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元スレ憧「脱出ゲーム……」咲「論理パズル?」淡「ナニソレー?」
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ちょうど1半荘で燃え尽きる怜が二人いる
南場第二局の終わりを知るにはどうしたら良いか
南場第二局の終わりを知るにはどうしたら良いか
次の部屋
咲「なんか、人形があるね」
憧「この人形、誰かに似てるような……」
スピーカー「はいはい、さっそく問題よ」
スピーカー「テル、サキ、クボ、イケダ、ミハル、トシ、クルミ、シロの8人が旅をしていると、川にさしかかりました」
スピーカー「向こう岸に渡りたいのですが、船は一隻しかありません」
スピーカー「船には同時に二人しか乗ることができず、船をこぐことができるのは、テル、クボ、トシの三人だけです」
スピーカー「しかし、クボはトシがいないと、クルミとシロを殺してしまいます」
スピーカー「またトシは、クボがいないと、イケダとミハルを殺してしまいます」
スピーカー「さらに、テルがいないとサキは、テル以外の全員を猟奇的な方法で殺してしまいます」
スピーカー「全員が無事に向こう岸に渡るには、どうすればいいでしょうか?」
スピーカー「それじゃ、頑張ってねー」
咲「なんか、人形があるね」
憧「この人形、誰かに似てるような……」
スピーカー「はいはい、さっそく問題よ」
スピーカー「テル、サキ、クボ、イケダ、ミハル、トシ、クルミ、シロの8人が旅をしていると、川にさしかかりました」
スピーカー「向こう岸に渡りたいのですが、船は一隻しかありません」
スピーカー「船には同時に二人しか乗ることができず、船をこぐことができるのは、テル、クボ、トシの三人だけです」
スピーカー「しかし、クボはトシがいないと、クルミとシロを殺してしまいます」
スピーカー「またトシは、クボがいないと、イケダとミハルを殺してしまいます」
スピーカー「さらに、テルがいないとサキは、テル以外の全員を猟奇的な方法で殺してしまいます」
スピーカー「全員が無事に向こう岸に渡るには、どうすればいいでしょうか?」
スピーカー「それじゃ、頑張ってねー」
天秤ずっと考えてやっと解けたけどこれどう説明するつもりなんだ
何通りもの場合を説明しなきゃならんぞ
何通りもの場合を説明しなきゃならんぞ
淡「サキって、サキーのことかな?」
咲「私そんなに凶暴じゃないよう……」
さっ
咲「え? なんでみんな距離とって……」
咲「ぅぅ……」
怜「冗談や冗談! 冗談やから、そんな涙目にならんでも……」
淡「ごめんね咲」
憧「ジョークにしても少し意地悪だったね、ちょっと反省」
咲「うん、良かった……」
淡「それじゃあ、さっそく問題を考えよう」
憧「できた」
淡「だから早いって!」
咲「私そんなに凶暴じゃないよう……」
さっ
咲「え? なんでみんな距離とって……」
咲「ぅぅ……」
怜「冗談や冗談! 冗談やから、そんな涙目にならんでも……」
淡「ごめんね咲」
憧「ジョークにしても少し意地悪だったね、ちょっと反省」
咲「うん、良かった……」
淡「それじゃあ、さっそく問題を考えよう」
憧「できた」
淡「だから早いって!」
怜「さすがやなー」
咲「憧ちゃんほんとすごいね」
憧「たまたまよ」
憧「それに川渡りパズルってけっこうベタだし」
淡「はいはいー、私もわかっちゃったかもー」
憧「……」
怜「一応言うてみ」
淡「お――」
怜「泳いで渡る禁止な」
淡「――よいでわた、ってなんでー!」
淡「むー、トキーのいじわるー」
咲「きっとみんな泳げないって設定なんだよ」
咲「憧ちゃんほんとすごいね」
憧「たまたまよ」
憧「それに川渡りパズルってけっこうベタだし」
淡「はいはいー、私もわかっちゃったかもー」
憧「……」
怜「一応言うてみ」
淡「お――」
怜「泳いで渡る禁止な」
淡「――よいでわた、ってなんでー!」
淡「むー、トキーのいじわるー」
咲「きっとみんな泳げないって設定なんだよ」
怜「しっかしこの問題も難しいなあ」
怜「特に、サキがテル以外のみんなを、出来る限りの残虐な方法で殺してしまうのが偉い迷惑やわ」
咲「うう……なんかごめんなさい」
淡「そだねー、サキーがいなければ簡単なのに」
咲「ぅぅぅ」
淡「ていうか、テルが見てないと全員をむごたらしく皆殺しにするって、どういう教育受けてきたの!? 凶暴ってレベルじゃないよ!」
怜「きっと精神に異常抱えてるんやでー」
咲「ぅぅぅぅ」
憧「あんたら、咲をいじめすぎでしょ」
憧「咲も、ただ名前が同じってだけなんだから、気にしなくていいよ」
咲「うん……憧ちゃんありがとう」
怜「特に、サキがテル以外のみんなを、出来る限りの残虐な方法で殺してしまうのが偉い迷惑やわ」
咲「うう……なんかごめんなさい」
淡「そだねー、サキーがいなければ簡単なのに」
咲「ぅぅぅ」
淡「ていうか、テルが見てないと全員をむごたらしく皆殺しにするって、どういう教育受けてきたの!? 凶暴ってレベルじゃないよ!」
怜「きっと精神に異常抱えてるんやでー」
咲「ぅぅぅぅ」
憧「あんたら、咲をいじめすぎでしょ」
憧「咲も、ただ名前が同じってだけなんだから、気にしなくていいよ」
咲「うん……憧ちゃんありがとう」
リーチ棒って蝋燭みたいに先っちょから燃え尽きていくタイプでいいよね?
