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    元スレほむら「アルバイトしたいわ」杏子「そうだなー」

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    202 = 6 :

    QB「取り引き?おかしな事を言うね。君たちと僕とでは、ハッキリとした上下関係がある。僕から君たちに一方的に要求することはあれど、イーブンな関係になるなんてあり得ないね」

    マミ「いえ、あるわ。あなたと今日会うまでは半信半疑だったけど、いま確信した。あなた達にも弱みはあるわ」

    QB「…そこまで言うなら、取り引き内容を言ってみるといい」

    マミ「私達は魔法少女の真実を一切口外しないわ。代わりに、見滝原周辺での魔法少女の勧誘…いえ、表現をぼかしても仕方ないわね。魔女を作るのを再開してほしい」

    203 = 6 :

    QB「驚いた…。マミ、君の口からそんな言葉が出るなんてね。君はいま、自分達のために人を殺してくれと言ったんだよ?」

    マミ「そうよ」

    QB「…いいのかい、正義の魔法少女がそんな事を言って」

    マミ「暁美さんから魔法少女の話を聞いた時から、いずれこうなるだろうとは思っていたわ。覚悟はできてるの」

    マミ「流浪の魔女を狩っている時から思っていたわ。私は誰かの一生を引き換えに生き永らえているんだって」

    205 :

    ってなんで俺くんが??

    209 :

    またID変わってます

    マミ「今までとやっている事は変わらないわ」

    QB「…正直、驚いているよ。一個の人間を最大限尊重するように道徳教育されてきたはずの君がいとも容易く他人を蹴落とすなんて」

    マミ「私一人だったら、餓死する道を選んだかもしれないわね。でも、私には可愛い後輩達がいるわ」

    マミ「彼女たちは、本当に苦しい人生を送ってきた。そんな彼女たちを私は幸せにしてあげたい」

    マミ「そのためなら私は他人だって殺すし、その肉をビーフと偽って施すことも躊躇わないわ」

    210 = 209 :

    QB「…だとして、僕たちにはそれを承諾する意味がない。いつ裏切るか分からない君たちを生かすより、このまま餓死させた方が遥かに安全じゃないか」

    マミ「インキュベーター。あなた焦ってるんじゃないかしら?いつも冷静なあなたの言葉の節々から焦燥を感じるわ」

    マミ「察するに、あなたは地域ごとに回収しなくちゃいけないエネルギーのノルマがあるんじゃないかしら?」

    QB「……」

    マミ「そして魔女を生み出していない以上、あなたのノルマは達成されていない」

    211 :

    しえん

    212 = 209 :

    マミ「それが、あなたの焦る理由」

    マミ「そして、今度は魔法少女を新たに生まない理由を当ててあげるわ」

    マミ「あなたは言ったわね。魔法少女の真実をばら撒かれては困ると」

    マミ「恐らくあなたが警戒している事態は、美樹さんの様に正義感の強い人が、見滝原周辺の魔法少女を『救おう』として真実を教えてしまうこと」

    マミ「それを恒常的にされては、いくら魔法少女を生み出しても、私達の仲間が増えるだけで魔女なんか出来ない」

    マミ「そして出来上がった魔法少女の集団は、見滝原周辺だけではエサを賄えなくなり、他の地方にも手を伸ばす」

    マミ「雪だるま式に魔法少女の真実は広がっていくでしょうね」

    マミ「そんなところかしら?あなたの恐れる事態は」

    213 = 209 :

    QB「まあ、概ねそんなところだね」

    マミ「つまり、あなたはこの兵糧攻めを最善策の様に言っていたけど、魔法少女を生みたくても生めないという状況を逆手に取った消極策でしかないと言えるわ」

    マミ「お互い、いまの状態はまずいわ」

    マミ「だから、私は約束するわ。新たに魔法少女が生まれても、真実は口外しないし、仲間に引き入れることも、魔女化を邪魔したりもしない。要は、あなたの仕事の邪魔はしないわ」

    マミ「代わりに、私たちの食事の邪魔もしないでね?これは、そういう契約よ」

    214 = 209 :

    QB「…いいだろう。マミ、君は強かになったね。まるで魔女みたいだ」

    マミ「いやぁね、キュゥべえ。私は魔女になりたくなくてこんな事をしてるのよ」

    QB「…それもそうだ」

    マミ「最後に。暁美さん達にはこのこと言っちゃだめよ。養殖ものも、天然ものだって言えば分からないんだから」

    215 = 211 :

    これって誤字?

    養殖ものも、天然ものだって言えば分からないんだから

    216 = 209 :

    ーーー
    ーー

    マミ「…暁美さん。聞いていたの」

    ほむら「…ごめんなさい」

    マミ「辛気臭い顔しないの!私たちが生き延びる道が繋がったんだから」

    ほむら「私たちは…結局インキュベーターとは切っても離せない関係なのね」

    マミ「仕方がないわ。私たちは、人間じゃない。魔法少女という生き物なの。環境に順応しないと」

    ほむら「…それでもいつか。あいつらにひと泡吹かせたいわ」

    マミ「今の私たちにはムリよ。社会的に力を、持って初めてそのことを考ええましょう」

    マミ「じゃあ帰ったら久しぶりにお茶会しましょうか!」

    ほむら「はい!」

    217 = 209 :

    おしまいです

    最後余裕なくて雑でもうしわけない

    219 = 138 :

    お疲れ様

    220 :


    マミさんかっこよかった

    221 = 206 :


    久しぶりの大作で満足。

    機会がありましたら続きを
    見てみたいと思う。

    222 :

    乙 マミさんが強いな

    223 :

    乙、良かった

    224 :

    マミさんイケメン過ぎたな…
    >>1に最大限の乙を


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