元スレれんげ「なっつんがイモムシになったん」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
151 = 1 :
小鞠「ね、ねぇ…今日こそお散歩に出てみようよ。ちょっと風が冷たいけどいい天気だし、少し厚着していけば気持ちいいからさ」
夏海「…自分の足で歩かないんだから散歩じゃないじゃん」
小鞠「じゃ、じゃあなんて言えばいいのよ。いちおう車椅子だからドライブ…?になるのかな」
夏海「ふっ…」
夏海「変なとこ真面目だよなぁ姉ちゃんは。そんなこと適当に聞き流せばいいのにさ」
小鞠「う、うっさい///」
夏海「…いいよ。連れてってよ、散歩。久し振りに外の風に当たりたいしさ」
小鞠「夏海…!」ぱあぁ
小鞠「わ、わかった!準備してくるから待っててね!」イソイソ
夏海「まぁ、一度ウチを連れて出てみれば姉ちゃんも懲りるだろうさ…」ボソッ
152 = 13 :
嫌な予感がするのん。
153 = 148 :
やめるのん
154 = 136 :
あ、あれってイモムシ?
達磨なのん
乙武ですよ♪
155 = 1 :
キィキィ…ゴロゴロゴロ…
小鞠「~♪」
小鞠「夏海、寒くない?」
夏海「あぁ、平気…」
小鞠「いい天気だねぇ♪」
夏海「それさっきも聞いたよ…」
小鞠「そだっけ?えへへへ♪」
村人A「それで佐藤さんの奥さんにゴミ捨て場の掃除頼んだのに次の日見たら水だけまいて…あら!」
村人B「まったくあそこのお宅は夫婦そろって…なに?」
156 = 122 :
…わかった。この話はやめよう ハイ!!やめやめ
157 = 50 :
田舎は怖いところなん
158 :
兄ちゃんは何シテンダヨ
こういうとき一番頼りになるはずだろ
159 = 23 :
兄ちゃんが粘土で新しい手足を作り出すところまで予知した
160 = 1 :
小鞠「あ、こんにちは…」
村人A「まぁまぁまぁ!夏海ちゃん!」ドタドタドタ
村人B「聞いたわよぉ!大変だったんですってねぇ!」バタバタバタ
夏海「どーも…ご心配おかけしまして」
村人A「あらまぁ可哀そうに…若い娘さんがこんな痛々しい…」
村人B「そんな風に言うのはよくないんとちがうん?なぁ夏海ちゃん、困ったことあったらオバちゃんらみんなで支えるからなぁ」
村人A「そうやねぇ。この村の子供はみんなの子供同然やもんな。夏海ちゃんも気ぃ落とさんようになぁ」
夏海「うん。オバちゃんたちには前以上に迷惑かけちゃうかもね」ニシシ
村人A「なーに言ってるの!相変わらず愉快な子やわぁこの子はw」
村人B「まぁでも思ったより元気そうでよかったわ。みんな心配しとったんよぉ」
小鞠「…あ、それじゃあ私たち散歩の続きしてきますので」
村人A「はぁい。気ぃつけてなぁ」
村人B「二人とも風邪ひかんように」
夏海「ありがとう。ばいばーい」
161 = 1 :
ちょっと飯食ってくる
163 = 21 :
ほ
164 = 118 :
165 = 30 :
飯なら今さっき俺が食ったからはよ
166 = 82 :
でこのなっつんは付け根から無くなったのか膝肘から無くなったのかどっちなの?
