元スレ藤岡「南カナが好きすぎて、惡の華は満開だ!!!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
251 = 32 :
春香「それなら、カナ。とりあえず、洗濯しちゃいなさい。明日までに乾かそうと思ったら今からやっておかないと」
夏奈「そ、そうだね。じゃあ、行ってくる」
春香「使い方、わかるわよね?」
夏奈「バ、バカにするな!! それぐらいできる!!」
春香「そう。なら、がんばってね」
夏奈「おう!」
藤岡「南、本当にいいの?」
夏奈「いいんだ! お前はリビングでチアキの椅子になってろ!!」
藤岡「わ、わかったよ。それじゃあ、よろしく」
夏奈「カナ様に任せろ!!」
千秋「よーし、藤岡。ハルカ姉さまの料理が出来るまで一緒に遊ぶかい?」
藤岡「そうだね」
内田「なにして遊ぶー?」
夏奈「ふぅー……」
夏奈(勢いで言ってしまったが、面倒だな……。だが、まぁ、仕方ないな)
252 = 49 :
リコェ……
253 = 32 :
夏奈「さーてと。ええーと……確か、これを……押して……洗剤を入れるんだったっけか?」
夏奈「まぁ、いいか。テキトーで」
夏奈「さ、投にゅ――」
夏奈(藤岡の匂い……。確かに悪くなかったな……)
夏奈(もう一度ぐらい、いいか)
夏奈「……」スーハー
吉野「――どんな匂い?」
夏奈「ひゃぁ……!?」
吉野「どうしたの?」
夏奈「あ……あの……よ、よしの……これは……」
吉野「どんな匂いの柔軟剤使ってるのか気になって」
夏奈「ひぃ……」
吉野「どうしたの、カナちゃん。変なのー。あははは」
夏奈「わ、わるかったよぉ……うそついたのはあやまるよぉ……」
吉野「えー? なんのこと?」
254 = 196 :
やはり最強は吉野嬢か
255 = 72 :
年下に弱みを握られるカナ
256 = 242 :
さっきの藤岡の告白が無駄にならないことを祈る
257 = 32 :
千秋「よかったな、藤岡。仲直りできて」
藤岡「これもチアキちゃんたちのおかげだよ。本当にありがとう」
内田「えへへー、ありがとー」
千秋「お前、何か具体的にしたのか?」
春香「あ、そーだ。藤岡くん」
藤岡「なんですか?」
春香「実は――」
春香(このカナに似た香りの香水、もう必要ない、か)
春香「ごめん。なんでもないわ。もうすぐ出来るから待っててね」
藤岡「はい。楽しみにしてます」
春香「うんっ」
内田「あれ、そういえば吉野どこいったんだろ?」
千秋「いないな。トイレじゃないか?」
内田「そっかー。トイレかー」
藤岡(今まで気にもしなかったけど、チアキちゃんの匂いは南に似てる……。あ、いやいや!! もうこんなことはやめるんだ!! オレ!!)
258 = 72 :
頭のにおいが一番、体臭の中で、他人に伝わりやすい
腋臭みたいなのは別として
259 = 191 :
おまわりさん あ、まだいいです
260 = 32 :
春香「はーい、おまたせー」
吉野「美味しそう」
内田「いただきまーす!!」
千秋「美味しゅうございます、ハルカ姉さま」
藤岡「本当に美味しいです」
春香「ありがとー。おかわりもあるからね」
夏奈「……」
藤岡「南? どうしたんだ?」
千秋「元気ないな」
夏奈「いや……マコちゃんの苦しみが分かってきて……」
千秋「マコちゃんの?」
吉野「マコちゃんって苦しんでるの? 誰に?」
内田(私の知らないところで何かあったんだ!!!)
