のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,057,143人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ令嬢「ご指導、よろしくお願いしますわ」武術家「よろしく」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 武術家 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    51 = 2 :

    武術家「ハァ!? 富豪の娘の武術指南役ぅ!?」

    師範「ああ、悪いが明日から頼む」

    武術家「親父、なんで俺なんだよ!? 親父や弟でもいいじゃねえかよ!」

    師範「相手は年頃の娘さんだからな。若いヤツの方がいいだろうし……
       弟は門下生の指導をせねばならんからな」

    武術家「だったら俺を道場に残して、弟を行かせろよ!」

    「兄ちゃんの練習は厳しすぎて、みんな逃げちゃうからね」

    武術家「格闘技ってのは、そういうもんだろうが!
        お前の稽古は生ぬるすぎるんだよ! あんなんじゃ強くなれねえよ!」

    「殴る蹴るをやるような人間は西の道場に行っちゃって、
      ウチに来てるのは、健康のために格闘技を習ってる人たちだもん。
      しょうがないよ」

    武術家「くぅ……これが町一番といわれた道場のなれの果てか……」

    武術家「いいよ、分かったよ! 行ってきてやるよ!」

    52 = 1 :

    翌日──

    <豪邸>

    令嬢「柔軟体操も終わりましたし……」

    令嬢「本日もよろしくお願いしますわ!」ビシッ

    武術家「よ、よろしく」

    武術家「じゃあ今日は……蹴りだ!」

    武術家(いつも色んな作業に使っている手とちがって、
        足はせいぜい歩く走るぐらいにしか使わない……)

    武術家(ゆえに蹴りは突きよりも難しい!)

    武術家(変な蹴り方をしようもんなら、ダメ出ししまくってやる!)

    武術家「じゃあ今から俺がやるから……俺がやるとおりに蹴るんだぞ」ザッ

    武術家「上段!」

    ビュオンッ!

    武術家「さ、やってみせろ」

    令嬢「はい!」

    53 = 2 :

    武術家「あ……」

    令嬢「うっ……うえぇっ!」ビチャビチャ…

    武術家(しまった、つい……! 軽くだけど、腹に入れちまった……!)

    武術家「だ、大丈夫か──」

    武術家(いや……! いいじゃねえか! ここで追い討ちかけてやれば、
        さすがにこの女もイヤになるだろ!)

    武術家「あ、あんな軽いパンチでゲロなんか吐いてんじゃねえよ、きったねえな!」

    武術家「金持ちはいつも変なもんばっか食ってるから、胃が弱いんだな!
        あ~……やだやだ!」

    武術家「格闘技をナメてるから、こういうことになるんだ!」

    武術家「ア……アハハ、アハハハハ……!」

    令嬢「…………」グスッ…

    武術家「うっ……!」ギクッ

    令嬢「謝りなさい!」

    武術家(よ、よし……怒った! ってか、怒るに決まってるけど)
       「このぐらいのアクシデントで怒るんじゃねえよ! 短気なヤツだな!」

    54 = 1 :

    令嬢「構えは……こうですわね?」ザッ

    武術家「ああ」
       (どんなへっぴり腰のキックになるか……楽しみだ)

    令嬢「えいっ!」

    ヒュワァッ!

    武術家「!」

    令嬢「どうだったかしら?
       バレエをやっていたので、足はちゃんと上がっていたはずですけど」

    武術家「う、美しい……」

    令嬢「え!?」

    武術家「──あ、いや! お前じゃなくて……蹴りが美しかったって意味な!」

    令嬢「で、で、ですわよね~……オホホホ……」

    武術家「ハハハ……」
    令嬢「ホホホ……」

    武術家(なんてこった……!)

    武術家(威力はともかく、フォームと蹴りの描く弧の美しさは、
        まちがいなく俺以上だった!)

