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元スレ北上「今度生まれ変わったら……重巡……いや、戦艦に」
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提督「はい、みんな御苦労さま、被害はないみたいだけど、汚れたり疲れたりしたでしょ?」
提督「ゆっくりお風呂に入って、疲れを落としてきて?」
「「「「「「はーーい!」」」」」」
北上「いやあ、それにしても私の一撃、凄かったでしょ~?」
金剛「はいはい、さっきから耳にタコができますネ」
赤城「まあ、けど実際凄かったですしね、斉射の時、思わず、耳塞いじゃいましたし」
北上「あー、あれは確かにね~、何とかしたいよねえ」
電「……」トボトボ
雷「……」
北上「お、あそこを歩いてるのは……」
赤城「北上さん?」
北上「あ、みんなは先行っといて?」
提督「ゆっくりお風呂に入って、疲れを落としてきて?」
「「「「「「はーーい!」」」」」」
北上「いやあ、それにしても私の一撃、凄かったでしょ~?」
金剛「はいはい、さっきから耳にタコができますネ」
赤城「まあ、けど実際凄かったですしね、斉射の時、思わず、耳塞いじゃいましたし」
北上「あー、あれは確かにね~、何とかしたいよねえ」
電「……」トボトボ
雷「……」
北上「お、あそこを歩いてるのは……」
赤城「北上さん?」
北上「あ、みんなは先行っといて?」
北上「おーい、そこの駆逐艦~」
電「あ、北上さん……こんばんわなのです」
雷「こんばんわ、北上さん」
北上「どうしたのさ、何か元気ないみたいだけど」
電「うー……」
雷「この子、演習でちょっとポカやらかしまして、負けちゃったんですよね」
北上「あー、そっかあ」
電「……どうしたら」
北上「え?」
電「どうしたら、北上さんみたいに強くなれるでしょうか……」
雷「いや、駆逐艦の事を戦艦の北上さんに聞いても仕方ないでしょ?畑が全く違うんだし」
電「あ、北上さん……こんばんわなのです」
雷「こんばんわ、北上さん」
北上「どうしたのさ、何か元気ないみたいだけど」
電「うー……」
雷「この子、演習でちょっとポカやらかしまして、負けちゃったんですよね」
北上「あー、そっかあ」
電「……どうしたら」
北上「え?」
電「どうしたら、北上さんみたいに強くなれるでしょうか……」
雷「いや、駆逐艦の事を戦艦の北上さんに聞いても仕方ないでしょ?畑が全く違うんだし」
北上「んー、2人とも、ちょっと聞いていい?」
雷「え?なんです?」
北上「どうして、2人ともその装備なの?」
雷電「「え??」」
北上「いや、2人とも連装砲を装備してるよね?」
電「なのです」
北上「駆逐艦は、雷撃能力が高めなんだから、そっちを伸ばした方が良くない?」
雷「……」
電「……」
北上「……あれ?私何か変な事、言った?」
雷「え?なんです?」
北上「どうして、2人ともその装備なの?」
雷電「「え??」」
北上「いや、2人とも連装砲を装備してるよね?」
電「なのです」
北上「駆逐艦は、雷撃能力が高めなんだから、そっちを伸ばした方が良くない?」
雷「……」
電「……」
北上「……あれ?私何か変な事、言った?」
雷「いや、けど私達って装甲薄いですし、雷撃は足が遅いですし……」
北上「ま、確かにそういう一面もあるけど……駆逐艦はチョロチョロ動けるんだし、相手の攻撃回避すれば……」
電「それは……難しいのです……」
北上「ん~?えっと、君達以外の駆逐艦で、魚雷装備してる子達、いるよね?」
北上「その子達に回避の仕方聞けば……」
雷「誰も居ないよ?」
北上「へ?」
電「……なのです」
北上「え、ちょっと待って?誰も居ないの?」
電「はい、魚雷を装備してる子は、誰も居ません……だって」
北上「だ、だって?」
北上「ま、確かにそういう一面もあるけど……駆逐艦はチョロチョロ動けるんだし、相手の攻撃回避すれば……」
電「それは……難しいのです……」
北上「ん~?えっと、君達以外の駆逐艦で、魚雷装備してる子達、いるよね?」
北上「その子達に回避の仕方聞けば……」
雷「誰も居ないよ?」
北上「へ?」
電「……なのです」
北上「え、ちょっと待って?誰も居ないの?」
電「はい、魚雷を装備してる子は、誰も居ません……だって」
