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    元スレ照「妹ラブハーツ?」

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    1 :

    元ネタ:放課後ラブハーツ


    注※パラレルものです。咲キャラ全員が同じ高校に通っています

    「ふぅ…やっと中間試験が終わった。赤点はまぬがれたかわかんないけど」

    「でも多分大丈夫なはず…今回は一週間前から勉強付けだったんだから!」

    (といっても、いつもの3人とだったから不安だなぁ)

    (…でも今日は午前で学校も終わったし、この疲れた体を癒さないと)

    (となるとやることは一つだけ)


    「咲ぃぃいぃぃぃいいいいぃぃいいいぃぃいぃいぃい!!!!!!!!」ガラッ

    「うわっ!な、なんなのお姉ちゃん」

    「別に何も。姉妹で触れ合うのに理由などいらない」

    「あるよ!私は触れ合いなんかいらない!本読んでるんだから帰って!!」

    2 = 1 :

    「なら私も本を読む」スワリ

    「自分の部屋で読みなよ…」

    「今日は咲の部屋で読みたい気分」ススス ピトッ

    「お姉ちゃん、近い近い」スススッ

    「どうして逃げるの?本を読むのに姉妹の距離は関係ない」ズイッ

    「単純に鬱陶しいから」ジリジリ

    「またまたぁ」ジリジリ

    「………」

    (もう無視して本に集中しよう…)

    3 :

    放課後ラブハーツって瀬戸花のか?期待

    4 :

    久しぶりに妹狂の照を見ると安心してしまう

    5 = 1 :

    「……こうやって、背中を合わせて読書するのも久しぶりだね」

    「………」

    「覚えてる?咲が小さいころは、しょっちゅう私が本を読んであげてたんだよ?」

    「………」ペラッ

    「『もっと感情こめて!』とか、『違う話読んで!』とか…色々怒られちゃったなぁ」

    「………」

    「…はは。やっぱり、大分前だから覚えてないか」クルッ

    「………」ペラッ

    「じゃあ今からそれを再現してあげよう…

     『わたしも大丈夫です・・・・・・あの、ちょっとお訊きしてもよろしいですか?』

      篠川さんの口調はさっきよりもなめらかだ。どうやらスイッチが入ったようだ…

      あっ、これビブリア古書ど___」

    「うるさああああいっ!!!」バンッ

    6 = 1 :

    「うるさいっ!静かにしてよ!」

    「大体なんなの!?人が読んでる小説音読するなんて頭おかしいよ!」

    「私ページめくった直後だよ!まだそこ読んでないんだよ!??」

    「というよりお姉ちゃんが私に本を読んでくれたって話!もう何回も聞いてるよ!!」

    「覚えてる?ってそりゃ覚えてるよ!確かおとついも話してたよ!」

    「覚えてても覚えてなくても再現しなくていいんだよ!なんなの!」

    「私、居間で読書してくるからもうお姉ちゃんは自分の部屋に戻って!」

    「戻ってもうちょっと試験勉強でもしてて!受験だしちょうどいいよね!」

    「絶対邪魔しないでよね!!!!」


    「………何故か怒られてしまった」

    「咲…なんでだ。昔はあんなに仲がよかったのに…」

    「妹の気持ちがわからない…」

    7 = 3 :

    しえん

    8 = 1 :

    翌日 私立小林学園3-2教室

    「…ということがあったんだ」

    「それは照ちゃんが悪いでしょ」

    洋榎「照が悪いな」

    「あれ、私が悪いの…?」

    「咲ちゃんだって自分の時間が欲しいはず。当たり前のことだよ」

    洋榎「いくら姉妹ちゅうても最低限のマナーは守るべきやな」

    「二人ならわかってくれると思ったのに…よってたかって責めなくてもいいじゃない」

    「よくその調子で姉妹関係が保ててるね…逆に感心しちゃうなぁ」

    「ふふん…まあね」ドヤァ

    洋榎「全然褒めとらんやろ」

    9 = 1 :

