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元スレ伊織「アンタたちは夢と魔法の国を、まだまだわかっちゃいないわ!」
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―――
ガチャ
伊織「おはよ……って、3人揃ってどうしたのよ」
響「お、伊織もきたぞ」
真「よしこれで全員か」
伊織「え、何が?」
貴音「まあまあ、まずはこちらに座ってください」
伊織「い、いいけど……何だって言うのよ」ストン
響「ふっふっふ……伊織!」
伊織「なぁに?」
真「今度、4人でディズニーシーに行こう!」
伊織「……」
伊織「……は? ディズニーシー?」
ガチャ
伊織「おはよ……って、3人揃ってどうしたのよ」
響「お、伊織もきたぞ」
真「よしこれで全員か」
伊織「え、何が?」
貴音「まあまあ、まずはこちらに座ってください」
伊織「い、いいけど……何だって言うのよ」ストン
響「ふっふっふ……伊織!」
伊織「なぁに?」
真「今度、4人でディズニーシーに行こう!」
伊織「……」
伊織「……は? ディズニーシー?」
響「ああ、この4人で行こうって皆と話してたんだ!」
伊織「この4人でディズニーシーって……去年と同じじゃない」
真「何言ってんるんだよ~、去年と同じだからいいんじゃないか」
伊織「去年と同じだから……」
伊織「へぇ~……なるほど、そういうことね」
貴音「はい……1年ぶりに、みっきー殿たちに会いに行こうと思い、わたくしが提案させていただきました」
真「1年ぶりに同じメンバーでってのも、特別感あっていいと思ってね。この4人で行こうって話してたんだ」
響「あと自分たちが去年行った後に、トイストーリーのアトラクションも出来たんだろ? それもやってみたかったからさぁ」
伊織「もう……それで3人とも、行く前からそんなにはしゃいでたのね」
伊織「……ていうか、あの後ディズニーリゾートに行ってないのは貴音だけ?」
貴音「わたくしは去年のでぃずにーしー以降は訪れていませんね」
貴音「本当ならば『らんど』にも行ってみたかったのですが、中々予定が合わなかった故……残念です」
伊織「この4人でディズニーシーって……去年と同じじゃない」
真「何言ってんるんだよ~、去年と同じだからいいんじゃないか」
伊織「去年と同じだから……」
伊織「へぇ~……なるほど、そういうことね」
貴音「はい……1年ぶりに、みっきー殿たちに会いに行こうと思い、わたくしが提案させていただきました」
真「1年ぶりに同じメンバーでってのも、特別感あっていいと思ってね。この4人で行こうって話してたんだ」
響「あと自分たちが去年行った後に、トイストーリーのアトラクションも出来たんだろ? それもやってみたかったからさぁ」
伊織「もう……それで3人とも、行く前からそんなにはしゃいでたのね」
伊織「……ていうか、あの後ディズニーリゾートに行ってないのは貴音だけ?」
貴音「わたくしは去年のでぃずにーしー以降は訪れていませんね」
貴音「本当ならば『らんど』にも行ってみたかったのですが、中々予定が合わなかった故……残念です」
響「自分はー、冬に真と二人でディズニーランドに行ったな」
真「やよいと伊織も一緒の予定だったやつだね」
伊織「覚えてるわよ、直前になって予定が狂っちゃったのよね~」
真「そうそれ。でも二人でもすっごく楽しかったから、今度こそみんなで一緒に行こうよ」
貴音「……その時は、わたくしも混ぜていただけるのでしょうか?」
響「お、貴音、もちろんさー! 貴音はランドも未体験だから、みんなで案内してあげるよ」
伊織「他には?」
真「あと……今年の初めに、伊織と美希とボクで、ディズニーシーに行ったか」
伊織「……アレも覚えてるけど、あんまり思い出したくは無いわね」
真「ま、まあ……美希が暴走するから結構疲れたけど……で、でもあれはあれで楽しかったじゃないか」
伊織「それは否定しないけど……やよいたちと行くときの何倍も疲れたわ」
伊織「てことは……シーに2回以上行ったのは、3人の中だと真だけってことね」
真「そうなるかな」
真「やよいと伊織も一緒の予定だったやつだね」
伊織「覚えてるわよ、直前になって予定が狂っちゃったのよね~」
真「そうそれ。でも二人でもすっごく楽しかったから、今度こそみんなで一緒に行こうよ」
貴音「……その時は、わたくしも混ぜていただけるのでしょうか?」
響「お、貴音、もちろんさー! 貴音はランドも未体験だから、みんなで案内してあげるよ」
伊織「他には?」
真「あと……今年の初めに、伊織と美希とボクで、ディズニーシーに行ったか」
伊織「……アレも覚えてるけど、あんまり思い出したくは無いわね」
真「ま、まあ……美希が暴走するから結構疲れたけど……で、でもあれはあれで楽しかったじゃないか」
伊織「それは否定しないけど……やよいたちと行くときの何倍も疲れたわ」
伊織「てことは……シーに2回以上行ったのは、3人の中だと真だけってことね」
真「そうなるかな」
伊織「ふーん……」
伊織「…………」
響「どうかしたのか、伊織?」
貴音「難しい顔をして、何を考えているのですか?」
伊織「……アンタたち、今度もアトラクション中心の周り方でいいの?」
響「うぇ?」
真「去年みたいなってこと? ボクはむしろパレードとかよりもそっちの方がいいかなぁ」
響「まあ余裕があれば見てみたいけど、自分もまた色んなアトラクション乗ってみたいぞ」
貴音「わたくしは……皆とのそういった交流が、何よりも楽しいと思っております」
貴音「ですから、楽しめるのならば無理にぱれーどに拘りはしませんよ」
伊織「まあ恥ずかしいこと言ってくれちゃって……わかったわ」
伊織「…………」
響「どうかしたのか、伊織?」
貴音「難しい顔をして、何を考えているのですか?」
伊織「……アンタたち、今度もアトラクション中心の周り方でいいの?」
響「うぇ?」
真「去年みたいなってこと? ボクはむしろパレードとかよりもそっちの方がいいかなぁ」
響「まあ余裕があれば見てみたいけど、自分もまた色んなアトラクション乗ってみたいぞ」
貴音「わたくしは……皆とのそういった交流が、何よりも楽しいと思っております」
貴音「ですから、楽しめるのならば無理にぱれーどに拘りはしませんよ」
伊織「まあ恥ずかしいこと言ってくれちゃって……わかったわ」
真「どうするんだい?」
伊織「今度もアトラクション中心に周りましょう」
