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    元スレキョン「長門って自分の性格を弄れるのか?」長門「可能」

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    タグ : - キョン + - 涼宮ハルヒの憂鬱 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    部室

    キョン(まだ部屋の隅で本を黙々と読んでいる長門以外は誰もいない。自分で淹れたお茶を飲みながら読書に没頭する長門を眺めるのも悪くはない)

    長門「……」

    キョン(ただ、やっぱり俺としては長門と会話もしたいときもある。こっちから話しかけない限り、向こうからアクションがあるほうが稀だ)

    キョン(あったとしてもそれは恐らく、重大事件が俺の周囲で発生したときぐらいだろうからな)

    キョン「なぁ、長門」

    長門「……」

    キョン「お前って、自分の性格を弄れるのか?」

    長門「可能。パーソナルデータを部分的に改変、修正を施すだけでいい」

    キョン「へぇ。なら、ハルヒや朝比奈さんみたいな性格にもなれるわけだ。委員長モードの朝倉でもいいけど」

    長門「可能。私と近しい人物ならそのデータ変更はより容易」

    キョン「そうかい」

    キョン(今日も長門に変化はない。いつも通りだ。他愛もない会話に付き合ってくれたお礼にお茶でも淹れてやろう)

    2 :

    はい

    3 :

    とりあえず脱いだ

    4 = 1 :

    ハルヒ「――次のSOS団の行動内容については以上だけど。何か異議はある? あるなら後日提出してね。見るだけなら見るから」

    キョン「要は聞く気ねえんだろ」

    ハルヒ「見てやるっていってるでしょ? 何いってんのよ」

    キョン「なら、俺が弁当作ってきてくれって言えば作ってくるのか?」

    ハルヒ「何にも関係ないじゃない、あんたバカなの?」

    キョン「ぐっ……」

    長門「……」

    ハルヒ「なに、有希? 私に何か言いたいことあるの? 何でも言ってね」

    キョン(俺の長門の扱いの差が歴然としているのはもはや突っ込むのも面倒だ)

    長門「別に」

    ハルヒ「そう。はい! それじゃあ、今日の会議はここまで!! 予定通り、みくるちゃんのコスプレファッションショーをするから!! 商店街で!!」

    朝比奈「ひぇ~!!」

    古泉「衣装の数が多くなりそうですね」

    キョン(なんとしても止めねば)

    5 :

    キョン「長門って陸奥の姉妹型艦船なのか?長門「違う。私がオリジナル」

    6 :

    ハイテンションゆっきー思い出した

    7 = 1 :

    朝比奈「はぁ……。私、こんど恥ずかしい恰好で商店街を歩かないといけないんでしょうかぁ……いやですぅ……」

    キョン「ですよね。任せてください。俺がなんとしてもハルヒの暴走を止めますから」

    朝比奈「お願いします……。キョンくんだけが、頼りだから……ね?」

    キョン(可愛い!!)

    長門「……」

    朝比奈「……あの、長門さん? 私に何か……?」

    長門「別に」

    朝比奈「そ、そうですか……」

    キョン(長門、あまり見つめてやるなよ。お前の無機質な視線は不思議な威圧感もあるんだからな)

    古泉「それにしても、SOS団の知名度アップのためとはいえ、恐ろしく大掛かりなことを企てましたね、涼宮さんは」

    キョン「お前も何とか小規模にするように説得しろよ。この部室だけで済ませる方法を考えろ」

    古泉「それは涼宮さんに意見しろということですか? そんな恐れ多いことはできません」

    キョン「しかしな、このままじゃ朝比奈さんを晒し者にするだけだろ」

    古泉「マスコットとはそういうものではないでしょうか? 冗談です。怖い顔しないでください」

    キョン(どうするか。長門がいい案をくれるとは思えないしな……。いやいや、長門に頼るほうがどうかしてる。俺がハルヒを止めないと)

    8 = 1 :

    翌日 部室

    キョン「おす、長門」

    長門「……」

    キョン(今日も俺が先着か。長門は部室の付属品だから頭数には入らない。いわばここの主だからな)

    長門「……」

    キョン「お茶、いるか?」

    長門「いらない」

    キョン「……そ、そうか」

    キョン(珍しいな。いつもは首を縦か横にしか振らないのに)

