せてくれるのは、ホントに嬉しいし、振るなんて罰当たりな事だって百も承知してる……」
京太郎「でも俺は…やっぱり咲の事が好きなんだ。例え振られる事になったとしても、それでも俺は―――――」
憧「…………わかってた……京太郎が宮永さんを択ぶ事くらい……わかってたんだ……」
憧「ほんのたまにだけど…宮永さんの事を話す時の京太郎の顔……とってもいい顔をしていたから……」
憧「…………私に向けては…一度も見せてくれなかった顔……」
京太郎「……憧…俺は――――」
憧「でも――――私は……それでも私は…京太郎の事が好きなの……」ぐっ
憧「初めて京太郎を見た時…カッコよくて…優しいそうな人だって思った。一目見た瞬間から、ずっと気になってた」
憧「初めてデートした時に…私はやっぱりこの人の事が好きなんだって、はっきりと分かった」
憧「それからデートする度にどんどん好きになっていくのも……抑え切れない位に実感していた」
憧「だけど…もしかしたら私は…宮永さんの代わりでしか無いのかもしれない。そう思う事もあった……」
憧「でも!そうだったとしても、京太郎は私を大事に思ってくれているって事は判っていたから……」
京太郎「憧……」
憧「ねえ…京太郎……どうしても私じゃ駄目なの?宮永さんじゃないとダメなの?」
京太郎「…………」
憧「……こんな事言っても、困らせるだけだってのは分かってる……」
憧「……でもお願い!お願いだから宮永さんなんかじゃなくて私を選んでよ!!!お願い…だから……」ふるふる
京太郎「憧…俺は憧みたいな可愛くて素敵な子に好きって言われて、本当に嬉しい」
京太郎(声に出しては言えないけど…もし咲が居なかったら。俺は手放しで喜んで憧と付き合っていたと思う)
憧「初めてデートした時に…私はやっぱりこの人の事が好きなんだって、はっきりと分かった」
憧「それからデートする度にどんどん好きになっていくのも……抑え切れない位に実感していた」
憧「だけど…もしかしたら私は…宮永さんの代わりでしか無いのかもしれない。そう思う事もあった……」
憧「でも!そうだったとしても、京太郎は私を大事に思ってくれているって事は判っていたから……」
京太郎「憧……」
憧「ねえ…京太郎……どうしても私じゃ駄目なの?宮永さんじゃないとダメなの?」
京太郎「…………」
憧「……こんな事言っても、困らせるだけだってのは分かってる……」
憧「……でもお願い!お願いだから宮永さんなんかじゃなくて私を選んでよ!!!お願い…だから……」ふるふる
京太郎「憧…俺は憧みたいな可愛くて素敵な子に好きって言われて、本当に嬉しい」
京太郎(声に出しては言えないけど…もし咲が居なかったら。俺は手放しで喜んで憧と付き合っていたと思う)
憧「それなら!――――――」
京太郎「でも俺は…俺には咲しかいないって決めたんだ……」
京太郎「たとえ俺が咲に振られる事になったとしても…それでも今の俺には、咲以外考えられないんだ」
京太郎(俺は馬鹿だ…大馬鹿だ……憧の優しさと好意に甘えて、ずるずるとしてしまった結果がこれだ)
京太郎(そうだ。俺は結局…憧の想いに応えられずに、傷付ける事しか出来なかった……)
憧「でも!!宮永さんはここにはいないんだよ…彼女がいるのは私達と違う世界……」
憧「でも私はここにいる!二人で一緒に触れ合える。寄り添えられる。感じ合える……」
憧「私は…何時も京太郎の見える処にいるから!!だから―――――」
憧「見えない人の事なんて見ようとしないで、もっともっと目の前で見える私の事を見てよっ!!」
京太郎「憧……」
憧「だから……お願い…………」ふりふり…
京太郎「でも俺は…俺には咲しかいないって決めたんだ……」
京太郎「たとえ俺が咲に振られる事になったとしても…それでも今の俺には、咲以外考えられないんだ」
京太郎(俺は馬鹿だ…大馬鹿だ……憧の優しさと好意に甘えて、ずるずるとしてしまった結果がこれだ)
京太郎(そうだ。俺は結局…憧の想いに応えられずに、傷付ける事しか出来なかった……)
憧「でも!!宮永さんはここにはいないんだよ…彼女がいるのは私達と違う世界……」
憧「でも私はここにいる!二人で一緒に触れ合える。寄り添えられる。感じ合える……」
憧「私は…何時も京太郎の見える処にいるから!!だから―――――」
憧「見えない人の事なんて見ようとしないで、もっともっと目の前で見える私の事を見てよっ!!」
京太郎「憧……」
憧「だから……お願い…………」ふりふり…
京太郎(憧が…あの勝気な女の子が……外聞も無くいやいやして……)
京太郎(まるで…玩具を欲しがってせがむ子どもの様に……それも俺が…この子をそうさせちまったんだな……)くっ…
京太郎「ごめんな憧……もう俺は中途半端にしたくは無いんだ。だから―――――」
憧「どうしても…駄目なの…………?」
京太郎「ああ……」こく…
憧「分かった!!いい…もういいよ……ごめんね京太郎…我儘言ってホントにゴメンね……」ぽろ…
憧「分かっていたのに……本当に…分かっていたのに……」ぽろぽろ
ばっ…
京太郎「!?」
京太郎(えっ!?傘を投げて…空を見上げてる……?)