真「うん、オッケー」
響「わかったー」
貴音「承知しました」
伊織「あと、予定日はいつ?」
真「ああ、律子と伊織の話この前耳に挟んでさ、来週は伊織、金・土・日が収録日なんだろ?」
伊織「あら聞いてたの? そうよ、だから月から木だったらいつでも大丈夫だけど」
響「みんなも特に予定は無いみたいだけど……確か、水曜日が混まない曜日なんだよな?」
伊織「まあそうかしらね。週の真ん中だから、普通なら休みは入れにくいし」
響「ああ、だから来週の水曜日にしようかって思ってたんだけど……」
伊織「今度もアトラクション中心に周りましょう」
真「うん、オッケー」
響「わかったー」
貴音「承知しました」
伊織「あと、予定日はいつ?」
真「ああ、律子と伊織の話この前耳に挟んでさ、来週は伊織、金・土・日が収録日なんだろ?」
伊織「あら聞いてたの? そうよ、だから月から木だったらいつでも大丈夫だけど」
響「みんなも特に予定は無いみたいだけど……確か、水曜日が混まない曜日なんだよな?」
伊織「まあそうかしらね。週の真ん中だから、普通なら休みは入れにくいし」
響「ああ、だから来週の水曜日にしようかって思ってたんだけど……」
伊織「どうかしたの?」
貴音「……先ほど皆と話していたときに、その日は天気が優れない、という情報を得まして……」
真「そうなんだよなぁ。他の日は天気良いみたいだから、別に水曜に拘る必要も無いんだろうけどさ」
伊織「天気が優れない……ねぇ」
伊織「どんな予報なの?」
貴音「小雨が降る、という予報でした。何時頃止むのかわからないそうです」
響「いくら小雨でも一日中降りっぱなしの可能性もあるんだよな……」
真「……どうする伊織? 火曜とか木曜に行くことにするかい?」
伊織「……ハァ」
伊織「やーっぱり……わかってないわね」
響「へ?」
伊織「ふっふっふ」
伊織「……アンタたちは夢と魔法の国を、まだまだわかっちゃいないわ!」
貴音「……先ほど皆と話していたときに、その日は天気が優れない、という情報を得まして……」
真「そうなんだよなぁ。他の日は天気良いみたいだから、別に水曜に拘る必要も無いんだろうけどさ」
伊織「天気が優れない……ねぇ」
伊織「どんな予報なの?」
貴音「小雨が降る、という予報でした。何時頃止むのかわからないそうです」
響「いくら小雨でも一日中降りっぱなしの可能性もあるんだよな……」
真「……どうする伊織? 火曜とか木曜に行くことにするかい?」
伊織「……ハァ」
伊織「やーっぱり……わかってないわね」
響「へ?」
伊織「ふっふっふ」
伊織「……アンタたちは夢と魔法の国を、まだまだわかっちゃいないわ!」
響「わ、わかってない?」
伊織「ホントよ、全然だわ」
伊織「あ、あとどうでもいいけど、ディズニーシーは」
『冒険とイマジネーションの海』
伊織「……だったわ」
貴音「そ、それはともかくも……今の話のどこが、わかっていなかったというのでしょう」
伊織「初めてのディズニーシーならまだしも2回目だって言うんなら、雨の日に行くのは全く問題にならないわよ」
真「え? だって雨降るって予報なんだよ?」
響「普通はそういう時って日にちずらすんじゃないか?」
伊織「ハァ。アンタたち、雨……しかも小雨の日を避けるなんて、むしろアトラクション派なら損してるわよ」
真「何でさ?」
伊織「だって雨の日って、そうやってみんな日にちをずらそうとするんでしょ?」
伊織「つまり雨の日に行ったら、それだけ人が少ないってことじゃないの」
響「え、あ……」
貴音「確かに、一理ありますね」
伊織「ホントよ、全然だわ」
伊織「あ、あとどうでもいいけど、ディズニーシーは」
『冒険とイマジネーションの海』
伊織「……だったわ」
貴音「そ、それはともかくも……今の話のどこが、わかっていなかったというのでしょう」
伊織「初めてのディズニーシーならまだしも2回目だって言うんなら、雨の日に行くのは全く問題にならないわよ」
真「え? だって雨降るって予報なんだよ?」
響「普通はそういう時って日にちずらすんじゃないか?」
伊織「ハァ。アンタたち、雨……しかも小雨の日を避けるなんて、むしろアトラクション派なら損してるわよ」
真「何でさ?」
伊織「だって雨の日って、そうやってみんな日にちをずらそうとするんでしょ?」
伊織「つまり雨の日に行ったら、それだけ人が少ないってことじゃないの」
響「え、あ……」
貴音「確かに、一理ありますね」
伊織「しかもファストパスが必要なアトラクションで、雨で影響受けるのってレイジングスピリッツくらいでしょ」
※ファストパス
人気アトラクションをスムーズに乗るためのチケット
ランド・シーの両方とも、複数の人気アトラクションに設置されている
発券し、パスに記された所定の時間に行けば
専用の入り口から、長~い行列をすっとばして乗り場近くまで一気にワープできる
ただし優先案内できる時間は、パスとった人同士で混まないようにどんどん繰り下がっていく
一定の深い時間まで到達してしまうと、その日のファストパスは発券終了となってしまう
真「他のは……そっか、ほとんど屋内なのか」
伊織「ま、屋外のアトラクションにほとんど乗れないくらい雨が酷くなったら、屋内に人が集中しすぎちゃうし……」
伊織「それに雨の日でも普通に混む事もあるけど……何のイベントもない平日の雨の日なら、まず混まないわね」
響「そうかぁ……言われてみたら、そうだよな」
貴音「特に問題は無いように思えますね」
伊織「……それにね、雨の日限定のお楽しみもあるものなのよ」
※ファストパス
人気アトラクションをスムーズに乗るためのチケット
ランド・シーの両方とも、複数の人気アトラクションに設置されている
発券し、パスに記された所定の時間に行けば
専用の入り口から、長~い行列をすっとばして乗り場近くまで一気にワープできる
ただし優先案内できる時間は、パスとった人同士で混まないようにどんどん繰り下がっていく
一定の深い時間まで到達してしまうと、その日のファストパスは発券終了となってしまう
真「他のは……そっか、ほとんど屋内なのか」
伊織「ま、屋外のアトラクションにほとんど乗れないくらい雨が酷くなったら、屋内に人が集中しすぎちゃうし……」
伊織「それに雨の日でも普通に混む事もあるけど……何のイベントもない平日の雨の日なら、まず混まないわね」
響「そうかぁ……言われてみたら、そうだよな」
貴音「特に問題は無いように思えますね」