    55 = 2 :

    <豪邸>

    武術家「どうも」

    富豪「おお、よく来てくれた」

    富豪「物騒なご時世、娘にも格闘術を習わせたくなってね。
       西の道場でもよかったんだが、東の道場の方が一般人向けの指導に
       力を入れていると聞いたものだから」

    武術家(力を入れてるんじゃねえ、軟弱なヤツばっか集まって、
        それしかできねえんだよ)

    富豪「期間は決めてないが……ま、よろしく頼むよ」

    武術家(ふざけんな、こっちは強くなるために真剣に格闘技やってんだ。
        成金のクソ娘の道楽に付き合う気なんざさらさらねえ)

    武術家(今日一日で来ないで済むように仕向けてやる……!)

    富豪「では、娘は運動部屋にいるから、鍛えてやってくれ」

    武術家「……分かりました」

    56 = 1 :

    武術家「よし、このミットに蹴りを打ち込んでこいっ!」ザッ

    令嬢「はいっ!」

    令嬢「えいっ! えいっ! えいっ!」

    バシッ! ベシッ! ビシッ!

    武術家(重さはまだまだ足りないが、しなやかで鋭い……。
        それにバレエやってただけあって、バランス感覚は抜群だな)

    武術家(突きで牽制して、必殺の蹴りでノックアウト……うん。
        この女、鍛え上げればもしかしていい格闘家になるんじゃ──)

    武術家(──ってアホか!
        俺はコイツに格闘技を辞めさせるために来てるんだぞ!)

    令嬢「ハァ……ハァ……私のキックはどうでした?」

    武術家「……悪くはなかった!」



    こうして、二日目の稽古も終了した。

    57 = 2 :

    令嬢「ちがいます!」

    令嬢「私は変なものばかり食べてるわけではありませんわ!」

    武術家「は……?」

    令嬢「我が家に雇われているシェフが味と栄養を考え、
       愛情をこめて作ってくれた料理を食べているのです!」

    令嬢「それを変なものだなんて……謝りなさい!」

    武術家「ご、ごめ──」

    武術家「い、いや……もう謝らねえぞ!」

    令嬢「だったら……今日はお夕飯を一緒に私の家で食べましょう。
       そうすれば、変なものだなんて思わなくなるはずですわ!」

    武術家「いいだろう、受けて立ってやる!」

    武術家(どうしてこうなった……!?)



    こうして三日目の稽古が終わった。

    58 = 1 :

    豪邸での稽古開始から一週間後──

    <東の道場>

    武術家(ちくしょう……どんなに厳しく接しても、はね返されちまう……)

    師範「さっき連絡があり、ワシが王国兵の今期の武術指南役に選ばれ、
       城に向かうことになった」

    「やったぁ! こりゃ西の道場の連中も悔しがるだろうね。
      あいつらの道場主も武術指南役を狙ってただろうからさ」

    武術家(明日はどんな鍛錬にするか……う~ん……)

    師範「いつもいっとるだろ、西の道場は関係ない」

    師範「やることをやっていれば、人は認めてくれるものだ」

    師範「とにかく、一週間後からワシは三ヶ月ほど留守にするから、道場は頼んだぞ。
       まちがっても西の道場を相手にしたりするんじゃないぞ」

    「は~い」

    武術家(なにか格闘技をイヤにさせる、いい方法は……)

    師範「おいバカ息子、ちゃんと聞いてたのか!?」

    武術家「うるっせえな、今それどころじゃないんだよ!」

    師範「なんだと!? 親に向かってなんという口のきき方だ!」

    59 = 2 :

    富豪「今日はありがとう」

    富豪「また明日以降も、よろしく頼むよ」

    武術家「いえ……こちらこそ、ごちそうさまでした」ゲフッ

    令嬢「ね、変なものじゃなかったでしょう?」

    武術家「まあな……」

    武術家「そういや、変なものっていったこと、まだ謝ってなかったな。ごめ──」

    令嬢「ふふっ、かまいませんわ。ちゃんと分かって下さったのなら。
       また明日から、よろしくお願いしますね」ニコッ

    武術家「…………!」ドキッ

    武術家「それじゃ、さよなら」ザッ

    武術家(くそっ……今日はこの女に完全にペースを崩されっぱなしだ!
        明日こそは、明日こそは……!)ギリッ…



    こうして四日目の稽古も終わった。

    60 = 1 :

