私的良スレ書庫
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元スレ照「…菫何やってるの?」 菫「見て分らないか」
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照「誠子が手伝ってくれるって」
誠子「ちょっ」
菫「そうか。亦野、頼まれてくれるか」
誠子「え……そ、そんなこと」
菫「お前にしか頼めないんだ。やってくれ」
誠子「うっ……み、宮永先輩……」ウルウル
照(そんな目で見ないで欲しい……)
菫「早く」
照「はぁ……私がしてあげるよ」
誠子「!」
誠子「ちょっ」
菫「そうか。亦野、頼まれてくれるか」
誠子「え……そ、そんなこと」
菫「お前にしか頼めないんだ。やってくれ」
誠子「うっ……み、宮永先輩……」ウルウル
照(そんな目で見ないで欲しい……)
菫「早く」
照「はぁ……私がしてあげるよ」
誠子「!」
菫「そうか、助かるよ」
照「その大きい筆みたいなのを使えばいいの?」
菫「ああ、ムラなく綺麗に頼む」
照「誠子、私が時間を稼ぐからここの鍵を持ってきて」ボソ
照「元に戻るまでここに閉じ込めよう」
誠子「ほ、本気ですか先輩……?」
照「治す方法が分からないならそうするしかない」
誠子「……分かりました。至急持ってきます」
照「お願い」
菫「おい照、無駄話してる時間なんて無いぞ」
照「今行くから」
照「その大きい筆みたいなのを使えばいいの?」
菫「ああ、ムラなく綺麗に頼む」
照「誠子、私が時間を稼ぐからここの鍵を持ってきて」ボソ
照「元に戻るまでここに閉じ込めよう」
誠子「ほ、本気ですか先輩……?」
照「治す方法が分からないならそうするしかない」
誠子「……分かりました。至急持ってきます」
照「お願い」
菫「おい照、無駄話してる時間なんて無いぞ」
照「今行くから」
誠子「わ、私急用を思い出したのでちょっと出かけますね!」ダダッ
菫「忙しないヤツだ……何をあんなにも慌ててるんだ」
照「忘れ物でもしたんだよ、きっと」
菫「それにしても急にどうした? さっきまでは帰ろうとしてたくせに」
照「気が変わっただけ。やっぱり菫の恋を応援しようと思って」
菫「そうか……ありがとうな、照」
照「どういたしまして」ペタペタ
照(百年の恋が頭打ったせいで終わりだなんて、流石に可哀想だしね)
照(早く来てくれればいいけど……)ペタペタ
菫「ふふ……」
菫「忙しないヤツだ……何をあんなにも慌ててるんだ」
照「忘れ物でもしたんだよ、きっと」
菫「それにしても急にどうした? さっきまでは帰ろうとしてたくせに」
照「気が変わっただけ。やっぱり菫の恋を応援しようと思って」
菫「そうか……ありがとうな、照」
照「どういたしまして」ペタペタ
照(百年の恋が頭打ったせいで終わりだなんて、流石に可哀想だしね)
照(早く来てくれればいいけど……)ペタペタ
菫「ふふ……」
邪魔者(亦野)がいなくなった後に照→菫をすこぉぉぉぉしだけ期待してた
――――――――――――――――――――――――――
誠子(急げ急げ……!)タタッ
誠子(今の先輩なら何をし始めるか分からない……!)
誠子(弘世先輩と麻雀部のためにも……早く……!)
淡「あ、いた! おーい! 亦野せんぱーい!」
誠子「淡……」
淡「ふふ、探しましたよー。どうしたんですか? そんなにも急いで」
淡「部室なら反対側だと思いますけどー……」
誠子「今大変なことが起こってるんだ。話は後でいいか?」
淡「いや、良くないですよ。こっちも亦野先輩を探してたので」
誠子「私を……?」
誠子(急げ急げ……!)タタッ
誠子(今の先輩なら何をし始めるか分からない……!)