伊織「……それにね、雨の日限定のお楽しみもあるものなのよ」
真「そうなの?」
伊織「例えば雨の日限定で、グリーティングのミッキーがレインコート着てるとか」
※グリーティング
キャラクターたちと触れ合うこと。写真を撮る、握手やハグをする、など
ミッキーやミニーのように専用のグリーティングスペースを持つキャラクターもいれば、
決まった時間・場所に現れず、パーク内をうろうろしている
「フリーグリーティング」のキャラクターもいる
ちなみに専用のスペース以外でも、ミッキーたちはパーク内に現れたりする
真「へぇ~」
貴音「あ、雨合羽を着たみっきー殿ですか!?」
響「!?(ビクッ) そ、そんな驚くことか?」
伊織「……ランド限定で、シーではレインコートミッキーは居ないけど」
貴音「!! な、なんと……!」
貴音「……それは……非常に、残念ですね……」ガックリ
真「そ、そんなに? ……もういっそランドに行く?」
貴音「……いえ、確実に雨が降るとも限らず、それに雨合羽を着たみっきー殿に会いたいというだけで皆を振り回すわけには……」
伊織「あんたね、そんなに重く考えることもないでしょ」
伊織「例えば雨の日限定で、グリーティングのミッキーがレインコート着てるとか」
※グリーティング
キャラクターたちと触れ合うこと。写真を撮る、握手やハグをする、など
ミッキーやミニーのように専用のグリーティングスペースを持つキャラクターもいれば、
決まった時間・場所に現れず、パーク内をうろうろしている
「フリーグリーティング」のキャラクターもいる
ちなみに専用のスペース以外でも、ミッキーたちはパーク内に現れたりする
真「へぇ~」
貴音「あ、雨合羽を着たみっきー殿ですか!?」
響「!?(ビクッ) そ、そんな驚くことか?」
伊織「……ランド限定で、シーではレインコートミッキーは居ないけど」
貴音「!! な、なんと……!」
貴音「……それは……非常に、残念ですね……」ガックリ
真「そ、そんなに? ……もういっそランドに行く?」
貴音「……いえ、確実に雨が降るとも限らず、それに雨合羽を着たみっきー殿に会いたいというだけで皆を振り回すわけには……」
伊織「あんたね、そんなに重く考えることもないでしょ」
なんかさっきから黒い服着た人たちが家の周りうろついてるんだけど…
伊織「ああ、それに水上ショーとかは中止にならない程度の雨でやる場合は、ミッキーたちがレインコート着てる
ガタッ
貴音「是非『しー』に行きましょう!」
響「(ビクッ) 早っ!」
伊織「どんだけレインコート見たいのよ」
真「レアだから一目見てみたい、とか?」
真「ってそれは置いといて……じゃあ予報では雨だけど、水曜日に行くってことでいいか」
伊織「いいわよ。レインコートか折り畳み傘、どっちか忘れずに持ってくることね」
響「おう」
貴音「楽しみですね……!」
真「そ、そうだね……」
伊織「……この分じゃあ、晴れたりしたら酷くがっかりしそうね」
響「あはは、ほんとは晴れた方がいいのにな!」
ガタッ
貴音「是非『しー』に行きましょう!」
響「(ビクッ) 早っ!」
伊織「どんだけレインコート見たいのよ」
真「レアだから一目見てみたい、とか?」
真「ってそれは置いといて……じゃあ予報では雨だけど、水曜日に行くってことでいいか」
伊織「いいわよ。レインコートか折り畳み傘、どっちか忘れずに持ってくることね」
響「おう」
貴音「楽しみですね……!」
真「そ、そうだね……」
伊織「……この分じゃあ、晴れたりしたら酷くがっかりしそうね」
響「あはは、ほんとは晴れた方がいいのにな!」
―――
8:50 ディズニーシー・エントランス前
響「ほんとだ。なんか気持ち、人が少ないかも」
真「朝からちょっとパラついてるからね、本格的に降るかも、って予報してるとこもあるし」
貴音「ね、願わくば水上しょーが中止にならない程度の雨を……!」
伊織「どんだけ必死なのよ」
響「今は曇りか……」
伊織「そうみたいね。じゃあ最初は打ち合わせ通りで行きましょ」
真「わかった。任せてよ」
9:00 開園
伊織「みんな入ったわね? じゃあ真……頼んだわよ!」
真「ああ、行って来る!」
ダッ
8:50 ディズニーシー・エントランス前
響「ほんとだ。なんか気持ち、人が少ないかも」
真「朝からちょっとパラついてるからね、本格的に降るかも、って予報してるとこもあるし」
貴音「ね、願わくば水上しょーが中止にならない程度の雨を……!」
伊織「どんだけ必死なのよ」
響「今は曇りか……」
伊織「そうみたいね。じゃあ最初は打ち合わせ通りで行きましょ」
真「わかった。任せてよ」
9:00 開園
伊織「みんな入ったわね? じゃあ真……頼んだわよ!」
真「ああ、行って来る!」
ダッ
9:05 アメリカンウォーターフロント
タッタッタッタ……
真「―――ふう~、ここかぁ」
真「ウッディの顔、やっぱインパクトあるなぁ」
真「ってそんなこと言ってる場合じゃないや。 ファストパス発券機は……」
真、去年と同じよ
開園したらみんなの入園チケットを持って、最初のファストパスを発券しに行って頂戴
ファストパスを取るのは、「トイストーリーマニア!」でお願いね
真「うわ、ボクも結構急いだんだけど……もうこんなに人が……何でだ?」
真「……あ、そうか。ホテルに泊まってる人は開園時間より前に入れるんだっけか」
真「まあいいや。とりあえずファストパスを取ろう」
タッタッタッタ……
真「―――ふう~、ここかぁ」
真「ウッディの顔、やっぱインパクトあるなぁ」
真「ってそんなこと言ってる場合じゃないや。 ファストパス発券機は……」
真、去年と同じよ
開園したらみんなの入園チケットを持って、最初のファストパスを発券しに行って頂戴
ファストパスを取るのは、「トイストーリーマニア!」でお願いね
真「うわ、ボクも結構急いだんだけど……もうこんなに人が……何でだ?」
真「……あ、そうか。ホテルに泊まってる人は開園時間より前に入れるんだっけか」
真「まあいいや。とりあえずファストパスを取ろう」
9:15 エントランス前
響「う、うがぁ…人だかりが凄くて全然ミッキーに会えない……!」
貴音「一筋縄では行かぬようですね」
伊織「エントランスグリーティングはいつも人気だからしょうがないわね」
伊織「それに私たちと同じようなこと考える人、少なくないはずだもの」
響「雨が降ったらフリーグリーティングが出てきにくくなるから、出来るうちに…ってやつだな」
