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    元スレ勇者「神託で勇者に使命されたストレスで体調崩した」

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    1 :

    国王「と、いう訳でお主には勇者として魔王を討伐してもらう」

    勇者「……え? いや、あの。そりゃ剣の腕なら負けない自信はありますが」

    国王「これは神々のお告げなのだ」

    勇者「ですからね、剣術大会ならいくらでも出ますが魔法が飛び交う」

    国王「国王命令だから」

    勇者「」

    2 :

    労基に電話しろ

    3 = 1 :

    国王「出発は一週間後、何名か同行者の候補を見繕っておいたから決めておいてね」

    勇者(バックレよう)

    国王「あ、一人は確定だから。宮廷魔術士している子だから。逃げられると思うなよ」

    勇者「」


    勇者「ねえよ……ありえねえって……なんだよこれ」

    勇者「う、お」ギュルル

    勇者「くっそー……腹痛くなってきた、トイレトイレ」

    4 :

    王将暗殺計画誕生の謎

    5 = 1 :

    魔法使い「貴方が勇者ね」

    勇者「はいはいどうもー剣士改め勇者ですよねー」

    魔法「す、凄い不貞腐れ方ね」

    勇者「意味分んねぇよ、なんだよ神託だから勇者って」

    勇者「俺魔法使えないよ? 剣だけなら勝てるよ?」

    魔法「西国の剣豪だったかしら? その若さで剣における名誉を欲しいがままにする、と言う」

    勇者「調子乗ってたつもりはないんだけどなぁ……毎日ちゃんと鍛錬もしてるし……」

    勇者「何が罰当たったんだろう……」ブツブツ

    6 = 1 :

    魔法「とにかく、あたしが貴方のサポート兼監視役よ」

    勇者「堂々と言いやがったな」

    魔法「謁見の場にあたしもいたけども、貴方逃げ出す満々だったじゃない」

    勇者「そんなに顔に出ていたのか」ペタペタ

    勇者「ちょっと神様、正直者って事で酌量の余地を……」

    魔法(そういうなめた態度が祟ったんじゃないのかしら……)

    7 :

    しえん

    8 = 1 :

    魔法「これが候補者よ」バッ

    勇者「結構いるな……んーこいつらいらないな」バサッ

    魔法「ちょ! それ大切な前衛のリストじゃないの?!」

    勇者「前衛なら俺一人で十分だろ」

    魔法「……説得力が違うわね」

    勇者「う」ギュル

    魔法「どうしたの? なんか凄い鳥肌立ってるけど大丈夫なの?」

    勇者「あー……勇者だよって神託出たから城に来てって言われてから腹の調子……」ギュルルルル

    勇者「あ、無理、これ、駄目」イソイソイソ

    魔法「……大丈夫なのかしら、あれ」

    9 = 1 :

    勇者「ふー……」

    魔法「凄いほっとした顔ね」

    勇者「まあな。にしてもこれで三度目かー」

    魔法「何がよ」

    勇者「今日の回数」

    魔法「あのね……女性の前でそういうデリカシー……え? 三回も下痢を起こしたの?」

    勇者「緊張に慣れていると思ったんだけどなぁ……何回も大会で勝ってんだしなぁ」

    魔法「……」

    11 = 1 :

    魔法「今日はここまでにしましょ」

    勇者「おいおい、同行者決めなくていいのか?」

    魔法「貴方、体調が優れないのでしょ? 今日明日はゆっくり休んで明後日、この部屋に来て」ピラ

    勇者「お前の部屋? 研究所?」

    魔法「自室。と言っても大して荷物もないし、たまに寝に帰るぐらいの場所だけどね」

    勇者「おいおい城内での仕事じゃないの? 宮廷魔術士超ブラックだな」

    魔法「好きでやってるのよ」

    12 = 1 :

    勇者「……」ゴロゴロゴロ

    勇者「あんまよくなんねーな」

    勇者「こんな状態で女の子の部屋行くのも気が引けるがしゃーねーよな」


    魔法「どうぞ、今紅茶でも淹れるわね」

    勇者「すまんね」

    勇者(あれ、俺今凄い役得じゃね?)ゴロゴロゴロゴロ

    勇者「……」ゴロ コポ

    魔法「……昨日、今日どうなのよ?」

    13 = 7 :

    へいへーい

    14 = 1 :

    勇者「昨日が三回、今朝二回だな」

    魔法「……下痢? ってちょっと待て、今朝二回?!」

    勇者「やー下って出し切ったかなーってトイレ出たら二発目きちゃった」

    魔法「……旅立つ前に診てもらった方がいいんじゃないかしら?」

    勇者「かなぁ……ま、とりあえず今日は同行者決めだ」

    魔法「貴方がばっさり切ったからもう大してないけどもね」パサ

    勇者「んー……この僧侶と狩人」

    魔法「早っ!」

    15 = 1 :

