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元スレP「如月千早か。どんな子なんだろう」
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P「今日からは俺が如月の担当になる。よろしく頼む」
千早「新しいプロデューサー? 前の方は?」
P「ストレスでゲロ吐いて辞めた」
千早「……またですか。ではこれからよろしくお願いします、新しいプロデューサー」
千早「新しいプロデューサー? 前の方は?」
P「ストレスでゲロ吐いて辞めた」
千早「……またですか。ではこれからよろしくお願いします、新しいプロデューサー」
P「初対面だし、自己紹介でもしてもらおうかな」
千早「構いませんが、履歴書やプロフィールに書いてあること以外は特に」
P「プロフィールっていうと……趣味は、歌と音楽鑑賞、だっけ?」
千早「はい」
P「特技も歌?」
千早「そうですね」
P「歌、好きなんだ」
千早「はい」
P「ふーん」
千早「構いませんが、履歴書やプロフィールに書いてあること以外は特に」
P「プロフィールっていうと……趣味は、歌と音楽鑑賞、だっけ?」
千早「はい」
P「特技も歌?」
千早「そうですね」
P「歌、好きなんだ」
千早「はい」
P「ふーん」
【ダンスレッスン】
P「今日は朝からレッスンの予定が入ってる。支度してくれ」
千早「ボーカルレッスンですか?」
P「いや、ダンス。初回だから俺も付いていく」
千早「……踊れることは、それほど重要でしょうか。私は歌を評価して欲しいのに」
P「重要だよ。如月はアイドルだからな」
千早「アイドルだから……ですか。そこで思考停止するのは少し浅はかだと思います」
P「そうか? できることのレパートリーが増えたら、色々とお声もかかりやすくなるだろう」
千早「それは……不本意ですが、そうでしょう」
P「その分、大舞台に出る機会も増えて、より多くの人に歌を聴いてもらえるじゃないか」
千早「……確かに」
P「今日は朝からレッスンの予定が入ってる。支度してくれ」
千早「ボーカルレッスンですか?」
P「いや、ダンス。初回だから俺も付いていく」
千早「……踊れることは、それほど重要でしょうか。私は歌を評価して欲しいのに」
P「重要だよ。如月はアイドルだからな」
千早「アイドルだから……ですか。そこで思考停止するのは少し浅はかだと思います」
P「そうか? できることのレパートリーが増えたら、色々とお声もかかりやすくなるだろう」
千早「それは……不本意ですが、そうでしょう」
P「その分、大舞台に出る機会も増えて、より多くの人に歌を聴いてもらえるじゃないか」
千早「……確かに」
P「そこそこは動けるみたいだな」
千早「一応、自主的に筋トレはしてますから」
P「筋トレか……」
千早「何か問題がありますか?」
P「下手な筋肉のつけ方をすると良くない。後で俺がトレーナーに相談しておく」
千早「相談?」
P「ダンスの専門家ならどこをどれだけ鍛えれば良いか、よく知ってるはずだろ?」
千早「……そう言われてみると、素人考えで無茶するより効率は良さそうですね」
P「そういうこと。何事もまずは効率重視だ」
千早「一応、自主的に筋トレはしてますから」
P「筋トレか……」
千早「何か問題がありますか?」
P「下手な筋肉のつけ方をすると良くない。後で俺がトレーナーに相談しておく」
千早「相談?」
P「ダンスの専門家ならどこをどれだけ鍛えれば良いか、よく知ってるはずだろ?」
千早「……そう言われてみると、素人考えで無茶するより効率は良さそうですね」
P「そういうこと。何事もまずは効率重視だ」
千早「あなたは……今までのプロデューサーとは違います」
P「そうか?」
千早「下手な愛想笑いもしませんし、私の機嫌を伺ったりもしませんし」
P「ディレクターや、よその営業担当が相手ならともかく、如月に愛想笑いしてどうする?」
千早「でも前のプロデューサーも、その前の人も、私を腫れ物のように扱っていました」
P「へぇ。よく分からないけど、如月はそういう風に扱って欲しいのか?」
千早「……嫌に決まっています、そんなの」
P「じゃあ、今のままでいい?」
千早「はい。今のままがいいです」
P「そうか?」
千早「下手な愛想笑いもしませんし、私の機嫌を伺ったりもしませんし」
