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元スレほむら「鹿目まどかの消失」
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ほむ「ーーー結局、この時間軸でもまどかを救えなかった。………次こそは、必ず……!」
カチッ
カチッ
早乙女「はーい、それじゃあ自己紹介いってみよう!」
ほむ「暁美ほむらです。よろしくお願いします」
ほむ(まどか、今度こそ貴女を…)
ほむ「………?」
ほむ(まどかが、いない……?)
ほむ「暁美ほむらです。よろしくお願いします」
ほむ(まどか、今度こそ貴女を…)
ほむ「………?」
ほむ(まどかが、いない……?)
マエハドコノガッコウダッタノー?スッゴクキレイナ髪ダヨネー!ワイワイキャッキャッ
ほむ「…」
ほむ(何かがおかしい…)
ほむ(まどかは休みかしら?でも、こんな事は今までで初めてだわ…まさか、既にまどかの身に何か……!?)
「ほら皆ー、転校生困ってるじゃん。一気に質問し過ぎだって」
ほむ「…!」
ほむ(こいつは…)
ほむ「…」
ほむ(何かがおかしい…)
ほむ(まどかは休みかしら?でも、こんな事は今までで初めてだわ…まさか、既にまどかの身に何か……!?)
「ほら皆ー、転校生困ってるじゃん。一気に質問し過ぎだって」
ほむ「…!」
ほむ(こいつは…)
ほむ「美樹…さやか」ボソ
さや「え?」
さや「もしかしてもうあたしの名前覚えてくれてる?いやー、照れるなぁ」ポリ
ほむ「…」
ほむ(彼女から私に接触してくるなんて珍しいわね…)
さや「え?」
さや「もしかしてもうあたしの名前覚えてくれてる?いやー、照れるなぁ」ポリ
ほむ「…」
ほむ(彼女から私に接触してくるなんて珍しいわね…)
さや「ん?何か顔色良くないね。保健室行く?」
ほむ「…いいえ。その必要はないわ」
さや「そう?まだ退院したばっかりなんだし、気分悪くなったらいつでも言ってよ?」ニコッ
ほむ(…この時間軸の美樹さやかは何だか友好的ね。)ホムゥ
ほむ「ええ。…ありがとう」
さや「いいっていいって。こう見えてもこのクラスの"保健係"だからさ!」
ほむ「……っ!?」ガタッ
ほむ「…いいえ。その必要はないわ」
さや「そう?まだ退院したばっかりなんだし、気分悪くなったらいつでも言ってよ?」ニコッ
ほむ(…この時間軸の美樹さやかは何だか友好的ね。)ホムゥ
ほむ「ええ。…ありがとう」
さや「いいっていいって。こう見えてもこのクラスの"保健係"だからさ!」
ほむ「……っ!?」ガタッ
さや「うわっ!びっくりしたー。そんなに驚く事ないでしょっ」ハハッ
ほむ(………一体どういう事?美樹さやかが保健係?そんなはずは…)
ほむ(…やっぱり、何かがおかしい。この状況は一体……)
ほむ(………一体どういう事?美樹さやかが保健係?そんなはずは…)
ほむ(…やっぱり、何かがおかしい。この状況は一体……)
ほむ「………」
さや「ねぇ、ちょっと大丈夫?やっぱり保健室に…」
ほむ「っ!触らないで……っ!」パシッ
さや「…っ!」
エー何ー?ドウシタノー?ザワザワ
さや「いっ…たいなぁ…」
さや「あんた、いきなり何なわけ?あたし気に障るような事したかなぁ?」
ほむ「……だって…おかしいじゃない。美樹さやか…貴女が、保健係だなんてそんな…」
さや「ねぇ、ちょっと大丈夫?やっぱり保健室に…」
ほむ「っ!触らないで……っ!」パシッ
さや「…っ!」
エー何ー?ドウシタノー?ザワザワ
さや「いっ…たいなぁ…」
さや「あんた、いきなり何なわけ?あたし気に障るような事したかなぁ?」
ほむ「……だって…おかしいじゃない。美樹さやか…貴女が、保健係だなんてそんな…」
さや「はぁ?あたしが保健係の何がおかしいっての?こっちからしたら、あんたの言ってる事の方がおかしいんだけど?」
大丈夫ー?暁美サンドウシチャッタノ…ヒソヒソ
さや「…転校生?」
ほむ「…私の知る限りでは、このクラスの保健係は貴女ではなくまどかだったはずよ」
さや「はぁ?まどか…?」
さや「……まどかって、誰?」
大丈夫ー?暁美サンドウシチャッタノ…ヒソヒソ
さや「…転校生?」
ほむ「…私の知る限りでは、このクラスの保健係は貴女ではなくまどかだったはずよ」
さや「はぁ?まどか…?」
さや「……まどかって、誰?」
ほむ「……!」
ほむ(一体どうなってるっていうの…?美樹さやかが、まどかを…知らない?)
