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元スレほむら「1人で過ごすイブも悪くないわね」

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―ほむらの家―
ほむら「こうやって好きなだけコタツに入ってられるし」
ほむら「テレビも本も見放題」
ほむら「暖房完備で室温快適」
ほむら「ゆうべのカレーにコンビニのチキン」
ほむら「デザートは2切れニーキュッパのコンビニケーキ……」
ほむら「…………」モグモグ
ほむら「……悪くないわ……全然悪くないんだから……」
ほむら「……はあぁ……」
ほむら「こうやって好きなだけコタツに入ってられるし」
ほむら「テレビも本も見放題」
ほむら「暖房完備で室温快適」
ほむら「ゆうべのカレーにコンビニのチキン」
ほむら「デザートは2切れニーキュッパのコンビニケーキ……」
ほむら「…………」モグモグ
ほむら「……悪くないわ……全然悪くないんだから……」
ほむら「……はあぁ……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まどか『あ、ほむらちゃん……え? パーティー? わたしと?』
まどか『……ご、ごめんね……その、とっても嬉しいんだけど……』
まどか『その……向こうに住んでたときはずっと、クリスマスは家族だけで過ごすことにしてたから……』
まどか『だから今日も……え! あ、ううん! 全然! 嫌とかそういうんじゃ全然……うん……』
まどか『ごめんね……今度また、さやかちゃん達も一緒に……』
まどか『あれ? ほむらちゃん? ちょっ……ま、待ってほむらちゃん! ねぇ!』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「……そのまま、上を向いて家に帰ってきたのよね……涙がこぼれないように」
ほむら「…………はぁぁぁ…………」
ほむら「まどか……何でそういうとこだけアメリカナイズドされてるのよ……
別にクリスチャンでも何でもなかったでしょう……?」
ほむら「…………」
ほむら「…………飲もう……」キュポン
まどか『あ、ほむらちゃん……え? パーティー? わたしと?』
まどか『……ご、ごめんね……その、とっても嬉しいんだけど……』
まどか『その……向こうに住んでたときはずっと、クリスマスは家族だけで過ごすことにしてたから……』
まどか『だから今日も……え! あ、ううん! 全然! 嫌とかそういうんじゃ全然……うん……』
まどか『ごめんね……今度また、さやかちゃん達も一緒に……』
まどか『あれ? ほむらちゃん? ちょっ……ま、待ってほむらちゃん! ねぇ!』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「……そのまま、上を向いて家に帰ってきたのよね……涙がこぼれないように」
ほむら「…………はぁぁぁ…………」
ほむら「まどか……何でそういうとこだけアメリカナイズドされてるのよ……
別にクリスチャンでも何でもなかったでしょう……?」
ほむら「…………」
ほむら「…………飲もう……」キュポン
>>3
マミさんはなぎさとチーズケーキ喰ってる。
マミさんはなぎさとチーズケーキ喰ってる。
>>5
それもそうだな
それもそうだな
ほむら「…………」コポコポコポ
ほむら「…………」ゴクッゴクッ
ほむら「っぷぁー……」
ほむら「やっぱりいいわね……ラトゥールの40年物は……
……本当はその辺に売ってたワンコインのやつだけど」
ほむら「未成年がどうとか知ったこっちゃないわ……悪魔は法では縛れない……ふふふ」
ほむら「…………」
ほむら「…………」グビッグビッ
ほむら「うぃひー……あー……」
