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    元スレハルヒ「こ、今週だけで7人に告白されたわ…」

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    みんなの評価 :
    タグ : - 涼宮ハルヒの憂鬱 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    ハルヒ「信じられない…信じたくない…」

    ハルヒ「こっ、これは何かの間違いだわ。
         私が…こんなにモテるなんて…ま、まぁ見た目には自身があるけど?
         でも…絶対こんなのおかしい」

    ハルヒ「きっと先週のことは何かの夢だったのよ、そうだわ! 
         今日学校に行けば全部元通り、何も問題無し!」

    ハルヒ「そうと決まれば悩んでないで一日ファイトよ私!」

    ガラッ

    朝倉「あら…おはよう涼宮さん…。  
        今日も、とても魅力的…。貴女と同じクラスで、私は幸せものね」

    ハルヒ「…お、おはよう…朝倉…さん…」

    朝倉「そんな、朝倉さんなんて距離を感じる呼び方は止めて…?
        あの日言ったみたいに…涼子、そう呼んで。涼宮さん」

    2 :

    キマシ

    3 :

    ここからさげ進行でお願いします

    5 = 1 :

    ハルヒ「うん…で、でもね? 私もいきなり呼び方を変えるのに抵抗があるっていうか…」

    朝倉「焦らなくていいわ、私も貴女にすぐ答えて欲しいなんて思っていないもの。
       少しずつでいいの。少しずつ、貴女との距離を狭めていければ」

    ハルヒ(まるで話を聞いてないのね…)

    朝倉「今日は体育、勿論私とペアを組んでくれるわよね?」

    ハルヒ「う、うん! 勿論よ!…」

    朝倉「嬉しい、貴女と近くで話せることがこんなに幸せ…」

    ハルヒ「あ、ありがとう…朝…涼子。
        で、でもね? 朝からそんな会話を教室で…」


    スズミヤトアサクラノカイワオカシクネ? ナンカコイビトドウシミタイ…

      マァミテイテメノホヨウニナルカライイダロ

    フケツ・・・オンナドウシナンテフケツダワ  スズアサカ・・・アリダナ

    ハルヒ「………」

    6 :

    もう一つのスレも含めて、ハルヒがツッコミに回るSSは面白い法則は未だ健在のようだ

    7 = 1 :

    ハルヒ「絶対おかしい…これは夢のはずなのに…」

    朝比奈「あっ!」

    ハルヒ「あ、おはようみくるちゃん」

    朝比奈「…ぉ…ぉはようございます…」

    ハルヒ「…どうかしたの? そんなもじもじして」

    朝比奈「な、なんでもないですよぅ…」

    朝比奈「涼宮さん…」

    ハルヒ「は、はい!」

    朝比奈「わたし…本気ですから。先週のこと…」

    ハルヒ(やっぱり夢じゃないーー!)

    8 = 1 :

    ハルヒ「はぁ…何だか疲れたわ」

    キョン「珍しいな、お前が月曜から疲れただなんて」

    ハルヒ「キョンみたいな偏屈坊にはわからない悩みがあるのよ」

    キョン「へいへい、どうせ俺はデクノボーですよ」

    ハルヒ(そうだ、いっその事キョンに相談してみようかしら…でも…)

    キョン「そういえばハルヒ、明日の夜空いてるか?」

    ハルヒ「な、何よいきなり!? 変態! エロキョン!な、なにか企んでるの!?」

    キョン「いきなりひどい言い草だな。
         残念だが俺の希望じゃないんだ。その…先週もうちに来ただろ?
         その時に妹がやけにお前を気に入ってな。出来ればまた会いたいんだそうだ」

    ハルヒ(そういえばこっちも地雷だったわ…)

    9 = 1 :

    ハルヒ「…現実逃避しても無駄みたいね…。やっぱりこれは現実よ。
         はぁ…もう驚く気も起きないわ…。どうせここを開けても」

    ガチャ

    長門「……」

    ハルヒ「こ、こんにちわ」

    長門「何故?」

    ハルヒ「な、なぜって…」

    長門「今まで貴女は部室に入ってもそんな顔で私に挨拶などしなかったはず」

    ハルヒ「そ、そうだったかしら?」

    長門「1年以上貴女だけを見てきた私が言うのだから間違いない。
        なにか思いつめていることでも? 貴女の悩みを私も共有したい」

    ハルヒ(目の前の減少に頭がくらくらするのよ!! なんて言えるわけないじゃない…)