紙を燃やすときのように周り全面から火の玉みたいに燃えるんじゃなくて
紙を燃やすときのように周り全面から火の玉みたいに燃えるんじゃなくて
怜「うーん、三つのグループに分けて考えたほうがええよな」
怜「テルとサキグループ、クボとイケダとミハルグループ、トシとクルミとシログループ」
怜「……どっちしろ、サキがやっかいやなあ」
淡「やっぱ泳いで――」
怜「却下」
淡「ええー」
……
…
咲「憧ちゃん、お願い」
怜「頼むでー」
淡「がんばれアコー」
憧「はいはい」
怜「テルとサキグループ、クボとイケダとミハルグループ、トシとクルミとシログループ」
怜「……どっちしろ、サキがやっかいやなあ」
淡「やっぱ泳いで――」
怜「却下」
淡「ええー」
……
…
咲「憧ちゃん、お願い」
怜「頼むでー」
淡「がんばれアコー」
憧「はいはい」
憧「――――」
スピーカー「正解」
淡「さっすが!」
怜「今回は、私も冗談抜きでいいところまで行ったんやけどなあ……」
咲「確かに園城寺さん、途中までは当たってましたね」
淡「私もけっこう惜しかったね」
怜「あんたは『みんなで泳いで渡る』しか言ってなかった気がするんやけど」
スピーカー「正解」
淡「さっすが!」
怜「今回は、私も冗談抜きでいいところまで行ったんやけどなあ……」
咲「確かに園城寺さん、途中までは当たってましたね」
淡「私もけっこう惜しかったね」
怜「あんたは『みんなで泳いで渡る』しか言ってなかった気がするんやけど」
咲「…………」
咲「あの……」
咲「……これってもし問題に間違ったらどうなるんでしょうか?」
怜「あー、映画やと、間違ったら死ぬってのがお約束やけど、どうなんやろうな」
咲「え? 死ぬ……?」
淡「うん! 首がちょん切れたり、ワイヤーで体がサイコロステーキなったり、硫酸がどばーってかかって皮膚がとけたり」
淡「感電死したり、爆弾で頭が―ー」
咲「ぁぁぁ」
咲「ぅぅっ、うわああああああああああああああああああああーん!」ひっく
淡「えっ……?」
咲「あの……」
咲「……これってもし問題に間違ったらどうなるんでしょうか?」
怜「あー、映画やと、間違ったら死ぬってのがお約束やけど、どうなんやろうな」
咲「え? 死ぬ……?」
淡「うん! 首がちょん切れたり、ワイヤーで体がサイコロステーキなったり、硫酸がどばーってかかって皮膚がとけたり」
淡「感電死したり、爆弾で頭が―ー」
咲「ぁぁぁ」
咲「ぅぅっ、うわああああああああああああああああああああーん!」ひっく
淡「えっ……?」
天秤と船渡しは解いたことあるけどすぐ忘れて
いつも思い出せないから困る
いつも思い出せないから困る
憧「あんたら、なに咲を泣かしてんのよ」ジトー
淡「あわわわこれは……」
咲「あああああ……私、死にたくないよ……ひっく」ぐすっ
淡「どーしよどーしよ」おろおろ
淡「ごめんねごめんね」
怜「大丈夫や!」
怜「大丈夫やでー咲ちゃん」
咲「ぅぅ……園城寺さん?」
怜「私が必ず、ここから連れ出したるっ」
怜「私病弱やけど、咲ちゃんを守るくらい、よゆーやでー」
咲「園城寺さん……」ぐすっ
怜「それに四人で力を合わせれば、ここから出ることなんて、らくしょーや……私病弱やけど」
淡「うんうん、そうだよー、今までだって、みんなで協力してここまできたじゃん!」
憧「そうだね」
淡「だから、この先だって、みんなで協力すればみんな無事にここから出られるよ!」
淡「あわわわこれは……」
咲「あああああ……私、死にたくないよ……ひっく」ぐすっ
