元スレ勇者「一対一(タイマン)で決着(ケリ)つけようや」魔王「あ!?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
51 = 1 :
< 魔王城周辺 >
火の四天王「ギャハハハッ! さすがの戦士も、縛られちゃどうしようもねえなァ~!」
火の四天王「どうよ!? 傷口に火ィついたタバコ押しつけられるのはよォ~!」ジュウウ…
火の四天王「とっとと泣き入れちまえよォ~!?」ジュウウ…
火の四天王「泣いて謝れば、マッパで半殺しくらいで許してやんぞォ~?」
戦士「だ、だれがテメェらなんぞに……!」
水の四天王「ペッ、ペッ、ペッ、ペッ、ペッ!」
戦士「…………!」ビチョ…
土の四天王「そぉら、フォークボールだ!」ビュッ
ガツッ!
戦士「ぐっ……!」ドロ…
火の四天王「フォークとかいって、全然落ちてねーじゃねーかァ~!」
ギャハハハハハ……! ワハハハハハ……!
火の四天王「しぶてぇなァ……だったらトドメだァ~! 風の四天王!」
53 = 2 :
風が1番怖いな
54 = 1 :
風の四天王「ヒャッホーッ! 任せときな!」
風の四天王「俺の7.5トン(ナナハン)ドラゴンでハネ飛ばしてやるよ!」グイッ
赤ドラゴン「ドルルルルルルル……!」バッサバッサ…
赤ドラゴン「ブォンブォンブォンブォンブォン……!」バッサバッサ…
火の四天王「やれ、やれェ~!」
水の四天王「ペッ!」ビチャッ
土の四天王「死んじまったら、俺が土に埋めてやるよ!」
風の四天王「フルスロットルでいくぜぇ……ヒャッホォォォォォ!!!」グンッ
ギュオオオォォォォォ……!
戦士(アニキ……これもアンタに勝とうとした報い、か)
戦士(あばよ……)
戦士(せめてバカなヤツもいたもんだって、笑ってやってくれよ……!)
55 :
このノリ嫌いじゃない
56 :
不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまったんだよ……
57 = 56 :
“不運(ハードラック)”と“踊(ダンス)”っちまったんだよ……
58 = 1 :
ギュワァァァッ!
風の四天王「!?」キキィッ
風の四天王「あっぶねえ! ぶつかるとこだった! ──だ、だれだ!?」
勇者「俺は……勇者だ!」ザンッ
戦士「!」
魔法使い「オイラは弟分の魔法使いっす!」ザッ
僧侶「アタシはレディースやってる僧侶ってもんさ」ザッ
勇者「お前ら……魔界のチーマーなんだってな?」
勇者「大人しく魔界にいりゃ、俺を敵に回さずに済んだってのによ……」
勇者「俺の縄張り(シマ)を荒らした上、市民(ダチ)まで傷つけて……」
勇者「しかも、仲間(ツレ)である戦士までやってくれてよぉ……」
勇者「お前ら──」
勇者「俺の剣の“サビ”になる覚悟、できてんだろうなァ!!?」
59 = 1 :
戦士「バカヤロウ……! なんで来てやがんだ……!」
戦士「姫との“約束”はどうしたんだ、テメェ!」
勇者「お前に俺と姫の約束をどうこういわれる筋合いはねえな」
勇者「こういう時、親父なら約束破っちまえっていうと思ったからよ」
勇者「それに……」
勇者「出来のわりぃ弟分の尻をぬぐってこそ、勇者ってもんだろうが?」
戦士「ぐっ……バカヤロウ!」
魔法使い「ホントは姫にオッケーもらったから来たくせに」プッ…
僧侶「せっかくかっこつけてんだから、ヤボいうもんじゃないよ」プッ…
60 :
僧侶「支援大魔法・絶対領域!」
魔法使い「攻撃大魔法・天地崩落!」
勇者「喰らえ!最終秘術奥義・神之制裁!」
61 = 1 :
勇者「僧侶……戦士を回復してやってくれ」
僧侶「あいよ、任せときな!」タタタッ
勇者「魔法使い……俺をサポートしろ」チャキッ
魔法使い「了解っす!」
火の四天王「あァ~!? 俺たちをまとめて相手しようってかァ~?」
風の四天王「ナメやがって……」イラッ
土の四天王「オイ、いつもの“アレ”やってやれよ」
水の四天王「…………」ツカツカ
勇者「?」
水の四天王「ペッ!!!」
勇者「!」ビチャッ
勇者「…………」ドロ…
火の四天王「派手に登場しといて、ツバもよけられねえのかよ! ギャハハハハッ!」
62 :
絶対領域強すぎワロタ
63 = 1 :
勇者「俺にツバ吐きかける奴なんか……何年ぶりかな……フフッ」フキフキ…
水の四天王「!」
勇者「そんなに口からなにか吐き出したいんならよぉ……」
勇者「血ヘド吐かせてやんぜェ!!!」ブンッ
ドボォッ!!!