誠子(弘世先輩と麻雀部のためにも……早く……!)
淡「あ、いた! おーい! 亦野せんぱーい!」
誠子「淡……」
淡「ふふ、探しましたよー。どうしたんですか? そんなにも急いで」
淡「部室なら反対側だと思いますけどー……」
誠子「今大変なことが起こってるんだ。話は後でいいか?」
淡「いや、良くないですよ。こっちも亦野先輩を探してたので」
誠子「私を……?」
淡「はい。まあ、こうやって見つかったので結果オーライですが」
誠子「私に何か急用でもあるのか?」
淡「はい。それはもう大切な用事が」
誠子「一体何を……?」
淡「その前にー……照先輩はどこにいるか知ってますか?」
誠子「宮永先輩なら弘世先輩と一緒に部室にいるけど……」
誠子(照先輩……?)
淡「そうですか。ありがとうございます、それじゃあおやすみなさい」ニコ
誠子「えっ……?」
ブォン
誠子「はぅ!?」ガツーン
ドサ…
淡「うふふ……」
誠子「私に何か急用でもあるのか?」
淡「はい。それはもう大切な用事が」
誠子「一体何を……?」
淡「その前にー……照先輩はどこにいるか知ってますか?」
誠子「宮永先輩なら弘世先輩と一緒に部室にいるけど……」
誠子(照先輩……?)
淡「そうですか。ありがとうございます、それじゃあおやすみなさい」ニコ
誠子「えっ……?」
ブォン
誠子「はぅ!?」ガツーン
ドサ…
淡「うふふ……」
淡「これでいいんですよね、尭深先輩?」ニコ
尭深「うん」
淡「よーし、それじゃあ運びましょうか。保健室とかでいいですよね?」
尭深「……」コクリ
淡「了解です。私こっち持つんで、先輩はそっちを」スッ
尭深「……」スッ
淡「運んだ後でいいんで、例の物くださいね」ニコ
尭深「うん」
誠子「あぅ……」チーン
尭深「うん」
淡「よーし、それじゃあ運びましょうか。保健室とかでいいですよね?」
尭深「……」コクリ
淡「了解です。私こっち持つんで、先輩はそっちを」スッ
尭深「……」スッ
淡「運んだ後でいいんで、例の物くださいね」ニコ
尭深「うん」
誠子「あぅ……」チーン
―――――――――――――――――――――――――――
宥「……」ボー
玄「お姉ちゃん」
宥「ひゃあ!?」
玄「あ、ごめんね急に話しかけちゃって……」
玄「驚かせちゃったよね、大丈夫?」
宥「う、うん。大丈夫……」アハハ
玄「昨日一緒に作ったチョコ、もう渡したの?」
宥「……ううん、まだ渡してない」
宥「……」ボー
玄「お姉ちゃん」
宥「ひゃあ!?」
玄「あ、ごめんね急に話しかけちゃって……」
玄「驚かせちゃったよね、大丈夫?」
宥「う、うん。大丈夫……」アハハ
玄「昨日一緒に作ったチョコ、もう渡したの?」
宥「……ううん、まだ渡してない」
玄「え……も、もう放課後だよ!? 早く渡しに行かないと!?」
宥「う、うん……分かってるつもりなんだけどね……」
宥「……」
玄「そんなんじゃダメだよお姉ちゃん……ちゃんと勇気出さなきゃ……」
宥「……でも」
玄「渡すチャンスはいっぱいあったんだよね? 何がそんなにも心配なの?」
宥「そ、それは……」
憧「部長は本命以外のチョコ受け取らないから、それが心配なんでしょ」
宥「!」
玄「憧ちゃん……」
憧「渡せないでいるんだろうなー、って思ってたけど。予想通りだね」アハハ
宥「う、うん……分かってるつもりなんだけどね……」
宥「……」
玄「そんなんじゃダメだよお姉ちゃん……ちゃんと勇気出さなきゃ……」
宥「……でも」
玄「渡すチャンスはいっぱいあったんだよね? 何がそんなにも心配なの?」