ほむら「あぁー…………」
ほむら「……………………」
ほむら「…………」ゴクッゴクッ
ほむら「っぷぁー……」
ほむら「やっぱりいいわね……ラトゥールの40年物は……
……本当はその辺に売ってたワンコインのやつだけど」
ほむら「未成年がどうとか知ったこっちゃないわ……悪魔は法では縛れない……ふふふ」
ほむら「…………」
ほむら「…………」グビッグビッ
ほむら「うぃひー……あー……」
ほむら「あぁー…………」
ほむら「……………………」
よくよく考えたらミッション系の学校に通ってたのに悪魔になったんだよなほむほむ
ほむら「……まどかを解放して……やっと私とまどかのスウィートメモリーが始まると思ったのに……」
ほむら「美樹さやかにはことあるごとに敵視されるわ、クラスでは何となく避けられるわ、
まどかにすら少し距離を置かれるわ……」
ほむら「挙句の果てには、私が魔獣達の親玉みたいな誤解が広まってるし……」
ほむら「……何よ……こちとらまどかとクリスマスしてバレンタインして大安吉日したいがために
悪魔になっただけなのよ……」
ほむら「まどかを……人間に戻して……一緒にトロ甘な毎日を送りたいだけだったのに……何で……」
ほむら「…………」グビッグビッグビッ
ほむら「美樹さやかにはことあるごとに敵視されるわ、クラスでは何となく避けられるわ、
まどかにすら少し距離を置かれるわ……」
ほむら「挙句の果てには、私が魔獣達の親玉みたいな誤解が広まってるし……」
ほむら「……何よ……こちとらまどかとクリスマスしてバレンタインして大安吉日したいがために
悪魔になっただけなのよ……」
ほむら「まどかを……人間に戻して……一緒にトロ甘な毎日を送りたいだけだったのに……何で……」
ほむら「…………」グビッグビッグビッ
ほむら「……あぁ……まどか……あなたが家族で健全健康なクリスマスを過ごしてる間に……」
ほむら「私はこんなにも……こんなにも堕落して……ひっく」
ほむら「…………」モグモグ
ほむら「……罰なの……? 私への罰だとでも言うの……? この状況が……」
ほむら「……ふざけないでよぉ……やりたいようにやって……何がダメなの……うぅ……」
ほむら「何が愛よぉ……こんな……こんなの……あああぁぁぁ……」
ほむら「ああぁぁぁぁ……」グビッグビッ
ほむら「…………」
ほむら「……うぃー……」
ほむら「……あー……お風呂……」
ほむら「…………でも……あぁー……」
ほむら「…………もうちょっと、もうちょっとだけ……」コポコポ
ほむら「私はこんなにも……こんなにも堕落して……ひっく」
ほむら「…………」モグモグ
ほむら「……罰なの……? 私への罰だとでも言うの……? この状況が……」
ほむら「……ふざけないでよぉ……やりたいようにやって……何がダメなの……うぅ……」
ほむら「何が愛よぉ……こんな……こんなの……あああぁぁぁ……」
ほむら「ああぁぁぁぁ……」グビッグビッ
ほむら「…………」
ほむら「……うぃー……」
ほむら「……あー……お風呂……」
ほむら「…………でも……あぁー……」
ほむら「…………もうちょっと、もうちょっとだけ……」コポコポ
―1時間後―
ほむら「でれってっててーてってぇん!」
ほむら「あれっはっ! 誰っだっ! 誰っだっ! 誰っだっ!」
ほむら「あれっはっ! ほむっらっ! ほむ~らちゃぁ~ん♪ ほむ~らちゃぁ~ん♪」
ほむら「ひっく……うっふふふ……
今よぉ! 地母神アセトと堕天使アルデヒドを悪魔合体ぃ!」
ほむら「召喚……魔王アルチュー……くふ……ふっふふふ……」
『……ずいぶんご機嫌だね、ほむらちゃん』
ほむら「ええそりゃもう、元気百倍! ホムパンマ――え?」
ほむら「でれってっててーてってぇん!」
ほむら「あれっはっ! 誰っだっ! 誰っだっ! 誰っだっ!」