伊織「ええ。……まあ、真が居ない間に散々グリーティングしちゃうのもどうかと思うけど」
貴音「……どうやらその真も、戻ってきたようですね」
響「お、どこだどこだー?」
タッタッタッタ……
真「ふぅー、お待たせ! そっちはどう?」
伊織「まだ全然ダメ」
真「あれ、そっかぁ。 あ、貴音、ポップコーンほら」
響「う、うがぁ…人だかりが凄くて全然ミッキーに会えない……!」
貴音「一筋縄では行かぬようですね」
伊織「エントランスグリーティングはいつも人気だからしょうがないわね」
伊織「それに私たちと同じようなこと考える人、少なくないはずだもの」
響「雨が降ったらフリーグリーティングが出てきにくくなるから、出来るうちに…ってやつだな」
伊織「ええ。……まあ、真が居ない間に散々グリーティングしちゃうのもどうかと思うけど」
貴音「……どうやらその真も、戻ってきたようですね」
響「お、どこだどこだー?」
タッタッタッタ……
真「ふぅー、お待たせ! そっちはどう?」
伊織「まだ全然ダメ」
真「あれ、そっかぁ。 あ、貴音、ポップコーンほら」
貴音「お、お待ち下さい!」
真「!? た、貴音がポップコーンをスルーした!?」
響「どうしたんだ貴音、何があったんだ!?」
貴音「……みっきー殿への人だかりが、先ほどよりも少なくなっております」
貴音「これは千載一遇のちゃんすと言えましょう!」
貴音「この機会を逃せば、もう触れ合うことが出来ぬやもしれません!」
伊織「……凄い執念ね」
真「と、とりあえず……ミッキーのとこ行ってみようか」
―――
9:20
貴音「ああ……わたくしは何と運が良いのでしょう!」
響「よ、よかったなぁ、貴音」
伊織「まあ、去年行ったグリーティングトレイルに行けば、またミッキーには会えるけど……」
伊織「パーク内で会えるってのは、また特別よね。それはわかるわ」
真「なんかいつもよりちょっとお茶目だったよね。可愛かったなぁ!」
真「!? た、貴音がポップコーンをスルーした!?」
響「どうしたんだ貴音、何があったんだ!?」
貴音「……みっきー殿への人だかりが、先ほどよりも少なくなっております」
貴音「これは千載一遇のちゃんすと言えましょう!」
貴音「この機会を逃せば、もう触れ合うことが出来ぬやもしれません!」
伊織「……凄い執念ね」
真「と、とりあえず……ミッキーのとこ行ってみようか」
―――
9:20
貴音「ああ……わたくしは何と運が良いのでしょう!」
響「よ、よかったなぁ、貴音」
伊織「まあ、去年行ったグリーティングトレイルに行けば、またミッキーには会えるけど……」
伊織「パーク内で会えるってのは、また特別よね。それはわかるわ」
真「なんかいつもよりちょっとお茶目だったよね。可愛かったなぁ!」
伊織「さて、じゃあこれから本格始動よ」
伊織「真、ファストパス見せて」
真「ああ。はいこれ」
響「えーと……わ、開園してすぐ行ったのに12:00からしか乗れないのか!」
真「ホテルの人たちが先に来ててさ、入り口ももうすっごい混雑なんだ!」
伊織「ちなみに待ち時間は?」
真「さっき行った時点で70分待ちとかだったよ」
貴音「な、なんと……この天気でその混み様ですか」
響「去年みたいに、またすぐファストパス出せるようにはならないのかぁ」
伊織「ま、去年は色々と運も良かったから、普通はこんなものよ」
真「じゃあトイストーリーマニアは12:00過ぎとして……どうする伊織?」
伊織「ちょっと待って……」スッ
伊織「真、ファストパス見せて」
真「ああ。はいこれ」
響「えーと……わ、開園してすぐ行ったのに12:00からしか乗れないのか!」
真「ホテルの人たちが先に来ててさ、入り口ももうすっごい混雑なんだ!」
伊織「ちなみに待ち時間は?」
真「さっき行った時点で70分待ちとかだったよ」
貴音「な、なんと……この天気でその混み様ですか」
響「去年みたいに、またすぐファストパス出せるようにはならないのかぁ」
伊織「ま、去年は色々と運も良かったから、普通はこんなものよ」
真「じゃあトイストーリーマニアは12:00過ぎとして……どうする伊織?」
伊織「ちょっと待って……」スッ
響「スマホか。確か待ち時間が調べられるんだよな」
伊織「ええ……やっぱり、トイストーリーマニアとタワーオブテラーだけだわ」
貴音「何がでしょうか?」
伊織「トイストーリーマニアが70分、タワーオブテラーが30分」
伊織「待ち時間が長いのはこの二つくらい、後はどこも空いてるわ」
真「え、じゃあインディジョーンズとかは?」
伊織「インディは……待ち時間10分」
響「うえぇ!? ふぁ、ファストパスあるのにそんだけしか待たないのかぁ!?」
伊織「だから言ったじゃない。雨の日は、それだけ人も少なくなるのよ。今日の場合は雨の予報、だけどね」
伊織「で、どうする? 話に出たし、早速インディジョーンズに行ってみる?」
真「ああ、空いてるうちに行っちゃおう!」
貴音「あのお方に会うのも、わたくしは一年ぶりですね。楽しみです」
伊織「ええ……やっぱり、トイストーリーマニアとタワーオブテラーだけだわ」
貴音「何がでしょうか?」
伊織「トイストーリーマニアが70分、タワーオブテラーが30分」
伊織「待ち時間が長いのはこの二つくらい、後はどこも空いてるわ」
真「え、じゃあインディジョーンズとかは?」
伊織「インディは……待ち時間10分」
響「うえぇ!? ふぁ、ファストパスあるのにそんだけしか待たないのかぁ!?」
伊織「だから言ったじゃない。雨の日は、それだけ人も少なくなるのよ。今日の場合は雨の予報、だけどね」
伊織「で、どうする? 話に出たし、早速インディジョーンズに行ってみる?」
真「ああ、空いてるうちに行っちゃおう!」
貴音「あのお方に会うのも、わたくしは一年ぶりですね。楽しみです」
貴音「お、おぉ……一方は香ばしい胡椒の香りが、もう一方からは甘い林檎の香りが……!」
伊織「アメリカンウォーターフロントのあそこって売り場近いから良いわよね」
真「うん。確か去年来た時がそこの売り場、アップルシナモンじゃなくてクランベリー味だったかな」
響「へぇ~、季節によってポップコーンの味が変わるのかぁ」
伊織「そうね。買ってきてもらったヤツだと、ブラックペッパーは売り場に変化無し」
伊織「で、アップルシナモンが期間限定。他にも季節によって味が変わる売り場はいくつかあるわね」
真「あ、そうそう。それでさ、後でもいいんだけど、もう一個バケット買わない?」
響「バケット、ってポップコーン入れるカゴか。どうしたんだ?」
