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元スレキョン「長門って自分の性格を弄れるのか?」長門「可能」
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キョン「そうだったのか……」
ハルヒ「だから、バナナを食べてくれたときも一緒にお弁当食べてくれたときも、嬉しかったの。でも……」
長門「……」
ハルヒ「あのとき、部室にいたのは有希じゃなかったわ。あたしの嫌いな誰かだった。少なくともあたしにはそう見えた」
キョン「それがショックだったのか?」
ハルヒ「嫌いな人の前では性格を変える人もいるからね」
キョン(そうか。あのときは昼から引き摺ってたのか)
ハルヒ「有希?」
長門「なに?」
ハルヒ「迷惑なら……」
キョン「おい。待て、どうしてそうなる?」
ハルヒ「嫌いな奴とわざわざ一緒にいる意味なんてないでしょ?」
キョン「違う。長門は――」
ハルヒ「何が違うっていうのよ」
キョン「……ハルヒ。俺じゃなくて長門を見てやれよ。なんでこんなことを長門が言ったと思ってるんだ?」
ハルヒ「だから、バナナを食べてくれたときも一緒にお弁当食べてくれたときも、嬉しかったの。でも……」
長門「……」
ハルヒ「あのとき、部室にいたのは有希じゃなかったわ。あたしの嫌いな誰かだった。少なくともあたしにはそう見えた」
キョン「それがショックだったのか?」
ハルヒ「嫌いな人の前では性格を変える人もいるからね」
キョン(そうか。あのときは昼から引き摺ってたのか)
ハルヒ「有希?」
長門「なに?」
ハルヒ「迷惑なら……」
キョン「おい。待て、どうしてそうなる?」
ハルヒ「嫌いな奴とわざわざ一緒にいる意味なんてないでしょ?」
キョン「違う。長門は――」
ハルヒ「何が違うっていうのよ」
キョン「……ハルヒ。俺じゃなくて長門を見てやれよ。なんでこんなことを長門が言ったと思ってるんだ?」
>>302
おい
おい
>>304
おいぃ
おいぃ
>>306
おいぃぃ!!
おいぃぃ!!
ハルヒ「でも……」
長門「私は涼宮ハルヒのことを好意的にみることはできない」
ハルヒ「それは聞いたわよ」
長門「でも、貴方が長門有希のことを信頼してくれているのは分かる」
ハルヒ「べ、べつに……あたしは……」
長門「私のことを避けないで欲しい」
ハルヒ「え?」
長門「信頼には応える」
ハルヒ「あたしのこと嫌いなんでしょ!!」
長門「……」コクッ
ハルヒ「なら、応える必要はないでしょ。何言ってるのよ」
長門「今の貴方なら好きになれるかもしれない」
ハルヒ「な、なに言ってるのよ!! いまさら、そんなこと言っても遅いんだから!!」
長門「……」
ハルヒ「何とか言いなさいよ!!」
長門「私は涼宮ハルヒのことを好意的にみることはできない」
ハルヒ「それは聞いたわよ」
長門「でも、貴方が長門有希のことを信頼してくれているのは分かる」
ハルヒ「べ、べつに……あたしは……」
長門「私のことを避けないで欲しい」
ハルヒ「え?」
長門「信頼には応える」
ハルヒ「あたしのこと嫌いなんでしょ!!」
長門「……」コクッ
ハルヒ「なら、応える必要はないでしょ。何言ってるのよ」
長門「今の貴方なら好きになれるかもしれない」
ハルヒ「な、なに言ってるのよ!! いまさら、そんなこと言っても遅いんだから!!」
長門「……」
ハルヒ「何とか言いなさいよ!!」
キョン「ハルヒ。長門は口下手なんだ。知ってるだろ」
ハルヒ「なによ!! だからなによ!!」
キョン「変わろうとしてくれている今のハルヒなら好きになれるってことだ」
ハルヒ「お……」
キョン「そういうことで、いいよな?」
長門「概ね」
ハルヒ「いや……」
