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    元スレほむら「アルバイトしたいわ」杏子「そうだなー」

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    51 = 6 :

    ほむら「まどか、iPhoneってひと月でどれくらいかかる物なのかしら」

    まどか「うーん、容量にもよるけど、大体8~9千円ってとこじゃないかなあ」

    さやか「それに最新の機種にこだわらないなら、前の世代の5買えば本体価格の分だいぶ安くなると思うよ!」

    杏子「ふーん。なら余裕かもな!時給安いとこで働いても、週に二回くらい出れば買えそうだ!」

    53 = 6 :

    さやか「杏子がそれだけで済むかなあ~?ゲームに課金しまくる未来が見えるぞ~?」

    杏子「ふんっ!さやかじゃねーんだから大丈夫だっつぅの」

    仁美「さやかさんこそ、ゲームに課金しすぎてご両親からお叱りを受けたとこの前…」

    さやか「わーっ!わーっ!」

    55 = 6 :

    まどか「さやかちゃん…」

    ほむら「自分のことじゃない」クスクス

    さやか「oh~I can't speak Japanese!!」

    杏子「さやかis foolish!!」

    さやか「あんだとーっ!」

    杏子「ほらほら英語で話せよーっ!」

    さやか「待てーっ!」

    57 = 6 :

    ほむら「元気ね」クスクス

    まどか「元気すぎるよぅ」ティヒヒ

    仁美「それで、ほむらさん達はどちらで働くつもりなんですの?」

    ほむら「そうね、駅の近くにこじんまりしたカフェがあって、そこでスタッフ募集してたから」

    まどか「あっ!そこパパが美味しいって言ってたよ」

    仁美「まあ!まどかさんのお父上が認めるなら本物ですわね」

    59 = 6 :

    ほむら「そうね。私もコーヒー好きだから、楽しみだわ」

    杏子「待てよほむら!あたしはつまみ食いのできそうなファミレスがいいって言ったろ!?」

    ほむら「ファミレスなんて忙しそうだし、学ぶ物がなさそうじゃない。カフェの方が有意義よ」

    杏子「あたしはあの泥水に興味ねーよ…。それよりあたしの食欲が満たされる方が優先だねっ」

    60 = 6 :

    さやか「食欲もなにも、あんた魔法少女なんだから食べなくても死なないじゃない」

    杏子「人はパンのみにて生きるにあらず、ってな!あたし達もグリーフシードだけで生きてるわけじゃねーぜ?」

    仁美「魔法少女…?」

    まどか「さやかちゃん達のマイブームだよー」

    61 :

    ほむほむはアップル信者な感じ

    63 = 6 :

    ーー駅前

    さやか「マミさ~ん」

    マミさん「遅いわよ、美樹さん」

    まどか「そうだよ、置いてっちゃう所だったよ?」

    さやか「ゴメンごめん、恭介のヴァイオリン聞いてたら時間飛んじゃって」

    マミ「あらあら、さっそく惚気ね?」

    66 = 6 :

    まどか「さやかちゃん最近ずっとこうなんですよー」

    マミ「それは根掘り葉掘り聞かないとね!」

    さやか「あはは…。それで、面白い物が見れるって事ですけど、それって?」

    マミ「ああ、そうね。今から私の行きつけのスイーツのお店に行くけど、そこで見れるわよ」

    68 = 6 :

    ーーマミの行きつけの店

    「いらっしゃ…!いませー」

    まどか「あ!ほむらちゃんと杏子ちゃん」

    さやか「なかなか制服似合ってんじゃん」クスクス

    マミ「店員さん、オススメのケーキを三つください」

    ほむら「マミさん…。私たちのバイト先はまどか達には秘密だって言ったじゃない…!」

    69 = 6 :

    マミ「あらー?そうだったかしら」

    まどか「キレイだよ!ほむらちゃん!」

    さやか「杏子も似合ってるじゃん」ニタニタ

    ほむら「まさか…ここまで恥ずかしいなんて…!///」

    杏子「消えてえ…///」

    71 = 6 :