真「や、ほら……貴音がハイスピードで食べちゃうから、もう一個単純に欲しいな~ってのと」
真「あと30周年の記念バケットが売ってるみたいなんだ。可愛いから欲しいなって思ってさ」
伊織「いいわよ。ていうか賛成。ていうか今すぐ買ってきてもいいわよ」
響「へ?」
伊織「……貴音が一つ目を御完食しちゃったわ」
真「え、も、もう!?」
貴音「……大変、美味でありました」
伊織「アメリカンウォーターフロントのあそこって売り場近いから良いわよね」
真「うん。確か去年来た時がそこの売り場、アップルシナモンじゃなくてクランベリー味だったかな」
響「へぇ~、季節によってポップコーンの味が変わるのかぁ」
伊織「そうね。買ってきてもらったヤツだと、ブラックペッパーは売り場に変化無し」
伊織「で、アップルシナモンが期間限定。他にも季節によって味が変わる売り場はいくつかあるわね」
真「あ、そうそう。それでさ、後でもいいんだけど、もう一個バケット買わない?」
響「バケット、ってポップコーン入れるカゴか。どうしたんだ?」
真「や、ほら……貴音がハイスピードで食べちゃうから、もう一個単純に欲しいな~ってのと」
真「あと30周年の記念バケットが売ってるみたいなんだ。可愛いから欲しいなって思ってさ」
伊織「いいわよ。ていうか賛成。ていうか今すぐ買ってきてもいいわよ」
響「へ?」
伊織「……貴音が一つ目を御完食しちゃったわ」
真「え、も、もう!?」
貴音「……大変、美味でありました」
響「は、早すぎるって貴音ぇー! まだ食べてないのに!」
貴音「も、申し訳ありません。しかし一度手を進めるとどうにも止まらず……」
真「まあまあ、もう一個あるから」
伊織「ハァ。……後で近くの売り場で、バケットごと新しいの買いましょ」
響「そうだな。貴音、無闇に食べちゃダメだぞ?」
貴音「うぅ……反省致します」
※ポップコーン
ポップコーン売り場には、使い捨て紙ケースでの販売や
「バケット」と呼ばれる、使いまわせる専用プラ容器に入れての販売の他に
「リフィル」という販売方法がある。
前述のバケットを持参すれば、その中にポップコーンを入れてくれる。これがリフィル。
リフィルだと通常よりもちょっとだけ安く買える
以前購入したバケットを、家から持参してきても良い
―――
9:40 インディ・ジョーンズ前
真「ほんとに10分待ちだ」
貴音「も、申し訳ありません。しかし一度手を進めるとどうにも止まらず……」
真「まあまあ、もう一個あるから」
伊織「ハァ。……後で近くの売り場で、バケットごと新しいの買いましょ」
響「そうだな。貴音、無闇に食べちゃダメだぞ?」
貴音「うぅ……反省致します」
※ポップコーン
ポップコーン売り場には、使い捨て紙ケースでの販売や
「バケット」と呼ばれる、使いまわせる専用プラ容器に入れての販売の他に
「リフィル」という販売方法がある。
前述のバケットを持参すれば、その中にポップコーンを入れてくれる。これがリフィル。
リフィルだと通常よりもちょっとだけ安く買える
以前購入したバケットを、家から持参してきても良い
―――
9:40 インディ・ジョーンズ前
真「ほんとに10分待ちだ」
響「去年は入り口まで人が出てきちゃうくらい混んでたのにな」
貴音「ええ、懐かしいですね」
伊織「じゃ、さっさと入っちゃいましょ」
真「うわぁ、やっぱ何回来てもここは楽しみだなぁ……!」
『インディ・ジョーンズ・アドベンチャー~クリスタルスカルの魔宮』
インディ・ジョーンズ博士の助手パコが、
博士に内緒で“若さの泉”を探す魔宮ツアーを企画しました。
さあ、さっそくあなたも参加しましょう。
ところが招かれざる客の侵入に、魔宮の守護神クリスタルスカルの怒りが大爆発!
無事に脱出できるのでしょうか!?
真「そういやさ、伊織」
伊織「なぁに?」
真「ここでパコって人が言ってる『若さの泉』……どこにあるんだい?」
響「あ、自分もそれ気になってたんだ! この中にほんとにあるのか?」
貴音「ええ、懐かしいですね」
伊織「じゃ、さっさと入っちゃいましょ」
真「うわぁ、やっぱ何回来てもここは楽しみだなぁ……!」
『インディ・ジョーンズ・アドベンチャー~クリスタルスカルの魔宮』
インディ・ジョーンズ博士の助手パコが、
博士に内緒で“若さの泉”を探す魔宮ツアーを企画しました。
さあ、さっそくあなたも参加しましょう。
ところが招かれざる客の侵入に、魔宮の守護神クリスタルスカルの怒りが大爆発!
無事に脱出できるのでしょうか!?
真「そういやさ、伊織」
伊織「なぁに?」
真「ここでパコって人が言ってる『若さの泉』……どこにあるんだい?」
響「あ、自分もそれ気になってたんだ! この中にほんとにあるのか?」
伊織「あるにはあるけど……そうねぇ」
伊織「じゃあ、そんなに気になるなら、自分で探してみたら?」
貴音「やはり若さの泉は『ある』のですか」
伊織「ええ、まあ、『ある』わね。まあ、とりあえず『ある』わよ」
真「? なんか変な言い回しだけど、どういうこと?」
伊織「まあまあ、真は美希と来たのも含めて三回目でしょ?」
伊織「新しい楽しみ方の一つだと思って、頑張って探してみなさいよ」
真「わ、わかった。…やってやろうじゃないか」
響「でもあんな激しいのに見つける暇なんてあるかなぁ……」
真「難しくてもやるんだ! きっと博士だってそう言うさ」
伊織「博士ってインディ・ジョーンズ? 真ってば入り込みすぎじゃないの」
伊織「ねえ貴音?」
貴音「…………」
伊織「……アンタ、ポップコーン食べたいなら食べていいわよ」
伊織「じゃあ、そんなに気になるなら、自分で探してみたら?」
貴音「やはり若さの泉は『ある』のですか」
伊織「ええ、まあ、『ある』わね。まあ、とりあえず『ある』わよ」
真「? なんか変な言い回しだけど、どういうこと?」
伊織「まあまあ、真は美希と来たのも含めて三回目でしょ?」
伊織「新しい楽しみ方の一つだと思って、頑張って探してみなさいよ」
真「わ、わかった。…やってやろうじゃないか」
響「でもあんな激しいのに見つける暇なんてあるかなぁ……」
真「難しくてもやるんだ! きっと博士だってそう言うさ」
伊織「博士ってインディ・ジョーンズ? 真ってば入り込みすぎじゃないの」
伊織「ねえ貴音?」
貴音「…………」
伊織「……アンタ、ポップコーン食べたいなら食べていいわよ」
貴音「!? し、しかし」
伊織「食べられないからってそんな顔される方くらいなら、食べてもらった方がマシよ」
