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    元スレ苗木「どきどき修学旅行?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
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    302 = 230 :

    なんやて

    303 :

    工藤

    304 = 203 :

    せやかて

    305 = 257 :

    工藤

    306 = 195 :

    初裁判…ども…

    ボクみたいな最悪に愚劣で生きているのも図々しい奴、他に、いるかい…….いないよね、あはははははははははははははははははははははは

    今日のクラスの会話
    このマロンより大きな男のロマンが とか 破壊神暗黒四天王がかわいい とか
    ま、それが普通だよね

    かたやボクはついさっきまで生きていたあの人の死体を見て、呟くよ
    やはりボクが生き残ってしまったか…… って

    好きな場所 静かな所
    尊敬する人間 超高校級の才能を持つみんな(予備学科生はNO)

    なんて言ってる間にもう学級裁判だよ(笑) あ~あ、コロシアイ修学旅行の辛いとこだね、これ

    309 = 197 :

    【苗木のコテージ】


    シャワーを浴び終えると、そこには替えの服が置いてあった。

    ボクがよく着ているものとは微妙にズレている気もしたが、そのまま着ることにした。

    赤い模様が描かれた白いシャツ、深緑色でフード付きの長いコート、黒いスボンにはチェーンがかかっている。

    部屋に戻ると江ノ島さんは満足そうに微笑んで、


    江ノ島「へぇ、結構いい感じじゃん。でもやっぱもうちょっと身長ほしいなー」ニコ

    苗木「えっと……この服は?」

    江ノ島「スーパーにあったやつ持ってきたんだ。お礼はいいよー」

    苗木「う、うん……」


    なんていうか、こんな状況でも江ノ島さんはいつも通りだ。

    これは無理をして装っているだけか。

    それとも。

    310 :

    カツラかぶったほうがよさそうですね

    311 :

    狛枝降臨

    312 = 262 :

    狛枝

    313 = 203 :

    白髪にした方がいいのではないでしょうか

    314 = 197 :

    江ノ島「ねぇねぇ、ぶっちゃけ苗木が犯人なの? あたしだけにコッソリ教えてよ!」

    苗木「それが目的なんだね……」ハァ

    江ノ島「あはは、まぁね! それでそれで?」

    苗木「さぁ……どうだろうね。とりあえず調べてみないと」

    江ノ島「うわーはぐらかされたー!!!」

    苗木「ちなみに江ノ島さんは誰が犯人だと思ってるの?」

    江ノ島「ん、もちろん苗木だよ?」


    何を言ってるんだろうといったキョトンとした表情で言われてしまった。


    苗木「あー、うん。まぁ普通に考えればそうだよね……あれ、でもそれならどうしてボクと二人になろうって思ったの?」

    江ノ島「別に深い意味はないよ。ただちょっと近くで見たかっただけ」ニコ

    苗木「??」


    江ノ島さんの言葉には首を傾げる事も多いな。

    315 :

    腕奪うなら今がチャンス

    318 = 197 :

    【旧館 トイレ】


    ボクと江ノ島さんが戻ると、トイレでは霧切さんと十神クンが捜査をしていた。

    でもこうして改めて見ると凄まじい出血だな。

    江ノ島さんは袋に入れたボクが着ていた服を置く。


    江ノ島「はいこれ、苗木の服。パクられないように気を付けてねー」ストン

    苗木「誰も盗らないって……」

    霧切「…………えぇ、そうね」

    苗木「なんか今の間すっごく気になるんだけど……」ハァ

    霧切「それより苗木君、その服よく似合っているわ」

    苗木「えっ、あぁ、うん。ありがとう」

    江ノ島「あたしが選んだんだよ!」

    十神「そんな話はどうでもいい。苗木、お前には話すべき事があるはずだぞ」

    苗木「あ、うん。ボクがどうしてこんな所に居たか、だよね」

    319 = 197 :

    十神「そうだ。ここで石丸を刺し殺したから、なのか?」

    苗木「ち、違うよ! ボクも襲われたんだ!」

    霧切「襲われた?」

    苗木「うん……あの事務室に誰かが潜んでたんだ。
       舞園さんのすぐ後ろに居たからボクが何とか助けようと思ったんだけど間に合わなくて…………そういえば舞園さんは大丈夫?」

