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    元スレ剣心「人を殺しちまったでござる」

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    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - るろうに + - るろうに剣心 + - クロスオーバー + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    神谷道場──

    「ねえ、剣心」

    「今、台所から物音がしなかった?」

    剣心「薫殿も気づいたでござるか」

    「ネズミ……かな?」

    剣心「いや、あれはまちがいなく人の足音」

    剣心「拙者が見てくるから、薫殿は剣路を頼むでござるよ」

    「うん……気をつけてね」

    3 :

    逆刃でも本気で殴れば普通に人死ぬんだよな

    4 :

    剣心「これは不殺の外のことだから大丈夫」

    5 :

    徐々に速度を上げるとかいう回りくどい戦法で両足へし折られた上に
    捕縛後拷問の末に死んだ尖角さん

    6 :

    スレタイで吹いたwww

    7 = 1 :

    ガサゴソ……

    剣心「そこまででござる」ザッ

    強盗「!」ビクッ

    強盗「ちっ、まさかこんな夜更けに起きていやがったとは……!」

    剣心「ここは剣術道場、拙者も剣術の心得がある」

    剣心「おぬしが真夜中を選んで忍び込んだのは」

    剣心「道場の人間との争いを避けたかったからにござろう?」

    剣心「悪いようにはしない。ここは大人しくするでござるよ」

    強盗「ケッ、そんな口車に乗るかってんだ!」

    強盗「この俺が、てめぇみたいなチビにやられるかよ!」チャキッ

    剣心(仕込み杖か……やれやれ仕方ないでござるな)スッ…

    木刀を構える剣心。

    8 :

    アフィカス対策にちゃんと「転載禁止」と書けよ。これも転載されるぞ

    9 :

    スレタイゲスすぎワロチ

    10 = 1 :

    強盗「死ねや、チビ!」ブンッ

    剣心「拙者、もはや飛天の技はほとんど振るえぬが──」ヒュッ

    強盗(き、消えた!?)

    剣心「まだまだ強盗などにおくれは取らん」シュバッ

    ドゴォッ!

    強盗「ぐええっ……!」ドサッ

    剣心(木刀とはいえ剣を振るったのは久々でござるな)

    剣心(とりあえず縄でしばっておいて、朝になったら署長殿に連絡するとしよう)

    剣心「──ん?」

    11 :

    剣心「──ん?」

    にクソワロタwwwwwwwwwwwww

    13 = 1 :

    剣心「…………」

    剣心(この強盗、息を……していない?)

    剣心(いや、そんなまさか! たかが木刀での一撃で!)

    剣心(剣を振るったのは久々だったから、力加減を誤ったか!?)

    剣心「ほら、どうしたでござるか」ユサユサ

    剣心「早く起きるでござるよ」ペチペチ

    剣心「…………」

    剣心「……起きない」

    剣心「みゃ、脈拍は──」スッ…

    剣心(ない……)

    14 = 1 :

    しばらくして、薫が台所にやってきた。

    「剣心!」

    剣心「!」ビクッ

    「なかなか戻ってこないから、心配しちゃったわよ」

    「そこに倒れてるのは……」

    「あら、やっぱり物盗りだったのね! 武器まで持ってるじゃない!」

    「でもさすが剣心ね! あっさりやっつけちゃったんだもん」

    「とりあえず縄でしばってから、一度目を覚まさせて──」

    剣心「薫殿」

    「ん、なに?」

    剣心「拙者──」

    剣心「人を殺しちまったでござる」

    15 = 1 :

    「え……?」

    「ウソ、でしょ……?」

    剣心「本当でござる」

    剣心「拙者が叩き伏せたこの強盗、呼吸も、脈拍もない……」

    剣心「幕末の頃、無数の人に味わわせたあの感覚がよみがえってきた……」

    剣心「力加減を……しくじってしまった……」

    「剣心……」

    「だ、だけど、しょうがないじゃない!」

    「この人は武器を持った強盗なんだし……」

    「十分、当義殺(正当防衛)は成り立つわよ!」

    剣心「いや……そういう問題ではないでござるよ、薫殿」

    16 :

    おろ・・・

    18 = 1 :

    剣心「かつて拙者は縁の作った生き地獄の中で」

    剣心「自分が犯した人斬りの罪と向き合い──」

    剣心「剣と心を賭して闘いの人生を完遂する、という答えを見つけ出した」

    剣心「逆刃刀を弥彦に託した今も、それは変わらぬ」

    剣心「そしてその原点ともいえるのが」

    剣心「もう二度と決して人は殺めぬという“不殺(ころさず)”の誓い……」

    剣心「しかし……拙者はこうしてあっけなく誓いを破ってしまった」

    剣心「もはや、拙者のこれまでの人生は全て水泡に帰したも同然でござる……」

    剣心「刃衛は喜び、斎藤は呆れ、縁は怒り、志々雄は高笑いするでござろう……」

    「け、剣心……」

    19 :

    剣心「強ければ生き弱ければ死ぬ」

    剣心「死んだ奴が悪いでござる」

    21 :

    鉄の塊を頭にフルスイングしてもしなねえ人間がうようよしてんのに木刀くらいで死ぬもんなのか

    22 = 9 :

    >剣心「人を殺しちまったでござる」

    セリフのチョイスwwww

    23 :

