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元スレ北上「艦これ百物語?」 電「なのです!」
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望月「いたたー……もう、阿武隈、眼鏡割れちゃったじゃん~」
阿武隈「望月……さん?」
北上「ぷぷぷっ」
阿武隈「……北上、さん?」
電「……」ピクピク
阿武隈「電ちゃん、気絶してる」
北上「ああ、電ちゃんにはネタバレしてなっかたしね」
阿武隈「……だ、騙してたんですか」
北上「いひっ♪」
阿武隈「こ、このっ……」
北上「わあ、怒んないでってば、阿武隈っち!」
望月「うううー、眼鏡……」
阿武隈「望月……さん?」
北上「ぷぷぷっ」
阿武隈「……北上、さん?」
電「……」ピクピク
阿武隈「電ちゃん、気絶してる」
北上「ああ、電ちゃんにはネタバレしてなっかたしね」
阿武隈「……だ、騙してたんですか」
北上「いひっ♪」
阿武隈「こ、このっ……」
北上「わあ、怒んないでってば、阿武隈っち!」
望月「うううー、眼鏡……」
北上「さて、電も寝ちゃった所だし、そろそろお開きにしよっか?」
望月「だねえ、流石に眠いや」
電「……」
望月「じゃ、この子は、私が背負っていくから~」
北上「はーい、おっつかれ~」
望月「はー、マジねむーい……」
北上「いやあ、楽しかった楽しかった……大井っちが居ない間の暇つぶしにはなったねえ」
阿武隈「……」プクー
北上「もー、まだ怒ってるの?阿武隈っち」
阿武隈「別にー、怒ってなんかないですよ」
北上「そう?なんか頭から湯気でそうな雰囲気だけど」ポンポン
阿武隈「ちょ、前髪触んないで、セット崩れるから!」
望月「だねえ、流石に眠いや」
電「……」
望月「じゃ、この子は、私が背負っていくから~」
北上「はーい、おっつかれ~」
望月「はー、マジねむーい……」
北上「いやあ、楽しかった楽しかった……大井っちが居ない間の暇つぶしにはなったねえ」
阿武隈「……」プクー
北上「もー、まだ怒ってるの?阿武隈っち」
阿武隈「別にー、怒ってなんかないですよ」
北上「そう?なんか頭から湯気でそうな雰囲気だけど」ポンポン
阿武隈「ちょ、前髪触んないで、セット崩れるから!」
阿武隈「まったく、北上さんは何時もそうです、私の事をからかって……」
北上「んー、まあ、からかい甲斐があるって事なんだから、自信持っていいんじゃない?」
阿武隈「そんな自信はいりませんっ!」
北上「えー」
阿武隈「はあ……もういいです、私ももう帰りますから……」
北上「1人で帰れるの?」
阿武隈「……」
北上「んん?帰れるの~?」
阿武隈「カエレマスカラ」
北上「またまた、無理しちゃって」と
阿武隈「ほんとに!帰れますから!ばいばい!北上さん!」
北上「はーい、おっやすみ~」
バタンッ
北上「んー、まあ、からかい甲斐があるって事なんだから、自信持っていいんじゃない?」
阿武隈「そんな自信はいりませんっ!」
北上「えー」
阿武隈「はあ……もういいです、私ももう帰りますから……」
北上「1人で帰れるの?」
阿武隈「……」
北上「んん?帰れるの~?」
阿武隈「カエレマスカラ」
北上「またまた、無理しちゃって」と
阿武隈「ほんとに!帰れますから!ばいばい!北上さん!」
北上「はーい、おっやすみ~」
バタンッ
阿武隈(まったく、北上さんはほんとに駄目です、駄目駄目です、駄目艦すぎますっ)
阿武隈(あー、こんなイベント、参加しなきゃよかった)
阿武隈(もー……)
シーーーーン
阿武隈(……ほんとに怖くなって来ちゃったじゃない……)
阿武隈(あー、こんなイベント、参加しなきゃよかった)
阿武隈(もー……)
シーーーーン
阿武隈(……ほんとに怖くなって来ちゃったじゃない……)
北阿武いいよね 加賀驤とともにアンソロでも妙に多かった組み合わせ
阿武隈(私の部屋帰るのには、ちょうど、工廠の前を通らなきゃならないのよね……)
阿武隈(けど、あんな話聞いた後じゃ……)
阿武隈「……い、いや、駄目よ、北上さんに着いて来て貰うなんて選択肢はないんだからっ」
阿武隈「も、もう練習艦じゃないんだし、これくらい1人でできるもん!」スタスタッ
阿武隈(ほ、ほら、もう工廠の扉が見えてきた)
阿武隈(あ、あとは、前を横切って……)
阿武隈(……横切って……)
阿武隈「……な、何で、扉開いてるんだろ」
阿武隈(けど、あんな話聞いた後じゃ……)
阿武隈「……い、いや、駄目よ、北上さんに着いて来て貰うなんて選択肢はないんだからっ」
阿武隈「も、もう練習艦じゃないんだし、これくらい1人でできるもん!」スタスタッ
阿武隈(ほ、ほら、もう工廠の扉が見えてきた)
阿武隈(あ、あとは、前を横切って……)
阿武隈(……横切って……)
阿武隈「……な、何で、扉開いてるんだろ」
阿武隈(閉め忘れ?整備の妖精さん達の閉め忘れ?)
