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    元スレ姫子「なあなあ花田~」煌「なあに、姫子」

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    101 = 71 :

    この二人可愛い

    102 = 55 :

    ワンチャンあるで

    104 = 3 :

    ―――

    ――




    姫子「花田ー。部活行こー」ショボショボ

    「ん~~……っぁ……」ノビーッ

    姫子「眠そうやね」

    「お互い様だけどね」フフ…

    姫子「花田も夜更かししよったん?」

    「いや……私は早く起きすぎちゃって」

    姫子「目覚まし間違っとったん?」

    「んーん。変な夢見ちゃってさ」

    姫子「どげん?」

    「えっ……とぉ」

    (ここ、そのまま正直に言える訳ありませんよね……)

    「ピンク髪の女の子に、キスの練習を迫られる夢を」

    105 :

    わぁいすばら!あかりすばら大好き!

    106 = 35 :

    しえん

    108 = 3 :

    姫子「ははは、ショック強過ぎやったかー」

    「まさか夢に見ちゃうとは思わなくってねー」ハハハ

    姫子「にしても、あの子も悲惨やったよなぁ」

    「え?」

    姫子「まさか、そん好きな先輩に、キスシーン見られよって……」フフ

    「……」

    姫子「私やったら、自殺しとるかも」

    「」ビクッ…

    姫子「なーんて。……花田?」

    「」ブルブル

    姫子「……?」

    姫子「花田」ポンッ

    「ひっ――!」ビクッ

    姫子「……」ポカン

    「」

    109 = 41 :

    しえん

    110 :

    美味しそう!

    111 = 3 :

    「あ……」

    姫子「…え?」

    「ごめん、またボーっとしてたみたいっ」アセッ

    姫子「そ、そうかー、少し驚きよったー」ハハハ

    「……///」テクテク

    姫子「……」テクテク

    (き、気まずい……っ!)

    姫子「」ピタ

    (さっきの、半分本当で半分嘘だってバレなくて良かったぁ……)ホッ

    姫子「花田」

    (それにしても、そこまで姫子は部長のことを……)モンモン

    姫子「花田~?」

    (当たり前ですよね。県外の高校に行った先輩を追いかけて入学したくらいなんですから)

    (これは、昨日の夢は口が裂けても……っっ)

    112 = 43 :

    すばら支援

    113 = 3 :

    姫子「はーなーだーっ!」

    「すばっ!?」ビクッ

    姫子「大丈夫なん?…昨日と同じ間違いしとーけど……?」

    「あ……っ」

    「お、お笑いは天丼が基本だから、その……ね!」

    姫子「いつから芸人になっとったんよ」ヤレヤレ

    「あははは…」

    姫子「おはよーございますー」ガラッ

    「おはよーございますっ」ピシャリ

    「ん、おはようさん。また二人同時か」

    仁美「仲良かとやねー」チュー

    美子「同じクラスやと一緒に来る確率は高かと思うとけど……」

    「あはは……」

    姫子「まあ、仲は悪くは無かとですけどー」ハハハ

    115 :

    おう

    116 = 23 :

    すばら頑張れ

    117 = 3 :

    ―――

    ――




    仁美「さ、部長。どこ向かうとですか」

    美子「そん言い方、仕事帰りのサラリーマンみたいやね…」

    「流石に飲みには行けんぞ。あと二年は我慢しときんしゃい」

    「それと…私も、もうすぐ部長じゃなくなっとよ」

    姫子「……ぶちょー」

    「……どげんしよった、姫子」

    姫子「気、付けてくださいね……?」

    「…ん。」ニコ

    仁美「取って食う訳じゃ無かとやけん、安心しときんしゃいー」

    美子「ちょっと仁美ちゃん……」

    「……」ポツン…

    118 = 35 :

    すばら超頑張れ

    120 = 3 :