京太郎「って!おいっそんな事してたら濡れちまうぞ!!」だっ
憧「来ないでっ!!いいから来ないでよ!!」
京太郎「憧…何を言っt―――――」
憧「…………う…うう…ああ…わぁぁん……うわぁぁぁぁぁ――――ん!」
京太郎(まるで…玩具を欲しがってせがむ子どもの様に……それも俺が…この子をそうさせちまったんだな……)くっ…
京太郎「ごめんな憧……もう俺は中途半端にしたくは無いんだ。だから―――――」
憧「どうしても…駄目なの…………?」
京太郎「ああ……」こく…
憧「分かった!!いい…もういいよ……ごめんね京太郎…我儘言ってホントにゴメンね……」ぽろ…
憧「分かっていたのに……本当に…分かっていたのに……」ぽろぽろ
ばっ…
京太郎「!?」
京太郎(えっ!?傘を投げて…空を見上げてる……?)
京太郎「って!おいっそんな事してたら濡れちまうぞ!!」だっ
憧「来ないでっ!!いいから来ないでよ!!」
京太郎「憧…何を言っt―――――」
憧「…………う…うう…ああ…わぁぁん……うわぁぁぁぁぁ――――ん!」
>>186
わかるだろ…だって魔王様怖いんだもん
わかるだろ…だって魔王様怖いんだもん
京太郎「憧!!」
憧「泣いてなんてない!これは雨だから…泣いてなんてないんだからね!!」
憧「大丈夫だから。ただちょっと大声出したくなっただけだから!」
憧「だから…お願い…早く行って…早くどっか行ってよ!!」
京太郎(……憧…………そうか………)
憧(泪なんて見せたくない…心配なんかさせたくない。して貰いたくもない。コレは私のできる精一杯の矜持――――)
京太郎(……そうだな…情けないけど…俺がコイツにしてやれる事なんて、もう何一つも無いんだ)ふりふり
憧「うぁぁぁぁん……うわぁああああああ―――――ん!!」
京太郎「……分かったもう行くよ」ぺこり
京太郎(くそっ!俺に出来るのは……彼女の意を汲んで、とっとと立ち去る事しかねーのかよ!!)たたっ
京太郎(ごめんな…憧……)
憧「うわぁぁぁぁ―――――――あぁ…・・ぁ…・・……――――」
――――俺は…走りながら彼女から離れる程に、彼女の嗚咽が雨音で掻き消されていくのを感じていた……。
憧「泣いてなんてない!これは雨だから…泣いてなんてないんだからね!!」
憧「大丈夫だから。ただちょっと大声出したくなっただけだから!」
憧「だから…お願い…早く行って…早くどっか行ってよ!!」
京太郎(……憧…………そうか………)
憧(泪なんて見せたくない…心配なんかさせたくない。して貰いたくもない。コレは私のできる精一杯の矜持――――)
京太郎(……そうだな…情けないけど…俺がコイツにしてやれる事なんて、もう何一つも無いんだ)ふりふり
憧「うぁぁぁぁん……うわぁああああああ―――――ん!!」
京太郎「……分かったもう行くよ」ぺこり
京太郎(くそっ!俺に出来るのは……彼女の意を汲んで、とっとと立ち去る事しかねーのかよ!!)たたっ
京太郎(ごめんな…憧……)
憧「うわぁぁぁぁ―――――――あぁ…・・ぁ…・・……――――」
――――俺は…走りながら彼女から離れる程に、彼女の嗚咽が雨音で掻き消されていくのを感じていた……。
色っぽい女は愛し方でなく喜ばせ方を知っているって偉い人が言ってた
支援
支援
④擬音使いすぎでシリアスなのに笑ってしまうのが残念
自分の脳内でキャライメージしてるのとただ読むのでは違うよ
自分の脳内でキャライメージしてるのとただ読むのでは違うよ
何年も一緒にいた京太郎は、もう深層心理に刻み込まれてるんだよ
咲かわいいって
咲かわいいって
阿知賀ならシズ、クロチャ、宥姉、あらたそは上手くいきそう
憧ちゃだけ何だかんだで別れそう
憧ちゃだけ何だかんだで別れそう
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