淡「どーしよどーしよ」おろおろ
淡「ごめんねごめんね」
怜「大丈夫や!」
怜「大丈夫やでー咲ちゃん」
咲「ぅぅ……園城寺さん?」
怜「私が必ず、ここから連れ出したるっ」
怜「私病弱やけど、咲ちゃんを守るくらい、よゆーやでー」
咲「園城寺さん……」ぐすっ
怜「それに四人で力を合わせれば、ここから出ることなんて、らくしょーや……私病弱やけど」
淡「うんうん、そうだよー、今までだって、みんなで協力してここまできたじゃん!」
憧「そうだね」
淡「だから、この先だって、みんなで協力すればみんな無事にここから出られるよ!」
咲「みなさん……」ぐすっ
咲「そうですよね、みんなで力を合わせれば、ここから必ず無事に出られますよね!」
怜「そやでー」
淡「うんうん!」
淡「みんな、力を合わせてがんばろう! おー!」
怜「おー」
咲「おー」
憧「おー」
……
…
咲「そうですよね、みんなで力を合わせれば、ここから必ず無事に出られますよね!」
怜「そやでー」
淡「うんうん!」
淡「みんな、力を合わせてがんばろう! おー!」
怜「おー」
咲「おー」
憧「おー」
……
…
淡「というかさ、問題が悪いよね」
怜「それはあるなあ」
淡「やたら難しいし、出題者はセンスないよ」
淡「だって私らってみんな麻雀やってるじゃん?」
淡「それなのに麻雀関係ない問題ばっかりだし」
怜「そやそや」
咲「そ、そうだね」
淡「もっと麻雀に関係のある問題出してよって話」
淡「あ、でも何きる?とか牌効率の問題とか出されても、正直わかんないんだけどねー」
怜「私も知識とかはほぼ三軍レベルやから、多分無理やなー」
咲「私も……」
淡「私らって能力に頼った打ち方してるから、麻雀の理論とかあまりわかんないよね」
淡怜咲「HAHAHAHAHA!!」
憧(ダメだコイツら、早くなんとかしないと……)
…
……
怜「それはあるなあ」
淡「やたら難しいし、出題者はセンスないよ」
淡「だって私らってみんな麻雀やってるじゃん?」
淡「それなのに麻雀関係ない問題ばっかりだし」
怜「そやそや」
咲「そ、そうだね」
淡「もっと麻雀に関係のある問題出してよって話」
淡「あ、でも何きる?とか牌効率の問題とか出されても、正直わかんないんだけどねー」
怜「私も知識とかはほぼ三軍レベルやから、多分無理やなー」
咲「私も……」
淡「私らって能力に頼った打ち方してるから、麻雀の理論とかあまりわかんないよね」
淡怜咲「HAHAHAHAHA!!」
憧(ダメだコイツら、早くなんとかしないと……)
…
……
>>71
確かにリー棒だったら燃やしても半分の位置がわかるしな
確かにリー棒だったら燃やしても半分の位置がわかるしな
…
スピーカー「はいはい問題」
スピーカー「ある麻雀部の部員の90%は萬子を食べます」
スピーカー「また80%は筒子を食べます」
スピーカー「また70%は索子を食べます」
スピーカー「さらに60%は字牌を食べます」
スピーカー「ただしこれら4種類の牌全部を食べる部員はいません。では、この麻雀部の何%の部員が牌を食べるでしょうか?」
怜「なんか色んな意味で頭が痛くなる問題やなー」
咲「牌を……食べる?」
淡「筒子とか美味しそうだよね? 見た目的に」
怜「牌の形したお菓子とかあったら売れるかもしれんなあ……もうあるかもしれんけど」
淡「牌チョコとか美味しそう」
咲「赤い牌はいちご味かな?」
スピーカー「はいはい問題」
スピーカー「ある麻雀部の部員の90%は萬子を食べます」
スピーカー「また80%は筒子を食べます」