    殺しちまつた悲しみに

    24 = 1 :

    「──まだよッ!」

    剣心「薫殿……?」

    「剣心」

    「幕末に明治と、二つの時代で幾度も死線に身を置いてきたあなたが」

    「その全てを乗り越えてこられたのは何故?」

    「それは単にあなたが強かったから、だけじゃないわ」

    「剣心が死闘を乗り越えてこられたのは──」

    「最後まで決して諦めなかったからじゃない!」

    「強盗は死んでなんかいないわ! まだ生きてるのよ!」

    「前に恵さんから救命措置を教えてもらったこともあるし──」

    「諦めず、二人で頑張りましょう!」

    剣心「うむ……そうでござるな! 強盗はまだ生きている!」

    「じゃあ私は胸を圧迫するから、剣心は人工呼吸をお願い!」

    剣心「分かったでござる!」

    26 :

    なんか既にイヤな予感しかしないwww

    27 = 1 :

    朝になった。

    チュンチュン……

    剣心「…………」

    「…………」

    剣心「ダメでござったな……」

    「そうね……」

    剣心「やはり……もう署長殿にありのままを話すしか──」

    「ま、まだよ!」

    「まだ可能性はあるはずだわ!」

    「そうだわ、弥彦と燕ちゃんに相談してみましょう!」

    剣心「うむ、あの二人ならなんとかしてくれるかもしれぬな!」

    28 :

    がんばるなよ!

    そこでがんばるなよ!

    29 = 9 :

    大の大人二人がガキのカップルに殺人の相談かよ

    30 :

    医者はどこだ

    31 = 1 :

    弥彦と燕が道場にやってきた。

    弥彦「チィーッス」

    「おはようございます。薫さん、剣心さん」

    弥彦「すぐに来てくれ、だなんていったい何があったんだよ?」

    剣心「おぬしら若い才能を見込んで、相談したいことがあるのでござるよ」

    弥彦「相談?」

    「剣心さんのお悩みに、私でお役に立てるかどうか……」

    剣心「なに、そう気張らなくていいでござるよ」

    剣心「さっそくだが、物置まで来てくれ」

    32 = 28 :

    気張るに決まってんだろw

    33 = 26 :

    多分剣心、冷汗ダッラダラだろうなwww

    34 :

    物置に隠してる時点でwwwww

    35 = 1 :

    物置──

    弥彦「……なんだこれ? チンピラの人形、か?」

    剣心「いや、れっきとした人間でござる」

    弥彦「な!?」

    「え!?」

    弥彦「人間ってこれ、どう見ても死──」

    「いいえ、弥彦。蘇生する可能性がある以上、死んではいないわ」

    弥彦「でも、まるで血の気がねえし、明らかに死──」

    剣心「死んではいない」

    弥彦「そ、そうだな。まだ、死んじゃいねえな。気絶してるだけだな」

    36 :

    「この学校にいじめなどあってはいけない」って言う私立の校長みたいだな・・

    38 :

    外印さえ生きていれば・・・

    39 = 1 :

    弥彦「でもなんでコイツは死──いや、気絶してんだ?」

    剣心「この男は強盗で、昨夜道場に侵入してきたでござる」

    剣心「武器を持って抵抗してきたので、拙者が木刀で叩き伏せたところ」

    剣心「このように気絶したまま動かなくなってしまった」

    剣心「拙者が“不殺”を破らぬためには」

    剣心「なんとしてもこの強盗を蘇生させねばならぬ」

    剣心「だから、二人にも力を貸して欲しい……!」ザッ

    弥彦と燕に、深々と頭を下げる剣心。

    40 = 9 :

    バカがおる

    41 = 1 :

    剣心「どうか……」

    弥彦「やめろよ、俺らに頭なんか下げるなって!」

    「そうですよ、剣心さん!」

    「剣心もそれだけ本気ってことなのよ……」

    弥彦(剣心……本気で“不殺”を守りたいってことなんだな)

    弥彦「……分かったぜ、剣心。俺もできるかぎりのことはやってみる!」

    「私も……協力させて下さい!」

    剣心「かたじけない、二人とも」

    42 :

    1年後、そこには元気に走り回る強盗の姿が!

    43 = 20 :

    解決しそうにないww

    45 :

    強盗「もう強盗なんてしないよ」

    46 = 1 :

    弥彦「少し考えたんだけどよ」

    弥彦「この“不殺”の象徴ともいえる逆刃刀・真打で」

    弥彦「もう一度打撃を加えてやれば、案外目を覚ますんじゃねーか?」

    剣心「なるほど……さすがは弥彦! いい着眼点でござる!」

    弥彦「よし……じゃあやってみる!」

    弥彦「頼むぜ、逆刃刀!」スラッ…

    剣心(ふむ、弥彦の手にだいぶ馴染んできたようでござるな)

    (かつての剣心を見ているようだわ……。この子、また成長したわね)

    (弥彦君、かっこいい……!)

    弥彦「……よし」チャキッ

    弥彦「おおおおおっ!」ビュアッ

    ズガァッ!

    47 = 26 :

    家電直すんじゃないんだからwwww

    48 :

    おっと、切れちまったでござる

    49 :

    これが活人剣か

    50 = 30 :

    これで、全ての責任は弥彦に


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