さや「…仁美、分かる?」
仁美「まどか…さん?さぁ、聞いた事ありませんわねぇ」
ほむ「っ!」
ほむ「……まどかは…まどかよ。貴女達……鹿目まどかを忘れたって言うの………」
仁美「あの…暁美さん?このクラスにはそんな方いらっしゃいませんわ」
仁美「どこか他のクラスと勘違いしているんじゃ…?」
ほむ(一体どうなってるっていうの…?美樹さやかが、まどかを…知らない?)
さや「…仁美、分かる?」
仁美「まどか…さん?さぁ、聞いた事ありませんわねぇ」
ほむ「っ!」
ほむ「……まどかは…まどかよ。貴女達……鹿目まどかを忘れたって言うの………」
仁美「あの…暁美さん?このクラスにはそんな方いらっしゃいませんわ」
仁美「どこか他のクラスと勘違いしているんじゃ…?」
ほむ(そんな…そんなはずは……ないわ…)ガタッ
ほむ「貴方は、鹿目まどかを知ってるでしょう!?」
エ…シ、知ラナイヨ…ビクッ
ほむ「このクラスの保健係は鹿目まどかよね!?」
保健係ハズット美樹サンダヨ…
ザワ…ヒソヒソ…暁美サンドウシチャッタノ?怖イ…。大丈夫ナノ?
ほむ「…っ」
ほむ(何なの…一体何が……どうなっているの)
ほむ「貴方は、鹿目まどかを知ってるでしょう!?」
エ…シ、知ラナイヨ…ビクッ
ほむ「このクラスの保健係は鹿目まどかよね!?」
保健係ハズット美樹サンダヨ…
ザワ…ヒソヒソ…暁美サンドウシチャッタノ?怖イ…。大丈夫ナノ?
ほむ「…っ」
ほむ(何なの…一体何が……どうなっているの)
街中
ほむ(結局、あれから何の進展もないまま放課後になってしまったわ…)
ほむ(鹿目まどかが存在しない時間軸。魔女の仕業か……もしくは…こんな芸当が出来るのは…)
「……ふふっ。帰ったら大きなケーキを焼きましょう。それで、…をびっくりさせるの!」クスクス
ほむ「!」
ほむ「あ、あれは…!」
ほむ(結局、あれから何の進展もないまま放課後になってしまったわ…)
ほむ(鹿目まどかが存在しない時間軸。魔女の仕業か……もしくは…こんな芸当が出来るのは…)
「……ふふっ。帰ったら大きなケーキを焼きましょう。それで、…をびっくりさせるの!」クスクス
ほむ「!」
ほむ「あ、あれは…!」
ほむ「巴マミ!」ダッ
マミ「え?」
ほむ「…っこの街は何かがおかしい!魔女の仕業かも…貴女は何か感じない?そうだ、キュゥべえ…キュゥべえの居場所は知ってるかしら!?」
マミ「え?あの…?」
マミ「…あなたは?……魔女って…何の事…?」
ほむ「…!」
ほむ「と…巴マミ、貴女は……魔法少女の巴マミよね?」
マミ「まほー…しょうじょ?」
マミ「え?」
ほむ「…っこの街は何かがおかしい!魔女の仕業かも…貴女は何か感じない?そうだ、キュゥべえ…キュゥべえの居場所は知ってるかしら!?」
マミ「え?あの…?」
マミ「…あなたは?……魔女って…何の事…?」
ほむ「…!」
ほむ「と…巴マミ、貴女は……魔法少女の巴マミよね?」
マミ「まほー…しょうじょ?」
ほむ(っ!そんな…巴マミまで)
「マミ、お友達?」
ほむ「!」
マミ「 お 母 さ ん 」
ほむ「…!?」
マミ「ううん?同じ学校ではあるみたいだけど…」
マミ「えーと…どこかで会った事あるかしら?それと、魔法少女って?」
「マミ、お友達?」
ほむ「!」
マミ「 お 母 さ ん 」
ほむ「…!?」