スピーカー「また70%は索子を食べます」
スピーカー「さらに60%は字牌を食べます」
スピーカー「ただしこれら4種類の牌全部を食べる部員はいません。では、この麻雀部の何%の部員が牌を食べるでしょうか?」
怜「なんか色んな意味で頭が痛くなる問題やなー」
咲「牌を……食べる?」
淡「筒子とか美味しそうだよね? 見た目的に」
怜「牌の形したお菓子とかあったら売れるかもしれんなあ……もうあるかもしれんけど」
淡「牌チョコとか美味しそう」
咲「赤い牌はいちご味かな?」
憧(何言ってるのこいつら……)
憧(牌の形したお菓子なんて食べる気なくすでしょ普通)
憧(まあでもここは適当に話し合わせとくか)
憧「いーそうとか甘くて美味しそうだよね」
怜「え?」
淡「え?」
咲「え?」
憧「え?」
怜「麻雀牌が美味しそうとか……あんた何ゆっとんの?」
怜「マジキチやなー」
淡「どうしたのアコ? なんか悩みでもあるの?」
淡「話くらいなら聞くよ」
咲「牌なんて食べたらお腹壊しちゃうよ」
憧「いやいやいやいやいやいやいや」
憧(牌の形したお菓子なんて食べる気なくすでしょ普通)
憧(まあでもここは適当に話し合わせとくか)
憧「いーそうとか甘くて美味しそうだよね」
怜「え?」
淡「え?」
咲「え?」
憧「え?」
怜「麻雀牌が美味しそうとか……あんた何ゆっとんの?」
怜「マジキチやなー」
淡「どうしたのアコ? なんか悩みでもあるの?」
淡「話くらいなら聞くよ」
咲「牌なんて食べたらお腹壊しちゃうよ」
憧「いやいやいやいやいやいやいや」
憧「おかしーでしょ、なにこの手のひら返し」
咲「おかしだけに……?」ボソッ
憧「あんたたち、つい数秒前まで、どの牌が美味しそうとか、牌の形したお菓子とか楽しそうに話してたじゃん!」
淡「いや、だって……冷静になってみると、牌の形したお菓子って、食欲なくすよね?」
淡「テルーでも食べないよそんなの」
怜「絶対売れへんな」
咲「なんか、想像しただけでお腹痛くなってきたよ」
憧「さっきと言ってることが真逆なんですがっ!」
憧「なんで人をからかう時だけ無駄にチームワーク発揮すんのよ!」
咲「あはは……」
咲「おかしだけに……?」ボソッ
憧「あんたたち、つい数秒前まで、どの牌が美味しそうとか、牌の形したお菓子とか楽しそうに話してたじゃん!」
淡「いや、だって……冷静になってみると、牌の形したお菓子って、食欲なくすよね?」
淡「テルーでも食べないよそんなの」
怜「絶対売れへんな」
咲「なんか、想像しただけでお腹痛くなってきたよ」
憧「さっきと言ってることが真逆なんですがっ!」
憧「なんで人をからかう時だけ無駄にチームワーク発揮すんのよ!」
咲「あはは……」
…
……
憧「…………」
淡「アコー機嫌なおしてよー」
怜「ちょっとした冗談やん」
淡「ねー」
憧「……」
咲「あの……ごめんなさい」
憧「……」
憧「はあ……そうだね」
憧「あたしもあんなことで腹を立てて大人げなかった」
憧「あと咲は悪くないから謝らないでいいから」
……
憧「…………」
淡「アコー機嫌なおしてよー」
怜「ちょっとした冗談やん」
淡「ねー」
憧「……」
咲「あの……ごめんなさい」
憧「……」
憧「はあ……そうだね」
憧「あたしもあんなことで腹を立てて大人げなかった」
憧「あと咲は悪くないから謝らないでいいから」
淡「じゃあこれで仲直りだね」
憧「そーね」
怜「お詫びに膝枕したるわ―ー」
憧「そんこと別に――」
怜「―ー淡が」