    長門「……」

    キョン「長門。今日はどんな本読んでるんだ? 楽しいか?」

    長門「貴方に言う必要性がない」

    キョン「……!?」

    キョン(長門の様子が変だぞ……。どうなっている……)

    9 = 1 :

    キョン「長門?」

    長門「なに?」

    キョン「何かあったのか?」

    長門「何も」

    キョン「本当か? 本当に何もないんだな?」

    長門「ない」

    キョン「な、なら、いいんだけど……」

    長門「それよりも」

    キョン「な、なんだ?」

    長門「読書中は喋りかけないで。読書の邪魔だから」

    キョン「……わ、わるかった」

    長門「……」

    キョン(長門が怒ってるぞ……)

    ハルヒ「おまたせー!! あれ、まだキョンと有希だけ?」

    キョン「ハルヒ、ちょっとこい」

    12 = 1 :

    ハルヒ「何よ。愛の告白ならお断りよ」

    キョン「そんなのするかよ」

    ハルヒ「じゃあ、なに?」

    キョン「長門に何かしたか? いや、何か言ったか? 気に障るようなことを言った覚えはないか?」

    ハルヒ「はぁ? 有希にそんなことするわけないでしょ? なに言ってるのよ」

    キョン「いや、今の長門はあからさまに怒っている」

    ハルヒ「そうなの?」

    長門「……」

    ハルヒ「そんな風には見えないけど」

    キョン「なら、話しかけてみろよ。めちゃくちゃ怒ってるから」

    ハルヒ「ふぅん。ゆきー」

    長門「……」

    ハルヒ「今日の気分は?」

    長門「それを訊ねても貴方にも私にも益はない」

    ハルヒ「お……」

    13 = 1 :

    長門「……」

    ハルヒ「有希? どうしたの? お腹痛いの?」

    長門「体調に不備はない」

    ハルヒ「そ、そう……。えっと、辛かったらいつでもあたしに言うのよ? いいわね?」

    長門「貴方に心配される謂れは無い」

    ハルヒ「……」

    長門「……」

    ハルヒ「キョン、有希が怒ってるんだけどぉ……」

    キョン「だから、言っただろ。お前、なんかしただろ?」

    ハルヒ「してないわよ!! 有希になにかするぐらいなら、みくるちゃんのおっぱいを揉むわ!!」

    キョン「そんなこと大声で言う」

    ハルヒ「あんたがなんかしたんじゃないの!? セクハラまがいの行為とか!!」

    キョン「するか!! 何言ってやがる!!」

    ハルヒ「なら、有希がどうして怒ってるのか説明しなさいよ!! 30秒以内で!!」

    キョン「できないからお前に訊いたんだろうが!!」

    15 = 1 :

    朝比奈「長門さんが怒ってるんですか?」

    古泉「おや。珍しいですね。長門さんが感情を露わにするところなど僕の記憶が正しければ殆ど無かったかと」

    キョン「俺もそうだ。だから、困ってる」

    ハルヒ「みくるちゃん、胸のことで自慢したんじゃないの?」

    朝比奈「し、してません!!」

    キョン「古泉、心当たりはないか? 自分じゃなくてもいい。俺たちの中でよくない言動があったかどうかでも」

    古泉「そうですね。ここ最近のみなさんの言動で長門さんが気分を害するようなものはなかったと思います。僕自身の言動については自信がありません」

    古泉「何せ、自覚していないところで相手を傷つけることも多々あるでしょうから」

    キョン「そうだな……。もしかしたら、長門と二人で話しているときに何か余計なこといっちまったかもしれねえよな」

    朝比奈「わ、私が悪いんでしょうかぁ……」

    ハルヒ「あたしは絶対に悪くないからね!! 有希にはSOS団創立以来、迷惑をかけたことなんてないから!!!」

    キョン(お前が言うと清清しいね)

    古泉「まぁ、何を怒っているのかを直接訊ねるのは神経を逆撫でする行為ですから、暫くは様子を見るということでいいのでは?」

    キョン「お前、何か大事の前兆だったらどうする?」

    古泉「他の端末と連絡をとってみます。長門さんの周辺で何か起こっていないかどうかを。喜緑さん辺りなんかは知っているかもしれません」

    16 :

    ハルヒの美乳揉みたい

    17 = 1 :

