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元スレ内田「チアキ!おかしな人がいる!!」千秋「おかしな人?」
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翌日 放課後
保坂「さて、今日もあの妖精たちにこの菓子を渡さなくてはならない」バッ!!
保坂「ふっ。毎日、気の抜けない菓子作りができる。いや、気など抜いたことはないが、今は提供する人数が多い分、さらなる高みへとオレは行く!!!」
保坂「さて……待つか……」
内田「――はやく、はやく!!」
千秋「そう急かすなバカ野郎」
吉野「保坂さんは逃げないよ」
内田「でも!」
冬馬「そーだな、お菓子が駄目になってもいけないし」
マコト「おー!! すっげーたのしみだな!!」
吉野「あれ、パトカーとまってるよ」
内田「ホントだ。事件かな?」
千秋「行ってしまったな。不審者でも連行されたんじゃないか?」
冬馬「あれ? お菓子な人いなくないか?」
保坂「さて、今日もあの妖精たちにこの菓子を渡さなくてはならない」バッ!!
保坂「ふっ。毎日、気の抜けない菓子作りができる。いや、気など抜いたことはないが、今は提供する人数が多い分、さらなる高みへとオレは行く!!!」
保坂「さて……待つか……」
内田「――はやく、はやく!!」
千秋「そう急かすなバカ野郎」
吉野「保坂さんは逃げないよ」
内田「でも!」
冬馬「そーだな、お菓子が駄目になってもいけないし」
マコト「おー!! すっげーたのしみだな!!」
吉野「あれ、パトカーとまってるよ」
内田「ホントだ。事件かな?」
千秋「行ってしまったな。不審者でも連行されたんじゃないか?」
冬馬「あれ? お菓子な人いなくないか?」
何の脈絡もなく公道で脱ぎ始め、小学生女児に手作りの菓子を配る男
あれ?言い逃れできない完璧な変態じゃね?
あれ?言い逃れできない完璧な変態じゃね?
南家
千秋「ただいまー」
夏奈「お菓子は!?」
千秋「それが、今日は居なかった」
夏奈「なに!? どーしてだ?!」
千秋「そんなの……そんなの……わたしが……ききたいよ……」ウルウル
夏奈「チアキ……」
千秋「かなぁぁぁ!!」ギュゥゥゥ
夏奈「そうか……いなかったのか……」ナデナデ
千秋「うぅ……きっと……きっと……! わたしたちに全部おしえ、て……遠く、に……いってしま、ったんだぁ……!!」
夏奈「そうか」ナデナデ
千秋「うぅ……まだ、ちゃんと、お礼も……いってないのにぃ……かなぁ……」ギュゥゥ
夏奈「まだ、お菓子な人はいるじゃないか。チアキ」
千秋「あぇ?」
夏奈「このレシピがあるんだ。いつでもお菓子な人は私たちの傍にいる!!」
千秋「ただいまー」
夏奈「お菓子は!?」
千秋「それが、今日は居なかった」
夏奈「なに!? どーしてだ?!」
千秋「そんなの……そんなの……わたしが……ききたいよ……」ウルウル
夏奈「チアキ……」
千秋「かなぁぁぁ!!」ギュゥゥゥ
夏奈「そうか……いなかったのか……」ナデナデ
千秋「うぅ……きっと……きっと……! わたしたちに全部おしえ、て……遠く、に……いってしま、ったんだぁ……!!」
夏奈「そうか」ナデナデ
千秋「うぅ……まだ、ちゃんと、お礼も……いってないのにぃ……かなぁ……」ギュゥゥ
夏奈「まだ、お菓子な人はいるじゃないか。チアキ」
千秋「あぇ?」
夏奈「このレシピがあるんだ。いつでもお菓子な人は私たちの傍にいる!!」
千秋「ぐすっ……カナ……」
夏奈「だから、作ろう。お菓子の人が残していったレシピで、菓子を!!」
千秋「……うんっ」
夏奈「それが一番の感謝になるはずだ!! お菓子な人も草葉の陰でみまもっているはず、だ!!」
千秋「おお!! 作ろう!! 夏奈!! 妖精が私たちに託したものを!!」