夏奈「内田、伝えておいてくれ……。お前には優しくするって」
内田「う、うん!!」
261 :
吉野なにしてたんだ
262 = 32 :
藤岡「今日は本当にお世話になりました」
春香「いいのよ。気にしないで」
千秋「またなー」
内田「藤岡くん、家まで送ってねー」ギュッ
藤岡「うん。勿論」
吉野「お願いします」
夏奈「藤岡、責任もってユニフォームとタオルは明日、渡すから」
藤岡「お願い。ユニフォームはなんとかなるけど、タオルは必ず明日返して欲しい」
夏奈「ああ、分かった」
春香「またね」
内田「お邪魔しましたー!」
吉野「おやすみなさい」
千秋「カナ、タオルは大事みたいだからドライヤーとか使ってふわふわにしてやったほうがいいんじゃないか?」
夏奈「そこまでしないとダメか?」
春香「やったほうが喜んでくれるでしょ」
263 = 51 :
しえん
264 = 72 :
そんなのよりも、そのタオルで夏奈の身体を拭いて渡した方が喜ぶ
265 = 32 :
翌日 小学校
冬馬「そうか。藤岡とカナは仲直りしたのか」
千秋「カナも同じことをしてしまったからな。これで平等だ」
冬馬「カナも!? それって……」
内田「違うの。カナちゃん、藤岡くんのお風呂上りの姿を見ちゃって」
冬馬「それが何か問題か?」
千秋「そのときの藤岡、何も着てなかったんだ」
冬馬「なにぃー!? そ、それで!?」
千秋「いや、だから、それで仲直りしたってだけだが」
冬馬「ああ、なんだ。そこに繋がるのかよ」
内田「他に繋がるところあったっけ?」
千秋「まぁ、これで藤岡も堂々と私の家に来ることができる。一件落着だ」
冬馬「オレとしても一安心だな。藤岡と会う機会が減っちまうし」
内田「トウマはまだいいよ。サッカーしてるから会おうと思えば会えるんだから。私なんて機会なくしちゃうよ」
千秋「それは私も同じだな。カナがいないと藤岡には会えないからなぁ。喧嘩してもらっては困る」
266 = 72 :
別に藤岡と内田は会う必要性がない気がする
267 = 32 :
高校
アツコ「ハルカ、カナちゃんと藤岡くんはどうなったの?」
マキ「破局したの?」
春香「そんなわけないでしょ」ゴンッ
マキ「いたっ」
アツコ「じゃあ、仲直りできたんだ」
春香「うん」
アツコ「香水は、どうしたの?」
春香「ここにあるわよ」
アツコ「藤岡くんに渡さなかったんだ……」
春香「ごめんね。渡さないほうがいいような気がして」
マキ「いや、それはある意味、正解だよ」
春香「マキもそう思う? 私もね、この香水を渡したら、藤岡くんはダメなほうへ向かってしまうような気がして……。今が一番いいと思うから」
アツコ「うん。ハルカは間違ってないよ」
春香「でもね、少しだけ使ったの。藤岡くんが部活でがんばれるようにね」
268 = 49 :
これは……
269 :
つまり借り物のタオルに……
270 = 72 :
ああ、これは藤岡が保坂面に堕ちていきそうだ
271 = 32 :
中学校
夏奈「はい、藤岡」
藤岡「ありがとう、南」
夏奈「穴が開いてたら謝る」
藤岡「いいよ。練習用のユニフォームだから」
夏奈「そうか。それじゃあな」
藤岡「ありがとう」
夏奈「ふんっ」
藤岡(すごく綺麗になってる。匂いも……)クンクン
藤岡「な……!?」
藤岡(ユニフォームから南の匂いがする!? ど、どうして……!?)
藤岡「もしかして……もしかして……」
夏奈『藤岡にユニフォームを返す前に……着ておこうかな……』
藤岡(南が……南がオレのユニフォームを……!! このユニフォーム……着るのが勿体無い……!!!)
272 = 163 :
藤岡も中学生男子だからな
これくらいの妄想はしてしまうだろう
273 = 191 :
すでにダメな方で行ってしまった…
274 = 135 :
なんでそっちに行った春香お姉さまぁぁぁ
275 = 49 :
やはり春香姉様も経験不足……!