水の四天王「うっ、うげぇぇっ……!」ビチャビチャ…
水の四天王「う、うげっ! ……げぇっ!」ピクピク…
火の四天王(なんだとォ~!?)
風の四天王(水の四天王が──)
土の四天王(パンチ一発で!?)
64 = 1 :
火の四天王「じょ……上等じゃねえかァ~!」
火の四天王「だったらァ、こっちも本気(マジ)でやってやんよォ~!?」
火の四天王「この煙草(モク)で──」サッ
バシャッ!
火の四天王「あっ、火が消えやがったァ!」ジュワッ…
魔法使い「へへっ、オイラを忘れてもらっちゃ困るっすねえ」ニッ
火の四天王「水魔法……なめたマネを!」ギリッ…
土の四天王「なら、俺のトルネード投法で──」
勇者「石より硬い、俺の拳を喰らいやがれェッ!」シュッ
バキィッ!
土の四天王「ぐおおっ……!」ヨロッ
65 :
< 魔王城 >
魔族B「魔王さん、大変です!」ザッ
魔王「どうした? まさかあの戦士、殺っちまったか?」
魔王「ったく、あとが面倒だから半殺しにしとけっていったのによ……」チッ
魔王「まぁ、死体は山に埋めるなり、コンクリで固めて海に沈めるなり……」
魔族B「いえ、ちがいます!」
魔族B「新手の勇者ってのが現れて……四天王が苦戦してます!」
魔王「ンだとォ!?」ガタッ
側近「勇者……流刑喰らってたはずですが、戻ってやがったとは……」
魔王「いったいどんな野郎だ?」
側近「俺らが公開処刑してた、戦士の兄貴分にあたるはずですぜ」
魔王「ってこたァ、王国のアタマか。四天王じゃ、やられちまうかもしれねえな」
側近「ですが、安心してくだせえ。あっしに奴を封じるいい考えがありやすから」
66 = 65 :
< 魔王城周辺 >
勇者「こんなタマじゃ、ストライクは取れねーなァ!」ブオンッ
カキィンッ!
土の四天王(俺の投石を剣で打ち返し──!)
ガゴンッ!
土の四天王「ごはァ!」ドサッ
魔法使い「すげえっす、これで二人目! さっすがアニキ!」
僧侶「仲間(ツレ)をやられた時のアイツは無敵さ!」
戦士(やはり強え……! 俺とはレベルがちがう!)
勇者「どうしたどうした!? 四天王ってのは、こんなもんかよ!?」クイクイッ
火の四天王「クソがァ~……!」ビキビキ…
風の四天王「次は俺がやってやる! ドラゴンに乗ってチキンレースで勝負だ!」
勇者「受けてやるよ!」
67 = 65 :
ブォンブォンブォン……!
僧侶(チキンレース……究極の度胸試し!)
僧侶(二人の男が向き合ってドラゴンにまたがり、フルスロットルで突っ走る!)
僧侶(ビビって先にブレーキをかけたり、方向を変えた奴が負けだ!)
風の四天王「ヒャッホーッ! 行くぜ、レッドドラゴン!」
勇者「ブルードラゴン、突っ走るぞ!」
赤ドラゴン「ブオオオオオオオオッ!!!」
青ドラゴン「ボボボボボボ、ブォォォォォンッ!!!」
風の四天王(ビビれ~、ビビりやがれ! 俺はチキンレースは負けたことがねえ!)
勇者「…………」
風の四天王(コイツ……なんでビビんねえ!?)
魔法使い「ああっ、フルスピードで衝突するっす!」
勇者「…………」ギュオォォォ…
風の四天王(ひぃぃぃぃっ!)ギュオォォォ…
68 :
ほ
69 = 65 :
風の四天王「うわぁぁぁっ! 止まれぇぇっ!」キキィッ…
勇者「お前の負けだ……チキン野郎ッ!」
ドゴォンッ!!!
風の四天王「ぐぎゃあっ!」ドザッ
赤ドラゴン「ギャース!」ドサァッ
勇者「もっとも……ハナから“青”に“赤”が勝てるわきゃねーがな」
勇者「俺たちに“赤信号(止まれ)”はねーんだからよ!」ニヤッ
魔法使い「やったっす!」
火の四天王(なにやってやがんだァ~! だらしねェ!)