    さやか「いやー、杏子可愛いかったなー!りんごみたいになっちゃって!」

    まどか「ほむらちゃんもアタフタしてて可愛いかったよー。なぜか敬語混ざってたし!」ティヒヒ

    マミ「ちょっと意地悪だったかしら…?」

    さやか「いやいや!あいつらだって内心嬉しいと思ってますよー!」

    73 = 6 :

    まどか「でも、結局二人とも同じ店にしたんですね」

    マミ「そうねえ。二人とも意見が分かれてるくせに、なぜか一緒の店で働くっていう根本は揺るがないのよね」

    さやか「根っこでは仲良しなんでしょうねー」

    まどか「そっかー。ちょっと羨ましいなあ」

    75 = 6 :

    さやか「ああ!落ち込まないでまどか!仕方ない!さやかちゃんが嫁にしてやろう!」

    まどか「もーやめてよさやかちゃん!さやかちゃんには上條くんがいるでしょ」ティヒヒ

    マミ「そうだわ美樹さん!上條くんとの話、聞かせて欲しいわ」

    77 = 6 :

    さやか「あ、あー、えーっと。そうだマミさん!その買い物袋は?見たところ服とかじゃないですけど」

    マミ「良くぞ聞いてくれたわ!これはテトリスDSよ!これで全国の猛者とのWi-Fi対戦が始まるわ!」

    まどか「あぁ…。マミさんがテトリスの深淵にハマっていく…」

    78 = 6 :

    ほむら・杏子「お疲れ様でーす」

    店長「はいよ~。お疲れ様」

    マミ「お疲れ様、二人とも」

    杏子「マミ!?待ってたのかよ」

    マミ「最近ふたりとおしゃべり出来てないからね。寂しくて」

    ほむら「私はともかく、杏子とは一緒の家じゃない」

    79 = 6 :

    マミ「最近この子勉強を頑張ってるのよ。邪魔したくないじゃない」

    マミ「最近なぜだか魔女も少ないしね」

    ほむら「そうね。ようやく見滝原も平和になってきたわ」

    ほむら「しかし杏子が勉強なんて」

    杏子「あたしにはちょっとした野望があってね!そのために行きたい高校があるのさ」

    ほむら「杏子…。頑張ってね。応援してるわ」

    ほむら「まだ私はおろかさやかにも勝ててないけど」クスクス

    杏子「うるせー!見てろよー。すぐお前なんか追い越してやるんだからな!」

    81 = 6 :

    ほむら「ところで、優等生のマミさんに教わればいいじゃない」

    マミ「私もそう言ったんだけど、それじゃ意味がないって言うのよ」

    杏子「自力で這い上がってこそだよ。なーに、魔法少女を独りでやってきたあたしだ。勉強なんてどーってことないさ」

    ほむら「なら次のテスト、私と勝負しない?」

    杏子「いいぜー!負けた方は店長にハゲって言うことな!」

    マミ「あの人ハゲなの!?」

    ほむら「ヅラよ」

    83 = 6 :

    さやか「はあああ!」

    少々露出の激しい騎士装束をまとったさやかが魔女に突っ込んだ。

    タコの様な魔女が次々と触手を繰り出すも、マミの援護射撃によって触手を潰されてしまう。

    さやか「くらえっ!スクワルタトーレ!」

    魔女本体に斬りかかるさやか。

    84 = 6 :

    だが次の瞬間、さやかの視界が黒く染まる。

    さやか「うわったっ!なにこれ!?タコ墨!?」

    さやかの視界を奪った魔女は、トドメとばかりに触手を伸ばす。

    「まだまだね。美樹さん」

    が、それより早く凛とした声と共に極大の砲弾がタコの魔女を砕いた。

    「ティロッ・フィナーレ!!」

    86 = 6 :

