私的良スレ書庫
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元スレ凛「まどか……? 聞いたことの無いサーヴァントだわ」
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お爺さまに促されなくても一人で蟲倉に入るようになったのはいつからだろう。
立ち込める腐臭とのた打ち回る虫の音は今でも好きではないけれど、嫌悪感もあまり無い。
自分を消してしまえば楽になると気付いて、それからマキリの魔術も上達していった。
先輩に会わなければ、私はずっと無感情なままでいられたのに。
最近は、蟲倉への階段を降りるのが少し辛い。けど辛いと思う私を、きっと先輩は喜んでくれる。だから辛くても歩ける。
歩く理由が変わってしまって、私は痛みも惨めさも悔しさも憎しみ羨みも悲しみも、みんなみんな思い出した。
「どうした桜。蟲の世話なら済んでいるのではなかったか?」
先輩のために頑張ってきた。
「お爺さま、偽臣の書を返してください」
だから先輩のためなら、きっと許してもらえる。
「どうした? 聖杯に興味など無いと言っていたではないか」
「聖杯に興味は無いけれど、私は――」
ああ、何が欲しかったんだっけ……?
途中で言葉を失った私を、お爺さまは笑い続けた。
立ち込める腐臭とのた打ち回る虫の音は今でも好きではないけれど、嫌悪感もあまり無い。
自分を消してしまえば楽になると気付いて、それからマキリの魔術も上達していった。
先輩に会わなければ、私はずっと無感情なままでいられたのに。
最近は、蟲倉への階段を降りるのが少し辛い。けど辛いと思う私を、きっと先輩は喜んでくれる。だから辛くても歩ける。
歩く理由が変わってしまって、私は痛みも惨めさも悔しさも憎しみ羨みも悲しみも、みんなみんな思い出した。
「どうした桜。蟲の世話なら済んでいるのではなかったか?」
先輩のために頑張ってきた。
「お爺さま、偽臣の書を返してください」
だから先輩のためなら、きっと許してもらえる。
「どうした? 聖杯に興味など無いと言っていたではないか」
「聖杯に興味は無いけれど、私は――」
ああ、何が欲しかったんだっけ……?
途中で言葉を失った私を、お爺さまは笑い続けた。
「ほれ、好きなように使うがいい。カッカッカッカッ」
まるで私が来るのを予期していたように、偽臣の書はお爺さまのすぐ傍らに置かれていた。
手に取ると、最初に作った時より軽いような気がした。いや、本当に軽くなっていた。
本が透けていき、左腕が熱を持つ。
令呪は本来の持ち主のもとへ。
「これからは、私がマスターよ」
桜鯖 >>316
まるで私が来るのを予期していたように、偽臣の書はお爺さまのすぐ傍らに置かれていた。
手に取ると、最初に作った時より軽いような気がした。いや、本当に軽くなっていた。
本が透けていき、左腕が熱を持つ。
令呪は本来の持ち主のもとへ。
「これからは、私がマスターよ」
桜鯖 >>316
宝具は秘密道具が全て入った四次元ポケットとかギルさんに似てる
なん…だと…
ここでガンマンがくるだと…のび太もアーチャーだよね
ここでガンマンがくるだと…のび太もアーチャーだよね
知名度が低くてスペック発揮出来ない魔法少女と犬
誰でも知ってて全力出せる配管工と小学生と鼠
誰でも知ってて全力出せる配管工と小学生と鼠
鯖って基本的に理論的全盛期で呼ばれるから
劇場版の勇気+無人島生活から帰還できるタフネス+スペアポケット
なんだ……チートか
劇場版の勇気+無人島生活から帰還できるタフネス+スペアポケット
なんだ……チートか
>>337
なんでそんな画像あるんだよwww
なんでそんな画像あるんだよwww
桜が声をかけると、これまで何もいなかったはずの空間から一人の男が現れる。
「待ちくたびれたよ。まったく、酷いマスターだ。どうしてボクはいつもロクな目にあわないのかな」
単なる霊体化とは違う。魔力さえ感じさせない隠密は、アサシンのそれ。
しかもそれは実体化した今でも続き、ただの一般人にしか感じられない。
白衣に眼鏡。体格はやせ気味で、筋肉はあまり無い。
蟲倉に心底嫌気がさしているようで、鼻をつまんで顔をしかめている。
「早く出よう。マスター」
エサと間違えて蟲がアサシンに襲い掛かってくる。
返答を聞かずに、アサシンは階段を駆けあがっていった。
「待ちくたびれたよ。まったく、酷いマスターだ。どうしてボクはいつもロクな目にあわないのかな」
単なる霊体化とは違う。魔力さえ感じさせない隠密は、アサシンのそれ。
しかもそれは実体化した今でも続き、ただの一般人にしか感じられない。
白衣に眼鏡。体格はやせ気味で、筋肉はあまり無い。
蟲倉に心底嫌気がさしているようで、鼻をつまんで顔をしかめている。
「早く出よう。マスター」
エサと間違えて蟲がアサシンに襲い掛かってくる。
返答を聞かずに、アサシンは階段を駆けあがっていった。
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