火の四天王(だったらァ!)ガシッ
魔法使い「うわっ!?」
火の四天王「聞け! 俺の本当の武器は火炎瓶だァ~!」チャポン…
火の四天王「このガキ火ダルマにされたくなきゃ、大人しくしろやァ~!?」
勇者「ヤロウ……!」
71 = 65 :
魔法使い「えへ……えへへ……」ビクビクッ…
火の四天王「え?」
魔法使い「火炎瓶って……よく燃えそうっすねぇ~……」ボッ…
火の四天王(なにいってんだ、コイツ!?)
僧侶(あのバカ……戦闘中だってのに魔法キメてやがったのか! ラリってやがる!)
魔法使い「ファイヤーッ!!!」ボワッ
火の四天王「ちょっ、バカ、やめろ──」
ボワァァァァァッ!!!
火の四天王「うぎゃああああああっ!!!」
魔法使い「熱い? ねえ熱い? なら、もっともっと燃やしましょ~!」ボワァァァ
ボワァッ! ボワァッ! ボワァッ! ボワァッ! ボワァッ!
「うわっ!」 「こっちにも攻撃してきやがった!」 「ひぃぃぃっ!」
魔法使い「魔王軍の皆さま、オイラのファイヤーショーをご堪能下さい!」ボボボボボッ
火の四天王「あが、が……」プスプス…
72 :
センスあるなあ
73 :
これは良いSS
74 = 65 :
ボワァァァァァ……! ボワァァァァァ……!
僧侶「あのバカ! これじゃ乱闘(ゴチャマン)になっちまう!」
勇者「まあいいじゃねえか」
勇者「ラリってる時のアイツは、危険極まりねえが、頼りにはなる」
勇者「戦士! 僧侶! 俺は城でふんぞり返ってる魔王をシバいてくる!」
勇者「周囲の兵隊(ヘータイ)はお前らに任せる!」
僧侶「あいよ!」
戦士「…………」
僧侶「戦士! いつまで意地はってんだい! アンタも回復しただろうが!」
戦士「わァーったよ! 魔王(アタマ)はテメェに任せた……!」
勇者「よし」ニヤッ
僧侶「さあ、棺桶にブチこまれたい奴だけかかってきなァ!」ジャラッ…
僧侶「アタシのモーニングスターで“星”にしてやっからよ!」ブンブン
戦士「かかされた恥は、百倍にして返してやらァ!」チャキッ
75 = 65 :
< 魔王城城門 >
勇者「魔王ォォォ! 出てこいやァァァ!」
魔王「でけえ声出すんじゃねえよ……聞こえてるっつうの」ザッ
勇者「一対一(タイマン)で決着(ケリ)つけようや」
魔王「あ!?」
魔王「タイマンだと……なに寝ぼけてやがる」
魔王「四天王はやられちまったが、こっちのがまだまだ兵隊は多い」
魔王「なんでお前如きとタイマン張らなきゃなんねーんだよ」
勇者「逃げんのか?」
魔王「挑発にゃ乗らねえよ。それにこっちにゃ、コイツがいる!」
側近「こっち来いやァ!」グイッ
姫「勇者君……!」
勇者「な……!」
魔王「側近に命じて拉致らせてもらったぜ」
魔王「この姫、お前のスケなんだってな? 激マブじゃねえかぁ~!」
76 = 68 :
言い回しがいい感じに80年代だな
77 :
どんだけヤンキー漫画読み込んだらこんなにホイホイセリフ出てくるんだw
78 :
スケwww
79 = 65 :
勇者「お前ら、姫になにかしやがったのか!?」
魔王「安心しろ、まだ手ェ出しちゃいねえよ」
魔王「もっとも、お前の出方次第じゃ──」
魔王「マワして、売り飛ばして、魔界ソープで人魚姫コースになるがなぁ?」キヒヒッ
魔王「俺の洗脳魔法をたらふく浴びせたら、いい肉便器になるだろうよ!」
勇者「クソヤロウが……!」ギリッ…
姫「勇者君、私のことは気にしないで! この人たちをやっつけて!」
側近「黙れや!」バシッ
姫「あうっ……!」
勇者「や、やめろ! 姫に手を出すんじゃねえ! ブッ殺すぞ!」
魔王「だから、お前の出方次第っつったろ。側近、あの勇者をボコにしてやれや!」
側近「へいっ!」
80 :
明日の朝刊のったぞテメー!!
