元スレP「アイドルと結婚したい」小鳥「え……?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
P「まずは相手を探さないとな」
小鳥「結婚願望あったんですか?」
P「まあ人なりに」
小鳥「でもいいんですか? みんな学生ばっかりですけど」
P「そうですねぇ。付き合ってる奴ならたくさんいるんですけどね。
やっぱり結婚となると色々難しいですよね」
小鳥「え?」
P「え?」
2 :
小鳥さんいじめんな
3 :
なるほど
4 = 1 :
小鳥「付き合ってる子がいたんですか?」
P「まあ……。そりゃいるでしょ」
小鳥(ちょ、何当たり前みたいに言ってるの?)
P「やっぱ結婚相手は一人にしぼらないと駄目ですよね」
小鳥「あの……」
P「はい?」
小鳥「一体誰と付き合ってたんですか?」
P「全員」
小鳥「え?」
P「765プロのアイドル全員ですよ。律子や社長も含みます」
小鳥「」
8 = 1 :
小鳥(全員って……どんだけ見境ないの?
それに社長までって……バイだったんですか?)
P(少し違いますね。社長は利用しただけです)
小鳥(ちょ……!! 心の中に直接!話しかけてきた!!)
P「さらっと言いましたけど、全員と付き合うのって大変なんですよ?
特に律子を懐柔するのが大変でした」
小鳥「最近美希ちゃんと千早ちゃんがよく口喧嘩てましたけど、
あれってPさんが原因?」
P「はい。どっちが俺と婚約するかで争ってるんですよね。
婚約届押し付けられちゃって困りましたよ。はは」
苦笑というより、孫の話をする世話好きの老人ような笑みだった。
小鳥(うそ……この人には罪悪感て言葉がないの?)
P(はい)
9 = 1 :
Pはお茶でも淹れますよ、と言って洗い場に言った。
鼻歌を歌いつつ、手慣れた様子で二人分のコーヒーを用意する。
P「どうぞ。砂糖は少なめでよかったですよね?」
小鳥「あっ……どうも」
こうしてると、紳士にしか見えない。
礼儀正しく、仕事もきっちりこなす若手P。
彼のすんだ瞳のどこにクズ的要素が潜んでいるのか。
小鳥は本気で疑問に思ってしまった。
もしかしたら、さっきまでの話はジョークの類ではないのかと。
P「最初に付き合い始めたのは雪歩でした」
11 :
小鳥さんだけハブられテルというのか
12 = 1 :
小鳥「雪歩ちゃん?」
P「はい。あのお父さんが怖い感じの雪歩です。
雪歩を最初に選んだのは単純な理由ですよ」
――昔あこがれてたアイドルに容姿がそっくりだったから。
Pはそう言ってコーヒーカップに手を伸ばした。
P「胸もけっこうでかいですしね」
小鳥「……」
P「失礼。少し下品でしたね。とにかく雪歩は俺の理想と
思われる少女でした。現実は少し違いましたが」
小鳥「どういう意味?」
P「最初に言っておきますが、雪歩は悪くないんですよ?
悪いと言えば美希や真美ですね」
小鳥「誘惑されたとか?」
P「それもありますが、存在そのものが俺を誘惑してますよね。
美希は俺にぞっこんだし、真美は雰囲気が少し大人びてきました」
小鳥「いやいや、意味分かりませんよ。それだけの理由で浮気したんですか」
13 :
思うんだけどただの妄想にしてもハーレムって楽しい?
14 = 1 :
P「はい。一度俺の部屋に連れ込んだら、
なんかそういう関係になってしまいました」
小鳥「駄目じゃないですか……。
雪歩ちゃんが怒るんじゃないですか?」
P「実は今日ばれちゃったんです」
小鳥「はい?」
P「雪歩に美希や真美と付き合ってることがばれたんです」
小鳥「ええええ!!」
P「昨日家に帰ったらですね、お風呂場でリスカしてる雪歩を目撃しました。
俺は困惑し、パンツを脱ぎながら救急車を呼びました。はは」
小鳥「笑い事じゃないですよ!! 今雪歩ちゃんどうしてるんですか!!」
P「普通に入院してますよ。メンタルの方がやばいそうで
数ヵ月は仕事に復帰できないそうです」
小鳥「よくそんな平然と言えますね」
P「これでもPやってますからね。精神的には鍛えられてるつもりです」
小鳥「てゆーかPさんのやってることって犯罪ですよね?」
P「まあギリギリセーフじゃないですか? 結果的に死んでないですし」
16 = 1 :
P「言っておきますけど、自殺未遂した理由は他にもありますからね」
小鳥「え? まだあるんですか」
P「伊織から八千万奪おうとしたのがばれたんです。
二人の新居にちょうどいいマンションがあるからって
適当な嘘ついたら本気にされちゃいました」
小鳥「どんだけ腐ってるんですか」
P「返す言葉もありません」
小鳥「どうするつもりですか?」
P「今日は早上がりだから病院に直行っすかね。
雪歩も俺に会えなくてさみしがってるし」
小鳥「私も行きますからね」
P「おっ、助かりますね。やっぱお見舞いは独りより二人が良いですよね」
小鳥「ちょうど上がりの時間ですね」
P「じゃ、逝きますか」
逝きますか。それが誤変換じゃないことを、小鳥は思い知ることになるのだった
17 :
メメタァ
18 = 1 :
~病室にて~
雪歩「P!! よかったちゃんと来てくれて!!
