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    元スレモバP「ここが風都か……いい風だな……」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - アイドルマスター + - クロスオーバー + - モバマス + - 仮面ライダーW + - 南条光 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 :

    >>148
    Wにしか興味なくても割とおすすめよあの映画、邪魔しない程度には出番多いし

    152 = 111 :

    ジャスティス「あ……あたし、は……あたし……」

    ジャスティス「……ごめん、なさい。ごめんなさい……ぅぁあああん……!」

      プロデューサーが切々と話をした。そのままドーパントになっている嬢ちゃんの頭を撫でてやっている。
      嬢ちゃんはしばらく固まっていたかと思うと、大きな声で泣き出した。

      普通の成人男性よりも一回りほど大きいドーパントの体なのに、不思議と小さく見えた。


    P「……すみません。任せますって言ったのに……」

    ジョーカー「いや……いい。俺だったら、取り返しのつかないことになっていたかもしれねぇしな……」


      プロデューサーと、アイドルか……不思議なパートナーなんだな。
      彼女自身は、大きく誰かを傷つけることはしていない。

      あの時の男だって、気絶をしていただけで大きな外傷はなく、その前にカツアゲをしていたという証言まである。
      十分情状酌量の余地ってやつはあるし、メモリの毒を抜くことさえできたら……

    153 :

    >>1の画像顔面崩壊しすぎなんだけどもっと良い画像なかったの

    154 = 111 :

    ジョーカー「……ん? そういえばだれがメモリを――」

      ベルトからメモリをひきぬく直前にふと思い出す。
      そうだ、この事件での悪役がいるとすればそれはこの嬢ちゃんにメモリを売りつけたやつの存在だ。

      いったいどこで……そう思って振り返ったとき、水晶の体へと変質した状態の嬢ちゃんが突っ込んできていた。

      ろくに構えることもできず思いっきりくらい吹き飛ぶ。いったいどうして、と思う前に今度は嬢ちゃんが吹っ飛んだ。


    ジョーカー「なっ……!?」

    P「え……あ……っ」


       嬢ちゃんが吹っ飛ばされたのと反対側、光が飛んできた方向へと目をやると見たことのないドーパントがそこに立っている。


    エナジー「チッ……仮面ライダーの始末とはいかなかったか……!」

    155 :

    やべえならすぼすじゃないかー

    156 = 114 :

    あれこいつメモリブレイクされなかったっけ?

    157 = 110 :

    >>156
    最終話とその一話前の間

    158 = 111 :

    P「ひ、か……!」

    ジャスティス「ご、ごめん……あた、し……」

    ジョーカー「……大丈夫だ。すぐに病院に連れてってやる」

      不意打ちで背後から撃たれそうだったのを、嬢ちゃんがかばってくれたようだ。
      ギリ、と拳を強く握る。怒りに身体が震える。
      
    ジョーカー「……てめぇ、なんのつもりだ」

    エナジー「なにって……ふん、教えてやるよ! 俺はなぁ、この街に……もういちどガイアメモリをもたらすカリスマだ!」

    ジョーカー「カリスマ……? いや……」

      こいつ、今なんて言った?
      『この街にガイアメモリをもたらす』……だと?

      つまり、この嬢ちゃんにメモリを渡したのは……

    エナジー「俺だよ……ケッ、レアなメモリだったけど使えねぇし流したはいいけど……まさかお涙ちょうだいで負けるとはなぁ」

    159 = 155 :

    しかし随分登場早まったなこいつ
    まだ若菜姫のガイアインパクトすら起こってないだろ

    160 = 111 :

    ジョーカー「……」

    エナジー「まぁ、いい! 俺の軍団EXEを完成させるために仮面ライダーは邪魔だ!」

    エナジー「本当は今の一撃で決めてやるつもりだったけど……でもこのレールガンは最強だぜ! 避けられるわけがねぇ!」

    ジョーカー「もういい、しゃべるな」

    エナジー「見せてやる! 俺の本当の力はなぁ、仮面ライダーごとき相手にならないぐらい……」

    ジョーカー「絶対にゆるさねぇ……!」


      ジョーカーメモリを素早くひきぬくとマキシマムスロットへとセットする。
      強くたたくと、全身のエネルギーが増大して、次第に1部分へと集まっていく。

          ≪Joker!MAXIMUM DRIVE!≫

    ジョーカー「ライダーパンチ……!」

      強く地面を蹴って飛びかかると、腕へと集中させたエネルギーを叩きこむ。

      ドーパントはもんどりうって転がっていくがメモリブレイクにはいたっていない。


    エナジー「ぐへぁっ!? て、てめぇひとのはなしは――」

    161 = 111 :

      そのまま再びマキシマムスロットを叩く。
      またエネルギーが増大し、今度は足へとエネルギーが集中していく。

          ≪Joker!MAXIMUM DRIVE!≫

    ジョーカー「ライダーキック……!」

      立ち上がろうとしていたドーパントの胸へと飛び蹴りを放つ。
      大きく吹っ飛ぶと、メモリが排出されて破壊される。

      ……メモリブレイクだ。


    エナジー「そん……な……!」

    ジョーカー「……照井に連絡しとくとして、問題は……」


    P「光……光っ……」

    ジャスティス「………」

    ジョーカー「嬢ちゃんの……メモリが出てない、のか……」

    163 = 111 :

      このままだと、非常にまずい。

      これまではメモリの毒素に侵されていたのを、精神力で持ちこたえてどうにか安定させることができていた。
      しかし使用者がが気絶してしまえば話は別だ。

      毒素は体に回って、精神か肉体……あるいは両方に異常をきたす可能性が非常に高い。
      だからといって、さっきの攻撃のダメージも残っているのに無理にメモリブレイクをしようとすれば……

    ジョーカー「くそっ……!」

      こんな時。あいつが……フィリップが、いたら。
      エクストリームの力でなら正確にメモリだけをブレイクすることができたかもしれない。

      このままじゃあ、助けられない……!