    10 :

    あとは鶴屋さんと黄緑さんと国木田と森さんときょこたんと佐々木と阪口さんとキョン妹とミユキチと

    何人か裏切り者がいるな

    11 = 1 :

    長門「もしかして…悩みというのは先週のこと?」

    ハルヒ「…ま、まぁね…。そ、そりゃあ私だってあんな事言われたら…」

    長門「悩んでくれても構わない。今週中までに答えてくれるのなら。 
        私は貴女を心から愛している、貴女との時間を共有したいと思う」

    ハルヒ「…うん、それは嬉しいの、だけどね…有希」

    長門「…嬉しい。もっと、わたしを有希と呼んで?
       こうやってふたりきりの時も、誰か他に人がいる時も、有希と呼んで?」

    ハルヒ「……」

    長門「貴女は日の射さない暗闇に通る一筋の光。そんな光を浴びる花でありたい。
        他の人からその光を奪うとしても、私だけ照らす光であってほしい」

    ハルヒ(…な、なんだか有希怖いわ…目が、本気だからかしら…)

    12 = 6 :

    >>10
    原作に居ない黄緑、阪口、ミユキチは確定か?

    13 = 1 :

    ハルヒ「……」

    有希「……」

    ハルヒ(本を読んでるふりしてずっと私の方見てる…!!
         も、もしかして…今まで気づかなかっただけで…前からも…?)

    ガチャ

    古泉「こんにちわ。今日は…まだお二人だけですか」

    ハルヒ「こんにちわ古泉くん!(やった! まともな人が来てくれた!)」

    長門「…」チッ

    古泉「彼がまだ来ていないようですね…ボードゲームはまだお預けですか」

    ハルヒ「古泉くん。わ、私が相手になってもいいわよ!?」

    古泉「本当ですか? それでは一勝負お願いしてもいいでしょうか」

    ハルヒ「望むところよ! 言っておくけど、私はキョンなんかより強いからね!」

    古泉「ふふっ…お手柔らかにお願いします」

    14 = 1 :

    ハルヒ(これで有希からの視線を気にしなくて済むわ…)

    古泉(何やら後ろから殺気を感じるのは気のせいでしょうか?)

    長門「……」

    ~~~一勝負ついて~~~

    古泉「いやはや、完敗です…涼宮さんも強いですね」

    ハルヒ「いやいや…古泉くんが弱すぎるだけよこれ…。
         オセロでこんな一色に染まったの見たこと無いもの」

    古泉「彼と戦う時もよくこうなりますよ、それだけ僕が未熟というわけですが」

    ハルヒ「まぁ戦っていればうまくなると思うわ」

    古泉「それはありがたい。…そういえば…。涼宮さんは森さんをごぞんじですよね?」

    ハルヒ「……ま、まぁね…うん」

    古泉「理由はわかりませんが、言伝を頼まれたのです。
        『先のことはどうもすいません。出来れば今週までに』と、僕にはよくわかりませんが…」

    ハルヒ「……あ、ありがと」

    17 :

    これは支援するしかない

    18 :

    よし支援

    19 = 1 :

    帰り道

    ハルヒ「……疲れた…」

    ハルヒ「…夢じゃない…何度もほっぺつねったけど変わらないし。 
         皆怖いくらい私のこと見つめてたし…」

    ハルヒ「有希とみくるちゃんがいつになく険悪なムードだったし…」

    ハルヒ「鶴ちゃんも帰り際耳元で『良い返事を期待してるにょろ』なんて顔赤らめて言ってきたし。 
         冗談じゃないのよね・・・みんな」

    ハルヒ「はぁーー…、何でこんなことに」

    佐々木「こんな所で会うなんて…奇遇だね…。
         いや、いや、想い人の前で嘘なんて似合わないな。本当は、君に会いたくてここをぶらぶらしてたんだ」

    ハルヒ「」

    20 :

    何で自分で願って自分で困ってんだよ

    22 :

    >>20
    普段とにかくモテたいなーとか思っててもいざハーレムできる勢いでモテだすとびびるだろ

    25 = 1 :