276 :
タオルだけじゃなくユニフォームにもつけちゃったか……
277 = 113 :
うおおおおお!!全力支援
278 = 32 :
夏奈「なあ、ケイコ。ちょっと聞いてくれ」
ケイコ「藤岡くんと仲直りしたの?」
夏奈「それは大丈夫だ。いや、質問したいのは私なんだが」
ケイコ「どうかしたの?」
夏奈「いやね。藤岡のやつ、ケイコが言ったとおり私の匂いが好きらしいんだけど、どうしたらいいと思う?」
ケイコ「どうするって?」
夏奈「藤岡の誕生日とかに私の匂いの香水とかあげたいんだけど、作れたりすると思う?」
ケイコ「体臭を香水にするってどうだろう……。作れるかもしれないけど、個人で作るには難しいんじゃない? それこそ、汗を染みこませた服でもプレゼントしないと」
夏奈「それはすぐに臭くなるでしょう? それじゃあ、ダメだ」
ケイコ「匂いを嗅がれるのは、嫌じゃなくなったの?」
夏奈「え? いや、なんというか……。まぁ、別に悪くなった……」
ケイコ(昨日、何があったんだろう……。カナが少しだけ大人に見える)
夏奈「まぁ、無理なら仕方ないか。匂いは諦めよう」
ケイコ「カナがずっと傍にいればいいんじゃ……」
夏奈「なんでそんなことまでしなければならないんだ。そこまでしてやる義理はない!」
279 = 72 :
抱きついてやれ
280 = 32 :
藤岡「あの、タオル貸してくれてありがとう」
リコ「え!? あ、うん!! でも、今日も使っていいけど」
藤岡「今日は自分のを使うから」
リコ「そ、そうなんだ……。あ、あの! また、応援に行ってもいい?」
藤岡「勿論だよ。いつでも見に来てくれていいから」
リコ「う、うん!! またタオルもっていく!!」
藤岡「嬉しいけど、気を遣わなくていいから」
リコ「そ、そう?」
藤岡「気持ちだけで十分だから。それじゃあ」
リコ(藤岡くんがわらったぁ……はぁぁ……)
リコ「それにしても……」
リコ(タオルがふわふわ……。すごく丁寧に洗ってくれたんだ……。藤岡くん、やっぱり優しい……)
リコ「ん……?」クンクン
リコ「……」
リコ(タオルからカナの匂いがする!!!)
281 = 49 :
キマシ
282 = 72 :
あちゃー
283 = 135 :
カナと藤岡が寝たと勘違いするリコ
284 = 49 :
おっと先を予想するのはナンセンスだぜ…
285 = 32 :
夏奈「参考になった。ありがとう、ケイコ」
ケイコ「いいよ」
リコ「ケイコ」
ケイコ「きゃぁ!? リ、リコ……? どうしたの?」
リコ「あのね……Aさんが大好きなBさんにタオルを渡して、翌日に返してもらったんだけど、そのタオルには何故かCさんの匂いが染み付いてたんだけど……どういうことだと思う?」
ケイコ「え? な、なにそれ?」
リコ「ねえ、どういうことだと思う!?」
ケイコ「えーと……えーと……」
ケイコ「きっと、Aさんに嫉妬したCさんがタオルを途中で盗んで、Cさんが脇とか汗を拭いたとか、じゃないかな?」
リコ「なるほど……そういうことなのね……なるほど……」
ケイコ「リコ? 大丈夫?」
リコ「負けるもんですかぁ……!!」
ケイコ「リコ……」
夏奈「おーい、ケイコー。次、理科室だったっけ?」
ケイコ「ああ、うん。もうそろそろ行かないとね」
286 = 32 :
廊下
夏奈「よーし、私はアルコールランプを消す係ね」
ケイコ「アルコールランプは使わないと思うけど」
夏奈「なんだ、つまらん」
ケイコ「あれ、カナ。ノートは?」
夏奈「いるのか? 実験でしょ?」
ケイコ「カナ……」
夏奈「冗談だって。忘れただけ。取ってくる」
ケイコ「もー。遅刻しちゃうよ」
夏奈「ケイコは先に行ってていーから」
ケイコ「私も行くよ。ノートを取りに戻って教科書忘れたら意味ないし」
夏奈「私はそこまで抜けてないぞ!!」
ケイコ「はいはい。早くもどろ」
夏奈「あーもう。ケイコめぇ」
ケイコ「もうみんな行ってるから、急いで」
288 = 49 :
ゃ
289 = 72 :
どうなる
290 = 32 :
夏奈「いいか? こんなことは稀だ。ケイコは運がいいよ」
ケイコ「毎日、見ている光景だけど……」
夏奈「なんだと? もう一回言ってみろ」
ケイコ「そんなことはいいから、ノートを――」ガラッ
リコ「はむっ……はむはむ……」
夏奈「お……?」
ケイコ「リ、リコ……?」
リコ「はむっ……はむぅ!?」
夏奈「お前……何を食べてるんだ……?」
リコ「あ……だって……こうでもしないと……においが……」
ケイコ「そ、それ……誰のユニフォームなの……?」
夏奈「匂いを嗅ぐ奴は珍しくないとは聞いたが……食べるやつはリコだけだろうな……」
ケイコ「先生にはリコは具合が悪いからって伝えておくね……。あ、あと誰にも言わないからぁ!!」
夏奈「私もノートをとりに来ただけだから!! ご、ごゆっくり!!!」
リコ「ま、まって!!! 違うの!! これは匂いをつけたかっただけなのー!!!」
291 = 191 :
変態ってうつるんだな
292 = 135 :
口臭を移してるのか…?