81 :
>>28
あの草生やしまくり土四天王か
懐かしいなぁ また見てぇなあ
82 = 65 :
側近「オリハルコン製のメリケンサックだ。チョー高えんだぜ、これ!」
側近「オラァッ!」シュッ
ドゴォッ!
勇者「ぐふっ……!」
バキィッ! ドゴォッ! ベキィッ!
側近「魔王さん! こりゃあ、いいストレス解消になりやすぜ!」シュッ
~
僧侶「ったく、数が多すぎるね! いくら倒してもキリがないよ!」ブンブンッ
ドゴォッ!
魔族C「うげぇっ!」ドザッ
魔法使い「あひゃ~、うひょ~、えひゅ~!」ボボボッ…
ボワァァァッ! ボワァァァッ! ボワァァァッ!
魔族D「ぎゃあああああっ!」メラメラ…
魔法使い「──ん?」ハッ
83 = 78 :
やばい
84 = 65 :
魔法使い「──はて? オイラはいったい、なにをやってたんすかね?」
僧侶(しまった! こんな時に、混乱が解けちまったよ! まずいね、こりゃ……)
魔法使い「な、なんすか!? 大勢の魔族に囲まれてるっす!」キョロキョロ
魔族E「あのイカレ魔法使いが大人しくなった! チャンスだ!」
すると──
ドドドドド……!
兵士「うおおおおっ! 僧侶さんたち、俺たちも混ぜて下せえ!」
「さっきはよくもやってくれたな!」 「今度は勝つ!」 「オラオラァッ!」
魔法使い「町(チーム)のみんなっす! 戻ってきてくれたんすね!」
僧侶「しかし、いったい誰が呼んできたんだ?」
青ドラゴン「…………」ニヤッ
僧侶「アンタだったのかい! 竜のくせに気がきくじゃないか!」
僧侶「あれ? ──そういや、さっきから戦士がいない!? アイツどこいった!?」
86 = 65 :
ドゴォッ! バキィッ! ボゴォッ!
勇者「げ、げほっ……!」ピクピク…
姫「勇者君っ!」
側近「魔王さん、トドメはどうしやす?」
魔王「よぉし、俺がトドメ刺してやる!」
魔王「あっちにも人間(パンピー)どもの助太刀が来たみてえだが」
魔王「ボロクズみてえになったコイツを見せしめにすりゃ、震えあがるだろうぜ!」
魔王「そうなりゃもう、こっちのもんだ!」ニタァ…
側近「頼んます!」
魔王「ほれ、このアマ預かれ」スッ
側近「へいっ!」スッ…
バババッ!
魔王&側近「!?」
87 :
賢者「お前ェ、どこ城よ?アン?」
88 = 65 :
姫「戦士君……!?」
戦士「勇者! 姫は助けたぜ!」
勇者「戦士……!」
戦士「ほらよっ、とっておきの傷薬(ヤク)だ!」シュッ
勇者「サ、サンキュー……!」ゴクゴク… シャキーン!
勇者「──って、お前、こんなもん持っててなんで今まで使わなかったんだよ!?」
戦士「オレはよ、そういうのを最後まで使わずとっておくタイプなんだよ!」
勇者「ふん……強がりやがって」
勇者「よっしゃ! 俺は魔王とケリつける!」
勇者「俺をボコってくれたクソ野郎は、お前がブッ殺せ!」チャキッ
戦士「おうよ!」チャキッ
魔王「クソが……!」
側近「ちいっ……!」
姫(す、すごい……! この二人が並ぶと、よりいっそう強くたくましく感じるわ!)
89 = 72 :
いよいよか
90 = 65 :
側近「さっきまで死にかけてたゴミクズが、粋がってんじゃねえや!」ダダダッ
戦士「るっせえ!」ダダダッ
ガキィンッ!
~
勇者「さて……もう一度いわせてもらうぜ?」
勇者「一対一(タイマン)で決着(ケリ)つけようや」
魔王「上等(ジョートー)だよ……」
魔王「こんだけナメられて、俺はもうプッツンきてんだ」
魔王「人間(パンピー)の中で祭り上げられてるだけのクソガキに」
魔王「マジモンの“王(キング)”のジツリキ、見せてやんよ!?」ビキ…
勇者「ほざくんじゃねえ」
勇者「散々ナメられてコケにされて、頭ブチキレちまってんのは──」ビキメキ…
勇者「俺の方なんだよォォォォォ!!!」
91 = 78 :
頭がフットーしそう
92 = 65 :
勇者「オラオラァッ!」シュババッ
ザシュッ! ズバァッ!