憧「って人にさせんな! せめてそこは自分でやろうよっ! いやっ、やらなくていいけど」
怜「どっちやねん」
憧「そーね」
怜「お詫びに膝枕したるわ―ー」
憧「そんこと別に――」
怜「―ー淡が」
憧「って人にさせんな! せめてそこは自分でやろうよっ! いやっ、やらなくていいけど」
怜「どっちやねん」
怜「いや、だってな」
怜「淡のほうが膝枕に適した太ももやと……そう膝枕ソムリエの勘が告げているんや」
淡「これって私褒められてる?」
怜「最大級の賛辞やでー」
淡「やったー」
怜「淡は自分の太もも、誇りに思ってええでー」
淡「えへへ」
淡「……」ぽふっ
憧「ん? 急に女の子座りしてどうしたの?」
淡「ばっちこい」ぽんぽん
憧「いやいや、やらないから、ぽんぽんじゃないから」
淡「えー、私の膝枕は高校100年生級だよー」
怜「うちが保証するでー」
怜「淡のほうが膝枕に適した太ももやと……そう膝枕ソムリエの勘が告げているんや」
淡「これって私褒められてる?」
怜「最大級の賛辞やでー」
淡「やったー」
怜「淡は自分の太もも、誇りに思ってええでー」
淡「えへへ」
淡「……」ぽふっ
憧「ん? 急に女の子座りしてどうしたの?」
淡「ばっちこい」ぽんぽん
憧「いやいや、やらないから、ぽんぽんじゃないから」
淡「えー、私の膝枕は高校100年生級だよー」
怜「うちが保証するでー」
淡「ほら、トキーもこう言ってるし、恥ずかしがらずにおいでよ」ぽんぽん
憧「遠慮しとく」
怜「なんや憧は意外と、シャイなんやなー」
淡「ふふっ、恥ずかしがり屋さんなんだね」
憧「う、うっさい!」
怜「……」
怜「ふう……」
怜「なんかいっぱい喋ったから、少し疲れたわー……」
憧「完全に自業自得なんですがそれは……」
怜「私病弱やし……」
淡「ふんふんっ!」ぽんぽん
怜「おっ、じゃあ遠慮なく」ぽふっ
怜「……」
怜「ふむっ……竜華には負けるけど、中々いい太ももやなー」
憧「遠慮しとく」
怜「なんや憧は意外と、シャイなんやなー」
淡「ふふっ、恥ずかしがり屋さんなんだね」
憧「う、うっさい!」
怜「……」
怜「ふう……」
怜「なんかいっぱい喋ったから、少し疲れたわー……」
憧「完全に自業自得なんですがそれは……」
怜「私病弱やし……」
淡「ふんふんっ!」ぽんぽん
怜「おっ、じゃあ遠慮なく」ぽふっ
怜「……」
怜「ふむっ……竜華には負けるけど、中々いい太ももやなー」
淡「むーっ」ムスー
怜「なんや、竜華に負けるって言われたのが気に食わんみたいやな?」
憧(膝枕してもらってるのに態度でかいなー、この人)
怜「淡の太ももはかなりええで、うん。トップクラスや! 私の見立てに間違いはなかった」
怜「けどな、上には上がいるんや」
怜「竜華は膝枕界の宮永照みたいなもんやからな」
怜「さすがの淡も、宮永照には勝てんやろ?」
淡「うーーー、それならしょうがないかも……」
憧(あれ……あたしがバカなのかな?)
憧(この人達の会話が、全然理解できないんだけど……)
憧(むしろ理解したくないっていうか……)
……
…
怜「なんや、竜華に負けるって言われたのが気に食わんみたいやな?」
憧(膝枕してもらってるのに態度でかいなー、この人)
怜「淡の太ももはかなりええで、うん。トップクラスや! 私の見立てに間違いはなかった」
怜「けどな、上には上がいるんや」
怜「竜華は膝枕界の宮永照みたいなもんやからな」
怜「さすがの淡も、宮永照には勝てんやろ?」
淡「うーーー、それならしょうがないかも……」
憧(あれ……あたしがバカなのかな?)
