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    元スレ苗木「僕の好きな人?」 舞園「ええ、教えてください」

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    201 :

    >>199
    わたもてとか元から売れるような作品じゃないだろ
    何が不満なんだ?

    202 = 21 :

    苗木(いつの間にかに、霧切さんがすぐ近くに立っていた)

    霧切「けっこう前からいたんだけどね……そんなに驚かれるなんて」

    霧切「失礼ね」

    苗木「ごめん、ボクたちに何か用だった?」

    霧切「あなたたち……というよりも、江ノ島さんに用があったのだけど」

    舞園「えっと……それならもう江ノ島さんは自室にお帰りになりましたよ」

    霧切「次に江ノ島さんと一緒に何かするのはいつ?」

    舞園「明日……他の人たちを誘って、宴会か何かを一緒に用意しましょうという話はしています」

    霧切「そう……」

    舞園「あの、それが何か?」

    霧切「江ノ島盾子には気をつけなさい」」

    霧切「黒幕の内通者が1人とは限らないわ」

    204 = 21 :

    苗木「……そのもうひとりの内通者が江ノ島さんと思うのはどうして?」

    霧切「ひとつは、大神さんの一件での態度がいつもと違ったこと」

    霧切「もちろん……いつもと言っても、私は彼女とそれほど話したことはないのだけどね」

    霧切「むしろ、今日、長い間話していたあなたたちが江ノ島さんについては一番詳しいと思うわ」

    舞園「江ノ島さんが内通者とは思えません……」

    舞園「内通者ならもっと自分を取り繕うと思います」

    舞園「少し変わっているのかもしれませんが、もしも内通者ならもっと内通者らしい行動を取るんじゃないでしょうか?」

    舞園「モノクマさんに反抗的な態度を取るか、その逆に、モノクマさんの利益になる行動をするか……」

    舞園「いまのところ、江ノ島さんにそういう目的意識に基づいた行動はないように思えました」

    206 :

    残念過ぎるが故に気付かれない残姉

    207 = 21 :

    霧切「そう……苗木君、あなたはどう?」

    苗木「舞園さんと似た意見かな……」

    苗木「ただ……どこかに違和感もあるかな」

    苗木「それが何なのか、江ノ島さんに対するものなのかは分からないんだけど……」

    霧切「そう……私も確証があるわけではないから、これ以上は言わないでおくわ」

    霧切「ただし、2人目の内通者とは関係なしに、今、もっとも命が危ないのは、あなたたちよ」

    苗木「ボクたちが……!?」

    霧切「それはそうでしょう。学級裁判と大神さん……2回も黒幕の意にそぐわぬ行動を取ったのよ」

    霧切「黒幕がこのままにしておくわけがない」

    舞園「もしも私たちの中から優先して、消してしまいたい相手がいるなら……」

    苗木「ボクたちってことだね」

    霧切「そういうこと……」

    霧切「あなたたちを殺して、その罪を大神さんになすりつける……」

    霧切「仮にその目論見が外れても、この学園の空気は一気に黒幕の望む方向に傾くの」

    209 = 174 :

    これはwktkな展開どすなあ

    211 :

    「この人でなし!」

    212 = 88 :

    面白い

    213 = 21 :

    霧切「決して誰も信じるなとは言わないわ。けど、気を付けて」

    霧切「自分たちが死んだら、ここにいる全員が死ぬかも……それくらいの気分でいてほしいの」

    霧切「今、ここが平和である原因の一端は間違いなく、あなたたちが担っているわ」

    苗木「分かった……気をつけるよ」

    舞園「わざわざどうもありがとうございます」

    霧切「大神さんを内通者として公開したことを有効に活用するつもりなら、今日か明日にでもしかけてくる可能性があるから」

    霧切「本当に、気を付けて……」

    苗木(霧切さんはそう言い残すと、その場を離れようとした)

    苗木(しかし、それを舞園さんが呼び止めた)

    舞園「あの……霧切さん? よかったら、今日の夜ご飯一緒に食べませんか?」

    霧切「……?」

    舞園「一緒におしゃべりしましょう。今日の夜6時半から8時まで食堂にいますので、お時間があえば……」

    霧切「考えておくわ……」

    苗木(そう言って、霧切さんは立ち去った)

    215 = 21 :

    舞園「不思議な人ですよね。霧切さんって」

    苗木「そうだね」

    舞園「自分の才能に関してはずっと隠しているんですよね?」

    苗木「うん……聞かれたくないみたい」

    舞園「ミステリアスですから、超高校級のエージェントとかですかね?」

    苗木「うーん……ボクには検討もつかないよ」

    舞園「うふふ……夕食に来てくれるといいなぁ」

    苗木(舞園さんが生き生きしている)

    苗木(朝日奈さんや大神さん、江ノ島さんと話しているときも楽しそうだったし)

    苗木(舞園さんの笑顔がたくさん見れて、うれしいよ)

    216 = 88 :

    まさに助手だな

    218 = 21 :

    …………

    夜7時、食堂

    苗木(どうしてこうなった?)