キョン「長門がこう言ったのは、ハルヒ。自分のことを知って欲しかったからだと思うぜ? 長門はいつも部屋で黙って本を読んでいるだけだ。何を思ってるのか誰にも分からない」
キョン「だから、ちょっとした変化で俺だけじゃなくお前まで狼狽した。そうだろ?」
ハルヒ「そうだけど」
キョン「変化したことをしっかりと伝えておきたかったんだ。今の涼宮ハルヒは好きだってことも含めて」
ハルヒ「今までのあたしは嫌いだったんでしょ?」
キョン「釘を刺しておかないと、また昔に戻ったら今度こそ愛想をつかすぞっていう脅迫だな」
ハルヒ「なによそれ!!」
キョン「長門だって変わってきている。言いたいことの一つや二つ言う。お前に対しても、俺に対してもな」
ハルヒ「なによ!! だからなによ!!」
キョン「変わろうとしてくれている今のハルヒなら好きになれるってことだ」
ハルヒ「お……」
キョン「そういうことで、いいよな?」
長門「概ね」
ハルヒ「いや……」
キョン「長門がこう言ったのは、ハルヒ。自分のことを知って欲しかったからだと思うぜ? 長門はいつも部屋で黙って本を読んでいるだけだ。何を思ってるのか誰にも分からない」
キョン「だから、ちょっとした変化で俺だけじゃなくお前まで狼狽した。そうだろ?」
ハルヒ「そうだけど」
キョン「変化したことをしっかりと伝えておきたかったんだ。今の涼宮ハルヒは好きだってことも含めて」
ハルヒ「今までのあたしは嫌いだったんでしょ?」
キョン「釘を刺しておかないと、また昔に戻ったら今度こそ愛想をつかすぞっていう脅迫だな」
ハルヒ「なによそれ!!」
キョン「長門だって変わってきている。言いたいことの一つや二つ言う。お前に対しても、俺に対してもな」
ハルヒ「……有希」
長門「なに?」
ハルヒ「あたしに付き合ってくれるわけね? これからもSOS団の一員として」
長門「……」コクッ
ハルヒ「なら、嫌なことは嫌っていいなさいよ! なんでもイエスマンみたに首を縦に振っていればいいってわけじゃないんだから!!」
長門「……」コクッ
ハルヒ「本当にわかったの!?」
長門「分かっている」
ハルヒ「……な、なら、いいけど」
キョン「……それじゃあ、俺は教室に戻るな」
長門「……」
ハルヒ「なんですって?」
キョン「俺も腹減ってるんだ。勘弁してくれ」
ハルヒ「有希と何を話せばいいのよ!!」
キョン「知らん。コスプレファッションショーの是非についてでも語っていればいいんじゃないか?」
長門「なに?」
ハルヒ「あたしに付き合ってくれるわけね? これからもSOS団の一員として」
長門「……」コクッ
ハルヒ「なら、嫌なことは嫌っていいなさいよ! なんでもイエスマンみたに首を縦に振っていればいいってわけじゃないんだから!!」
長門「……」コクッ
ハルヒ「本当にわかったの!?」
長門「分かっている」
ハルヒ「……な、なら、いいけど」
キョン「……それじゃあ、俺は教室に戻るな」
長門「……」
ハルヒ「なんですって?」
キョン「俺も腹減ってるんだ。勘弁してくれ」
ハルヒ「有希と何を話せばいいのよ!!」
キョン「知らん。コスプレファッションショーの是非についてでも語っていればいいんじゃないか?」
ハルヒ「あれは中止に――」
キョン(さらばハルヒ)
キョン「――さてと、飯食わないとな」
古泉「お疲れ様です」
キョン「よう。閉鎖空間はどうだ? 景気欲ふくらんだか?」
古泉「恐ろしいことを言わないでください。何も観測されませんでした。恐らく、長門さんが離反しても発生はなかったでしょう」
キョン「だろうな」
古泉「涼宮さんが諸々覚悟していたいうことなのかもしれませんね」
キョン(それしかないだろう)
古泉「しかし、貴方の英断には驚きましたよ。涼宮さんと長門さんを信頼しているとはいえ、大きな賭けだったと思います」