P「ディレクターや、よその営業担当が相手ならともかく、如月に愛想笑いしてどうする?」
千早「でも前のプロデューサーも、その前の人も、私を腫れ物のように扱っていました」
P「へぇ。よく分からないけど、如月はそういう風に扱って欲しいのか?」
千早「……嫌に決まっています、そんなの」
P「じゃあ、今のままでいい?」
千早「はい。今のままがいいです」
【初オーディション】
P「今日は音楽番組のオーディションだ。合格すればデビューだぞ」
千早「アピールポイントは何が重視されるのですか?」
P「今回はボーカルだな。もしかしたら、如月なら余裕かも」
千早「……ですが、オーディションへの参加は初めてです。うまくできるかどうか」
P「え、初めて?」
千早「はい……」
P「今日は音楽番組のオーディションだ。合格すればデビューだぞ」
千早「アピールポイントは何が重視されるのですか?」
P「今回はボーカルだな。もしかしたら、如月なら余裕かも」
千早「……ですが、オーディションへの参加は初めてです。うまくできるかどうか」
P「え、初めて?」
千早「はい……」
P「デビュー前でも、オーディションの1つや2つ受けてると思ってたけど」
千早「今まではどのプロデューサーも、二週間程度で辞めてしまいましたから」
P「……オーディションまでこぎつけられなかったのか」
千早「はい。ですが、原因は私にあるんです。私、うまくコミュニケーションが取れませんから」
P「そうか? 俺はそんなに困ってないけど」
千早「それは……あなたが変なんです」
P「その変な俺と噛み合ってる如月も変ってことか」
千早「……くっ」
千早「今まではどのプロデューサーも、二週間程度で辞めてしまいましたから」
P「……オーディションまでこぎつけられなかったのか」
千早「はい。ですが、原因は私にあるんです。私、うまくコミュニケーションが取れませんから」
P「そうか? 俺はそんなに困ってないけど」
千早「それは……あなたが変なんです」
P「その変な俺と噛み合ってる如月も変ってことか」
千早「……くっ」
オーディション後――
審査員「合格は……2番と5番!」
千早「……受かった」
P「おめでとう。これで堂々のデビューだな」
千早「…………あの。ありがとうございます」
P「俺は何もしてない。如月の実力だ」
千早「実力、ですか……それなら尚更、あなたにお聞きしたいことがあります」
P「なんだ?」
千早「どうして、ろくにレッスンも受けていない私が、このオーディションに受かると?」
P「それは……もちろん、如月の地力を踏まえた上で決めた。でも決定的だったのは、アレだ」
千早「アレ?」
審査員「合格は……2番と5番!」
千早「……受かった」
P「おめでとう。これで堂々のデビューだな」
千早「…………あの。ありがとうございます」
P「俺は何もしてない。如月の実力だ」
千早「実力、ですか……それなら尚更、あなたにお聞きしたいことがあります」
P「なんだ?」
千早「どうして、ろくにレッスンも受けていない私が、このオーディションに受かると?」
P「それは……もちろん、如月の地力を踏まえた上で決めた。でも決定的だったのは、アレだ」
千早「アレ?」
P「初めて会った日、『特技も歌?』って質問したの覚えてるか?」
千早「よく覚えています。なぜ改めて聞いたのか疑問でしたし」
P「あの時、如月が自信満々で『そうです』って答えたからだよ。その日のうちに応募した」
千早「ええ……!? そ、それだけで……?」
P「迷ってるだけ時間の無駄だからな。どうせデビュー前なんだし、何でもやってみるもんさ」
千早「なんだか……すごい人です。思い切りがいいというか」
P「でも、結果的に良かっただろ。如月の歌は評価に値する物だってことが分かったんだから」
千早「……はい。これからも、よろしくお願いします」
千早「よく覚えています。なぜ改めて聞いたのか疑問でしたし」
P「あの時、如月が自信満々で『そうです』って答えたからだよ。その日のうちに応募した」
千早「ええ……!? そ、それだけで……?」
P「迷ってるだけ時間の無駄だからな。どうせデビュー前なんだし、何でもやってみるもんさ」
千早「なんだか……すごい人です。思い切りがいいというか」
P「でも、結果的に良かっただろ。如月の歌は評価に値する物だってことが分かったんだから」