    ハルヒ「今日の会議は中止でいいわ。今日はここまでにしましょう。後の人、鍵閉めよろしくね!!」

    キョン(あのハルヒがうろたえる様は見ていて面白いが、しかし長門のご機嫌斜めっぷりは頂けないな)

    古泉「それでは失礼します」

    キョン「頼むぞ、古泉」

    古泉「はい。朝比奈さんもご一緒にどうですか?」

    朝比奈「わ、私もですか? でも、お役に立てるかどうかぁ……」

    古泉「事は急を要すると相手に伝えるためにも、朝比奈さんが傍にいてくれると助かります」

    朝比奈「わ、わかりました。いきますっ」

    キョン(古泉の野郎……。丑三つ時に藁人形を五寸釘で打ってやろうか)

    長門「……」

    キョン「な、長門。そろそろ帰るぞ。まだ、部室にいるか?」

    長門「帰る」

    キョン「そ、そうか。なら、俺が鍵を閉めるから」

    長門「わかった」

    キョン(ダメだ……。こんな長門とどう接したらいいんだ……)

    19 :

    性欲に見えたわ

    20 = 1 :

    通学路

    キョン「……」

    長門「……」

    キョン(俺の後ろをぴったりついてきているのは、なんだ。やはり俺に問題があるのか……)

    キョン「長門?」

    長門「こっちを見る必要はない」

    キョン「なぁ! いい加減、言ってくれ!! 何があったんだよ!?」

    長門「……」

    キョン「長門!!」ガシッ

    長門「……手を離して」

    キョン「あ、ああ。悪い……」

    長門「私が共に下校している。貴方はそれで満足のはず」

    キョン「え?」

    長門「貴方に拒否権はない」

    キョン(何を言ってるんだ……)

    24 = 1 :

    キョン「長門?」

    長門「……」

    キョン(今、気がついたが長門が俺と視線を合わそうとしない。いつもはその淀みのない双眸を俺に向けているのに……)

    長門「……」

    キョン「長門?」

    長門「……」プイッ

    キョン「長門、こっちを向け」

    長門「早く歩くことを推奨する」

    キョン(口調の平坦さに変化はないが、明らかに様子がおかしい。こんなの長門じゃ……)

    長門「……」

    キョン「まさか。長門、お前……性格を弄ったのか……?」

    長門「貴方が歩かないのなら、それ構わない。私は進む」

    キョン(あれはただの世間話のつもりだったんだ。俺は変えて欲しくて言ったわけじゃ……)

    長門「……何故、貴方が私についてこないのか理解できない」

    キョン「あ、わ、悪い……。帰ろう、長門」

    25 :

    初期ハルヒの性格か

    26 = 1 :

    キョン「なぁ、長門? 聞いてくれ」

    長門「貴方の話を聞く必要性は感じられない」

    キョン「大事な話なんだ!!」

    長門「……」

    キョン「長門。聞いてくれ」

    長門「そこまでいうのなら、聞くだけ」

    キョン「えっとな」

    長門「愛の告白なら断る」

    キョン「そんなこと言わない!!」

    長門「そう」

    キョン「あー、そのだな……。この前言ったことは忘れてくれ。あれは別に性格を変えて欲しくて言ったんじゃないんだ。ただ、その世間話としてだな」

    長門「貴方の言うことは整合性が見られない。発言の内容も薄い」

    キョン「……!?」

    長門「早く歩くことを推奨する」

    キョン(この強引さ……ハルヒか……)

    27 :

    ほほう

    28 :

    この不器用で中途半端な再現の仕方が長門らしくてかわいい

    29 :

    >>19
    おまオレ

    30 :

    ペースあげろ

    31 = 1 :

    長門「……」

    キョン(ハルヒか……ハルヒに対してなら……どういえばいいんだ……)

    キョン(隣にいるのは長門じゃなくて、長門っぽい喋り方をするハルヒだ。そう思えばいい……。えーと、つまり、どうなる?)

