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    元スレ苗木「僕の好きな人?」 舞園「ええ、教えてください」

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    51 :

    素晴らしいではないか!
    保守は任せたまえ、兄弟!

    52 = 21 :

    苗木「舞園さん……」

    舞園「な、苗木君……」

    舞園(手を握りしめて……)

    舞園(やっぱり……あったかいな……)

    苗木「舞園さん、もう一回言うね……」

    苗木「いや、それは違うね」

    苗木「ボクなりの新しい決心を聞いて」

    苗木「ボクがキミをここから出してみせる!」

    苗木「キミの期待に応えて、キミが幸せになれるように」

    舞園「苗木君……信じます。私、その言葉絶対に信じます」

    舞園(苗木君なら人を殺さずにここを出る方法を見つけてくれるって……)

    53 = 21 :

    舞園(私はこの学園にいる間は超高校級のアイドルじゃない)

    舞園(超高校級の助手です!)

    舞園「じゃあ、先生!」

    苗木「先生!?」

    舞園「はい、私は助手で、苗木君はそれを使う人ですから」

    苗木「そ、そんな使うなんて……苗木のままでいいよ」

    舞園「そうですか……?」

    舞園「残念です……」

    苗木(舞園さんが悲しそう……!)

    苗木「ま、舞園さん……どうしてもそう呼びたいなら……)

    舞園「なーんて、もちろん冗談ですよ!」

    舞園「苗木君は苗木君です」

    舞園「誰よりもかっこいい苗木君です」

    苗木「……」

    苗木(これも冗談だよね……?)

    54 = 25 :

    舞園さんは可愛いのう

    55 = 21 :

    苗木「あ、えっと、そうだね、とりあえず、誰のところ行こうか?」

    舞園「そうですね……あいうえお順なんてどうですか?」

    苗木「そうだね、いいかも。じゃあ、まず朝日奈さんだね」

    舞園「はい! きっとまだ食堂にいるはずです」

    56 :

    ええでええで

    57 :

    かわいい

    58 = 43 :

    良い助手だ

    59 = 25 :

    61 = 21 :

    ※他の女の子が出ても、苗木くんと恋仲になることはありません
    ※他の女の子と仲良くなりたい方は、10月10日に出るダンガンロンパリロードを買い、
    ※スクールモードをやりましょう

    舞園「あ、いました、朝日奈さ~ん!」

    朝日奈「あ、舞園ちゃんと苗木じゃん、2人とも今日は朝からずっと一緒だね」

    大神「うむ……このような状況だ……友となる人物はひとりでも多い方が良いだろう」

    大神「……いや、いまのは失言であったかもしれぬ。そうならば、すまぬ」

    苗木(ボクの顔を見て、一瞬だけ、大神さんが申し訳なさそうな顔をした)

    苗木(情けない……まだ顔に出ていたらしい)

    苗木(いや、けど、大丈夫。友だちだろうと……決意を決めたんだから!)

    苗木「うん……大丈夫だよ! ボクたちは絶対に協力してここから出るんだ」

    苗木「友だちかそうでないか以上に、ボクたちは運命に立ち向かう仲間なんだ!」

    大神「うむ……良い目つきだ」

    大神(しかし、恋仲ではないのだな……。苗木と舞園の距離が昨日に比べて明らかに縮まっているが)

    大神(難しい。我も真っ先に色恋で物事を考える女子にすぎないということか、鍛錬が足りぬ)

    62 :

    スクールモードだと舞園さんのヤンデレ√確実に仕込まれてる

    63 = 25 :

    リロード楽しみだわ

    64 = 57 :

    さくらさんマジ天使

    65 :

    アニメ見て1やって面白かったからリロード待ってたら2のネタバレ見てしまって絶望

    66 :

    >>65
    おまおれ

    67 = 21 :

    舞園「ところで、お二人はこのあと何をするつもりでした?」

    朝日奈「んーとね。怒らないでほしいんだけど」

    朝日奈「昨日は、DVDのせいで怖くて眠れなかったんだよ」

    朝日奈「だから、今日は息抜きしようって」

    大神「我が最初に言ったことだ」

    大神「長丁場をになるのなら、身体を万全の状態に保つべきだ」

    大神「幸い、体育館という身体を動かせる場が用意されている」

    大神「そこで今日は朝日奈と2人、共に鍛錬に励もうと話していた」

    朝日奈「うん!」

    苗木(寝不足でも運動はするんだ……?)