    「えっ」

    洋榎「なんで驚いとるんや。今、宥にけなされてたんやで~?」

    「どこが?」

    洋榎「は?なにがや」

    「だって今の宥の言葉って、『宮永姉妹は特別な絆で結ばれてるから何が起きても大丈夫』ってことでしょ?」

    「えっ?」

    「私も逆に言うと…二人とも、妹と固い絆で結ばれてないってこと。かわいそう(笑)」

    ・洋榎「…」ムカッ

    「まぁそれも当然。玄ちゃんや絹ちゃんと違って咲は地上に舞い降りた唯一の天使だもの」

    「月とスッポンどころじゃなく、言うなれば銀河系と原子」

    「もっとも、ツキと焼き鳥って言うなら話は別だけど(笑)」

    10 = 4 :

    お姉ちゃん会議ですか

    11 = 1 :

    「…………」ゴゴゴゴゴゴ

    洋榎「あーアカン。これはアカン。言うてしもうたな照」

    「実際にあったことを言っただけ。咲だったら校内麻雀大会で私相手でも、焼き鳥なんて無様なことはしない」

    「…そうだね。こないだの麻雀大会は楽しかったなぁ」フルフル

    洋榎「ゆ、宥?」

    「特に玄ちゃんが誰かさんの妹の、嶺上見逃しての三槓子狙いを槍槓し役満上がった場面」

    「ロマンも大事だけど、やっぱりチャンスを逃さないってのも大事だと思うなぁ」

    「あっ…そういやそのせいでどこかの姉妹対決ができなかったんだっけ?」

    「仕方ないよね。その子が玄ちゃんより弱かったのが悪いんだもの…」ニコニコ

    「………」ムカッ

    洋榎「せ、せやなぁ…ウチんとこも絹がもうちょい強かったらよかtt」

    ・照「洋榎(ちゃん)は黙ってて」

    洋榎「あ、はい」

    12 = 3 :

    洋榎ネキィ~結婚してくりぃ~

    13 = 1 :

    「見くびるなよ宥。咲はあのとき本調子じゃなかった。靴下も脱いでない」

    「それに、あのドラ爆は咲の調整で上がらせてもらったものだからな」

    「うん…でも結果では咲ちゃん、プラマイゼロじゃなかったみたいだね…」

    「靴下脱いでなくても、そっちは常にできるとか照ちゃん自慢してなかった?」

    「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

    「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

    洋榎「二人ともリアルファイトだけはやめちくりな~」

    「わかってる、いまこの天然偽装赤女に姉妹の絆を見せてやる」ピッポッパッ


    1-3教室

    「うわぁ…お姉ちゃんから電話だ…」prrrrrrr

    「出たくないけど…出ないと1年教室まで乗り込んでくる…」prrrrrr

    優希「咲ちゃんどうしたんだじぇ?」

    穏乃「やっと学校終わったんだからはやく遊びに行こうよ!」

    「…ごめん、私ちょっとパス。これ持ってって」

    14 :

    キレた宥姉怖い

    15 = 1 :

    「はい…って携帯じゃん?持ってなくていいの?」

    「うん…お姉ちゃんから逃げなきゃいけないから」

    優希「…そっか、残念だじぇ。せめてもの餞にコレを持っていくんだじょ!」タコスッ

    穏乃「じゃあ私達は無駄に山を駆け上って照さんを霍乱させるから、安心して逃げててよ!」

    「うん…ありがとうみんな。この埋め合わせは必ずするから」

    「いいってことよー助け合い、助け合い」

    「それじゃあねっ!」タタタタ


    「……咲が電話に出ない」

    洋榎「そら当然やろ。今日5回目やで?」

    「特別な絆だからしょうがないね」

    「もしかして誘拐されてるのかも…様子を見に行かないと」

    洋榎「考えすぎやから。昼休みのときは出とったやん」

    「とにかく一年教室に行って来る!」

    「ま、まぁ…行くだけ行ってらっしゃい…」

    16 :

    照咲と聞いて支援

    18 = 1 :