293 = 32 :
放課後
夏奈「なぁ、藤岡」
藤岡「み、みなみ!? な、なに!?」
夏奈「今日も練習だろ? 私が洗ったユニフォームを着るのか?」
藤岡「え……?」
夏奈「その……着ないほうがいいぞ……?」
藤岡(そ、それって……やっぱり、オレのユニフォームを着たから、オレに着られるのは恥ずかしいってことか!? それってつまり、南はオレのことが……!!)
夏奈(リコが食べていた服を知らずに着るのは藤岡が気の毒だしな)
藤岡「……わかった。このユニフォームは着ないよ」
夏奈「そうか。それじゃあ、練習がんばれよ」
藤岡「うん!! 南!! がんばるよ!! オレ!!! がんばるから!! これからも!!!」
夏奈「おう」
藤岡(あの時、通じてたんだ……。よかった……やっと想いが……!!! あとはきちんと付き合ってって言うだけじゃないか!! 南は待っているんだ!! 絶対に!!!)
藤岡「よっしゃぁ!!!」
夏奈(藤岡のやつ、気合入ってるなぁ。まぁ、多少汗臭いほうがいいけど……いやいや。何を言ってるんだ、私は。もう忘れないと)
294 :
最近思ったんだけどマコトとバターズってキャラ被ってるよな
295 = 196 :
藤岡は応援したくなるイケメン
296 :
マコちゃんハァハァ
297 = 32 :
小学校
内田「チアキー、今日も遊びに行ってもいい?」
千秋「いいぞー」
マコト「オレも招待されてたりするか!?」
千秋「あ?」
マコト「い、言ってみただけだから……」
千秋「ああ、そういえば」
マコト「え? なに?」
千秋「……」クンクン
マコト「うわぁ!? なにするんだ、チアキ!!!」
千秋「……悔しいが、悪くないな」
マコト「な、なにが!?」
千秋「うむ、合格。じゃあな」
マコト「合格!? 家に行ってもいいのか!? チアキ!!」
千秋「いや、誰もそんなこと言ってないだろ、バカ野郎」
298 = 32 :
高校
春香『保坂先輩、汗がいっぱい出てきてますね。今、拭いてあげますから』
保坂「いつもすまないな。南ハルカ。今日はいつもよりも多く出ている」
春香『ふふ、そうです――』
保坂「む……? 匂いが弱くなったか。よし」シューッ
春香『ごめんなさい。さあ、今汗を拭きますね』
保坂「頼むぞ。南ハルカ」
マキ「あの人、何してるの?」
アツコ「さぁ……。タオルに何か吹き付けてたけど、制汗剤みたいなものかな?」
マキ「香水の小瓶にも似てるけど。もしかして……ハルカの匂いのやつを……?」
アツコ「ま、まさか。いくら保坂先輩でもそこまではしないと思うよ?」
マキ「ああいう人になったら、おしまいだね……。きもちわるい」
保坂「南ハルカがオレの汗を吸収するぞ!! あははははは!!!」
おしまい。
299 = 51 :
乙
きもちわるい……
300 = 135 :
ユニフォームのにおいは…
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