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    元スレ百合「女子駅伝で走り終わった選手をハグする係になった」

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    102 = 13 :

    再開

    103 = 13 :

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    百合「ロリちゃん大丈夫かな……」

    先生「まだ言ってんのかお前」

    モブ「中継見てる限りじゃ元気に走ってるし、大丈夫だと思うよ?」

    百合「でも……」

    先生「心配するなら自分の心配しろ。お前4区目のゴール分かってんのか?」

    百合「えっと……あそこですよね? ビルいっぱいあるところ」

    先生「……モブ、お前コイツ連れて先に4区目のゴール向かっとけ」

    百合「うぇえええ!?」

    モブ「私は別にいいんですけど、ロリ先輩がゴールした時にいないのはまずいんじゃ……」

    先生「走らせさえすればあとはどうでもいーんだよ。そっから先はこのアホの管轄だ」

    百合「そ、そんなのってないですよ! 勝手にハグ係りに任命した上にそれって、横暴ですよ横暴!」

    先生「知るか。お前のクソ方向音痴がなけりゃ全ては丸く収まることなんだよ」

    百合「そんにゃ……」

    先生「とにかく、私はロリを病院に連れてってから合流する。お前らは4区目のゴールだ、分かったな?」

    105 = 13 :

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    実況「ロリ選手遂に1キロ地点を通過しました!」

    実況「仲間たちの思いに答えるため、怪我をした足を抱え妹選手の待つ4区地点に向かいます!」

    (ロリ先輩すごい……これが3年生の気迫で……)

    (ロリ先輩が怪我しながらあんなにも頑張ってるんだから、私も頑張らないと……!)

    実況「もうゴールは目前です! 頑張れ! 頑張れロリ選手!!」

    「……」

    (ロリ先輩、なんであんなにも必死なのかな?)

    (陸上は趣味って言ってたし、あんな怪我したら真っ先に棄権しそうなのに……)

    (私があの人のことよく知らないだけかもだけど)

    「……」

    「もしかして、短髪さんやポニテさんみたいにお姉ちゃんのハグが目的で……」

    (いやいや! ロリさんに限ってそんなことあり得ない……よね?)

    「あの人そういう雰囲気全然ないし……いや、もしかしたら隠してるだけかもだけど……」

    先生「ぶつくさ言ってねーで黙って待ってろボケ」

    108 = 13 :

    「な……も、もしかして声に出てました……?」

    先生「もしかしなくても出てる、話しかけて来てんじゃねーのか思うくらいだ」

    「げっ……」

    先生「今まで面倒だから言わなかったけど、お前結構な頻度で心の声漏れてんぞ」

    「……」

    「な、なんで言ってくれなかったんですか……?」

    先生「耳付いてんのか。今まで面倒だからって言ったろ」

    「酷いです信じられません! それでも教師ですか!!」

    先生「うっせえな。ほらもうロリ来るぞ、とっととスタート地点に着け」

    「ってことは今までお姉ちゃんがどうのこうの言ってたの全部……」

    実況「ロリ選手遂にゴールを捉えました! 後続に差を大きく埋められましたが未だトップは守っています!」

    「わわ、ロリ先輩もう来てるし!?」

    実況「バトンを受けるのは妹選手! 1年生ながら選抜された期待のホープです! 一体どんな走りを見せてくれるのか!?」

    110 :

    スマスタ的なか

    111 = 13 :

    先生「気合い入れろよシスコンレズ! クソチビのケツはお前が拭け!」

    「レズじゃねーよ!? てかその口の汚さいい加減にしてください訴えますよ!!」

    ロリ「妹っ……! あとはお願いっ……!」

    「せせ、先輩お疲れ様です! あとはゆっくり休んで!」

    実況「ロリ選手フィニッシュです! 彼女は本当によく走り抜きました! どうか惜しみない拍手を彼女に!!」

    ロリ「疲れた……もう無理痛い走れないっ……」ヘナ…

    先生「お疲れさん。差はアホみたいに縮まったがトップ守っただけ褒めてやるよ」

    ロリ「先生に、褒められたのとか……3年間で始めてかも……」キョロキョロ…

    先生「あ、先に言っとくけど百合ならいねーぞ」

    ロリ「え?」

    先生「ほら、さっさとこっち来い。お前は今から病院だ」

    ロリ「ちょ、ちょっと待ってくださいよっ……なんで、百合いないか、説明して……!」

    先生「お前は座り込んだ時にハグしてもらったからもう十分だろ」

    先生「ハグすらしてもらえずに死んでる奴もいるんだから我慢しろボケ、てか転んだくせに調子乗るな」

    ロリ「あ、あり得な……」

    112 :

