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    元スレほむら「アルバイトしたいわ」杏子「そうだなー」

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    151 = 118 :

    これだからハゲは

    152 = 6 :

    あの店長は想像以上に陰気な性質だったらしく、私のハゲの一言(といっても、ひょっとしたらとんでもないコンプレックスだったのかもしれない)で完全に私を敵と見なしたようだ。

    杏子「ほんとにあいつ酷いんだよ!客の前でほむらのことギャーギャー怒鳴るんだ。考えられないよ」

    マミ「私もあの店長さんがそんな人だとは思ってなかったわ。いくら悪口を言われたからって、ちょっとやり過ぎじゃないかしら」

    ほむら「いいのよ。元は私が悪いんだし。ただ、普通の人間だったらストレスが溜まる程度の問題で済むけど、私にとっては死活問題だわ」

    153 = 6 :

    さやか「辞めちゃいなよ、そんな所!」

    ほむら「そうね…。もう今月中には辞めたいわ」

    杏子「おう、私もあんなとこ辞めてやる!」

    杏子「ただそれなら新しいバイト先見つけないとな。iPhoneの金が払えなくなる」

    155 = 6 :

    マミ「バイトとかよりも、いまはグリーフシードが最優先だわ」

    マミ「今はまだ佐倉さんのストックでなんとかなってるけど、将来的には他の魔法少女のテリトリーを侵すことも考えなきゃならないかも」

    さやか「……」

    あの正義感の強いさやかでさえ、マミさんのその提案に異議を唱えなかった。

    それほど、私達の状況は切迫してきているのだ。

    156 = 6 :

    それともうひとつだけ。
    私を悩ませている事柄がある。

    これはまだ誰にも言えていないが、マミさんについてだ。

    ちょっと最近のマミさんの動向はおかしい。

    杏子によると、よく留守にしているし、夜中も物音を立てないように抜け出すこともままあるようだ。

    157 = 6 :

    杏子はマミさんを信用しきっているのか、「腹でも減ったんだろー」と言っているが、このタイミングで単独行動は怪しすぎる。

    ともすれば、マミさんが単独で魔女を狩っているためにこの魔女飢饉が起きているとも想像できるからだ。

    無論、そう思いたくはないけれど。

    162 = 6 :

    結局、私はマミさんを尾行することにした。

    さやかと杏子も誘っているが、もちろんマミさんが疑わしいから、とは言っていない。

    ただ面白そうだからと言っただけだが、杏子はきっとなんとなく察しただろう。

    さやかはよくわからない。

    163 = 6 :

    ふたりを誘ったのはもちろん、万全を期してだ。

    もうループ能力のない私は、何か失敗すればそれでアウトだ。

    もしマミさんが魔女を独占していたなら、最悪戦闘になるだろう。

    その場合、ハッキリ言って私に勝機はない。

    私単独で尾行して戦闘になれば、そこでゲームオーバーなのだ。

    164 :

     

    165 = 6 :

    また、マミさんがもし何かの気の迷いでそういった事をしていても、出来れば私は和解したいと思っていた。

    マミさんに何もかも打ち明けたあの日、私は間違いなくあの人に救われた。

    そんな温かいあの人と、私は敵対したくない。

    だから、三対一という有利な条件で話し合いをしたかった。

    166 = 6 :

    私はまだマミさんと繋がっていたい。

    お喋りしたいし、お茶会もしたい。

    まだまだあの人と遊びたい。

    勝手な話だが、そういった事があのひの恩返しになると私は考えていた。

    167 :

    > 私はまだマミさんと繋がっていたい。
    キマシタワー

    168 = 6 :

    だがその意味でこの尾行は残酷だ。

    マミさんがもう私達のことなんて何とも思っていない事を証明してしまうかもしれないから。

    だから私は、この尾行に悲壮な覚悟を持って挑まねばならなかった。

    マミさんがもし、私達にとって死活問題と知りつつ魔女の独占をしていたなら。

    私はそれを受け入れられるのだろうか…?