    舞園「ええっと……お味はどうですか?」

    苗木「超高校級のアイドルの手料理を食べられるなんて最高だよ!」

    霧切「そうね……」

    江ノ島「おいしいよ……」

    霧切・江ノ島「…………」

    舞園「お、おかわりありますからね!」

    苗木(霧切さんと江ノ島さんがほとんど同時に食堂に来た)

    苗木(江ノ島さんは今夜一緒に食べる約束はしてなかったんだけど……)

    苗木(わざわざ距離を開けて、食べるというのもおかしな話であるため、一緒に食べている)

    苗木(江ノ島さんは霧切さんの前だと借りてきた猫のようにあまりしゃべらず)

    苗木(霧切さんは態度にこそ出さないものの江ノ島さんを警戒しているようだ)

    苗木(舞園さんがはやめに来て、料理をしてくれたというのに、なんか気まずくてあまり味が頭に入ってこない)

    220 :

    残姉が残念で霧切さんがコミュ障で・・・悲惨

    221 = 21 :

    苗木(しかも、分かってはいたことだけど、霧切さんは自分のことについて話そうとしないし)

    苗木(江ノ島さんは昼間とは違って、あたりさわりのないことしか言わない)

    苗木(結局、ボクや舞園さんが喋っていることになる)

    苗木(幸い、霧切さんも江ノ島さんもこちらの話に対して、質問とかはしてくれる)

    苗木(ただ……自分たちのことを言わず、自分のことを相手に知られないようにすることに力を注いでいる感じ)

    苗木(それでいて、2人とも相手の動きを探ろうとしている)

    苗木(もっとも江ノ島さんはすぐに黙ったり、忘れたと言うことも多いんだけど)

    霧切「江ノ島さんはいつから……ギャルになったの?」

    江ノ島「はー? ギャルって気が付いたらなってるもんじゃん?」

    霧切「そうなの?」

    江ノ島「そうよ!」

    霧切・江ノ島「「………」」

    222 = 121 :

    むくろちゃん……

    223 :

    「苗木くんの可愛いところ古今東西」
    とかやるだけで一気に仲良くなれそうな面子だ

    224 :

    >>223
    それ見たいな

    225 = 26 :

    この時点では霧切さんは苗木くんのことをそこまで意識してないからなー

    226 = 174 :

    >>223が新しいSSの原案を思いついたと聞いて

    227 = 88 :

    よく考えたら霧切と江ノ島(姉)ってめっちゃ珍しい組み合わせだよな
    SSでもほとんど見かけたことない

    228 = 21 :

    舞園「クラスの中で、いわゆる清楚系とかギャル系に分かれるんですよ」

    舞園「何か申し合わせたわけでじゃないのに、気が付いたら、グループができてて……」

    舞園「服装とかもそれに合わせたものに自然になるんです」

    舞園「……といっても、私もクラスにいるよりも芸能界が優先だったので、それほど詳しいわけじゃないんですが」

    舞園「だいたい……そんな感じですよね? 江ノ島さん」

    江ノ島「え?」

    舞園「え?」

    江ノ島「……あ、ほら、アタシ、基本的にストリートにいたからさ。クラスとか行かなくても、余裕でギャルだし」

    舞園「そうですね! 江ノ島さんは超高校級のギャルですから、クラスとか関係なく、ギャルになれたんですよね!」

    霧切「……で、そのギャルとしてのアイデンティティーはどこから得たのかしら?」

    江ノ島「う……生まれたときからよ」

    229 = 116 :

    うわあ……

    230 = 223 :

    もう休め残姉

    231 = 88 :

    淡々と説明する舞園さんかわいい
    そして残姉ェ…

    232 = 174 :

    戦場のカリスマに街頭のカリスマを演じさせるとこうなるのかwwwwww

    233 = 21 :

    苗木(それは違うよ……)

    江ノ島「おぎゃーって生まれたときには爪、デコってたし!」

    江ノ島「顔もナチュラル(生まれつき)メイクってやつだよ」

    舞園「あはは、ナチュラルメイクってそういう意味じゃないですよ!」

    苗木(舞園さんにとってはありえなさすぎてギャグに聞こえるんだろうけど)

    苗木(ボクには本気でそう言ってるように聞こえるよ」

    霧切「…………」

    苗木(霧切さんはめっちゃジト目で江ノ島さんを見ている……)

    霧切「……才能を忘れてる? それとも何か別の?」

    苗木(小声だから何を言っているのかは聞こえないけど……眉間に皺を寄せてるところから、すごい悩んでることは分かる。もしくは困惑といったらいいのか……?)