千早「……はい。これからも、よろしくお願いします」
【ボーカルレッスン】
千早「おはようございます」
P「おはよう。今日も早いな」
千早「朝のジョギングのために早起きしていますから」
P「へえ、ジョギングか……じゃあ喉渇いてるだろ、お茶でも淹れてやろう」
千早「気を使って頂かなくて結構です。甘やかされる為にアイドルになった訳ではありませんし」
P「いや……如月は歌が命のアイドルだから、もっと喉を大事にして欲しいだけだ」
千早「……そうですか。それなら、お言葉に甘えて」
千早「おはようございます」
P「おはよう。今日も早いな」
千早「朝のジョギングのために早起きしていますから」
P「へえ、ジョギングか……じゃあ喉渇いてるだろ、お茶でも淹れてやろう」
千早「気を使って頂かなくて結構です。甘やかされる為にアイドルになった訳ではありませんし」
P「いや……如月は歌が命のアイドルだから、もっと喉を大事にして欲しいだけだ」
千早「……そうですか。それなら、お言葉に甘えて」
>>22
ちょっとブルジュ・ハリファ
ちょっとブルジュ・ハリファ
千早「ふぅ……ご馳走様でした」
P「ところで歌といえば、今日は午後からボーカルレッスンだったな」
千早「そうですが、何か?」
P「今回は俺も付いていく」
千早「え?」
P「少しな。如月の歌を聴いて、色々勉強しようかなと」
千早「……まあ、なんでも、いいですけれど」
P「ところで歌といえば、今日は午後からボーカルレッスンだったな」
千早「そうですが、何か?」
P「今回は俺も付いていく」
千早「え?」
P「少しな。如月の歌を聴いて、色々勉強しようかなと」
千早「……まあ、なんでも、いいですけれど」
P「あおいぃぃ~とりぃぃぃ~もぉししあぁわぁせぇぇぇ~」
千早「それでは演歌です。私のデビュー曲を馬鹿にするなんて、最低です」
P「俺は大真面目だ。そもそも、この曲が難しいのが悪いんだ」
千早「言ってることが無茶苦茶です……ところで、なぜ急に『蒼い鳥』を歌ってみたいなんて」
P「俺は如月のプロデューサーだからな」
千早「……どういうことでしょうか?」
P「どこが歌いづらいとか、どこで息継ぎするかとか、把握しとかないとアドバイスもできないだろう」
千早「それは……私としても助かりますけど、歌唱力が絶望的では意味が……」
P「それを言うな」
千早「それでは演歌です。私のデビュー曲を馬鹿にするなんて、最低です」
P「俺は大真面目だ。そもそも、この曲が難しいのが悪いんだ」
千早「言ってることが無茶苦茶です……ところで、なぜ急に『蒼い鳥』を歌ってみたいなんて」
P「俺は如月のプロデューサーだからな」
千早「……どういうことでしょうか?」
P「どこが歌いづらいとか、どこで息継ぎするかとか、把握しとかないとアドバイスもできないだろう」
千早「それは……私としても助かりますけど、歌唱力が絶望的では意味が……」
P「それを言うな」
>>29
あと1時間16分後に祭りがあるからだろ
あと1時間16分後に祭りがあるからだろ
【番組の都合】
千早「納得できません」
P「だいたい予想できるけど、何がだ?」
千早「あのディレクター、この番組は私がメインじゃないからもう少し下手に歌えと」
P「……やっぱりか。でもデビュー曲の初披露、思いっきり歌いたいよな」
千早「はい……私、どうすればいいのか。せっかくオーディションに合格したのに……」
P「…………」
千早「納得できません」
P「だいたい予想できるけど、何がだ?」
千早「あのディレクター、この番組は私がメインじゃないからもう少し下手に歌えと」
P「……やっぱりか。でもデビュー曲の初披露、思いっきり歌いたいよな」
千早「はい……私、どうすればいいのか。せっかくオーディションに合格したのに……」
P「…………」
P「如月……すまない」
千早「えっ?」
P「俺にもっと力があれば、意見もできる。偉くなればゴリ押しもできる」
千早「…………」
P「でも今の俺では、無理なんだ。無名のプロデューサーでは……」
千早「…………」
P「こればかりは、本当に……すまない……」
千早「…………」
千早「えっ?」
P「俺にもっと力があれば、意見もできる。偉くなればゴリ押しもできる」
千早「…………」
P「でも今の俺では、無理なんだ。無名のプロデューサーでは……」
千早「…………」
