元スレ百合「女子駅伝で走り終わった選手をハグする係になった」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
301 = 239 :
妹「はぁ……ん、あっ……」ヘナ…
百合「妹、よく頑張ったね……うん、よく頑張った……」ギュウ…
妹「おねえ、ちゃん……」ギュ…
百合「すごくカッコ良かったよ……私、妹が一生懸命走ってる姿見て、ぐず、感動しちゃって……」
妹(あぁ……お姉ちゃんの匂い……良い……)
妹(走り切ったのも相まって、すごい達成感……)
百合「うん、本当によく頑張った……あとはゆっくり休んでね、先輩のこと一緒に応援しよ……」
妹「うん……」ギュ…
モブ「美しい姉妹愛……」ウルウル
先生「妹が百合のケツ揉んでなかったらもっと絵になっただろうがな」
ロリ「それ言ったら台無しだと思います」
モブ「せせ、先生!? それにロリ先輩も!?」
302 :
妹wwww
303 = 239 :
百合「ふぇ……? ロリちゃん……?」
ロリ(バレた……)
先生「おいそこのシスコンレズ、いつまでも満身創痍なフリして抱きついてんじゃねえぞ。さっさと退け、後続の邪魔だ」
妹「ふ、フリじゃ……ねーし……」
百合「い、妹……でもロリちゃんも……」アタフタ
ロリ「……今は妹の介抱してあげて。私は元気だから」
百合「うん分かった……あ、ロリちゃん足は!? 大丈夫なの!?」
ロリ「無茶したせいで全治2週間が2ヶ月らしいけど、後遺症とかはないって」
百合「そうなんだ……良かったぁ」
妹「……お姉ちゃん、水」
百合「あ、待っててね! 今飲ませてあげるから……」
先生「今走ってるアイツは問題ないとして、そのあとが本当の勝負だな……」
モブ「アンカーですか?」
先生「ああ。あのアホは何やらかすか分かんねーからな」
モブ「先輩さん以上にある意味伝説残してますもんね……」ハハ…
306 :
ほしほす
307 = 239 :
百合「はい妹、お水だよ。いっぱい飲んで」
妹「もっと、こっち寄って……」
百合「え、こ、こうかな?」
妹「うん、そんな感じ……」サワ…
百合「い、妹……? あの、手が変な場所に……」モジモジ…
先生「おいコラ、しれっとセクハラしてんじゃねーぞ。さっさと百合から離れろゴミカス」
妹「どうしてあなたは女性なのにもっと慎ましい喋り方が出来ないんですか……訴えますよ……」
先生「訴えられんのはどう考えてもテメーだろうが」
百合「ふ、2人とも喧嘩しないで……」アワワ
ロリ(先生はみんなに辛辣だけど、妹は先生にだけ辛辣な気がする……)
モブ「あはは……」
先生「とりあえずお前ら全員車乗れ、5区のゴール地点に向かうぞ」
先生「エース様のお出迎えだ、あのクソレズ2人も呼び出しとけ」
310 = 239 :
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
実況「先輩選手凄まじい! 凄まじいです!」
実況「最長区間にも関わらず全力疾走のようなスピードでアスファルトを駆け抜けて行きます!」
実況「現在2位とのタイム差はなんと10分!! 妹選手から受け継いだリードをどんどん広げて行きます!!」
先輩(相変わらず殺風景な風景だ……)
先輩(前にも後ろにも誰もいない……逃げるように走る白バイクをひたすら追いかける……)
先輩(こうやって静かに走るのは嫌いじゃないが、スピードのせいで声援すらロクに聞こえないのは寂しいな……)
実況「先輩選手! まさにミス駅伝に恥じぬ走りを見せています!」
実況「彼女が去年作った区間新記録も大会新記録もあとは塗り替えられるのを待つのみ!」
実況「もはや世界にしか、いや世界にも敵はいないのかもしれません!」
実況「私たちは今、伝説の目撃者に……!」
先輩(そういえばアイツと始めて会った時もこんな感じだったな……)
先輩(静かで誰もいない場所で1人走っていた時、突然現れて……毎日数えきれないくらい私に抜かれ続けて……)
311 = 243 :
誰なんだ
312 = 293 :
先生女だったのか
313 :
私だ
314 :
「私達」って言ってたし先生
315 :
先生女!?
316 :
じゃあ、実況も女か
うはwハーレムww
317 = 239 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
百合『ほっほっ……ほっほっ……』
先輩『……』
百合『ほっほっ……ほっほっ……』
先輩(……道は誰の物でもないが、今まで独占状態で使っていた場所に他人がいるのはどうも馴れないな)
百合『ほっほっ……ほっほっ……』
先輩(こんな時間にこんな場所で、本当に物好きなヤツだ……それを言うなら私もだが……)
先輩『……』タッタッタ
百合『!』
百合『っ~~~!!』ダダダ…
先輩(張り合いたくなる気持ちは分からんでもないが……)
先輩『……』タッタッタ
百合『あっ……』
先輩(流石に遅過ぎる……生まれ変わりでもしない限り、私に付いて来るのは無理だろう)
319 = 243 :
えっ 百合ちゃんがラスボス?
320 :
並走してるの?