阿武隈(じゃあ、じゃあ閉めといたげないといけないよね……)
阿武隈(妖精さん達が怒られたら、可哀そうだしね……)
阿武隈(そう、閉めるだけ、閉めるだけだから……)ソーッ
キャァァァァァァァァァ
阿武隈「……え」
阿武隈(じゃあ、じゃあ閉めといたげないといけないよね……)
阿武隈(妖精さん達が怒られたら、可哀そうだしね……)
阿武隈(そう、閉めるだけ、閉めるだけだから……)ソーッ
キャァァァァァァァァァ
阿武隈「……え」
阿武隈「い、いま、奥から……悲鳴が?」
阿武隈「き、きのせい、きのせいよね、そうよねっ」ウルッ
キャァァァァァァァァァァ
阿武隈「……!」
阿武隈「や、やだ、だめ、聞いてない、聞こえない、もう帰るんだから私の部屋にっ!」
「開けといたはずの扉が、閉まる時があるんだって」
「え~、閉まったなら開ければいいじゃん」
「何かね、開かないらしいよ」
「仮に中に閉じ込められたとしても、外のもう1人がちゃーんと開けられるような仕組みになってるから」
阿武隈「き、きのせい、きのせいよね、そうよねっ」ウルッ
キャァァァァァァァァァァ
阿武隈「……!」
阿武隈「や、やだ、だめ、聞いてない、聞こえない、もう帰るんだから私の部屋にっ!」
「開けといたはずの扉が、閉まる時があるんだって」
「え~、閉まったなら開ければいいじゃん」
「何かね、開かないらしいよ」
「仮に中に閉じ込められたとしても、外のもう1人がちゃーんと開けられるような仕組みになってるから」
阿武隈「……も、もしかして」
阿武隈「誰かが、1人で掃除に入って、それで……」
阿武隈「閉じ込められちゃってる……って可能性もある……のかな……」
阿武隈(ど、どうしよう、怖い、怖いけど……)
阿武隈(……放っては、おけないよね)
阿武隈「う、うう……」ガクガク
阿武隈「誰かが、1人で掃除に入って、それで……」
阿武隈「閉じ込められちゃってる……って可能性もある……のかな……」
阿武隈(ど、どうしよう、怖い、怖いけど……)
阿武隈(……放っては、おけないよね)
阿武隈「う、うう……」ガクガク
阿武隈「あ、あの、だれかいるのぉ?」ソー
シーーーーン
阿武隈(だ、誰も居ない……よね……)
阿武隈(……)ソロソロ
阿武隈(……)ソロソロ
阿武隈(……工廠内の一番奥の部屋だけ)
阿武隈(こ、ここだ……)
阿武隈(……か、確認するだけ、だから)
阿武隈(中には、入らないから、入らないから勇気出してっ……)
阿武隈「え、えいっ!」ギィッ
シーーーーン
阿武隈(だ、誰も居ない……よね……)
阿武隈(……)ソロソロ
阿武隈(……)ソロソロ
阿武隈(……工廠内の一番奥の部屋だけ)
阿武隈(こ、ここだ……)
阿武隈(……か、確認するだけ、だから)
阿武隈(中には、入らないから、入らないから勇気出してっ……)
阿武隈「え、えいっ!」ギィッ
阿武隈「……誰も、いない」
阿武隈「よ、よかった……やっぱり、空耳……」
キャアァァァァァァァァァァァァ
阿武隈「……!」ビクッ
阿武隈「な、なに?部屋の床の……ハッチから、声が……」
阿武隈(も、もう、嘘でしょ、何なのよぉ)
阿武隈「よ、よかった……やっぱり、空耳……」
キャアァァァァァァァァァァァァ
阿武隈「……!」ビクッ
阿武隈「な、なに?部屋の床の……ハッチから、声が……」
阿武隈(も、もう、嘘でしょ、何なのよぉ)
阿武隈(も、もうちょっと奥に行けば、ハッチの中覗けるかな……)
阿武隈(ちょ、ちょっとだけ、ちょっとだけだから……だから……)
キャアァァァァァァァァァァァァァ
阿武隈「ひゃっ!」ビクッ
バタンッ
阿武隈「……え」
阿武隈(ちょ、ちょっとだけ、ちょっとだけだから……だから……)
キャアァァァァァァァァァァァァァ
阿武隈「ひゃっ!」ビクッ
バタンッ
阿武隈「……え」
阿武隈「嘘でしょっ!?し、閉まっちゃった!?」
阿武隈「ひ、悲鳴にびっくりして手放しちゃった!」
阿武隈「お、落ち着いて、レバーを引っ張れば開くはず……」ググッ
阿武隈「あ、開かない……開かないよぉ」
阿武隈「な、なんで、さっきはちゃんと……」
キャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
阿武隈「……!」
阿武隈(な、なんなのよ、この声、なんなのよぉっ)
阿武隈「ひ、悲鳴にびっくりして手放しちゃった!」
阿武隈「お、落ち着いて、レバーを引っ張れば開くはず……」ググッ
阿武隈「あ、開かない……開かないよぉ」
阿武隈「な、なんで、さっきはちゃんと……」
キャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
阿武隈「……!」
阿武隈(な、なんなのよ、この声、なんなのよぉっ)
「皆さん、いっぱい頑張ったのです、そして、1人ずつ、何とか帰って来たのです」
「今日も、お1人、帰って来られました、今朝出撃した、名取さんです、さっき、帰って来られました」
阿武隈(も、もしかして……もしかして、やっぱり、さっきの話は本当にこの艦隊で起こった事で……)
阿武隈(帰って来た「沈んだ船達」は、今も、まだココにいるんじゃ……)
阿武隈(この悲鳴は、その子達の、悲鳴なんじゃ……)
阿武隈(だとしたら……だとしたら……)
キャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
阿武隈(悲鳴は、ハッチから聞こえる……)
キャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
阿武隈(近づいてきてる、気がする……)
「今日も、お1人、帰って来られました、今朝出撃した、名取さんです、さっき、帰って来られました」
阿武隈(も、もしかして……もしかして、やっぱり、さっきの話は本当にこの艦隊で起こった事で……)
阿武隈(帰って来た「沈んだ船達」は、今も、まだココにいるんじゃ……)
阿武隈(この悲鳴は、その子達の、悲鳴なんじゃ……)
阿武隈(だとしたら……だとしたら……)
キャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
阿武隈(悲鳴は、ハッチから聞こえる……)
キャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
阿武隈(近づいてきてる、気がする……)
加賀赤城武蔵長門陸奥ゴーヤで3-2-1回したら、驚異的な速さで物資が溶けていくww
>>127
なにがしたいんや…
なにがしたいんや…
阿武隈(きっと、そうなんだ、ここは、ここは、可哀そうな沈没艦達に、ご飯を上げる場所なんだ)
阿武隈(あのお話では、提督が食べられてたみたいだけど)
阿武隈(今は、きっと、きっと……)
キャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
阿武隈(……きっと、もうすぐ、あのハッチから出てくる)
阿武隈(残骸と化した、沈没艦達が)
阿武隈(それで、それで、私を、私を……)
キヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
阿武隈(あのお話では、提督が食べられてたみたいだけど)
阿武隈(今は、きっと、きっと……)
キャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
阿武隈(……きっと、もうすぐ、あのハッチから出てくる)
阿武隈(残骸と化した、沈没艦達が)
阿武隈(それで、それで、私を、私を……)
キヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
阿武隈「う、ううっ、ぐすっ、たすけて、だれか……いやだよぉ、こんなの」ヒック
阿武隈「こわい、こわいよお、だれか、うぅっ、もうやだ……こわいよぉっ」
阿武隈「おこんないから、これがいたずらでも、おこんないから、もう、もうたすけてよっ」グスッ
キャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