伊織「別にみんなだって、アンタほどそこまでポップコーンに執着してるわけでもないし」
貴音「よろしい…のでしょうか」
響「ん? 自分まだお腹空いてないしいいぞー?」
真「まあ、ボクらが食べる分残してくれるなら」
伊織「……って言ってるけど?」
貴音「そうでしたか、ありがとうございます。では、存分に……」
真「……あ、もうすぐ乗り場だから、食べるのは止めといた方がいいかも」
貴音「!? そ、そんな……いけず……です」
伊織「ふふ…アンタも運が無いわね」
伊織「いや、エントランスでミッキーと写真撮ったので、運を使い果たしたのかしら」
貴音「む……確かにみっきー殿と触れ合えただけでも、今日の目標は達成したようなものですから……致し方ありませんね」
響「自分たちとディズニーシー楽しむんだろぉ、なぁ~に言ってるんだよ貴音!」
伊織「食べられないからってそんな顔される方くらいなら、食べてもらった方がマシよ」
伊織「別にみんなだって、アンタほどそこまでポップコーンに執着してるわけでもないし」
貴音「よろしい…のでしょうか」
響「ん? 自分まだお腹空いてないしいいぞー?」
真「まあ、ボクらが食べる分残してくれるなら」
伊織「……って言ってるけど?」
貴音「そうでしたか、ありがとうございます。では、存分に……」
真「……あ、もうすぐ乗り場だから、食べるのは止めといた方がいいかも」
貴音「!? そ、そんな……いけず……です」
伊織「ふふ…アンタも運が無いわね」
伊織「いや、エントランスでミッキーと写真撮ったので、運を使い果たしたのかしら」
貴音「む……確かにみっきー殿と触れ合えただけでも、今日の目標は達成したようなものですから……致し方ありませんね」
響「自分たちとディズニーシー楽しむんだろぉ、なぁ~に言ってるんだよ貴音!」
貴音「ええ、冗談ですよ」
伊織「……あ、そろそろ乗れるみたいよ」
―――
テーッテレッテー、テーレレー♪
響「あれ、あの人あんなこと言ってたかな?」
伊織「乗るたびにセリフが変わるのよ」
貴音「そうなのですか」
真「うーん……若さの泉ってどこだろ……?」キョロキョロ
真「あ、あれかな……!」
―――
『おーろーかーもーのー!』
ドゥーーン!!
響「うぐっ!」
真「……!」
貴音「くぅ…!」
伊織「……あ、そろそろ乗れるみたいよ」
―――
テーッテレッテー、テーレレー♪
響「あれ、あの人あんなこと言ってたかな?」
伊織「乗るたびにセリフが変わるのよ」
貴音「そうなのですか」
真「うーん……若さの泉ってどこだろ……?」キョロキョロ
真「あ、あれかな……!」
―――
『おーろーかーもーのー!』
ドゥーーン!!
響「うぐっ!」
真「……!」
貴音「くぅ…!」
―――
ゴロゴロゴロゴロ……
真「た、確かここで写真が……」
ガクンッ!
響「貴音、大丈夫か!?」
貴音「お、おそらくは……」
伊織「私はバッチリよ、にひひっ」
―――
真「はぁ、やっぱり良いなあ。博士もかっこいいし」
響「や、やっぱり自分には泉を探す余裕なんて無かったさぁ……」
貴音「……去年の様な情けない写真になっていないかどうかが気がかりです」
伊織「じゃあその写真を確かめに行きましょ」
貴音「はい……!」
ゴロゴロゴロゴロ……
真「た、確かここで写真が……」
ガクンッ!
響「貴音、大丈夫か!?」
貴音「お、おそらくは……」
伊織「私はバッチリよ、にひひっ」
―――
真「はぁ、やっぱり良いなあ。博士もかっこいいし」
響「や、やっぱり自分には泉を探す余裕なんて無かったさぁ……」
貴音「……去年の様な情けない写真になっていないかどうかが気がかりです」
伊織「じゃあその写真を確かめに行きましょ」
貴音「はい……!」
―――
『エクスペディション・フォトアーカイブ』
ここは、発掘調査隊が撮影した現場記録写真の保管室。
現在も記録写真を取り扱っているのですが、
そこに写っているのはクリスタルスカルの魔宮に挑む探険家たちの勇猛果敢な(恐怖の?)姿です。
手に入れたい探険家の方は、キャストまでどうぞ
伊織「さて、どうなってるかしら」
響「……フグッ」
真「ブッ……い、いや……これは……」
伊織「なになにどうしたの……プッ」
貴音「ど、どうしたというのです!」
伊織「い、いいから見てみなさい……」プルプル
貴音「……」
貴音「!! な、何故……! 今度は完璧な振る舞いで写ったと思っていたというのに……!」
響「ひ、ひー……! 貴音、し、白目剥いてる……!」プルプル
真「ふふふふ、ダメだ……我慢できない……!」プルプル
『エクスペディション・フォトアーカイブ』
ここは、発掘調査隊が撮影した現場記録写真の保管室。
現在も記録写真を取り扱っているのですが、
そこに写っているのはクリスタルスカルの魔宮に挑む探険家たちの勇猛果敢な(恐怖の?)姿です。
手に入れたい探険家の方は、キャストまでどうぞ
伊織「さて、どうなってるかしら」
響「……フグッ」
真「ブッ……い、いや……これは……」
伊織「なになにどうしたの……プッ」
貴音「ど、どうしたというのです!」
伊織「い、いいから見てみなさい……」プルプル
貴音「……」
貴音「!! な、何故……! 今度は完璧な振る舞いで写ったと思っていたというのに……!」
響「ひ、ひー……! 貴音、し、白目剥いてる……!」プルプル
真「ふふふふ、ダメだ……我慢できない……!」プルプル
伊織「どーしてこういう顔が出来るのよ、もう……!」プルプル
貴音「そ、そんなはず……」
貴音「岩石に注意をしつつ、足場が下がるのを予測して顔を下に向けようと……」
貴音「ま、まさかその時、目だけは上のほうを向いていたから……それでこの様なことになったと言うのでしょうか」
真「な、なんでもいいけどさぁ、貴音……どうする、この写真?」
響「自分買っちゃおうかな」
貴音「!? な、なりません!」
貴音「去年の写真ですら恥ずかしかったというのに、このような写真を手元に残されては……!」
伊織「ふぅ、面白かった。……響とよぉ~く話し合った方がいいかもね、貴音」
伊織「もう二度とポップコーンを無闇に食べたりしない、とかの約束を結ぶとかね」
貴音「そんな殺生な!」
貴音「食欲と恥、どちらを選べと言うのですか、響!」
響「じ、自分は買おうかな、って言っただけだって! 伊織も煽らないでくれよぉ!」
伊織「ごめんなさいね~、にひひっ」
真「はー、お腹痛い。これ面白すぎるって」
貴音「そ、そんなはず……」