憧(この人達の会話が、全然理解できないんだけど……)
憧(むしろ理解したくないっていうか……)
……
…
怜「休憩終了やー」
咲「気を取り直して、問題がんばるよ」
淡「おー」
怜「そういや、問題でてたのすっかり忘れとったわ」
淡「私なんて、閉じ込められてることすら忘れてたからね」
憧「忘れちゃダメそれっ!」
咲「あはは……」
怜「確か、おいしく麻雀牌を食べる問題やったな」
憧「まああながち間違ってないけどさ……」
怜「そして私は答えがわかったで」
淡「私もー」
憧「……」
咲「気を取り直して、問題がんばるよ」
淡「おー」
怜「そういや、問題でてたのすっかり忘れとったわ」
淡「私なんて、閉じ込められてることすら忘れてたからね」
憧「忘れちゃダメそれっ!」
咲「あはは……」
怜「確か、おいしく麻雀牌を食べる問題やったな」
憧「まああながち間違ってないけどさ……」
怜「そして私は答えがわかったで」
淡「私もー」
憧「……」
憧「一応聞こうか」
怜「常識的に考えて、牌なんて食べられないんやから、答えは0%や!」
淡「おお、同じ結論だ!」
怜「この問題は常識力を問うやつやったんや」
憧「……」
憧「問題の条件無視してるからそれ……」
憧(もう正解するつもりすらないみたいね……)
咲「あの……」
咲「もしかして憧ちゃんはもう、解けてたりしちゃうのかな?」
憧「うん、まあね」
淡「さっすが!」
怜「予想通り過ぎて逆につまらんなあ」
怜「常識的に考えて、牌なんて食べられないんやから、答えは0%や!」
淡「おお、同じ結論だ!」
怜「この問題は常識力を問うやつやったんや」
憧「……」
憧「問題の条件無視してるからそれ……」
憧(もう正解するつもりすらないみたいね……)
咲「あの……」
咲「もしかして憧ちゃんはもう、解けてたりしちゃうのかな?」
憧「うん、まあね」
淡「さっすが!」
怜「予想通り過ぎて逆につまらんなあ」
憧「色々解き方はあると思うけど」
憧「まず萬子を食べるのが90%で筒子を食べるのが80%でしょ?」
憧「つまり両方を食べるのが、最低でも70%はいるわけ」
憧「そして索子を食べるのが70%だから、その三種類を食べるのが、最低でも40%はいる」
咲「70%と70%だから、最低でも40%は重なっちゃうわけだね」
憧「で、四種類の牌全部を食べる部員はいないから、残りの60%が字牌を食べる部員ってことになる」
咲「あ、ってことは」
憧「そう、麻雀牌を食べない部員は一人もいないことになる」
憧「つまり麻雀牌を食べる部員は100%」
憧「まず萬子を食べるのが90%で筒子を食べるのが80%でしょ?」
憧「つまり両方を食べるのが、最低でも70%はいるわけ」
憧「そして索子を食べるのが70%だから、その三種類を食べるのが、最低でも40%はいる」
咲「70%と70%だから、最低でも40%は重なっちゃうわけだね」
憧「で、四種類の牌全部を食べる部員はいないから、残りの60%が字牌を食べる部員ってことになる」
咲「あ、ってことは」
憧「そう、麻雀牌を食べない部員は一人もいないことになる」
憧「つまり麻雀牌を食べる部員は100%」
怜「うんうん、私と全く同じ答えや」
淡「私もー」
怜「考え方まで全く同じだったわ」
淡「ねー」
怜「」ジー
淡「」ジー
憧(うーわー、すごくつっこんで欲しそうな目でこっちを見てる……)
憧(つっこみたくない、つっこみたくないけど……つっこまないと余計面倒くさそうだし……)
憧「いやいや、あんたらさっき全然違うこと言ってたじゃん!!」ビシッ
憧(あれ……なんかこれ、凄い恥ずかしいだけど……)
憧(どう考えても、人として恥ずかしいこと言ってるのはあっちなのに、なんであたしのほうが恥ずかしくなってんの?!)
淡「」ニヤニヤ
怜「」ニヤニヤ
淡「私もー」
怜「考え方まで全く同じだったわ」
淡「ねー」
怜「」ジー
淡「」ジー
憧(うーわー、すごくつっこんで欲しそうな目でこっちを見てる……)
憧(つっこみたくない、つっこみたくないけど……つっこまないと余計面倒くさそうだし……)
憧「いやいや、あんたらさっき全然違うこと言ってたじゃん!!」ビシッ
憧(あれ……なんかこれ、凄い恥ずかしいだけど……)
憧(どう考えても、人として恥ずかしいこと言ってるのはあっちなのに、なんであたしのほうが恥ずかしくなってんの?!)