阿武隈「たすけてよ、きたかみさんっ……」ヒック
阿武隈「こわい、こわいよお、だれか、うぅっ、もうやだ……こわいよぉっ」
阿武隈「おこんないから、これがいたずらでも、おこんないから、もう、もうたすけてよっ」グスッ
キャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
阿武隈「たすけてよ、きたかみさんっ……」ヒック
ガッ
阿武隈「……!?」
ガガッ、ガガガガッ
阿武隈「と、扉が開いて……」
阿武隈「た、助かるの?わたし……」
きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
阿武隈「ううっ、今までで一番大きい悲鳴がっ……」
阿武隈(だめ、これ、きっとハッチから這い出して来る)
阿武隈(今、扉があいたら、あの子達が外に……外に……)
阿武隈「……!?」
ガガッ、ガガガガッ
阿武隈「と、扉が開いて……」
阿武隈「た、助かるの?わたし……」
きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
阿武隈「ううっ、今までで一番大きい悲鳴がっ……」
阿武隈(だめ、これ、きっとハッチから這い出して来る)
阿武隈(今、扉があいたら、あの子達が外に……外に……)
阿武隈「だ、だめ……だめ!開けちゃ駄目!」
「え、なんで?」
阿武隈「き、きたかみさん!?」
「うん、何か叫び声が聞こえたから着てみたんだけど……」
阿武隈「そ、それは罠です!私達をここに誘き寄せる為の罠なんです!」
「阿武隈っち?」
阿武隈「わ、私は、もう助からないですから……お願いします、北上さんだけでも……逃げてこの事を提督にっ!」
「えー、けど、もう開いちゃうよ」
阿武隈「え……」
「え、なんで?」
阿武隈「き、きたかみさん!?」
「うん、何か叫び声が聞こえたから着てみたんだけど……」
阿武隈「そ、それは罠です!私達をここに誘き寄せる為の罠なんです!」
「阿武隈っち?」
阿武隈「わ、私は、もう助からないですから……お願いします、北上さんだけでも……逃げてこの事を提督にっ!」
「えー、けど、もう開いちゃうよ」
阿武隈「え……」
ギィィィィィ
阿武隈「あ、開いちゃ……た」
北上「おっまたせ~、北上だよ?」
阿武隈「あ……あ……」
北上「おお、感激した阿武隈っちが私に飛びついて来る展開かな?」
阿武隈「あ……」
北上「かもん!何時でもかかって来い!」
阿武隈「貴女はどうして人の言う事聞かないんですかーーーーー!」
北上「怒られた!?」
阿武隈「あ、開いちゃ……た」
北上「おっまたせ~、北上だよ?」
阿武隈「あ……あ……」
北上「おお、感激した阿武隈っちが私に飛びついて来る展開かな?」
阿武隈「あ……」
北上「かもん!何時でもかかって来い!」
阿武隈「貴女はどうして人の言う事聞かないんですかーーーーー!」
北上「怒られた!?」
阿武隈「何時も、何時も何時もそうです、私の言うこと全然聞いてくれなくてっ」
阿武隈「髪触ってセット乱すし、チョップしてくるしっ」
北上「阿武隈っち……」
阿武隈「今回だって……駄目って、言ったのに、怖いのがハッチから、出て……」グスッ
北上「あ……」
阿武隈「うっ、ぐすっ、もう、きたかみさんの、ばかっ、ばかっ」ヒック
北上「ご、ごめん、なんか判んないけど……」
キヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
北上「あー、うっさいなあ、この風切り音……提督、まーだ亀裂治してないのかな」
阿武隈「怖いのが……ハッチから……ハッチから……え?」グスッ
阿武隈「髪触ってセット乱すし、チョップしてくるしっ」
北上「阿武隈っち……」
阿武隈「今回だって……駄目って、言ったのに、怖いのがハッチから、出て……」グスッ
北上「あ……」
阿武隈「うっ、ぐすっ、もう、きたかみさんの、ばかっ、ばかっ」ヒック
北上「ご、ごめん、なんか判んないけど……」
キヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