    キョン「それで、俺に相談ってわけか?」

    ハルヒ「仕方ないじゃない、有希もみくるちゃんもアレなんだから。
         古泉くんは森さんとつながってるし、あんたしかいないのよ!」

    キョン「俺にも妹がいるんだがな…まぁいいか。
         それで、お前はどうしたいんだ?」

    ハルヒ「…そこよねぇ…。正直言うとね、気持ち悪いーとか、そういうのはないの。
         嬉しい…っていうのとも違うし…何かよく分からないのよ」

    キョン「やれやれ…そんな調子で7人か。
         それよりも…俺の妹まで毒牙にかけるとはな…」

    ハルヒ「私のせいじゃないわよ! 毒牙にかけられそうなのは私!!」

    キョン「そうだったな。で、7人全員断るのか?」

    ハルヒ「うーん…でも、そしたら今までの関係とか、その…難しくなるわよね?」

    26 = 1 :

    キョン「そりゃな、今までの関係から一歩先に進みたくてお前に告白したんだろうし」

    ハルヒ「それ嫌なのよ」

    キョン「おまえなぁ…」

    ハルヒ「だって…! 私今のままで十分楽しいんだもん。
         今回のせいで皆と今までどおり付き合えなくなるなんて嫌なのよ」

    キョン「気持ちは分かるけど…それ無理じゃねぇか?」

    ハルヒ「だから上手くやれる方法を考えなさいって言ってるんでしょうが!!」

    キョン「人任せにするな人任せに…。
         ったく、所で、一体どんな経緯で7人に告白されるような珍事になったんだ?」

    ハルヒ「…。まぁ相談してる以上、あんたには話しておいてもいいかもね」

    キョン「ぜひそうしてくれ。何か解決の糸口がつかめるかも分からん」

    ハルヒ「最初は…朝倉さんだったわ」

    27 = 1 :

    ハルヒ「きっかけは別にどうってことない、朝学校に行ったら下駄箱に手紙が入っててね」

    キョン「…何かデジャブを感じるな…」

    ハルヒ「?」

    キョン「いや、妄言だ。続けてくれ」

    ハルヒ「手紙の差出人がイニシャルだけでね。
         まぁ経験上こういう奴は良くいるのよ、ラブレター書いたのに名前知られたくないって人。
         結局すぐに顔合わせるのに何考えてるのかしらね。って最初は思ってたわ」

    ハルヒ「いつも通り受け答えしてさらっと流して部活に行こうってね」

    キョン「あぁ、朝倉に告白されたのって、先週の水曜か」

    ハルヒ「そういうこと…流石に驚いちゃって…。部室でも私おかしかったわよね」

    キョン「いつになくな。いきなり立ち上がって頭ガシガシかいて唸ったり。
         長門の前を行ったり来たりしてブツブツ言ったりな」

    ハルヒ「思い出させないでよ…」

    29 = 6 :

    おかえり!

    31 = 1 :

    ハルヒ「話を戻すわよ。それで、正直ノリ気でもなかったんだけど。
         行かないのも悪いなぁって、一応教室に行ってみたのよ」

    回想

    ハルヒ「教室で待ってて欲しいなんて…贅沢なやつね。
         部活あるのに面倒なことになったわ…。まぁさらっと流して終わらせましょ」

    がららっ

    ハルヒ「…あら? まだ来てないじゃない…って朝倉さん?」

    朝倉「こんにちわ涼宮さん。って、朝も挨拶したかしらね」

    ハルヒ「こんな時間まで何してたの? もう授業なんてとっくに…」

    朝倉「うん、ちょっと用事があってね…。涼宮さんこそ、どうかしたの?」

    ハルヒ「いや…まぁちょっとね。なんか男にラブレターもらったみたいで。
         この教室で待ってます、なんて男にしては小奇麗な字で書いてあったの」

    朝倉「ふふっ、そうなの…。だったら私はお邪魔かしら?」

    ハルヒ「いいわ、すぐに断って終わらせるつもりだから。
         手紙に本名も書けないような男、願い下げだもの」

    32 = 6 :

    33 = 1 :

    朝倉「ふふっ…涼宮さんってやっぱり素敵ね」

    ハルヒ「…? どうしたの?」

    朝倉「でも良かったわ…。あんな手紙じゃ来てくれないかと心配だったから」

    ハルヒ「えっ?…えっ?」

    朝倉「本名、書かなくってごめんなさい。
        だって本名を書いたら、きっと涼宮さん来てくれなかったでしょう?」

    ハルヒ「あ…朝倉さん…? どういう…。R.A…って」

    朝倉「来てくれてありがとう涼宮さん。R.Aは私のことよ。
        貴女に話があってここに呼び出したのも私」

    ハルヒ「ちょ…ちょっと待ってよ!? 朝倉さんがわたしを呼び出した?
         一体どうして…? もしかして私をからかってるのかしら」

    朝倉「貴女の前で、からかうなんて器用な真似はできないわ」

    ハルヒ(~~~!!)