ほむら「あれっはっ! ほむっらっ! ほむ~らちゃぁ~ん♪ ほむ~らちゃぁ~ん♪」
ほむら「ひっく……うっふふふ……
今よぉ! 地母神アセトと堕天使アルデヒドを悪魔合体ぃ!」
ほむら「召喚……魔王アルチュー……くふ……ふっふふふ……」
『……ずいぶんご機嫌だね、ほむらちゃん』
ほむら「ええそりゃもう、元気百倍! ホムパンマ――え?」
『まったくもう……せっかく久しぶりに会えたのに、こんなへべれけになっちゃって……』
ほむら「え……え? ちょっと……この声……まさか、でも……」
『身体はまだ子供なんだから……無理したらよくないよ、ほむらちゃん』
ほむら「……ま……どか……?」
円環『ぴんぽーん! ほむらちゃんの最高にして唯一の友達、鹿目まどかだよ!』
ほむら「まどかああぁぁぁぁぁあぁぁあぁ!!」ガタッ
ほむら「え……え? ちょっと……この声……まさか、でも……」
『身体はまだ子供なんだから……無理したらよくないよ、ほむらちゃん』
ほむら「……ま……どか……?」
円環『ぴんぽーん! ほむらちゃんの最高にして唯一の友達、鹿目まどかだよ!』
ほむら「まどかああぁぁぁぁぁあぁぁあぁ!!」ガタッ
ほむら「嘘!? 何で!? ご家族とパーティーでしょう!? え、何!? 私と聖夜を過ごすためにわざわざ!?
というかどこ!? どこにいるのまどか!? 声が、声しか聞こえない! まどかのソプラノだけが耳小骨に!」
円環『落ち着いて、カームダーンだよほむらちゃん』
ほむら「それとも何、飲み過ぎてとうとう幻聴が……!? そんな……ああでも、たとえまやかしでもまどかと過ごし――」
円環『――わたしはね、厳密に言えば……この世界にいる"鹿目まどか"とは違うの』
ほむら「……え?」
円環『……ほむらちゃんが引きちぎっちゃったせいで、わたしの『人格』と『円環システム』は真っ二つに分かれたよね?
今喋ってるわたしは……ほむらちゃんがちょっとだけ取りこぼして、『円環システム』にこびりついた……わたしの最後の心なんだよ』
ほむら「……うん……うん?」
円環『……簡単に言うとね、神様のほう』
ほむら「!! そ、そんな……あの時、確かにまどかの心だけを……!」
円環『いやだから、それはさっき……まあいいや。
とにかく、ね! ほむらちゃん、大変なの! わたし、もしかしたら消えちゃうかも……!』
ほむら「――! え……!?」
というかどこ!? どこにいるのまどか!? 声が、声しか聞こえない! まどかのソプラノだけが耳小骨に!」
円環『落ち着いて、カームダーンだよほむらちゃん』
ほむら「それとも何、飲み過ぎてとうとう幻聴が……!? そんな……ああでも、たとえまやかしでもまどかと過ごし――」
円環『――わたしはね、厳密に言えば……この世界にいる"鹿目まどか"とは違うの』
ほむら「……え?」
円環『……ほむらちゃんが引きちぎっちゃったせいで、わたしの『人格』と『円環システム』は真っ二つに分かれたよね?
今喋ってるわたしは……ほむらちゃんがちょっとだけ取りこぼして、『円環システム』にこびりついた……わたしの最後の心なんだよ』
ほむら「……うん……うん?」
円環『……簡単に言うとね、神様のほう』
ほむら「!! そ、そんな……あの時、確かにまどかの心だけを……!」
円環『いやだから、それはさっき……まあいいや。
とにかく、ね! ほむらちゃん、大変なの! わたし、もしかしたら消えちゃうかも……!』
ほむら「――! え……!?」
円環『ほむらちゃんが色々やんちゃしてはしゃいじゃったせいで、わたしに対する信仰心がどんどん薄れてきちゃってるんだよ!
特に近頃は、やれクリスマスだのサンタだのって異教の風習にうつつを抜かして……』
ほむら「いや、別にそれは私のせいじゃ……」
円環『堕落! これ以上ない堕落だよこんなの!