    マミ「まったく、魔女のカウンターには警戒しなさいとあれほど言ったはずよ」

    さやか「はぁーい」

    マミ「今回は私がいたからいいようなものの、一人だったらどうするの!」

    さやか「はい、すみません…」

    88 = 6 :

    マミ「わかったならよろしい。さあ、暁美さん達も終わった頃だろうし帰りましょう」

    さやか「そうですねー。あたしも早くシャワー浴びたいですよ。全身タコ墨だらけで…」

    マミ「よかったじゃない。タコ墨はイカ墨よりも美味しくて貴重らしいわよ?」

    さやか「食べませんよっ!?」

    89 = 6 :

    マミ「…という所ね。今日の戦いは」

    杏子「やるじゃんさやか。いいなぁーあたしもタコ墨食べたかったー」ケタケタ

    ほむら「悔しいけど私達じゃムリね。そんなセンスないもの」クスクス

    杏子「くぅーやっぱさやかは持ってるなあー」

    さやか「くそっ…!こいつら好き勝手言ってくれちゃって…!」

    90 = 6 :

    マミ「それで?そっちの首尾は?」

    杏子「ああ、風見野まで足を伸ばした甲斐あって魔女にありつけたよ」

    ほむら「もう見滝原では四人分のグリーフシードは出ないものね」

    マミ「当分は風見野も含めればグリーフシードは持つでしょうけど…」

    杏子「ジリ貧だな」

    91 = 6 :

    さやか「杏子は大分グリーフシードのストックあるんじゃないの?」

    杏子「まあな~。でもまあ出来るだけ使いたくはないだろ」

    ほむら「そうね…」

    さやか「まああたしは魔女より来週のテストが怖いですよ」

    杏子「見てろよさやかー。今度こそお前に勝ってやる」

    さやか「杏子に負けちゃあたしもおしまいだよ」

    ほむら(……)

    92 = 6 :

    ーーテスト当日

    さやか「終わったぁ~!」

    さやか「そして終わったああああ!!」ガバッ

    さやか「もうダメだ~。あたしのお小遣いが~。平和な生活が~」

    まどか「ティヒヒ…元気出して?さやかちゃん」

    93 = 6 :

    さやか「まどかぁ~!母さんが今回また赤点でたら殺すって言ってた~!あたしまだ死にたくないよ~!」

    杏子「ふっふっふ!」

    杏子「さやか!どうやらあたしはお前に悪い事をしてしまったらしい…」

    さやか「き、杏子あんたまさか」

    94 = 6 :

    杏子「カンペキな手応えさッ!いやぁ残念だよさやか。お前をこうもあっさり抜いてしまうなんて」

    さやか「う、嘘だああああ」ダッ

    杏子「ふはははは負け犬の遠吠えが耳に心地よいわ!!!」

    ほむら「杏子。あなた本当にできたの?あれだけ言って負けてたら恥ずかしいわよ」

    95 :

    こういうほのぼの日常いいな、続けて

    96 = 6 :

    杏子「いや大丈夫だよ。これだけの手応えを感じたのはまだ真面目だった小学校以来だ。いやぁ小卒でも本気出せばやれるモンだなぁ」

    仁美「小卒…?」

    まどか「そういうマイブームなんだよ、仁美ちゃん」

    97 = 6 :

    ーー給料日

    店長「二人とも頑張ったね。はい、お給料」

    ほむら・杏子「ありがとうございます!」

    杏子「お、おい見ろよほむら!諭吉が三人もいるぞ!」

    ほむら「お、落ち着くのよ杏子。ひょっとしたら英世さんかもしれないわ」

    98 = 6 :

    杏子「そ、そうだな…。期待して落とされるパターンもあるよな」

    パラッ

    ほむら「やったああ!三万よ!」

    杏子「やったなおい!これでiPhone買えるぞ!」

    ほむら「そうね!早速買いましょう!」


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