マミ「ううん?同じ学校ではあるみたいだけど…」
マミ「えーと…どこかで会った事あるかしら?それと、魔法少女って?」
ほむ「どうして…それに巴マミの両親は、事故で…」ボソ
マミ「!」
マミ母「あら、どうして事故の事?マミ、やっぱり知り合いじゃないの?」
マミ「知らない人のはずなんだけど…」
マミ「確かに昔事故にはあったけど、軽い怪我で済んだくらいだし。それより、どうして貴女がその事を知ってるの?」
マミ「!」
マミ母「あら、どうして事故の事?マミ、やっぱり知り合いじゃないの?」
マミ「知らない人のはずなんだけど…」
マミ「確かに昔事故にはあったけど、軽い怪我で済んだくらいだし。それより、どうして貴女がその事を知ってるの?」
ほむ(……一体…どうなって……)フラ…
マミ「あの?」
ほむ「っ巴マミ!」
マミ「は、はいっ?」
ほむ「ティロフィナーレという言葉に覚えはない?」
マミ「 」
マミ「あの?」
ほむ「っ巴マミ!」
マミ「は、はいっ?」
ほむ「ティロフィナーレという言葉に覚えはない?」
マミ「 」
マミ「ティロ…え?」
ほむ「 」
ほむ「…何でもないわ。忘れて頂戴」
ほむ「親子水入らずの所を邪魔して悪かったわね」ファサッ
マミ「ティロフィナーレ…か」ボソッ
ほむ「 」
ほむ「…何でもないわ。忘れて頂戴」
ほむ「親子水入らずの所を邪魔して悪かったわね」ファサッ
マミ「ティロフィナーレ…か」ボソッ
次の日
さや「おはよう転校生。今日は調子どう?また昨日みたいに急に暴れないでよー?」
ほむ「…心配には及ばないわ」ファサッ
ほむ「ところで、一つ確認しておきたいのだけれど…貴女、喋る猫のような生き物を見た事があるかしら?」
さや「 」
さや「やっぱり保健室、行く?」
さや「おはよう転校生。今日は調子どう?また昨日みたいに急に暴れないでよー?」
ほむ「…心配には及ばないわ」ファサッ
ほむ「ところで、一つ確認しておきたいのだけれど…貴女、喋る猫のような生き物を見た事があるかしら?」
さや「 」
さや「やっぱり保健室、行く?」
ほむ「良いから聞いて」
ほむ「それで、その生き物が言うのよ。何でも願いを叶えてあげるよ。…って」
ほむ「美樹さん…貴女なら何を願う?」
さや「…これはまた唐突な」
さや「あたしなら……うーん、迷うなぁ」
ほむ「それで、その生き物が言うのよ。何でも願いを叶えてあげるよ。…って」
ほむ「美樹さん…貴女なら何を願う?」
さや「…これはまた唐突な」
さや「あたしなら……うーん、迷うなぁ」
ほむ「何でも良いのよ。…そう。例えば、怪我をした知り合いの天才バイオリニストの腕を治してあげたい。とか」
さや「え、あんた恭介の事知ってんの?」
さや「いやまぁ…そりゃあ確かに早く退院して欲しいとは思うけど…」
さや「…でもそんな物に頼るよりさ、自分の力で頑張って乗り越えて欲しい…そしてあたしはそれを全力で応援したい…って、思うかな?」
さや「まぁ、手も順調に回復に向かってるっていうしね!そんなチャンスがあったら、本当にそれを求めてる人に譲るよ」
さや「…って、夢がなさすぎでしたかねー?」アハハハ
さや「え、あんた恭介の事知ってんの?」
さや「いやまぁ…そりゃあ確かに早く退院して欲しいとは思うけど…」