    69 :

    70 = 21 :

    舞園「仲が良いんですね」

    朝日奈「そうだね。けど、2人も仲がいいよ」

    舞園「……はい。これからもっと仲良くなりたいと思ってます」

    朝日奈「元々、知り合いだったんだよね?」

    舞園「はい、同じ中学校なんです!」

    朝日奈「すごーい、映画みたいだね」

    舞園「あはは、再会の場所がここじゃなければ、もっと良かったんですけどね」

    舞園「おふたりは元々知り合いだったわけじゃないんですよね?」

    大神「うむ……この場ではじめて出会った」

    大神「この学園に来てから存在した数少ない幸運であろう」

    朝日奈「案外、苗木あたりが運んできてたりしてね」

    苗木「ははは……超高校級の幸運っていってもクジ運が良かっただけだよ」

    苗木(それすらも希望ヶ峰学園の入学だけなんだけどね……)

    71 = 21 :

    舞園「そんなことないですよ!」

    舞園「少なくとも、私にとって苗木君は幸せを運ぶ青い鳥さんです」

    舞園「きっと、みんなを幸せにしてくれます」

    朝日奈「わー、舞園ちゃん、すごい」

    大神「うむ」

    苗木(い、言われた方が恥ずかしいな)

    苗木(朝日奈さんものろけと勘違いしたのか、赤くなってるし)

    苗木(け、けど……)

    苗木「うん、みんなが幸せになれるように頑張るよ、舞園さんのためにも!」

    74 = 21 :

    朝日奈「きゃーきゃー」

    苗木(完全にのろけと勘違いしてる)

    朝日奈「ねぇ、ねぇ、2人はどんな風に知り合ったの?」

    舞園「実は、まともに話したのはここに来てからなんですよ」

    朝日奈「そうなの……!?」

    舞園「けど、私は前から苗木君のこと、知っていたんですよ」

    朝日奈「あ、雨の日に捨て猫を拾ってたとか?」

    舞園「鶴です!」

    朝日奈「鶴!? 鶴を拾ったの?」

    舞園「うふふ……違いますよ。苗木君が学校に迷い込んだ鶴を外に逃がしてくれたんです」

    舞園「すごいそれが印象的で……」

    朝日奈「それで!? それで!?」

    …………

    75 = 21 :

    苗木(それからボクは3人の話を黙って聞いていた)

    苗木(主に舞園さんが朝日奈さんの質問に答え、恋バナになると、大神さんに朝日奈さんが話を振るという感じ)

    苗木(大神さんもあまり熱心に話そうとはしないが、会話の合間合間に乙女心が見え隠れしていた)

    苗木(ボクがいなければ、女の子3人でもっと話は盛り上がったのではないかとも思うが)

    苗木(一応、これは今後のための聞き込みだから、悪いけどお邪魔させてもらった)

    76 = 43 :

    いいねぇ

    77 = 21 :

    朝日奈「すごいね。2人とも大人だね!」

    大神「いや、まだまだだ」

    舞園「うふふ、そうですね、私たちもまだまだです」

    苗木「ははは……、けど3人ともボクに比べたら、十分大人だよ」

    朝日奈「えー? なにそれ? 謙遜なんかしなくていいよ」

    朝日奈「私なんて恋したこともないんだよ!」

    大神「朝日奈ならば、すぐに良き相手が見つかるだろう」

    舞園「そうですよ」

    苗木(あ、また話が戻る……)

    苗木「そういえば、体育館で運動はしなくていいの? だいぶ時間が経っちゃったけど大丈夫?」

    朝日奈「あー、本当だー。そろそろ行って運動しないと、3時にドーナッツをおいしく食べられないよ」

    大神「うむ……すまんな、苗木、舞園。たいした話ができなかった」

    舞園「そんなことはないですよ。おふたりのことがよく知れました」

    大神「……そういえば、話しているうちに思い出したことがあった」

    舞園「え?」

    79 = 21 :