キョン「ハルヒは長門の気持ちを知りたいと思っていた。長門はハルヒに対して言いたいことがあった。利害は一致している」
古泉「長門さんの涼宮さんに対する想いですが、どこでお気づきに? 僕の警告を無視できるほどに強い確信があったはず」
キョン「長門がハルヒをコピーしたとき、苦痛そうだったからな」
古泉「僕には判別ができませんでしたが。見事ですね」
キョン「それ以前に長門がハルヒのことを良く思っていないんじゃないかって考えていた。長門が世界を変えたあのときからな」
キョン(さらばハルヒ)
キョン「――さてと、飯食わないとな」
古泉「お疲れ様です」
キョン「よう。閉鎖空間はどうだ? 景気欲ふくらんだか?」
古泉「恐ろしいことを言わないでください。何も観測されませんでした。恐らく、長門さんが離反しても発生はなかったでしょう」
キョン「だろうな」
古泉「涼宮さんが諸々覚悟していたいうことなのかもしれませんね」
キョン(それしかないだろう)
古泉「しかし、貴方の英断には驚きましたよ。涼宮さんと長門さんを信頼しているとはいえ、大きな賭けだったと思います」
キョン「ハルヒは長門の気持ちを知りたいと思っていた。長門はハルヒに対して言いたいことがあった。利害は一致している」
古泉「長門さんの涼宮さんに対する想いですが、どこでお気づきに? 僕の警告を無視できるほどに強い確信があったはず」
キョン「長門がハルヒをコピーしたとき、苦痛そうだったからな」
古泉「僕には判別ができませんでしたが。見事ですね」
キョン「それ以前に長門がハルヒのことを良く思っていないんじゃないかって考えていた。長門が世界を変えたあのときからな」
古泉「参考までに聞かせてもらえますか?」
キョン「あの世界ではハルヒが北高からいなくなっていた。それは話したよな?」
古泉「僕も、クラスごと移動していたのですよね?」
キョン「あの世界、長門が俺のために作り変えたのか、それとも長門が自分のために作り変えたのか、それはよくわからない。あるいは両方正しいのかもしれない」
古泉「なるほど。長門さんによる世界改変で、涼宮さんは長門さんの知らない人物、普通に生活をしていれば交わることのないであろう人生を歩んでいた。それはつまり……」
キョン「俺の勝手な推測だ。長門には勿論、朝比奈さんにも言うなよ」
古泉「わかっています。おや、では僕も長門さんには嫌われているということなのでしょうか?」
キョン「さぁな。だが、長門もハルヒのことを心底嫌っているわけでもない。本当に消したいほど憎いならハルヒそのものを消しちまえばよかったんだからな」
古泉「そこには別の思惑もあるような気もしますが」
キョン「ハルヒ一人じゃ寂しいから、古泉を傍につけておいたんじゃないかって、俺は思う」
古泉「朝比奈さんでも良かったはずですし、貴方でも良かった。なのに僕が選出されたということは、悲しくなりますね」
キョン「なら、長門のことを疑う前にまずは信じろよ。それだけで評価はガラっと変わるぜ?」
古泉「確かにそうですね。僕の不徳の致すところだったのです。申し訳ありません」
キョン「そういうことだな」
古泉「益々、貴方が羨ましいです」
キョン「あの世界ではハルヒが北高からいなくなっていた。それは話したよな?」
古泉「僕も、クラスごと移動していたのですよね?」
キョン「あの世界、長門が俺のために作り変えたのか、それとも長門が自分のために作り変えたのか、それはよくわからない。あるいは両方正しいのかもしれない」
古泉「なるほど。長門さんによる世界改変で、涼宮さんは長門さんの知らない人物、普通に生活をしていれば交わることのないであろう人生を歩んでいた。それはつまり……」
キョン「俺の勝手な推測だ。長門には勿論、朝比奈さんにも言うなよ」
