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    元スレ夏奈「アキラ。面白いゲーム貸して」アキラ「ギャルゲはどうです?」

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    151 :

    保坂なら一週間くらいでC言語マスターしてそう

    152 = 1 :

    保坂「そうか。確かに長時間のプレイは目に悪い。だが、3時間ほどなら問題はないはずだ」

    ナツキ「しかし……」

    保坂「頼む。テストプレイヤーがどうしても必要なんだ。ナツキ」

    ナツキ「ですが……」

    保坂「感想を聞かせてくれ」

    ナツキ「あ、ほ、保坂先輩……」

    保坂「頼むぞ。お前の意見でオレの恋愛シミュレーションは完成する」

    ナツキ「いえ……あの……」

    保坂「お前の双肩に全てがかかっているわけだ!!!」バッ!!!

    ナツキ「ま、待ってください!!」

    保坂「あーっはっはっはっはっは!!!」

    ナツキ「……」

    ナツキ(ど、どうしたら……。このゲームを……プレイしないと……いけないのか……)

    春香「あ、ナツキくん。どうしたの?」

    ナツキ「ハルカ、先輩……うっす……」

    153 :

    あかん

    154 = 96 :

    保坂hはちょい役の癖に脳裏に焼きつくから困るw

    155 = 1 :

    春香「それ、なに?」

    ナツキ「あ、これは……その!!」

    春香「ゲーム?」

    ナツキ「あ、いや、しかし……!!」

    春香「どんなゲームなの? ナツキくんもゲームするんだ。どんなの?」

    ナツキ「お、男のゲームです!! 男の!!!」

    春香「お、男のゲーム?!」

    ナツキ「そうッス!! これは男による男のためだけの男のゲームッス!!」

    春香「……」

    マキ「ハルカー!! おまたせー」

    アツコ「ナツキくん、こんちには」

    ナツキ「ハ、ハルカ……先輩……?」

    ハルカ「ナツキくん……それじゃあ……」

    ナツキ「ハ、ハルカ先輩……!!」

    マキ「あれ? なんかあったの?」

    156 = 1 :

    ナツキ「はぁ……」

    ヒトミ(ナツキのあの目はいらないものをどう処分しようか困っている目だ)

    ナツキ「ん? ヒトミか」

    ヒトミ「どうかしたのか?」

    ナツキ「ヒトミ、これなんだが」

    ヒトミ「なんだよ。いらないものを押し付けるなよ」

    ナツキ「よく分かったな。でも、結構大切だ。捨てるに捨てられない」

    ヒトミ「ゲームか? なんだこれ? ディスクだけじゃないか」

    ナツキ「ヒトミ、そのゲームをプレイしてくれないか」

    ヒトミ「なんのゲームなんだよ?」

    ナツキ「恋愛シミュレーションだ」

    ヒトミ「え!? ど、どうして私に!?」

    ナツキ「感想を聞かせてくれ」

    ヒトミ「……わかった」

    ナツキ「よかった」

    157 = 7 :

    ウイルスより危ないだろ・・

    158 = 1 :

    速水「恋愛シミュレーションを渡されたの?」

    マキ「どんな関係なの?」

    ヒトミ「いや、なんでも自作した人がいるらしんですけど」

    春香「結構、器用なのね。ゲームを作るなんて」

    ヒトミ「でも、私、ゲーム機とかもってないんっすよね」

    アツコ「じゃあ、どうするの?」

    ヒトミ「誰か、やってくれませんか?」

    速水「うーん。私はそういうゲームに興味ないし……」

    マキ「そーだ、カナちゃんにやらせたら? 今、はまってるんでしょ?」

    春香「カナに……?」

    アツコ「でも、出所不明のゲームは……」

    ヒトミ「お願いします!! ハルカ先輩!!」

    速水「必死だね、ヒトミ。そのゲーム、好きな人からもらったの?」

    ヒトミ「え!? いや……そういうわけじゃ……ないんですけどぉ……」モジモジ

    春香「ヒトミ……。わかったわ。そういうことなら、このゲームは預かる。でも、少し時間を貰うわね」

    159 :

    一週間後、そこには恐怖に歪んだヒトミの死体が・・・

    161 = 1 :