    2-3教室

    「玄さん!匿って下さい!」

    「あれ、咲ちゃんいらっしゃい。またお姉ちゃんから逃げてきたの?」

    「はい…1年教室にいたら見つかっちゃうので」

    「照さんの心配性も筋金入りだね」

    「うぅ…心配性とかじゃないですよ。あれはもう病気です」

    「そ、そんな…お姉ちゃんのことを悪く言っちゃだめだよ」

    「照さんだって、咲ちゃんが大切だから過保護になっちゃてるんだと思うよ」

    「玄さんはもうちょっと姉という存在を疑うべきです」

    「疑うだなんて…お姉ちゃんなのに?」

    (あ…玄さんは宥さんに洗脳されてるんだな。なんとかしないと…)

    「……すみません、言い方が悪かったです。要はもうちょっと姉離れすべきってことです」

    「うぅ…それは…そうだよね…」ムムム

    「なんでも玄さん、未だに宥さんとお風呂に入ってるらしいですね」

    19 = 1 :

    「それがどうかしたの?」

    「姉妹とはいえ宥さんも高3です。そろそろ一人の時間を欲しがるころだと思います」

    「いつまでも甘えてばかりだと宥さんの為にもなりませんし、そろそろ自立すべきだと思いますよ」

    「うぅ…何も言い返せない。しかも年下の咲ちゃんに言われるなんて・・・」

    「でも、今行動しないとこの先ずっとこのままですよ」

    「うん…だよね…わかったよ。今日から少しずつ姉離れしてみるよ!」

    (これでよし…宥さんもお姉ちゃんと同類のはずだから…)

    絹恵「あれ、咲ちゃんやん!いらっしゃ~い。今日も大変やね」

    20 = 3 :

    「なんやダメ姉ばっかやんな!その点おねぇちゃんは最高やな!」

    21 = 1 :

    「こんにちは絹恵さん」

    「絹ちゃんおかえり。先生いた?」

    絹恵「おらんかった。てか胸見て言うな!…放課後すぐに日誌届けるって言うたのになぁ」

    「そっか…じゃあ咲ちゃんもいるし、教室で待ってようか」

    「すみません、ご迷惑をかけて」

    絹恵「迷惑やないよー。私らどうせ暇やしなぁ」ハハハ

    「そうだね、これで、お姉ちゃん同士も仲がよかったらいいのにね」ハハハ

    絹恵「案外仲良さそうに見えるけどなぁ」ハハハ

    22 :

    >>20
    おうきぬたそ

    23 = 1 :

    3-2教室

    「…ただいま」

    「おかえり」

    洋榎「おかえり」

    「咲、見つからなかったよ…」

    「よーしよし、惜しかったね」ナデナデ

    「うぅ…」ギュッ

    洋榎「今度はうちらも一緒に探したるからなー」ナデナデ

    「…ありがとう」

    「お前達、喧嘩してたんじゃなかったのか」

    「姉にとって一番辛いことは、妹が視界にいないことだから…」ブルルッ

    洋榎「特に家の中で妹とおられんのがいっちゃん辛いでなぁ…」ゾクッ

    「なら帰れよ姉バカ共」

    24 :

    菫さんは良心

    25 = 1 :

    洋榎「せやけどやっぱ、おかえりって言われたいやん?」

    「妹にお出迎えされるってことはね、妹に受け入れられてるってことだから」

    「………グスッ」ギュウウウ

    洋榎「よーしよし」ナデナデ

    「よーしよし」ナデナデ

    「…もうどうでもいいや」

    洋榎「そういう菫こそ、なんでここにおるん?」

    「日直だからだ。防犯の為、教室の鍵を掛けることになったんだよ」

    「そっか…じゃあここにいると菫に迷惑がかかる」

    「ならはやく帰らないといけないね…」

    「わかったなら早く出てってくれないか」

    洋榎「しゃあないなぁ…ほんならこの後は菫の家に直行ってことで」

    「了解」

    「了解~」

    「家に帰れ!」

    26 = 14 :

    頑張れ菫さん

    27 = 1 :