    「まあまあ、父ちゃんも兄ちゃんも落ち着いて」

    師範「むぅ……」
    武術家「ぬぅ……」

    「父ちゃんはこんなとこで揉めてる場合じゃないし、
      兄ちゃんはどうせやらしいことでも考えてたんだろ」

    武術家「バカいえ! 俺はちゃんと──」

    武術家「…………」

    武術家(やらしいこと……)

    武術家(これだ……!)ニィッ

    武術家(よし……明日、まちがいなくあの女は格闘技がイヤになる!)

    61 :

    寝技くるー?

    62 = 1 :

    一方、その頃──

    <西の道場>

    道場主「くそっ……東の道場が今期の武術指南役に選ばれるとは……!」

    道場主「宣伝やパフォーマンスが不十分だったか……?」

    鉢巻「悔しいッスね……先生」

    色黒「今回は仕方ありません。運がなかっただけのこと。
       次のチャンスに向けて、引き続き道場のイメージアップを図りましょう!」

    道場主「うむ……そうだな」

    美形「ねえ、父さん」

    道場主「なんだ?」

    美形「なにごともポジティブに考えないとね。
       師範の長男である武術家も、最近留守がちだと聞いているし……
       これはある意味ではチャンスというべきかもしれないよ」

    道場主「チャンス……?」

    64 = 2 :

    令嬢「ちがいます!」

    令嬢「私は変なものばかり食べてるわけではありませんわ!」

    武術家「は……?」

    令嬢「我が家に雇われているシェフが味と栄養を考え、
       愛情をこめて作ってくれた料理を食べているのです!」

    令嬢「それを変なものだなんて……謝りなさい!」

    武術家「ご、ごめ──」

    武術家「い、いや……もう謝らねえぞ!」

    令嬢「だったら……今日はお夕飯を一緒に私の家で食べましょう。
       そうすれば、変なものだなんて思わなくなるはずですわ!」

    武術家「いいだろう、受けて立ってやる!」

    武術家(どうしてこうなった……!?)



    こうして三日目の稽古が終わった。

    65 = 1 :

    翌日──

    <豪邸>

    令嬢「本日もご指導、よろしくお願いしますわ」ビシッ

    武術家「ああ、よろしく」

    令嬢「さてと、今日はなんのお稽古かしら?」

    武術家「まずはかる~く組み手といこうか。
        互いに寸止めか、軽く当てるぐらいで突きを打ち合う」

    令嬢「分かりましたわ。じゃあ私から……」ザッ

    令嬢「てやっ!」ヒュッ

    武術家「おっと」ヒョイッ

    武術家「今度はこっちからだ」ヒュッ

    武術家の突きが、令嬢の胸に軽くヒットした。

    むにゅっ……

    令嬢「え?」

    武術家「お……おっと悪い悪い、事故だ、事故」

    67 = 2 :

    豪邸での稽古開始から一週間後──

    <東の道場>

    武術家(ちくしょう……どんなに厳しく接しても、はね返されちまう……)

    師範「さっき連絡があり、ワシが王国兵の今期の武術指南役に選ばれ、
       城に向かうことになった」

    「やったぁ! こりゃ西の道場の連中も悔しがるだろうね。
      あいつらの道場主も武術指南役を狙ってただろうからさ」

    武術家(明日はどんな鍛錬にするか……う~ん……)

    師範「いつもいっとるだろ、西の道場は関係ない」

    師範「やることをやっていれば、人は認めてくれるものだ」

    師範「とにかく、一週間後からワシは三ヶ月ほど留守にするから、道場は頼んだぞ。
       まちがっても西の道場を相手にしたりするんじゃないぞ」

    「は~い」

    武術家(なにか格闘技をイヤにさせる、いい方法は……)

    師範「おいバカ息子、ちゃんと聞いてたのか!?」

    武術家「うるっせえな、今それどころじゃないんだよ!」

    師範「なんだと!? 親に向かってなんという口のきき方だ!」

    70 :