    P「……このまま、病院に」

    ジョーカー「いや、ダメだ……この状態じゃ治療もできねぇ……俺は……!」


    ??「……困ってるみたいだね、翔太郎?」

    164 = 111 :

    ジョーカー「フィリップ!? 」

      後ろから声をかけられ、驚き振り返る。
      しかしそこに立っていたのはよく知った相棒ではなく……


    若菜「……やぁ。翔太郎」

    P「え? あ……わ、若菜姫!」

    ジョーカー「……え?」


      若菜姫だった。先日、失踪して以来誰にも見つけられなかった園崎家の生き残りだ。
      だが、そのしゃべり方や雰囲気はまるで、あの園崎若菜でも、若菜姫でもなく俺の相棒、フィリップそのものだ。


    若菜「今は……説明している時間が惜しい。いいかい、一時的に……この子へクレイドールの力を使って干渉する」

    ジョーカー「あ、あぁ」

    若菜「再生のエネルギーが体外を循環するのは一瞬だ。タイミングを外せば彼女の体が耐えられないだろう」

    165 :

    女装の更に上をいくとかフィリッ八はレベル高いな

    166 = 111 :

    ジョーカー「……わかった。その一瞬でメモリを砕くんだな?」

    若菜「できるかい?」

    ジョーカー「当然だろ……だけどな、プロデューサーさんよ」

    P「俺、ですか?」

    ジョーカー「あんたはどうだ? ……悪魔に賭けられるか?」

    P「俺は……光が助かるのなら。その可能性があがるのならなんだってします!」

    ジョーカー「オッケー。そこまで言われちゃ……決めなきゃなぁ!」

    若菜「あぁ、いくよ翔太郎」

    ジョーカー「ああ……」

          ≪Joker!MAXIMUM DRIVE!≫

    若菜「はぁぁぁっ!」

    ジョーカー「おりゃあっ!」

    167 = 111 :

    ジョーカー「……」

    若菜「……ふぅ」

    P「あ……あぁ……」

    「……う……うう……」

    翔太郎「成功だ。どうやら……うまくいったみてぇだな」

    若菜「あぁ、さすがだね……相棒」

    翔太郎「……お前、やっぱりフィリップだよな?」

    若菜「少し、いろいろあってね……まだ、この体は僕のものじゃない。だけど姉さんが……この体を、僕にくれたんだ」

    翔太郎「なん……だよ、それ……」

    若菜「もうしばらく、この体を作り直す必要がある……このままじゃあ、いろいろと不便だしね」

    翔太郎「ってことは……お前……」

    若菜「約束するよ。もうしばらくしたら帰るってね……今回の、件で。だいぶエネルギーを使ってしまったから……」

    翔太郎「あ……お、おい、フィリップ!」

    若菜「気長に待っててくれ。君がハードボイルドになるよりは早く帰ってくるからさ……」

    168 :

    照井が退院してなくて若菜がガイアインパクトを済ましている
    左のポロリでフィリップの死を知った訳ではない
    つまり照井さんのカッコいいお言葉がなかった事に、おのれディケイド

    169 = 142 :

    しえんするよー!

    170 :

    仮面ライダー見てないけど支援

    171 = 111 :

    翔太郎「……消えちまった」

    P「あの。あの人は……若菜姫、じゃないですよね」

    翔太郎「あぁ、あいつは……俺の、相棒だ」

    P「……」

    翔太郎「ったく……あんにゃろう、かっこつけやがって……」

    P「……よかった、ですね」

    翔太郎「ああ……いけねぇなぁ。急に雨が降ってきたみてぇだ……」

    P「救急車……きたみたいですよ」

    翔太郎「こっちの男のためのパトカー付きでな」

    P「ははは……」

    翔太郎「とりあえず、一件落着だな……」

    173 :

    しえん

    175 = 111 :

    亜樹子「でも、アイドルってことは可愛いんでしょ? あー、あたしも直接会ったりすればよかったかも……ラジオは聞いたことあるんだけどね?」

    翔太郎「そのうち、嫌でも見ることになるだろ」

    亜樹子「え?」

    翔太郎「有名アイドルになっちまうだろ、ってことだ。さ、今日も依頼をこなすとすっか!」

    亜樹子「そ、それならなおさら会いたかったー! くぅーっ……」


      きっとプロデューサーといっしょにあの嬢ちゃんもやり直せるはずだ。

      なぜなら――最高の相棒がそばについているのだから。



    「プロデューサー、また迷惑かけちゃうかもしれないけど……よろしく」

    P「あぁ、いくらでも付き合うさ! 頼むぞ、相棒?」


     
    終わり

    176 :

    銀の体に赤い剣ってシャドームーンっぽいな
    水晶っぽいてシャンゼリオンかウィザードっぽいな

    177 = 173 :

    夜通しお疲れさん
    すげぇ面白かった

    179 :

    待ってて良かった。
    1のW愛がとても良く伝わるいい作品だった。展開も30分枠を意識して作ってたのか?
    読んでいる側としてはそんな印象だったが。


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