    大神「一昨日、2階に続くシャッターについて、モノクマに聞いたことがある」

    大神「なぜ、閉じているのかと」

    大神「どうすれば開くのかを」

    大神「奴はイベントの後、皆がまだ絶望していなければ開くと言った」

    大神「おそらくイベントというのは……」

    苗木「誰かが誰かを殺したとき……」

    舞園「……そうでしょうね」

    朝日奈「……」

    大神「絶望というのも何かの比喩なのではないかと思う」

    大神「おそらく『自分がクロだと他の生徒に知られてはいけない』……これに関連するのではないかと思うのだが」

    大神「我には検討もつかぬ」

    苗木「殺しただけでは無理ってことかな……」

    大神「すまぬ……もう少し我にも考える力があれば……」

    舞園「いえ、そんなことはありません」

    80 = 21 :

    舞園「私、ずっと考えていたんです……」

    舞園「自分がクロだと他の生徒に知られてはいけない……ってどういうことなのか」

    舞園「ひとりも知られてはいけないのか、それとも知った誰かが黙っていてくれればいいのか」

    舞園「犯人が特定されない状態で何日か経てば、それで外に出してもらえるのか」

    舞園「共犯した人も一緒に外に出られるのか」

    舞園「けど、モノクマさんのその言葉を聞いて少し分かりました」

    舞園「殺させるだけじゃなくて、さらに私たちに何かさせるつもりなんです」

    舞園「そうじゃなきゃ、「みんな」が絶望しなければ……なんて言葉使わない……」

    舞園「きっと……残った人たちに犯人を無理やり捜させるんです……」

    舞園「殺し合い自体もその前座にすぎないんだ」

    苗木「舞園さん!」

    苗木(舞園さんが何かに気付いたのか……肩を抱くようにして震え始めてる)

    苗木(ボクは……)

    83 = 21 :

    苗木「舞園さん……大丈夫……。こんなふざけたことする奴にボクたちは負けない」

    苗木(ボクは……自分から舞園さんを抱きしめた)

    苗木(あのとき、あの教室では舞園さんからボクに抱きついてきた)

    苗木(今度は逆だ……)

    苗木(この変化が何を意味しているのか、自分でも分からないけど……)

    苗木(ボクは! 舞園さんを守りながら前に進むんだ……!)

    大神「朝日奈……」

    朝日奈「うん、さくらちゃん、私たちは邪魔にならないように行こうか」

    苗木(大神さんと朝日奈さんはゆっくりと去って行く)

    苗木(朝日奈さんは、ボクに対して「しっかりやれよ」とジェスチャーを出した)

    苗木(大神さんは、舞園さんの様子をジッと見た後、考え事でもする様子を見せつつ退室した)

    舞園「苗木君……ごめんなさい。こんなに取り乱しちゃ、助手失格です」

    舞園「せっかくいい話が聞けたのに、話を続けられなくして……」

    苗木「違うよ……それは違うよ……」

    84 :

    そりゃあ違うよw

    86 = 21 :

    苗木「舞園さんはボクに教えてくれたんだ」

    苗木「ボクはどこかで……こんなことで人が人を殺すなんてありえないって思ってた」

    舞園「……ごめんなさい」

    苗木「けど、違ったんだ。こんな場所に押しこめられたら、人はおかしくなっちゃう」

    苗木「おかしくなるのが普通なんだ」

    苗木「殴られたら逃げたくなる。泣きたくなる。どうにかしたいと思ってしまう」

    苗木「同じなんだ。これは、精神的な暴力……いや、一方的な精神的殺人なんだ」

    苗木「そんなものを受けて、おかしくならない人なんていない」

    苗木「誰でも加害者になりえるんだ……」

    苗木「ボクはにぶいから……なんとなく耐えてれば、誰かが助けてくれるんじゃないかと思ってた」

    苗木「凡人すぎて、実感がわかなかったのかも……」

    苗木「舞園さんは頭がいいから、いろんなことに気付いて、いろんなことに悩んでいるのに……」

    苗木「けど、今、舞園さんのおかげで分かったんだ」

    87 = 21 :