    「……」

    「花田」ポンッ

    「あ…部長……」

    「最近元気無かとやって?」ボソ

    「え、そ、それっ……」

    「姫子からな。…姫子、いっつも花田んこと話しとるんよ」ボソ

    「えっ…」

    「何悩んどるかは知らんが…何かあったら、私も姫子も、相談乗るけん」

    「……でも」

    「…まあ、話し辛か事やったら、メールでん聞くけん」

    「姫子はああ見えて、根は繊細やけん……出来れば今んまま、仲良うしてやってくれな」ボソ

    「ちょ、部長!?それって、どういうっ」

    「さ、施錠すっとよ。総員解散ー」カチャカチャ

    「ぶちょーっ!?」

    121 :

    すばらですよー

    122 = 41 :

    しえん

    123 = 3 :

    姫子「……」テクテク

    「……」(足音を立てないように5メートル程後方で歩く)

    (結局、姫子を帰りに誘うタイミングがわからなかったってやつです)

    姫子「……はぁ」

    (姫子……)

    姫子「っと……」ポツ

    姫子「あ…傘…っ」サーッ

    (……これは……チャンス!)

    「お嬢さん、濡れますよ」スッ

    姫子「…花田…」

    「えへへ、なーんて。雨振るって言ったでしょ」

    姫子「……うん。」

    姫子「ありがと…///」

    「…良いって事ですよ」フフ

    125 = 71 :

    相合傘…素晴らしい
    すばら!

    127 = 43 :

    朝まで頼むわ
    しえ

    128 = 3 :

    姫子「あ…花田、肩……」

    「ん……ああ。このくらい、何のことナイナイっ」ポタポタ

    姫子「本当、花田は良い子やね」

    「私は私が納得出来るように生きてるだけ」

    「私が濡れないで姫子が濡れるってのは……納得いかないから」

    姫子「……ふふ」

    (って、ちょっとカッコ付け過ぎましたかね…///)カアッ

    「まあでもこんな事だったら、もう少し大きな傘を―――」

    姫子「煌」

    「……すば?」キョトン

    姫子「……この後」

    姫子「…私ん部屋に寄ってもらっても、良かと?」

    「……えっ」

    129 :

    ふむ

    130 = 3 :

    (えっ、名前で呼ばれ―――っ)

    (え、部屋にって)

    (えっ)


    ―姫子、いっつも花田んこと話しとるんよ―


    (で、でも姫子が好きなのは、部長なのでは……っ!?)

    (え、え、何、まだ夢見てるんですかね私)

    (それとも、今朝の夢って)

    (まさか―――)

    姫子「……」ギュッ

    (傘を握る手を握られた―――っ)ビクッ

    (あ、あったかい……っ!姫子の手、燃えてるのかと思うくらいに……っ!)ドキドキ

    (だ、誰か私をひっぱたいてください)

    (夢じゃないことを、確認する術をくださいっ……!!)

    131 = 6 :

    ビンタパシーン

    132 = 55 :

    パンパンパンパン

    133 = 121 :

    キマシタワー建設の準備をせんとな

    134 :

    安心するのはまだ早い

    136 :

    (長いはずの帰り道が、あっという間に終わってしまって)

    (寮の……姫子の部屋の前―――)

    姫子「……」ガチャ

    「……」バサバサ

    姫子「中……入って」

    「あ、お、……お邪魔、します」

    (……やっぱり、同じ寮に住んでいるからか)

    (目新しい違いはありませんね……タンスも木目調ですし……)

    姫子「椅子、一つしか無かとやけん……ベッド……座って」

    「……うん」ギシ

    「……」

    姫子「お茶、淹れてくるね」

    「お、おかまいなく……」

    (どうしよう……すごい、ドキドキする)ドキドキ

    137 :

    姫子と相部屋の哩さんが部屋に入るに入れず、部屋の前でくちゅくちゅはまだですか

    138 = 136 :

    姫子「……」(紅茶の入ったカップを2つテーブルに置く)