168 = 21 :
ほ
169 = 1 :
キィキィキィ…ゴロゴロ…
小鞠「~♪」
小鞠「ね、みんな優しくしてくれるでしょ?夏海が悪いふうに考えすぎなんだって」
夏海「…なぁ姉ちゃん、なんでさっき優しくされたのかな?」
小鞠「へ?」
夏海「だってウチら、ただ散歩してただけじゃん。それだけでなんで優しくされる必要があるのかな?」
小鞠「それは…」
夏海「結局いまのウチってそうやって優しく扱わないとダメになるコワレ物みたいに思われてるって事なのかな…」
小鞠「そんな…オバちゃんたち、本気で夏海のこと想ってくれてたんだよ?」
小鞠「あんた、人の気持ちまで分からなくなっちゃったの…?」
夏海「……」
夏海「心配なんかされたくないし、優しくもしていらない。前みたいにオバちゃん家のガラス割って叱られる方がずっといい…」
171 = 115 :
再開きたか
173 = 1 :
小鞠「そんなこと言わないでよ夏海ぃ…私、どうしたらいいのよぉ…」じわっ
夏海「そうだなぁ…」
夏海「だったらあそこの山に連れてってよ。よくみんなで遊んだじゃん」クイッ
小鞠「え、今から?でもだいぶ陽もかたむいてるし…」
夏海「…そっか、じゃあいいよ」
小鞠「う、ううん!大丈夫!私が散歩に誘ったんだもん!夏海が行きたいところ、どこでも連れてってあげるから」
174 = 1 :
キィキィ…ゴロゴロ…
小鞠「はぁ…はぁ…着いたよ夏海…もうすぐ暗くなりそうだけど、夕焼けに照らされる山って綺麗だね…」
夏海「え、ここまで?ウチ山の中まで入ってみたかったんだけどなぁ」
小鞠「え…でも急な坂道だし…車椅子じゃちょっと…」
夏海「……」
小鞠「わ、わかった!少し中のほうへ入ってみよっか!」
175 = 10 :
蛍「い~も~む~し~ご~ろごろwwwww」
176 = 146 :
夏海「姉ちゃんたちの本音、うちには手に取るようにわかってるんだよっ!」
177 = 98 :
やめろ
178 = 172 :
こまちゃん良い子だなぁ・・・
壊れないで欲しい
179 = 1 :
ギィ…ギィ…ゴロ…ゴロゴロ…
小鞠「ふぎぎぎ…ふんぬううっ…」
夏海「おいおい、小さいのにあんま無理しなさんな姉ちゃん」
小鞠「ち、ちいさいゆーなあ…!」
ギギギィ…ゴロ…ゴロ…
小鞠「はぁ…はぁ…どう、夏海…道があるギリギリのところまで来たよ…」
小鞠「あはは…でもまわり真っ暗で何も見えなくなっちゃった。ごめんね」
夏海「え、ここで終わり?ウチ頂上まで行きたかったんだけどなぁ」
小鞠「はぁ…はぁ…えっ?でも…」
夏海「車椅子が無理なら、ウチをおぶって頂上まで登ってよ。ウチが行きたいとこならどこでも連れてってくれるんでしょ?」
小鞠「……」
180 :
>>176
れんげ「なっつん、手、ないのんwwwww」
181 :
あかん死ぬ気だ
182 = 1 :
夏海「これで姉ちゃんもわかったよね。ウチなんかが外に出たって仕方ない、みんなの迷惑になるだけだ…って…?」
夏海「ちょっと姉ちゃん!なにしてんのさ!?」
小鞠「ふぎぎ…落ちないように気をつけてね…」ヨタヨタ
夏海「おい、やめてよ!降ろせって!」
小鞠「お姉ちゃんが…連れてったげるから…」ヨタヨタ
夏海「やめて…やめてってば!姉ちゃんの力で出来るわけないじゃん!」
小鞠「はぁ…はぁ…これくらい何ともない…前に家出した時だってお腹壊したあんたおぶって家まで帰ったんだから…」
夏海「ウチが…悪かったからさ…お願いだから降ろしてよぉ…」ポロポロ
183 :
こまちゃんええ子すぎるやろ
184 = 148 :
こんな時の兄貴やろ
兄貴助けろよ…
185 = 13 :
手足ないのにどうやって背負ってるんだ。