淡「」ニヤニヤ
怜「」ニヤニヤ
淡「いやー、アコのツッコミは、すんごいキレキレだねー」ニヤニヤ
怜「ホンマ、本場の大阪人のうちもびっくりの鋭いツッコミやわー」ニヤニヤ
憧「ぅっ」
淡「あんれー、アコー、なんか顔赤くない?」
憧「べ、別に赤くないからっ!」
怜「いやいや、顔真っ赤やでー」
怜「もしかしたら熱でもあるのかもしれんなー」
怜「ほれ、おでこくっつけて熱はかろうやー」
淡「」ニヤニヤ
怜「」ニヤニヤ
憧「…………ぅぅ」
憧「あほーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
淡「アコが壊れたー」
……
…
怜「ホンマ、本場の大阪人のうちもびっくりの鋭いツッコミやわー」ニヤニヤ
憧「ぅっ」
淡「あんれー、アコー、なんか顔赤くない?」
憧「べ、別に赤くないからっ!」
怜「いやいや、顔真っ赤やでー」
怜「もしかしたら熱でもあるのかもしれんなー」
怜「ほれ、おでこくっつけて熱はかろうやー」
淡「」ニヤニヤ
怜「」ニヤニヤ
憧「…………ぅぅ」
憧「あほーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
淡「アコが壊れたー」
……
…
…
憧「はあ……」
憧「なんかすごい疲れた……」
淡「膝枕する?」
憧「いいよ、それはもう……」
怜「ツッコミにもキレがないでー」
憧「ほんと誰のせいよ……」
咲「あはは……」
スピーカー「はいはいー、前置きとかすっとばして問題」
スピーカー「白の牌がたくさん入った袋が10袋あります。白の牌の重さはどれも一枚100gです」
淡「また白ー?」
スピーカー「ですが、1袋だけ、メイドインなんとかの、パチもんが入った袋があります」
スピーカー「偽物の白の牌は本物より1g軽く、99gです」
スピーカー「本物が入った袋には全ての本物の牌が、偽物が入った袋には全て偽物の牌が入っています」
スピーカー「どの袋にも少なくとも100枚以上の牌が入ってます。はかりたい物をのせ、ボタンを押すと、重さを表示するはかりを一回だけ使って、偽物の白が入った袋をみつけるにはどうすればいいでしょう?」
憧「はあ……」
憧「なんかすごい疲れた……」
淡「膝枕する?」
憧「いいよ、それはもう……」
怜「ツッコミにもキレがないでー」
憧「ほんと誰のせいよ……」
咲「あはは……」
スピーカー「はいはいー、前置きとかすっとばして問題」
スピーカー「白の牌がたくさん入った袋が10袋あります。白の牌の重さはどれも一枚100gです」
淡「また白ー?」
スピーカー「ですが、1袋だけ、メイドインなんとかの、パチもんが入った袋があります」
スピーカー「偽物の白の牌は本物より1g軽く、99gです」
スピーカー「本物が入った袋には全ての本物の牌が、偽物が入った袋には全て偽物の牌が入っています」
スピーカー「どの袋にも少なくとも100枚以上の牌が入ってます。はかりたい物をのせ、ボタンを押すと、重さを表示するはかりを一回だけ使って、偽物の白が入った袋をみつけるにはどうすればいいでしょう?」
淡「今度は天秤じゃなくて、量りなんだね」
怜「多分そこがポイントなんやなー」
憧「ラーメン食べたい……」
淡「あれー、アコーがアホーになっちゃった」
憧「ジャージ食べたい……」
怜「これは私らが頑張らんといけんみたいやな」
憧「いやー、一応解けたけどねー……」
淡「え、うそ」
憧「そんな難しい問題じゃないしね……」
憧「多分、気付く人なら10秒くらいで解けるんじゃないかな……」
怜「なんやってー」
淡「ぐぬぬ、多少アホになっても私と同じくらいの賢さはあるんだね」
咲「え……?」
怜「多分そこがポイントなんやなー」
憧「ラーメン食べたい……」
淡「あれー、アコーがアホーになっちゃった」
憧「ジャージ食べたい……」
怜「これは私らが頑張らんといけんみたいやな」
憧「いやー、一応解けたけどねー……」
淡「え、うそ」
憧「そんな難しい問題じゃないしね……」
憧「多分、気付く人なら10秒くらいで解けるんじゃないかな……」
怜「なんやってー」
淡「ぐぬぬ、多少アホになっても私と同じくらいの賢さはあるんだね」
咲「え……?」
怜「私らも一応挑戦してみるか」
淡「誰が最初に解けるか競争だね」
咲「難しそうだけど私も頑張ってみる」
憧「ちょっとあたしは休憩しとくね……」ぐてー
咲「うん」
怜「とりあえず、袋から牌を出さんといけんやろうなー」
淡「あ、そうだね」
怜「重さがわかってるんやから、それを利用すれば……」
怜「でも一回ってのがきっついなあ……問題が間違ってるんやないやろうか」
咲「でも憧ちゃんは解けたって言ってましたよ」
怜「そやなー」
……
…
淡「誰が最初に解けるか競争だね」
咲「難しそうだけど私も頑張ってみる」
憧「ちょっとあたしは休憩しとくね……」ぐてー
咲「うん」
怜「とりあえず、袋から牌を出さんといけんやろうなー」
淡「あ、そうだね」
怜「重さがわかってるんやから、それを利用すれば……」
怜「でも一回ってのがきっついなあ……問題が間違ってるんやないやろうか」
咲「でも憧ちゃんは解けたって言ってましたよ」
怜「そやなー」
……
…
怜「あれ? もしかするとできたかもしれん」
憧「へー」
怜「なんやその反応? 今回はガチやって」
淡「ふーん、どんな?」
怜「いや、今答え言ってもどうせ淡は、『私も同じこと考えてたー』とか言うやろ」
淡「言わないよー」むぅー
怜「だから憧に確認してもらうわ」
憧(なんか趣旨違ってない? まあいいけど)
怜「」ごにょごにょ
憧(うー、息が耳にあたってくすぐったい……)
憧「おお、正解」
怜「ふう……」
怜「…………」ドヤァ
憧(あ、すごい嬉しそう)
淡(ガチだ! ツッコミ待ちとかじゃなくて、ガチのドヤ顔だ!)