古泉「わかっています。おや、では僕も長門さんには嫌われているということなのでしょうか?」
キョン「さぁな。だが、長門もハルヒのことを心底嫌っているわけでもない。本当に消したいほど憎いならハルヒそのものを消しちまえばよかったんだからな」
古泉「そこには別の思惑もあるような気もしますが」
キョン「ハルヒ一人じゃ寂しいから、古泉を傍につけておいたんじゃないかって、俺は思う」
古泉「朝比奈さんでも良かったはずですし、貴方でも良かった。なのに僕が選出されたということは、悲しくなりますね」
キョン「なら、長門のことを疑う前にまずは信じろよ。それだけで評価はガラっと変わるぜ?」
古泉「確かにそうですね。僕の不徳の致すところだったのです。申し訳ありません」
キョン「そういうことだな」
古泉「益々、貴方が羨ましいです」
鶴屋「おっす!! キョンくん、どうしたのー?」
キョン「朝比奈さんはいらっしゃいますか?」
鶴屋「いるよん! ちょいとまっておくれ!! おーい!! みくるー!! キョンだよー!!」
キョン(鶴屋さんの性格をコピーした長門も見てみたかったな)
朝比奈「キョンくん、どうかしたの?」
キョン「長門の件、無事に解決しましたから」
朝比奈「そうなんですか?」
キョン「ええ。もうハルヒも元気になりました」
朝比奈「はぁ……よかったぁ……」
キョン(朝比奈さんは本当に天使だな。肉体面での一番の被害者は朝比奈さんだというのに)
朝比奈「でも、どうやって?」
キョン「ハルヒと長門が喧嘩して、地が固まったんです」
朝比奈「あの長門さんが? 誰かの性格を借りて?」
キョン「いや。そこまでは分かりません。ハルヒが一方的に言われていたので、朝倉の性格をコピーしていたのか……。いや、あれは長門本人だったと思います。多分」
朝比奈「そうですか。長門さん、随分と変わったんですね」
キョン「朝比奈さんはいらっしゃいますか?」
鶴屋「いるよん! ちょいとまっておくれ!! おーい!! みくるー!! キョンだよー!!」
キョン(鶴屋さんの性格をコピーした長門も見てみたかったな)
朝比奈「キョンくん、どうかしたの?」
キョン「長門の件、無事に解決しましたから」
朝比奈「そうなんですか?」
キョン「ええ。もうハルヒも元気になりました」
朝比奈「はぁ……よかったぁ……」
キョン(朝比奈さんは本当に天使だな。肉体面での一番の被害者は朝比奈さんだというのに)
朝比奈「でも、どうやって?」
キョン「ハルヒと長門が喧嘩して、地が固まったんです」
朝比奈「あの長門さんが? 誰かの性格を借りて?」
キョン「いや。そこまでは分かりません。ハルヒが一方的に言われていたので、朝倉の性格をコピーしていたのか……。いや、あれは長門本人だったと思います。多分」
朝比奈「そうですか。長門さん、随分と変わったんですね」
キョン「え?」
朝比奈「そんなこと以前の長門さんなら絶対に口にしなかったと思います。誰かの命令でもないと」
キョン「そういえばそうですね」
朝比奈「キョンくんが命令したとかじゃないですよね?」
キョン「いえいえ。そんなことは致しませんよ」
朝比奈「そう。ならいいんだけど。長門の意思が大事ですからね」
キョン「その通りです」
朝比奈「あ。あの、キョンくぅん……」
キョン「どうしました?」
朝比奈「涼宮さんが元気になったってことは……もしかして……ファッションショー……ふっかつぅ……?」
キョン「あー、どうなんでしょうね。でも、朝比奈さんがあのとき断ってますから、企画が復活することはないんじゃないかと」
朝比奈「はぁ……よかったぁ……」
キョン「本当に」
朝比奈「流石に商店街は恥ずかしいから……。校舎内ならまだしも……」
キョン(朝比奈さん。実は羞恥心のハードルが下がってやしませんか?)