こんな調子がずーっと続いたら、わたしも何やかんやで力が無くなって、この心ごと完全に消滅しちゃうかもしれないの!』
ほむら「! そ、そんな……そしたら魔女が……!」
円環『そう……もう二度と、みんなを迎えにいけなくなっちゃう……!
ほむらちゃん……わたし、そんなの嫌だよ……せっかく、わたしが覚悟してまで願ったのに……!』
ほむら「ええ、ええ……! そうね、その通りよまどか!」
円環『まあそもそも、誰かさんが大人しく円環されてたら、こんなことにはならなかったんだけどね』
ほむら「う…………」
特に近頃は、やれクリスマスだのサンタだのって異教の風習にうつつを抜かして……』
ほむら「いや、別にそれは私のせいじゃ……」
円環『堕落! これ以上ない堕落だよこんなの!
こんな調子がずーっと続いたら、わたしも何やかんやで力が無くなって、この心ごと完全に消滅しちゃうかもしれないの!』
ほむら「! そ、そんな……そしたら魔女が……!」
円環『そう……もう二度と、みんなを迎えにいけなくなっちゃう……!
ほむらちゃん……わたし、そんなの嫌だよ……せっかく、わたしが覚悟してまで願ったのに……!』
ほむら「ええ、ええ……! そうね、その通りよまどか!」
円環『まあそもそも、誰かさんが大人しく円環されてたら、こんなことにはならなかったんだけどね』
ほむら「う…………」
円環『とにかく! 円環システムを守るためにも、そしてほむらちゃんに責任を取らせるためにも!
ほむらちゃん! ちょっとやってほしい任務があるんだけど、いいよね?』
ほむら「に、任務……? わ、分かったわ……私にできることなら、何だって……」
円環『……ありがとう、ほむらちゃん。それじゃあ……はい、これ』ポンッ
ほむら「……? これは……黒い、サンタ帽……?」
円環『……ほむらちゃん。ほむらちゃんには今から……この堕落しきったイベントを台無しにしてほしいの』
ほむら「――は!?」
円環『どんな方法でもいいよ。とにかく、このクリスマスをメチャクチャにして……
悪辣極まったその瞬間! このわたしがババーンと登場! 悪いほむらちゃんをやっつける!』
ほむら「え……え?」
円環『みんなは改めて、このわたしの威光にひれふし、あつい信仰心を取り戻す……そういう流れでいきたいんだよね』
ほむら「……つまり、その……あれよね? サクラというか……やらせというか」
円環『そんなしょっぼい役目じゃないよ。人々の信仰心を試す、神様のしもべ……
そう! ほむらちゃんは今夜、『サタンさん』になるんだよ!』
ほむら「サタン……さん……」
ほむらちゃん! ちょっとやってほしい任務があるんだけど、いいよね?』
ほむら「に、任務……? わ、分かったわ……私にできることなら、何だって……」
円環『……ありがとう、ほむらちゃん。それじゃあ……はい、これ』ポンッ
ほむら「……? これは……黒い、サンタ帽……?」
円環『……ほむらちゃん。ほむらちゃんには今から……この堕落しきったイベントを台無しにしてほしいの』
ほむら「――は!?」
円環『どんな方法でもいいよ。とにかく、このクリスマスをメチャクチャにして……
悪辣極まったその瞬間! このわたしがババーンと登場! 悪いほむらちゃんをやっつける!』
ほむら「え……え?」
円環『みんなは改めて、このわたしの威光にひれふし、あつい信仰心を取り戻す……そういう流れでいきたいんだよね』
ほむら「……つまり、その……あれよね? サクラというか……やらせというか」
円環『そんなしょっぼい役目じゃないよ。人々の信仰心を試す、神様のしもべ……
そう! ほむらちゃんは今夜、『サタンさん』になるんだよ!』
ほむら「サタン……さん……」
円環『……ほむらちゃん、今は悪魔なんでしょ? 悪魔なら、幸せそうな人たちを黙って見てるなんてできないよね』
ほむら「…………ひっく……」
円環『ね? ほむらちゃんはすっごく頑張ってたのに、ほむらちゃんだけ辛いなんて駄目だよ。
わたしやほむらちゃんの頑張りを知らない人たちが幸せなんて、そんなの絶対おかしいよね……?』
ほむら「……私は……私は……」
円環『……それとも、ほむらちゃん?