    下校中


    「今日はあったかくてよかった」

    「うん。お日様ぽかぽかだよ」ポヤーン

    「…やっぱり家に来るのか」

    洋榎「しかし、満更でもない菫だった」ボソッ

    「な、なんだと!?」

    照・「?どうしたの」

    「い、いや…なんでもない行くぞ」

    28 = 1 :

    洋榎「…なぁなぁ、どっちが好きなん?」ヒソヒソ

    「ぶっ」

    「菫、様子がおかしいけど大丈夫?」

    「体調が悪いなら、私達帰るけど…」

    「気にしないでくれ。むせただけで本当になんでもない」

    「そっか…じゃあ行こうか」

    「そうだね」

    (少しは遠慮しろよ…)

    29 :

    菫さん大変だなー

    31 = 1 :

    洋榎「それで、菫は照と宥、どっちのことが好きなん?」ヒソヒソ

    「うるさい。どっちでもないから黙ってろ」ヒソヒソ

    洋榎「なんでや。減るもんやないしええやろ別に」ヒソヒソ

    「お前だけ帰らしてもいいんだぞ」ヒソヒソ

    洋榎「なんやて!?もしかして…二人とも好き、なん?」///ヒソヒソ

    「うるさい。…そういうお前は好きな人とかいるのか?」ヒソヒソ

    洋榎「ん?絹やけど」ヒソヒソ

    「いやいや。姉妹的な意味ではなくてだな…」ヒソヒソ

    洋榎「絹やけど(マジキチスマイル)」

    「…わかった。もう聞かないから」ヒソヒソ

    洋榎「なんでや…うちかてたまには妹自慢したいんやで」

    「そのまま心の中に閉まっていてくれ…」

    32 = 1 :

    洋榎「ほんで、くどいようやけどどっちが好きなん?」ヒソヒソ

    「……案外、お前かもしれないぞ」ヒソヒソ

    洋榎「まじか…そら悪いけどごめんなさいやな。絹を裏切るなんて出来へんわ…(マジキチスマイル)」ヒソヒソ

    「………」

    「こないだ絹ちゃんに好きな人ができたみたいだと発狂し___」

    洋榎「そんなことが起こるわけ無いやろ」

    「………」

    洋榎「あーあー。わけわからん。わけわからんわー。…って、それうちのことかー!なんや安心やな」

    「………」

    洋榎「ん? どないしたん?」

    「別に。3人の中で一番お前がやばそうだなって思っただけだ」

    洋榎「そらおおきに~」

    「褒めてないから」

    33 = 1 :

    *******

    「それでね…玄ちゃんが今度来たとき、菫ちゃんの好きなご飯をお作りしますって」

    「いつもお姉ちゃんががお世話になってるんだから当然だよ…って屈託なく言うんだよ」

    「それは…その、申し訳ないな、うん…///」

    「本当に優しい子で、心があったかくなれるんだぁ…」ポヤーン

    洋榎「ええなぁ。玄ちゃんのお弁当おいしいって絹も絶賛しとるし羨ましいわ」

    洋榎「あぁ…家に玄ちゃんがおったらなぁ…」

    洋榎「絹は毎日美味しいご飯食べれるし、うちは絹の笑顔が見れる。いいことずくめやな!」

    「自分の力で笑顔にさせればいいんじゃない?」

    洋榎「それがかなわんからなぁ…。うちにできる事は自室の中の絹を見守ることくらいや!」

    洋榎「って、もうこんな時間か!はよ帰らんと絹が心配や!」

    「本当だ…それじゃあ、もう帰るね。ばいばい菫ちゃん、照ちゃん」

    洋榎「ばいなら~」ヒラヒラ

    「ああ、じゃあな」

    「また明日」ヒラヒラ

    34 = 22 :

    絹狂の洋榎ちゃんは新鮮

    35 = 1 :