夏奈「その意気だ!! 千秋!!」
千秋「うおぉぉ!!」
夏奈「もうすぐバレンタインだ!! 立派なものをつくって、みんなを笑顔にするんだー!!!」
千秋「やるぞぉ!! 私はやってやるんだぁ!!」
夏奈「よーし、その調子だ」
千秋「待っていてください、ハルカ姉様。ハルカ姉様を笑顔にしてみせます」
夏奈「あれ? 私は?」
千秋「妖精が教えてくれた、この至高のレシピで」
夏奈「ねー? 私の分はぁー!?」
千秋「ねぇよ」
夏奈「だから、作ろう。お菓子の人が残していったレシピで、菓子を!!」
千秋「……うんっ」
夏奈「それが一番の感謝になるはずだ!! お菓子な人も草葉の陰でみまもっているはず、だ!!」
千秋「おお!! 作ろう!! 夏奈!! 妖精が私たちに託したものを!!」
夏奈「その意気だ!! 千秋!!」
千秋「うおぉぉ!!」
夏奈「もうすぐバレンタインだ!! 立派なものをつくって、みんなを笑顔にするんだー!!!」
千秋「やるぞぉ!! 私はやってやるんだぁ!!」
夏奈「よーし、その調子だ」
千秋「待っていてください、ハルカ姉様。ハルカ姉様を笑顔にしてみせます」
夏奈「あれ? 私は?」
千秋「妖精が教えてくれた、この至高のレシピで」
夏奈「ねー? 私の分はぁー!?」
千秋「ねぇよ」
翌週 高校
保坂「……」
速水「ほさかぁー、先週は見なかったけど、どこいってたのー?」
保坂「全ての業を払い落としに行っていた」
速水「滝修行でもしてたわけ?」
保坂「そして、完成したのが、この完全無欠のガトーショコラなわけだ」
速水「バレンタインはもう終わったけど?」
保坂「まだ、オレのバレンタインは終わっていない!!」
速水「え?」
保坂「きっと、南春香はオレに渡そうとしていたはず。しかし、そのときオレは無我の境地いたわけだ。だからこそ、オレはお返しにチョコを渡さねばならない」
速水「どうしてー?」
保坂「南春香が泣いているからだ!!」
速水「そうなのー?」
保坂「さて、行ってこよう。笑顔を取り戻しに」
速水「まぁ、がんばってぇー」
保坂「……」
速水「ほさかぁー、先週は見なかったけど、どこいってたのー?」
保坂「全ての業を払い落としに行っていた」
速水「滝修行でもしてたわけ?」
保坂「そして、完成したのが、この完全無欠のガトーショコラなわけだ」
速水「バレンタインはもう終わったけど?」
保坂「まだ、オレのバレンタインは終わっていない!!」
速水「え?」
保坂「きっと、南春香はオレに渡そうとしていたはず。しかし、そのときオレは無我の境地いたわけだ。だからこそ、オレはお返しにチョコを渡さねばならない」
速水「どうしてー?」
保坂「南春香が泣いているからだ!!」
速水「そうなのー?」
保坂「さて、行ってこよう。笑顔を取り戻しに」
速水「まぁ、がんばってぇー」
みなみけの男キャラは頑張ってるけど不憫な扱いが多いよな
藤岡しかりマコトしかりタケルおじさんしかり
藤岡しかりマコトしかりタケルおじさんしかり
>>223
だがそれがいい
だがそれがいい
頑張って報われなくても一途に頑張り続けるいい奴
だからみなみけの男キャラは好かれるんだな
どこぞの冬なんとかさんは除いて
だからみなみけの男キャラは好かれるんだな
どこぞの冬なんとかさんは除いて
保坂「……さて、南春香は……」
マキ「ん?」
マキ(げ!? またいるよ……)
アツコ「へぇ、チアキちゃんとカナちゃんがお菓子を作ってくれたんだ」
春香「そうなの。もう、すっごくおいしかったのぉー。ふふっ」
保坂「な……!?」
保坂(そうか……オレは、何て勘違いをしていたんだ……!!)
保坂(腹を痛めて産んだ子どもから生まれた菓子に勝るものなど、ありはしない!!)
保坂(どうして……どうして、そのことに気がつかなかった……!!)