    中学校

    藤岡「アキラ、昨日ついに1時間の壁を破ったんだ」

    アキラ「すごいじゃないですか!! どこまで進んだんですか!?」

    藤岡「えっと……カナと遊園地に行ったところ……」

    アキラ「カナ? カナって誰ですか?」

    藤岡「ああ!! いや、あのいるじゃないか!! メインヒロインのツインテールの女の子!!」

    アキラ「ああ!! あの子ですか!! 流石、藤岡さん!! その子から狙うなんて、すごいじゃないですか!!」

    藤岡「そうなのか?」

    アキラ「ええ!! だって、その子はもっとも難易度が高いですからね!! 優しくし過ぎても冷たくしすぎてもダメで、バランスが難しいんですよ」

    藤岡「うん。想いが中々伝わらないのもすごく似ているんだ」

    アキラ「藤岡さんならできますって!! 遊園地のあとは自宅に呼ばれる展開がありますからね!!」

    藤岡「わかった。がんばってみるよ」

    夏奈「アキラー。お、藤岡じゃないか。なにしてる?」

    藤岡「カ、カナ!!」

    夏奈「お前、私のことを名前で呼び始めたか。別にいいけど、結構びっくりするな」

    162 = 47 :

    藤岡は努力家だなぁ

    163 :

    らめらからー

    165 = 1 :

    藤岡「あ、ごめん!! 南!! そんなつもりは!!」

    夏奈「別にいいって言ってるだろ? それより、アキラ」

    アキラ「は、はい。なんですか?」

    夏奈「ついに残すはあのメインヒロインだけになったよ」

    アキラ「そうなんですか!? すごいじゃないですか!! 本当のエンディングが見れますよ!!」

    夏奈「そうなのか。なら、もう少しがんばってみるか」

    藤岡(チャンスだ……。カナもオレと同じキャラクターを攻略しようとしている!! 今なら、少しだけだがアドバイスができる!!)

    藤岡「カ、カナ!! じゃなくて、南!!」

    夏奈「カナでいいってば。で、どうした?」

    藤岡「じ、実は……オレも同じゲームをしている……んだ……」

    夏奈「そうなの?」

    藤岡「ああ。今、丁度……メインヒロインの子を攻略中で……」

    夏奈「お前もか!! そーか、そーか!! なら、今日うちに来て一緒にやる?」

    藤岡「え……?」

    夏奈「あのゲーム、私じゃ中々うまくいかなくて。男の意見も欲しいと思っていたところなんだ」

    166 = 15 :

    これは…

    167 :

    いいよいいよ

    168 = 1 :

    アキラ「あの、カナさん。オレの意見は聞かないんですか?」

    夏奈「お前はもうクリア済みなんでしょ? 極めた奴から意見を聞いても面白くないでしょう?」

    アキラ「あ、そうですか……」

    夏奈「藤岡、どうする?」

    藤岡「い、行くよ!! 絶対!!」

    夏奈「そうか。そうか。都合がいいな。藤岡、どこまで進んだの?」

    藤岡「実はその、遊園地デートは済ませたんだ」

    夏奈「なんだ、そのイベントは。私は知らないぞ」

    藤岡「そこまで進んでないんじゃないかな?」

    夏奈「まあ、メインヒロインはどことなく私に似てるから避けてきたんだよなぁ」

    藤岡「そうなんだ」

    夏奈「藤岡も似てるって思いながらプレイしてたのか?」

    藤岡「いや!! 全然!! 言われてみたら確かに似てるかもしれない程度だと思う!!」

    夏奈「そう? 周りからは似てる似てるといわれたけど……。そうでもないのか?」

    アキラ(藤岡さん。自宅のイベントを越えれば、あとは選択肢さえ間違わなければエンディングにいけますからね)

    169 = 47 :

    頑張れ藤岡たぶん駄目だろうけど

    170 = 96 :

    フラグやで

    171 :

    なぜかスレタイが鷲巣「アキラ。面白いゲーム貸して」アカギ「ギャルゲはどうです?」に見えてびびった
    アキラ誰だよ

    172 = 1 :

    夏奈「今日であのゲームを終わらせてやる……。ふっふっふっふ……」

    ケイコ「ねえ、カナ?」

    夏奈「どうした?」

    ケイコ「ゲーム……した?」

    夏奈「いま、絶賛はまってる!!」

    ケイコ「え……。ほ、ほんと?」

    夏奈「うん。なんていうか、初めは戸惑ったけど、やっていく内にその面白さに気がついてね」

    ケイコ「そ、そうなんだ……!」

    夏奈「だから、ケイコ。返すのはもう少しまってほしい」

    ケイコ「うんっ。いいよ。たっぷりプレイしてね。でも、もうすぐ試験があるけど……」

    夏奈「大丈夫だ。今日、クリアできるはずだからね」

    ケイコ「そ、そうなんだ! クリアしたら感想を聞かせて、カナ!」

    夏奈「いいけど。ケイコも興味なるの?」

    ケイコ「だって、貸したから……」

    夏奈「そうだね。貸した以上、気にはなるか。わかった。必ず感想を伝えるよ」

    173 = 101 :