186 = 1 :
キィキィ…ゴロゴロ…
小鞠「今日はごめんね夏海。今度からお兄ちゃんにもついてきて貰おう?私も体力つけるしさ」
夏海「……謝んないでよ」
小鞠「私が夏海の自由な手足になるからさ。ずっと傍にいたげるから」
夏海「そういうの…やめてよ…」
夏海「もうほっといてよ…ウチのことなんかさ…」
小鞠「ほっとけるわけないじゃん。あんたは私の可愛い妹なんだから」
夏海「…ははっ。そんなこと言ってくれるなんて珍しいじゃん」
小鞠「まぁ、こんな時じゃないと恥ずかしくて言えないからね///」
187 = 172 :
聖人君子か
ぽぷらちゃんもそうだがアスミスは天使だな
188 = 1 :
夏海「でもさ姉ちゃん、姉妹だからってへんに責任持とうとするのとかは本当にやめてほしいんだ…」
夏海「ウチなんかにかまってると姉ちゃんの人生までダメにしちゃう。そんな事になったらウチだって嫌だし…」
小鞠「なにらしくないこと言ってるのよ。今までだって散々私のこと振り回してたくせに」
小鞠「いい?私はあんたより一年お姉さんに生まれたんだから。いくら身長越されたって夏海はいつまで経っても私の妹なの」
小鞠「それだけでいくら面倒かけられたって不思議と悪い気はしないものなんだよ?」
夏海「……ぐすっ」
夏海「だけど…ウチみたいなコブが付いてたら姉ちゃんの嫁の貰い手がなくなるかも、とか考えちゃって…」ポロポロ
小鞠「あははっ!そんな事まで心配してくれなくていいってば。でもまぁその気持ちがあるならさ…」
小鞠「もう少しみんなに心を開いてみてよ。辛いのはわかるけど、お母さんに当たったりするのもなしにしてさ」
夏海「うん、わかったよ…今までゴメン…」
小鞠「よし!甘えてばっかりは許さないぞっ!」
夏海「あ、甘えてねーしっ」
189 :
れんげ「こっからが本番なのん」
190 = 24 :
あげて落とすのが効果的なのん
191 = 146 :
この感じはバッドエンドフラグな気がする
192 = 10 :
あれ?頂上でこまちゃんが足滑らせてなっつん崖から真ッ逆さまじゃないの?
193 :
やっぱ乙武ってすげぇわ。大っ嫌いだけど
194 = 1 :
ゴロゴロゴロゴロ…!
小鞠「あはは!速い速い♪」
夏海「ちょ…そんな押すなよ姉ちゃん!落ちるってば!」
小鞠「だってもう夜だよ?お母さん心配するから早く帰らないと」
小鞠「それにしても今日は久しぶりに夏海とお出かけできて楽しかったなぁ」
夏海「うん…そだね、ウチも楽しかったよ…」
小鞠「これからはなるべく表に出るようにしてさ、慣れてきたらまた一緒に学校行こうよ。ね?」
夏海「……」
夏海「うん、考えとくよ…」
195 = 172 :
転ぶなよ
絶対転ぶなよ
196 = 183 :
>>193
すげぇけど最初からないのと突然失うは違う気がする
あれ?乙武は途中からだっけ?
197 = 88 :
持ち上げて持ち上げてからの...
198 :
>>196
最初から
乙武さんは両親にも恵まれてたように思う
199 = 1 :
雪子「ごめんなさいね蛍ちゃん。夏海ったらまだ蛍ちゃんと顔あわせづらいんだって」
蛍「そうですか…それじゃあこれ、クッキー焼いてみたんですけど夏海先輩に渡しておいてもらえますか」
雪子「本当にごめんなさい…何度も足を運んでもらってるのに…」
蛍「いえ、また来ますから。それじゃあ…」ペコッ
蛍「はぁ……」トボトボ
小鞠「おーい!ほたるうーっ!」タタタ…
蛍「あ…先輩……」
200 = 10 :
田んぼに落ちて頭から泥に突っ込んだら・・・
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