いつまで待っても来てくれないから見捨てられたのかと……」
P「はは。俺が雪歩を見捨てるわけないじゃないか。
つまらない勘違いで迷惑かけちまったからな」
小鳥「雪歩ちゃん、思ったより元気そうで安心したわ。
見舞いの品はこっちに置いておくからね?」
雪歩「わあ、おいしそうなフルーツ。小鳥さんまで
来てくれるなんてうれしいですぅ」
小鳥(あの子、けっこうハイテンションですね?)
P(それはそうでしょう。なにせ自殺未遂までしたんですよ?
色々と精神的にきてるんでしょう)
ベッドサイドのラジオの横に、さりげなく置いてある婚約届。
Pは前回の衆院選で完敗した民主党の閣僚のような顔をした。
当たり前だが、雪歩はPとの結婚を諦めてないのだ。
付き合うのではなく、『結婚』である。
19 :
>>13
妄想だから楽しいんだろ
現実のハーレムの手間や労力考えなくていいんだから
むしろ現実のハーレムこそ無理だわ
20 = 1 :
雪歩「お父さんが言ってました。夫婦生活には忍耐が必要だって」
P「そうなのか」
雪歩「だから今回のことは気にしなくていいですよ?
お父さんにはうまく話をしておきましたから。
さっきまで御付の人がたくさんいたんですけど、
事情を話したらすぐ帰ってくれました」
P「四行で話すと読者が読みづらいからね?」
雪歩「すみません……。つい」
小鳥「雪歩ちゃん、本気でPと結婚したいと思ってるの?」
雪歩「そうですけど?」
――どうして当たり前のことを訊くんですか?
雪歩の瞳はそう答えていた。小鳥の背筋に悪寒が走る。
P(やべえ。別れ話しづらい雰囲気だぞ)
小鳥(はいぃぃ? この状態で雪歩ちゃんを振る木ですか?
この人でなし!!)
P(怒鳴らないでくださいよ!! 勃起するじゃないですか!!)
21 = 1 :
雪歩「二人とも小声で何話してるんですか?」
小鳥「な、何でもないのよ?」
雪歩「それより早く婚約届に判押してください。
Pのところは全部記入済みですよ?」
P「おっと、そろそろ面会時間も終わりか」
雪歩「え?」
P「いや、だから時間だよ。もう帰らないと」
小鳥「ま、また明日ね雪歩ちゃん」
雪歩「まっ……!!」
看護師「萩原さん。検温のお時間ですよ?」
逃げるように去る俺たち。入れ違いに担当の看護師が入ってくれて助かった。
いずれにせよ、俺は雪歩から逃げ切るのは難しいと言うことが分かった。
さすがに自殺未遂までされちまったんだ。こうなったら覚悟を決めて、
本気で雪歩との結婚を考えたほうが良いのかも?
P(でも、その前に春香との半同棲生活を何とかしないとな)
22 = 1 :
普通なら家に帰れば春香が待ってくれたりするのだが、
社長「今日は帰りが遅くなったじゃないか君」
全裸の社長がスタンバイしていた。
目が血走っており、フルボッキしている。
P「ちょ」
社長「はぁはぁ……わ、わしはもう……待ちきれなかったんだぞ?」
P「うわああああああああああ!!」
アッーーーー!!
24 :
25 = 1 :
パコーン
社長「う、うううむ?」
何者かにフライパンで頭を叩かれ、意識を失った。
社長め、なんで俺のアパートで待機してたんだ?
伊織「馬鹿ね。感情的に襲おうとしたって意味ないのに」
P「い、伊織……。助けてくれたのか」
伊織「さすがに黙ってみてられないでしょ。
それより、よくも私を騙そうとしてくれたわね。
あと一歩でほんとにお金振り込みそうになったわよ」
P「ぐぬぬ……。やっぱ怒ってるよな。
どうすれば許してくれる?」
伊織「そうねぇ。雪歩と別れてくれたら」
P「」
26 = 1 :
P「冗談はたくさんだ。今日はもう遅いから帰りなさい」
伊織「冗談なんかじゃないわ!! あんた、八千万円を雪歩との
結婚資金にしようとしたんでしょ?」
P「まあ大体あってるよ。お金って大切だからな」
伊織「とっくに雪歩には飽きてるくせに。
なんで今更結婚しようと思ったのよ?」
P「千早や美希と別れないと殺し合いに発展しそうだったからだよ。
いっそ雪歩と婚約したほうが丸く収まるかなって」
伊織「あんた……馬鹿でしょ?