    苗木「目を背けない」

    苗木「つらいことも全部まとめて背負って前に進むんだ!」

    苗木「舞園さんが何を言っても、何を考えても、ボクは軽蔑したりしない」

    苗木「だから、ボクをもっと頼っていいよ」

    苗木「だって、キミはボクの超高校級の助手なんだから!」

    苗木「だから、ボクをもっと頼って!」

    舞園「苗木君――」

    苗木(舞園さんとボクはしっかりと抱きしめあった)

    苗木(とってもあったかく、嗅いだこともない良い匂いがした)

    苗木(身長の低いボクは抱きかかえられるような形で、舞園さんの涙を感じた)





    舞園「……大好きです。苗木君」

    88 :

    いいね

    90 :

    ???・・・・・・気に食わないわね」

    91 = 21 :

    苗木「ボクに考えがあるんだ」

    苗木(次の日、朝食会終了直後、みんなに言った)

    十神「わざわざ、俺を呼び止めたんだ。有益な話でなければ……分かっているな、苗木?」

    苗木(全員に聞いてほしいことがあるから、朝食後すぐに帰る十神クンを呼び止めた)

    苗木(……緊張する。もしかしたら、さらなる現実を見て、この均衡状態が崩れるかもしれない)

    苗木(けど、最初の殺人を予防するには、この情報が絶対に必要なんだ)

    苗木「モノクマーーーーーーーーーーーー!! 話があるーーーーーー!!」

    …… ………… ……………… ……………………

    苗木「……」

    十神「フン……」

    パンパン

    苗木(気まずい空気になり始めたとき、十神クンが手を叩いて、呼び出しの合図をしてくれた)

    苗木(ちょっとだけ十神クンがいい人に思えた……)

    モノクマ「へへー、お呼びですか! お呼びですよね!?

    モノクマ「十神家の坊ちゃん……となんか昨日から不純異性交遊に明け暮れてる凡人(笑)の苗木君!」

    92 = 21 :

    十神「チッ……用があるのは俺じゃない。こいつだ」

    モノクマ「はぁ……」

    苗木「モノクマ……校則についてだ」

    モノクマ「なんだい苗木君……? 他の部屋でも、個室である限り故意の就寝はOKだよ」

    モノクマ「防音だから、壁ドンされる心配もないし、いくらでも舞園さんといちゃつけばいいじゃないか」

    苗木「ちゃかすなよ……。舞園さんとはそんな関係じゃない……」

    苗木「今したいのは、もっとまじめな話だ」

    苗木「お前が望んでいるものだよ」

    山田「の、望んでいるものですとーーーーそれって殺しの相談ですかーーー」

    山田「は……それとも世にいうおめでた……」

    桑田「うっせ、ブーデー。いまそういう空気じゃねぇから」

    葉隠「ちょ、苗木っちも桑田っちも殺る気満々だべ! 怖いべ。俺は逃げていいべ?」

    朝日奈「葉隠もちょっと黙ってて!」

    94 = 21 :

    モノクマ「苗木クン……もしかして、ついに卒業したくなった? 外に出たくなった」

    苗木「外に出たくなったのは確かだよ……」

    苗木「けど、その卒業ってなんだよ。何をしたら卒業なんだよ?」

    モノクマ「だから殺したらって言ってるでしょ? 困るなぁ~ゆとり世代は~読解力が足りないよ?」

    苗木「自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません」

    苗木「これって、具体的にはどういう状況を言うんだ?」

    モノクマ「えー、苗木クンは学園の秩序を乱したいの? 乱した人が出たら教えるよ」

    モノクマ「キミ達は日本の第ホニャララ条って具体的に言われて分かる? 分からないでしょ?」

    モノクマ「実際に自分が巻き込まれて、はじめて勉強するものでしょう?」

    モノクマ「難しい話は後回しにして……みんなで楽しい学園ライフを満喫!」

    モノクマ「それが一般的な高校生の過ごし方だよ」

    苗木「言いたくないってことか。殺した後も、ボク達を苦しめるような何かがあるんだな?」

    モノクマ「いえいえ、みんなお楽しみの楽しいイベントだよ、うぷぷぷ~」

    苗木(こいつ……何があっても言わないつもりだ)