北上「だ、だって?」
伊勢、日向、飛鷹、隼鷹、古鷹、加古、北上、大井ってみんな声優一緒なんだね
おっどろきぃー
おっどろきぃー
>>56見事にかわいくないやつばっかやな
電「だって、実際に活躍してらっしゃる皆様は、北上さんを筆頭に全員、火力重視なのですよ?」
北上「……!」
雷「そうそう、だから私達駆逐艦もそれを見習って……ね?」
電「は、はい……」
雷「魚雷なんて、役に立たないよ」
北上「……やくに……たたないって」
電「あ、そういえば……」
北上「な、なに?」
北上「……!」
雷「そうそう、だから私達駆逐艦もそれを見習って……ね?」
電「は、はい……」
雷「魚雷なんて、役に立たないよ」
北上「……やくに……たたないって」
電「あ、そういえば……」
北上「な、なに?」
>>58
は?加古も伊勢もかわいいだろ
は?加古も伊勢もかわいいだろ
電「1人だけ、魚雷使ってらっしゃる方、見ました」
北上「え……」
雷「え?そんな子、居た?」
電「はい、えっと、確か先日来られた軽巡洋艦の方で……」
北上「……!」
電「名前は、オーイさん……だったかと……」
北上「……大井っち」
雷「え?」
北上「……」タッ
電「あ、き、北上さん!?」
北上「え……」
雷「え?そんな子、居た?」
電「はい、えっと、確か先日来られた軽巡洋艦の方で……」
北上「……!」
電「名前は、オーイさん……だったかと……」
北上「……大井っち」
雷「え?」
北上「……」タッ
電「あ、き、北上さん!?」
>>61過去はともかく伊勢はちょっと…
北上(大井っち、大井っち、大井っち、そうだよ、大井っちだ)
北上(私が戦艦なら、てっきり大井っちも戦艦になってると思ってた)
北上(部隊編成の中に大井っちの名前は無かったから、何時かきっと出会えると思ってた)
北上(戦艦の大井っちと)
北上(け、けど、けど、大井っち……軽巡洋艦って……)
北上(い、いや、それはいい、それは置いておこう)
北上(大井っちがいるなら、会わないと)
北上(だって、私達は、この世に2隻だけの……)
北上(たった2隻だけの……)
北上(私が戦艦なら、てっきり大井っちも戦艦になってると思ってた)
北上(部隊編成の中に大井っちの名前は無かったから、何時かきっと出会えると思ってた)
北上(戦艦の大井っちと)
北上(け、けど、けど、大井っち……軽巡洋艦って……)
北上(い、いや、それはいい、それは置いておこう)
北上(大井っちがいるなら、会わないと)
北上(だって、私達は、この世に2隻だけの……)
北上(たった2隻だけの……)
~格納庫~
北上「……」ハァハァ
北上「……み、見つけた」
北上「見つけたよ、大井っち」
大井「……」
北上「……大井っち?」
大井「……」
北上「……」ハァハァ
北上「……み、見つけた」
北上「見つけたよ、大井っち」
大井「……」
北上「……大井っち?」
大井「……」
北上(何だろう、大井っち、返事してくれない……)
北上(それどころか、振り返ってすら……)
北上(あ、ひっょとして、今まで私が会いに行かなかったの怒ってるのかな)
北上(だって、それは仕方ないじゃん、私、戦闘に出てて、大井っちが来たこと知らなかったんだし)
北上(仕方ないじゃん……)
大井「……酷い有様ですよね」
北上「……え?」
北上(それどころか、振り返ってすら……)
北上(あ、ひっょとして、今まで私が会いに行かなかったの怒ってるのかな)
北上(だって、それは仕方ないじゃん、私、戦闘に出てて、大井っちが来たこと知らなかったんだし)
北上(仕方ないじゃん……)
大井「……酷い有様ですよね」
北上「……え?」
大井「魚雷達、ですよ」
北上「あ……う、うん、そうだね、何か保管の仕方も適当だし、ほこり被ってるし」
大井「……これじゃ、いざという時に、使えません」
北上「だ、だよね……」
大井「……」
北上「あ、ひょっとして、大井っち、魚雷達の掃除してくれてたの?」
大井「……」
北上「じゃ、じゃあ、私も……」
大井「……」
北上「お、大井っち、返事してよ?」
大井「……誰ですか、貴女」
北上「あ……う、うん、そうだね、何か保管の仕方も適当だし、ほこり被ってるし」
大井「……これじゃ、いざという時に、使えません」
北上「だ、だよね……」
大井「……」
北上「あ、ひょっとして、大井っち、魚雷達の掃除してくれてたの?」
