元スレ京介「ん、何!? これ酒かよ!」
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51 = 13 :
京介「……」
桐乃「それだけ、だから…」
京介「……」
桐乃「っ…な、なによ…なにかいってよ…」
京介「そうか」すっ
桐乃「っ…!」ビク
なでなで
京介「ありがとな、桐乃。嬉しいよ、俺は」
桐乃「…子供、扱いすんなっ」
京介「ん、そしたら抱きしめてやるか?」
桐乃「ば、ばーかばーか!」
京介「ははっ、だろ? なら黙って撫でられとけよ」
桐乃「……ばーか」
52 = 45 :
ペロ乃
54 :
黒猫かわいい
56 :
京介「…」なでなで
桐乃「ふんっ」
京介「うっし、そうだな。今日は何処か食いに行こーぜ、桐乃」ポン
京介「ファミレスでもファーストフードでもいいぞ、兄貴が奢ってやる、それもいっぱいだ!」
京介「どうだ? 今日の俺はちょっと太っ腹だぞ、前に行ったナンチャラ店みたいなお洒落な店でも可だ!」
桐乃「…お金あんの、アンタに」
京介「ふん、舐めるな受験生を。金を使う暇すらなかったぜ…」
桐乃「くす、確かにそうだったかも」
京介「……。じゃあ行くか桐乃、出かける準備して来い」
桐乃「え、あ、うん、えーと…その、このままでいい、かな」
京介「あん?」
桐乃「べ、別に着替えなくても……これでいけるし、へーきへーき!」
京介「いや、流石にそれじゃ薄着過ぎるって言うか、何か上からでも着て来いよ」
59 = 56 :
桐乃「大丈夫だってば! あたしってこう見えて、身体丈夫だし、健康体だし、ほら! スポーツマンっしょ?」
京介「……」
桐乃「だ、だからこのまま外に出て、出かけても平気っていうか~」
京介「桐乃…」
桐乃「な、なによ?」
京介「お前、何か隠してないか?」
桐乃「は、はぁ? 馬鹿言わないでよ、アンタに何を隠すっていうワケ?」
京介「ま、まあそうだけどよ…」
桐乃「でしょ? まあ、ちょっとアタシってばミステリアスな所もあるし、勘ぐっちゃうのもわかるけどさ~」
京介(丸顔がなにいってやがるんだ…ん、なんだ…財布がやけに軽く感じる?)パカ
京介「…あれ?」
桐乃「ということで、兄貴。静かにドアを開けて静かに出かけようじゃん…」キィ
京介「待て、桐乃」
桐乃「っ!?」びくっ
60 :
紫煙
61 = 56 :
桐乃「な、なによっ…?」
京介「なにか、俺って忘れてない…か?」
桐乃「はぁ? ば、ばかじゃない? 記憶喪失にでもなっちゃったワケ? あはは、うけるー!」
京介「財布の中身が、少ないんだ。使った記憶なんて、これっぽっちも無いのに」
桐乃「…あ、ヤバ」
京介「んっ!? おい今ヤバって言ったか!?」
桐乃「えっ? ち、ちが! そうじゃなくって、その~……!」
京介「なんだよ! お前、何を隠してるんだよ!」
桐乃「ち、違うってば! べつにアタシは隠してるわけじゃ、うっ…来ちゃう、隠れないと!」ばばっ
京介「は? 隠れるって何を言って…」
桐乃「ば、ばか兄貴! アタシが来てること言わないでよね!」がらら
京介「お、おい! どうしてクローゼットの中に隠れるんだよ!」
桐乃「うっさい!」ばたん
京介「ちょっと待てって!」
がちゃ
63 = 45 :
桐乃、
64 = 56 :
京介「なんだよ、急に桐乃の奴──」
「──あら、起きてたのね。ちょうど良かったわ」
京介「って、はい? く、黒猫?」
瑠璃「ええ、そう。それがどうしたの?」
京介「「どうしたのって、お前どうして俺の家に?」
瑠璃「はい? どうしてって、それは……」
京介「それは?」
瑠璃「……………………」
京介「お、おい? どうした?」
瑠璃「…………貴方とデートする約束をしていたからでしょう、忘れてしまったの?」
京介「え、デート!? マジで!?」
瑠璃「ええ、そうよ」
京介(黒猫とデート!? そんな大事なこと忘れちまってたのか俺!?)
65 :
策士黒猫
66 :
やりおる
69 = 56 :
瑠璃「困ったお兄さんね、せっかくこうやって私から出迎えてあげたというのに」
瑠璃「…それとも私なんていう存在も忘れて、酒池肉林に溺れていたのかしら?」
京介(な、なんだ!? 違うって言いたいが、そう言いきれない自分がいる!)