そんなふざけた理由で結婚したって長続きしないわよ」
P「うぅ……。でも雪歩のことは嫌いじゃないんだ」
伊織「は?」
P「え?」
伊織「……」
P「ちょっと、なんで黙るの?」
27 :
またハーレムモノか・・・
28 = 1 :
伊織「意味わかんないわ。雪歩と別れたいの? 別れたくないの?」
P「どっちかというと別れたい。けど諦めるしかないかって」
伊織「そんないい加減な気持ちでいいと思ってんの!?」
P「分かってるよ!! でも俺だって手を伸ばしすぎて収集がつかないんだ!!
まじで仕事にも影響してるし、どうすりゃいいんだよ!!」
伊織「はぁ? このタイミング逆切れとか信じられないわ!!
あんたそんなんだから社長に襲われたりするのよ!!」
P「しゃ、社長のことは言うんじゃない!!」
ピンポーン
P・伊織「!!」
春香「こんばんわー。夕ご飯作りに来ましたぁ。
今日は誰と喧嘩してるんですか?」
P「あ、あわわわわ」
伊織「ど、どうすんのよ? 春香怒ってるみたいじゃない」
春香「あっ、伊織ちゃんだったんですね」
伊織「……!!」
29 :
>>27
素晴らしいよな
30 = 1 :
あの伊織が気圧されてる。信じられん光景だが、俺が散々浮気を
繰り返してきたから仕方ない。
春香「今度は伊織ちゃんが好きになったんですか?」
P「ち、違う。伊織がここにいるのはたまたまだ」
伊織「用事を思い出したわ。それじゃ……」
春香「待ってよ伊織ちゃん。逃げるなんて卑怯だよ」
伊織「うっ……」
春香「社長が全裸で横たわってることもあわせて、
ちゃんと理由、聞かせてもらえますよね?」
P「ああ、そうだな。たしかにこんな状態じゃ春香が怒るのも当然だ。
じゃあはっきり言うぞ? 伊織は俺の浮気相手なんだ。
時間さえ見つければ伊織と会ってキスとしてた」
春香「へー。そうだったんですか」ギロ
伊織「ちょ……」
春香「さようなら、伊織ちゃん」
P(名誉の犠牲だな。伊織よ。おまえのことは忘れない)
社長「君たち待ちたまえ!!」
31 :
ハーレムモノはデフォな感じなので
分類するならゲスPモノだろう
ゲスPモノは大好きだ
32 :
アイドル全員に嫌われてるPみたいなのが思いの外きつかったのでハーレムでいいですハーレムがいいです
33 :
嫌われるよりは好かれる方が読みたいのでこういうのでいいです
こういうのがいいです
34 = 1 :
P「おっ。まだ息があったんですか?」
社長「うむ。これでも伊達に零細事務所の社長やってないからね。
そんなことより、アイドル同士で殺し合いとかよくないと思うな」
春香「よく言いますよ。あなただってPの不倫相手の一人なんでしょ?」
社長「うむ。うほって感じの関係だ」
P「おい」
伊織「社長が一方的に襲ってるだけじゃない。
ちょっとPが優しくしただけですぐ勘違いするんだから」
春香「男の人同士とか気持ち悪いですよ。不潔です」
P「いやー、まったくだよね。千早に知られたら殺されそうだよ」
春香「なぜそこで千早ちゃんが?」
P(やっべ、墓穴掘ったか?)
春香「そういえば、千早ちゃんが面白い話してましたよ?
Pさんと婚約まであと一歩だとか。
春香はあの人にふさわしくないから諦めなさいとか」
P(あのばか!! そんなこと言ってたのか!!)
社長(え? Pってわしと結婚するんじゃなかったの?)
35 = 1 :
ちょっと用事があるから席外す。悪いね
37 :
書き終わってから行けよ
38 :
どうせシマウマだろうけど支援
40 = 29 :
社長死ね
42 :
最悪なのは放り出す>>1
43 :
追い付いた
止まってた
あきらめた
44 :
春香って伊織の事呼び捨てじゃなかったっけ
45 :
小鳥さんが餌食になってなくて良かった
天使で良かった
46 :
婚約届()
47 :
アフリカ
49 = 1 :
もどったああああ
50 :
早く書くよろし
みんなの評価 : ☆
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