宥「そ、それは……」
憧「部長は本命以外のチョコ受け取らないから、それが心配なんでしょ」
宥「!」
玄「憧ちゃん……」
憧「渡せないでいるんだろうなー、って思ってたけど。予想通りだね」アハハ
憧「あとこの話めっちゃ有名だよ? 知らなかったの玄?」
玄「初めて聞きました……」アハハ
憧「まあクロはクロで虎姫様にご執心だし、しょうがないか」
玄「ななっ……」カァァ
宥「そういえば……クロちゃんは宮永さんにチョコ渡したの?」
玄「……渡してないです」
憧「ってそれじゃあクロも人のこと言え無いじゃん」
玄「そ、そういう憧ちゃんはどうなのですか! 穏乃ちゃんに渡せたの!?」
憧「渡したよ? 今日の朝一にはい、って」
玄「そうなんだ……」
宥(憧ちゃんすごい……)
玄「初めて聞きました……」アハハ
憧「まあクロはクロで虎姫様にご執心だし、しょうがないか」
玄「ななっ……」カァァ
宥「そういえば……クロちゃんは宮永さんにチョコ渡したの?」
玄「……渡してないです」
憧「ってそれじゃあクロも人のこと言え無いじゃん」
玄「そ、そういう憧ちゃんはどうなのですか! 穏乃ちゃんに渡せたの!?」
憧「渡したよ? 今日の朝一にはい、って」
玄「そうなんだ……」
宥(憧ちゃんすごい……)
憧「姉妹揃って臆病になって……そんなんじゃ他の誰かに先超されちゃうよ?」
憧「ただでさえあの2人は競争率高いのにさ」
憧「宮永先輩なんてチョコ100個以上もらったとかいう噂だし」
玄「え……」
憧「部長も受け取ってないだけで100人以上から渡されててもおかしくないよ?」
宥「……」
憧「奥手なのは構わないけど……手遅れになっても知らないよ?」
玄宥「……」
憧(これくらい言わないと分かんないだろうからなぁ……)
憧(灼もそうだけど、ウチのチームヘタレ率高過ぎ……)ハァ
憧「ただでさえあの2人は競争率高いのにさ」
憧「宮永先輩なんてチョコ100個以上もらったとかいう噂だし」
玄「え……」
憧「部長も受け取ってないだけで100人以上から渡されててもおかしくないよ?」
宥「……」
憧「奥手なのは構わないけど……手遅れになっても知らないよ?」
玄宥「……」
憧(これくらい言わないと分かんないだろうからなぁ……)
憧(灼もそうだけど、ウチのチームヘタレ率高過ぎ……)ハァ
憧(シズはそれ以前に恋愛事に疎過ぎるけど……)
ガチャ
憧「?」
玄「あ、穏乃ちゃん……」
穏乃「こんばんわ、玄さん。宥さん」
穏乃「憧、借りてもいいですか?」
憧「え?」
宥「う、うん……大丈夫だけど……?」
穏乃「ありがとうございます」グイ
憧「えっ。ちょ、ちょっとシズ!? いきなりなに!?」
ガチャ
憧「?」
玄「あ、穏乃ちゃん……」
穏乃「こんばんわ、玄さん。宥さん」
穏乃「憧、借りてもいいですか?」
憧「え?」
宥「う、うん……大丈夫だけど……?」
穏乃「ありがとうございます」グイ
憧「えっ。ちょ、ちょっとシズ!? いきなりなに!?」
穏乃「来て」
憧「行くのはいいけど用件を……ってちょっと! 引っ張り過ぎだって!?」
穏乃「……」テクテク
憧「ってコラ! 話聞きなさい! シズ!!」
憧(もう、なんだって言うのよ……ってなにこのたんこぶ……)
玄「つ、連れてかれちゃったね……」
宥「うん……穏乃ちゃん、なんか様子が変だったような……?」
玄(心配だけど……私たちは人のことを心配出来るような立場じゃ……)
憧「行くのはいいけど用件を……ってちょっと! 引っ張り過ぎだって!?」
穏乃「……」テクテク