    「ふぅ…やっと二人っきりになったね菫」

    「気色悪い近寄るな」

    「…菫さんお願いがあります!」ドゲザッ

    「な、なんだいきなり土下座なんて」

    「妹の気持ちをわかる方法を教えてください」

    「はぁ? それならお前達の方がよくわかってるだろ」

    「そんなことはない、姉と妹は違う存在。完全に理解することは不可能」

    「だとしても、実際に妹がいる宥や洋榎に聞いたほうがいいだろ」

    「それだけはプライドが許せないから無理」

    「それでなんで私なんだよ…」

    「だって、菫ってほらあれでしょ?恋愛マスター」

    「はぁ?」

    36 = 1 :

    「噂は聞いてるよ。下は10歳から上は子持ちの40代まで落とした女は数知れず」

    「早いときは数時間、遅くても一週間以内には落とす無敵のシャープシューター」

    「つまりは妹の心理も知り尽くしてるってことだよね。お願いしますっ!」

    「…はぁ。一体どこからそんな噂が出てきたんだよ」

    「えっ、違うの?」

    「当たり前だろ。第一、お前は誰からその話を聞いたんだ」

    「誰って…1組の石戸さんからだけど」

    「なっ…!」

    「その反応…噂は完全にでたらめではないってことだよね」

    「い、いいや!でたらめだ。あいつの話なんか信用するな!」

    「何を慌てふためいてるの?変な菫…」

    「うるさい!いいからこの話はおしまいだ!」

    37 = 3 :

    見栄っ張りすみれさん

    38 = 1 :

    「………」

    「な、なんだよ。まだ何かあるのか」

    「冷静に考えればそうだよね。菫が恋愛マスターなわけないか」

    「お前は急に喧嘩を売ってくる奴だな」

    「でもそうじゃん。もし仮に菫が恋愛マスターだったなら、速攻で宥を落としてバカップル振りをクラス中に見せ付けてるはずだもんね」

    「はぁ?どうしてそこで宥が出てくるんだ」

    「えっ、菫って宥のことが好きなんじゃないの?」

    「なわけないだろ。宥を好きになる奴なんて別のクラスか別の学年の奴だけだ」

    「えっ……うそ……」

    「何を驚いている…まさかお前、宥のことが…」

    「いや、そうじゃなくて…ってことは…菫が好きなのって………………私?」

    「気が狂ったか」

    39 = 1 :

    「でも洋榎が、私か宥だって言ってたし」

    「あんまりあいつの言葉を真に受けるな」

    「それに、さっきだって宥の話を楽しそうに聞いてたじゃない」

    「あれは…その…なんていうか///」

    「………」

    「な、なんだよっ///」

    「菫、もしかして………」

    「うるさいだまれそれ以上言うな」////

    「……………玄ちゃん?」

    「ち、ちがっ…………////////」

    「……………///////」

    「……う、うわぁ…///////」

    (わかりやすっ)

    40 = 22 :

    ほう

    41 = 14 :

    菫玄いいよー

    42 :

    ふむ

    43 = 1 :

    「えっ、うそ。本当に玄ちゃんなんだ。うわぁ…」

    「だ、だからっ……うぅ、誰にも言うなよ///」

    「わかった。なるべく気をつける」

    「なるべくじゃなくて絶対に気をつけてくれ///」

    「善処する…でも、どうして玄ちゃんを好きになったの?血みどろロシア帰りの妹だよ?」

    「いちいち宥を引き合いに出すのやめろ…」

    「だってどうしても突き当たる問題だからね。妹に恋人が出来たとなると命も狙われかねない」

    「命って…いくらなんでも言いすぎだ」

    「いや、私ならそうする。あと多分宥に協力する」

    「そこは私の方に協力してくれよ。麻雀大会でも協力してやっただろう?」

    「それとこれとは話は別」

    「このやろう…!」

    44 = 29 :

    菫さん本当大変だwww

    45 = 1 :