……このわたしのお願い、聞いてくれないのかなぁ……ぐすっ』
ほむら「喜んでやらせていただくわ、まどか」キリッ
円環『だよね! 信じてたよほむらちゃん! さすが、私の最高の友達!』
ほむら「…………ひっく……」
円環『ね? ほむらちゃんはすっごく頑張ってたのに、ほむらちゃんだけ辛いなんて駄目だよ。
わたしやほむらちゃんの頑張りを知らない人たちが幸せなんて、そんなの絶対おかしいよね……?』
ほむら「……私は……私は……」
円環『……それとも、ほむらちゃん?
……このわたしのお願い、聞いてくれないのかなぁ……ぐすっ』
ほむら「喜んでやらせていただくわ、まどか」キリッ
円環『だよね! 信じてたよほむらちゃん! さすが、私の最高の友達!』
ほむら「ええ、もちろん……! あなたのためなら、私はどんなヨゴレ仕事だって……! うっぷ……」
円環『そうと決まればほむらちゃん……いや、大天使サタンさん、出動!
さぁ、その黒帽子を被って、汚れた風俗を撃ち滅ぼすのだぁー!』
ほむら「う……え、ええ……とりゃぁぁぁ――っ!!」ダダダダダッ
円環『…………』
円環『……よかった』
円環『『声しかしないのに、どうやってババーンと出てくるつもりなの?』、とか聞かれなくって……』
円環『……がんばってね、ほむらちゃん』
円環『……誰より何より、わたしのために……』
円環『そうと決まればほむらちゃん……いや、大天使サタンさん、出動!
さぁ、その黒帽子を被って、汚れた風俗を撃ち滅ぼすのだぁー!』
ほむら「う……え、ええ……とりゃぁぁぁ――っ!!」ダダダダダッ
円環『…………』
円環『……よかった』
円環『『声しかしないのに、どうやってババーンと出てくるつもりなの?』、とか聞かれなくって……』
円環『……がんばってね、ほむらちゃん』
円環『……誰より何より、わたしのために……』
―外―
ほむら「ふっふふふ……」
ほむら「私はサタン、裁きのサタン……まどかに仕える素敵な悪魔……」
ほむら「ほむほむ悪魔形態、オーン!」ポワーン
ほむら「――!!」ブルッ
ほむら「……さ……さぶ……」
ほむら「ああ……でもおかげで、酔いが少し……」
ほむら「……あ、そうだ、帽子帽子……」キュポッ
ほむら「ふっふふふ……」
ほむら「私はサタン、裁きのサタン……まどかに仕える素敵な悪魔……」
ほむら「ほむほむ悪魔形態、オーン!」ポワーン
ほむら「――!!」ブルッ
ほむら「……さ……さぶ……」
ほむら「ああ……でもおかげで、酔いが少し……」
ほむら「……あ、そうだ、帽子帽子……」キュポッ
ほむら「……さて、と……まどかにああ言われたとはいえ、さすがにあんまり大それたことはできないわね」
ほむら「殺しや犯しは流石に無理……なんかこう……そこそこそれっぽい嫌がらせを……」
ほむら「……そうね。やっぱり、この街に蔓延してる、幸福度数200%のムードをブチ壊すとしましょうか」
ほむら「…………そう言えば、巴マミあたりはムードやら何やらを大事にしてそうね」
ほむら「…………」ニヤッ
ほむら「……そうだわ、まずはマミの所に――」
QB「マミがどうかしたのかい、暁美ほむら」
ほむら「……でも、この寒さであそこまで歩くのは……羽で飛ぶのは疲れるし……」
QB「……聞こえてるかな? ほむら」
ほむら「……そうね……何かこう、それっぽくて楽な乗り物が……」
QB「……これがシカトという現象か。君たちの年頃は本当に陰湿だね……」
ほむら「殺しや犯しは流石に無理……なんかこう……そこそこそれっぽい嫌がらせを……」