朝比奈「そんなこと以前の長門さんなら絶対に口にしなかったと思います。誰かの命令でもないと」
キョン「そういえばそうですね」
朝比奈「キョンくんが命令したとかじゃないですよね?」
キョン「いえいえ。そんなことは致しませんよ」
朝比奈「そう。ならいいんだけど。長門の意思が大事ですからね」
キョン「その通りです」
朝比奈「あ。あの、キョンくぅん……」
キョン「どうしました?」
朝比奈「涼宮さんが元気になったってことは……もしかして……ファッションショー……ふっかつぅ……?」
キョン「あー、どうなんでしょうね。でも、朝比奈さんがあのとき断ってますから、企画が復活することはないんじゃないかと」
朝比奈「はぁ……よかったぁ……」
キョン「本当に」
朝比奈「流石に商店街は恥ずかしいから……。校舎内ならまだしも……」
キョン(朝比奈さん。実は羞恥心のハードルが下がってやしませんか?)
放課後 部室
ハルヒ「コスプレファッションショー!! やるわよ!!!」
朝比奈「ひぇぇ!?」
キョン「おい。ハルヒ。朝比奈さんは嫌だって言っただろ!!」
ハルヒ「違うわよ。有希がやるのよ!! ね!?」
長門「……」コクッ
古泉「おや、これは珍しい」
朝比奈「な、長門さんが……?」
キョン(まさか、長門。やりたかったのか?)
ハルヒ「昼休みに有希と相談したのよね。コスプレファッションショー、どこで妥協できるかを。まぁ、あたしとしては出来なかったわけだけど」
ハルヒ「そこで有希はこういったの。「園児の衣装でなら私がやりますっ!! やらせてください!!」ってね!!」
キョン「長門がそんなこと言うか!!」
ハルヒ「言ったわよね?」
長門「……」コクッ
キョン(妙に仲良くなってないか、この二人。そして長門よ。何故そのコスチュームを選んだ。俺の心を読んでないだろうな。おい)
ハルヒ「コスプレファッションショー!! やるわよ!!!」
朝比奈「ひぇぇ!?」
キョン「おい。ハルヒ。朝比奈さんは嫌だって言っただろ!!」
ハルヒ「違うわよ。有希がやるのよ!! ね!?」
長門「……」コクッ
古泉「おや、これは珍しい」
朝比奈「な、長門さんが……?」
キョン(まさか、長門。やりたかったのか?)