    うぇい

    74 = 34 :

    75 = 66 :

    77 :

    なんでこの格闘家、調子こいてんの?
    金もらって教えるのが仕事だろ

    嫌で強いやつに会いたいなら、山にこもって熊相手に特訓したらいいじゃん

    78 = 66 :

    80 = 66 :

    81 = 66 :

    83 :

    自動保守が優秀なスレだな
    しえん

    85 :

    しかし、その後も──

    もにゅっ……

    令嬢「う……!」

    武術家「悪い悪い、またさわっちまった」

    むにゅっ……

    令嬢「あっ……」

    武術家「いやぁ~事故が続くな」

    むんずっ……

    令嬢「…………」

    武術家「おっと、すまねえ。今度はつい掴んじまった、ハハハ」

    令嬢「では、続けましょうか」

    武術家「……ああ」

    86 :

    SS書こうと思ってスレ立ててすぐに、くぅ~疲れましたwコピペがあるとちょっとだけ心にヒビが入る保守

    87 = 85 :

    武術家「──おかしいだろォッ!」

    令嬢「え?」

    武術家「お前……こんだけ不自然に胸ばっか触られて、揉まれて、
        なんでなんもいわねぇんだよォッ!」

    令嬢「だって……それを含めてのお稽古なのでしょう?」

    武術家「へ?」

    令嬢「武術家さん、あなたは最初のお稽古の日におっしゃいましたわ。
       格闘技というのは痛くて苦しいものだ、と」

    令嬢「あの言葉で、私は反省いたしました」

    令嬢「生半可な覚悟で、格闘技を習おうとしていた自分自身を……」

    令嬢「ですから、私はあなたの訓練がどんなに辛くても、
       文句はいわないと決めたのです」

    令嬢「それに……もし本当に暴漢に襲われて、負けてしまったら、
       胸をどうこうされるぐらいでは済まないでしょう?」

    武術家「…………」

    88 = 2 :

    ktkr

    89 = 2 :

    武術家「よし、このミットに蹴りを打ち込んでこいっ!」ザッ

    令嬢「はいっ!」

    令嬢「えいっ! えいっ! えいっ!」

    バシッ! ベシッ! ビシッ!

    武術家(重さはまだまだ足りないが、しなやかで鋭い……。
        それにバレエやってただけあって、バランス感覚は抜群だな)

    武術家(突きで牽制して、必殺の蹴りでノックアウト……うん。
        この女、鍛え上げればもしかしていい格闘家になるんじゃ──)

    武術家(──ってアホか!
        俺はコイツに格闘技を辞めさせるために来てるんだぞ!)

    令嬢「ハァ……ハァ……私のキックはどうでした?」

    武術家「……悪くはなかった!」



    こうして、二日目の稽古も終了した。

    91 :

    もっと触りなされ

    93 = 66 :

    94 :

    武術家「今度は俺の突きを受ける練習だ!」(意味深)

    95 :

    武術家(俺は……見誤っていた。いや……見ようともしていなかった……!)

    武術家「すまんっ!!!」ガバッ

    令嬢「え!?」

    武術家「俺は……俺は、俺は……俺はァッ!」

    ガンッ! ガンッ! ガンッ!

    床を殴りつける武術家。

    令嬢(ここの床は運動用に特別頑丈に造られている……)
      「そんなことをしたら……拳がダメになってしまいますわ!」

    バキィッ! ベキィッ! メキィッ!

    令嬢「──と思いきや、床の方がどんどん壊れて……すごっ!
       ……あ、どっちにしても、やめて下さいませ!」

    武術家「俺は格闘家じゃない……」

    武術家「ただのバカだ……」

    武術家「今まで散々やってきた借りを……せめて返せる分だけでも返したい……。
        俺を好きなだけ殴ってくれッ!」

    96 = 95 :

    令嬢「殴るだなんて、そんな……」

    令嬢「できませんわ!」

    武術家「だったら蹴るでもいい、引っかくでもいい!
        最低でも、俺が悲鳴を上げるぐらいまでやってくれっ! 頼むっ!」

    令嬢「では……先ほどまで胸を触られていたので……私もそうします」スッ

    武術家(え? まさか俺の胸を? オイオイそれじゃ罰どころかご褒美──)

    令嬢は武術家の胸にさわり──乳首をつねった。

    ギュウゥゥ……!