さや「…でもそんな物に頼るよりさ、自分の力で頑張って乗り越えて欲しい…そしてあたしはそれを全力で応援したい…って、思うかな?」
さや「まぁ、手も順調に回復に向かってるっていうしね!そんなチャンスがあったら、本当にそれを求めてる人に譲るよ」
さや「…って、夢がなさすぎでしたかねー?」アハハハ
ほむ(まどかがいないのなら、こんな時間軸は無かった事にする事も出来る)
ほむ(…戻った所で、その時間軸にまどかが存在しているとは限らないけれど。試してみる価値はあるかもしれない)
ほむ(…でも)
マミ『お母さん』
さや『手も順調に回復してるっていうしね』
ほむ(…………)
ほむ(…戻った所で、その時間軸にまどかが存在しているとは限らないけれど。試してみる価値はあるかもしれない)
ほむ(…でも)
マミ『お母さん』
さや『手も順調に回復してるっていうしね』
ほむ(…………)
結界内
ドンッドンッ
ほむ「こんなにも狂った時間軸でも、魔女との戦いは避けられないのね……っ」
ドオオオンッ………カラン
ほむ(…それにしても)
ほむ「巴マミが魔法少女にならなかったのだとしたら、誰がこの見滝原を守っていたのかしら」
ほむ「他の魔法少女が縄張りにしているようでもなければ、別段魔女が放置されているとも思えない……」
ほむ「インキュベーターも今まで姿を現さないなんて…何かの企みか何かなの…?」
ドンッドンッ
ほむ「こんなにも狂った時間軸でも、魔女との戦いは避けられないのね……っ」
ドオオオンッ………カラン
ほむ(…それにしても)
ほむ「巴マミが魔法少女にならなかったのだとしたら、誰がこの見滝原を守っていたのかしら」
ほむ「他の魔法少女が縄張りにしているようでもなければ、別段魔女が放置されているとも思えない……」
ほむ「インキュベーターも今まで姿を現さないなんて…何かの企みか何かなの…?」
次の日
さや「転校生ー!ねー、数学教えてくれない?今日当てられそうなんだわー」アハハ
ほむ「美樹さ、ん…別に構わないけれど。どこかしら?」
さや「 」
ほむ「?…何かしら?」
さや「え?あ、いやー…意外だったからつい。てっきり嫌われてると思ってたしさ」
ほむ「…」
ほむ「私も…貴女とこういう風に、普通のクラスメイトとして話す日が来るとは思ってなかったわ…」ボソッ
さや「え?」
さや「転校生ー!ねー、数学教えてくれない?今日当てられそうなんだわー」アハハ
ほむ「美樹さ、ん…別に構わないけれど。どこかしら?」
さや「 」
ほむ「?…何かしら?」
さや「え?あ、いやー…意外だったからつい。てっきり嫌われてると思ってたしさ」
ほむ「…」
ほむ「私も…貴女とこういう風に、普通のクラスメイトとして話す日が来るとは思ってなかったわ…」ボソッ
さや「え?」
早乙女「あ、暁美さんに、美樹さん…丁度良かった」
さや「和子先生?」
早乙女「2人に聞きたい事があって…どう?暁美さん、クラスには馴染めてる?」
早乙女「言いづらいんだけど、転校初日に美樹さんとケンカしちゃった…って聞いたんだけど…その様子だと仲直り出来たのかな?」
さや「やだなぁ!ケンカなんて大げさですよ。仲直りも何も、別に仲悪いって訳じゃないしね」ハハハ
早乙女「そう?なら別に良いんだけど…」
さや「和子先生?」
早乙女「2人に聞きたい事があって…どう?暁美さん、クラスには馴染めてる?」