ほむら「……そうね。やっぱり、この街に蔓延してる、幸福度数200%のムードをブチ壊すとしましょうか」
ほむら「…………そう言えば、巴マミあたりはムードやら何やらを大事にしてそうね」
ほむら「…………」ニヤッ
ほむら「……そうだわ、まずはマミの所に――」
QB「マミがどうかしたのかい、暁美ほむら」
ほむら「……でも、この寒さであそこまで歩くのは……羽で飛ぶのは疲れるし……」
QB「……聞こえてるかな? ほむら」
ほむら「……そうね……何かこう、それっぽくて楽な乗り物が……」
QB「……これがシカトという現象か。君たちの年頃は本当に陰湿だね……」
ほむら「……あら、キュゥべえ。いたの? 雪に紛れたイクラかと思ったわ」
QB「目の部分だけしか無いじゃないか」
ほむら「……あ、キュゥべえ。ちょっと命令があるのだけど」
QB「せめて『お願い』と言ってほしいなあ」
ほむら「……大至急、私が乗れるソリを用意しなさい。もちろん、空を飛べるタイプの奴よ」
QB「……君はこの星の航空力学を誤解しているね」
ほむら「じゃああなた達が浮かせなさい。ついでに牽引して。余裕でしょう? 宇宙生物の科学力なら」
QB「……逆らっても無駄なんだろう?」
ほむら「分かってるじゃない」
QB「目の部分だけしか無いじゃないか」
ほむら「……あ、キュゥべえ。ちょっと命令があるのだけど」
QB「せめて『お願い』と言ってほしいなあ」
ほむら「……大至急、私が乗れるソリを用意しなさい。もちろん、空を飛べるタイプの奴よ」
QB「……君はこの星の航空力学を誤解しているね」
ほむら「じゃああなた達が浮かせなさい。ついでに牽引して。余裕でしょう? 宇宙生物の科学力なら」
QB「……逆らっても無駄なんだろう?」
ほむら「分かってるじゃない」
QB「……君に個体を壊されるのは、正直無駄以外の何物でもない。もったいないしね。
……分かったよ、ソリだね。用意しておくよ」
ほむら「今すぐ出しなさい」
QB「いや、それは……」
ほむら「出来るの? 出来ないの?」
QB「出来ないなぁ、正直な所」
ほむら「……使えないわね。まあいいわ。私は今からマミの家に行く。
私がそこを立ち去るまでに、ちゃんと用意して持って来なさい」
QB「はいはい……ああ、そうだ。そもそもマミに何のよ――」
ほむら「ていっ」バッ
パタパタパタパタ…
QB「……自分で飛べるじゃないか、全く……」
……分かったよ、ソリだね。用意しておくよ」
ほむら「今すぐ出しなさい」
QB「いや、それは……」
ほむら「出来るの? 出来ないの?」
QB「出来ないなぁ、正直な所」
ほむら「……使えないわね。まあいいわ。私は今からマミの家に行く。
私がそこを立ち去るまでに、ちゃんと用意して持って来なさい」
QB「はいはい……ああ、そうだ。そもそもマミに何のよ――」
ほむら「ていっ」バッ
パタパタパタパタ…
QB「……自分で飛べるじゃないか、全く……」
―マミの家・室内―
コンポ『ジョーイトゥーザワー ザローイーズカーム』
マミ「はい、できた! 特製・クリスマスチーズケーキ!」
なぎさ「わぁーっ!」
マミ「ちょうどグラタンも焼き上がったし、そろそろご飯にしましょう。
なぎさちゃん、スプーンとサラダのお皿持っていってくれる?」
なぎさ「はい! あ、キャンドルはどうしますか?」
マミ「私が着けるわ。なぎさちゃんにはまだ危ないでしょう?」
なぎさ「む……なぎさもそれぐらいなら余裕なのです!」