    170 = 6 :

    マミさんの尾行は困難だったわ。

    ビルからビルに飛び移るわ、急に歩行者に紛れるわ…。

    そして、行動自体も不自然だった。

    まるでマミさんも何かを探しているような(やはり魔女かしら)…。

    171 = 6 :

    とにかく、私達はすぐに三人組での尾行は諦めたわ。

    ちょっと危険だけど、三人に分かれて役割分担をした。

    さやかが一番見晴らしのいいビルから魔力で視力を強化して目で追う。

    一方、杏子はかなり近距離での尾行。

    一番危険だし、俊敏なマミさんを追えるのは杏子だけだから、この役割は杏子以外あり得ない。

    175 :

    ちょっと外出してるんでID変わってます

    そして私が、ちょっと距離を置いて尾行。

    例えさやかか杏子がマミさんを見失っても、どっちかから連絡を受けてすぐ尾行を継続した。

    ちなみに、連絡にはスマホを使ったわ。

    LINEなら一人ひとり連絡を取らなくてもすぐ状況がわかるし、音がしないから魔法少女の敏感な感覚でも捉えられない。

    まさに適役ね。

    176 :

    スマホとLINEの宣伝SSに思えてきた

    178 = 118 :

    180 = 118 :

    181 :

    はげぇ…

    183 = 6 :

    ステマ業者ではないなwwww


    しばらくはお互い収穫のない日が続いたわ。

    なぜか日に日にやつれていく私達4人をまどかはどう思っていたのかしら。

    さて、ようやくマミさんがターゲットを捉えた今日、何の因果か杏子もさやかもマミさんを見失って、マミさんを視界に捉えられていたのは私だけだった。

    184 = 6 :

    でも、二人が見逃したのもムリはないわ。

    それほどマミさんの動きは俊敏だった。

    かく言う私も、マミさんの動きは見えなかったわ。

    じゃあなぜ私がマミさんを見失わなかったか。

    それはマミさんのターゲットの方を視界に捉えたから。

    もう長い事あいつと鬼ごっこをした私は、あいつを見ると反射的に追ってしまう体になってしまっているのかもしれない。

    その白い影の正体は…。

    マミ「久しぶりね、QB。いえ、インキュベーター…!」

    188 :

    ほむ

    189 = 6 :

    QB「久しぶりだねマミ。どうしたんだい?怖い顔をして」

    マミ「とぼけるのはやめてちょうだい」

    マミ「あなたでしょう?見滝原から魔女を消したのは」

    QB「…そうだね。ご名答だ」

    QB「でもそれは、君たちの望みそのものじゃないか。喜ぶといい、マミ。平和な見滝原を君は取り戻したんだ」

    190 = 6 :

    マミ「よく言うわ。あなた達はそんな理由じゃ動かない」

    マミ「あなたは私達が目障りなんでしょう?だから私達を消すために、兵糧攻めをしているだけ。違う?」

    QB「その通りだ。賢くなったじゃないか。巴マミ」

    QB「君たちは魔法少女の真実を知っている。それをばら撒かれるのはこの宇宙にとって非常に厄介だ。だから、早く死ぬなり魔女になるなりして欲しいんだよね」キュップイ

    191 = 6 :

    マミ「最低ね」

    QB「でも僕達自身に戦闘力はない。だからこういう回りくどい手段を取ったわけだが」

    QB「効果はてきめんだったろう?」

    QB「僕はただ、見滝原周辺で魔法少女を、いや魔女を作るのをやめただけだ。なのに君たちはそこまで追い込まれている」

    QB「実に貧弱だ。結局なんと強がろうと、君たちは僕なしでは生きられない」

    194 = 6 :

    ほむら(私は…迂闊だった…!あいつらにだけは私が魔法少女の事を知っていると知られてはいけなかった!)

    ほむら(あいつら、このループではやけに消極的だと思ったら…!最初からこれが狙いだったのね!)

    ほむら(だ、だめかもしれない…!どうしようもないわ。あいつらは周到に準備をしていた!あの日、マミさんに泣きついたあの時から!)

    197 = 6 :

    QB「君たちはもっと早くに対策するべきだったね。ここまで魔女を狩り尽くしてしまったらどうしようもない」

    QB「例えば、むかし佐倉杏子がしていたように使い魔をわざと見逃して魔女牧場紛いの物を作れたり出来たろうに…」

    QB「君たちに残された道は、他の魔法少女のテリトリーを荒らすくらいだね」

    QB「まあその消耗した状態で他の魔法少女達と敵対しても、勝てるかどうか」

    198 = 6 :

    QB「どのみち、チェックメイトだ。早く見滝原から消えてくれないかな。僕としては絶望して魔女になってくれた方が嬉しいんだけど」

    マミ「いつになく急かすのね、QB。私はわざわざあなたを探していたのに、用件も尋ねてくれないの?」

    QB「用件?なんだい。恨み言でもくれるのかな。生憎僕たちは感情がないから、それを負担には思わないだろうが、長い付き合いのよしみで聞いてあげてもいいよ」

    マミ「取り引きをしましょう」


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