    勇者「これ以外に必要そうな奴がいないし」ゴロゴロ ゴポ

    魔法「あー……そう」

    魔法「まあ貴方がそう言うのならいいわ。紅茶、飲んだら行きましょう」

    勇者「何処にだ? ああ、医者か」

    魔法「もうその異音が凄い気になって仕方が無いの」

    勇者「多分、下痢ん中を屁がかきわけてんじゃないか? そんな感じの音だし」コポ ゴロゴロ

    17 = 1 :

    医者「はい、どうされました?」

    勇者「いやーここのところ下痢が続いていまして」

    医者「ふむ……」

    医者(この方は西国の剣豪で物凄い健康だって話だが……)

    医者「じゃあちょっとこちらに仰向けになってみましょうか」

    勇者「うい」ゴロン

    医者「お腹の音を聞きますねー」

    18 = 2 :

    意外とおもろいな

    19 :

    まとめさん緑でお願いします

    20 = 1 :

    医者「うーん、確かにゴロゴロゴロいってますね」

    勇者「ありゃ……今もですか。あんま感じないから分らなかったな」

    医者「一先ず整腸剤を出しておきますね」

    医者「出発まで日数があるかと思いますし、検便と採血検査もしますか」

    医者「検便は今日と明日のを取って下さい。詳しくは窓口で。それでは採血しますね」

    勇者「あ、これで重病見つかったら勇者免除されるのかな」

    医者(それはそれで困るなー……)

    21 = 1 :

    魔法「どうだったの?」

    勇者「検便と採血検査如何だってよ」

    魔法「今の所原因不明なのね」

    勇者「みたいだ。そういや同行者との顔合わせは?」

    魔法「今日書類を出すから明後日になるわね」

    勇者「ふんふん……じゃあ明後日何処に行きゃいいの?」

    魔法「今日と同じ時刻にあたしの部屋に来て頂戴」

    23 = 1 :

    勇者「にしてもなんだって腹が下ったんかねぇ……変な物食った覚えないしな」

    勇者「ま、薬もあるしそのうち治るだろ」


    勇者「……」カチ コチ カチ コチ

    勇者(とは言えこれからマジどうなんだろ……相手は魔法バンバン撃ってくるんだろ?)カチ コチ カチ コチ

    勇者(魔法使いいるとは言えどうすんだよ……というか魔物に俺の剣って通用すんの?)カチ コチ カチ コチ

    勇者(そもそも何で俺なんだよ……魔法使える奴のがいいんじゃねーの……)ギュル

    勇者「うっは、来た来た」ノロノロ

    25 = 2 :

    魔法使いはエロいの?

    27 = 1 :

    明後日
    狩人「ぼ、僕は北の森の一族の狩人と言います!」

    僧侶「私はこの国の大聖堂に仕えている僧侶と申します」

    勇者「俺は知っての通り勇者だ。よろしく頼む」

    魔法「あたしはここで宮廷魔術士をしている魔法使いよ」

    勇者「やー……こうして顔を合わせるといよいよ逃げられないし、旅立つんだってなるな……」

    魔法「何言ってんのよ……」

    狩人「あ、あの、勇者様にとっては足手纏いになってしまうかもですけど……僕精一杯頑張りますから!」

    勇者「あーそういうの気にしなくていいよ。気楽にね、気楽に」

    28 = 1 :

    勇者「気楽に……行けたらいいなぁ」ゴロゴロゴロ

    僧侶「……? 今の何の音ですか?」

    狩人「お腹が鳴ったにしては変わった音だったね」

    魔法「あー……勇者はちょっとお腹の調子悪いのよ」

    勇者「ちょっと、そういうの結構デリケートな話題じゃないの」

    魔法「こうしている間にもトイレ駆け込むとかありえるんだし、予め伝えておいて理解を得た方がいいんじゃないの?」

    狩人「勇者様、お体が悪いんですか?」

    勇者「いやまあ、検査中だけどそのうち治るだろ」

    僧侶「だといいのですが……」

    31 = 1 :

    勇者「でもこれから旅に出るとなると気軽にトイレにも……」ギュルルル

    勇者「うっはぁ!」イソイソ

    狩人「!?」ビク

    僧侶「ゆ、勇者様、どちらへ?!」

    魔法「察してあげなさいな……」

    医者「……君達、勇者君は?」

    魔法「トイレでファーストインパクトと戦ってます」

    32 = 1 :

    国王「ふむ……」

    狩人「お、王様?!」ザッ

    僧侶「こ、国王陛下!」ザッ

    魔法「……」サッ

    国王「これこれ、楽にして居たまえ」

    魔法「あの、何故このような場所に」

    国王「城内にいちゃいかんのか……わしは」

    魔法「あ、いえ……」

    国王「……もう、冗談が通じない子じゃなぁ」

    34 = 1 :

    医者「勇者君の件で少々ありまして」

    魔法「え……まさか重病を患っているとかですか?」

    僧侶「そんな……」

    医者「その逆。今の所何一つ異常が見当たらない」

    狩人「? それって良い事じゃないんですか?」

    医者「そうだよ、実に良い事だ。問題はそれなのに、彼は重度の下痢に悩まされている事だ」

    医者「……あまり当たって欲しくないが、症状に心当たりがある」

    医者「ただ私自身それを認めたくないので精密検査をしたくてね。勇者君の旅立ちを遅らせる相談をしたのだ」

    36 = 1 :