    かわいそうなけいこ

    174 = 7 :

    俺のケイコが不憫すぎる
    ケイコに三国志教えてもらいたい

    175 :

    ケイコ好き過ぎて辛い

    176 = 1 :

    南家

    夏奈「ただいまー!! 藤岡、はいれはいれ!!」

    藤岡「う、うん。お邪魔します」

    千秋「藤岡。今日はどうした?」

    夏奈「藤岡とあのゲームをクリアするんだよ、チアキ」

    千秋「藤岡もあのゲームをしているのか?」

    藤岡「う、うん。少しだけ」

    夏奈「男の意見も必要だと思ってね」

    千秋「そうか。偶には冴えてるな、カナ」

    夏奈「私はいつだって冴えてるよ」

    千秋「よし。始めるか」

    夏奈「おー!!」

    千秋「藤岡、こっちにこい」

    藤岡「う、うん」

    夏奈「では、早速……」ピッ

    178 = 96 :

    カナ=呂布的に解釈して全員ハッピーエンドだな

    179 = 175 :

    恋愛ゲーに潰されたけど無双ゲーってそんな面白いのか?

    180 = 1 :

    夏奈「で、どこに行けば私と会えるんだ?」

    藤岡「最初は正門のところにいるよ」

    夏奈「正門か……」

    千秋「桜並木だな」

    夏奈『……痛いな。何ぶつかってるんだ、お前』

    千秋「なるほど、肩がぶつかって出会うのか」

    夏奈「素直に謝る、反論する、黙って去る。藤岡、これはどうすればいいんだ?」

    藤岡「え、えっと……。そこは素直に謝ったらいい感じだったと思う」

    夏奈「なるほどな」

    夏奈『気をつけろよ。全く。でも、私も悪かったな。それじゃ』

    千秋「このカナは随分と無愛想だな」

    藤岡「でも、他の選択肢だとすごく怒られたんだ」

    夏奈「お前、全部試したのか?」

    藤岡「う、うん。失敗したかと思って……」

    夏奈「なんたるチキンプレイだ!! そんなことで恋愛を極められると思っているか!!」

    181 = 47 :

    >>179
    難しい操作要らずにバッタバッタ敵やれるからなにも考えずにやれてそこそこ楽しい
    ただすぐ飽きる

    182 = 175 :

    >>181
    ああやっぱすぐ飽きるだろうなって思ったんだよサンクス

    183 = 1 :

    夏奈『また、会ったな。まさか同じクラスだったとは思わなかったけど。お前、名前は?』

    千秋「素直に答える、ふざけるの二択か。藤岡、これは?」

    藤岡「ふざけてみるといいよ」

    夏奈「ふざけるのか。……私もふざけてくれたほうがいいな」

    千秋「何故だ?」

    夏奈「そのほうが好感を持てる」

    藤岡(あのとき、オレもふざけていればまた違ったのか……)

    夏奈『ふふっ。お前、面白いな。気に入ったよ。これからよろしくな』

    夏奈「確かに仲良くなれたな」

    千秋「やるな、藤岡」

    藤岡「まぁ、この辺はね」

    夏奈「藤岡がいるなら今日中にクリアできそうだな。しかし、藤岡のチキンプレイはいただけないけど」

    藤岡「ごめん……」

    千秋「気にするな。カナのようにテキトーに進むよりは遥かにマシだ」

    夏奈「なんだとぉ!?」

    184 = 15 :

    藤岡がギャルゲ脳になってきてる

    185 :

    ケイコはコーエーのアレが好きなのか
    そして藤岡はセーブしといて分岐回収するんだな
    よく性格つかんでる

    186 = 1 :

    夏奈『ん? 今日はどうした?』

    夏奈「ついにデートに誘えるようになったぞ!! 藤岡!! ここはどこに誘えばいいんだ!?」

    千秋「遊園地、映画館、自宅。か。カナなら、どれがいいんだ?」

    夏奈「そうだね……。おごりなら、遊園地だね!!」

    藤岡(そうなんだ……!!)