P「こればかりは、本当に……すまない……」
千早「…………」
春香「――って、昨日そんなことがあったんだ。それで千早ちゃんはどうしたの?」
千早「自分がギリギリ許せる範囲で下手に歌ったら、OKが出たわ」
春香「え……千早ちゃんが自分から折れたの!?」
千早「しょうがないでしょう」
春香「……なんか、意外」
千早「プロデューサーが無理と言うのだから、無理なのでしょうし」
春香「へぇ……プロデューサーさんのこと、結構信用してるんだね」
千早「べ、別にそういうわけではないけれど……」
千早「自分がギリギリ許せる範囲で下手に歌ったら、OKが出たわ」
春香「え……千早ちゃんが自分から折れたの!?」
千早「しょうがないでしょう」
春香「……なんか、意外」
千早「プロデューサーが無理と言うのだから、無理なのでしょうし」
春香「へぇ……プロデューサーさんのこと、結構信用してるんだね」
千早「べ、別にそういうわけではないけれど……」
これは出来る>>1
P「昨日は、如月に悪いことをしたな……」
律子「芸能界にいる以上、避けられない話ですよね」
P「でも将来大舞台に上がる如月のことを考えると、下手に反論して経歴にキズをつけたくなかったんだ」
律子「……その判断は間違いじゃないと思います。同じプロデューサーとして賛同しますよ」
P「ありがとう……ただ、如月がすんなりと承知してくれたのが意外なんだ」
律子「それだけ、千早に信用されてるってことじゃないんですか?」
P「別にそういうわけじゃないと思うけど……」
律子「芸能界にいる以上、避けられない話ですよね」
P「でも将来大舞台に上がる如月のことを考えると、下手に反論して経歴にキズをつけたくなかったんだ」
律子「……その判断は間違いじゃないと思います。同じプロデューサーとして賛同しますよ」
P「ありがとう……ただ、如月がすんなりと承知してくれたのが意外なんだ」
律子「それだけ、千早に信用されてるってことじゃないんですか?」
P「別にそういうわけじゃないと思うけど……」
【初ライブ】
P「――さて。今日は初のソロライブだ」
千早「はい。あの、プロデューサー」
P「なんだ?」
千早「プロデューサーが発言権を得るためには、どうすればいいのでしょうか」
P「……俺のプロデュースのもと、如月が成長して、もっと活躍していくこと、かな」
千早「そうすれば、この前のようなことは……」
P「うん、徐々に減っていくとは思う」
千早「……分かりました。私が努力することは、あなたの為になり、私の為にもなる」
P「そうだけど、俺もいるんだから一人で頑張られてもなぁ」
千早「あ……二人で、ですね。すみません。拗ねないでください」
P「拗ねてないし」
P「――さて。今日は初のソロライブだ」
千早「はい。あの、プロデューサー」
P「なんだ?」
千早「プロデューサーが発言権を得るためには、どうすればいいのでしょうか」
P「……俺のプロデュースのもと、如月が成長して、もっと活躍していくこと、かな」
千早「そうすれば、この前のようなことは……」
P「うん、徐々に減っていくとは思う」
千早「……分かりました。私が努力することは、あなたの為になり、私の為にもなる」
P「そうだけど、俺もいるんだから一人で頑張られてもなぁ」
千早「あ……二人で、ですね。すみません。拗ねないでください」
P「拗ねてないし」
ライブ後――
千早「ふう……」
P「おつかれ。ほら、タオル」
千早「だから甘やかさないでくださいと……」
P「早く汗拭かないと風邪ひくだろ。そしたら如月も、俺も困るんだ」
千早「……そうですね。たまには素直に受け取ります」
P「いいライブだったよ。でもこれだけ人が集まるなら、ハコはもっと大きい方が良かったな」
千早「はい。まだこんな規模では満足できません」
P「だよな……よし、次はもう少し上を狙おう。社長や律子にも相談してみるよ」
千早「是非、お願いします」
千早「ふう……」
P「おつかれ。ほら、タオル」
千早「だから甘やかさないでくださいと……」
P「早く汗拭かないと風邪ひくだろ。そしたら如月も、俺も困るんだ」
千早「……そうですね。たまには素直に受け取ります」
P「いいライブだったよ。でもこれだけ人が集まるなら、ハコはもっと大きい方が良かったな」
千早「はい。まだこんな規模では満足できません」