早乙女「言いづらいんだけど、転校初日に美樹さんとケンカしちゃった…って聞いたんだけど…その様子だと仲直り出来たのかな?」
さや「やだなぁ!ケンカなんて大げさですよ。仲直りも何も、別に仲悪いって訳じゃないしね」ハハハ
早乙女「そう?なら別に良いんだけど…」
さや「あ、でさー、転校生?その例の探してる人って見つかったの?」
さや「えーっと、何だったかな…何とかまどか…だっけ?」
早乙女「え?まどか?」
さや「えーっと、何だったかな…何とかまどか…だっけ?」
早乙女「え?まどか?」
早乙女「あっ、ごめんなさいね?知ってる名前が出てきたからつい」フフ
早乙女「私の知り合いの娘さんでね、そうそう!丁度あなた達と同じくらいの歳で…名前は、"鹿目まどか"ちゃんっていうんだけど」
ほむ「っ!!」
ほむ「…っ……鹿目まどかを知ってるんですか!?」ガシッ
早乙女「えっ?えっ?暁美さん?」
ほむ「教えて下さいっ!鹿目まどかの事……っ」
ほむ「鹿目まどかは、今どこに……っ?」
早乙女「私の知り合いの娘さんでね、そうそう!丁度あなた達と同じくらいの歳で…名前は、"鹿目まどか"ちゃんっていうんだけど」
ほむ「っ!!」
ほむ「…っ……鹿目まどかを知ってるんですか!?」ガシッ
早乙女「えっ?えっ?暁美さん?」
ほむ「教えて下さいっ!鹿目まどかの事……っ」
ほむ「鹿目まどかは、今どこに……っ?」
早乙女「……確か、最近海外から帰ってきて、今は隣町の風見野の学校に通ってるはずだけど。暁美さん、まどかちゃんと知り合いなの?」
ほむ「…っ」
ほむ「まどか……」
ほむ(やっと…やっと手掛かりを見つけたわ……まどかっ)
ほむ「…っ」
ほむ「まどか……」
ほむ(やっと…やっと手掛かりを見つけたわ……まどかっ)
ほむ「っ先生!」
ほむ「気分が優れませんので、今日は早退しますっ!」クルッ
早乙女「えっ?ちょっと、暁美さん?えっ?えっ?」
ほむ「……それから、美樹さやか!」
ほむ「ありがとう」
さや「へっ?……お、おー!」
ほむ「気分が優れませんので、今日は早退しますっ!」クルッ
早乙女「えっ?ちょっと、暁美さん?えっ?えっ?」
ほむ「……それから、美樹さやか!」
ほむ「ありがとう」
さや「へっ?……お、おー!」
風見野中
ほむ「勢い余って来てしまったのは良いけれど、よく考えたらまどかも授業があるのよね」
ほむ「…」ソワソワ
ほむ「時間停止して乗り込もうかしら」
ほむ「……」ソワソワ
ほむ「勢い余って来てしまったのは良いけれど、よく考えたらまどかも授業があるのよね」
ほむ「…」ソワソワ
ほむ「時間停止して乗り込もうかしら」
ほむ「……」ソワソワ
ほむ「…風見野か。そういえば、佐倉杏子はどうしているかしら…」
ほむ「巴マミや美樹さやかと同様に、佐倉杏子も魔法少女になっていないという可能性もあるわね……」
ほむ「巴マミや美樹さやかと同様に、佐倉杏子も魔法少女になっていないという可能性もあるわね……」
放課後
キーンコーンカーンコーン…ガヤガヤ
ほむ「…やっと放課後ね。生徒達が一斉に下校して行くわ」
ほむ「……ちゃんとまどかを見つけられるかしら」ドキドキ
ほむ(…思えば、魔法少女の巴マミと出会っていないのなら、鹿目まどかが魔法少女になる可能性は一気に下がる訳よね……。だったらいっそ、魔法少女である私と会わない方が良いのかも…)