    流石にキモい屑百合豚ですね。さっさと死ねks

    115 :

    とりあえず全員かわいい

    116 = 13 :

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――

    百合「良かったぁ……ロリ先輩、ちゃんとゴールして……」

    モブ「だから言ったでしょ、軽い捻挫だから大丈夫だって」

    モブ「それより今は妹ちゃんの応援しよ?」

    百合「うん、それもそうだね」

    百合「妹なら何かトラブルがない限りは大丈夫だと思うけど……」

    モブ「ポニテちゃんもロリ先輩もトラブル続きだから侮れないね」

    百合「うん、すごく心配……」

    モブ「まあそう何度も面倒事は起こらないと思うけど……」

    百合「とにかく今は4区のゴール地点に向かおう! あとどれくらいで着く?」

    モブ「言あと5分くらい。全然余裕あるからゆっくり行けばいいよ」

    百合「そっか。妹のお出迎え出来そうで何よりだよ」

    モブ「あ、そうだ。私トイレ行くついでに飲み物買って来るから、百合ちゃんここで待ってて?」

    モブ「すぐ戻るから」

    百合「分かったー。あ、ついでにお水買って来といて!」

    117 = 115 :

    支援しろや、みんな!!

    119 = 13 :

    モブ「了解ー。百合は絶対にどっか行っちゃダメだからねー?」

    百合「はーい」

    モブ「知らない人に付いてっちゃダメだよー?」

    百合「もう、子供扱いしないで!」

    モブ「あはは」


    百合「まったく、モブは失礼だなぁ……じっと待ってるだけなら誰でも出来るよ」ムス

    百合「っと、妹はどうなって……」

    実況「妹選手、1年生とは思えない安定感抜群の走りを見せています! これは来年以降も期待出来そうです!」

    百合「うんうん、順調そうでなによりだね……」

    百合「5区のランナーはエースの先輩だから、そこまで繋げばあとは……!」


    短髪「百合……」

    百合「ふぇ?」

    123 :

    いいね

    124 = 13 :

    短髪「ここに、居たんだね……探したよ……」

    百合「たた、短髪ちゃん!? どうしてここにいるの!?」

    短髪「百合がここにいるって聞いたから、走って来たんだ……」

    百合「走って!?」

    短髪「私、いっぱい頑張ったのに……ぐずっ、いなくなるなんて酷いよぉ」

    百合「ほ、本当にごめんなさい短髪ちゃん……」

    百合「でも走っちゃダメだよ……頑張ったあとだからこそいっぱい休まなきゃ……」

    短髪「百合がいないから、全然休めなかったんだ……苦しくて、全然楽にならなくて」

    百合「と、とにかくどこか休める場所に移動しよ? ここじゃ座る事も出来ないから……」キョロキョロ

    短髪「それなら、すぐそこにある漫画喫茶に行こう……個室もあるからゆっくり休めると思うんだ……」

    百合「ま、漫画喫茶の個室……? でも今は妹が走ってるし……」

    短髪「大丈夫、そこから4区のゴール地点まではすぐそこだから……」

    百合「あ、そうなんだ」

    百合(それならすぐ駆けつけられるし、妹が来るまでなら大丈夫、だよね……?)