P「だよな……よし、次はもう少し上を狙おう。社長や律子にも相談してみるよ」
千早「是非、お願いします」
【ランキング】
P「如月、ちょっとこれ見てみろ」
千早「なんですか? えっと、月間のCD売上ランキング?」
P「この間リリースした『蒼い鳥』が約1万枚で、50位にランクインしてる。上出来だ」
千早「い、1万枚ですか……?」
P「初シングルでそれだけ売れたのも凄いけど、50位に入ったことが大きい」
千早「1万枚……」
P「50と51じゃ雲泥の差がある。ランキングサイトは50位までを表示させるところが多いしな」
千早「いちまん……」
P「パッと見て目に入るかどうかの違いは大きい。これからもっと宣伝すれば……如月?」
P「如月、ちょっとこれ見てみろ」
千早「なんですか? えっと、月間のCD売上ランキング?」
P「この間リリースした『蒼い鳥』が約1万枚で、50位にランクインしてる。上出来だ」
千早「い、1万枚ですか……?」
P「初シングルでそれだけ売れたのも凄いけど、50位に入ったことが大きい」
千早「1万枚……」
P「50と51じゃ雲泥の差がある。ランキングサイトは50位までを表示させるところが多いしな」
千早「いちまん……」
P「パッと見て目に入るかどうかの違いは大きい。これからもっと宣伝すれば……如月?」
>>45
ああ月間か勘違いした
ああ月間か勘違いした
P「無理もないか。最初のうちは、自分のCDを買った人が1万人もいるとは信じがたいだろうから」
千早「は、はい……」
P「でも嘘じゃない。現に、この前の番組の視聴者やライブ参加者から、何十通もファンレターが届いてる」
千早「ファンレター……」
P「あと、これはまだ未確定だけど……次の番組のお誘いも来ている。しかも2つ」
千早「2つも……」
P「ただ『蒼い鳥』に傾倒しすぎると一発屋になるから、二曲目も考え始めてて――」
千早「私が……私、アイドルに……」
P「……今さら自覚したのか。もう立派なアイドルだよ、如月千早は」
千早「は、はい……」
P「でも嘘じゃない。現に、この前の番組の視聴者やライブ参加者から、何十通もファンレターが届いてる」
千早「ファンレター……」
P「あと、これはまだ未確定だけど……次の番組のお誘いも来ている。しかも2つ」
千早「2つも……」
P「ただ『蒼い鳥』に傾倒しすぎると一発屋になるから、二曲目も考え始めてて――」
千早「私が……私、アイドルに……」
P「……今さら自覚したのか。もう立派なアイドルだよ、如月千早は」
【水着撮影】
千早「水着……ですか」
P「これも名前を売るために必要なんだ。将来を考えて、ここは我慢してくれないか?」
千早「プロデューサーがそう仰るのなら……でも、私の体に需要があるとは思えませんけど」
P「ところが、ファンは色々な如月の姿を見たいと思ってるんだよ」
千早「……理解に苦しみます」
P「そういうのに敏感な年頃のはずなのにな。もっと友達が増えれば分かるかな」
千早「失礼です。私にだって友達の1人や2人くらい……」
カメラマン「如月さーん、準備できたんでお願いしまーす」
千早「あ……はい。今行きます」
千早「水着……ですか」
P「これも名前を売るために必要なんだ。将来を考えて、ここは我慢してくれないか?」
千早「プロデューサーがそう仰るのなら……でも、私の体に需要があるとは思えませんけど」
P「ところが、ファンは色々な如月の姿を見たいと思ってるんだよ」
千早「……理解に苦しみます」
P「そういうのに敏感な年頃のはずなのにな。もっと友達が増えれば分かるかな」
千早「失礼です。私にだって友達の1人や2人くらい……」
カメラマン「如月さーん、準備できたんでお願いしまーす」
千早「あ……はい。今行きます」
カメラマン「はいこっち見てェ」
千早「こうでしょうか」クルッ
カメラマン「いいねェいいねェ、小さいのは最ッ高だねェ!」パシャパシャ
千早「……くっ」
P「…………」
カメラマン「スレンダーな体がなんともたまらないねェ」パシャパシャ
千早「こうでしょうか」クルッ
カメラマン「いいねェいいねェ、小さいのは最ッ高だねェ!」パシャパシャ
千早「……くっ」
P「…………」
カメラマン「スレンダーな体がなんともたまらないねェ」パシャパシャ
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