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元スレ照「内緒のはなしは…」宥「あいるてるゆーわっと!」
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宥「んむ……」パチ
宥「今何時かな……」
19:48
宥「あぁ~」
宥「これはつまり2日目まるっと寝過ごしたってことだよね」
宥「昨日は2次会哩ちゃん家になったんだっけ」
宥(視界の端に映るのは大量の茶色いビン……)
宥(そして)
照「ん……」
宥(わたしを抱きしめる形で寝ている照ちゃん)
宥「んむ……」パチ
宥「今何時かな……」
19:48
宥「あぁ~」
宥「これはつまり2日目まるっと寝過ごしたってことだよね」
宥「昨日は2次会哩ちゃん家になったんだっけ」
宥(視界の端に映るのは大量の茶色いビン……)
宥(そして)
照「ん……」
宥(わたしを抱きしめる形で寝ている照ちゃん)
宥(二度寝……できるわけないよね)
宥(まつげ長いなぁ)
宥(……………)ドキドキ
宥(こんなにも、わたしは……)
宥(決めたよ、照ちゃん)
宥(わたしは、もう―――――)
宥(まつげ長いなぁ)
宥(……………)ドキドキ
宥(こんなにも、わたしは……)
宥(決めたよ、照ちゃん)
宥(わたしは、もう―――――)
―――――――松実宥、大学4年の春
照「もう卒業か」
宥「あっという間だったねえ」
照「特にこの1年は短かった気がするな」
宥「そうだね」
照「楽しいときは瞬く間に過ぎる、ってことかな」
宥「もう、照ちゃんったら」
照「ほんとうだよ、宥と居て人生で一番楽しい4年間だった」
宥「わたしも」
宥「そういえば、去年はあんまり哩ちゃんと会ってないなぁ」
照「もう卒業か」
宥「あっという間だったねえ」
照「特にこの1年は短かった気がするな」
宥「そうだね」
照「楽しいときは瞬く間に過ぎる、ってことかな」
宥「もう、照ちゃんったら」
照「ほんとうだよ、宥と居て人生で一番楽しい4年間だった」
宥「わたしも」
宥「そういえば、去年はあんまり哩ちゃんと会ってないなぁ」
照「旅行とか、イベントごとでは一緒に居たけどね」
照「あいつなりに、理由があるんだよ」
宥「へぇ……」
宥「なんだか照ちゃんは、わたしの知らない哩ちゃんを知ってるよね」
照「でも、哩の知らない宥の顔のほうがたくさん知ってるよ」
宥「……恥ずかしいな」
宥「でも、嬉しい」
哩「おーい、お前らー」
宥「あ、哩ちゃん」
哩「式終わったし、これから飲みに行こうや」
照「あいつなりに、理由があるんだよ」
宥「へぇ……」
宥「なんだか照ちゃんは、わたしの知らない哩ちゃんを知ってるよね」
照「でも、哩の知らない宥の顔のほうがたくさん知ってるよ」
宥「……恥ずかしいな」
宥「でも、嬉しい」
哩「おーい、お前らー」
宥「あ、哩ちゃん」
哩「式終わったし、これから飲みに行こうや」
何かやな予感…
この人があのSSの作者だと悲恋になりそうで…
この人があのSSの作者だと悲恋になりそうで…
照「最後まで哩は……」
宥「でも、そのほうが哩ちゃんらしいよね」
哩「そーそー、酒抜きに聞けないこと全部聞いてからお別れにすっぞ」
照「うちは姫子さんと哩のところみたいに爛れてないから……」
照「それに、これはお別れなんかじゃないよ」
宥「そうだね、きっとまたすぐに会える」
哩「そやねー、じゃ、糸をもっぺん結び直しとこーか?」
宥「糸?」
哩「あとで照に聞いて」
哩「にしても、照はプロで宥は実家。就活せんでいい奴らはちゃきいよなー」
宥「でも、そのほうが哩ちゃんらしいよね」
哩「そーそー、酒抜きに聞けないこと全部聞いてからお別れにすっぞ」
照「うちは姫子さんと哩のところみたいに爛れてないから……」
照「それに、これはお別れなんかじゃないよ」
宥「そうだね、きっとまたすぐに会える」
哩「そやねー、じゃ、糸をもっぺん結び直しとこーか?」
宥「糸?」
哩「あとで照に聞いて」
哩「にしても、照はプロで宥は実家。就活せんでいい奴らはちゃきいよなー」
照「哩だって、してなかったじゃない」
哩「ばれたか」
宥「え」
照「したいこと、見つけたんでしょ?」
哩「まーな」
宥「そういうことなら、大丈夫そうだね」
哩「んじゃ、そろそろ行くぞ。車に乗れ」
宥「はーい」
哩「ばれたか」
宥「え」
照「したいこと、見つけたんでしょ?」
哩「まーな」
宥「そういうことなら、大丈夫そうだね」
哩「んじゃ、そろそろ行くぞ。車に乗れ」
宥「はーい」
―――――――現在
照「奈良のチームへの移籍が決まったから、これからは一緒に居られるよ」
宥「ほんと!?」
カランカラン
「む」
「あ、すみません……今日は営業してないんですよ」
「はい、申し訳ないです。またよろしくお願いします」
哩「はあ、看板をCLOSEにすんの忘れとった」