    「ありがと…」

    姫子「……」ズズ…

    「……そろそろ、聞かせてもらえるかな」

    姫子「」ピク

    「私を、……招いてくれた理由を」ドキドキ

    (心臓が、張り裂けそう)

    (胸が、苦しい)

    (私は……今、ちゃんと)

    (呼吸出来ているのかすらわからないくらい……苦しい)

    姫子「煌」

    「…なあに、姫子」

    姫子「胸……借りて良かと?」

    「え?」

    140 :

    キマ・・・キマシ・・・

    141 = 136 :

    姫子「ダメ…?」ウルッ

    (うっ)ドキッ

    「そんな訳、無いでしょ」

    「胸くらいいつでもどーんと貸し」ドサッ

    姫子「……」ギシ

    「ひ、姫子?」

    姫子「……ごめん、煌…っ」(煌の胸に顔を埋める)

    (っっ!)ビクッ

    姫子「……」モゾ

    (姫子の息……熱……っ)フルフル

    姫子「……っく」

    姫子「……ぅ」

    「姫……」

    姫子「ふぇぇぇぇ……っっ!」

    姫子「うぇぇぇぇぇぇ……ッッ!!」

    142 :

    ぶちょーにフられたか

    143 :

    頑張れすばら

    144 = 136 :

    姫子「ッッは……ッああああぁあ!!」

    姫子「うああああああああ!!」

    「……っ」ポンポン

    姫子「ひっぐ……ぅぐ……ッッ」ボロボロ

    姫子「ああああああああああ!!」

    姫子「うああああぁあん……ッッ!!」

    (……成る程)

    (弱い所は…部長に見せたくなかったんですね)

    姫子「ぎらめぇぇ……ぎらめぇぇぇぇぇぇッッ!!」ズズッ

    「大丈夫」

    「大丈夫……ここにいるよ」ポンポン

    (卒業していく先輩達にも)

    (気兼ねなく巣立ってもらえるよう……心配を掛けまいと……)

    姫子「ふぁぁあああああああ……ッッ!!」

    145 = 140 :

    すばら先輩せつないなぁ・・・

    147 = 136 :

    姫子「っく……ひっぐ……」スンスン

    「……涙の訳、聞いてもいい?」

    姫子「……っ」スンッ

    姫子「準決勝…大将戦、私のせいで……新道寺が……部長が……っ」

    姫子「最後の、大会が……ッッ」ブワ…ッ

    「……姫子」

    (―――あの敗退後、誰も姫子を責める人は居なかった)

    (当たり前でしょう。あれだけ活躍したのだから……)

    (しかし、姫子には……それが逆に重荷となってしまっていた)

    (自分のせいで敗退を決めてしまったというのに、一切責めず、泣かず、良くやったと言ってくれた、すばらな部長)

    (その部長を決勝へ……優勝へ導けなかった重圧を、人知れず抱え込んでしまっていた)

    (皆が皆、優しすぎるゆえに…申し訳ないが為に…今までつかえていたあれやこれやを、吐き出せる相手が居なかった)

    (そこで姫子が、感情の捌け口として選んだのが……同い年で親友の私だった)

    148 :

    すばら・・・

    149 = 136 :

    「……馬鹿姫子」

    姫子「……っ、っ」

    「新道寺で……あの準決勝で一番失点したのは、私なのに」

    姫子「っ煌……」

    「恨んでくれていい。殴ってくれてもいい」

    「私が……私が居なければ、友清が先鋒だったなら、きっと」パァン

    「」

    姫子「お前……ふざけた事抜かしよって」

    姫子「相手はインハイチャンプ、宮永照」

    姫子「あん部長でさえ、飛ばんのが精一杯やった相手やぞ」

    姫子「そいでん……どこが飛んでもおかしくなか先鋒戦!!」

    姫子「誰も飛ばんかった!飛ばせんかった!」

    姫子「お前が守ったんやろ!!」

    姫子「お前が……っ全員っ……!!」フルフル

    「……」

    150 = 142 :

    姫子ー


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