ハルヒ「昼休みに有希と相談したのよね。コスプレファッションショー、どこで妥協できるかを。まぁ、あたしとしては出来なかったわけだけど」
ハルヒ「そこで有希はこういったの。「園児の衣装でなら私がやりますっ!! やらせてください!!」ってね!!」
キョン「長門がそんなこと言うか!!」
ハルヒ「言ったわよね?」
長門「……」コクッ
キョン(妙に仲良くなってないか、この二人。そして長門よ。何故そのコスチュームを選んだ。俺の心を読んでないだろうな。おい)
古泉「場所は商店街ですか?」
ハルヒ「それはやめておくわ。有希が言っていたけど、商店街でSOS団の知名度を上げても仕方ないもの」
キョン「なら、どこでやるんだ?」
ハルヒ「校舎内よ!!」
キョン「お前、前に校舎内でする意味はないっていってたじゃねーか」
ハルヒ「知名度を上げるという目的ではないの」
キョン「なに?」
ハルヒ「あたしたちがどんな活動をしているのかまだまだ知られていないと思うわけ」
キョン(俺にも詳しく教えてほしいところだ。未だに全容がつかめていない)
ハルヒ「名前を売るんじゃなくて、活動内容を知ってもらうためにするのよ!!」
キョン(ただのコスプレイヤー育成団体と思われなきゃいいな)
ハルヒ「有希!! よろしくね!!」
長門「わかった」
キョン「やれやれ……」
朝比奈「あのぉ……校舎内でやるんですよね……」
ハルヒ「それはやめておくわ。有希が言っていたけど、商店街でSOS団の知名度を上げても仕方ないもの」
キョン「なら、どこでやるんだ?」
ハルヒ「校舎内よ!!」
キョン「お前、前に校舎内でする意味はないっていってたじゃねーか」
ハルヒ「知名度を上げるという目的ではないの」
キョン「なに?」
ハルヒ「あたしたちがどんな活動をしているのかまだまだ知られていないと思うわけ」
キョン(俺にも詳しく教えてほしいところだ。未だに全容がつかめていない)
ハルヒ「名前を売るんじゃなくて、活動内容を知ってもらうためにするのよ!!」
キョン(ただのコスプレイヤー育成団体と思われなきゃいいな)
ハルヒ「有希!! よろしくね!!」
長門「わかった」
キョン「やれやれ……」
朝比奈「あのぉ……校舎内でやるんですよね……」
ハルヒ「そうよ?」
朝比奈「だ、だったら……私も……」
ハルヒ「みくるちゃん、コスプレ嫌なんでしょ? 無理はしなくていいわ」
朝比奈「い、いえ。嫌じゃないです」
ハルヒ「だって、昨日は」
朝比奈「あ、ああいう大勢の人がいるところで恥ずかしい恰好をしたくないでぇ……」
ハルヒ「あら、そうなの?」
朝比奈「慣れた場所でならぁ……」
ハルヒ「……そう」
キョン(罠だ!!)
ハルヒ「さっすがみくるちゃーん!! あたしの思った通りね!! やってくれるって思ってたわぁ!!」ギュゥゥ
朝比奈「い、いえ……」
ハルヒ「……無理してない?」
朝比奈「涼宮さん……。はい、大丈夫ですっ」
ハルヒ「よーし!! これで条件は整ったわ!! さ!! 二人とも着替えなさい!!」
朝比奈「だ、だったら……私も……」
ハルヒ「みくるちゃん、コスプレ嫌なんでしょ? 無理はしなくていいわ」
朝比奈「い、いえ。嫌じゃないです」
ハルヒ「だって、昨日は」
朝比奈「あ、ああいう大勢の人がいるところで恥ずかしい恰好をしたくないでぇ……」
ハルヒ「あら、そうなの?」
朝比奈「慣れた場所でならぁ……」
ハルヒ「……そう」
キョン(罠だ!!)
ハルヒ「さっすがみくるちゃーん!! あたしの思った通りね!! やってくれるって思ってたわぁ!!」ギュゥゥ
朝比奈「い、いえ……」
ハルヒ「……無理してない?」
朝比奈「涼宮さん……。はい、大丈夫ですっ」
ハルヒ「よーし!! これで条件は整ったわ!! さ!! 二人とも着替えなさい!!」
>>340
おまわりさんこいつ
おまわりさんこいつ
廊下
朝比奈『やめてぇー!! ぬがさないでぇ~!!!』
ハルヒ『はやくぬげー!! 園児みくるちゃんになりなさぁーい!! 有希はもう立派な園児よ!! ガラガラまで持ってるし!!』
長門『……』ガラガラガラ