憧「ってコラ! 話聞きなさい! シズ!!」
憧(もう、なんだって言うのよ……ってなにこのたんこぶ……)
玄「つ、連れてかれちゃったね……」
宥「うん……穏乃ちゃん、なんか様子が変だったような……?」
玄(心配だけど……私たちは人のことを心配出来るような立場じゃ……)
晴絵「2人ともおはよー」
玄「赤土先生……」
晴絵「さっきシズと憧がすごい勢いで通り過ぎてったけど……なんかあった?」アハアh
宥「それが私たちもよく分からなくて……」
晴絵「特にシズの様子がおかしく見えたけど……まあどうでもいっか」
晴絵「ところで照と菫知らない? 渡しときたい資料があってさ」
宥「2人なら虎姫の部室にいると思いますけど……?」
晴絵「そっか。んじゃどっちか渡しに行ってくれないかな?」
晴絵「今から別の用事があってさ」
宥「……」
玄「……」
玄「赤土先生……」
晴絵「さっきシズと憧がすごい勢いで通り過ぎてったけど……なんかあった?」アハアh
宥「それが私たちもよく分からなくて……」
晴絵「特にシズの様子がおかしく見えたけど……まあどうでもいっか」
晴絵「ところで照と菫知らない? 渡しときたい資料があってさ」
宥「2人なら虎姫の部室にいると思いますけど……?」
晴絵「そっか。んじゃどっちか渡しに行ってくれないかな?」
晴絵「今から別の用事があってさ」
宥「……」
玄「……」
晴絵「どっちかでもいいし、なんなら2人で行ってくれても……」
玄「わ、私が行きますね」
宥「!」
晴絵「そっか。んじゃ頼んだ」ニコ
玄「……お姉ちゃんも行くよね?」
宥「私は……」
玄「憧ちゃんの言う通りだよ……いつまでも臆病なままじゃダメ」
玄「だから、ね? お姉ちゃんも……」
宥「……」モジ…
晴絵(ふふ、青春してるなぁ……)
玄「わ、私が行きますね」
宥「!」
晴絵「そっか。んじゃ頼んだ」ニコ
玄「……お姉ちゃんも行くよね?」
宥「私は……」
玄「憧ちゃんの言う通りだよ……いつまでも臆病なままじゃダメ」
玄「だから、ね? お姉ちゃんも……」
宥「……」モジ…
晴絵(ふふ、青春してるなぁ……)
宥「私、絶対にあとで行くから……クロちゃん先に行っててくれるかな」
玄「お姉ちゃん……」
宥「少しだけ心の準備がしたいの……だから」
玄「分かった。絶対に来てね?」
宥「うん」ニコ
玄「それじゃあ、行ってきますね」
晴絵「ごめんね面倒かけさせて。私も職員室戻らないとだから、途中まで一緒に行くよ」
宥「2人とも行ってらっしゃい」
玄「お姉ちゃん! 約束だよー!!」
宥「……」
玄「お姉ちゃん……」
宥「少しだけ心の準備がしたいの……だから」
玄「分かった。絶対に来てね?」
宥「うん」ニコ
玄「それじゃあ、行ってきますね」
晴絵「ごめんね面倒かけさせて。私も職員室戻らないとだから、途中まで一緒に行くよ」
宥「2人とも行ってらっしゃい」
玄「お姉ちゃん! 約束だよー!!」
宥「……」
――――――――――――――――――――――――――
照「……」ペタペタ
菫「……」
照(遅い……誠子は一体何をして……)
菫「なあ照、もう塗れたか?」
照「ま、待って。あと少し」
菫「それを言われて10分は経つと思うんだが……」
照「ね、ねえ菫、どうしてこんなことをしようと思ったの?」
菫「どういうことだ?」
照「気持ちを伝えるならもっと良い方法があると思うけど……」
照「……」ペタペタ
菫「……」
照(遅い……誠子は一体何をして……)
菫「なあ照、もう塗れたか?」
照「ま、待って。あと少し」
