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    元スレ勇者「一対一(タイマン)で決着(ケリ)つけようや」魔王「あ!?」

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    101 = 72 :

    熱い

    102 = 65 :

    魔法使い「アニキ! 立って下さいっす!」

    勇者(魔法使い……! さっきまでラリってたのに……)

    僧侶「そうさ! 城下町(チーム)の意地、見せてやんな!」

    勇者(僧侶……! そうだな、俺たちにゃチームの意地がある!)

    戦士「……アニキ! 勝ってくれ!」

    勇者(戦士……! まさか再びお前にアニキって呼ばれるなんてな……!)

    ??「立つのじゃ! 立って、勝利するのじゃ!」

    勇者(誰だ!? 一瞬、ビクッとなっちまった……)

    「勇者さぁーん!」 「勝ってくれぇぇ!」 「負けるなぁぁ!」

    ワアァァァァァ……! ウオォォォォォ……!

    最終魔王「な、なんだこりゃあ……!?」

    「勇者君!」

    勇者(姫……好きな女の前で情けねえところは見せられねえ!)グググッ…

    勇者「うおおおおおおおおおおっ!!!」ガバァッ

    103 = 68 :

    はや

    104 = 65 :

    最終魔王「なんでだ……! なんで立ち上がれる……!?」

    最終魔王「なんでボロクズみたいなお前を見て、なんで奴らは応援できる!?」

    勇者「決まってんだろ……」

    勇者「俺はお前みてえに、強さや悪さや金で手下をかき集めてるわけじゃねえ……」

    勇者「俺はダチに勇気をくれてやる! 俺もダチから勇気をもらう!」

    勇者「そうやって、俺は町(チーム)をまとめ上げてきた!」

    勇者「だからこそ、“勇者”だ!!!」

    最終魔王「!!!」



    魔法使い「アニキ、かっこよすぎるっす!」ジ~ン…

    僧侶「ま、誰かさんに下剋上されたりしたけどねえ……」ニヤ…

    戦士「うるせえ!」

    (勇者君……ステキ)ポッ…

    106 :

    いいねぇ

    107 :

    マジ熱い展開じゃねーかよ…!
    興奮(コーフン)してきたぜ!

    109 = 65 :

    最終魔王「ざ……ざけんなァ! くたばりやがれェェェ!」

    勇者「くたばんのは、お前だよォォォ!」



    ズバシュッ……!



    最終魔王「ぐ、は……っ! ぢ、ぐじょ、う……この、おれが……!」



    ドザァッ……!



    勇者「リベンジならいつでも受けてやんぜ……」ザッ

    「勇者君っ!」タタタッ ギュッ…

    勇者「ひ、姫……」

    魔法使い「ヒューヒュー!」

    僧侶「フフッ……見せつけてくれちゃってさ……」

    戦士「やっぱり……最強はアンタだったな」

    110 = 65 :

    すると──

    ウゥ~……! ウゥ~……!

    「魔王軍め、ようやくシッポを見せたな!」

    「窃盗、恐喝、傷害、薬物売買、婦女暴行……奴らの罪はあまりに多く、重すぎる!」

    天使「全員動くな!」ザザザッ

    戦士「ゲ、天界(ポリ)だ!」

    魔法使い「こんな乱闘やったのがバレたら、みんなパクられちまうっす!」

    「魔王、年貢の納め時が来たようだな! 逮捕する!」ガチャッ…

    魔王「ちっ……!」

    「今、魔王とケンカをしていたのは、君かね?」

    勇者「……ああ」

    「でも、勇者君はみんなを助けるために──」

    「天の神殿まで来てもらおう。どんな事情があるにせよ、乱闘は見過ごせない」

    勇者「ああ、分かっ──」

    111 = 68 :

    うぉぉぉぉ

    112 = 78 :

    神様www

    113 = 65 :

    国王「お待ち下され」ザッ…

    「!」

    国王「魔王たちは勝手に暴れておっただけです」

    国王「勇者たちは一切手を出しておりませぬ」

    「…………」

    国王「…………」

    「あなたがそうおっしゃるのなら、そうなのでしょう」フッ…

    「天使たち、魔王軍だけしょっぴけ! 人間たちには手を出すな!」

    天使「はっ! ──オラッ、大人しくしろ!」グイッ

    「いてて!」 「はなせよぉ、クソポリ公!」 「ちくしょう!」

    僧侶「どうやらアタシらは助かったね……パクられたら面倒なことになってたよ」

    勇者「ったく、王公(オウコー)の奴、余計なことしやがって……」

    114 = 65 :

    魔法使い「さすがっす! さすがアニキっす!」

    勇者「さすがじゃねえよ、魔法使い。当然のことをしたまでだ」ニッ

    僧侶「やったじゃんか。久々にかっこよかったよ」

    勇者「お前こそ、モーニングスターが赤く染まってるぜ」

    戦士「アンタの……勝ちだ。またアンタとつるませてくれ……」スッ…

    勇者「おう。こっちこそよろしくな、相棒!」ガシッ



    そして──

    「勇者君……」

    勇者「姫……」



    魔法使い「おっ、二人きりでなに話すつもり──」

    僧侶「バカだね、アンタは! 魔法のキメすぎで、空気も読めないのかい!」グイッ

    115 = 65 :

    「助けてくれて……ありがとう。あと……かっこよかったよ……」

    勇者「ま、助けたのは戦士の奴だけどな……」ポリポリ…

    勇者「無事でなによりだったよ、姫」

    「うん……あと、変な“約束”して、勇者君を困らせてごめんなさい」

    「だからもう──」

    勇者「これからはもう、“なるべく”喧嘩はしないって“約束”するよ」

    勇者「それぐらいなら、俺でも守れそうだからな……ハハ」ポリポリ…

    「うん! ありがとう、勇者君……!」



    魔法使い「なんすか、チューもなしっすか!」

    僧侶「奥手だからねえ、勇者は……」

    戦士「ふん……むずかゆくて見てられねえや」クルッ





                                     ─ おわり ─

    116 = 68 :


    昔を思い出したよ

    117 = 72 :


    良かった

    >>116
    お前は何者なんだよ

    119 :

    >>117
    ワロタwwwww

    120 :

    >>116
    元族だったりするんですか?

    121 :

    魔法のキメすぎで、空気も読めないのかいって、セリフなんかたまらなく好き

    122 = 68 :

    >>120
    俺の時代はみんなそんな感じだったよ

    123 = 106 :


    なんか懐かしい香りがする

    124 :

    やっぱ頭同士のケンカはタイマンだよな

    125 = 78 :

    乙乙乙

    126 :

    >>116からの流れも含めてクソつまんね


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