保坂(オレがどんなに高みに行けども、その境地に辿り着けることなど叶わない)
保坂(だが、これでいい。南春香の笑顔は、微笑みは、守られているのだから……!!)
保坂(オレの贋作など、南春香は必要としていない……そういうわけだな……)
保坂「オレは満足だ。さぁ、明日からまた南春香のために弁当を作ろう!!!」
保坂「あーっはっはっはっはっは!!!」
マキ「……きもちわるい」
マキ「ん?」
マキ(げ!? またいるよ……)
アツコ「へぇ、チアキちゃんとカナちゃんがお菓子を作ってくれたんだ」
春香「そうなの。もう、すっごくおいしかったのぉー。ふふっ」
保坂「な……!?」
保坂(そうか……オレは、何て勘違いをしていたんだ……!!)
保坂(腹を痛めて産んだ子どもから生まれた菓子に勝るものなど、ありはしない!!)
保坂(どうして……どうして、そのことに気がつかなかった……!!)
保坂(オレがどんなに高みに行けども、その境地に辿り着けることなど叶わない)
保坂(だが、これでいい。南春香の笑顔は、微笑みは、守られているのだから……!!)
保坂(オレの贋作など、南春香は必要としていない……そういうわけだな……)
保坂「オレは満足だ。さぁ、明日からまた南春香のために弁当を作ろう!!!」
保坂「あーっはっはっはっはっは!!!」
マキ「……きもちわるい」
放課後 通学路
内田「あれからみないねー」
冬馬「そうだなー」
吉野「何かあったのかなぁ?」
マコト「もしかして、菓子作りに飽きちゃったのかなぁ」
冬馬「それはないだろー。な、チアキ?」
千秋「なぁ、今からうちにこないか?」
内田「何かあるの?」
千秋「ハルカ姉様が妖精の菓子を完全再現してくれる」
冬馬「ホントかよ!! いくいく!!」
内田「絶対にいくぅー!!!」
吉野「お邪魔していいかな?」
千秋「無論だ。さぁ、いくぞー」
内田「おー!!」
マコト(マコちゃんにならないと……!!)
内田「あれからみないねー」
冬馬「そうだなー」
吉野「何かあったのかなぁ?」
マコト「もしかして、菓子作りに飽きちゃったのかなぁ」
冬馬「それはないだろー。な、チアキ?」
千秋「なぁ、今からうちにこないか?」
内田「何かあるの?」
千秋「ハルカ姉様が妖精の菓子を完全再現してくれる」
冬馬「ホントかよ!! いくいく!!」
内田「絶対にいくぅー!!!」
吉野「お邪魔していいかな?」
千秋「無論だ。さぁ、いくぞー」
内田「おー!!」
マコト(マコちゃんにならないと……!!)
南家
春香「はぁーい、できたよー」
夏奈「まってましたぁー!!」
内田「わーい!! おいしそう!!」
千秋「当然だ、バカ野郎。妖精のレシピを見てハルカ姉様が作ったんだからな」
冬馬「はやく食おうぜ!!」
マコ「いただきますっ、ハルカさん!!」
春香「うん。召し上がれ」
吉野「おいしぃ」
夏奈「さいこーだぁ!! さいこーだよ、ハルカぁ」
千秋「とても幸せです、ハルカ姉様」
春香「うふふ、ありがと。このレシピくれた人に感謝しなきゃね」
千秋「はい、そうですね」
春香「いつか会えるといいなぁ、そのお菓子な人に……」
おしまい。
春香「はぁーい、できたよー」
夏奈「まってましたぁー!!」
内田「わーい!! おいしそう!!」
千秋「当然だ、バカ野郎。妖精のレシピを見てハルカ姉様が作ったんだからな」
冬馬「はやく食おうぜ!!」
マコ「いただきますっ、ハルカさん!!」
春香「うん。召し上がれ」
吉野「おいしぃ」
夏奈「さいこーだぁ!! さいこーだよ、ハルカぁ」
千秋「とても幸せです、ハルカ姉様」
春香「うふふ、ありがと。このレシピくれた人に感謝しなきゃね」
千秋「はい、そうですね」
春香「いつか会えるといいなぁ、そのお菓子な人に……」
おしまい。
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