朝比奈『長門さんみたいにはできま――あーっ!! だめぇ!! 脱げる!! 一緒にぬげますぅ!! ぬげた!! いやぁー!!』
キョン(何が脱げたのか……。想像が無限大に広がる)
古泉「何があっても、信頼している。あの涼宮さんも変わってきましたね。昔のような粗暴さは感じられません。5月にこのような事態が起こっていたらと思うと、怖いですね」
キョン「優しいジャイアンだな」
古泉「怒られますよ?」
キョン「言うなよ?」
古泉「そんな恐れ多いこと、言えません」
キョン(ハルヒもそうだが、長門も変わってきている。出会ったときに比べれば、とても人間的だ)
キョン(長門。お前は初めから性格を弄る必要なんてなかったんだ。クラスの連中も長門有希が好きだったんだと思うぜ)
キョン(お前の性格は十分に変わってきている。焦ることはないんだよ。でも、欲を言うなら――)
ハルヒ『よーし!! できたー!! 二人とも入ってきていいわよー!!』
朝比奈『やめてぇー!! ぬがさないでぇ~!!!』
ハルヒ『はやくぬげー!! 園児みくるちゃんになりなさぁーい!! 有希はもう立派な園児よ!! ガラガラまで持ってるし!!』
長門『……』ガラガラガラ
朝比奈『長門さんみたいにはできま――あーっ!! だめぇ!! 脱げる!! 一緒にぬげますぅ!! ぬげた!! いやぁー!!』
キョン(何が脱げたのか……。想像が無限大に広がる)
古泉「何があっても、信頼している。あの涼宮さんも変わってきましたね。昔のような粗暴さは感じられません。5月にこのような事態が起こっていたらと思うと、怖いですね」
キョン「優しいジャイアンだな」
古泉「怒られますよ?」
キョン「言うなよ?」
古泉「そんな恐れ多いこと、言えません」
キョン(ハルヒもそうだが、長門も変わってきている。出会ったときに比べれば、とても人間的だ)
キョン(長門。お前は初めから性格を弄る必要なんてなかったんだ。クラスの連中も長門有希が好きだったんだと思うぜ)
キョン(お前の性格は十分に変わってきている。焦ることはないんだよ。でも、欲を言うなら――)
ハルヒ『よーし!! できたー!! 二人とも入ってきていいわよー!!』
朝比奈「ひぐぅ……ぅぅ……」モジモジ
長門「……」ガラガラガラ
ハルヒ「どう? 最高傑作じゃない?」
キョン(ハルヒを怒ることができる男子はいない)
古泉「この恰好で明日、校舎内を?」
ハルヒ「明日は土曜日よ? 今からに決まってるじゃない」
朝比奈「え!? こ、ここ、心の準備がぁ~!!」
ハルヒ「何言ってるのよ、みくるちゃん!! とっくに心の準備は出来上がってるくせに!! さぁ、しゅっぱーつ!!!」
朝比奈「ひぇぇ~!!!」
古泉「おやおや」
長門「……」ガラガラガラ
キョン「……長門、似合ってるぜ?」
長門「……あ、ありがとう……」
キョン(いつか見た内気な長門をもう一度見たい。そう思っていた。のだが……。長門、ハルヒか朝倉のサディストな部分を取り込んでないよな? 俺の心を読んで苛めてないよな? 長門よ)
長門「――禁則事項」
END
長門「……」ガラガラガラ
ハルヒ「どう? 最高傑作じゃない?」
キョン(ハルヒを怒ることができる男子はいない)
古泉「この恰好で明日、校舎内を?」
ハルヒ「明日は土曜日よ? 今からに決まってるじゃない」
朝比奈「え!? こ、ここ、心の準備がぁ~!!」
ハルヒ「何言ってるのよ、みくるちゃん!! とっくに心の準備は出来上がってるくせに!! さぁ、しゅっぱーつ!!!」
朝比奈「ひぇぇ~!!!」
古泉「おやおや」
長門「……」ガラガラガラ
キョン「……長門、似合ってるぜ?」
長門「……あ、ありがとう……」
キョン(いつか見た内気な長門をもう一度見たい。そう思っていた。のだが……。長門、ハルヒか朝倉のサディストな部分を取り込んでないよな? 俺の心を読んで苛めてないよな? 長門よ)
長門「――禁則事項」
END
>>1乙
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