    苗木(霧切さん、こんな表情するんだ……)

    234 :

    >>232
    残姉は路上のカリスマにならなれそうだな

    235 = 21 :

    苗木(悩んでいる霧切さんをしり目にボクはもう一度江ノ島さんを見た)

    苗木(江ノ島さんの発言をその都度フォローする舞園さんの姿がちょっとシュールだった)

    苗木(うーん、江ノ島さんはきっとあれだ)

    苗木(テレビでたまに見るおバカタレント……)

    苗木(それも、演技なし、誇張なし、やらせなしの正真正銘……)

    苗木(能力や顔じゃなくて、本当に性格で業界の人に愛される人……)

    苗木(フォトショの整形を一般の人が全然知らないのも、リークされないほど業界の人に愛されているのかもしれない)

    苗木(……)

    苗木(…………本当かな?)

    236 = 174 :

    傭兵上がりの残念系ギャルというジャンルを確立して伝説になるむくろちん

    237 = 177 :

    支援の先制攻撃だべ!

    238 :

    終わりが見えないな

    239 = 21 :

    江ノ島「あ、そうだ!!!」

    苗木(江ノ島さんが話を無理やり打ち切らせるように、大声を出した)

    江ノ島「今日の昼からずっと聞きたかったんだけど……」

    江ノ島「苗木と舞園ってやっぱ付き合ってんの?」

    舞園「……え?」

    苗木「……え?」

    苗木(ボクは一度フラれた……。あのときのボクは情けなかったからだ)

    苗木(あのときより舞園さんとの仲は良くなっている……)

    苗木(以前よりは頼りにされていると思う……)

    苗木(けど、あくまでも友だち……なのかな)

    舞園(苗木君は優しいです)

    舞園(いま、ここで言えば……もしかしたら……)

    舞園(けど……いいんでしょうか? 苗木君の優しさに甘えることになっちゃうんじゃ……)

    江ノ島「え……何この空気やっちゃった?」

    240 = 88 :

    やっちゃったぜ

    241 = 174 :

    すれちがいますねえ

    242 = 179 :

    七海ちゃんとすれちがい通信したい

    245 = 21 :

    苗木「ま、舞…」

    舞園「な、苗…」

    苗木・舞園「「あ、先いい(です)よ」」

    苗木・舞園「「…………」」

    江ノ島「……」

    霧切「……フゥ」

    …………

    苗木(そのあとボクと舞園さんが黙りがちになってしまったため、いよいよ食事の空気は停滞した)

    舞園「ごめんなさい、苗木君。今日は先に部屋に戻りますね……また明日には笑顔でいますから……」

    苗木「うん……」

    舞園「では……」

    江ノ島「なんか今日はいろいろごめん。明日からはないようにするか……」

    苗木(舞園さんが退出したのに続くように……江ノ島さんも食堂から出て行った)

    苗木「……」

    246 = 174 :

    全員ビミョーな顔してんだろうなwwwwww
    ただし霧切さんは除く

    247 = 21 :

    霧切「苗木君……」

    苗木「あ……ごめん、霧切さん。なんか変なことになっちゃって」

    霧切「いいえ、気にしてないわ。むしろ、こんな体験したことがないから、少し興味深いわ」

    苗木「……ははは」

    苗木(本当に気にしてなさそうだ……。むしろどうでもいい?)

    霧切「お礼と言ってはなんだけど……」

    苗木「?」

    霧切「相談に乗ってあげるわ」

    苗木「……霧切さんが?」

    霧切「といっても、恋愛相談は無理だけど……愛憎がもつれて殺人事件に発展することを防ぐ方法なら、少し詳しいわ」

    苗木(……何それ?)

    霧切「どうする?」

    苗木(霧切さん自身はどっちでも良さそうだ……。本当に、単なる気まぐれか親切心なんだろう……)

    苗木(けど、せっかくなら……)

    苗木「お願いしようかな」

    249 :

    流石はぼっ……霧切さん、話題選びのセンスも探偵らしいや

    250 = 21 :

    寄宿舎 廊下

    舞園(……明日はどうしよう?)

    舞園(苗木君に心配をかけたくないな)

    舞園(うん……ここを出るまで……私は苗木君の助手なんだから)

    舞園(けど、ここを出たら……?)

    舞園(私はアイドルじゃなくってるかもしれない……)

    舞園(いつも助けてくれたグループのみんなだって、もしかしたら……もう……)

    舞園(アイドルでも助手でもなく、仲間もいない私なんて……)

    舞園(価値があるのかな……)

    舞園(少なくとも、苗木君の隣にいる資格は……)

    舞園「……考えちゃだめだよね」

    舞園(ここに来てから、ひとりになるといつも考えてしまいます)

    舞園(今まで積み上げたものが足元から全てなくなる瞬間)

    舞園(心の中を染め上げる黒いもの)

    舞園(……絶望を)


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