    95 = 21 :

    苗木(どうすれば……)

    モノクマ「いいかな、いいかな、質問もいいけどまずは自分で学習しないとね!」

    苗木(ク……)

    モノクマ「じゃあ、バイバ」

    霧切「待って」

    霧切「その楽しいイベントというのは……みんな平等なの?」

    モノクマ「は、なにそれ? みんなで仲良く一着ゴールインとかそういうのはないよ」

    モノクマ「今は競争社会なのです。悲しいクマね」

    霧切「競技だとするなら、第1レーンを走る人も第5レールを走る人も同じ条件じゃないといけないでしょ?」

    モノクマ「……」

    セレス「そうですわね……。最初に人を殺すより、2回目以降に人を殺す方が情報が多い分、有利……」

    セレス「そんなものは、ゲームとしてとても不平等でしょう」

    セレス「特に1回目は、ゲームマスターが後付けでいくらでもルールを改変できますし……」

    十神「誰かが実験台になればいい」

    十神「案外、初回の方が有利なルールかもしれんぞ」

    96 = 81 :

    しえんん

    97 = 21 :

    モノクマ「そ、そうだよ、やっぱり、何ごともはじめてって大事だよ」

    モノクマ「同じことをするにしても、褒められるのは最初だけ」

    モノクマ「そして、最初は何も分からない。ボクの祖先のクマもはじめて北極から出てきたとき……)

    苗木(十神クンが楽しそうに笑っている)

    苗木(何人かが眉をひそめているけど、気にしてる様子はない)

    苗木(けど、モノクマごと打ち破らせてもらう)

    苗木「それは違うよ!」

    十神・モノクマ「何ィ……」

    99 = 21 :

    苗木「本当に最初に殺人をすることで、その人に有利になるなら、モノクマが言わないはずがないんだ!」

    苗木「学園の秩序を乱したら……なんて言ってるけど、こいつが殺し合いを望んでいることは明らかだ!」

    苗木「そんなこいつが、人殺しを後押しできることを使わないはずがないんだ!」

    苗木「昨日のDVDの時点で、それを示せば……、もしかしたら今日にでも殺人は起きていたかもしれない!」

    苗木「この人の弱みに詳しそうな黒幕が……そんな絶好の機会を見逃すはずがないんだ!」

    舞園「そうです……。モノクマさんを操っている人は、監視カメラで私たちの様子を見ているはずです」

    舞園「私はあのDVDを見た後、みっともないくらいに取り乱しました」

    舞園「……人を殺そうと考えました。何度も何度も考えました。声にも出しました」

    「「「「「「………………」」」」」

    苗木(舞園さんが悲痛な声を上げている)

    苗木(場の流れが完全にこちらのものになっている)

    苗木(ありがとう……舞園さん)

    100 = 21 :

    舞園「そんな私にモノクマさんは何も言ってきませんでした」

    十神「チッ……つまらん」

    十神「余計な恥をかかせてくれたな、モノクマ」

    モノクマ「えー」

    モノクマ「あぁ、そうだ?」

    モノクマ「誰も舞園さんの殺人未遂カミングアウトには興味ない系ですかー?」

    モノクマ「やっぱり、空気に流される若者なんですか、みなさんはー!?」

    モノクマ「先生、みなさんがそんな軟弱な子に育って悲しいです……」

    苗木「……高みで見物してるお前はこの状況を体験していないから分からないんだ」

    苗木「こんな場所だと誰でも間違える可能性がある……そんなことすらも……」

    苗木「この場にいる皆が感じている当たり前の感覚すら……お前には理解できないんだ」

    モノクマ「……」

    十神「……フン、間違えるのは愚民だけだ」

    苗木「いい加減に教えろ! モノクマ! 話を逸らすな!」

    苗木「人を殺させた後、何をさせるつもりなんだ!?」


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