    長門「どうかした?」

    キョン「あ、いや……。長門、ポニーテールにしてみないか?」

    長門「……何を言っているのか分からない。貴方の知能指数を疑わないといけない」

    キョン「いや、長門なら似合うと思うんだが」

    長門「……」

    キョン(違う!! 俺は何を言ってる!! 長門の性格に戻すんだ。その説得方法を考えないと……。俺の所為だしな)

    キョン「長――」

    長門「……」ギュッ

    キョン「……長門は髪が短いから、ポニーテールは無理があると思うぞ?」

    長門「なら、どうしてそのような提案をしたのか言ってほしい」

    キョン「悪い!!」

    長門「……」

    32 :

    素晴らしい

    34 = 1 :

    キョン「それじゃあ、俺はこっちだから」

    長門「早く帰路につくことを推奨する」

    キョン「あ、ああ。長門、もういいから。その、いつもの長門じゃないのも新鮮だけど、どうにも無理をしているようにしか見えない」

    長門「……」

    キョン「だから、その……。俺が悪かった」

    長門「貴方に心配される所以はない。謝罪される理由もない。やめてほしい」

    キョン(長門に辛辣な言葉を言われるのは、結構ショックだな。いっそのこと俺にそっちの趣味があればよかったんだが……)

    長門「……ま……」

    キョン「え?」

    長門「ま、また、あした……」

    キョン「……お、おう……またな、長門……」

    長門「……」

    キョン(長門の遠ざかっていく背中を見ながら俺は思ってしまった)

    キョン(最後の台詞はもう一度、聞いてみたいと)

    35 :

    まとめにのれるか!?


    紫色でオナシャス!

    37 :

    私怨

    38 :

    長門「イメチェンしたよ☆」

    39 = 1 :

    キョン宅

    キョン(一風変わった長門を見たおかげで自室にいても、長門のことを考えていた。明日、性格が戻っていなければ、また一緒に帰ろうかと下らないことを妄想しているとき、携帯電話が鳴った)

    キョン「どうした、古泉?」

    古泉『夜分に恐れ入ります。長門さんのことでご報告をと思いまして』

    キョン「そうか。なんだ?」

    古泉『喜緑さんによりますと、昨夜未明に長門さんが御自身のパーソナルデータの書き換えを行ったらしいです。その痕跡はきちんと残っていたらしく、喜緑さんも困惑されていました』

    キョン(やっぱりそうか)

    古泉『あれは長門さんが怒っていたわけではなく、性格改変によるものだったわけですね。これで納得できました。いや、よかったです。我々が長門さんを立腹させたわけではないことが分かって』

    キョン「どうしてそんなことをしたと思う?」

    古泉『それは目下調査中です。長門さんが意味もなくそのような行動をとること自体、異例ですからね。前例はありますが』

    キョン「……俺の所為だ。古泉」

    古泉『どういうことでしょうか?』

    キョン「俺が長門に余計なことを言った所為なんだよ。性格を弄れるのかって聞いたから、あいつは俺が性格を変えて欲しいと思ってるって解釈して……」

    古泉『それで長門さんが性格を変えてしまったと? それはおかしいですね。長門さんがそのように勝手な解釈をするでしょうか? まずは性格改変についての是非を貴方に問うと思いませんか?』

    キョン「え……」

    41 :

    長門クンカクンカのあのコピペ↓

    42 = 1 :

    古泉『何故そのような質問をしたのか。まずはそこを長門さんなら問うはずです』

    キョン「そうかもしれんが、実際は違った。俺との世間話で変わったんだだろ?」

    古泉『きっかけはそうかもしれませんが、実行に至った理由は別にあるのではないですか?』

    キョン「別ってなんだ?」

    古泉『例えば……。当初からその予定があった、とか』

    キョン「そんなバカな」

    古泉『確かにバカな話です。ですが現実に起こっているわけですから』

    キョン「確かにそうだが」

    古泉『今日は長門さんと下校されたようですが、何か話しましたか?」

    キョン「一応、元の性格に戻ってくれっていう旨は伝えておいたけどな」

    古泉『なら、また明日ですね。戻っていればそれでよし。戻っていなければ、また探りましょう』

    キョン「分かった。それしかねえな」

    古泉『では、おやすみなさい』

    キョン「おう」

    キョン(そうだ。長門なら俺が本気でそんなことを考えていないことぐらい百も承知だろう。なら、何があったんだ、長門……)

    43 = 1 :

    45 :

    風呂

    47 = 27 :

    48 :

    長門……(シコシコ)

    49 :

    >>46
    彩奈、財布返そう


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