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元スレ苗木「霧切さんと仲良くなろう」
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だいたいのSSは舞園セレス霧切は変態のうざいきゃらだけどこの破壊力はやばい
苗木「…………」ジー
霧切「…………」
苗木「…………」ジー
霧切「待って苗木君。目が血走ってる」
苗木「え、そう? ごめん、ちょっと理性を抑えるのが大変で」
霧切「もう出ましょう。身の危険を感じるわ」
苗木「あ、待ってよ!!」
ムニュ
慌てて伸ばした手の先。そこには霧切さんの柔らかい胸があった。
超高校級の幸運? いいえ、わざとです。
バチン!!!!! バッシャァァァァ!!!!!!
頬に衝撃、視界は無数の泡で染まる。
ボクは霧切さんに引っ叩かれてそのままプールに落ちた。
苗木「ごほっ!! ごほっ!!!」
霧切「苗木君」
苗木「は、はい……」
霧切「次やったら二度と口利かないから」ギロ
苗木「すみませんでした」
素直に謝ることにした。本気で怖かったし。
霧切さんはふんっと鼻を鳴らすと、さっさと行ってしまう。
でも、そんな彼女の表情を何とか見てみると、
霧切「……///」
頬染め霧切さんマジヤバイ、鼻血出た。
【次の日 食堂】
石丸「はっはっは、冗談はよしたまえ兄弟!」
大和田「へへっ、オメーこそ、兄弟!」
苗木「え、えっと……どうしたの二人共? そういえば昨日のサウナの勝負は?」
大和田「苗木……勝負の結果なんか関係ねえんだ」
石丸「あぁ、まったくもってその通り! ただお互い死力を尽くした、大切なのはそこなのだ!!」
朝日奈「わけがわからないよ」
セレス「分かりたくもありませんし」ハァ
大和田「はっ、女には分かんねえっての!」
どうしよう、ボクにも分からない。
……いや、待てよ。サウナ?
苗木「霧切さん!!」
霧切「嫌よ」
苗木「まだ何も言ってないのに!!」
霧切「どうせ私とサウナに入りたいって言いたいのでしょ」
苗木「うん!!!」
霧切「だから嫌だって言ってるでしょ」
苗木「……さては霧切さん、ボクに負けるのが嫌なんだね?」
霧切「私がその挑発に乗るような人間だと思ったのかしら?」
苗木「ぐっ……持病の“霧切さんのハダカを見ないと死んでしまう病”が……!!!」
霧切「サウナ関係ないじゃない。思い切り私のハダカが見たいっていう欲望ダダ漏れじゃない」
くっ、これは強敵だ。流石ボクが惚れ込んだ女の子。
でも、諦めたりはしない。希望は前へ進むんだ!
苗木「霧切さん……サウナにはこの学園の謎を解き明かすヒントがある! ボクには分かるんだ!!」
霧切「もう私が調べたわよ」
苗木「霧切さんのハダカが見たいですお願いします」
霧切「ストレートに言ってもダメ」
苗木「責任とって結婚してあげるから!!」
霧切「それあなたにしかメリットないじゃない」
苗木「土下座するから!! 靴舐めるから!!」
霧切「必死過ぎて流石に引くのだけど」
苗木「…………」
霧切「…………」
苗木「ダメ?」
霧切「ダメ」
ダメだった。
世の中にはどうにもならない事があるらしい。
それと周りの人達が、ボクの事をまるで変態か何かのように見ているのが辛かった。
【図書室】
お昼になって、ボクと霧切さんは図書室にやって来た。
そして、そこには先客が。
十神「おい読書の邪魔だぞ」
苗木「いやキミがデートの邪魔なんだけど」
霧切「ごめんなさい十神君。本だけ持ってすぐ出て行くわ」
なんだか霧切さんの反応が薄くて冷たい。
扱いに慣れられたという事なんだろうか。
そんな事を考えながら、本棚から色々出して見てみる。
苗木「……あ。ねぇ霧切さん、この辞書いかがわしい単語のページに折り目ついてる」
霧切「心の底からくだらない情報ありがとう」
苗木「こっちの推理小説には人の名前を丸で囲って“犯人”って書き込まれてる」
霧切「それは許せないわね本気で」
きいいいいりいいいぎいいりいいいいいいいいかあああわあああいいいいいいいいいい
>>185
ストーカーが平常運転に戻るだけだろ
ストーカーが平常運転に戻るだけだろ
そんな事を話しながら適当な本を持って外へ出る。
すると、そこにはコソコソ中の様子を伺っている腐川さんが居た。
苗木「あれ、どうしたの腐川さん?」
腐川「な、苗木……霧切……」
霧切「そんなに十神君の事が気になるのかしら?」
あ、そういえば前に腐川さんは十神君の事が気になっているって聞いた気がする。
腐川「そ、そうよ……悪い!?」
苗木「いや、悪くはないけど、くれぐれも本人に迷惑かけないようにね?」
霧切「…………」
腐川「迷惑なんかかけてないわよ……それよりどうかしらあたしと十神君! お似合いだと思う?」
苗木「うーん……ボクと霧切さん程じゃないけど、そこそこお似合いだとは思うよ」
腐川「本当!? ウソじゃないわよね!?」
霧切「いえ、ウソよ。私と苗木君の所とか」
【食堂】
苗木「はい霧切さん、コーヒー」コト
霧切「ありがとう。睡眠薬とか入れてないわよね?」
苗木「その手があったか」
霧切「もうあなたから飲み物を受け取らない事にするわ」
苗木「じょ、冗談だって……!!」
図書室は十神クンが占拠しているので、こうしてボク達は食堂で本を読んでいる。
霧切さんは自室に戻りたがっていたけど、ボクが食い下がりまくって食堂で妥協してくれた。
第一希望は霧切さんの部屋だったんだけど。
霧切「…………」ペラ
苗木「…………」
辺りには霧切さんが本のページをめくる音だけが広がる。
会話はない。それでも、居心地が悪い空間ではなかった。
霧切「……ねぇ、苗木君。そんなにじっと見られると気が散るのだけど」
苗木「あ、バレた?」
霧切「この本に興味があるのかしら?」
苗木「霧切さんに興味があるんだよ」
霧切「そう。とにかく、あまりじっと見ないで」
流された。
もう何か思いっきり面倒くさそうにあしらわれている。
それなら。
苗木「ん、霧切さん。頭に糸くずがついてるよ」
霧切「糸くず? どこ?」
苗木「そこじゃないそこじゃない。ちょっと待ってね」
そう言ってボクは霧切さんの背後に立つ。
そして彼女の頭から糸くず(ウソ)を取るふりをして、頭に顔を埋めて匂いを一心不乱に嗅いで嗅いで嗅ぎまくった。
オウ……スメルズライクヘヴン…………。
バキッ!!!
鈍い衝撃が頭に広がり、本当に天国に逝きそうになる。
苗木「~~~~っ!!!!!」ズキズキ!!
霧切「 な に を し て い る の ? 」
苗木「い、いや、糸くずが……」
霧切「それでどうして私の頭に顔を埋める必要があったのかしら?」
苗木「……く、口で取ろうと」
霧切「その理由は?」
苗木「霧切さんの髪の匂いが嗅げるから」
バキッ!!!
また頭に一撃。
どうやら最初の一撃も、手に持った本を振り下ろしたらしい。ホライゾンだったら死んでたな。
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