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元スレ苗木「霧切さんと仲良くなろう」
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苗木くんの変態的な性欲は正妻である探偵さんが身を挺して徹底的に管理するべきだと思うよ
あんまレス増やすと足んなくなったりするから不必要なレスは控えろよ
苗木「そうだ、アルターエゴにも聞いてみようよ」カタカタ
霧切「聞くって何を……」
アルターエゴ『うん、苗木君と霧切さんはお似合いだと思うよ! 結婚してセックスするべきだと思う!』ニコニコ
霧切「なっ!!///」
苗木「ほら、アルターエゴも言ってるしさ!」
霧切「そんな事よりここから脱出する方法を考えましょう」キリッ
苗木「……う、うん、まぁそうだけどさ」
言っている事は正論だ。反論なんかできない。仕方ない、次の機会に思い切り攻める事にしよう。
その後、アルターエゴの意思を尊重して、彼を隠し部屋のネットワークに接続する事になった。
………
……
…
それから色々あった。
モノクマが大神さんが内通者だという事を言いふらして。
そこから疑心暗鬼な雰囲気が全体に広がって…………そして。
【娯楽室】
大神「…………」
椅子の上では大神さんが冷たくなっていた。
また……起きてしまった。
苗木「大神……さん……」
霧切「朝日奈さん、大丈夫?」
朝日奈「う、うん……大丈夫……みんなを……呼んでこないと……」フラフラ
朝日奈さんがおぼつかない足取りで去っていく。
無理もない、大神さんと一番仲が良かったのは彼女だ。
霧切「……朝日奈さんの様子、どこかおかしかったわね」
苗木「それはそうだよ……大神さんがこんな……」
霧切「いえ、大神さんがこんな事になっているからこそよ。いつもの彼女なら真っ先に駆け寄ってくるはず」
苗木「…………確かに」
……待てよ。これってつまり。
苗木「霧切さんは……朝日奈さんの事を疑っているの……?」
霧切「……前も言ったでしょう。私は自分以外のみんなを疑っているわ」
苗木「ボクも……か」ハハ
霧切「あ、いえ……その、あなたを疑いたくないというのは本当。でも」
苗木「うん、大丈夫だよ。信じたいから疑う、そういう事でしょ?」ニコ
霧切「……ごめんなさい」
苗木「謝らなくていいって! ボクはそういう霧切さん、好きだよ」
霧切「あ、ありが……とう…………あ、あのっ!!」
苗木「あ、霧切さん、この雑誌一冊だけ逆さまに入ってるよ!!」
霧切「…………そうね、調べてみましょう」
あれ、なんか霧切さんが微妙な表情を浮かべているけど、何でだろう。
【裁判後】
事件の真相は大神さんの自殺だった。
そして、朝日奈さんが大神さんを追い詰めた自分達も死ぬべきだと工作をした。
アルターエゴが……犠牲になってしまった。
それはとても悲しい事件だった。
でも、彼女の残した遺書でみんなの意識が変わった。
ボク達は、お互いが仲間だと、戦うべき相手はモノクマなんだと。
………
……
…
【苗木の部屋】
遠くから声が聞こえる。
ゆっくりと目を開けてみると、そこには…………。
霧切「苗木君」
苗木「……夜這い?」
霧切「ち、違うわ。その、脱衣所に来て」
苗木「えっ、あ、ちょっと霧切さん?」
【脱衣所】
苗木「えーと、どうしたの? 一緒にお風呂入る?」
霧切「入らない! あなたにモノクマの注意を引きつけてほしいのよ」
苗木「モノクマの注意を?」
霧切「えぇ、説明するわね」
霧切さんの話を聞くと、どうやら黒幕はモノクマの操作と監視カメラのチェックを同時にできないらしい事。
そして大神さんが残した突破口、学園長室へ入るために、ボクはモノクマの注意を引きつけてほしい、との事だった。
苗木「そんな、危険だよ!!」
霧切「前回はあなたのワガママを聞いてあげたのよ。今回は私のワガママを聞いて」
苗木「で……でも……!!」
霧切「お願い。大神さんの為にも」ジッ
苗木「…………分かったよ。でも、お願いだから無事に帰ってきてね」
苗木「えっ、あ、ちょっと霧切さん?」
【脱衣所】
苗木「えーと、どうしたの? 一緒にお風呂入る?」
霧切「入らない! あなたにモノクマの注意を引きつけてほしいのよ」
苗木「モノクマの注意を?」
霧切「えぇ、説明するわね」
霧切さんの話を聞くと、どうやら黒幕はモノクマの操作と監視カメラのチェックを同時にできないらしい事。
そして大神さんが残した突破口、学園長室へ入るために、ボクはモノクマの注意を引きつけてほしい、との事だった。
苗木「そんな、危険だよ!!」
霧切「前回はあなたのワガママを聞いてあげたのよ。今回は私のワガママを聞いて」
苗木「で……でも……!!」
霧切「お願い。大神さんの為にも」ジッ
苗木「…………分かったよ。でも、お願いだから無事に帰ってきてね」
>>1
もっと投下スピード上げて
もっと投下スピード上げて
………
……
…
【一階食堂前】
それからボクは言われた通りにモノクマの注意を引きつけて、霧切さんの帰りを待った。