    千秋「現金なやつだな」

    夏奈「いいじゃないの、別に」

    夏奈『遊園地か。いいけど、おごりだろうな?』

    千秋「あれ? カナがゲームの中にもいるぞ」

    夏奈「何を言っている?」

    千秋「言動も容姿もそっくりだな」

    夏奈「容姿はともかく、言動は似てないだろ」

    千秋「お前は自分の発言に責任をもてないのか」

    夏奈『よーし。なら、来週な! 絶対にこいよ!!』

    藤岡(おごりか……。小遣いを溜めなくちゃ……)

    187 :

    藤岡かわいい

    188 = 1 :

    夏奈『よーし!! カナ!! 次はアレに乗るぞ!!』

    千秋「カナとカナがデートって面白い図だな」

    夏奈「このカナって主人公は藤岡に変換していればいいだろ」

    藤岡「……」

    千秋「今、藤岡がピクってなった」

    夏奈「それにしてもこの私はバカだねー」

    千秋「お前もバカだが」

    夏奈「いや、遊園地を全額負担してくれた時点でもうこの男は私にぞっこんだって分かるじゃないか」

    千秋「そうか」

    夏奈「なのに、この私は暢気に無邪気に奢りの遊園地を満喫している。私だったら、照れて何もできないね」

    藤岡(そうなんだ……!!!)

    千秋「今、藤岡がピクッてなった」

    夏奈『今日は楽しかったぞ。また誘ってくれ! 絶対だからな!!』

    夏奈「いやいや。そこは私のこと好きでしょ?とか聞く感じだろー」

    千秋「そうなのか」

    190 = 185 :

    「今、藤岡の藤岡がピクッてなった」

    191 = 175 :

    キャラの再現度うまいなマジで

    192 :

    別に俺はロリコンではないが股の間に女の子座らせて平然としてられるのは凄いといつも思う

    193 = 1 :

    夏奈『今日は課題が多いな。お前はどうするつもりなんだ?』

    夏奈「教えてくれ、自力でがんばる。藤岡、これはどっちだ?」

    藤岡「え、えっと……。ここからはオレも分からない」

    夏奈「なんだと!? ここから未知の領域なのか?」

    藤岡「ああ」

    夏奈「うーん。どうしたらいいんだ……」

    千秋「お前ならどういわれたいんだ?」

    夏奈「いや、私は勉強を教えてほしいなんていわれたら断るんだが」

    千秋「バカだからな」

    夏奈「そういうことじゃない!! 自力ですることに意味があるんだよ!!」

    千秋「なら、自力でするを選べばいい。そのカナも好感をもつんじゃないの?」

    夏奈「そうだな」

    藤岡「待ってくれ!! 南!! そ、そこは教えてくれ、かもしれない……」

    夏奈「どうしてだ?」

    藤岡「なんというか……。男なら教えて欲しいって思うから……」

    194 = 103 :

    女子小学生四人に羽交い絞めにされたおじさんもいたな

    195 :

    >>192
    イケメンの成せる技

    まあ無茶苦茶好きな娘が別に居るし相手は小学生だし、と考えたら意外に普通な気もする

    196 = 1 :

    夏奈「まてまて。これは女の子の気持ちにならなきゃだめだろ」

    藤岡「南は本当に断るのか?」

    夏奈「え?」

    藤岡「た、例えばオレが真剣に教えてくれって頼んだら、断る?」

    夏奈「……それは……」

    藤岡「南……」

    夏奈「そんなに真剣に言われたら、なんか承諾しちゃうかもしれないけど……」

    千秋「なら、頼んでみればいい。それではっきりする」

    夏奈「わかった」

    藤岡(頼む、合っていてくれ!!)

    夏奈『あのなぁ、自力でやれよ。それぐらい』

    夏奈「こら! 藤岡!! 違うじゃないか!!」

    藤岡「や、やっぱり……ダメ……か……」

    夏奈『……でも、まぁ、遊園地では楽しませてもらったからな。特別に教えてやる。今日、家にこい』

    夏奈「あれ? いけちゃったよ」

    197 = 185 :

    藤岡良かったな

    198 :

    カナがカナを攻略するんです?

    199 = 96 :

    チキン藤岡wwwがんばれwww

    200 = 1 :

    藤岡「よ、よかった……」

    千秋「なるほどな。遊園地の一件があったからか。よく出来ている」

    夏奈「藤岡、見直した!」

    藤岡「あ、ありがとう」

    千秋「このカナは勉強ができるんだな。違和感しかないが」

    夏奈「私だってやればできるんだよ」

    千秋「じゃあ、やれよ」

    夏奈『もう、こんな時間か。カナ、どうする?』

    夏奈「むむ。もっと教えて欲しい、夕飯をご馳走になる、帰る。藤岡、どれだ!?」

    藤岡「オ、オレは……えっと……」

    千秋「カナはどう言われたんだ」

    夏奈「私はそうだね。もっと教えて欲しいって言ってもらいたいね」

    千秋「何故だ?」

    夏奈「頼られる自分がなんかかっこいいから」

    千秋「バカ野郎」


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