    34 = 6 :

    ふふっ

    35 = 1 :

    朝倉「あら、いきなり近づきすぎたかしら」

    ハルヒ(顔が…顔が近い…! でも…朝倉さんってまつげ長いんだ…。
         目も大きいし、肌もとっても綺麗…って何を考えてるの私は!)

    朝倉「やらないで後悔するより、やって後悔したほうがいいかなって、最近思ったの。
        涼宮さん…私、貴女のことを好きになってしまったみたいなの」

    ハルヒ「な、ななな…なな…!?」

    朝倉「そんな顔されたら傷つくわ…。私は本気よ…、本気で貴女を好きになったの。  
        いつも貴女のことを見ていたわ、恋愛が精神病だというのなら…私はとっくに病に冒されていたのね」

    ハルヒ「ちょちょちょ…ちょっと待って! 朝…朝倉さんは私が好きなの!?
         ってことは…つまり…」

    朝倉「えぇ、恋愛対象として貴女を選んだの。私は同性愛者だから」

    ハルヒ「マジですか?」

    朝倉「えぇ」にっこり

    36 = 1 :

    ハルヒ(朝倉さんのあの顔…嘘は言っていないわ…汗を舐めなくても分かる。
         ってことは朝倉さんってレズなの!? 私に告白したってことはそういうことだと思うけど…)

    朝倉「別に直ぐに返事がほしいってわけじゃないの。
        貴女だって女性から思いを告げられたことは初めてだと思うから、じっくり考えて…ね?」

    ハルヒ「か、考えるって言われても…私…」

    朝倉「話はこれだけ。あースッキリしたー!。
        実は結構緊張していたのよ? 告白なんてしたことなかったから私」

    ハルヒ「…あ…うん…」

    朝倉「涼宮さんって、こういう時は初なのね。
        そんな顔を赤くして、あたふたしていたらスキだらけよ」

    ハルヒ「あ、あう…」

    朝倉「そんなにスキだらけだと…こんなこともされちゃったり」

    ちゅっ

    ハルヒ「」

    朝倉「いいお返事を期待しているわ、それじゃ。また明日」

    37 = 1 :

    キョン「…改めて聞くと結構クルな…」

    ハルヒ「な、何よその顔…」

    キョン「だって想像してみろよ。あの朝倉がお前なんかに愛の告白したんだろ?
         谷口が聞いたら発狂モンだぞそれ…それどころか学年中の男どもがな…」

    ハルヒ「私だってびっくりしたわよ! それで…あんまり驚いちゃったから…」

    キョン「大体予想は付いてるけどな」

    ハルヒ「うん…。みくるちゃんに相談したの…」

    キョン「次は朝比奈さんか…これも中々ハードだなったく」

    ハルヒ「朝倉さんに告白された翌日にね、みくるちゃんに相談に乗ってもらったの。
         外で話すことでもないし…私の家には親もいるから、みくるちゃん家を尋ねたのよ」

    キョン「やぶ蛇だったわけか」

    ハルヒ「出てきたのは大物だったわ、胸だけに」

    38 = 6 :

    きゃー///

    39 = 6 :

    支え

    41 :

    2点

    ・ハルヒと喋る佐々木の口調は堅くない
    ・ハルヒは朝倉をさん付けしない

    42 :

    これはいい
    支援

    43 = 1 :

    ハルヒ「みくるちゃんってのんびりしてるから、自分の気持を整理するのにちょうどいいのよ」

    キョン「散々な物言いだな、俺の朝比奈さんをまるでナマケモノのように」

    ハルヒ「俺のってどういう意味よ」

    キョン「言葉の綾だ、続けてくれ」

    ハルヒ「私もあんまり余裕なかったし、年上のみくるちゃんから一言欲しかったっていうのもあるわ。
         実際してみたら悩みが吹き飛ぶどころか倍に増えたけど」