魔王「ぐえぇっ!」
魔王(ちぃっ……なんて斬撃だ! コイツ口だけじゃねえ!)
魔王「なめんなァァァ!」ブゥゥゥン…
ドッグワァァァンッ!!!
勇者「がはっ……!」
勇者「さすが魔王ってだけあって、魔法(マホー)使えんのか」
勇者(今の一撃、ラリってる時の魔法使いより上だ!)
勇者(汚ねえだけのクズ野郎かと思ったが、こりゃ骨のあるタイマンになりそうだ!)
勇者「ブッた斬ってやるァァァ!」ダッ
魔王「消し飛ばしてやるァァァ!」バッ
ズドォンッ!!!
93 = 65 :
勇者「オッラァッ!」シュバッ
ズバァッ!
魔王「ぐぬぅ!」
魔王「なにしやがんだコラァッ!」ブゥゥゥン…
ドゴォォォンッ!
勇者「ぐわっ……!」
~
ズシャアッ!
側近「がふっ……!」ガクッ…
側近「“魔界の特攻核弾頭”といわれたこのあっしがァ……!」ドザァッ
戦士「ハァ、ハァ、ハァ……(手強いヤロウだった……)」ヨタヨタ…
戦士(勇者は──)チラッ
戦士「!」
94 = 65 :
勇者「俺の……勝ちだな」ハァハァ…
勇者「魔力(マリキ)はたしかにパネェが、根性が足りねーよ、お前はよ」
勇者「城でふんぞり返って、顎で手下こき使ってたツケが回ったな?」
魔王「くっ……!」
魔王「ククククク……!」
勇者「!?」
魔王「俺は“王(キング)”だぜ? こんなもんで終わるわきゃねーだろォ!」
魔王「見せてやんよ……俺の“最終形態(とっておき)”をよ……?」グググ…
メキメキメキ……
勇者「な……!?」
勇者(人型から、竜と悪魔をゴチャ混ぜにして、バカでかくしたみてえに……!)
最終魔王「ギャハハハハハッ! こうなったらもう俺は止められねーぞォ!?」
最終魔王「口から内臓(ハラワタ)吐くくれえボコにしてやんよォォォ!」
96 = 78 :
第二が最終か
97 :
ステゴロしろや
98 :
勇士 「私の … … 勝利だ」ハハ …
勇士 「魔力(マリキ)は確かにパネが, 根性が十分で-, お前は」
勇士 「時路で威張りながら座って, あごで部下酷使していた帳付けが回ったな?」
魔王 「句 … … !」
魔王 「ククククク … … !」
勇士 「!? 」
魔王 「私は“王(キング)”だ? こんなことで終わりますキャですね-載せるの!」
魔王 「見えて野党 … … 私の“最終形態(酔っておいて)”を … … ?」 グググ …
メキメキメキ ……
勇士 「 … … !? 」
勇士(イン兄さんから, 竜と悪魔を固体混合海路して, 途方もなく大きくした見てに … … ! )
最終魔王 「ゲハハハハハック! このようになれば今(もう) 生える製紙あって-組!? 」
最終魔王 「口から内臓(ハラワタ) 吐くドングイネボコにしてやあ!」
99 = 65 :
ズガァンッ!!!
勇者「ぐはぁっ!」
ドゴォンッ!!!
勇者「がはぁっ!」
ズドォンッ!!!
勇者「ぐはぁ……!」ドサッ
最終魔王「こんなもんかよ!? 勇者のジツリキってのはよォォォ!? あァん!?」
戦士(つええ……バケモンだ! ただ手を振るだけで、爆発が起こってやがる!)
姫「戦士君!」
戦士「!」
姫「お願い……勇者君を助けてあげて……」グスッ
戦士「…………」
戦士「ダメだ、姫。コイツはタイマンだ、手は出せねぇ……!」
100 = 65 :
姫「でも……このままじゃ、勇者君が殺されちゃうわ!」
戦士「いや……」
戦士「アイツ、いや勇者は……アニキは必ず勝つ!」
姫「!」
勇者「オラオラァッ!!!」ザシュッ
最終魔王「剣なんざ通用しねえよォォォ!」ブンッ
バキィッ!
勇者「がはぁっ!」ドザァッ
最終魔王「粘りやがんな……ここまでしぶてえのは魔界にもいなかったぜ」
最終魔王「だがよ、ここまでだ!」
最終魔王「俺にタテついちまったこと、血ヘド吐きながら後悔しろやァァァ!!!」
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