321 = 243 :
回想でしょ
322 = 239 :
百合『……』シュン…
先輩(まあ、1ヶ月前の走ってるのか歩いてるのか分からん頃に比べたら進歩はしたと思うが……)
先輩(はぁ……ダメだ。このノロマを見かけるようになってから余計なことを考え過ぎてる……)
先輩(無心に、前だけを見て、腕を振って……)
百合(あの人やっぱりすごく速い……これで抜かれたの126回目だよ……)ハァ…
百合(追いかけようとしても2秒で置いてかれちゃうし……うぅ、同じ女の子だとは思えないよ……)
先輩『……』タッタッタ…
百合(でも、あの人の後ろを1秒でも長く走れるようになれば、私も……)
百合『ほっほ……ほっほ……』
先輩『……』タッタッタ…
325 = 239 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
先輩(ほぼ毎日……よく飽きないな)
百合『ほっほ……ほっほ……』
先輩(これで3ヶ月目……私が来る前に走っている時もあれば、気付いたら走っている時もある……)
百合『ほっほ……ほっほ……』
先輩(歳は私の4つ、5つ下くらいか……? 顔だけ見ればかなり幼く見えるが……)
百合『ふぅ……休憩……』フラ…
先輩(装いやランニングフォームからして陸上部には見えない……何か他の運動部か……?)
先輩(テニスシューズを穿いているが……)
百合『あの……』
先輩『!』
326 = 315 :
あげ
328 = 188 :
あれ、イマイチ設定が分からなくなってきた
3年生のロリに百合はタメ口だけど先輩は居るんだよな
329 = 318 :
陸上部としての先輩なんだろ
330 = 314 :
舐められる先輩っていたよね…
331 :
ロリ先輩は幼馴染なんでしょ
332 = 239 :
先輩『……』キョロキョロ…
百合『あ、ごご、ごめんなさい! 急に話しかけちゃって……!』
先輩『……わ、私か?』
百合『は、はい……』
先輩『……何か用か?』
百合『えっと、その……お水、飲みます……?』
先輩『は……?』
百合『いや、あのっ……いつも持って来てる水筒みたいなの、今日は持って来てなかったので……』
先輩(そんなことに気付いて……)
百合『そ、その! ごめんなさい忘れてください!!』タタッ…
先輩『あ、待っ……』
先輩『……』
先輩(一体なんだ、さっきのは……こんなこと、始めてで……)
335 = 239 :
先輩『ってアイツ……自分の水筒忘れて……』
先輩『……』
先輩『……百合?』
先輩(アイツの名前か……? 水筒に自分の名前を書く奴なんて始めて見たぞ……)
先輩『……』
先輩(ここに置いて行く訳にもいかないし、次会った時にでも返すか)
先輩(また明日来るだろうし、その時はまともな会話の1つくらいして……)
先輩(……いや、何を考えている。そんなことをする必要はない、すっと返して、それで……)
先輩『……はぁ』
336 = 315 :
回想長いな
338 :
すばらしいな
339 = 239 :
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
先輩『……』
ロリ『ねえ』
先輩『……なんだ』
ロリ『なんかここ2、3日不機嫌だけど、どうしたの? 上級生含めみんなビビリまくってるよ?』
先輩『私は至って普段通りだが』
ロリ『いやいやいや、明らかにおかしいよ。今まで皆勤だったのに2日連続で学校遅刻したりしてるし』
ロリ『それに何よりアンタが陸上部休むとか、なんかあった以外にあり得ないよ』
先輩『……心配をかけさせたようなら謝る。すまない』
ロリ『いや、事情を説明して欲しいんだけど……』
先輩『……』
ロリ『あっそ。そっちがその気なら別にどうでもいいけど……』
ロリ『ん? 何これ……こんなファンシーな水筒、アンタの趣味だっけ?』
先輩『!?』
341 = 239 :
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
百合『……』キョロキョロ…
先輩『……』
百合『……』ソローリ…
先輩『おい』
百合『ひゃああ!?』
百合『ってああ、あなたは……!?』
先輩『……』ギロ
百合『ご、ご……』
百合『ごめんなさい!!』ダダッ
先輩『は……?』
先輩『お、おいちょっと待て! どうして逃げる!!?』
343 = 338 :
過去が明らかになるとか良いな
344 = 239 :
百合『な、なんで追いかけて来るんですか!?』
先輩『お前が逃げるからだろ!!』
百合『逃げてないです!』
先輩『チッ……このノロマがっ……!!』ダッ
百合『ふぁ!?』
ガシ…
百合『あ、あわわわ……』
先輩『鬼ごっこは終わりだ……全部説明してもらうぞ』
百合『ごご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!』
先輩『……自分が何に対して謝ってるのか、まずそれを説明しろ』
百合『だ、だって……怒ってるから……』ウルウル
先輩『……私が何に対して怒っているのかは分かってるのか』
百合『えっ……? そ、それは、えっと……』
346 :
追いついた
百合ちゃんは天使
347 = 239 :
先輩『……』
百合『わ、分からないですごめんなさい……』
先輩『はぁ……』
百合『あうぅ……』
先輩『……お前、水筒をここに忘れた日から今までどうして私の前に姿を現さなかった』
百合『……』
先輩『毎日毎日、私が来る時には必ず居たくせに……何故だ、答えろ」
百合『それは、その……』
先輩『私がここでお前を待っていたことも知っていたんだろう?』
先輩『さっき、こそこそとこっちの様子を伺っていたのを見て確信した』
先輩『お前はここに来ていたのにも関わらず、私を避けて姿を現さなかったんだ。違うか?』
百合『っ……』
349 :
先輩がバルクホルン大尉みたいだ
350 :
これは先輩大勝利か
みんなの評価 : ☆
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