憧「へー」
怜「なんやその反応? 今回はガチやって」
淡「ふーん、どんな?」
怜「いや、今答え言ってもどうせ淡は、『私も同じこと考えてたー』とか言うやろ」
淡「言わないよー」むぅー
怜「だから憧に確認してもらうわ」
憧(なんか趣旨違ってない? まあいいけど)
怜「」ごにょごにょ
憧(うー、息が耳にあたってくすぐったい……)
憧「おお、正解」
怜「ふう……」
怜「…………」ドヤァ
憧(あ、すごい嬉しそう)
淡(ガチだ! ツッコミ待ちとかじゃなくて、ガチのドヤ顔だ!)
憧「まあ効率を考えるなら、あと10枚、使う牌を減らせるんだけどね」
怜「これでも千里山のエースやからなー」
憧(あ、全然話聞いてない)
怜「それで淡はできたん?」
淡「うー、まだー」
怜「咲ちゃんはどうや?」
咲「私もまだです……」
怜「まあがんばりやー」
怜「この問題は、閃けば簡単やけどなー」
怜「そう、閃くかどうかやなー」
怜「もっとこう、発想を柔軟にして――」
淡(うるせえ……)
怜「これでも千里山のエースやからなー」
憧(あ、全然話聞いてない)
怜「それで淡はできたん?」
淡「うー、まだー」
怜「咲ちゃんはどうや?」
咲「私もまだです……」
怜「まあがんばりやー」
怜「この問題は、閃けば簡単やけどなー」
怜「そう、閃くかどうかやなー」
怜「もっとこう、発想を柔軟にして――」
淡(うるせえ……)
…
……
淡「できないー」
咲「私もわかんないです……」
怜「しゃーないなあ、私が説明したるわ」
淡「えー、ア――」
怜「まず袋に番号つけるやん、10袋あるから、1から10な」
怜「それで、1の袋からは1枚、2の袋からは2枚……10の袋から10枚って具合で牌を取り出すんや」
咲「あ、なるほど!」
淡「えー、わかんなーい」
怜「そしてそれを量るやん、そしたら全部本物だった時の重さより偽物の枚数だけ軽くなるわけや」
怜「例えば、4の袋に偽物が入って場合、本来の重さ……えっと…………」
憧「そのやり方だと牌を55枚使うから合計で5500gね」
……
淡「できないー」
咲「私もわかんないです……」
怜「しゃーないなあ、私が説明したるわ」
淡「えー、ア――」
怜「まず袋に番号つけるやん、10袋あるから、1から10な」
怜「それで、1の袋からは1枚、2の袋からは2枚……10の袋から10枚って具合で牌を取り出すんや」
咲「あ、なるほど!」
淡「えー、わかんなーい」
怜「そしてそれを量るやん、そしたら全部本物だった時の重さより偽物の枚数だけ軽くなるわけや」
怜「例えば、4の袋に偽物が入って場合、本来の重さ……えっと…………」
憧「そのやり方だと牌を55枚使うから合計で5500gね」
怜「……とにかく全部本物だった場合より4gだけ軽くなる」
怜「1の袋だったら1g、2の袋だったら2gだけ軽くなるってわけや」
咲「すごい……園城寺さんすごいです!」
淡「むー、悔しいけど、これは認めざるを得ないね」
怜「ま、まあな……」
憧(あ、今度はちょっと照れてる)
憧(素直に褒められるの苦手なのかな)
怜「この調子でどんどん行くでー」
……
…
怜「1の袋だったら1g、2の袋だったら2gだけ軽くなるってわけや」
咲「すごい……園城寺さんすごいです!」
淡「むー、悔しいけど、これは認めざるを得ないね」
怜「ま、まあな……」
憧(あ、今度はちょっと照れてる)
憧(素直に褒められるの苦手なのかな)
怜「この調子でどんどん行くでー」
……
…
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