その間は物凄く不安で、前回も彼女はこんな気持ちで待っていたと思うと、申し訳なく思った。
霧切「苗木君」
苗木「あっ、霧切さん!!」
霧切「…………」スタスタ
苗木「え、な、なに……?」
霧切さんは無言で歩いてくる。
そして顔をすぐ近くまで寄せて、
霧切「戦刃むくろに気をつけて」
苗木「えっ……あ」
そっか、モノクマに聞かれると困るのか。
……何というか、残念。
それから一言二言聞いて、彼女の話は終わる。
苗木「キスしてくれるのかと思ったのに」
霧切「っ!! い、いきなりそんな事……できるわけないでしょ……!!///」
苗木「いきなりじゃなかったらしてくれるの?」
霧切「あ……え、えっと……私はもう部屋に戻るわ!!」
なんかこうやって霧切さんをからかうのが癖になってきたような気がする。
もちろん、いつまでもこの関係でいるつもりはないけど、楽しいものは楽しいんだよなぁ。
たぶん、本人からすればたまったものじゃないんだろうけど。
>>878
やめろ馬鹿
やめろ馬鹿
【次の日 武道場】
学級裁判が終わったことで、5階が開放された。
そこには生物室、武道場、植物庭園。そして、血まみれの教室。
最上階という事で、いよいよ学園の謎も大詰めになってきた感じだ。
そんな中、ボクと霧切さんは武道場に来ていた。
校内なのに桜が舞っていて、綺麗な景色が広がっている。
苗木「はい、霧切さん、プレゼント」
霧切「え、これって……桜の花束?」
苗木「うん、本当はイン・ビトロ・ローズが一番良かったんだけど、中々出なくてさ。ほら、こんな景色だし、桜の花束もいいんじゃないかって」ニコ
霧切「あ、ありがとう……///」
良かった、気に入ってもらえたようだ。
桜の花言葉は「優れた美人」。まさに霧切さんにピッタリだ。
霧切「……苗木君。前のセレスさんの話覚えている?」
苗木「セレスさんの話って……」
霧切「あなたは、私かみんな、どちらか一方しか取れない選択を迫られた時……どうするの?」
苗木「……それは」
当然そんなすぐに選べるような問題じゃない。
霧切さんはボクにとって一番大切な人だ。でも、だからって他のみんなを犠牲にする事なんてできない。
苗木「選べないよ……そんなの、ボクは……」
霧切「……私も、そうなの」
苗木「え?」
霧切「苗木君とみんな、どちらかを取らなければいけないって考えた時、答えなんて出なかった。たぶん以前までは迷わずみんなを取っていたんだろうけど」
ギュッ
霧切さんは静かに、ボクの胸の中に収まった。
霧切「時間が許せばいつまでもこうしていたい。そう思ってしまうの」
苗木「…………それ告白でおk?」
霧切「違うわ」
苗木「……そ、そうですか」
霧切「私は……あなたにみんなを選択してもらいたい……。私の為にみんなを犠牲にしてほしくない」
苗木「どんな事があってもキミを見捨てるような事はしない。絶対に」
霧切「ふふ……どうせそう言うと思っていたわ」
ギュッと、霧切さんはボクに回した腕の力を強くする。
ボクも負けじと、同じように彼女に回した腕の力を強める。
そのままボク達は、桜が舞う中でしばらく抱き合っていた。
【食堂】
十神「おい霧切、鍵をよこせ」
苗木「ちょっと待てよかませメガネ」
素性の知れない霧切さんに自分の事を話させようと考えた結果、十神クンはとんでもない行動に出た。
当然、ボクがそんなものを許せるわけがない。
これ以上言うようなら、あのメガネ叩き割ってやる。
霧切「いいわ」
なんと、霧切さんは簡単に十神クンに鍵を渡してしまった。
ボクは思わず呆然と、そして鍵を受け取った十神クン自身も目を丸くしていた。
十神「貴様……そこまで……」ギリッ
霧切「これで用は済んだでしょ。私は行くわ」
苗木「あ、待ってよ霧切さん!!」
ボクは急いで彼女を追って食堂を出る。
苗木「霧切さん、これだとキミは部屋に入れないじゃないか! どこで寝るの!?」
霧切「……あなたは気にしなくていいわ」
苗木「そんなわけにはいかないよ!! あ、そうだ、ボクの部屋に来なよ!!」
霧切「下心が見え見えだから遠慮しておくわ」
苗木「そ、そんな事ないって……絶対手を出さないって誓うから!!」
霧切「それより苗木君、あなたには頼みがあるの」
また霧切さんはモノクマに聞かれないように顔を近付けてくる。
霧切「昨日手に入れた鍵がどこのものか調べたいの。モノクマの注意を引きつけてくれる?」
苗木「鍵って……学園長室にあったもの……?」
霧切「えぇ。大丈夫、今度もきっと上手くやるわ」
苗木「…………信じるよ。約束してね、絶対に無事に戻ってくるって」
霧切「分かったわ。ありがとう、苗木君」
それから、ボクは言われた通りにモノクマの注意を引きつけた。
その時から、霧切さんは姿を消した。
【深夜 苗木の部屋】
苗木「ぐっ……はぁ……はぁ……!!」
風邪を引いた。
こんな状況なのに自分でも呑気だなとは思うけど、苦しいものは苦しい。
そして、ぼんやりとした意識の中で。
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