    霧切「…………?」

    十神「舞園なら今も大広間のソファーで寝ている。お前は話を続けろ、そいつの顔は見なかったのか?」

    苗木「ごめん、なんだか白い布を被っていたから顔がよく見えなくて」

    霧切「体型は?」

    苗木「あの時は無我夢中だったからよく覚えていないんだ……少なくとも不二咲クンみたいに小さくもなかったし、大神さんみたいに大きくもなかったかな」

    十神「ハッキリしないな、つかえん奴め」

    苗木「うっ……」

    霧切「それで、舞園さんが襲われた後は?」

    苗木「その後はいきなり停電して、すぐにボクも気絶させられちゃったよ…………あれ、でも何で犯人はあの暗い中でボクを襲えたんだろう?」

    十神「それはこいつを付けたからだろうな。どうやら暗視スコープのようだ」スッ

    321 :

    …来ちゃった。

    323 = 197 :

    苗木「それはどこに?」

    霧切「トイレの中に落ちていたわか」

    十神「それで、気絶させられたお前は気付いたらトイレで、死んだ石丸の側にいた、というわけか?」

    苗木「うん……ごめん、ボクは気絶させられてたから事件の流れがよく分からないんだ。教えてくれないかな?」

    霧切「……分かったわ。まずあの停電はブレーカーが落ちたのでしょうね、あの瞬間旧館全体が真っ暗になったわ」

    苗木「ブレーカー……」

    十神「ちなみにそのブレーカーはお前と舞園がいた事務室にあるようだぞ」

    苗木「うぐっ……」

    霧切「それで、目が慣れた戦刃さんがブレーカーを戻しに行って、その時事務室で倒れている舞園さんを見つけたの」

    十神「そしてその後苗木がいない事から旧館中を捜索。最後にこのトイレをこじ開けてみると、死んだ石丸と気絶した苗木を発見した、だったな?」

    霧切「えぇ」

    苗木「…………それなら犯人はさ」

    十神「まさか分かったのか? これだけの情報で?」ギョッ

    326 = 197 :

     

    苗木「……ボク、みたいだね?」


    霧切さんと十神クンがポカンとこちらを見ている。

    そして次第に十神クンはイライラをあらわにして、


    十神「つまり、お前は自白した。そういう事でいいんだな……」ギリギリ

    苗木「あはは、そういう事じゃないよ。でも客観的に見たら、どう考えてもボクが犯人だ。
       いやー、参った参った。一体真のクロはどんな手を使ったんだろうね!」ニコニコ

    霧切「なぜ……笑っているの……? あなたがクロにされそうなのよ?」

    苗木「実は少し期待しているんだ、ここまでの事をやったクロはどうしてこんな事をしたのか!
       ただここから抜け出したいからっていうだけならガッカリだけど、もっと素晴らしい理由である可能性もあると思うんだ!」キラキラ

    霧切「……どんな理由があろうとも殺人が許されるわけがないわ」

    苗木「そうかな? よく推理物でもいろあるじゃない、被害者が凄く酷い奴で、犯人にも同情できるパターンとかさ。
       その犯人は自分の強い希望の為に殺人を犯した、それならボクは応援してあげたいなぁ!」

    十神「……やはりこの環境でどこかネジが飛んだんじゃないのかコイツは」

    327 :

    >>321

    328 = 197 :

    苗木「まぁでも、もちろん諦めるつもりはないよ。それじゃ、捜査を続けよっか!」

    霧切「……えぇ、そうね。まず凶器はこのナイフで間違いないと思うわ。死体の傷口とも一致する」

    十神「苗木が握りしめていたものだな」

    苗木「……なんか調べれば調べる程ボクが怪しいね。ていうか二人共、その手に持ってるのは何?」

    霧切「あら、苗木君は受け取っていないの? これは」


    モノクマ「モノクマファイルです!」ドーン


    相変わらずの神出鬼没っぷりを発揮するモノクマ。

    本当にこれどうなっているんだろう?


    モノクマ「というわけで、はい。大事に使えよー!」

    苗木「……なるほどね、被害者の情報を記録してるんだねこれ」


    受け取ったタブレット端末を操作すると、殺された石丸クンの写真とその人型が表示される。

    329 = 203 :

    331 = 197 :

    『被害者は石丸清多夏。外傷は喉の刺し傷のみ、体内から薬物反応あり』


    苗木「……これだけ? 死亡推定時刻とかは?」

    モノクマ「甘えるんじゃない!! これだからゆとりは!!」

    苗木「はいはい、分かったよ」ハァ

    霧切「血が全く乾いていない所を見る限り、石丸君は刺されてからほとんど時間が経っていないわ。
       死斑もない、体温もまだ下がっていない、死後硬直もほとんど進行していないわ」