菫「それを言われて10分は経つと思うんだが……」
照「ね、ねえ菫、どうしてこんなことをしようと思ったの?」
菫「どういうことだ?」
照「気持ちを伝えるならもっと良い方法があると思うけど……」
菫「照、今日はバレンタインだぞ? 想いと共にチョコを渡す日だぞ?」
照「それは分かってるけど……」
菫「相手を好きだという気持ちと渡すチョコの質は比例していないといけない」
菫「さらに言うなら、チョコの大きさや質の良さがそのまま想いの大きさを現すと私は思う」
照「分からないこともないけど……」
照(それがどうしてこんな変態行為に繋がって……)
菫「宥に予め作ってあったチョコを渡そうとしたとき……私は絶望した」
菫「こんなものじゃ私の想いの強さを現せていない、小さ過ぎるしお粗末過ぎると」
照「それは分かってるけど……」
菫「相手を好きだという気持ちと渡すチョコの質は比例していないといけない」
菫「さらに言うなら、チョコの大きさや質の良さがそのまま想いの大きさを現すと私は思う」
照「分からないこともないけど……」
照(それがどうしてこんな変態行為に繋がって……)
菫「宥に予め作ってあったチョコを渡そうとしたとき……私は絶望した」
菫「こんなものじゃ私の想いの強さを現せていない、小さ過ぎるしお粗末過ぎると」
菫「チョコを作り直す必要があった。あんなものを宥に渡す訳にはいかなかった」
菫「しかし、そう思った時には時間がなかった……もちろん材料も調理器具も無い……」
菫「私は絶望した……悲しみに打ちひしがれた……」
照(なんでそんなドキュメンタリーみたいな語り口調で……)
菫「もうダメだと無気力になっていた私に一筋の光が差した」
菫「渋谷がこの溶けたチョコを持ってきてくれたんだ」
照「尭深が……?」
菫「そしてこのドロドロになったチョコを見た瞬間、私は気付いた」
菫「バレンタインとは……私自身がチョコになることだと」
照「……はぁ」
菫「しかし、そう思った時には時間がなかった……もちろん材料も調理器具も無い……」
菫「私は絶望した……悲しみに打ちひしがれた……」
照(なんでそんなドキュメンタリーみたいな語り口調で……)
菫「もうダメだと無気力になっていた私に一筋の光が差した」
菫「渋谷がこの溶けたチョコを持ってきてくれたんだ」
照「尭深が……?」
菫「そしてこのドロドロになったチョコを見た瞬間、私は気付いた」
菫「バレンタインとは……私自身がチョコになることだと」
照「……はぁ」
菫「全身をチョコでコーティングし、リボンを巻き付け……」
菫「そして私は宥にこう言うんだ」
菫「『ハッピーバレンタイン。ずっと好きだった。私の気持ちを受け取ってくれ』と」
照「……菫はそれで松実さんが受け取ってくれると思ってるの?」
菫「勿論だ。絶対に喜んでくれる」
照「普通はドン引きだと思うけど……二度と口聞いてもらえなくなってもおかしくないし……」
菫「それはお前がお子様だからそう思うんだよ」フッ
照「……」イラッ
菫「そして私は宥にこう言うんだ」
菫「『ハッピーバレンタイン。ずっと好きだった。私の気持ちを受け取ってくれ』と」
照「……菫はそれで松実さんが受け取ってくれると思ってるの?」
菫「勿論だ。絶対に喜んでくれる」
照「普通はドン引きだと思うけど……二度と口聞いてもらえなくなってもおかしくないし……」
菫「それはお前がお子様だからそう思うんだよ」フッ
照「……」イラッ
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