    勇者「で、こうして先生と俺と王様が診察室にいる訳か」

    国王「そういう事だ」

    勇者「ナンだよこれ……王様が保護者みたいな位置に立ってるし」

    医者「とにかく説明をするよ」

    勇者「うい」

    医者「今の所君には異常が見られない」

    勇者「んな馬鹿な」

    医者「うん……だからもう少し検査、腸内を直接見る検査をしたいんだ」

    勇者「結構大掛かりだよね、それ」

    37 = 2 :

    王様ノリいいな

    38 = 1 :

    国王「故に旅立ちも一週間先送りにしたのだ」

    勇者「はあ……」

    医者「とにかく君には一度入院してもらって検査をするから」

    魔法「その間、あたし達はどうすればいいのでしょうか?」

    国王「宿はこちらで手配するからそこで待機とする」

    狩人「勇者様……」

    勇者「まあ、大丈夫だろ……多分」

    39 = 1 :

    数日後
    医者「検査の結果なのですがね」

    勇者「……」

    国王「……」

    魔法「……」

    狩人「……」ゴクリ

    僧侶「……」ゴクリ

    勇者(せめぇ……)

    41 = 1 :

    医者「異常は見つかりませんでした」

    国王「なんと……」

    勇者「いや、今でも下痢しまくるんだけど」

    医者「心当たりがないわけではないです」

    魔法「と言いますと?」

    医者「過敏性腸症候群という病気ですね」

    勇者「なんだ、やっぱり病気なのか」

    医者「これは腸そのものに異常が見受けられないにも関わらず、さまざまな腸症状を引き起こします」

    医者「元々胃腸が悪い方やストレスを多く抱えた人などが発症する傾向がありまして」

    医者「明確な治療法は見つかっておりません」

    43 = 1 :

    国王「症状は下痢だけで済むのか?」

    医者「おおまかにいくつかの型があります。が、治療法がないように全てが解明されている訳ではありませんから」

    医者「今現状から察するに下痢型だとは思います。しかし症状が悪化していくと、少しの我慢も難しくなってしまいます」

    勇者「おいおい……垂れ流しかよ」

    魔法「どうにかならないのですか?!」

    医者「ここではどうにも……」

    狩人「そんな……」

    僧侶「勇者様……」

    44 = 1 :

    国王「……」

    国王「命に関わる事は?」

    医者「下痢型の場合、水分補給を怠る事がなければ」

    国王「問題ないな。明日より出発せよ」

    魔法「ええーー?!」

    勇者「ですよねー」

    狩人「ゆ、勇者様! いいんですか?」

    勇者「しゃーないよ。正直な話、行きたくねーけども、ここで行かないなら行かないで」

    勇者「逃げ出した事を悔やんで快方に向かったりしねーだろうし」

    45 = 2 :

    魔法さんエロくないの?

    46 = 1 :

    翌日
    勇者「うっしゃ、行くぜ」

    僧侶「本当によろしいのですか?」

    勇者「まーなんだ。様々な国に寄るんだし、どっか治療法が見つかっている所もあるかもだろ」

    魔法「前向きねぇ」

    勇者「正直そう思わないとやってらんねぇ」

    狩人「あの、辛くなったら何時でも言って下さいね! 無理をしたりしなくていいんですからね!」

    勇者「おう、てかあんま長く我慢できるもんでもないからな。遠慮なく茂みに行かせて貰うさ」

    魔法「意味違ってるわよ」

    47 = 1 :

    勇者「ふっ! はっ!」ヒュヒュン

    勇者「……」ッチン

    魔物A「」バタ
    魔物B「」ドザ

    魔法「すっご……」

    狩人「ぼ、僕達必要なのかな」

    僧侶「本当ですね……」

    勇者「今はまだいいがそのうち俺じゃ対処できないのも来るだろうからな」

    48 = 1 :

    勇者「さー次いくz」ギュロロロロ

    勇者「おっふぅ……きたぁ」イソイソガザガザ

    魔法「早速始まったわね……」

    僧侶「あ……でもここだと」

    勇者「ふ、ん!」ブリョリョリョリョブピ ブピピパパパパパ

    僧侶「ぶふぅっ!」

    狩人「ゆ、勇者様……」

    魔法「ひははははは! あーっはははははは! ひぃーーー!」ゲラゲラゲラゲラ

    49 = 7 :

    魔ヒドス

    50 = 1 :

    勇者「ふう……」

    魔法「」ビクンビクン

    僧侶「……」

    狩人「……」

    僧侶(ど、どうしましょう……)

    狩人(凄い気まずいよ……)

    魔法「っひ、ひぃ……ふぅ……な、何よアレ、パパパって、ひひ」プルプル

    勇者「なーんかガスも溜まり易いんだよなぁ……申告しておいた方が良かったのかなぁ」

    魔法「ちが、音……くひひひ」ビクンビクン

    勇者「ツボ入りすぎだろ……結構恥ずかしいんだからな」


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