北上「あー、うっさいなあ、この風切り音……提督、まーだ亀裂治してないのかな」
阿武隈「怖いのが……ハッチから……ハッチから……え?」グスッ
北上「つまりね、プレス室の怪談には元ネタがあってさ」
北上「普段使ってない施設だから、1カ月に1回の掃除程度では整備しきれないんだよ」
北上「そのせいで、とうとう廃棄用のハッチの奥に亀裂が出来ちゃってさ」
北上「そこから空気が出たり入ったりする時に、何か凄い煩い音が出るんだよね」
北上「何か工廠の扉も風圧のせいで閉まりにくくなっちゃってるし」
北上「逆にプレス室の扉は中の気圧が低くなるせいで開きにくくなっちゃうし」
北上「提督にはちゃんと報告したんだけど、やっぱり普段まったく使わない施設を修理するのに資材は使えないらしくてさ」
北上「もう、困っちゃうよね~」
北上「普段使ってない施設だから、1カ月に1回の掃除程度では整備しきれないんだよ」
北上「そのせいで、とうとう廃棄用のハッチの奥に亀裂が出来ちゃってさ」
北上「そこから空気が出たり入ったりする時に、何か凄い煩い音が出るんだよね」
北上「何か工廠の扉も風圧のせいで閉まりにくくなっちゃってるし」
北上「逆にプレス室の扉は中の気圧が低くなるせいで開きにくくなっちゃうし」
北上「提督にはちゃんと報告したんだけど、やっぱり普段まったく使わない施設を修理するのに資材は使えないらしくてさ」
北上「もう、困っちゃうよね~」
~北上さんの部屋~
北上「おーい、阿武隈っち、いい加減布団から出てきなって」
阿武隈「……」モゾモゾ
北上「ごめんごめん、ちゃんと説明しなかったのは謝るからさ、ね?」
阿武隈「……」モゾモゾ
北上「もー、無視しないでよ~、阿武隈っち~」
阿武隈「……」モゾモゾモゾ
北上「おーい、阿武隈っち、いい加減布団から出てきなって」
阿武隈「……」モゾモゾ
北上「ごめんごめん、ちゃんと説明しなかったのは謝るからさ、ね?」
阿武隈「……」モゾモゾ
北上「もー、無視しないでよ~、阿武隈っち~」
阿武隈「……」モゾモゾモゾ
阿武隈(もう、北上さんのバカバカバカバカバカ)
阿武隈(泣いちゃった私が馬鹿みたいじゃないっ)
阿武隈(し、しかも、あんな時に北上さんの名前を呼んじゃってるし)
阿武隈(助けてって、言っちゃってるし)
阿武隈(あー、もう、恥ずかしくて合わせる顔が無いよっ)モゾモゾ
北上「んー、仕方ないなあ……よし、とっておきのアレを出そうっか」
阿武隈(しばらく、北上さんの布団を占領して嫌がらせしてやるんだから)
阿武隈(明日寝不足で隈を作ればいいのよっ)
北上「よいしょっと……」カチャ
阿武隈(……あ、何かいい匂い)
阿武隈(泣いちゃった私が馬鹿みたいじゃないっ)
阿武隈(し、しかも、あんな時に北上さんの名前を呼んじゃってるし)
阿武隈(助けてって、言っちゃってるし)
阿武隈(あー、もう、恥ずかしくて合わせる顔が無いよっ)モゾモゾ
北上「んー、仕方ないなあ……よし、とっておきのアレを出そうっか」
阿武隈(しばらく、北上さんの布団を占領して嫌がらせしてやるんだから)
阿武隈(明日寝不足で隈を作ればいいのよっ)
北上「よいしょっと……」カチャ
阿武隈(……あ、何かいい匂い)
北上「大井っちが戻ったら一緒に食べようと思ってたんだけどね」
阿武隈「……な、なんですか?」
北上「えへへ、布団から出てきたら教えてあげるよ?」
阿武隈(……そういう手か)
阿武隈(そんな手には乗らないんだからっ)
阿武隈(けど、けど、本当にいい匂いだなあ……ちょっとだけ……)
阿武隈(ちょっとだけ……)ヒョコ
阿武隈「あ」
阿武隈「……な、なんですか?」
北上「えへへ、布団から出てきたら教えてあげるよ?」
阿武隈(……そういう手か)
阿武隈(そんな手には乗らないんだからっ)
阿武隈(けど、けど、本当にいい匂いだなあ……ちょっとだけ……)
阿武隈(ちょっとだけ……)ヒョコ
阿武隈「あ」
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