瑠璃「まあ、いいわ。それはもう終わったことだもの」
京介「お、終わったこと…?」
瑠璃「気にしなくてもいいってことよ。それよりも、貴方……ちょっと臭うわよ」
京介「え?」
瑠璃「身体」
京介「身体って……ん、ちょっと汗臭いか…?」
瑠璃「ちょっとというほどじゃないでしょう。この距離からでも臭うのだから、相当なものよ」
京介「す、すまん! わからんが、寝汗かもな…ちょっくらシャワーでも浴びてくる」
瑠璃「そうね」
京介「おう」
瑠璃「…ちょっと待ちなさい」
71 = 56 :
ちょいうんんこ
72 = 56 :
京介「ん、どうした?」
瑠璃「少しだけ、時間をくれないかしら」
京介「え、なんで?」
瑠璃「いいから黙ってベットの端にでも座ってなさい。すぐに戻るわ」すっ
京介「お、おう…」
瑠璃「良い事? 黙ってそこで座ってるのよ」
きぃーぱたん
京介「一体何だって言うんだ…?」
がらら!
桐乃「黒猫の奴っ…! よくもまぁいけしゃーしゃーと…っ!」
京介「お、おい桐乃! どうしたいきなり隠れて…いや、それよりも俺って黒猫とデートの約束してたんだろうか…?」
桐乃「うっさいわよ馬鹿! アタシが知るわけないでしょ!」
京介「そ、そうだよな…」
桐乃「ぎりり、どうするべき…? こうも前に出て来られたらアタシも出れる暇が…」
74 :
支援は紳士のたしなみ
76 :
これはいい
79 :
麻奈実な
81 = 56 :
京介「桐乃?」
桐乃「…そう、だ…今なら色々と出来るかも…」だだっ
京介「お、おい! 桐乃!?」
桐乃「アンタはここで黙って待ってて!」がちゃ!
桐乃「……その方がアンタの為でもあるから」バタン!
京介「お、おい…どういう意味だよ一体…」
京介「……」
京介(どうなってやがるんだ? どうも俺は勘違いをしている気がしてならないんだが…そこがわからん)
京介「俺は一体、何を忘れてるんだ…?」ズキン!
京介「痛っ!」
(──きょうちゃん、あのね)
京介「はぁっ…はぁっ…え? 今のって…麻奈実…?」
京介「どうして、麻奈実のことを思い出したんだ…?」
がちゃ
瑠璃「きたわよ」
83 = 56 :
京介「お、おう! 黒猫……」
瑠璃「待たせてしまってごめんなさい、これを用意してたのよ」カタ…
京介「これって、ヤカン?」
瑠璃「そう、そして風呂場から持ってきた桶に入れて、タオルを付ける」ちゃぷ
京介「……」
瑠璃「……」
京介「…いや、黒猫。お前がやりたいことは言わんとしても分かるんだが…」
瑠璃「そ、そうかしら」
京介「別に普通にシャワーを浴びてくれば良いだけの話じゃないか?」
瑠璃「それは駄目よ!」
京介「なんで!?」
瑠璃「そ、それはっ……その……」
京介「な、なんだよ」
瑠璃「…地球が滅びるからよ」
京介「スケールでけーなオイ!」
85 = 56 :
京介「俺がシャワー浴びたら地球滅びるのか!? こぇえええ!」
瑠璃「そうよ、恐れ慄きなさい…貴方の皮膚から溢れだすダークマターが水源を汚染し、地球規模で壊滅状態となるのよ」
京介「…末恐ろしい生物兵器だな、俺」
瑠璃「理解できたかしら? そんな貴方の噴き出す抗生物質に的確な対処が可能なのは……私しか存在しない」
瑠璃「つまりは、そう! 貴方の身体を拭く事が出来るのは私しかいないってことなのよ!」ビッシィイイイ!
京介「っ!?」
瑠璃「……」ぷるぷる
京介「そ、そうか……なるほどな」
瑠璃「え…」
京介「わかったよ、黒猫。お前が言ってる事も一理ある」
ドン!