ほむ(………)
「腹減ったなー。なぁーどっか寄ってこーぜ!」「…ちゃん、さっきもお菓子食べたばかりじゃない」ティヒヒ
ほむ「……あっ」
キーンコーンカーンコーン…ガヤガヤ
ほむ「…やっと放課後ね。生徒達が一斉に下校して行くわ」
ほむ「……ちゃんとまどかを見つけられるかしら」ドキドキ
ほむ(…思えば、魔法少女の巴マミと出会っていないのなら、鹿目まどかが魔法少女になる可能性は一気に下がる訳よね……。だったらいっそ、魔法少女である私と会わない方が良いのかも…)
ほむ(………)
「腹減ったなー。なぁーどっか寄ってこーぜ!」「…ちゃん、さっきもお菓子食べたばかりじゃない」ティヒヒ
ほむ「……あっ」
ほむ「……まどか…」
ほむ(やっと見つけた…っそれに…)
ほむ「…まさか、佐倉杏子まで一緒なんてね」
ほむ(やっと見つけた…っそれに…)
ほむ「…まさか、佐倉杏子まで一緒なんてね」
ほむ「まどかっ!」
まど「!……え?」
ほむ「…」
ほむ「……まどか…」
まど「…あ、えっと……」
杏子「おいまどか、知り合いか?こいつ」
ほむ「佐倉杏子」
ほむ「ご家族は元気かしら?お父様はまだ教会で神父を?」
杏子「!何だ?あたしの事も知ってんのかよ…どっかで会ったか?」
まど「!……え?」
ほむ「…」
ほむ「……まどか…」
まど「…あ、えっと……」
杏子「おいまどか、知り合いか?こいつ」
ほむ「佐倉杏子」
ほむ「ご家族は元気かしら?お父様はまだ教会で神父を?」
杏子「!何だ?あたしの事も知ってんのかよ…どっかで会ったか?」
ほむ「佐倉杏子。インキュベーター…いえ、貴女にはキュゥべえと言った方が良いかしらね…この言葉に聞き覚えはない?」
杏子「はぁ?インキュ…?からかってんの?」
ほむ「そう…。やっぱり貴女も、魔法少女にはなっていないようね」
まど「魔法…少女…?」
杏子「なぁ…変な奴なんじゃねぇの?まどか、もう行こうぜ」
まど「…で、でも杏子ちゃん…」
杏子「良いからほっときなよ。気味悪りぃ」スタスタ
まど「…う…うん…」チラ
杏子「はぁ?インキュ…?からかってんの?」
ほむ「そう…。やっぱり貴女も、魔法少女にはなっていないようね」
まど「魔法…少女…?」
杏子「なぁ…変な奴なんじゃねぇの?まどか、もう行こうぜ」
まど「…で、でも杏子ちゃん…」
杏子「良いからほっときなよ。気味悪りぃ」スタスタ
まど「…う…うん…」チラ
ほむ「!待って!まどか…っ」ポムッ
まど「!……ほむらちゃ…っ」ハッ
杏子「!?…その格好は…コスプレか何かか?」
ほむ「お願い。私の話しを聞いて…っ」ギュッ
まど「!」
杏子「お、おい!離…」
ほむ「まどか、杏子、私から離れないで」カチッ
まど「!」
杏子「!?」
杏子「どういう事だ…おい。周りが…停まった…?」
まど「!……ほむらちゃ…っ」ハッ
杏子「!?…その格好は…コスプレか何かか?」
ほむ「お願い。私の話しを聞いて…っ」ギュッ
まど「!」
杏子「お、おい!離…」
ほむ「まどか、杏子、私から離れないで」カチッ
まど「!」
杏子「!?」
杏子「どういう事だ…おい。周りが…停まった…?」
杏子「おい!あんた一体何なんだ?あたしらに何を…」
………カチッ
ザワザワ
ネェ、今アノ子一瞬変ナ格好シテナカッタ?サァ?気ノセイジャナイ?