大井「……」
北上「じゃ、じゃあ、私も……」
大井「……」
北上「お、大井っち、返事してよ?」
大井「……誰ですか、貴女」
北上「……え?」
大井「初対面だと思うのですが……この艦隊の方ですか」
北上「な、何言ってるの、大井っち、私だよ、北上だよ……」
大井「……ああ、貴女が」
北上「お、想いだしてくれた!?」
大井「……ご活躍は、聞いてますよ、大和型戦艦5番艦、き・た・か・み、さん」
北上「……!」
大井「そんな北上さんが、しがない軽巡洋艦である私に、何の用でしょうか」
北上「ち、違うよ」
大井「は?」
大井「初対面だと思うのですが……この艦隊の方ですか」
北上「な、何言ってるの、大井っち、私だよ、北上だよ……」
大井「……ああ、貴女が」
北上「お、想いだしてくれた!?」
大井「……ご活躍は、聞いてますよ、大和型戦艦5番艦、き・た・か・み、さん」
北上「……!」
大井「そんな北上さんが、しがない軽巡洋艦である私に、何の用でしょうか」
北上「ち、違うよ」
大井「は?」
北上「わ、私は北上だよ、大井っちと一緒に作られた!重雷装艦の!」
大井「……」
北上「練習艦の時代から、2人で頑張ってきたじゃん!」
大井「……」
北上「お、大井っち!」
大井「……」チッ
北上「……!」
大井「……」
北上「練習艦の時代から、2人で頑張ってきたじゃん!」
大井「……」
北上「お、大井っち!」
大井「……」チッ
北上「……!」
北上さまいっつも最前線で戦ってるから1人だけレベルがずば抜けて高いな
大井「……確かに、頑張れば重雷装艦に改装する事は可能ですね」
北上「う、うんうん!そうそう!」
大井「重雷装艦計画に付属して、姉妹艦が建設されるという話もあったようです」
北上「それ私!私!」
大井「……けど、なくなったんです」
北上「……え?」
大井「姉妹艦の建設は……なくなっちゃったんです」
北上「う、うんうん!そうそう!」
大井「重雷装艦計画に付属して、姉妹艦が建設されるという話もあったようです」
北上「それ私!私!」
大井「……けど、なくなったんです」
北上「……え?」
大井「姉妹艦の建設は……なくなっちゃったんです」
大井「……だから」
大井「だからね」
大井「私は」
大井「この世で1人だけなんです」
大井「たった1人だけなんです」
大井「1人だけの、重雷装艦なんです」
大井「だから、貴女なんて知らないわ」
大井「だからね」
大井「私は」
大井「この世で1人だけなんです」
大井「たった1人だけなんです」
大井「1人だけの、重雷装艦なんです」
大井「だから、貴女なんて知らないわ」
大井「じゃあ、出撃がありますから、私はこれで」
大井「北上さんも、頑張って下さいね」
大井「私には関係ない所で」
北上「おお……」
大井「じゃあ、失礼します」
北上「いっち……」
大井「北上さんも、頑張って下さいね」
大井「私には関係ない所で」
北上「おお……」
大井「じゃあ、失礼します」
北上「いっち……」
ああ、私は本当に馬鹿だ
戦艦になれて浮かれてた
魚雷の不遇さを見ても尚、浮かれてた
私が居なくちゃ、彼女が一人ぼっちになっちゃうって、判ってたのに
判ってたはずなのに、浮かれてた
ごめんね
ごめんね、大井っち
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
戦艦になれて浮かれてた
魚雷の不遇さを見ても尚、浮かれてた
私が居なくちゃ、彼女が一人ぼっちになっちゃうって、判ってたのに
判ってたはずなのに、浮かれてた
ごめんね
ごめんね、大井っち
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
~敵海域~
大井「第一艦隊がこの海域を突破したけど、まだ深海棲艦達はこの海域に出没してるわ」
大井「私達の任務は、敵を牽制しつつ資材を持ち帰る事」
大井「判ったわね?」
電「りょ、了解なのです!」
雷「はいはい」
大井「返事は一度」
雷「はーい」
大井「伸ばさない」
雷「……はい」
大井「第一艦隊がこの海域を突破したけど、まだ深海棲艦達はこの海域に出没してるわ」
大井「私達の任務は、敵を牽制しつつ資材を持ち帰る事」
大井「判ったわね?」
電「りょ、了解なのです!」
雷「はいはい」
大井「返事は一度」
雷「はーい」
大井「伸ばさない」