マミ「ふふっ、もう……」
コンポ『ジョーイトゥーザワー ザローイーズカーム』
マミ「はい、できた! 特製・クリスマスチーズケーキ!」
なぎさ「わぁーっ!」
マミ「ちょうどグラタンも焼き上がったし、そろそろご飯にしましょう。
なぎさちゃん、スプーンとサラダのお皿持っていってくれる?」
なぎさ「はい! あ、キャンドルはどうしますか?」
マミ「私が着けるわ。なぎさちゃんにはまだ危ないでしょう?」
なぎさ「む……なぎさもそれぐらいなら余裕なのです!」
マミ「ふふっ、もう……」
―屋外―
ほむら「思ったとおりね……賛美歌にツリーにクリスマスキャンドル……」パタパタ
ほむら「巴マミはムードや格好を第一に考える性格……最初の標的として相応しいわ」パタパタ
ほむら(……それにしても、まさかあの子も一緒とはね)
ほむら「……あ……不味いわ、羽が……羽がそろそろ……」パタッパタッ
ほむら(やっぱり飛ぶのは辛いわ……やたら背中が痛くなるし、酔ったせいで方向が怪しいし……)
ほむら(とっととソリ持って来なさいっての、あの白饅頭……)
ほむら「思ったとおりね……賛美歌にツリーにクリスマスキャンドル……」パタパタ
ほむら「巴マミはムードや格好を第一に考える性格……最初の標的として相応しいわ」パタパタ
ほむら(……それにしても、まさかあの子も一緒とはね)
ほむら「……あ……不味いわ、羽が……羽がそろそろ……」パタッパタッ
ほむら(やっぱり飛ぶのは辛いわ……やたら背中が痛くなるし、酔ったせいで方向が怪しいし……)
ほむら(とっととソリ持って来なさいっての、あの白饅頭……)
―室内―
なぎさ「いただきまーす」
マミ「いただきます」
なぎさ「んむんむ……おぉ……これは……チーズとマカロニの夢のコラボぉ……!」モグモグ
マミ「こらこら、もの入れたまま喋らないの」
なぎさ「んぐんぐ……」ゴクン
なぎさ「はー……やっぱりマミは料理の申し子、輝けるチーズの星なのです」
マミ「ふふっ、もう、何それ……
……あ、なぎさちゃん。ご両親にはちゃんと連絡したのよね?」
なぎさ「はい! パパもママも、マミによろしくって言ってました」
マミ「……でも、残念だったわね。ご両親がどちらもお仕事なんて」
なぎさ「……この時期、色々忙しいですから……あ、でも! お正月にはちゃんとお休みしてくれるのです!
それに、今日はマミとお泊りだし……えへへ」
マミ「……そうね。私も……
ご飯が終わったら、一緒にお風呂入りましょうか」
なぎさ「はい!」
なぎさ「いただきまーす」
マミ「いただきます」
なぎさ「んむんむ……おぉ……これは……チーズとマカロニの夢のコラボぉ……!」モグモグ
マミ「こらこら、もの入れたまま喋らないの」
なぎさ「んぐんぐ……」ゴクン
なぎさ「はー……やっぱりマミは料理の申し子、輝けるチーズの星なのです」
マミ「ふふっ、もう、何それ……
……あ、なぎさちゃん。ご両親にはちゃんと連絡したのよね?」
なぎさ「はい! パパもママも、マミによろしくって言ってました」
マミ「……でも、残念だったわね。ご両親がどちらもお仕事なんて」
なぎさ「……この時期、色々忙しいですから……あ、でも! お正月にはちゃんとお休みしてくれるのです!
それに、今日はマミとお泊りだし……えへへ」
マミ「……そうね。私も……
ご飯が終わったら、一緒にお風呂入りましょうか」
なぎさ「はい!」
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