杏子「!……白昼夢でも見たってのか?」
ほむ「いいえ、今のは時間停止。私のチカラよ」
ほむ「…まどか」ギュッ
まど「…!」
ほむ「…私ね、未来から来たんだよ。貴女との出会いをやり直したくて…。信じて貰えなくても良い…私の話しを聞いて聞いて欲しいの…っ」
まど「 」
………カチッ
ザワザワ
ネェ、今アノ子一瞬変ナ格好シテナカッタ?サァ?気ノセイジャナイ?
杏子「!……白昼夢でも見たってのか?」
ほむ「いいえ、今のは時間停止。私のチカラよ」
ほむ「…まどか」ギュッ
まど「…!」
ほむ「…私ね、未来から来たんだよ。貴女との出会いをやり直したくて…。信じて貰えなくても良い…私の話しを聞いて聞いて欲しいの…っ」
まど「 」
まど「うん……うん。信じるよ」ソッ
ほむ「!」
杏子「まどか!?」
まど「だから…あなたの話し、ちゃんと聞かせて?」
ほむ「……まどか…………ありがとう」
まど「じゃあ、改めて」
まど「私、鹿目まどか。まどかって呼んで」ニコッ
杏子「…まぁ、あんなん見せられたら、信じるっきゃねーんじゃねえの?」スッ
杏子「佐倉杏子だ。………食うかい?」
ほむ「……ええ。暁美ほむらよ。ほむらで良いわ」ニコ
ほむ「!」
杏子「まどか!?」
まど「だから…あなたの話し、ちゃんと聞かせて?」
ほむ「……まどか…………ありがとう」
まど「じゃあ、改めて」
まど「私、鹿目まどか。まどかって呼んで」ニコッ
杏子「…まぁ、あんなん見せられたら、信じるっきゃねーんじゃねえの?」スッ
杏子「佐倉杏子だ。………食うかい?」
ほむ「……ええ。暁美ほむらよ。ほむらで良いわ」ニコ
ファーストフード店
ほむ「……という訳で、私は幾度もの時間を繰り返してきた」
杏子「…ふぅん。で、今回だけが唯一のイレギュラーって訳ねぇ。…にわかに信じらんねぇけど、それも本当なんだろうな…」チッ
まど「…杏子ちゃん?」
杏子「いや…」
杏子「それでその、インキュ……キュゥべえってやつが黒幕なのは確かなのか?」
ほむ「さぁ」
杏子「さぁ…って、おい!」ズコッ
ほむ「違うとも言い切れないし、そうだとも言い切れないわ」
ほむ「…限りなく怪しくはあるけれど」
ほむ「……という訳で、私は幾度もの時間を繰り返してきた」
杏子「…ふぅん。で、今回だけが唯一のイレギュラーって訳ねぇ。…にわかに信じらんねぇけど、それも本当なんだろうな…」チッ
まど「…杏子ちゃん?」
杏子「いや…」
杏子「それでその、インキュ……キュゥべえってやつが黒幕なのは確かなのか?」
ほむ「さぁ」
杏子「さぁ…って、おい!」ズコッ
ほむ「違うとも言い切れないし、そうだとも言い切れないわ」
ほむ「…限りなく怪しくはあるけれど」
ほむ「…巴マミの事故、上条恭介の怪我、佐倉杏子の…家族の心中。そして、私とクラスメイトになるはずだった鹿目まどか。共通する物は全て"魔法少女になるべき理由だった"という事」
ほむ「これら全てが、何らかの形で書き換えられている」
ほむら「あいつがこんな事をしても特にはならないはず」
杏子「じゃあ、誰なんだよ…」
ほむ「分からないわ。そのインキュベーターだって姿を現さないのだもの」
ほむ「インキュベーターの企みかもしれないし、もしくは別の誰か…」
ほむ「もしかしたら、誰かの願いによって作られた世界なのかもしれないわね」
ほむ「これら全てが、何らかの形で書き換えられている」
ほむら「あいつがこんな事をしても特にはならないはず」