雷「……はい」
雷「ううー、私何かあの人苦手……ずーっと怒ってるイメージしかない」
電「だ、駄目だよ、そんな事言っちゃ」
雷「だってー」
大井(……駆逐艦、ウザいわ)
大井(活用できるはずの魚雷を放置して、どうして火力を取るのかしら)
大井(重雷装艦の立場を奪う程度の雷撃能力を持ってる癖に)
大井(自分の適性を正しく理解できてないとしか思えない)
大井(この子達さえいなければ、私は……)
大井(私は……姉妹を得れていたかもしれないのに)
大井(そうすれば、ずっと1人で過ごす事も、無かっただろうに……)
電「だ、駄目だよ、そんな事言っちゃ」
雷「だってー」
大井(……駆逐艦、ウザいわ)
大井(活用できるはずの魚雷を放置して、どうして火力を取るのかしら)
大井(重雷装艦の立場を奪う程度の雷撃能力を持ってる癖に)
大井(自分の適性を正しく理解できてないとしか思えない)
大井(この子達さえいなければ、私は……)
大井(私は……姉妹を得れていたかもしれないのに)
大井(そうすれば、ずっと1人で過ごす事も、無かっただろうに……)
雷「あれ?何か海に落ちてるよ?」
大井「はあ?海に何か落ちてるはずないでしょう」
雷「……」ムカッ
電「い、いや、確かにあるのです……なんだろ、これ」
大井「……待って」
電「わかめ?ゆらゆらして……」
大井「下がりなさい!」
ガッ
電「え……」
大井「はあ?海に何か落ちてるはずないでしょう」
雷「……」ムカッ
電「い、いや、確かにあるのです……なんだろ、これ」
大井「……待って」
電「わかめ?ゆらゆらして……」
大井「下がりなさい!」
ガッ
電「え……」
>>91
まだはやいっちー
まだはやいっちー
電「み、水の中から、手が……」
大井「潜水ヨ級!2人とも下がって!」
雷「け、けど、電が脚掴まれて!」
電「は、放してくださいっ!放してっ!」
大井「……だから駆逐艦は嫌いなのよ!」ボシュッ
ザシュッ
電「は、離れたのですっ!」パッ
大井「全員!対潜戦用意!」
電雷「「は、はい!」」
大井「海の藻屑になりなさい!」ボシュッボシュッ
大井「潜水ヨ級!2人とも下がって!」
雷「け、けど、電が脚掴まれて!」
電「は、放してくださいっ!放してっ!」
大井「……だから駆逐艦は嫌いなのよ!」ボシュッ
ザシュッ
電「は、離れたのですっ!」パッ
大井「全員!対潜戦用意!」
電雷「「は、はい!」」
大井「海の藻屑になりなさい!」ボシュッボシュッ
電「え、えいっ!」ポシュッ
雷「やあっ!」ポシュッ
大井(クソ、全然当たらない……)
大井(けど、1隻だけなら撃破出来なくても何とかやり過ごして……)
ザワザワ
大井「……!」
電「お、大井さん!?」
大井「……囲まれてた、みたいね」
雷「ど、どうしよう!」
雷「やあっ!」ポシュッ
大井(クソ、全然当たらない……)
大井(けど、1隻だけなら撃破出来なくても何とかやり過ごして……)
ザワザワ
大井「……!」
電「お、大井さん!?」
大井「……囲まれてた、みたいね」
雷「ど、どうしよう!」
大井(ああ、私馬鹿だな、任務中に余計なイラつきとか私情をはさむから、こんな事になる)
大井(こんな連中に包囲されるまで気づかないなんて……まったく……)
大井(そんなだから……そんなだから、私は1人なのよね)
大井「ふ、ふふ……ふふふふ……」
電「お、大井さん?」
大井「……まったく、救いようがないわね」
電「……!」ビクッ
雷「……!」ビクッ
大井「……いいわ、やってあげる、最後まで、付き合ってあげるわ」
電「大井さん!」
雷「や、やるなら、私達も!」
大井「……いらない」
電「え……」
大井「貴女達、ウザいの」
雷「……!」
大井(こんな連中に包囲されるまで気づかないなんて……まったく……)
大井(そんなだから……そんなだから、私は1人なのよね)
大井「ふ、ふふ……ふふふふ……」
電「お、大井さん?」
大井「……まったく、救いようがないわね」
電「……!」ビクッ
雷「……!」ビクッ
大井「……いいわ、やってあげる、最後まで、付き合ってあげるわ」
電「大井さん!」
雷「や、やるなら、私達も!」
大井「……いらない」
電「え……」
大井「貴女達、ウザいの」
雷「……!」
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