    「ていうかそこも疑問なんだけど…あれだけ麻雀大会で狙い撃ちして涙目にさせてたのに好きってどういうこと?」

    「好きな子いじめたいって菫、小学生みたい」フフフ

    「それはお前が、宥に姉妹対決させたくない、って頼んできたからだろっ!」

    「えー、そんなー(棒)」

    「ああもう。…だが確かに、玄ちゃんのことが好きだと気付いたのはそのときからだ」

    「おっ。それまではただの仲いい後輩だったの?」

    「…正直、少し気になるなと思ってはいた」

    「お前達3人と行動するようになってから、毎日のように妹自慢の話を聞かされて」

    「どいつもこいつも誇張ばかりしやがって姉バカどもが…と思っていた。宥の家に行くまでは」

    「………」フンフン

    「実際に玄ちゃんに会ってみたら本当に気立てがよくてニコニコしていて優しくてしっかりしていて…」

    「…(中略)…それで晩御飯までご馳走になってお茶まで出されて…可愛くていい子だなと思ってたんだ///」テレテレ

    「ふーん。まぁ、宥の洗脳が行き届いてるからね」

    46 = 1 :

    「それでそれで、麻雀大会で凹ませてどういう風に思ったの?」ワクワク

    「うっ…こればかりは本当に、絶対に誰にも言うなよ」

    「わかってるからはやく」ワクワク

    「…玄ちゃんの涙目をみたとき、罪悪感で胸がいっぱいになった。なんで照なんかの言うことを聞いてしまったんだろう、と」

    「だがそれと同時に、その…なんていうか少し興奮してしまったんだ」

    「この子の笑顔を守りたい…だが、涙目も見ていたい…相反する気持ちに押しつぶされそうになったとき、気付いたんだよ」

    「あぁ…私は玄ちゃんの涙目を自分のものだけにしたいんだな、と」

    「なるほどなるほど、なるほどー」

    「………」ピッ

     ボイスレコーダー『あぁ…私は玄ちゃんの涙目を自分のものだけにしたいんだな、と』

    「よっし、菫の弱みゲット!」

    「何やってるんだお前は!」ドゴッ

    「痛いっ!」

    47 = 1 :

    「それを渡せっ!」ドタバタ

    「渡さないっ!」ドタバタ

    「いいからよ・こ・せ!」グググググ

    「い・や・だ!よこしてもいいけど、条件がある!」ゴゴゴゴゴ

    「うぐぐぐぐ…はぁ、条件ってなんだよ」

    「…菫が恋愛マスターと呼ばれてるって話に戻る。その理由を教えて」

    「そして私に妹の気持ちをわかるようにして」

    「…はぁ、もうどうにでもなれ」

    「ちょっと待ってろ」ガサゴソ

    (…やっぱり何か秘密があったんだね。私の目に狂いはなかった)ニヤリ

    (ふふふ、これで菫に妹術を学べば、咲と昔みたいにキャッキャウフフfできるはず)ニヤニヤ

    「…あ、あった。これだ。ほら」

    「わわっ…て何これ、ゲーム?」

    「『妹ラブハーツ』?」

    48 = 1 :

    「俗に言うギャルゲーってやつだ。私と石戸はいわゆる、ギャルゲー仲間でな」

    「ギャルゲー?」

    「簡単に言うと、女の子を口説くゲームだ。それでもやって妹の気持ちを理解してみろ」

    「……なんだ、恋愛マスターってゲームの話だったんだ」

    「…」ムカッ

    「おい、照。お前はゲームだと馬鹿にしているかもしれないが、咲ちゃんの読む小説だってフィクションだろ?」

    「えっ、まぁそうだけど…」

    49 = 1 :

    「それに『妹ラブハーツ』はただのゲームじゃない。全国の妹ファンを虜にした妹萌えのバイブル」

    「作られたものとはいえ、ありとあらゆる妹の要素が含まれている」

    「逆に言うならば、そんな作られた妹像さえ理解できない奴には姉を名乗る資格がないだろうな」

    「何?菫は私に姉失格とでもいいたいの?」ガタッ

    「やってみればわかることだろ。クリアできなかったらそういうことだな」

    「…菫は私を怒らせた」

    「そうか、それはすまなかったな」シレッ

    「…待ってろ、今日中に終わらせて咲とのいちゃいちゃを見せ付けてやるからな…!」ダッ

    50 = 3 :

    翌日そこには萌え萌えになった照の姿が!


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