杏子「じゃあ、誰なんだよ…」
ほむ「分からないわ。そのインキュベーターだって姿を現さないのだもの」
ほむ「インキュベーターの企みかもしれないし、もしくは別の誰か…」
ほむ「もしかしたら、誰かの願いによって作られた世界なのかもしれないわね」
まど「…世界を、作る……?」
ほむ「厳密に言うなら、誰かが契約をした事により少しのズレが生じた。そしてそのズレによって、今の時間軸に繋がっているのかもしれないわ」
まど「……」
杏子「なぁ……巴マミと美樹さやかって奴らに会ってみねぇ?」
杏子「なーんか難しい事はわっかんねぇけどさ、魔法少女全員集合とか、もしかしたら何か起こるかもしんねぇじゃん?」
ほむ「!」
ほむ「…そうね。もしかしたら」
杏子「そうと決まれば…!」スクッ
まど「え、今から行くの?」
杏子「早い方が良いだろー?案内してよ、ほむら!」
ほむ「!」
ほむ「厳密に言うなら、誰かが契約をした事により少しのズレが生じた。そしてそのズレによって、今の時間軸に繋がっているのかもしれないわ」
まど「……」
杏子「なぁ……巴マミと美樹さやかって奴らに会ってみねぇ?」
杏子「なーんか難しい事はわっかんねぇけどさ、魔法少女全員集合とか、もしかしたら何か起こるかもしんねぇじゃん?」
ほむ「!」
ほむ「…そうね。もしかしたら」
杏子「そうと決まれば…!」スクッ
まど「え、今から行くの?」
杏子「早い方が良いだろー?案内してよ、ほむら!」
ほむ「!」
テクテクテク
まど「ねぇ…ほむらちゃん。ほむらちゃんは、どうしてそんなに私の為に…?」
ほむ「…」
ほむ「…今のあなたは知らないだろうけど、昔の私は泣き虫で弱くて何も出来ない…何の役にも立たないような子だった。」
ほむ「そんな私に、あなたはいつも優しかった…。友達だって言ってくれた。…あなたはいつだって強くて、優しくて、私の…憧れだったの」
ほむ「今の私があるのは、全部あなたのおかげなの。まどか」
まど「…ほむら…ちゃん」
杏子「…っと、着いたぜ。…こっからが見滝原か」
まど「ねぇ…ほむらちゃん。ほむらちゃんは、どうしてそんなに私の為に…?」
ほむ「…」
ほむ「…今のあなたは知らないだろうけど、昔の私は泣き虫で弱くて何も出来ない…何の役にも立たないような子だった。」
ほむ「そんな私に、あなたはいつも優しかった…。友達だって言ってくれた。…あなたはいつだって強くて、優しくて、私の…憧れだったの」
ほむ「今の私があるのは、全部あなたのおかげなの。まどか」
まど「…ほむら…ちゃん」
杏子「…っと、着いたぜ。…こっからが見滝原か」
杏子「早いとこ見つけてとっ捕まえようぜ!」
まど「そんなすぐ見つかるかな…?」
杏子「大丈夫だって!いざとなりゃあ、こっちには"魔法少女様"がついてるんだし?」ニヒヒ
ほむ「佐倉杏子。置いて行くわよ」
杏子「ちょっ!冗談だって!」
まど「杏子ちゃんたら…」ティヒヒ
まど「そんなすぐ見つかるかな…?」
杏子「大丈夫だって!いざとなりゃあ、こっちには"魔法少女様"がついてるんだし?」ニヒヒ
ほむ「佐倉杏子。置いて行くわよ」
杏子「ちょっ!冗談だって!」
まど「杏子ちゃんたら…」ティヒヒ
ほむ「いざとなれば家を知ってるし、大体検討は付いてるわ。そうね…まずは巴マミを探しましょう」
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