照「奈良のチームへの移籍が決まったから、これからは一緒に居られるよ」
宥「ほんと!?」
カランカラン
「む」
「あ、すみません……今日は営業してないんですよ」
「はい、申し訳ないです。またよろしくお願いします」
哩「はあ、看板をCLOSEにすんの忘れとった」
宥「だめだよ哩ちゃん」
哩「すまん。しかしまあ、宥もよく頑張ったな」
哩「もっというと、新婚なのに3年もほったらかされてよく頑張った」
照「わたしはどこかの誰かと違って可能な限り奈良に居たから」
哩「ぐっ」
宥「わたしたちを引き剥がすのは、これから先ずっと九蓮宝燈で和了りつづけるより難しいよ」
哩「宥も言うようになったなあ」
哩「ほい、じゃあ3人分の飲み物がそろったところで」
照「うん」
宥「はい」
哩「宥と照の結婚記念日と」
照「哩のお店のオープン2周年を祝って」
宥「哩ちゃんのお店のオープン2周年を祝って」
「乾杯!」
哩「すまん。しかしまあ、宥もよく頑張ったな」
哩「もっというと、新婚なのに3年もほったらかされてよく頑張った」
照「わたしはどこかの誰かと違って可能な限り奈良に居たから」
哩「ぐっ」
宥「わたしたちを引き剥がすのは、これから先ずっと九蓮宝燈で和了りつづけるより難しいよ」
哩「宥も言うようになったなあ」
哩「ほい、じゃあ3人分の飲み物がそろったところで」
照「うん」
宥「はい」
哩「宥と照の結婚記念日と」
照「哩のお店のオープン2周年を祝って」
宥「哩ちゃんのお店のオープン2周年を祝って」
「乾杯!」
―――――――松実宥、大学2年の冬
オネェチャン、デンワダヨ
照「ん」
照「もしもし」
宥『あ、照ちゃん、今大丈夫?』
照「うん」
宥『来週の金曜日って何か予定あるかなぁ』
照「金曜日って……クリスマスじゃない。いいよ」
宥『えへへ』
照「わたしのバイトは学校やってる時しかやってないから」
宥『図書館のお手伝いだっけ、ぴったりだね』
照「まぁお給料は大したことないけど」
宥『わたしも、クリスマスに雀荘に来るお客さんって少ないから、お休みなんだ』
宥『じゃあ、24日に』
照「うん、楽しみにしてる」
オネェチャン、デンワダヨ
照「ん」
照「もしもし」
宥『あ、照ちゃん、今大丈夫?』
照「うん」
宥『来週の金曜日って何か予定あるかなぁ』
照「金曜日って……クリスマスじゃない。いいよ」
宥『えへへ』
照「わたしのバイトは学校やってる時しかやってないから」
宥『図書館のお手伝いだっけ、ぴったりだね』
照「まぁお給料は大したことないけど」
宥『わたしも、クリスマスに雀荘に来るお客さんって少ないから、お休みなんだ』
宥『じゃあ、24日に』
照「うん、楽しみにしてる」
――――――――――――――――――――――
哩『いつまで知らん振り決め込むつもりなん?』
――――――――――――――――――――――
照「……それも来週まで」
――――――――――――――――――――――
哩『じゃあ、宥が告白してきたら受け入れる?』
――――――――――――――――――――――
照「……いや、それには及ばない」
照「わたしから告白する!」
「宮永さん、仕事中よ。しかもここは図書館」
照「あ」
照「すみませんでした……」ズーン
哩『いつまで知らん振り決め込むつもりなん?』
――――――――――――――――――――――
照「……それも来週まで」
――――――――――――――――――――――
哩『じゃあ、宥が告白してきたら受け入れる?』
――――――――――――――――――――――
照「……いや、それには及ばない」
照「わたしから告白する!」
「宮永さん、仕事中よ。しかもここは図書館」
照「あ」
照「すみませんでした……」ズーン
――――――12月24日
照「お待たせ」
宥「そんなに待ってないよ」
照「でも、寒かったでしょ。ほら、こんなに手が冷たくなってる」
宥「わ」
照「さ、行こう」
宥(な、なんだか今日の照ちゃん、いつもより積極的な気がする)
照「宥は寒さに弱いんだから……屋内で待っててくれたらよかったのに」
宥「ううん」
宥「すぐに見つけて欲しかったから……一番目立つ場所で待ってたの」
照「もう……風邪ひいても知らないよ?」
宥「看病してくれないの?」
照「……まさか」
照「わたしが40度の熱出してても一晩中看病するよ」
宥「ふふ」
照「お待たせ」
宥「そんなに待ってないよ」
照「でも、寒かったでしょ。ほら、こんなに手が冷たくなってる」
宥「わ」
照「さ、行こう」
宥(な、なんだか今日の照ちゃん、いつもより積極的な気がする)
照「宥は寒さに弱いんだから……屋内で待っててくれたらよかったのに」
宥「ううん」
宥「すぐに見つけて欲しかったから……一番目立つ場所で待ってたの」
照「もう……風邪ひいても知らないよ?」
宥「看病してくれないの?」
照「……まさか」
照「わたしが40度の熱出してても一晩中看病するよ」
宥「ふふ」
.