    キョン「俺だって朝比奈さんがそっちの人だって聞いて驚愕でハゲそうだぞ」

    ハルヒ「まだまだ驚くことあるんだから、覚悟しときなさい。
         それで、何も知らない私はホイホイとみくるちゃん家に上がっちゃったの」

    44 :

    キョンは確かに将来ハゲそう

    45 = 6 :

    このままハルヒに付き合ってたら、ハゲる前に過労死するに500000ペリカ

    46 = 1 :

    回想

    ハルヒ「お邪魔しまーす」

    みくる「はいはいー、こっちのスリッパ自由に使ってくださいね」

    ハルヒ「スリッパだけで5足も…そんなに家に人が来るの?」

    朝比奈「そんなことないですよぉ。でもSOS団のみんなが合わせて5人ですから。
         もし皆が来た時のために用意してあるんです」

    ハルヒ「そうなの…みくるちゃんってマメなのねぇ」

    朝比奈「えへへ。あ! それよりも玄関は寒いですから、部屋に来て下さい。
         涼宮さんは紅茶でよかったですかぁ?」

    ハルヒ「家でも煎れてくれるの?」

    朝比奈「もう習慣になっちゃったみたいで」

    ハルヒ「あ、あはは…なんだか悪いわね」

    朝比奈「とんでもないです、私が好きでやってるんですから」

    47 = 1 :

    キョン「好きだから、か」

    ハルヒ「…まぁ言葉通りだったのよね」

    キョン「でも朝比奈さんがかぁ…」

    ハルヒ「何よキョン。もしかしてミクルちゃんの事好きなの?」

    キョン「好きに決まってるだろが!! あんな聖母のようなお方だぞ!
         嫌いになるわけがない!!」

    ハルヒ「そ、そうね…。でもそれってlikeの好きでしょ?」

    キョン「まぁな。お前が向けられた好きとはニュアンスが異なる」

    ハルヒ「そうよねやっぱり…」

    キョン「それより、相談してからの朝比奈さんはどうだったんだ?」

    ハルヒ「紅茶を飲んで、少し雑談した後に切り出したんだけど。
         みくるちゃん、いつになく深刻な表情で話を聞いていたわ…。
         話してる時は、なんてまじめに聞いてくれてるんだろう、やっぱりみくるちゃんに相談してよかった!
         なんて可愛いこと考えて安心してたのよ」

    48 :

    歯ぎしりしてたんだろうな

    49 = 1 :

    回想

    朝比奈「…そうですか…昨日そんなことが…」

    ハルヒ「うん…。自分だけじゃ収まりきらなくって…みくるちゃんに話したのよ。
         私、どうしたら良いのかしら? ただ断るだけじゃ、その…悪い気がして」

    朝比奈「……るせない」

    ハルヒ「…? みくるちゃん…?」

    朝比奈「な、なんでもないですぅ。
         …でも、ちょっとびっくりしちゃって…」

    ハルヒ「それは痛いほど分かるわ、昨日の私がそうだったもの。
         朝倉って意外と積極的で…しどろもどろのままほっぺにキスまでされちゃって…」

    がちゃん!!

    ハルヒ「っ!」びくっ

    朝比奈「あらあら、カップが割れちゃいました、ちょっと片づけますね」

    50 = 1 :

    ハルヒ「み、みくるちゃん…! 指か切れて血が…!」

    朝比奈「大丈夫ですよぉ、こんな怪我くらい…。汚された涼宮さんの苦しみと比べたら」

    ハルヒ「怪我された? みくるちゃん、私怪我なんて…ちょ、ちょっと!」

    朝比奈「いいえ、涼宮さんは大きな怪我をしちゃいました。
         そんな綺麗でぷりっとした、まだ誰のものにもなっていない頬を…あんな脇役に…」

    ハルヒ「みくるちゃん…」

    朝比奈「でも、大丈夫ですよ。私がちゃんと綺麗にしてあげますから。
         右の頬でしたか? 左でしたか?」

    ハルヒ「わ、わからないわみくるちゃん!? 貴女さっきから何を…!!」

    朝比奈「私の涼宮さんにキスをするなんて…そんなの許せません。
         涼宮さんは私が好きになったのに…私だけが…」

    ハルヒ(…何…これ…? まさか…嘘でしょ?)


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