    武術家「あがぁぁぁぁぁっ!!!」

    令嬢「うふふ、これで貸し借りナシですわね」パッ

    武術家「いだだ……っ! あ、ああ……叫んじまったからな……」

    武術家(“つねり”は一説にはもっとも痛い攻撃とされている……!
        この女、やはりデキる……!)ハァハァ…

    令嬢(殿方の胸なんて……初めて触りましたわ)

    令嬢(たくましい……胸板でしたわ)ドキドキ…

    97 = 2 :

    監督「こ、この球は・・・!!」 

    あらすじ:零冥高校(れいめいこうこう)に入学した桐生翼、そこは頭もよく野球も強い高校だった。 
    子供のころから天才児だった桐生翼(きりゅうつばさ)(主人公)は零冥高校に進学する。 
    ただし野球経験は0。野球のやの字も知らない。ある日、翼が帰宅しようとしていると野球部の練習している音が聞こえた。 
    何気なく覗いてみた。するとフリーバッティングのボールが目の前に転がってきた。 
    「お~い、とってくれ~」という部員の声。試しに思いっきりバッターに向かって投げてみた。 
    それが桐生翼伝説の始まりだった・・・。 

    98 = 95 :

    武術家「……さて、気を取り直して稽古を再開するか」

    武術家「天性の体の柔軟さに加え、バレエをやっていたこともあって、
        アンタは蹴り技の方が得意そうだ」

    武術家「だから俺は、アンタを蹴り技主体で鍛えたいと思う」

    武術家「自分だけの武器ってのを作れば、自信につながるからな!」

    令嬢「はいっ!」

    武術家(なんだろう、この気持ち……なんだか、とても晴れやかだ)



    その夜──

    <東の道場>

    武術家「お~う親父ィ、弟、メシができたぞ~」グチャッ…

    「うわぁ……相変わらずメチャクチャな料理だ」

    武術家「文句があるなら食うなよ」

    師範「……お前、なんとなくだが表情が柔らかくなったな」

    武術家「え、そうか?」

    99 = 2 :

    桐生翼、どこにでもいる普通の高校生だ。 
    彼はこの春、零冥高校という進学校に入学した。彼は天才児なのだ。 
    入学して1か月が経ち、だいぶ新生活にも慣れてきた桐生。 
    そんな時彼に転機が訪れる。 
    桐生「今日も一日疲れたなあ・・・さて帰るか。ん?」 
    ??「お~い、とってくれ~」 
    桐生「なんだこれは?ボール?」 

    ??「こっちに投げてくれ!」 
    桐生「そういえば、ここは野球も強かったな。」 
    そう呟いて桐生はボールを思いっきり投げた 
    ズバーン!!! 
    ??「・・・え?」 
    桐生「なんだ今の感触は・・・」 
    監督「こ、この球は・・・!!」 
    ??「キミ、すごいじゃないか!よかったら野球部に入らないか?」 
    桐生「野球か・・・野球をすれば今の感覚をいつでも味わえるのか?」 
    ??「そうだな」 
    桐生「いいぜ、野球部に入ってやる。」 
    こうして桐生伝説が始まった。 

    100 = 95 :

    それからおよそ一週間、武術家と令嬢の稽古は続いた。

    武術家「この間みたいに、このミットに蹴り込んでこいっ!」

    令嬢「はいっ!」

    バシッ! バシッ! バシッ!

    武術家「足だけで蹴るんじゃなく、全身のバネを使って蹴るんだ!」

    令嬢「はいっ!」

    バシィッ! バシィッ! バシィッ!

    武術家(やはり……鞭のようにしなやかで、いい蹴りだ……!)

    武術家「──いいぞ! その調子だ!」

    令嬢「ありがとうございます!」


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 武術家 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について