京介「? なんか隣の壁がうるさいが、まあ、いい」すた…
瑠璃「っ…!」びく
87 = 56 :
京介「さあ、黒猫。拭いてもらおうか、俺の身体を」ばさぁ
瑠璃「ひっ」
京介「ん、どうした?」
瑠璃「あっ…や、その…なんでもないわよ、フフフ」
京介「そうか、じゃあお願いする」
瑠璃「……………」
京介「どうした黒猫?」
瑠璃「い、いいからあっちを向いていなさい!」ぐいっ
京介「おう」
瑠璃「…………」
瑠璃(な、なんなのかしらっ…なんだか随分と積極的というか、
確かにここぞと言う時にお節介になるのは知っているのだけれど…)
瑠璃(あの言い訳で貴方がこうも従うとは思えないのだけど…)
京介(ふふ、黒猫の奴め。戸惑ってやがるな! 俺は分かったんだ、この場の状況をな…)
京介(桐乃の件を含め、黒猫もそうだが──俺にドッキリをしかけようとしてやがるな!)
88 = 56 :
京介(どういったドッキリを仕掛けてきているかは分からねえが、
まあいい……ここはお前らの言う通りにワザと従ってやる!)
瑠璃「………」ドキドキ
京介(さあ、来い黒猫ォ! お前の手さばき、見届けてやろうじゃねえか!)
瑠璃「い、行くわよ…」すっ
京介「おう!」
瑠璃「………」ぐいっ
京介「ん…」
瑠璃「………」ふきふき
京介「ん、ん」
瑠璃「…湯加減というか、熱くはないかしら」
京介「お、おう。大丈夫だ、平気だぞ」
瑠璃「そう…」ふきふき
京介(ん~……なんだろうこの気分、不思議な気分だ)
瑠璃「よいしょっと」ギュー
89 = 56 :
京介(なんつぅーか、すっげードキドキする…)
瑠璃「次、腰のあたり拭くのだけれど…」
京介「お、お願いする…」
瑠璃「ん」フキフキ
京介(凄いくすぐったい!)
瑠璃「………」ふき
瑠璃(拭いたタオル…)
瑠璃「………」チラ
瑠璃「………」
瑠璃「……」すっ
くんくん…
桐乃「フゥン!」ばぁん!
京介「うおおっ!?」
瑠璃「きゃああ!?」
92 :
早さが足りない
94 = 56 :
瑠璃「あ、あなたっ…!」
京介「桐乃っ!?」
桐乃「……あんた、なにやってんの?」
瑠璃「…ふ、ふふ、それは簡単には答えられぬ問題ね…」
京介「は、ははっ! 何を怒ってんだよ桐乃…!」
桐乃「……」
瑠璃「な、なにかしら?」
桐乃「今、アンタ、タオルのにお」
瑠璃「だめぇ──!!」ばばっ
京介「だ、だめ…?」
桐乃「むぐぉっ!?」
瑠璃「はぁ…はぁ…ふふふ、何を一体解放させようとしたのかしら貴女は…っ!」
桐乃「むぐぅー!」
瑠璃「い、いいからこっちに来なさい! はやく!」ずりずり
ぱたん
95 = 68 :
クンカクンカ!
96 = 56 :
京介「………」
京介「ハックション!」
京介「ズビビっ…何だ一体、黒猫が桐乃を連れていっちまった」
京介(これが二人のドッキリだったのか? なんだかしっくりこねえな…)
京介「とりあえず、服着るか…」
コンコン
京介「ん、誰だ…いいぞー!」
「失礼します、もう体調のほうがいいんです──きゃー!!!」
京介「うおっ!?」
あやせ「なっ…なっ…なんて格好なんですかお兄さん!! 変態変態!」
京介「なっ!?ちょ、待ってくれ!」
あやせ「は、裸でっ…入室を許可するなんてっ…わざとですよね! それってワザと見せつけるために私をいれたんですよね!!」
京介「裸って言うな! 下は履いてるぞ! ていうか違う! これは、ちょっとした不可抗力で…!」
あやせ「い、いいから早く上を着てください! 目のやり場に困りますから!!」
京介(あっち向けばいいだろうに……本当に…)
97 = 50 :
ガン見するあやせたん!
99 = 56 :
京介「もういいぞ、眼を開けても」
あやせ「…本当ですか? 実は今の間に下半身も露出してるんじゃないんですか?」
京介「誰がするか!」
あやせ「……」チラ
あやせ「ふぅ、本当に着たようですね」
京介「ああ、当たり前だろ」
あやせ「お兄さんは信用できませんから、本当に信用できませんから」
京介「二回も言わなくていい」
あやせ「重要なことなんです!」
京介「そうか、わかったから…その、要件を言ってくれ」
あやせ「あ、そうでした。下でみなさんがお待ちかねですよ」
京介「あん? 下で誰が待ってるんだ?」
あやせ「はぁー? 何言ってるんですか? とうとう頭の中に虫でもわいちゃったんですか?」
京介(なんだか今日のあやせは、とてもとても毒舌だー)
100 :
>>99
>京介(なんだか今日のあやせは、とてもとても毒舌だー)
いつもだろ
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