姫子「哩さん、結局あのふたりどげんなるとでしょーかね?」
哩「まあ、あんだけハッパかけりゃあ今日動くやろ」
姫子「ですかねぇ」
哩「ほんなら、どっちがコクるか賭けてみるか?」
姫子「えー、じゃあ、照さんからに1万円」
哩「なら宥からに1万円かな」
姫子「もしどっちも外れたらどうします?」
姫子「告白できずに終わった!とか」
哩「うーん……あいつらに1万円ずつやろう」
姫子「ですかー」
.
姫子「哩さん、結局あのふたりどげんなるとでしょーかね?」
哩「まあ、あんだけハッパかけりゃあ今日動くやろ」
姫子「ですかねぇ」
哩「ほんなら、どっちがコクるか賭けてみるか?」
姫子「えー、じゃあ、照さんからに1万円」
哩「なら宥からに1万円かな」
姫子「もしどっちも外れたらどうします?」
姫子「告白できずに終わった!とか」
哩「うーん……あいつらに1万円ずつやろう」
姫子「ですかー」
.
今>>195のとこまで追いついた
支援
支援
照(き、切り出せないまま宥のアパートについてしまった)
照(はあぁぁぁ……)
照「じゃ、じゃあ宥。この辺で。また初詣にもいこう」
宥「照ちゃん」
照「!」
照「何?」
宥「今日出かける前に、決めてきたことがあるの」
宥「ううん、決めたのは学祭の時。ほんとうはもっと前だったかも」
宥「わたしはもう、ほんとうの気持ちから目をそらして逃げたりしないよ」
照「…………」
照(はあぁぁぁ……)
照「じゃ、じゃあ宥。この辺で。また初詣にもいこう」
宥「照ちゃん」
照「!」
照「何?」
宥「今日出かける前に、決めてきたことがあるの」
宥「ううん、決めたのは学祭の時。ほんとうはもっと前だったかも」
宥「わたしはもう、ほんとうの気持ちから目をそらして逃げたりしないよ」
照「…………」
照「うん」
照「わたしも決めてきたことがあった」
照「でももう少しでその決意を仕舞ってしまうところだった」
照「宥は優柔不断なようでいてしっかりとこういう時決断できるよね」
宥「照ちゃんこそ、いつだって必要な時に欲しい言葉をかけてくれるよね」
照「家事ダメダメ炬燵バカだったのに」
宥「仏頂面で本だけが友達だったのに」
宥「って、家事ダメダメは照ちゃんもでしょ!?」
照「ふふっ、ばれたか」
宥「あははははは!」
照「わたしも決めてきたことがあった」
照「でももう少しでその決意を仕舞ってしまうところだった」
照「宥は優柔不断なようでいてしっかりとこういう時決断できるよね」
宥「照ちゃんこそ、いつだって必要な時に欲しい言葉をかけてくれるよね」
照「家事ダメダメ炬燵バカだったのに」
宥「仏頂面で本だけが友達だったのに」
宥「って、家事ダメダメは照ちゃんもでしょ!?」
照「ふふっ、ばれたか」
宥「あははははは!」
宥「……ねえ、照ちゃん、ナイショの話があるんだけど」
照「奇遇だね、実はわたしも」
照「あのね……」
宥「あのね……」
「大好きだよ!」
カン
照「奇遇だね、実はわたしも」
照「あのね……」
宥「あのね……」
「大好きだよ!」
カン
大学モノ書きたかっただけのSS
上のほうでも言われてましたが、タイトルは
I'll tell you what(あのね、話がある)と まいる てる ゆう のシャレです
じゃあの
上のほうでも言われてましたが、タイトルは
I'll tell you what(あのね、話がある)と まいる てる ゆう のシャレです
じゃあの
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