貴音「岩石に注意をしつつ、足場が下がるのを予測して顔を下に向けようと……」
貴音「ま、まさかその時、目だけは上のほうを向いていたから……それでこの様なことになったと言うのでしょうか」
真「な、なんでもいいけどさぁ、貴音……どうする、この写真?」
響「自分買っちゃおうかな」
貴音「!? な、なりません!」
貴音「去年の写真ですら恥ずかしかったというのに、このような写真を手元に残されては……!」
伊織「ふぅ、面白かった。……響とよぉ~く話し合った方がいいかもね、貴音」
伊織「もう二度とポップコーンを無闇に食べたりしない、とかの約束を結ぶとかね」
貴音「そんな殺生な!」
貴音「食欲と恥、どちらを選べと言うのですか、響!」
響「じ、自分は買おうかな、って言っただけだって! 伊織も煽らないでくれよぉ!」
伊織「ごめんなさいね~、にひひっ」
真「はー、お腹痛い。これ面白すぎるって」
真「あ、そうそう伊織。『若さの泉』見つけたよ!」
伊織「どこにあった?」
真「ほら、博士が出てきた後だったかな、小さな泉みたいなのが見えたよ!」
伊織「……ふぅ~ん」
真「? でも意外とあっさり見つかったから、ちょっと拍子抜けだったかな」
伊織「……真」
真「ん?」
伊織「大不正解」
真「……」
真「…………え?」
伊織「それ、若さの泉の偽者だから。不正解」
真「……え、偽者?」
伊織「そう、偽者。ちなみにあの洞窟の中に、偽者はたくさんあるわよ」
真「え、え、え?」
伊織「どこにあった?」
真「ほら、博士が出てきた後だったかな、小さな泉みたいなのが見えたよ!」
伊織「……ふぅ~ん」
真「? でも意外とあっさり見つかったから、ちょっと拍子抜けだったかな」
伊織「……真」
真「ん?」
伊織「大不正解」
真「……」
真「…………え?」
伊織「それ、若さの泉の偽者だから。不正解」
真「……え、偽者?」
伊織「そう、偽者。ちなみにあの洞窟の中に、偽者はたくさんあるわよ」
真「え、え、え?」
伊織「……まあ、こっちもちょっとイジワルだったわね」
真「へ、な、何が?」
伊織「偽者はすぐ見つかるようになってるんだけど、肝心の本物の若さの泉は……」
伊織「『直接』は見る事ができないの」
真「……? 直接は見れない? どういう意味だい?」
伊織「まず、私たちがジープに乗って、そしてクリスタルが怒ってた場所があったでしょ?」
真「ああ」
伊織「で、左にカーブした後で、右側の壁がゆらゆら光ってたのよ」
真「はぁ」
伊織「その光が、『若さの泉』の水が反射した光なの」
真「……え?」
伊織「だからぁ、壁に反射した光が、若さの泉の水が、反射した光」
伊織「……わかったかしら?」
真「へ、な、何が?」
伊織「偽者はすぐ見つかるようになってるんだけど、肝心の本物の若さの泉は……」
伊織「『直接』は見る事ができないの」
真「……? 直接は見れない? どういう意味だい?」
伊織「まず、私たちがジープに乗って、そしてクリスタルが怒ってた場所があったでしょ?」
真「ああ」
伊織「で、左にカーブした後で、右側の壁がゆらゆら光ってたのよ」
真「はぁ」
伊織「その光が、『若さの泉』の水が反射した光なの」
真「……え?」
伊織「だからぁ、壁に反射した光が、若さの泉の水が、反射した光」
伊織「……わかったかしら?」
雨の日って言うか
湿気の高い日ってポップコーンがすぐに湿気っちゃうんだねぇ・・・
湿気の高い日ってポップコーンがすぐに湿気っちゃうんだねぇ・・・
真「……」
伊織「どうしたのよ黙っちゃって」
真「いや、あの……リアクションが追いつかないんだけど」
真「え、つまり、若さの泉は、水の反射でしか確認できない、ってこと?」
伊織「そうね、そういうことになるわね」
真「い、伊織ぃ! そんなの絶対わかるわけないじゃないかぁ!」
伊織「でもちゃんと言ったじゃないのぉ、とりあえず『ある』わよ、って」
真「でもそんな……うわー、伊織に上手い事騙されたぁ!」
伊織「人聞き悪い事言わないで欲しいわね」
真「もう悔しいぃ~、反射とかわかるわけないよぉ~!」
真「もう怒った、次来たら反射した光だけでも絶対見逃さないでやる」
伊織「……ま、頑張んなさい」
真「ああ、頑張ってやる! ……へへっ」
伊織「ふふ、何よもう」
伊織「どうしたのよ黙っちゃって」
真「いや、あの……リアクションが追いつかないんだけど」
真「え、つまり、若さの泉は、水の反射でしか確認できない、ってこと?」
伊織「そうね、そういうことになるわね」
真「い、伊織ぃ! そんなの絶対わかるわけないじゃないかぁ!」
伊織「でもちゃんと言ったじゃないのぉ、とりあえず『ある』わよ、って」
真「でもそんな……うわー、伊織に上手い事騙されたぁ!」
伊織「人聞き悪い事言わないで欲しいわね」
真「もう悔しいぃ~、反射とかわかるわけないよぉ~!」
真「もう怒った、次来たら反射した光だけでも絶対見逃さないでやる」
伊織「……ま、頑張んなさい」
真「ああ、頑張ってやる! ……へへっ」
伊織「ふふ、何よもう」
響「お、どうしたんだ楽しそうだな」
伊織「あら、話し合いは終わったの」
響「ああ、このカエルのぬいぐるみ買ってもらったから、写真は買わないことにした」
真「でっか!」
貴音「ふふふ……カエルのぬいぐるみ一つで、わたくしの醜態が晒される事が無くなるのならば……」
伊織「や、やつれたわね随分……」
真「この後もあるんだけど……タワーオブテラーどうする?」
響「ああ、タワーオブテラーか……もっと酷い写真になる可能性もあるよな……」
貴音「ふふ、ふ……もはやわたくしに怖いものは何もありませんよ」
伊織「今のアンタが一番怖いわよ」
―――
10:00 ロストリバーデルタ
伊織「ちょうどいいわ、キャラメル味のポップコーン売り場が近いから行きましょう」
貴音「おお、心に大きな傷を負った今のわたくしには、確かにポップコーンが必要です!」
響「よっし行ってみるぞ」
伊織「あら、話し合いは終わったの」
響「ああ、このカエルのぬいぐるみ買ってもらったから、写真は買わないことにした」
真「でっか!」
貴音「ふふふ……カエルのぬいぐるみ一つで、わたくしの醜態が晒される事が無くなるのならば……」
伊織「や、やつれたわね随分……」
真「この後もあるんだけど……タワーオブテラーどうする?」
響「ああ、タワーオブテラーか……もっと酷い写真になる可能性もあるよな……」
貴音「ふふ、ふ……もはやわたくしに怖いものは何もありませんよ」