    126 = 98 :

    127 = 13 :

    短髪「連れてってくれるよね、百合……」

    百合「もちろん! 短髪ちゃんいっぱい頑張ったもん、それくらいお安い御用だよ」ニコ

    短髪「ありがとう、すごく嬉しいよ百合……」

    百合「ふふ、それじゃあ行こっか。私場所分かんないから案内してくれる?」

    短髪「任せて。私がしっかりエスコートするから……」ギュ…

    百合「よろしくね」

    短髪「……」フフ…



    モブ「お待たせー……ってあれ?」

    130 = 1 :

    まだやってたのかよwwww

    131 = 13 :

    >>130
    そろそろ辛くなって来た

    133 = 68 :

    面白い

    134 :

    まだまだ

    135 = 13 :

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    実況「妹選手危なげなく4分の1地点を通過しました!」

    実況「このまま5区の先輩選手にバトンを繋げるのか!? エースの彼女にこのまま繋げられれば優勝はほぼ確実です!」


    百合(プレッシャー凄いだろうけど頑張って妹……!)

    短髪「……百合、着いたよ」

    百合「ありがとう短髪ちゃん。ごめんね、疲れてるのにエスコートさせちゃって」

    短髪「いいんだ、百合と一緒にいられるだけで疲れなんて吹き飛ぶから」

    百合「もう、そんなこと言っちゃってー」

    短髪「百合も移動が多くて疲れてるだろ? 2人で一緒にゆっくり休もう」

    百合「うぅ、そんなこと言ってくれるの短髪ちゃんだけだよー……」ウルウル

    短髪「百合のこと一番大切に思ってるのは私だからね……」

    短髪「さあ、早く入ろう。予約してあるから部屋まですぐだよ」

    百合「うん! それにしてもすごいね、こんなお城みたいな漫画喫茶、私始めて入るよ!」

    百合「受付とか誰もいないし、やっぱ大きい場所は違うんだねー」

    138 :

    >>130
    そういや>>1じゃなかったのか、もうちょっと頑張ってくれ

    139 = 13 :

    短髪「そうみたいだね……」

    百合「廊下も長くて、部屋はいっぱいあって」

    百合「こんな場所のどこに漫画が置いて……」

    百合(……あるんだろう?)

    短髪「百合、部屋に着いたよ。さあ入って」

    百合「えっと……短髪ちゃん。ここって漫画喫茶、なんだよね……?」

    短髪「ああ、漫画喫茶だよ。ここは個室ばかりの階で、漫画は3階にあるんだ」

    百合「あ、そうだったんだ!」

    百合「なんかホテルみたいで変だなー、って思ってたんだけど、そういう漫画喫茶だったんだね」

    短髪「ホテルと漫画喫茶が一緒になったような場所だから、勘違いしてもしょうがないよ」

    短髪「さあ、早く中に入ってゆっくりしよう」

    百合「うん! まあでも、妹のペースを考えるとあと20分くらいしか居れないだろうけど」アハハ

    142 = 13 :

    百合「わー……すっごく綺麗な部屋……」

    百合「すごいね短髪ちゃん! 最近の漫画喫茶ってこんなにも綺麗で……!」


    ギュ…


    百合「……短髪ちゃん?」

    短髪「百合、ごめん……私、さっきまで走ってたから汗臭いよね……」

    百合「そ、そんなことないよ……? 私女の子の汗の匂いって好きだし」

    短髪「え、ホントに……?」

    百合「う、うん、ホントだよ?」

    短髪「じゃあお風呂入らなくてもいい……?」

    百合「短髪ちゃんが気になるならお風呂は入った方が良いと思うけど……」

    147 = 13 :

    短髪「……私は入りたいけど、その間に百合がいなくなりそうで嫌なんだ」

    百合「短髪ちゃんを置いていなくなったりなんてしないよー」

    短髪「嘘だ。百合はさっき私を置いてどこかに行ったじゃないか」

    百合「あ、あれはポニテちゃんが待ってたから……」

    短髪「……それはつまり、百合は私とポニテならポニテの方が大切ってことなの?」

    百合「どっちが大切とかはないよ……私にとっては2人とも大切な人で……」

    百合「あ、電話……」

    短髪「……」ガシ…

    百合「え、っと……」

    149 = 13 :

    飯食ってるから帰って来なかったらすんません

    150 = 98 :

    俺は保守し続けるだけだ


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