    十神「……だが、モノクマファイルを読む限りでは、必ずしもこのナイフが死因とは言えないようだな」

    苗木「それって…………この薬物反応の所だよね? まさか、毒?」

    十神「あぁ、カプセルに入れて飲ませれば好きな時に殺す事も可能だ」

    霧切「…………」

    十神「そもそもこの状況がうさんくさい。苗木が犯人だとしたら、なぜナイフを処分せずに握りしめていた? せめて窓から捨てるだろう」

    332 :

    死因ってでなかったっけ

    333 :

    転載禁止厨に送る
    お前生きてて楽しい?
    はっきり言うとお前を見ていると不快感がたっぷりだ
    理由は簡単
    ステマだのロンダだのなら転載禁止は分かる
    だけどこのスレはSSだぞ
    何を転載禁止にする必要性がある?
    お前は転載禁止にしろと言って思い通りに事が運ぶのが楽しくて仕方がない小学生だろ?
    気持ちが悪いよ
    悪いけど俺は社会人だ
    だから時間がない!お前たち学生と違って
    だから良いSSに転載禁止されると読めないから困るんだ
    時間がない俺でもまとめなら辛うじて駅で読めるんだ
    そのささやかな楽しみを奪わないでくれ
    だからやめてくれ
    ↑これを見て転載禁止を促す文章を書く奴そいつは決まりだ
    俺みたいな時間がないやつを困らせる・・・ただそれだけのためにやってるんだ
    だからお前は転載禁止を人を困らせる為にやってる悪人だ
    消えろ

    334 :

    >>332
    アリバイとかに関係してると出なかった気がする

    335 = 197 :

    十神クンの言葉を聞いて、トイレの窓を調べてみる。

    鉄格子がはめられていて腕も通らないけど、ナイフくらいなら捨てることもできるはずだ。


    苗木「うーん、でもそれなら犯人はどうやって鍵をかけたのかな? ここって大神さんが無理矢理開けたんでしょ?」

    十神「その辺りは大方の見当はつく。鍵のつまみの部分を見てみろ」


    言われた通りに調べてみると、何かが付着しているのが分かる。


    苗木「これって……テープ?」

    十神「単純なトリックだ。わざわざ説明しないぞ」

    霧切「……ねぇ、苗木君。あなたは事件前にこのトイレに入った?」

    苗木「うん……他にも掃除当番だった人は入った人も居るんじゃないかな」

    337 = 199 :

    おもしろい

    338 :

    ツイスターゲームにヒントがある気がする
    なにか手がかりがある気がするし舞園と霧切さんにやってもらおう

    339 = 197 :

    霧切「それなら聞きたいのだけど、この床の敷物。最初からあったものかしら?」


    そう言われて視線を下に向けると、気にしていなかったけど白い布が敷かれている。

    何とか記憶を呼び出してみる。なんだか何日も前の出来事であるかのようだ。


    苗木「んー、どうだったかな。確か」

    モノミ「あちしはこんなもの知りまちぇんよ!」ヒョコ

    十神「……盗み聞きか」

    モノミ「ち、違いまちゅ! あちしは耳がいいんでちゅ!」

    霧切「それならこの布は他の場所から持ち込まれた、そういう事でいいのね?」

    モノミ「はい、間違いありまちぇん!」

    十神「コイツの言葉を信じるのか?」チッ

    モノクマ「大丈夫、ウソなんてついたら兄であるボクがオシオキしてあげるよ!」

    モノミ「だからあんたなんてお兄ちゃんなんかじゃないでちゅってー!!」ムキー

    341 = 197 :

     
    そんなモノクマとモノミの騒ぎには関心を向けず、霧切さんは布をめくり上げる。


    霧切「…………これは」

    苗木「どうしたの、霧切さん?」

    霧切「布の下にも血が広がっているわ。それもかなりの量」

    十神「……ふむ」

    苗木「えっと、つまり………」


    少し頭をひねってみる。

    だけど、ボクが何かを言う前に更に霧切さんが口を開いた。


    霧切「それに乾いた血痕もわずかに残っている」

    十神「乾いた血痕だと?」

    霧切「…………」

    343 = 197 :

     
    霧切さんは無言で石丸クンの死体近付く。

    そして彼の出血を調べながら、


    霧切「……石丸クンの口元にも同じく乾いた血痕があるわね」

    苗木「それって……どういう事?」

    霧切「それはまだ分からないわ。でもこの血痕、少しおかしいわね」

    十神「当たり前だ。その床と石丸の口元以外の血は乾いていないんだ」

    霧切「いえ、それ以外にも何か…………」


    そう言って考え込む霧切さん。

    ボクはただ首を傾げる事しかできない。

    344 = 197 :

    充電切れるべ


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