伊織「今のアンタが一番怖いわよ」
―――
10:00 ロストリバーデルタ
伊織「ちょうどいいわ、キャラメル味のポップコーン売り場が近いから行きましょう」
貴音「おお、心に大きな傷を負った今のわたくしには、確かにポップコーンが必要です!」
響「よっし行ってみるぞ」
―――
ポップコーン売り場
響「あ、これかあ30周年記念バケット」
貴音「30……成程、ここが作られてから、今年で丁度30年目なのですね」
真「あれ…ディズニーシーって、この前10周年イベントやってなかったっけ?」
伊織「ええそうよ。30周年は『ディズニーリゾート』の、記念イベントなのよ」
響「へぇ~、じゃあランドの方でも30周年グッズとか売ってるのか」
伊織「もちろん。あ、あとこの売り場だと、バケットのストラップにつけるクリップもあって……」
真「あ、可愛い。ミニーだ」
響「これいいな。自分も買おうかな」
貴音「……何にせよ、ポップコーンがまた食べられて嬉しい限りです」
伊織「アンタは完全に、色気より食い気、ってとこね……」
ポップコーン売り場
響「あ、これかあ30周年記念バケット」
貴音「30……成程、ここが作られてから、今年で丁度30年目なのですね」
真「あれ…ディズニーシーって、この前10周年イベントやってなかったっけ?」
伊織「ええそうよ。30周年は『ディズニーリゾート』の、記念イベントなのよ」
響「へぇ~、じゃあランドの方でも30周年グッズとか売ってるのか」
伊織「もちろん。あ、あとこの売り場だと、バケットのストラップにつけるクリップもあって……」
真「あ、可愛い。ミニーだ」
響「これいいな。自分も買おうかな」
貴音「……何にせよ、ポップコーンがまた食べられて嬉しい限りです」
伊織「アンタは完全に、色気より食い気、ってとこね……」
―――
10:10
真「どうしよう、どこに行こうか」
響「……なあなあ、みんないいかな!」
伊織「何?」
貴音「どうかしましたか響?」
響「せっかく近いんだしさ、1年ぶりに、グーフィーたちにまた会いに行こうよ!」
伊織「ああ専用グリーティングね」
真「いいね」
貴音「ぐーふぃー殿だけでよろしいのですか?」
響「そうだなぁ……とりあえず行って、待ち時間見てみよう!」
伊織「いいわよ、じゃあ行きましょうか」
10:10
真「どうしよう、どこに行こうか」
響「……なあなあ、みんないいかな!」
伊織「何?」
貴音「どうかしましたか響?」
響「せっかく近いんだしさ、1年ぶりに、グーフィーたちにまた会いに行こうよ!」
伊織「ああ専用グリーティングね」
真「いいね」
貴音「ぐーふぃー殿だけでよろしいのですか?」
響「そうだなぁ……とりあえず行って、待ち時間見てみよう!」
伊織「いいわよ、じゃあ行きましょうか」
―――
『ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル』
ロストリバーデルタのジャングルに囲まれた場所で、古代文明の遺跡や、
植物や昆虫などの調査・研究をしているディズニーの仲間たちと記念撮影をしたり、
触れ合ったりして楽しもう!
道の途中にもいろんなしかけが施されていて、探険家気分で楽しめます。
真「ちょっとまた雨がパラついてきたかな」
響「えーと、グーフィーは10分待ちで、ミッキーとミニーが20分待ち……」
響「グーフィー……」
伊織「……ミッキーの人気が飛びぬけてるだけで、グーフィーも人気キャラよ? ……って去年言ったわね、コレ」
響「あ…ああ、そうだな! 心配なんかしてないさぁ!」
響「自分はグーフィー好きだけど、人気が無いかも、なんて心配するのは失礼だもんな!」
響「よし……とりあえず、まずはグーフィーのとこに行こう!」
貴音「ふふ……そうですね、並びましょうか」
『ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル』
ロストリバーデルタのジャングルに囲まれた場所で、古代文明の遺跡や、
植物や昆虫などの調査・研究をしているディズニーの仲間たちと記念撮影をしたり、
触れ合ったりして楽しもう!
道の途中にもいろんなしかけが施されていて、探険家気分で楽しめます。
真「ちょっとまた雨がパラついてきたかな」
響「えーと、グーフィーは10分待ちで、ミッキーとミニーが20分待ち……」
響「グーフィー……」
伊織「……ミッキーの人気が飛びぬけてるだけで、グーフィーも人気キャラよ? ……って去年言ったわね、コレ」
響「あ…ああ、そうだな! 心配なんかしてないさぁ!」
響「自分はグーフィー好きだけど、人気が無いかも、なんて心配するのは失礼だもんな!」
響「よし……とりあえず、まずはグーフィーのとこに行こう!」
貴音「ふふ……そうですね、並びましょうか」
―――
真「美希が一緒の時はここに来なかったから、ボクも二回目だね」
伊織「そうなるわね。……雨がちょっと強くなってきたかしら」
響「えーと、レインコートレインコート…あった、これだ」
貴音「響、今から着るくらいならば、わたくしの傘に入ってはどうですか?」
響「ん? あ、そういう手もあるか」
響「じゃあ仲良く相合傘な」
貴音「ええ、どうぞ」
真「うぅ~……ちょっと湿気強いなぁ」
伊織「そうねぇ…日本だとジメジメするから、こういうのが雨の日の一番イヤなところね」
伊織「……真、私の傘に入る?」
真「え、い、いやいいよ」
伊織「なぁ~に恥ずかしがってんのよ。濡れるでしょ、来なさいよ」
真「……じゃあ、せっかくだから…お邪魔します」
伊織「いらっしゃい。なんてね」
真「美希が一緒の時はここに来なかったから、ボクも二回目だね」
伊織「そうなるわね。……雨がちょっと強くなってきたかしら」
響「えーと、レインコートレインコート…あった、これだ」
貴音「響、今から着るくらいならば、わたくしの傘に入ってはどうですか?」
響「ん? あ、そういう手もあるか」
響「じゃあ仲良く相合傘な」
貴音「ええ、どうぞ」
真「うぅ~……ちょっと湿気強いなぁ」
伊織「そうねぇ…日本だとジメジメするから、こういうのが雨の日の一番イヤなところね」
伊織「……真、私の傘に入る?」
真「え、い、いやいいよ」
伊織「なぁ~に恥ずかしがってんのよ。濡れるでしょ、来なさいよ」
真「……じゃあ、せっかくだから…お邪魔します」
伊織「いらっしゃい。なんてね」
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